後編の方は地中美術館のことを、私なりに一生懸命書いてみようかなと思うんですが、
ノートの中をですね、たぐっていけばそんな話はあちらこちらにありますので、
どこまで私が頑張る意味があるのかみたいなことを思いつくんですけども。
ただ、ちょっとですね、私は今回勤務先がですね、
直島のいろんな美術館っていうのは、ベネッセがやってるんですけれども、
私の勤務先がベネッセのグループに入ったというのが今年の初頭にございまして、
一般的な観光客よりはちょっと中のことに触れさせていただいたみたいなところで、
それで実際にミュージアムを運営したり企画したり作ったりしている方々にガイドしていただくっていうですね、
ちょっと観光客という立場では聞けないようなこともお聞きできたりして、
そういう点でいうと、細かいところまで教えてもらえたなっていうところがありまして、
その辺をですね、どこまで書いていいのかわからなかったので、
前編は一応有料記事っていう形にして、検索エンジン予記をしてみたんですね。
案の定有料にすると全然読まれないなっていうですね、反省しかないんですけども。
Xでリポストすると見れるんですね。
そうです、そうです。お金をもらうという冒頭内。
そんな仕組みがあったんですね。
面白いですよね、これ。
それも元々の定価とリポストしてくださった場合の割引額っていうのも自分で決められるので、
300円にして100円に引きもできれば、僕がやってるみたいに300円にして300円引きっていう、
完全に無料にするっていうのも結構融通が利くような形になってますね。
これから後編に書くんですけど、地中美術館っていうのは3人の作家さんの作品しかないんですね。
そのうちの一つがタレルで、21世紀美術館にも作品がありますよね。
あれをもうちょっとデジタルで表現したみたいな作品なんですけど、
タレルもすごい良かったんですけど、一番中心なのがクロード・モネなんですね。
水蓮の、水蓮が浮いてる印象派の画家さんですけども、
その水蓮を飾るために作られた美術館という情報も見つけたりするぐらい、
モネが中心らしいんですけれども、
モネの空間っていうのが何がいいかっていうと、むちゃくちゃ光が柔らかい空間になっていて、
まず基本的に自然光で作品を見るっていうのが、
直島の美術館と一連共通していると言いますか、割と用いられてるんですけども、
本当はやっぱり日光って作品の劣化に繋がったりするので、
21世紀美術館とかは結構開放的なところとかもあったようなところがありますけども、
割と外光が入らないところで優しい照明をつけてっていう、
朝行っても夜行っても同じ明度で見るっていうのが美術館だと思うんですけど、
結構直島の美術館は自然光を使っている中で、
そのモネがあるところっていうのは、
まず天井におそらく窓があって、そこから自然光が入ってくるんですね。
おそらくっていうのは窓のすぐ下に幕板っていうんですかね、
大きな窓のサイズよりもちょっと一回り大きい板がはまってるんですよ。
ということはその窓自体は下から見えなくって、
一回窓から入った光がその幕板に反射して、
その隙間から壁を伝って下に降りてくるみたいな間接照明になってるんですね。
その壁もものすごく反射が柔らかい素材になっているのと、
あとは角がないんですよ。
コーナーの部分がRになってて、
どうしても角があると面によって明るさが違うじゃないですか。
そこをRにすることによって、
内上さんのところのドアも天井がRになってますね。
非常に柔らかいRになっていて、直線がない状態になっていて、
今度床の方も入る時にスリッパーに履き替えなきゃいけないんですよ。
どうしてかなと思いながら入っていったんですけども、
床がパッと見たらタイルになってるんです。
どれくらいかな?3センチ四方くらいの正方形のタイルになってるんですけども、
よくよく見るとちょっと様子が違って、
ガイドさんに聞くと、それ全部大理石なんですよ。
大理石の3センチ四方くらいのキューブがパーッと一面に引き詰められていて、
大理石も物によって、基本的には白かグレー、乳白色なんですけど、
当然一つ一つ色が違うんですよね。
そういう天井からの間接光の入り方、
壁の柔らかい反射、床もものすごく均質に返してくるんじゃなくて、
大理石のキューブの間にも少し隙間があったりするので、
ものすごく柔らかく乱反射してる感じなんですよね。
その上、横下からの光に横長の森の水田が囲まれてるみたいな空間で、
むちゃくちゃ柔らかい光が包んでいて、
しかもこれが、僕らも工程の都合で10分ぐらいしかその部屋にいられなかったんですけども、
当然、時間帯とか天気によって入ってくる光が全然違うと。
そういう感じの空間だったんですね。
頼むからここで写真を撮らせてくれという気持ちになって。
やっぱり写真を撮るときって光がどう来てるかみたいなことは多かれ少なから考えると思うんですけども、
こんなに柔らかくて優しい光に包まれてる空間はもう見たことないし、
この先の人生でも見ないんじゃないかということを思ったりしつつ、
撮影は禁止なんだなっていうですね。
そういう体験をしてきたっていう、それだけの話なんですけども。
よくインスタグラムとかでも行ってきたみたいなので、赤かぼちゃとかの写真とかはよく見かけるような気もしますけど、
あんまりディテールを聞いたことはなかったんで、興味深かったです。
今までそこまで関心なかったんですけど、一回はいかんといかんのだなっていう気になってきました。
本当に決して便利な場所ではないですけど、写真やる方には私がお勧めするのも僭越ですけれども、
ぜひあの柔らかい光の回り方を味わっていただきたいと言いますか。
うちもですね、会社のメンバーで行ってますから、美術館とかアートみたいなものに対してはものすごく正直温度差がある団体で行ってるんですよね。
ただ地中美術館のミュージアムショップはみんないろいろ爆買いしてましたんで、すごい残るものがあったんだろうなとは思いましたけどね。
これ事前にそこの素材とか市上さんに共有しておくべきでしたね。
どれくらいですか?1日ですか?
そうですね。高松から行ったんですけど、朝船に乗って9時前ぐらいに上陸して、それで夕方4時半ぐらいの船でまた高松へ向かったって感じですね。
なるほど、そうですか。直島の島にも宿泊施設ありますよね、きっと。
はい、それこそまず一番最初に我々ベネッセハウスミュージアムというところに行ったんですけれども、
このベネッセハウスミュージアムというもの自体がホテルなんですよ。
あー、なるほど。
ホテルに併設された美術館というのか、美術館にホテルがついてるというのか、その主従関係がちょっとわからないですけれども、
普通に旅行サイトとかから予約できるようなホテルで、
おそらく美術館の中のレストランとかカフェとかで食事をするみたいなそういう感じで、
多分その美術館は夕方に閉まるんですけど、それ以降も宿泊者は自由に見られるというような。
はい、そういうところですね。
なるほど。
あとは、島の中にコンドミニアムとかあるっぽいんですけれども、
割と船に乗って通うみたいな感じの話の方がよく見聞きはしますけどね。
あー、なるほど。
まあ、なかなか言葉としては縄島って聞きますけども、
ちょっとやっぱり場所が場所なので、なかなか行く機会があるかどうかっていう感覚で私もいたんですけども、
やっぱり行くと良いなぁというのは当たり前ですけども。
すごく面白かったのが、やっぱり普通の島なんですよね。
本当に、もうとても風光明媚で綺麗な島ですけれども、
とはいえ、アートの島っていうコンセプトは、何と言うんでしょうか、後付けと言いますか、
ある地点で、よし、ここをアートの島にするぞっていう人間の意思が当然介在していて、
それを、ベネッセというか当時は福武書店でしたけども、が主導だったっていうことなんですけども、
多分、島の方々からするとむちゃくちゃ唐突だったと思うんですよね。
もともとは今もそうなんですけど、三菱系の企業が銅の製錬所っていうのを島の中に作っていて、
それが島の産業みたいな感じだったんですけども。
それがだんだんだん細っていく中で、当時の村長さん、市長さん、どっちか分からないですけども、
行政のトップの方がアートの島にしたいっていうことで、
福武さんがやりましょうっていうことになって始まっていって、
今やこんな世界中から、ほんと外国人すごく多かったですし、
世界中からアートを見に来る島になったっていうところを、どう作っていったのかみたいな。
僕も一生懸命書いてるんですけど、
一生懸命書いてるんですよ。
一生懸命書いてるんですよ。
一生懸命書いてるんですよ。
一生懸命書いてるんですよ。
そうですよね。
確かにカメラとのすごい深い部分で通ずるものがあるというのは、
私は別に万年筆とか使わないですけど、
なんとなく感覚的にはわからなくはないですかね。
カメラ、レンズ的には特に構成に変更はないっていうことなんですよね。
そうですね。
でも私、前回ここでお話しさせていただいたのが、
もう1年以上前なので、この1年間で買ったレンズは、
シグマの単焦点の85mmっていうのが非常に良いレンズなんですけど、
それをですね、
ソニーの、私ソニー使ってるんですけど、
ソニーの純正の85mmと入れ替えたっていうのが、
1個だけ去年の冬ぐらいにありまして、
それは、ソニーのレンズはすごく良いレンズだったんですけど、
割とレモンボケっていうんですか。
無印のやつですよね。
そうですね。無印のほうは結構それが強くて。
そうですね。僕も持ってた時期がありました。
言われだすとちょっと気になっちゃって。
自分が撮る分にはいいんですけど、
仕事の写真とかで結構出てると、
気にする人は気にするんだなと思って、
もう仕方なしにレンズを買い替えたっていう。
これはシグマのアートラインの?
そうですね。
ソニーの1個上に行くのが順当なんでしょうけど、
シャアなしに行ってますから、そこまでのスペースがないので。
なるほど。
割と本音で言うと、シグマの新しいラインの造形とかすごい綺麗なので、
ワクワクしながら買い替えたんですけども。
それは良かったですね。
映像をやっている方は、
最近のシグマはデジタル補正が前提になっているらしいので、
映像の方は結構使いにくいっていう声も聞くんですけど。
スチールはデジタル補正を使ってやりますけど、
映像の場合はそこがどうしてもできないので。
そうなんだ。あんまりそんなイメージなかった。
あんまり使ったことないけど。
人の顔とか映す場合はどうしてもやっぱり歪みとかっていうのが気になるという方が多いみたいで。
スチールやる人はシグマ好きな人多いですけども、
映像の場合はやや軽減する方もいらっしゃるみたいな話も聞いたりしまして。
それを入れ替えたぐらいで。
そうですね。あんまり機材系は…何でしょうね。
欲しいものはたくさんありますけども、
一つやりだすとどんどん欲しくなるなと思って。
最近、私の周りにものすごくニコンユーザーが増えていて。
周りに?
はい。増えてるんですよ。
もともと何人かいるんですけども、
もともとニコンじゃなくてソニーを辞めて乗り換えたっていう、完全に妄想移行しましたっていう方が2,3人いらっしゃると。
あとは結構仕事で動画の制作をお願いすることなんかがあるんですけども、
ビデオグラファーさんでもニコンでやってる方っていうのが、
最近のZRでしたっけ?
あれが出る前からなんですけど、ニコンでやってるっていう方が何人かいらっしゃったりして。
すごいな、ニコンっていうですね。
ここ2,3年でカメラとか映像系のYouTubeやってる人とかもニコンの割合増えてきた感じありますよね。
ソニーも使ってるけどメインにニコンに変えたっぽい人が増えてる印象はありますね、確かに。
やっぱりあれですかね、やっぱりREDが一緒になったっていうところの説得力とか、
やっぱり主にミラーレスですけれど、ものすごくラインナップが充実したというか、
一見ニコンユーザーじゃなかったらどれがどう違うのか分かりにくいくらいなんですけども、
かなりカバーが広くなって、かつZFみたいなちょっとルックがいいカメラみたいなものも出てきたりして。
レンズは元々いいですしね。
デカいけど。
デカいけど。
なんだかんだレンズ系が一番デカいっていうのが、
じゃあニコンにしよう、一番いいのはニコンかもなって思わせる理由にもなりますもんね、そこも。
そうですね。
実際レンズの性能高いし。
だからね、ちょっと私もね、たまにマップカメラとかで今の自分の持ってるものを全部処分して、
ニコンのカメラとレンズに置き換えたらいくらい足りないのかみたいなことをやってしまうんですけども。
でもニコン、割と休めない。
あと、中高なんかも結構寝頃感あるイメージがありますけどね。
そうなんですよ。だから、いかめに行けちゃうな、みたいな結果が出てきて。
あ、いかんいかん、気を失っていたみたいな感じでタオルを閉じるんですけどね。
暗替えって結構大変労力のいることだから、僕もARでソニーからニコン行きましたけど、
あんまり強く動かす動機がないとなかなかやらないですよね。
そうですね。だから僕もキャノンからソニーに行ったのは、
一番最初がα7の3、一個前の3だったんですけども、
それは知り合いの知り合いにソニーのカメラを作ってる人がいて、
α7初代自体がとっても野心的な、ソニーの系譜としてはとっても野心的なカメラだったと思うんですけども、
やっぱり3代目になって、本当に自分たちとして納得できるカメラに仕上がったみたいな内なる声が聞こえてきたんですよね。
それで、そんな知り合いの知り合いがそういう風に思うカメラっていうのは、そりゃいいんだろうなと思って。
ちっちゃいっていうのも良かったですし、それでも全部キャノンのものを売って取り替えたっていうのがあったので、
何が言いたいかっていうと、そういう違うきっかけがあったからこそというのはあるんですけども。
一方で同級生がニコンで働いているので、その同級生に何か無理やりつぶやいてもらったらまたニコンに乗り換えるきっかけになるのかなっていうのもちょっと思ったりするんですけど。
あれ、今までニコンを撮ってきたことってありましたっけ?
えっとですね、F601。
ああ、フィルム。
はい。
あ、そうかそうか。なんか一番最初に来てもらったときに出てたような気もしないでもないですね。
やっと一番最初にカメラを買うというか、ハマった、興味を持ったきっかけは、学校の修学旅行とかに来てくれるカメラマン様が、
アントニオ。
アントニオ。よく覚えてらっしゃる。アントニオがF4を使っていたっていうところで。
その時は結局キャノンを買っちゃったんですよね。
で、その後にちょっとニコンのシャッター音に対する憧れがあって、一回Fは買いましたけど。
その時だけですかね。
なるほど。
じゃあ、この浜田秀明さんの写真展の。
これ、写真展じゃなかったんですよね。
実は全部映像で。
あー、そうなんですね。
そうなんです。
時間の面影というタイトルだったと思うんですけど、浜田さん好きな人って、すごい写真やってる人の中では多いと思うんですけど、
私もご多分に漏れずという感じで、
しぶらくはあんまり個人の展示会とかなかったような気がして、
やるっていう情報が聞こえてきて、最初神戸だったんですよね。
神戸かーと思って。
でも、日帰りに行けなくもないなって思って、
行かせていただいてですね、家族に1日行きましたね。
元町にある、こんなビルディングっていうものすごい戦前から建ってる古いビルなんですけど。
その日はもう新幹線降りて、もう時間がもったいなかったのでタクシーに乗って湾岸ビルディングまで行って、
で、見て、タクシーに乗って、
帰りは地下鉄か、地下鉄に乗って新幹線に乗って、
もう神戸ではツバしか飲んでないっていうですね。
ものすごい強行軍で行きましたけど。
でもすごい良かったというか、
思ってた展示とはもう全然違って、
それは私がリサーチが上手かったからかもしれないんですけども、
あの時で映像がどれぐらいだろう?
15点ぐらいかな?
おそらく全部スマートフォンなんですよ。
スマートフォンをその液晶部分だけが表出するような形で壁に貼ってあるんですね。
スマホ台ぐらいの液晶ディスプレイだけが楽奏されてるみたいな感じで、
何個か並んでるっていう形で、
それが壁にあったりとか、床から生えてる台の上にあったりとか、まちまちな。
基本的には風景を定点で捉えた映像が、
場所ごとになのかテーマごとになのかわからないんですけど、
それぞれのディスプレイでグループしてるみたいな形で、
大きな写真がワーッとあるのかと思っていくじゃないですか。
そうすると本当にスマホの画面がひたすら並んでいて、それを見るみたいな形だったんで、
ワーッと思って、母さん、今こういうことなのかと思って。
また別室で大きなスクリーンで映像を見られるみたいなところも用意されてるんですけども。
それが神戸で。
これは1年ぐらい前ですかね。
そうですね。一番最初だったんで結構前ですね。
その後東京で2回やられてるんですよね。
ああ、そうですか。
東京の最初が春先だったかな。
なるほど。
これが一番規模が大きな展示会に今のところこのシリーズではなっていて、
ギャラリーが地上3階、地下1階みたいな感じで、
ちょっとこれ覚えですけれども、
1階と2階がさっき申し上げたようなディスプレイが5バーとか並んでるみたいな感じで、
地下が大きなスクリーンで見るスペースで、最上階が物販っていう感じになってて、
来訪者が自由に書けるノートが置いてあるんですよ。
たぶん神戸の時もあったと思うんですけど。
ちょうど地下で始まる上映会までの時間調整みたいなことがありますので、
パラパラそのノートを見てると、本当に日本中からそれを見に来られてるみたい。
浜田さんはコミュニティなんだなと思って。
ああ、もはや。
もはやコミュニティ。
それはすごい思いましたね。
変な意味じゃないですけど、宗教みたいに。
写真好きな人が多いと思うんですけど、
写真以上の癒しを求めてきているみたいな。
そういう、来ている人のいろんなバックストーリーみたいなものがあって、
それはものすごくいろんな人の生活に触れてるみたいな。
一体私はここに何しに来たんだみたいな感じですけど。
それはでも、いろんな写真展に行ったことがありますけど、独特というか。
そんな濱田さんもXで言及されていた、ドラマ平休みっていうのが。
来ましたね。上手いことつながりました。
NHK寄るたら平休み、今2週目ですけど。
もう毎日が、これを見て眠るっていうのが非常に至福な時になってますね。
僕はね、あらすじは追ってるんですけど、全話コンプリートしてるかっていうとちょっと自信がなくて。
あれですよね、これ言っていいんですか。
今は吉岡里保がもうちょっと絡んでくるのかなみたいな感じになってるところですよね。
原作も好きやったんですけど、見事に映像化されてる感じがしますね。
漫画家の先生、新蔵圭吾さんもXでたびたび投稿してるんですけど、このドラマ関連の。
なんかその事前のプレビューをもう一切見なかったらしくって、もうリアルタイムで楽しみたいっていうので。
なのでもうドラマ終わった直後とか、今日も良かったとかなんか毎回投稿されてて。
ドラマ見終わった後、その投稿を見に行くっていうのも楽しいんですよね。
なんかすごくメタな楽しみ方ですね。
もう原作読んでるから流れはわかってはいますからね。
なんかアサドラもそうですけど、ちょっとペースを落とし気味のドラマが今多いですよね。
いや、バケバケも今好きです。
あれはなんか結構会話劇みたいなところの要素もあって。
ペースはゆったりしてるんですけど、急にエンジンかかった瞬間の会話の応集とか間の取り方みたいなところが、なんかちょっと舞台見てるみたいだなって思うところがあって。
いやね、僕バケバケも…。
前のアンパンで初めてアサドラを僕完走できたんですよ。
おめでとうございます。
トラニー・ツバサーとかはもう終盤はダイジェストになっちゃったりしてたんですけど、アンパンで初めて完走して、じゃあその流れでバケバケも見始めて、最初の1ヶ月つらかったんですね。
ストーリー的にも。
あと、なんかちょっともう続けられないかなって思ってたときの4週目の金曜日で、もうズキュンって射抜かれてしまって。
4週目の金曜日?
牛乳口ひげを東京であったとき。
牛乳飲んで口ひげができてみんなでワッハッハって笑ってるときの映像が、なんかあの子の後ろ姿が、なんか不自然な構図の映像が数秒間流れるんですよね。
で、そこに引き込まれて、その後もうワーって泣き出すんですけど。
ああ、そっか。
家族のために生きていこうっていう選択をしたところですね。
そうです、そうです。
だから、もうあこまでも見続けるのを止めようかなと思うぐらいだったんですけど。
ああ、そうか。もう家族のもとに戻って暮らすと決めたんだなと。よし、わかったって。
僕も覚悟を持てましたね。
なるほど。
そうかそうか。
見てる人としてはもうこのまま東京で楽しく過ごしてってくれみたいなことを思う人も多かったと思うんですけどね。
そうですね。主人公が成長していくストーリーとしてはありがちですよね、その方が。
親が泣く泣く送り出すみたいな構造の方が多いですけど、家族を取ったわけですよね。
あと単純にまあまあ辛い話っていうのもあるんですけど、時代の移り変わりでそれについていけてない侍さんたちみたいな。
あれが今このAIの波が来てて、エンジニアとかデザイナーとかがちょっと先行き不透明っていうとこともちょっと重なりまして。
それもあってちょっと胸が苦しくなるっていうのがあったんですよね。
なんでしょうね、このAIを明治維新に例えられがちですよね、これね。
これは胸が痛いですね。
そうなんですよね。オープニングの木立つとした雰囲気と、描いている時代の容赦なさとの対比というのがものすごくエグいんですよね。
いやー本当に。
だからそう考えると敗役とかがものすごく生きてると言いますか。
おじさんが早々に退場しちゃうのも構造的には味は愉快ですよね。
主題歌のハンバートハンバートも大好きで、あの歌の中でも歌詞の2台目の一部で、
夕日がとても綺麗だね、のたれ地ぬかもしれないねっていうのはあるんですけど、そこにも痺れましたね。
めちゃめちゃ辛いのに、めちゃめちゃ脳天気というか、あっけらかんとしていて、別にそれは諦めでもない感じがするんですよね。
投げやりでもないし。
となってくるとやっぱりオープニングの絵作りもすごく素敵ですよね。