1. 写真と万年筆のイチゴカメラ
  2. Ep19. 芸術大学の通信教育で写..
2022-03-24 1:08:12

Ep19. 芸術大学の通信教育で写真を学ぶ(shinobu)

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芸術大学の通信教育部で美術写真を学ばれているshinobuさんをゲストにお招きして、入学のきっかけ、授業内容などをお聞きしました。

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イチゴカメラは、カメラ・写真が好きな一神 友郎(Tomoo Ichigami)がお届けするカメラ雑談プログラム。フィルムカメラから最新デジタルカメラの話題、写真表現についてなど、幅広く興味の赴くままに話します。同じ趣味を持つ方々とコミュニケーションとりつつ、その愉しさ、奥深さを共有していければと考えております。

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EOS R5C、届いてましたね。
本当はこれEOS R5Cだったらよかったんですけど、これEOS RPなんですね。今EOS R5Cは、妻がちょうど同じ時間でビデオ鍵被っちゃって、そっち今リビングの方で使ってます。
なんと贅沢なウェブカメラ。
テストとしてアップされてたYouTube動画とかでも、映像も綺麗だし、あと手ブレ補正が効きがすごそうだなと思って見てました。
そうですね、まあまあ手ブレ補正効くんですけど、やっぱりカメラをパンした時とかっていうのがちょっと遅れてついてくる感じがあるんですよね。
その辺はやっぱりソニーの方が自然だなっていうのはありましたね。
EOS RPとかでもそんなに期待してなくて、確かに手ブレ補正はまあまあ効くんですけど、絶対FCとかでもそうだったかもしれないですね。
ちょっとパンした時とかに遅れてついてくる感じで、静止して撮ってるとかっていう時には結構効いてるんですけど、
カメラを振った時の自然な動きっていうのはソニーとか、僕あんまりお店で触ったりとかしたことないですけど、
パナソニックとかの方がその辺はやっぱり自然なのかなっていう感じがしますね。
なるほど。でもなんか嫌な揺れはなかったですね。歩きながら撮ってる時とかも。
そうですね、それはそうですね。気になるのはやっぱり振った時になんか、もうちょっと慣れればそんなに問題がないかも。
いいですね。このレンズもまた24-105mmF4で、レンズ側にも手ブレ補正がついてるっていうやつですもんね。
そうですそうです。
僕も今日新しいレンズが届きまして、Zの24-120mmF4で、わりと最近出たやつ。
最近出たやつですね。
それがすごい楽しみではあるんですけど、ただ手ブレ補正がレンズ側についてないんですよね。
あーなるほど。
だいたいそのぐらいのスペックだと、ソニーも24-105mmF4でOSSついてましたからね。
できればつけてほしかった感はあるけど、まあまあサイズを優先したのか。
まあでもボディ側についてますもんね、Z6とか。
そうですよね。それでどこまでいけるかはちょっと検証しないとなとは思ってます。
R5Cはボディ側についてないので、そこだけが残念なんです。
あーそうかそうか。
そうなんですよ。
そうですか。
R5からそこが削られてる感じですよね。
そうか。
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そうなんですね。その辺からちょっと把握できてなかった。
だから動画だと、もちろんスチルだとレンズ側しか使わなくて、動画だと、あれレンズ側も使うのかな?どっちだったかな?
ちょっと忘れちゃったんですけど、ボディ側は電子手振れ補正でいくっていうのが。
一時期話題になったR5の広角レンズを使った時のこんにゃく現象みたいなとか、
あとはおそらくセンサーの冷却のためにも固定されてる方がおそらく都合がいいっていう話をよく聞いてて。
センサーが完全に浮いてるってわけじゃないですけど、ボディから連結されてる部分が少なくなるので、冷却が難しいみたいなことを聞いたことがあります。
なるほど。いいですね。
はい。
どうですか?ちょっと使ってみての感想は。
やっぱりいいですね。いいですねっていうのを期待してた部分は、R5っていう本当に元々のスチルの部分のR5、4500万画素で、オートフォーカスとかもすごくて、
っていうところと、またシーンのカメラの部分っていうのを結構期待していたので、両方ともすごい満足度が高いですよね。
もちろんどちらかだけを撮った時に、R5が今一番いいスチルのカメラかっていうともちろんそうではなくて、
で、そのシネマカメラの部分も、例えば動画のカメラっていう意味でも一番いいかって言うとそうじゃないんですけど、やっぱり一つのボディにあってそれ一台だけでできるっていうのはかなりのメリットで、
それは今の時点だと、なかなか他のカメラでないんですよね。Z9とかも結構同じような感じだと思うので、似てるような動画もすごいですし、もちろんスチルの部分も解像度も高くて、
っていうので、今で言うとシネマカメラ的な部分とスチルの部分でうまく一台に入ってるっていうのはその2機種ぐらいしかないんじゃないかなと思っていて、そういう意味だとすごくいいですね。
ちょうどR5とBlack Magicの6Kが合体したような感じのイメージで。
現時点の僕にとってはかなり理想的なカメラではありますね。
RPと比べたらどうですか?
RPと比べると、RPはRPですごく良くて、やっぱりサイズがとてもコンパクトなのにフルサイズで2600万画素ぐらいでそこそこの解像度があって、
あとはサイズと、僕が一番驚いたのはRPで撮った同じ設定で撮った写真とR5シリーズで撮った写真が左右で切り取ってくっつけるとトーンの繋がり方が全く同じなんですよ。色味とか。
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この辺がCanonの素晴らしいおそらくこだわりなんだと思うんですけど、
Sonyとか、例えば僕が前使ってたS3とその前一つ前に使ってたα7Ⅲかって言うともうなんか色味って全然違ったんですよ。
もちろんそれはSonyがちゃんといいと思ってやってることなんで別にそれはいいんですけど、
僕が狙ってたのは同じ今回の移行で目的としてたものの一つとしてはサブのカメラとメインのカメラで同じような色味というかカラーサイエンスで撮れてると後々やっぱり今僕その写真を学んでる中で一旦アウトプットの一つがこの紙なんですね。
そこへのプリントへの調整というか追い込みの段階で、もちろんその技術的には例えばSonyのα7ⅢとS3で撮った写真を合わせるとか、
Sonyで撮ったものとCanonで撮ったものを合わせるとかっていうのはもちろんできるんですけど、やっぱりかなり技術的には高いレベルの技術が必要で、それをちゃんと揃えてやるっていうのは結構難しくて。
やっぱり普段からいろんなメインのカメラとサブのカメラを出かける場所であったりとか用途に応じて使い分ける上で色が揃って、ベースのスタートチェーンが揃ってるっていうのはすごい助かるんですよ。
そこから同じように追い込んでいけるっていうのが、そこが一番Canonすごいなって思ったところです。
たぶんおそらくその辺はNikonさんとかCanonのあたりはお仕事で使ってる方が多くて、たぶんある程度一貫性があるところだと思います。
確かにやっぱり二大メーカーはやっぱりその辺もちゃんと頑張って、他には頑張ってないわけじゃないけど、基準が違うかもしれないですね。
あとR-P、全然10万円のフルサイズのカメラとは思えないぐらいに写りも良くて、全然パッと見R-5Cとよく見比べないとわからないぐらいのちゃんとして綺麗な内容を出してくるので。
差はあるとしたらやっぱりその解像度の部分とか、あとはオートフォーカスがやっぱりR-5Cはすごく良いので、その辺の違いはありますね。
僕もAPS-Cのエントリー機的なやつを各社のやつ揃えていろいろ使ってたのが、CanonはKISS M2じゃなくて初代の方を買ったんですけど、最初舐めてたんですね。
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本当の初心者が使うカメラだろうと思って使ってたら良くて。
ズームレンズもRAWで撮ってもJPEGでも全然歪んでないんですよね、ズームレンズも。
キットレンズなんて歪むものかな?みたいなところがあったんですけど、歪みもなくRAWのまま割と使いやすいデータになってて、他のメーカーだと感じたことない感じがしましたね。
RFマウント?RFマウントのAPS-C機が出たら欲しいですね。
気になりますよね、出るっていう。
KISS M、EFMマウントでしたっけ?
もうレンズも全然出てないし、あんまりやる気ないんだろうなって感じがしますもんね。
そこはちょっと楽しみなとこではありますね。出るでしょうね、今年かどうか分からないけど。
R7とかっていうのは噂で出てますよね。
なるほどね。
楽しみですね。
はい、ということで今回は前回お聞きできなかった、何と言えばいいんでしょう?学生生活。
学生生活。
どこから聞いていきましょうかね。今まだ3月だから。
1年目です。
そうですね、この間収録終わった後、ちょっと僕も聞いちゃったから、改めて入学のきっかけからお聞きできればと思います。
はい、どこから話せばいいんですかね。
ことの発端はコロナですよね。コロナになる直前ですね、2020年の2月末で僕は全職の仕事を辞めまして、
本来であればそこで辞めて、3ヶ月くらい次の仕事までに、次の仕事への就職活動も含めて休んで、
でかつ妻と一緒に旅行ですね、世界一周旅行、もうこういうタイミングじゃないとできないので、世界一周旅行をして、
で、次の職場にまた就職活動をして、働こうっていうふうに、っていうプランだったんですよね。
なるほど、そんな計画があったんですね。
そうそう、その計画だったんですけど、ところがちょうどもう仕事を辞めたあたりからもどんどんコロナの猛威が広がってきて、
とてもそんな状況じゃなくて、とはいえもう少し半年とか様子を見てたらコロナも収まって、
その頃は世界中みんなそう思ってたと思うんですよ。
計画通り旅行に行って、また仕事を始めようっていうふうに思ってたんですけど、全然終わらなくてコロナが。
12:03
じゃあそうした時にどうしようかなと思っていて、例えば妻の仕事を手伝ったりとか、そういう感じで過ごしてはいたんですけど、
なかなかコロナ終わりそうにないねってなった時に、それでも旅行はこういう仕事と、ある仕事と仕事の間ぐらいじゃないとなかなか行けないので、
もうちょっと我慢して待ってみようかっていうふうにしてたんですけど、
ただずっと待ってるだけでもあんまり、より有意義な時間の過ごし方っていうのを考えた時に、
以前から今入っている京都芸術大学の通信課程っていうのは知っていたんですけど、
そういう大学で勉強するのもいいんじゃないかなっていうふうに思って入学を決めたんですよね。
休んでる間に大学で学び直すとか、働きながら大学で学び直すっていうのは昨今皆さんがよくされてることだと思うんですけど、
じゃあなんで芸術大学なのかっていうところだと思うんですよね。
一つは、僕はもともと写真を十数年前ぐらいからやっていて、
芸術みたいな分野になんとなく興味があったっていうのもありますし、
あとはちょうど10年前ぐらいに東京のお茶の水にある写真スクールに通ってたんですよね。
そこのスクールっていうのがどういうことを教えてくれるかっていうと、
例えば写真専門学校とか、芸術大学の写真を教えてくれるようなところで教えてくれる写真のカリキュラムの中の写真表現っていう部分を教えてくれる写真スクールだったんですよ。
単にカメラの使い方とかポートレートの撮り方みたいなものを教えてくれるんじゃなくて、
表現としての写真を教えてくれるっていうところに10年ぐらい前にたまたま見つけてそこに通ってみて、
本当にその自己表現みたいな部分の写真の撮り方とかっていうところを10年前ぐらいから2年間ぐらいそこに通って学んでたんですよ。
より芸術的なっていうとちょっといろいろ語弊があるので難しい表現なんですけど、
より表現としての写真っていうものには10年ぐらい前からちょっと馴染みというかあったんです。
よりそこの部分と芸術全般ですね。
例えば芸術の歴史であるとか写真の歴史であるとか、最近の現代アートであるとか、
15:02
芸術全般みたいなところを学んでみたいなと思って、今回大学の入学を決めたんですね。
さらにやっぱりそういうふうに思ったっていうのはもう一つ大きな刺激というかあって、
僕ちょうど2年前ぐらいからYouTubeとかいろいろやってらっしゃる大石由加さんのコミュニティに入らせていただいていて、
そこに集まってきてる方もいろんな方がいらっしゃるんですけどもちろん会社員でYouTubeで動画を作ってる方もいらっしゃいますし、
例えばファッションの業界で布を染めるみたいなお仕事をされてる方もいらっしゃいますし、
プロのカメラマンというかアーティストとして活用されてる方もいらっしゃいますし、いろんな方がいらっしゃるんですよね。
あとは全然、例えば視界衛生師さん。視界衛生師さんなんだけど、ウェブの制作ができる視界衛生師さん。
とにかくいろんな属性の方がいらっしゃって、そこからいろんな刺激を受けてですね、
アートとかそれ以外のところの刺激を受けて、そういうところの刺激というか投資もあって、ちょっと大学で学び直してみようかなというふうに思って、入学を決めました。
卒業後、仕事で写真に携わりたいとか、そういう思いもあるんですか?
今でいうと、例えば写真で成形を立てるっていうのはそんなに考えてなくて、いくつか理由があって、
一昔前に比べると写真だけで成形を立てるっていうのはものすごく困難になってるんですよね。
多分そこが変わってきたのが、よく聞くのがデジカメの時代になってから、昔はフィルムで写真を撮って撮影をしてできるっていうのはものすごい特殊技能だったわけですよね。
やっぱりそこがデジタルになって、一段階多少ハードルは下がって、たくさんの人たちが参入してきて、
っていう意味でも、少し職業的にカメラだけで食べていく、写真を撮るっていうことだけで食べていく、商業撮影ですよね。
っていうことで食べていくっていうのは結構難しいことであるのと、あともちろん写真の関係で成形を立ててる方っていうのは、
本当に自分の作品を売るとかっていうことだけで成形を立ててる人ももちろんいらっしゃるんですけど、
やっぱりそこで生きていけるのってかなりの少数派で難しくて。
あとは写真家の渡辺さとるさんっていう方がいらっしゃるんですけど、その人のYouTubeのライブとかで、
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よくこれから写真で食べてきたんですけどどうしたらいいですかって質問を受けたときに、
結構彼ははっきり言ってて、もうそういうことが簡単にできる時代じゃないので、
例えばもう本当に一つ何か自分で食っていける仕事があって、
それとは別に写真を撮っていく、例えば写真家っていうのはもう職業じゃなくて生き方だからっていうことを言ってらっしゃるんですけど、
僕はそれすごいしっくりきてて、作品を発表していくっていうのはいろんな生き方があって、
もちろんずっと職業として写真を撮りながら作品を発表していくっていうのもありますし、
他の仕事をやりながら写真を日常の中で作品を撮っていって発表するとかっていうのもありますし、
いろんな大人なんで生きていかないといけないじゃないですか、生活して。
いろんな方法があると思っていて、その意味だとやっぱり現実的に長く写真を楽しんだりとか、
長く写真に作品を作って発表していくっていうのは、他の仕事をやりながらとかやるっていうのがおそらく現実的だと思っていて、
多分僕も卒業後はきっとそういうような感じで、何かこう世の中に作品を出していくっていうのをやるんだと思います。
今までの写真の歴史とかを見ると、やっぱり結構他のお仕事をされながらずっと日々撮っていて、
それが歴史に残るような作品になっているって方も結構いるみたいなので。
30過ぎてからカメラマンに転身したみたいな話もちらほら聞きますもんね。
そうですよね。
入学の動機をお聞きしましたと。何年間学ぶことになるんですか?
うちの大学が本当に最短だと2年間です。卒業できるんですよね。
2年間で卒業できるパターンっていうのが、既に大学を卒業しているとか、大学とか短大とか専門学校を卒業していて、
今の京都芸術大学に3年次で編入してくるみたいな感じで入ったときには、最短で2年間で卒業できます。
もしくは普通の大学に1年生から入るパターンと同じ4年間で卒業するパターンですね。
あとは普通の大学と一緒で、単位が取れなければどんどん留年というか、卒業前に時間がかかるじゃないですか。
っていう部分は他の大学と全く一緒で、実際にはうちの大学の通信課程で働きながら学んでらっしゃる方もたくさんいて。
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あとは仕事を定年で終わったんですけど、辞めてその後ゆっくり学び直しみたいな感じで、自分のペースで学び直されてる方もいて。
例えば3年次の編入だったら、確か最長で5年間在籍できて、その5年間の間に必要な単位を取って卒業できる。
最短4年のコースで入学した場合には確か7年間かな。だからそういう感じで卒業すればいいので。
僕はどうしようかと思ってるかというと、3年かけて卒業しようと思ってます。
ちょうど今1年終わって、次2年目が終わって、3年目は一番大きな卒業政策っていう科目があるんですけど。
最短で2年間で卒業するっていうのはかなりハードだし、卒業政策にかけられるパワーっていうのが減りそうなので。
そこの3年目に卒業政策だけを残して、卒業政策はちょっとゆっくり時間をかけて卒業しようかなっていうふうに思ってます。
なるほど。ではどのようなことを学ばれているのですか?
ちょうどほぼほぼ1年間終わったんですけど、そこの間に学んだことで2つというか、2パターンなんでしょうね。
写真の専門的な部分とそれ以外の部分っていうのがあって、僕は美術家写真コースっていう写真専門のコースなので、
専門の必ず撮らないといけない単位とそれ以外の美術大学で全般的に学べるような共通的な科目があって、
写真の専門の部分だと最初のほうは本当にカメラの使い方みたいなところもあってとか、
あとはデジカメのミラーレス一眼とか一眼レフでもいいんですけど、レンズキャップに小さい穴を開けてピンホールカメラを作ってそれで撮影する実習とか、
あとはですね、こういう大きな欧版カメラ、僕はシノゴっていう4×5インチなのかな、大きいけ、はがきサイズ大ぐらいのフィルムを使うような布をかぶって撮るようなカメラの撮影の実習だとか、
そういうのが技術的な実習ですね。あとはスタジオライティングとか、そういう技術的なものと、あとは写真の歴史であるとか、あとはみんなで美術館に写真とかですね、それ以外の展示を見に行って、
それに対してディスカッションをするみたいな、より美術的なものとか、あとは自分で仮のポートフォリオを作ってみて、それを講師の人に見せて批評してもらうとか、
24:16
だんだんカメラの使い方みたいな技術的なものと、作品をどのように作っていくかとか、作品をどのように見るかとか、そういうところを学んでいくっていうのが、写真コースの専門的な部分をこの1年間でやってきました。
もう一つは、美術大学で学べる全般的なアートというか、芸術全般の知識で、それは西洋の美術の歴史であったりとか、芸術全般の考え方というか、みたいな授業であったりとか、
僕がちょっと興味があって取ったのは映像史ですね。動画とか映像、映画の歴史の授業ですね。本当にあれが1800年代の後半ぐらいから始まった動画とか映像の歴史みたいなものを学んでいくっていうような授業で、
もともとは映画って音がない、サイレント映画って呼ばれてるものから声がついたりとか、カラーになったりとか、アニメーションであったりとかっていうものの歴史を学んだりするような授業とか。
あとは写真とかもそういうものに関係ないところで言うと、デッサンの授業も僕は取ってみてて、それはもうめちゃくちゃ楽しかったですね。僕は子供の頃とかもずっとそうなんですけど、絵を描くっていうことにものすごい苦手意識があって、絵が下手くそだと今でも思ってるんですけど、絵を描くことにすごい苦手意識があったんですけど。
せっかく美術大学に入って入ったんだから、なかなかデッサンを教えてくれるっていうような機会はないので、勇気を出して行ってみたんですけど、めちゃくちゃこれが良くて。
僕が思ったのは、デッサンの授業っていうのを小学校とか中学校とかで、もし必修であったら、みんな絵の描き方が好きになったりか絵の苦手意識とかがなくなるんじゃないかなと思うんですよね。
それぐらいすごいいい授業だったので、この1年間の中で一番受けてよかったなっていうか、写真の専門コースの科目以外で受けてよかったなって思うのは、例えば一つはデッサンですね。
デッサンもそうですし、例えばライティングの講座的なものとか、通信でどのようにして学ぶわけですか。割とフィジカルな要素が強いと思うんですけど。
そうですね。実は通信と言いつつも、スクーリングって実際に対面で受ける授業っていうのが、大体平均すると月に1回ぐらいある。土日をほぼ丸々使って受けるっていう授業が平均すると月に1回ぐらいあって。
27:19
デッサンとかもそうですね。もちろんこの時代を反映して、Zoomを使って受ける授業もあるし、ながらデッサンもZoomで受けられるんですよ。っていうものもありますし、今年、今年、今年度、2021年度は対面でライティングの授業があったんですけど、その前の年2020年はどうやらライティングもZoomでやったみたいなんですよね。
ただ、やっぱり現場に行っていろいろ教えてもらうとか、自分でライティングのところで写真を撮るっていうことはちょっと体験としては落ちると思うんですけど、基本的にはスクーリングっていう対面の授業もあるんですよね。
ただ聞くところによると、2022年度からはもう完全にZoomというか遠隔だけの授業でも卒業できるように変わったらしくて、だからそういう意味で言うと、今までは通信制の大学とはいえ、東京と京都の本当のキャンパスがあって、東京にもサテライトキャンパスがあって、
どちらかで全部の授業は受けられるんですよ。つまり、今まで言うとそこに通える人じゃないとダメだったんですけど、なので現に沖縄の方とか北海道の方とかもスクーリングの時だけ飛行機とかで移動してきてていう方もいらっしゃるんですけど、やはり皆さんが皆さんでそうできるわけがなかったんですけど、
2022年度からはもう完全にオンラインの授業だけで卒業できるように変わるらしいので、もしこれを聞いている方で興味がある方がいたら、たぶんまだ出願して入学っていうのは4月の2月で間に合うはずなんで、ギリギリ。たぶん間に合うはずなんですけど、検討してみるといいと思います。
その月1回のスクーリングは東京のサテライトキャンパスに行ってたんですか?
そうですね。僕は主に東京のサテライトキャンパスに行ってて、1度か2度ぐらい京都で受けたいと思ってた授業があって、京都でしかないやつもあったんですよ。それを受けたいとは思っていたんですが、去年それがもうコロナの影響でなくなってオンラインになっちゃったりとかして、
ただ基本的には東京で受ける人は東京だけで卒業できるし、京都の人は京都だけで卒業できるっていう感じにはなってます。
東京のサテライトキャンパスの授業は京都の授業をそこで見るんですか?それとも東京で講師の方がいらして実施してくれるんですか?
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講者ですね。つまりもう別々の講師の方がいらっしゃって、そこで例えばライティングとかも東京のスタジオでライティングセットを組んでくれて、組み方を教えてくれて、そこで実施をするみたいな、そういう感じです。
なるほど。
京都と大阪で担当の先生は違うみたいで。
そのライティングも遠隔でやるとかってなったら、カメラをどう置こうとか、講師の方のセッティングがすごい気になるところですね。
それが気になりますね。僕は対面で受けたので。
講師の人によってその配信の上手い下手もありそうな予定になるように何かしてるんですかね。
正直言うと、もともとオンラインでやるっていう風になってる授業、座学系の授業ですよね。
のクオリティはまだそこまでは高くなくて、聞いてる方からするとちょっとストレスだったりとか。
っていうこともなくはないですね、正直なところ。
そうですよね。座学ならまだ耐えれても、ライティングとかでいろいろ難しそうですよね。
難しそうですよね。
何個もカメラあって切り替えながらとか、なかなか難しいでしょうしね、リアルタイムで。
確かにね。どうやるんでしょうね。気になるところではありますけどね。
傾転カメラだとちょっとつらいですもんね。
なるほど。
遠隔のzoomを使った授業でもデッサンの授業があるみたいで。
家でそれぞれ書いて、それをカメラで撮ってzoomのチャットで貼り付けて。
なるほど。
講師に送って、それで見てもらったりとかアドバイスをもらうっていう方法らしくて。
なかなか、僕はデッサンも対面の授業に行くことができたので、
実際に見てもらって、ここはこう直したほうがいいよっていうのは先生が直接自分が書いたものに上に書いてくれたりとか
っていうところができたのですごい良かったんですけど。
ただデッサンも遠隔のzoomでやる授業っていうのもあるみたいで、なかなか先生も生徒もそれは大変そうだなっていうふうには。
本当ですよね。
やっぱり直接直で隣に来て教わっていると言葉以上のものが何か伝わりますもんね。
あ、良くなかったんだなっていうのが良くなかったって言われなくても何か伝わるみたいな。
そうです。
そうか。なかなか大変ですね。お互い先生も生徒も。
大変だと思いますよ。
篠田大学本当にとはいえ、座学で自分で教本を見ながらとかネットで学校のシステムに入って動画を見ながら学ぶっていうもの。
33:06
すごいシステムがよくできていて。
アーカイブがある感じですか?
アーカイブがあったりとか。クオリティが高いんですよ。
西洋美術史みたいな授業あるんですけど、それはコンテンツをNHKなんとかっていうNHKの映像制作をやってるところがすごいちゃんとしたやつが作られていて、めっちゃくちゃいいんですよ。
なので、自分が撮ってない科目の動画とかも僕なんか流し見で見たりとかしてて。
あとは、先ほども言いましたけど、授業のシステムとかもよくできているので、結構お勧めですね。
いいですね。授業ってリアルタイムでやる必要があるのかっていう気がしてきますよね。それだけ通信になってくると。
あとはリアルタイムでやることのいいことって、例えば質問ができるとかそういうことじゃないですか。もちろんリアルタイムですぐ思いついた質問をパッと聞けるっていうのはいいんですけど。
ちゃんとリアルタイムじゃなくて、別々で動画を見ながら出て、疑問点とかも、例えば質問するシステムとかがちゃんとあって、そこに書くと結構すぐ返してくれるんですよね、先生が。
そういう点でもよくできてはいるなっていうふうに思いますね。
あともう一つ気になったのは、今1年経って3年生が4年生になるって感じなんですかね。その時に定期的に試験ってありますよね。
はい。
試験ってどのような形で行われるんですか。
いくつかパターンがあって、本当に普通の大学と似たようなもので言うと、一定の試験期間に自分でオンラインのシステムにログインして受ける試験っていうものもありまして、一定の期間内にレポートを提出しなさいっていうものと、
あとその組み合わせで、ここからこの間にまずレポートを出してください。その後にこの間に試験を受けてください、みたいなパターンと。
あとは、ここは美術系の大学の特色なんですけども、課題に対する作品を作って提出してください。それを評価して、それで隊員を認定しますっていうものがあって。
写真のコースで言うと、物理的に写真を印刷してとか、最初の方だと、なぜかDVDに焼いて送ってくださいっていう。
この時代にDVDかよっていう、ちょっとあったんですけど、DVDに焼いて送ってくださいとか、物理的に提出してくださいっていうような、それも試験ですよね。
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みんなが一堂に集まって、マークシートが配られてみたいなやつはないんですか?
それも自分で選べるパターンもあります。オンラインで受けると選択することもできるし、同じ科目で、例えば東京のサテライトキャンパスとか京都のキャンパスとかに自分で自ら受けに行って受けるっていうことも選べるみたいです。
なるほど。同級生の方とのコミュニケーションってあるんですか?
今年、今年度でいうと、スクーリングの時に大体毎月1回ぐらい同じ人たちと会うので、だんだん顔見知りになっていって、そこでコミュニケーションを取ったりとかっていうのはありますね。
連絡先を聞いたりとか、あとは写真コースのFacebookグループみたいなのがあって、そこで会話をしたりとか、情報をシェアしたりとかっていうのはありますね。
ただ、例年だとスクーリングの時に集まって授業を受けて、その後食事に行ってみたいなので、より深まるっていうところはあると思うんですけど、今はそれができないので。
やっぱり先生方もですね、本当だったら横の繋がりみたいな、同じタイミングで学んでとか、同じ世代の政策を志す人たちとの関わりっていうのはやっぱりすごい大事なので、関係性を持ってほしいと思っているものの、
今、この時代ではそういうことを、食事に行ったほうがいいよとか、何なら授業中の休み時間に会話をするのも注意してねっていう状態なので、なかなかその辺はちょっと今までと比べると、なかなか難しいかなっていう感じですよね。
おそらくその中には社会人って仕事しながら通われてるんですか?
おそらくその中には社会人って仕事しながら通われてるんですか?
通信教育部はやっぱり大きく分かれてて、学科とかも微妙に違うんですよね。
だから基本的にはそっちとの交流っていうかは、ないですね。
おそらくその中には社会人って仕事しながら通われてる方とかもいると思うんですけど、
どのくらいの時間を使って、まあそれも人によるかもしれないですね、何年間通うかとかによって変わってくるんですかね。
どんな感じなんですかね、忍さんと同じ3年か、あるいは2年かけて卒業しようとする方であれば、だいたいどのくらいの時間が要するものなんですかね。
難しいんですけど、ただ、そのお仕事の具合にもよるとは思うんですが、物理的には、例えばすごい毎日残業が多い人とかじゃなければ、働きながらでも2年で卒業するのは難しくないかもしれないけど結構大変だと思うんですよね。
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難しくはないと思うんですが結構大変だと思っていて、勉強にかかる時間はなかなか人にもよるかもしれないですね。
取り組まないといけないものが、本当に座学系のもの、美術史を勉強して調べてレポートを書くみたいなものと、作品を提出するみたいなものとか、スクリーングに行くにも事前課題みたいなものがあるんですよね。
ポートフォリオの授業だと、もちろんポートフォリオに必要な写真を撮るとか、あとは最近で結構時間がかかって難しかったなと思うのが、
ある日本の写真家100人とか、世界の写真家100人みたいな本があって、その中から1人選んで、その作家を研究して、その作家の作品を模して写真を撮ってくださいって言われて。
すごい楽しそうでしょ。楽しそうなんだけど、結構ちゃんと研究して、撮りに行って。
っていうのとか、割と丸々2日か3日ぐらいはかかったものがあったりするんですけど、そういうものも仕事の合間合間とか週末も丸々それに当てられる人もいれば、やっぱりそうじゃない人もいらっしゃると思うので、なかなか人によりけりだと思うんですけど。
うまく自分で要領よく消化できて、元々の知識があるとかになれば少し時間は圧縮できると思うんですけど、っていうものもあって、なかなか一概には言えないんですけど、働きながら2年間採短は簡単ではないけど可能ではあるかもなっていうか。
でもやっぱりそこは自分の1年間例えばやってみて、無理そうだったらそこから2年で卒業するっていうのを選ぶのか、もう少し時間を取って卒業するっていうのを選ぶのかっていう感じですね。
だからちょっとはっきりと1日これぐらい時間があれば2年で卒業できるよとかっていうのはなかなか名言が難しいんですけど。
3年4年ぐらい時間を取れる方がいいかもしれないですね。
入学した時に私は3年いますとか4年いますとか言う必要もないんですよね。自分の単位の取り方次第なんですよね。
42:01
言う必要は全然なくて。
普通の大学だと年度の初めに履修登録みたいなのがあるじゃないですか。
これとこれとこれとこれを取りますとか。
例えばそれが前期と後期に分かれてるかもしれないけど、決めたらそれを取るか落とすかって感じだと思うんですけど、かなりフレキシブルにできて。
だから自分で計画を立てて、前期はこれとこれやろうかなって言って、でもこれ取れなかったからいいやって後期に回して取ったりとか。
みたいなことがかなり柔軟にできるんですよ。
受講始めたけど、これはもう今期はやめとこうっていうのに対して全然ペナルティがないんですよ。
試験を受けてそれが合格点に達しなかった時に、いわゆる負荷みたいな記録がつくっていうのはあるんですけど、
試験を受けなかったらもう全然受講したことにならないので、そこは自分のペースに合わせてかなり柔軟にやっていけるっていうのがあるので、その辺もすごいよくできてるなと思うんですよね。
学生に優しいというか。
今の話だけ聞いてると、とりあえず多めに受けたことにしておいて、後で考えようかみたいな運用にできそうな気がしました。
できます。全然できますね。
気をつけないといけないのは、ある単位を取るために、前提の単位としてこれを取っていかないといけないみたいなのがあるので、そこの整合性だけうまく考えて計画をしておけば大丈夫ですね。
例えば2年間で卒業しようと思ってた時に、1年目でも絶対ここまでは取っておかないといけないっていうのは最低限あるんです。
それが単位数であったりとか、特定の科目は1年目にちゃんと取っておかないといけないよっていうのはあるんですけど、そこだけ満たしておけば、
あとはそれ以外の部分については、2年間で卒業する中で1年目に取ってもいいし、2年目に取ってもいいし、みたいなものもたくさんあるので。
なのでかなり働きながら学ぶっていうことに関しては、すごい考えられてる感じがします。
ありがとうございます。
プリントを提出しないといけない課題とかもあるということで、しのぶさんのツイッターを拝見してると、
ご自身で購入されたプリンターで出力した写真とかがあったり、あと動画の中でも時々出てきたりとかしてますけど、
結構お金かかりますよね。カメラもそうだけど。
そうですね、かかりますね。
プリンター代もあるし、あと印刷代とか。
そうですね、プリンターも大学に入る上での前提の設備としては、最悪なくてもいいとは言われていて、
それが写真の表現というか、成果物、いろいろあるので、
45:01
例えばポラロイドみたいなものとかチェキみたいなもので作品を作って、最終的にですよ。
作って、例えば卒業政策はそういうもので作るっていう可能性。
そういうことも多分考慮して、プリンターは必須じゃないですよっていうふうになってるんですよね。
なんですけど、例えば途中途中の課題とかスクリーニングに持っていく事前課題とかでは、紙で印刷したものが必要だったりとかして、
そういうのは例えば自分で持ってるプリンターで印刷してもいいし、
プロラボって呼ばれるデータを入稿して、ちゃんと然るべきような技術でプリントしてくれるところに頼んでもいいよっていうふうにはなってるので、
プリンター自体は必須じゃないんですよ。
やっぱり自分でトライアンドエラーしてこだわってプリントするっていう意味だと、プリンターは買ったほうがいいかなっていうふうに思っていて、
僕も元々持ってたんですよね。A3までで展示に使えるようなクオリティのものが出せるものを持ってたんですけど、
それは10年前ぐらいに写真スクールに通ってた時に使ってたもので、全然現時点でも使えてたんですけど、
その機種が1つはもう修理ができませんよっていうふうになったっていうことと、
もう1つはプリンターのインクが販売中止になりますというアナウンスが出たので新しいのを買ったんですが、
ただ2つ目のプリンターのインクが販売中止になりますよっていうのは多分いろんな声が上がって撤回されたんですよ。
なんですけどプリンターってまあまあ壊れるので、結局新しいものを買っちゃったんですけど、
それが結構そうですね、10万円ぐらいするA3のプリンターを買ったので、なかなか費用がかかりましたね。
僕もプリンターが本気で欲しくなったら相談に乗ってください。
ちなみにどちらのメーカーですか?
エプソンですね。写真で展示に使えるレベルのプリンターって今エプソンとキャノン、個人が買えるものだとおそらくその2つで、
ちょっと話が飛ぶんですけど、僕今プリントを別の写真、もともと10年前に通ってた写真スクールでもう1回プリントだけを習いに通っていて、
そこもずっとエプソンがいいよっていう風に言われていて、そこに合わせてっていう意味もあってエプソンを買ってるんですよね。
キャノンに比べると1世代ぐらいは画質についてはエプソンの方が上らしくて、
それ人によってはエプソンで印刷した白モノクロはイマイチだとか、いろいろ言う方はいらっしゃる。
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もちろん精査とかしてるようなメーカーともやってるんで、そうなんだと思うんですけど。
僕はキャノンも使ったことはないんですけど、エプソンでそんなに困ってないので。
一応型番を聞いていいですか?
エプソンのですね、SC-PX-1Vってやつです。
エプソン1Vとかで検索すると出てくると思います。
1V?
はい。
あーなるほど。
それが1Vっていうものと1VLっていうものがあるんですよ。
はい。
1Vは紙のサイズだけですね。1VLはA2ですね。
1VはA3。A3伸びって言われてる。ちょっとA3より長いやつ。
なるほど。全然僕はまだ知らない世界だ。
プリントを習うってどういうことなんですか?
簡単に言うと、めちゃくちゃ乱暴に言うと、ライトルームの現像を習うみたいなものとしても同意義ですね。同じ意味ですね。
画面で見るようなライトルームの調整の仕方と、やっぱりプリントの調整の仕方って結構違っててね。
考え方的には似てるんですけど、そこの追い込み方っていうかデータの調整の仕方って結構違っててとか、
あとそもそも紙でプリントするっていうのはどういう写真がいいのかっていうのは分かんないじゃないですか。
そこを教えてくれるんですよね。
なんで大学通ってるのにさらに別のとこに通おうかと思ったかっていうと、
ここが唯一僕が思っているうちの写真コースの弱いところだと思っていて、
現時点でもやっぱり写真の発表とか評価の仕方っていうのが一旦物理的に紙に出したものっていうのがまだ主流なんですよね。
それが例えば写真集っていう形でもあるかもしれないですしなんですけど、
まだやっぱり紙に出したものっていうのがそうで、もちろん課題もそうですし途中のスクリーングでやるようなこともそうだけど、とにかく一旦紙なんですよ。
そこへのプリントの質っていうのは問われるにも関わらず、少なくとも1年目とかではプリントの授業ってあんまりないんですよ。
僕も元々写真スクールに通ってたときに、フィルムでのモノクロのプリントもやってましたし、デジタルでもやってたんですけど、
やっぱりプリントの難しさっていうのはすごい分かってるつもりなんですけど、結構簡単にできるようなものではないんですよね。
すごいそこに時間を割いていろいろやらないとわからないようなものだし、
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闇雲にやってても全然うまくならなくて、見てもらってフィードバックをもらいながらやらないと絶対うまくならないようなものなんですよね。
それの授業というか講義が実はそんなに多くなくて、ただ卒業制作の場面ではプリントの質みたいなものはすごい問われるんですよ。
そういうのは卒業制作の授業の様子とかっていうのは学内で共有されていて、そういうのを僕らが前もって見ることもできるんですよね。
そういうのを見てると、当たり前なんですけど、写真をやっていく上でプリントのクオリティっていうのはすごい問われるんですが、なかなか授業がないので別のところに学びに行っていて。
そこでオススメされているIPSOのプリンターを使って、普段の課題とかもそうだし、そこで学んでいく写真を出力したりもしてます。
それを実際教室に出向いて受けてるわけなんですよね。
そうです。
すごいな。いろいろあるでしょうね。紙選びとか。
紙もありますね。ただやっぱり、紙とか、あとはその次にすごいハイキーにするとかローキーにするとか、コントラスト落とすとかどうかっていうのは、どっちかっていうとその次の段階で、
本当にそのノーマルでニュートラルな、何でしょうね、語弊あるかもしれないですけど美しいプリントみたいなものを作るっていうところをまず第一段階としていて、そこから自分の、例えばテーマにあるテーマの一連の作品を作ったときに、それを例えばどういうふうに仕上げるかっていうのはまた、
どんな紙を使うのかっていうのは、次の段階なんですよね。その前段階をまだやってるっていう感じですね。
そこ全然わかんない。プリントの吉橋はもう全然わかんないな。
わかんないですよね。本当にだから、いいと思ってもって言っても全然ダメとか言われたらわかるんですよ。なんか全然細度が足りない、要するに淡い感じになってて全然細度がないみたいなところとか、確かに言われてみるとそうだなみたいな、でも自分では一生懸命いいと思ってやってるんですよね。
やっぱりその辺が変なし、自分でいいと思ってわけもわからず、例えばSNSにあげる写真をいろいろ調整してやってるとか、動画のカラグレー一生懸命やってるみたいなところとか、でもそれも何が正解かわかんないじゃないですか。
そこをちゃんと紙にのプリントっていう形で、これは違うよとか、もうちょっと細度を上げたほうがいいよとか、それはニュートラルなプリントを作るっていう上でのアドバイスなんですけど、やっぱり普通の見た目で普通に美しいっていうのが一番。
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かつ、いろんな写真を出しても揃って見えるっていうのはやっぱりすごい難しくて、そういったことを教えてもらっているっていう感じですね。
なるほど、楽しそう。
これもすごいためになります。結局それが紙へのプリントっていうことで学んでるんですけど、結局今僕が例えばやってる動画のカラグレーとか、SNSにあげる写真の調整の仕方とか、もう考え方は全部一緒なので、すごい役に立ってますね。
いいですね。
自分の資座を高めることってなかなかできないですもんね、一人だと。
そうなんですよ、そうそうそうそう。ちゃんとこう、やっぱり人からなんか、ちゃんとわかってる人から言ってもらわないとなかなかわかんないので。
いやー、いいですね。わかんないことだらけで楽しいですね。
ほんとね、わかんないことだらけですよね。10年前ぐらいに、そこのスクールは中村教室って言うんですけど、中村教室に通ってた頃は、写真の表現の部分が100あったとしたら5ぐらいはわかったつもりでいたんですね。
5ぐらいわかってて、残り95ぐらいはまあ、いろいろあるんだろうなと思いつつ、5ぐらいわかってて、5ぐらいわかってればこの後95は残りの人生でだんだんゆっくりでもわかっていくのかなと思ってたんですけど、
いざやっぱりこう、また10年後とかにまたこう写真をちゃんと学び直そうと思ったとき、なんかやっぱ全然こう、なんなら5もわかってなかったなってようやく気づいて。
わかってたつもりが全然わかってなかったなと思って、もっと早く気づけばよかったんですけどね。まあでも全然まだ時間はいくらでもあるので。
しのぶさんが撮ってるとか撮りたい写真の方向性みたいなのって、なんか言語化できてたりするんですか。
それがですね、一番難しいんですよね。入学を決めたときの話ですればよかったんですけど、いわゆるなんか芸術みたいなものって何かって考えるのって結構難しいと思うんですけど、
ただまあ元々そのアートっていうものって、なんかこれも僕も学校で習ったことの受け売りなんですけど、やっぱりヨーロッパのあたりで、えっと何だったかな、ちょっと待ってくださいね、あのカンニングペーパーを見ますね。
あ、これだ。デザインのですね、元の言葉で、これ何だろうラテン語なのかな、リセーニョっていうのがあって、リセーニョはデザインの語源になった言葉みたいなんですけど、それはもうデザインっていうのは設計とかっていうような概念じゃないですか、もちろんそれは一緒なんですけど、
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元々その昔の古代とか中世においてリセーニョっていうのは、なんか自分の考えてることとか内面みたいなことを具体的な形に現実の世界に再現するみたいな概念もあったらしくて、まあそれは、例えばデザインも一緒じゃないですか、
いちがみさんが普段やられてるみたいにお客様のこういうことをしたいっていうものをいちがみさんの中で咀嚼して、それを現実の世界に、例えばそれはウェブページであったりとか、なんかいろんなものに言語化して物理的に作り出すっていうものがデザインであって、結局芸術もそれの延長線なんですよね。
つまり自分の考えてることとか、訴えたいこととかっていうものを現実世界に作り出して、それを人に見せて人に影響を与えるとか、何かの思想を伝えるとか、自分のメッセージを伝えるとかっていうのが、一つ芸術の役割っていうか、芸術という技術というかだと思うんですね。
僕は芸術への入り口として、写真をもともとやっていたので、写真っていうものを入り口として、そういった力というか考え方を得たいなと思って、今回大学に入ったんですよね。
っていうのがあって、ちょっと話が長くなるんですけど、つまり、どういう写真を撮り替えたいかとかっていうのはまだ全然決まってないんですけど、ただ何かを誰かに僕が伝えたいと思ったときに、そういう現実化する力っていうものを持って作って、人に見せて伝えたいっていうのがあるので。
つまり、どういうものを撮りたいかっていうのはよく分かってないし、決まってないんですよ。
やっぱりそこを3年間、僕は3年間卒業しようと思ってるので、その中で探していくのは一つかなと思っていて。
そこの探し方とかっていうものを、今この1年間学んだ中で考えてみると、そこの探し方みたいなものをだんだんいろんなカリベラの中で教わってるんだなっていうのがなんとなく分かるんですよね。
僕がこの1年間学んできてすごいよく分かったのは、芸術っていうのがすごい、今までは感覚的なものだとか、自分のセンスに依存するようなものだと思ってるんですけど、実はすごいめちゃくちゃロジカルで、
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ロジカルだなっていうことが分かっていて、これをあるものを伝えたいと思ったときに、この手法、こういう手法、例えば昔からあるものを伝えたいと思ったときに、こういう手法とこういう手法とこういう手法があるので、それを組み合わせてやるとか、
それを組み合わせたときに本当に自分が伝えたいことっていうのはこれで良かったのかみたいなのを、どんどんどんどんロジカルに考えて作るっていうことをめちゃくちゃ求められるんですよね。
なので、なんかすごいロジカルだなと思っていて、そういうロジカルな発想というか考え方、だから芸術という形を作る上で、そのロジカルな考え方っていうのをすごい教わっていて、
そういうものを活かして、自分で撮りたいものみたいなものを決めて、これから見つかるといいなっていうふうに思ってますね。
もう一つは、先日ですね、京都に行ってきて、先輩たちの卒業制作っていうものを見てきたんですね。
それはもちろん写真コースの先輩たちの作品もあるし、他の日本画とか洋画とか、あとは峠のコースとかを見てきたんですけど、
例えば写真だけでも、もうただ単に写真を印刷して額に入れて飾ってるだけの人のほうが少ないんですよ。立体になってたりとか、何なら写真と動画を組み合わせてたりしたりとか、
なんか布に印刷してたりとか、みんな写真っていうことで入り口で入ってきてるけど、本当に自分が表現したいものっていうものを考えたときに、写真っていう中に全然とらわれてないんですよね。
過去の作品だと、顕微鏡ってあるじゃないですか。顕微鏡に観察するものを置くプレパラートってガラスのあるでしょ。そこに何か作品を置いて、顕微鏡で見てもらうみたいな作品もあったらしくて。
結局、もしかしたら僕が3年間の中で何か表現したものを見つけたときに卒業制作で出すものは、もしかしたら写真じゃない可能性もあるし、写真じゃなくてもおそらく許されるんですけど。
なんならそこに妥当性があれば、僕は土をこねて壺を作って、これが僕の卒業制作ですって出しても、たぶんおそらくオッケーなんですよね。
なので、ちょっと長くなっちゃいましたけど、今の時点だと、どういうのを撮りたいとかって、なんか全然うまく見つかってなくて。
これから自分探しじゃないですけど、探していくっていう感じです。表現したいものに合わせて、いろいろロジカルに考えて、これはこういう手法、
なんかわかんないですけど、今住んでるお台場の風景を撮ればいいんじゃないかとか、妻を撮ればいいんじゃないかとか、
セルフを撮れて自分を撮ればいいんじゃないかとか、そういうのがたぶんあると思うんで。
そういうのを探していきたいですね。
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ありがとうございます。ちょっと私も乱暴な質問と分かりつつ、投げかけてみました。
4月から2年生って感じなんですかね。
そうですね。
2年生じゃない?4年生?
4年生なんだけど、結局4年生で卒業。4年生前半みたいな感じですかね。
あー、そっかそっか。
そうそう、4年生前半、4年生後半みたいな感じかもしれないですね。
たぶん話を聞いてる感じだと、いちがみさんもかなり興味を持っていただけてると思うので、
ぜひなんか、たぶん通信性の、写真に限らずですね、通信性のこういう美術大学とか、
あなたは美術大学じゃなくて、なんか結構僕調べた範囲でいっぱいあって。
そっかそっか、大学じゃなくてもいいわけですもんね、別に。
僕が今回検討した中で言うと、
京都芸術大学、僕が今通ってる京都芸術大学と大阪芸術大学っていうのが比較的その通信で卒業できそうな大学、美術大学で、
なんとなくなんか京都芸術大学の方がその通信で学ぶっていうことに、
学ばせる、生徒を学ばせるっていうことに、なんか慣れてそうだなっていう、
なんとなくこう、実際にはもしかしたら違うかもしれないんですけど、
と思って今回決めたんですけど、でもたくさんあるので。
確かに、中村教室とかでも、みたいな教室もひょっとしたら僕の住む金沢にもあるかもしれないし、
いろいろそういう視点を持って調べれば見つかりそうですね。
僕、個人事業主なのである程度時間の融通は会社員よりかは効くっていうことで、大学もいけなくもないかなと思いつつお聞きしてましたけど、
なかなかちょっと厳しいかもなとか思ってた中で、確かにその写真教室とかはちょっと非常に興味が出てきて調べようと思いました。
市上さん、写真の、フィルムのモノクロとかカラーでもいいんですけど、プリントってやったことってあります?
ないですないです。
あれも、今フィルムで写真撮ってらっしゃるじゃないですか。
で、もうどんどんあれができる機械とか環境っていうのなくなってきてるので、もし興味があるようであれば、ぜひ早めに、
多分そういうことを体験できるところっていろんなところにあると思うんで、全国。ぜひ一度体験してみてください。
モノクロの建造をやりたいなぁとは思ってて、事務所を去年の秋に引っ越したんですけど、一応流し台みたいな部屋があって、
そこは窓があるんですけど、そこを窓潰して紙張るかなんかして、暗室にできなくもないなと思って。
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あ、やりましょうぜひ。
僕も中村教室で10年前ぐらいにやってたときは、中村教室に暗室があってそこでできるんですけど、
やっぱり家にも環境があると話が早いので、お風呂場でやってました。
オークションで小さい引き伸ばし機を買って、フィルムの現像もタンクみたいにやって。
今どんどんフィルムも高くなってるし、多分そういう薬剤とかもだんだん手に入りにくくなってるので、
いろんな人にフィルムで写真を撮ってるときにどんどんそういうのができなくなるんで、今のうちにやっといたほうがいいですよって、そう進めてるんですよ。
やろう。
やりましょうぜひ。
まず地下現像とあとちょっとプリント習えるところはあるかちょっと探してみます。
そうですね。
写真表現とかもそうだけど、まずはどういった教室があるかからですね。
ちょっとしのぶさんに触発されて、学びたい意欲があるとわきました。
まだまだ僕らも人生まだまだ長いので。
身体はどんどん衰えてきますけど。
まだ僕らアラフォーじゃないですか。
僕が思ってるのは、たぶん僕らの世代だと120歳までは死なないんじゃないかと思ってて、って考えるとまだ人生3分の1ぐらいしか終わってないんですよね。
一昔前だと人生も僕らアラフォーだと半分ぐらいだと思うんですけど、おそらくまだ3分の1ぐらいなので、って考えるとまだまだ時間はあるんで。
そうですね。
ぜひ。
ありがとうございます。
ちょっと時間をおいてまた状況を聞かせてください。
はい。
では今回もしのぶさんをゲストにお招きしてお届けしました。しのぶさんありがとうございました。
ありがとうございました。
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