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次に、怪談作家の宇都郎・しかたろうです。
この番組では、私が行っている怪談売買所で買い取った、世にも奇妙な体験をされた方のお話をお届けします。
今回のお話は、ダブルさんという女性が小学生の頃に体験されたものです。
ダブルさんの自宅は、周りに他の家がなく、田舎によくあるようなポツンと建っている一軒家でした。
夜ともなると、ほぼ完全な静寂が包み込む住み心地の良い我が家。
そこに、怪異が忍び寄ります。
ビデオを見ながら待っていたのですが、私の家は動物がいるので、周りから隔絶されている感じの、結構遠く離れている家なので、
そもそも人が通るとか、近所の人と会うとか、全然なくて、結構孤立したような家に住んでいたのですが、
その時に、ちょっと道路が目の前に砂利道があるんですけど、
その砂利道っていうのが家にちょっと入り組んでて、なかなか人が通らないような砂利道なんですけど、
その砂利道沿いに、当時飼ってたワンちゃんをつないでたんですよ。
ビデオを家で見てたら、急に外から犬の鳴き声がして、
なんだろうって思って、鳴き声を聞いてたんですけど、
突然頭の中に、どこかのおばあちゃんがうちのワンコを触っているっていう光景がいきなり頭に浮かんで、
あれ?って思って、でも正直別にその時怖いとか全然不思議だなとか思ってなくて、
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なぜかその状況をものすごくすんなり受け入れている自分がいて、
で、どっかのおばあちゃんがもしかして遊びに来て、触っているのかなとか思って、
でももう外真っ暗だし、ちょっとおかしいなとは思って、外に出てみたんですよね。
そしたら、砂利道の誰もいない方向に向かって、当時飼ってたワンコがずっと鳴き続けていて、
どうしたの?って声をかけたら、ちょっとほっとしたような顔をして、
一瞬鳴き止んだんですけど、すぐにまた同じ方向を向いて鳴き出すので、
あれ?どうしたんだろう?って思って、その日はとりあえず暗くなってたんで、
また家に帰ってっていう感じだったんですけど、不思議だなと思いつつ、
父親が帰ってきた時に、実はこんなことがあってさっていう感じで、
たまたま喋り出してみたら、それ本当?って言われて、本当だよ、なんで?って聞いたら、
父親も同じようなことを体験していたらしくて、それが何だったかっていうと、
平日、私が小学校に行っている間に、父親が家で在宅ワークをしてたんですけど、
仕事してる時に、外から子供が2人ぐらい遊んでるような声が聞こえて、
私と同じような感じで、頭の中にキャッチボールしてる子供2人、小学生ぐらいの子供2人と、
その声がパッと頭に浮かんで、あれ?誰か子供来たのかな?って思って庭を見渡すんですけど、
当然誰もいないし、平日の昼間の時間帯なので、私が帰ってくることもありえないし、
なんでだろうって最初は不思議に思ってたらしいんですけど、そこから2,3回連続で起きたらしくて、
それが続いたんで、さすがに怖いなって思って過ごしてたらしいんですけど、
私たち兄弟がおじいちゃん家に行ってしまって、お父さんが1人で夜中まで仕事してたみたいなんですけど、
部屋を出たすぐ横に2階に通じる階段があって、お父さんの仕事してる真上の部屋がお兄ちゃんの部屋なんですけど、
もう2時とかだったんで、さすがに寝るかって言って、寝ようと思って部屋から一歩出ようとした時に、
階段上の部屋から低い男の人の声で、おいって言われたらしいんですよ。
それで気のせいかなって思って、もう一歩出ようと思ったらまたおいって言われたみたいで、
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え?って思って棒を持って天井をどんどんどんってやったらしいんですよ。
そしたらバサバサって音がしたんで、一瞬鳥かって思ったらしいんですけど、
その次の日の朝、その夜はもう怖くて行けなかったらしいんですけど、
その次の日の朝に上に行って窓を確認したら、全部鍵閉まってたっていうのがあって、
それもなかなか怖かったですね。
それから私の家、何回かその後も不思議な説明がつけられないようなことがあったので、
今でもあれは何が原因だったかわからないですけど、
もしかして私の家に何かあるのかなっていうのはその時に思いました。
ダブルさんの自宅で起きた2つの回遺でした。
一つは屋外、一つは屋内。
どちらにしてもそこに住む者としては歓迎できるものではないでしょう。
まず屋内でお父さんが体験された話に目を向けてみましょう。
ダブルさんの家は隣近所から離れていますので、
よその家から響いてきたものではなく、しかも明らかに2階から聞こえてきたといいます。
気になるのは不審に思ったお父さんが棒で1階の天井をついた時に2階の部屋から聞こえてきた音。
大きな鳥が羽ばたくような音がしたそうです。
低い男の声と大きな羽音。
この2つから連想されるものといえば天狗があげられますが、
他にそれにつながる事実がないためそこまでの判断はできません。
ダブルさんの家は山間にあるわけでもなく、
この声と羽音の主についてはわからないというのが妥当でしょう。
次に屋外の会議について考えてみたいと思います。
ダブルさんとお父さんが別々に体験されました。
2人とも家の前に誰かが来た気配に気づくのですが、
外を確認する前に外の様子が頭の中にまるで映像が投射されるように映し出されたというのです。
それはビジョンや原始と呼ばれるものなのかもしれません。
ダブルさんは静止画、お父さんは動画だったそうで、
それぞれおばあさんと2人の子供の姿が見えたんだとか。
このように目で見るのではなく、
頭の中に展開されるイメージでその存在を感じ取るという体験は、
実はさほど珍しくはありません。
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霊の姿が見える、いわゆる霊感があるという人に話を聞くと、
霊の見え方は人によって違い、大きく分けて2種類あるようです。
1つは視覚で捉える人、目で霊の姿を見ることができる人です。
言葉通り霊が見えるということです。
こういった人たちは日常の風景の中に死んだ人の姿まで見てしまうため、
場合によっては今見ている相手が生きている人なのか、
死んでいる人なのかの判断ができないこともあるそうです。
そしてもう1つがダブルスさんの体験と同じ、
頭の中のイメージとして捉えるパターンです。
これは人によって細かな違いがあり、
完全に頭の中に映像が映るという人もいれば、
眉間のあたりにスクリーンが浮かび上がり、
そこに映った映像を見ると説明する人もいます。
また実際に目で見ている光景に、
霊の姿がARのように重なって見えるという人もいます。
実は私もこのようなイメージで何かの存在を見たという経験は何度かあります。
初めてそのような経験をしたのはもうずいぶん前のことになりますが、
ある工場に勤めていた頃のことです。
週に何度か倉庫に資材を取りに行くことがありました。
とても大きくて天井も高く、電気をつけても薄暗い薄気味悪い倉庫です。
ある時一人で誰もいないその倉庫に入り、
必要な資材を探していました。
倉庫の一角、通路の奥に普段使っていない扉がありました。
その扉の手前には小さめのダンボール箱がいくつか詰め上げてあるのですが、
突然その箱と扉の間に小さな男の子が立っている様子が頭の中にイメージとして湧きました。
どこかの幼稚園の制服姿なのでしょう。
白いシャツに紺の帽子と釣りズボンを身につけています。
そんな男の子がじっとこちらを見ている、そんなイメージでした。
不思議なことに、ダンボール箱は扉にぴったりとつけられているので、
そんなところに立つことなどはできないにもかかわらず、
その子供の立ち位置に不自然な感じはしないのです。
また幽霊の目撃報告にはよくあることですが、
顔だけがはっきりとは見えないのです。
服の形や背恰好など他の部分ははっきりと見えるにもかかわらずです。
ただ、その子が私の顔をしっかりと見ていることだけは確かなのです。
頭の中に突然現れたこのイメージはとても強烈で真に迫っており、
単なる勘違いや思いつきなどではない、
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実際にそこにいる存在を捉えたものだという確信を伴うものでした。
ゾッとした私は探していた資材もそのままに倉庫から逃げ出したのでした。
それ以来年に数度そのような体験をするようになったのです。
ではこの現象は一体何なのでしょうか。
実際にそこには目に見えない存在がおり、
それを私たちの第六感とも言うべき未知の感覚が捉えているのでしょうか。
それとも脳の不調だとか何かの病気、
あるいは電磁波などの空間に存在する目に見えない何かの影響なのでしょうか。
今のところどう判断してよいのかわかりません。
しかし視覚や聴覚など人には五感がありますが、
それら五つの感覚では捉えきれないものを感じてしまうことはあるのかもしれません。
例えば予知夢や胸騒ぎ、理由のわからない確信や自信など、
そういった感覚にとらわれ、そしてそれらが当たっていたといった経験は、
誰しも一度や二度はあるはずです。
目に見えないにもかかわらず感じるものに人の気配がありますが、
これは純正電界と呼ばれる人の体を包み込んでいる微弱な電界を感じ取っているのではないかと推測されています。
もしもこういった目に見えない微弱な信号を感じ取る能力を人が持っているのだとしたら、
あとはそれを脳がどう処理し、どう認識するかだけになってきます。
視覚で捉えた光景に混ぜて認識するのか、聴覚で音として認識するのか、
あるいは脳内映像として認識するのか、
そうやって認識すれば、認識したものをどう判断するかです。
自分にとって危険なものなのか、そうではないのか、
危険なものと判断すれば恐怖心が湧くでしょう。
少なくとも倉庫であの男の子のイメージを見たとき、私は怖いと感じ逃げました。
自分の身を守ることにつながるのであれば、このような感覚は歓迎すべきなのかもしれません。
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来週も水曜日の18時に最新話を更新します。
それではまた次回お会いしましょう。