企業している他の方々とか見ていて、特に前回のゲストのヤスカネさんが、ラクスルをここまで大きくして、そこからチャレンジしているのを見て、もともとラクスルにもグリーで投資をさせていただいていて、
そこからですね、自分よりもちょっとのタイミングの差ですけど、後から来た人がより大きくなっていって、チャレンジしているのを見て、これは自分も自分に問いましたね。
やっぱりあれは刺激的だったんですか?
いや、そうですよ。
それはなんですか?ムカつくとかなんですか?
全然ムカつかないです。むしろ応援で、あえて言うと、自分に問いかける。自分はこの後とても恵まれたコンフォートゾーンにいていいの?みたいな感じで考えますね。
本当に、だから企業家的もの好きなんだなと思うのは、松本さんと話したときに、ジョーシスのリリースを出したタイミングで、このストラクチャーとかやり方について話を聞きたいというのが、上場企業の社長から複数人来たってきて。
でもすごいわかるんですよね。僕本当にあれは、今回の入門のストラクチャーもそうですけど、上場企業の経営者という責任を負っていくっていう気持ち、経営者としての気持ちと、企業家で、更から無条件で一直線でやりたいという気持ちっていうのは両方あっていいと思うんです。
ただ、無責任に抜けるってやっぱ無しじゃんみたいなときに、ギリギリのところで両方に対してしっかり責任を取れるというか。っていうのを、特に松本さんはすごく長い間そのやり方を考えた中でトライして、結果的に今のところ上手くいってると思うんですよね。やっぱね、みんなそういうのを考えるんだなっていう。
最善のやめどきっていつだろうって、難しくってないなと。ただコンディションはあると思っていて、安金さんの場合も私の場合も後を引き受けてくれる人がいて、ここへの感謝はめちゃくちゃ大きい。この人たちがいなかったら、この人たちが背中を押してくれなかったら、この挑戦はできていないので、まず仲間に感謝。
なんかその、やっぱりシリアル企業家みたいなテーマで投資させてもらうときに、いろいろ考えるんですよ。いろんなこと考えるんですけど、やっぱりその現職に対する責任っていうのは考えるし、ここの筋を守れる人かっていうのはすごい大事なんですよ。投資してた後に良かったなって思う瞬間は楽しそう。これすごい大事で。
それ見てるんですね。
だからこの前の挑戦で僕すごい安心したんですよ。これね、結局いろんな責任とかを背負って言って文脈を作るじゃないですか。一方で、その会社に集う人たちは、この指止まわれて社長がいるじゃないですか。社長が楽しそうって超大事だなと思ってるんですよ。
僕はすごく興味、シリアルたくさん投資させてもらってたんで、すごく興味が見たのは、初期はこの仲間たちを呼んだんだなっていうのをそれぞれ、この人とあの人どのストーリー繋がったんだっけとかを見ながら、この人たち繋がったんだなっていうのをすごく見てたんですよ。
自分がトップでやるさらからの勝負の時に誰を一番身内に置きたいんだっけってのって結構これ人間が出る。
そうですね。
結果的に僕の場合は、メルペ一緒にやっていた曽我さんが、僕が挑戦をするって言ったら、もう自分もメルカリ離れるっていう風に言ってくれて、すごく僕と全く違うタイプの。だからこそいいなと思って。
意識的にちょっと自分が今まで働いたことがなくても、自分と違うカラーを持って、この会社の可能性を広げられる人がいいなと思って意識をしています。
COOに入ってくださったハルナさんは、Uber Eats立ち上げをやってウォルトをやっていて、今まで僕のキャリアとスタートアップコミュニティともちょっと違うんですけれども、この事業をやった時に絶対に必要だというのと、やはりこのテーマに情熱を持ってくださっていたので、
お話しして、1週間悩んで、これどうかなと思ったら1週間後にやるって連絡が来て、本当に初期の仲間集めという意味では僕は恵まれてるなと思いますね。
規制の動向は1、2週間おきにどんどん変わっていって、読めないんですよ。
仮想通貨級ですよね。いろんな産業を見るじゃないですか。こんなに細かく微細にルールが動いていくのって、しかもオールドな産業なのに。仮想通貨級のこの動きのクイックさ。
この半年でめちゃくちゃ変わっていって、しかもこれからも変わっていくと。最初一期一会みんなしてて、それで1週間ごとに経営方針が少しずつ変わっていくじゃないですか。
ただ、何ヶ月かやっていてみんなで、これは振り子のように常に絶望と希望とを行き来するなというので、これにあんまり僕らが振り回されないようにしよう。
大きくはこの議論が今までされていなかったところから、健全にいろいろなところで議論がされるようになっているから、重力と同じで、やっぱり世の中が求めていく方向には、障害もあるし、まっすぐはいかないかもしれないけれども、時間が半年なのか5年なのかもわからないけれども、動く。
そこについては、今まで止まっていた時計が動いているっていうことは信じられるので、じゃあその中で自分たちがベストな手を打ち続けたらいいんじゃないか。
これ一方で、安里さん以外の投資家の方とかだと、ニュースを見て不安になる方とかもいて、安里さんちょっと話をさせてくれっていう方はいるんですけれども、これはもしかすると今までいろいろな業界を見てきたので、ちょっとだけ心臓が強くなっているのかもしれないです。
そうですね。
それが自分たちを前向きにさせているかなと思います。
僕はすごく今回ニューモの取り組みは素晴らしいなと思うのは、ニューモはタクシー会社であり、タクシー配送会社でありライドシェア会社だったっていう。
なので、ここの産業のオルタナティブじゃなくて、保守本流も全部持った上で課題解決やっていくじゃないですか。
これね、良い。
ありがとうございます。
7年間ぐらいですね、長い国土交通省さんの対話の結論としてはですね、このやり方は良い。
本当にいろいろなアプローチを考えたんですが、やはりこのタクシー業界の中からやっていくのが一番良いだろうなと。
そこにペインがあると。これは乗客の立場だけではなくて、ドライバーさんの供給の問題なので、そこの現場を見た上で解決した方がいいというふうに思ったのと、
やっぱりこれはメルカリで金融事業をやったからだと思うんですが、暗号資産の2017年ぐらいからの一連の動きも見ていきました。
その後、いろいろなフィンテックの会社がロンダリングですとかの対策や本人確認をして、そこにちゃんとルールに沿った上で事業をやるという会社の方が結果的に伸びた。
そうなんですよ、深い。それはね、深い。
この学びはやっぱり大きかったですね。
存在としては産業を良くするためのオルタナティブである必要があるんですけれど、一方で二項対立にしない。したくなっちゃうんですよね。
古い産業はクソだって言いたくなっちゃうところが、別にそれってでも別に、その人たちはその人たちに努力もあるし、守ってるものもあるし、責任があるときに、
それは何も見ずにディスられたら怒るわっていう。
そこをちゃんと自分たちもやって理解した上で、ただやっぱりやってみたから言えるみたいなところがあって、やってみましたけれどもこれもっとDX必要ですよねとか、
やってみて、実際にデータ見ると、あれ、これ言われていることよりもこちらの方が安全じゃないですか、とかいうことは、
当事者であるからこそ、そこにその発言に責任も伴うし、実際にリアリティも出てくるなと思って、
今回は本当にどっぷりやってみようということで、運行管理の試験も受けて、実際にタクシー会社の経営管理や運行管理もやっていますし、
大阪のタクシーセンターにも通って、大阪の乗務員証というのをいただいて、1日だけですけれども、お客様を実際に乗せるというのをやってみました。
確かにインドネシアとかグロースして人口が爆発しようとする国とはまた違うタイプの交通の課題が出てくるので、
それに即時サービスが出るという。
これは間違いなく人手が自動運転やロボットに置き換わっていく時代が、
これ自分たちが思っているよりもある時に、去年の生成AIのようにある時にポンって変わるんじゃないかなと思っていて、
それまでに今のこのテーマをやっておかないと、
移動についてのいろいろなデータを持って、それを活用して何かをやる基盤を作っておかないと、
それは日本でやる企業が本当に出なくなっちゃって、これはまずいなと。
むしろ逆にそれができていると、その先にいろいろな形でデザインができるので、
かなり面白いことがやり続けられるんだろうなと思っています。
確かに。
ただ自動運転の会社と自分たちの会社が融合していくみたいなのは、ロードマップとしてあるんだろうなと。
そうですね。
テスラもそれこそタクシーサービスやれば車の価値がまた変わるっていう、
自分が使っていない間は勝手に自動運転のタクシーになっていればいいじゃんっていうのを言っていたんで。
この不動産だけではなく、車が徐々に証券化されたり、トークン化されたりしていって、
所有と権利みたいなところがもっと民主化されていって、
そこで人々の行動が変わったり、実際そのフリートが変わったりっていうことはこれから起きるんじゃないですかね。
なんか2015年ぐらいにそれをなんとなくイメージしたときに、いやーこれいつになるんだろうと思ったんですけど、
今2024年で見てみると意外と油断すると1年で効かねないというか、
初期的にはもう来年ぐらいに一旦回ってますね、あらあらだけどみたいなのは起こり得る可能性がある。
今それぞれのパーツはすでにありますよね。
これが再構成されて、実はライトシェアだけじゃなくて、ライトシェアとフィンテックと自動運転みたいなものが全部組み合わさると一気に変わって、
あれ?なんかライトシェアと議論してたけど、リープフロッグ起きたねみたいなことが起きかねないのが2020年代後半から30年の間に。
怖いですよね。
どこかできますよね。
生成アインの話なんて、これもう2,3年とか、4,5年は後かなと思ったけど、ある日突然来たじゃないですか。
イノベーションリープフロッグって本当に来るな。
そして僕ら一般的なイノベーションとかの専門家だと思われてる人たちが全く予見できなく突然来るんで、恐ろしいですね。
分かってた人たちは何人かいるっていう人たちがまた次の時代のフロントランナーになっていて。
本当に僕らも早くこれをやっていって、その未来が来るってとこから逆算して絵を描き始めないと、それなんかできなくなってしまうので。
そこについてはワクワクとともに早く会社作って、それ手掛けていかないとなっていう健全な焦りがありますね。
いいですね。
ということで、今回もNUMO株式会社代表取締役CEOの青柳直樹様にお越しいただきました。
青柳さんともうずっとお世話になってるんですけど、とにかく今が一番楽しそうだなっていう。
今が一番いいし、青柳さんと2012年にそこで関係を持たせていただいて、これにつながってるっていうのが嬉しくないですか。
エモいな。
いいですよね。やっぱそれが当時はLPという形ですけど、関係性が変わる中でまた新しい形で挑めてるっていうのが、これが一番の報酬というか。
お褒美ですよね、これ。
お褒美ですよね。
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