1. ハートに火をつけろ by ANRI
  2. #022 誰もがポテンシャルを発..
2025-02-20 31:48

#022 誰もがポテンシャルを発揮できる世界へ。経済的分析から見えた女性起業家の可能性とは【ゲスト:MPower Partners ゼネラルパートナー - キャシー松井さん】

今回のゲストは前回に引き続き、MPower Partners ゼネラルパートナーのキャシー松井さん。MPower Partnersを立ち上げるに至った経緯から女性起業家の可能性、さらにはキャシーさんが思い描く今後の展望まで熱く語っていただきました。

※本編内で、Mpower Partnersの「代表」とご紹介しましたが、正しくは「ゼネラルパートナー」となります。


●エピソード詳細

・オープニング

・MPower Partnersを立ち上げた経緯

・大きなキッカケとなった父の病

・Mpower共同代表2人との出会い

・大企業という確立された組織にガバナンスや多様性を浸透させるのは難しかった

・日本初のESG特化型ファンドが誕生した理由

・日本は人材プールも資源も技術も潤沢だが活かしきれていないと感じていた

・ファンド立ち上げて約4年で感じたこと

・スケールの大きいスタートアップ企業が増えることが大切

・経済的分析から見えてきた女性起業家の可能性

・人生観が大きく変わった癌診断

・一人一人がポテンシャルを最大限発揮できる世界を作りたい

・エンディング


▼本編内でキャシーさんが紹介している記事のリンク

https://www.mpower-partners.com/blog-jp/hidden-investment-opportunities-venture-capital/


●ゲスト紹介

キャシー松井

アメリカ カリフォルニア州生まれ。日本人の両親の元で育ち、ハーバード大学を卒業、ジョンズ・ホプキンズ大学の修士号を取得後は、日本でバークレイズ証券に就職。4年後、ゴールドマン・サックスからヘッドハンティングされたことをきっかけに転職し、そこで日本初の女性パートナーまで昇格。現在は、2021年に村上由美子、関美和と共同で設立したMPower Partners Fund L.P.でゼネラルパートナーを務める。


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●制作

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00:05
ハートに火をつけろ。
こんにちは。創業期のスタートアップ投資に特化したペンチャーキャピタル、ANRIの代表、さまたANRIです。
この番組では、毎回様々な企業家精神を持った方をゲストにおいてし、企業背景や目指す未来など、
その人を突き起こす熱について、深く掘り下げていきます。
今回は前回に引き続き、MPower Partners代表のキャシー松井様にお越しいただきました。
キャシーよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
前回、キャシーがどんなバックグラウンドで生まれて育ってきて、
そして、ゴールドマン・サックスについて、
ウーマノビクスというのをなぜ提唱されたのか、みたいな話をしていたんですけれど、
今回、MPower、MPowerって何年前にスタート?
2021年5月、立ち上げました。
2021年にMPowerを立ち上げるところの、結構僕びっくりだったんで。
みんなびっくり。
ゴールドマンを退院されて、MPowerを立ち上げるところになったのか、
みたいなところから伺えればなと思います。
私が26年間、同じ会社、バークリー・ショーケンスの全職も含めて、
日本株スタジスの職、30年間もやりつけましたというか、これ以上。
もちろん、見事に私が退職してから、ボーンと日本株が最高値打ちましたので、
もう悲しくてしょうがないんですけれども、それを置いておいて。
当時ですね、2020年頭ぐらいに、私もちょっと卒業したいということが、
実は私の父がアルザイマーズ認知症に診断され、
すでにそういう老人ホームみたいなところ、アメリカに住んでましたので、
ただ私、4人兄弟の中、唯一1人海外に住んでいたので、
なかなか家に帰れないことも多かったし、
ちょっと柔軟的な、より柔軟的な生活を目指していたんですけれども、
なかなかGSにいる間は難しかったのが正直一番大きかった。
ただ残念ながら、私が退職する2020年12月末の3週間前に、
血が急になくなったんですよ。
その前に、私のパートナーの2人、村上ゆみ子さんと関美和さんと、
3人とも、それぞれキャリアジャーニーが違いましたけれども、
長年の友人だったんですね。
私とゆみ子さんはゴールデンサックスで、彼女営業だったんですけれども、
私は16年間一緒でした、働いていたのは。
03:02
ゆみ子さんと関美和さんが、ハーバードビジネススクールの先輩後輩ですけれども、
1年違いで友達。
実は関美和さんが、私の日本株のお客さんでしたんですよ。
彼女はアメリカの投資顧問会社の日本の支店長でございましたので、
考えてみれば、もともとこの業界というか、
その投資銀行というか、証券会社の世界の中には、
あまりシニアレベルの女性、そもそもいないので、
私と3人が、いろんな接点があって、友人になってたんですよ。
あと、もっと面白いのは、3人とも実は、金融家の娘なんですね。
先ほど私がご説明した父の話をしたんですけれども、
実は村上美子さんのお母さんが、
なんと48歳で、ドラッグストアチェーンを島根県で起業したんですよ。
今、鶴河ホルディングスの下にあるんですけれども。
なるほど。
すごい、女性起業家当時だったし、
あと関美和が、実は旧姓は松尾。
松尾製菓ってご存知ですか。
チロルチョコの家族です。
九州の。
だから、私たちが親の背中をずっと見ているじゃないですか。
起業家ってどんなに大変なのか。
ただ、それはすごい、自分らの起業家に対する尊敬も生まれた経験でもありましたし、
あと、実はもっと面白いのは、3人とも同じ歳と付き合われたんですよ。
だから、数年前から、由美子さんが日本に戻った時から、毎年お祝いディナーするんですよ。
そのバースデイディナーの、2019年か忘れましたけれども、
残りの人生ね、どうしようかという話になって、
由美子さんと美和さんが私に、
キャッシー、ちょっと一緒に、金融×スタートアップ×何かっていうアイデアがあるんですが、
一緒にしませんかと。
いろいろお話、何度も何度もしました。
結果、でもあれはね、何のトラックレコードもないし、
いきなりBCに入る、ファンド作る、どんなに大変なのか。
だから、ある程度の差別というか、殻がないと無理ですよと。
そこで、私どもがずっとやってきた、私の場合、リサーチで、コープレート・ガバナンスとか、ダイバーシティというか、
こういうことって、何十年かけて私、大企業にいろいろ訴えてきたじゃないですか。
ただ、なかなか大企業っていう確立された組織を、意識変化というか、行動変容につながるのは、
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どんなに難しいのか、肌でもずっと感じてきたので、
より早い段階、つまり、大人ではなく、ティーネイジーの段階のスタートアップに、
こういう要素を実装していくことができれば、
よりスケールブル、より加速できる成長につながるのではないかという仮説に基づいて、
日本初、ESG十字架とのエンパワーパートナーズファンド、共同で作りました。
ものすごいびっくりした記憶がある。
もちろん、私たちのバックグラウンドから考えると、なぜ?っていう。
今まで、そんなにスタートアップの発言をしている認識がなかったから、
そうですね。
突然。
そうですね。
ただ、共通の問題意識、我々持っていたのは、私アメリカ人ですし、
ユミコさんとミワさんがすごい海外との関わりが多かったので、
どう考えても、外から日本を見ると、
人材、すごいタレントプールが、すごい質が高いタレントもいますし、
技術、すごい最先端技術、あるいは基礎リサーチ、ものすごい素晴らしいものがいっぱいあります。
シーズンいっぱいありますし、あと資本が豊富な国。
確かに。
だから、台所に材料が用意してあるのに、
なんでこの次世代のマグニフィス7とかガファームとか、
そういう企業が生まれないのか。
不思議でしょうがないと思ったんですね。
よくいろいろ調べ始めると、いろんな発見が出て、
やっぱりグローバルマインドセットがちょっとまだ足りない、
ダイバーシティの男女だけではなく、本当に考え方の多様性がちょっと足りないとか、
あとグロースステージのキャピタルも足りてない日本とか、
さまざまな問題点が出てきて、
じゃあ私たちが仮にファンドを作った時に、
ちょっとこういうギャップというか、
生めることができればいいかなと勝手に思いました。
3年ぐらいやって、ほぼ4年トライしてみて、
その初期の仮説とかから比べて、今はどういう地点にいるとか。
最初ね、正直こういうESG、Juicy型ベンチャーキャピタルファンドやるぞっていう時に、
本当に中に、これってちょっと早くない?とかね、
外からも言われたこともあったんですが、
だって大企業がなかなかESGを実装するのがまだ大変なのに、
スタートアップ?無理でしょっていうことだったんですが、
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実は、ちょっとセレクションバイアス効いてるかもしれないけれども、
私どもに来るファウンダーたちの意識、マインドセットが結構前向きなんですよ。
ESGの重要性、しっかりしたガバナンスとか、情報セキュリティとかプライベシーの方針、
ちゃんと確立されていることとか、リーダーシップに対応性があるかないか、
あるいはカーボンフットプリントをどこまでね、まず測ってるかどうかですね。
だからESGのYの部分、結構理解度が意外と高かったんですよ。今でも。
ただ、わからないのは、そのHowのところ。
どういうふうにこれをもっとね、改善できるかっていうところで、そこが私たちが伴奏してあげて、
いろいろお手伝いしていきますので、ちょっと最初と今やってきた中で、
そこが一番ポイントかなと思いますね。
あとは、アンリーさんもいろんな、いつも公演とか、いろんなイベントでご一緒させてもらってるんですが、
やっぱり、たとえば2年前ですか、アンドリー・ソン・ホロウィッツさんと一緒にイベントやったんですが、
何度も何度もベン・ホロウィッツさんに日本人が質問を聞かれたのは、
アンドリー・ソン・ホロウィッツ、いつ日本に積極的に投資しますかとか、オフィス構えますかとか、構えていきますかとか。
彼の答えはシンプルで、明日からでもオフィス開きますよ、あるいは投資できますよ。
ただ、投資できる、彼らのスペックというか、彼らの投資規模に合うような案件があれば、
明日でも投資できますけれども、ちょっとそこまで至っていないという問題だけなので、
本当に素晴らしい企業家、日本にたくさんいらっしゃいますけれども、
スケール感というか、もう少し規模を大きくできれば、プライベート・エクティもKKR、ベイン、カーレルいらっしゃるじゃないですか。
ただ、トップティアのグローバルBCはまだですね。
それ私はちょっといいかもしれないけどね。
エコシステムのエボルーションにとっては、やっぱりいろんな参加者、
グローバルスタンダード、グローバル目線も入れた方が、結構質的に良くなるかなと思っていますので。
確かに。
そこがまだ、これからですかね。
もっと競争が激しくなればいいなって、ずっといつも思っている。
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BCもそうだけど、200ミリオン預かって、それを5000ミリオンとかにできますかとか、
そういうテーマというか、200預かって5000にできるかっていうレベルの企業家がいっぱいいれば、
必然的にどこの世界のBCも一生懸命来て、必要だったら究極的には日本語もラーニングしてくるはずなので、
素晴らしい会社、スケールの大きい企業がどんどんできてくれば、
全部解決するなと思いながら、いろんな会社を投資していく。
シルコンバレーといつも比較しちゃうんですけれども、無理ですよ。
もっと良いパラレルはフランスとかね。ヨーロッパ大陸じゃないですか。
似たような企業文化、似たような社会、フードとか。
で、フランスとか北欧、昔全然企業買って、あるいはベンチャーに就職するなんて、
もう恥ずかしすぎて、親が絶対友達に言わなかった時代あったじゃないですか。
今はかっこいいとかね、すごい成功例も出てるからこそ、そういう憧れのエコシステムになってるんです。
日本は手前というか、入ったところかなと思いますので。
まさにね、僕も去年聞いて一番なるほどなと思ったのがニクラス。
アトミクのニクラスが日本に来た時に、彼はEUというマーケットでどうやって来たかって話をするじゃないですか。
それが一番参考になった正直。
やっぱり素晴らしい、ベイエリアのVCっていうのは、なぜベイエリアが今こうなってるのかって誰も興味なくて、
こういうルールだからやってなきゃだよって言うけど、ニクラスはEUっていうマーケットを、
ヨーロッパっていうマーケットをなぜこういう風にしてきたかっていう。
あの話の方が全然日本人とは学びになる。
相性はいいですね。
すごくコンペティティブなマーケットでどう勝つかじゃなくて、
このマーケットをどうやって作ってきたかって話があったから、やっぱり彼は本当にすごい参考になった。
そうですね、テンプレートになれますね。
そうなんだよね。
キャシーと僕は、多分特にダイバーシティとか女性起業家とかの活動の中で、いくいろいろ話すことが多いけれど、
女性起業家、日本でいろいろ応援してきて、今どういう機会があるとか、なんか思うこととかってある?
はい、実はちょうど年末に共同パートナーの関美和が書いたブログ、ぜひ皆さんA社のサイトを見てください。
そこに、いわゆる本当の投資団のでかい機会って、誰も見てない隠れたところが一番おいしいじゃないですか。
そのコンテクストの中で、日本の女性起業家があるかなと私たち思ってるんですよ。
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説明しますと、まずベンチャーファンディング100としたら、何パーセント女性起業家に配分されていると思いますか?
金額的には、5パーとか10パーないんじゃないかな?5パーぐらい?2パー!
2パーセントですよ、わずか。海外も実は2パーセントぐらいですから、どこも低い。
そうすると、おととし2023年、トータルベンチャー調達額が7500億ぐらいかなと思うんですが、かける2パーセント150億。
そのうち、BC、いろんな金額がある。BCだけだいたい4割でしたら、60億円しか女性に行ってない。
一般論的には、女性起業家にBCとしてベットするのが、儲からないと思うんですよ。それ一つの通察。
ただ、我々がね、2020年から23年の間のIPOを実施した会社を、男性創業、女性創業を分けてみたんですよ。
累積調達額に対して、女性のIPOの実家総額が平均男性より1.5倍、高かったんですよ。
調達額、割らなくても、アプソルートベースでも高かったんですよ。
なるほど。
見てください、数字。
面白い。
それがExitの時ね。
じゃあEntryの時はどうかと言いますと、我々のスタートアップデータベースだと思うんですけど、
全部のシリーズ、ステージごとの男性、女性の創業の会社のバリューエーションを出してみたんですが、
一律、女性の方が安い。
なるほどね。
どのシリーズ、どのステージでも。それは想定通りだと思うんですが。
ということは、入り口で割安で入れる。出口でプレミアムで出られるっていうのが、こんな美味しいアプローチの機会は世の中ありますかね。
僕そのアプローチすごい素晴らしいと思ってて、アナリスト的だし、さっきのウーマノミクスも同じだけど、
人権問題みたいなロジックじゃなくて、経済的なオプチュニティとして語るってすごい大事じゃない。
ですから、決してこれは、かわいそうだから資金配付しましょうっていう話では全くなく、
英語でYou're leaving money on the tableですよ。
なるほど。
そのことですよ。あと、女性起業家そんなにないですよと。
実は、2023年の年の女性起業家が創業した会社がトータルの25%ですよ。
25%対お金もらっている、BCからもらっている2%。ちょっとギャップじゃないですか。
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確かに。
本来であれば同じ比率なのに。
ですから、さまざまな偏見というか、ミスパーセプションというか、存在しているからこそ、
すっごいこれは美味しいとは思いますね。
アンリーさんもね、いろいろ女性起業家がすごく応援していらっしゃるから、素晴らしい。
単なるそういうダイバーシティのためとかではなく、儲かりたいから投資していると思いますね。
それはすごいわかる。
僕らも3、4年前からスタートアップの女性起業家を取り巻く空気が変わってきたなと思っていて、
本当に優秀な人たちがリーズナルに起業していくことがすごく増えた。
これは何かなと思ったときに、
共働きがものすごく当たり前なカルチャーに、
特に20代から30代前半の人たちが変わってきているときに、
起業の受け止められた方も全然変わってきていて、
合理的なキャリアで女性が起業していくというのが、結構できてきたなと思っています。
僕、パートナーで起業していますけど、
13年前で、僕たち10年前に子どもができていますけど、
10年前にスタートアップで10億円とか上達している人って、
育休という概念が存在しなかった。
僕ら日本中全部の事例を調べたけど、なかった。
全くなかった。
でも今って当たり前だし、資金調達前にこういうタイミングで考えていますとか、
当たり前のことだし、結局改善する必要はあってないし、人生なんだから。
というので、すごく変わってきたし、
まさにマニオン・ザ・テーブルじゃないけど、
今、儲かると思っているし、
多分、儲かりだしてみんなが来た時は遅いから、
今やればって思う。
僕たち、2012年にスタートアップ投資して、
2015年ぐらいからディープテックのシードってやってて、
みんながやらないマーケットを先にやることで、比較的いい結果を取れてきたの。
そういう意味では、女性共感投資って、今みんな一生懸命やればいいのにって思うかな。
それは合理性の中で。
ただ、当然すべてがバラ色ではなく、いろんなしがらみというか、
ネットワークが弱いとか、
男性って、特に日本の場合、もう同じサークルの方とか、
なんでもいいですけれども、自然にスタートアップだけではないですよ。
全体としては、ナチュラルの男性同士のネットワークがすごい強いですね。
素晴らしいと思う。
ただ女性はなぜか、なかなか横のつながりを作るのが苦手か弱いのか、
21:03
本当にどの領域でも同じだと思うんですけれども、
それをもう少しお手伝いというか、助けが必要かなと正直思いますね。
すごくわかる。僕ら女性企業家にたくさん投資させてもらってきて、
彼女たちの挑戦とか話とか聞いていくと、
ほとんどの答えが、情報が来ていないということに帰結する。
やっぱりマイノリティとは何かというと、情報が回ってきにくいということなんだと思っている。
なので僕ら今収録しているサークル、オフィスを作っていて、
女性企業家こそ入れている。
それは少なくとも僕らは情報が早いし、
いろんな企業家入れて、情報が早い企業家の情報が回ってくるから、
情報がマイノリティな人たちのどうやって解決するかというときに、
物理的に近くにいるというのが、僕は一つの方法だと思っている。
素晴らしい。まさにインナーサークルに入れることによってね。
そして、これ過渡期の現象で、必ずしも全てがハッピーではないと思っているんだけど、
すごく伸びている女性企業家は、パートナーがスタートアップの人が多い。
これは一時的な情報の不足をパートナーから補給しているんじゃないかなと思っている。
これはすごく面白い現象だし、でも過渡期かなと思う。
これ過渡期の情報で、そうじゃなくても情報が取れるような時代になっていくべきだと僕は思っているから、
そうなっていくといいなって思いながら応援しているかな。
面白い。
面白いんだよね。
我々がちょっとしたリサーチしか行っていないので、
もっともっとこの辺の日本の女性のみならず、外国籍の企業家も、
韓国人とか中国人もたくさん、我々も会っていますので、
本当に優秀ですごいアンビッションもすごいでかいので、
ぜひ彼らと彼女も応援したいなと思いますね。
本当にそう思う。
あとはもう最後に、キャッシーが個人的な野望というか、
これから挑戦していく中で、世の中に何をしていきたいか、もたらしたいかとか、
こういう世界が実現したら人生楽しいなっていうことってありますか?
そうですね、私の人生の中で一番転換期になったのが、
36歳の時にガンに診断された時なんですよ。
でもちょうど私が前の年、どうでもいいランキングですけど、
当時アナリストにとって大事なインスティテューショナル・インベスター誌のランキング1位を獲得し、
そして同年にゴーマン・サックス日本の初女性パートナーに昇格されたんですね。
24:01
すなわち、私がオン・トップ・オブ・ド・ウォールという存在で、これはもう全てと思って、
見事に翌年、ガンに診断され、「嘘でしょ?」とも言うしかなく、
娘が生まれたばかりなので、彼女まだ0歳児になってて、
8ヶ月休んだんですよ、仕事から。
実家のカリフォルニアに帰って、治療をいろいろ全部やったんですけれども、
やっぱり当然考える時間がたっぷりあって、それまで私は生活も走ってるばかり。
息する間がなく、仕事じゃなければ子育て。
睡眠時間もどうでもいい、出張も年の半分くらい、飛行機に乗ってたので、
やっぱり当たり前ですけれども、何が私にとって一番大事なのかということが、再度考え直すきっかけになったんですね。
そういう経験したからと思うんですけれども、いわゆる治療を終えて、復帰して、
本当に毎日朝起きて、私クリスチャンですけど、毎朝あと1日くれて、神様ありがとうということで、
神様に生かされてもらったので、
だから私が何を、それまでの人生を自分のため、自分の数のためだけに頑張っていたのが、
初めて他人のこと。もう少しね、社会とか。
その病気の前までは、まあ65歳まで働いて退職してから、世の中なんかいいことをやるぞっていうパターンのライフサイクルとか考えたのが、
36歳で死ぬかもしれないということを直面し、明日ないかもしれないっていう、ちょっともうガラッと変わったんですね。
その時から、今でもずっとやってきている、いろんなヒーレー団体の活動に応援したり、
バングレッジになるアジア女子大学、私も親が大学行ってないので、私と兄弟は初、大学進学した世代じゃないですか。
アジア女子大学の学生さんも、初進学する学生さん、教育がどんなに人生を変えることなのか、自分で経験しましたし、
あと環境保護のチャリティも、いろいろ手伝ってあげていますし、
私は一人の人間として何をできるか、もちろん限られていますけど、私もっともそれこそ熱意、パッションを持っているところだけにフォーカスして、
27:05
前はもう何でもかんでも、はいはいはいって受けたんですけど、それあまりにも薄すぎて、
集中投資、いわゆる私の時間のこれが一つ大きいチャンク、これが一つ大きいチャンクだけに集中してやっていけば、
もう少しリターンも出ますし、私のインパクトを感じられるということになったので、
もちろん若い頃でみんな一生懸命、おそらくこの番組を聞いている若者って、自分のこと、自分の未来しか考えないのは普通、当然だと思うんですけれども、
本当にどんなに私が恵まれた人生にいただき、私がもらった本当に運が良かった、タイミングが良かったことを、やっぱり次の世代に、
ということを常に考えるようになったのが、その時でしたんですね。
だから私のビッションは、もちろんエンパワーをもっと大きくしたいし、本当にすごい才能のある企業家、できるだけ数多く応援したいし、もちろんその中で女性も特にそうですし、
やっぱり一人一人の人間って、ポテンシャルを最大化できる世界を作りたい、単純に言えば。
だから、例えば私の友人山崎直子さんって、アストロナウトの日本人の女性で2人目。
さっき検索したら、アメリカ人の女性アストロナウト、56名いる。日本は2人しかいない。
すごい差。
だから日本の女性、日本の女の子が将来、アストロナウトになれる。社長にもなれる。首相にもなれる。
確かに。
世界を作りたい。
なるほど。
娘さんいるでしょ?
いる。
彼女もそういう夢を持ってほしいでしょ?
うん。
それは私も娘と息子両方いるので、そういう世界。
こういうダイバーシティとか、もちろんやることいっぱいあるんですが、本当にその言葉が必要ない世界を作りたい。
確かに。
一緒に頑張りしよう!
頑張ろう!熱い!
まあでもそうだよね。分かる。
僕もやっぱり娘生まれて、すごい娘が物心を作った時に、企業って女性側のものじゃないでしょって言われたくないなってすごい思う。
でもお母様が素晴らしい企業家ですから。
でも私は何でもなれるのであるっていう気持ちで、娘が物心を作る時に思っていてほしいし、
30:07
そういう社会であったら素敵だし、そうじゃない社会だったら子供に申し訳ないなって子供たちの世代に。
そうですね。
すごく感じるかな。
面白い!
私たちの責任が重いよ。
確かに。やっぱりキャッシーは熱の人だったってことがよく分かりました。
ありがとうございます。
ということで、今回もキャッシー松井様にお越しいただきました。
僕が何となく思ってたキャッシーのパッションっていうのも、さらに100倍パッションがある人で、ものすごい楽しかったです。
キャッシーいかがでしたか?
楽しかったね。なかなかこういう会話はできないじゃないですか。
普段テーマがやっぱりあるから、すごく僕も楽しかったです。
はい。番組ではメッセージを募集しています。
ポッドキャストの感想や私様と兄の質問、今後の希望ゲストなど何でも寄せてください。
また、案理では企業相談や資金調達の相談を受け付けています。
どちらも番組概要欄にホームのリンクがありますので、そちらからお送りください。
それから、XなどSNSでもぜひ感想をつぶやいてください。
ハッシュタグはハッシュハートに火をつけろでお願いします。
それでは次回も楽しみに。
圧倒的な未来をつくるのは君だ。
ハートに火をつけろ。
31:48

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