1. 写真と万年筆のイチゴカメラ
  2. Ep151 身体性と道具(倉林 雅..
2025-09-18 1:19:18

Ep151 身体性と道具(倉林 雅幸)

倉林 雅幸さんをゲストにお招きして、オテラート金澤2025、CANON EOS R7、面相筆「ナムラ 康尖(こうせん)」、装幀画展2025、白山登山、シューズ、身体性などについて話しました。


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サマリー

エピソードでは、倉林さんが関与するお寺跡のアート展示について話し、参加者や作品の準備状況が詳しく紹介されます。また、展示の独自性や神聖寺での新しい試みについても触れ、アート活動の楽しさが伝わります。レンズの故障やカメラ機材の進化についても語られ、特にRFとは異なるレンズの扱いや最新の筆材について言及されています。また、作品展示の計画や画材の選定についても触れています。身体性と道具についてのディスカッションが行われ、白山登山を通じて体験したことを基に、文学や演出がどのように影響を与えるかについて考察されています。特に、没入感や表現の重要性が強調され、文化的価値の再発見のプロセスが描かれています。身体性と道具の関係が探求され、ランニングや登山における適切な靴や道具の選択が議論されます。また、身体の使い方やフィッティングの重要性についても触れられ、自己の感覚を追求することがスポーツや創作活動において重要であると強調されます。倉林雅幸が身体性と道具に関する意見を述べ、特にカメラやレンズの使用について具体的な体験を交えて議論しています。

お寺跡アート展示の準備
前回来ていただいたのが4月ぐらいで、ちょうど古典の開催の前で、古典のお話とか、あとは、もたから市とかお寺と金沢のお話をお聞きしましたと。
ありがとうございます。
村上兄弟、倉林さんが忙しいと言ってましたよ。
そうですね。古典の準備と、もたから市の準備も被っていたのと、その後、企画展とかグループ展に何個か、6月、7月とか、ちょっと怒涛のスケジュールだったもんで、手がなかなか開かなくて。
そんな中、ちょこちょこ撮影の仕事もしつつ、制作も次の提示に向けてというところ、準備が必要だったので、なかなか忙しかったですね。
で、今、直近でもお寺跡が迫ってきておりますと。
そうですね。お寺跡がもう9月、僕が前期のスタートなので、お寺跡自体が、今年は前期後期でまた分かれてるんですけど、9月の20日から9月の28日が前期で、僕前期の方に出展する、今絶賛制作中という感じです。
そうですか。20日は迫ってきましたね。
なかなかみんなこの時期になると、いろいろお寺の作品を他の作家さんはインスタにアップロードしたりとか、制作中ですっていう、いろんなところ見れて面白いなと思うところなんですけど。
どちらのお寺でしたっけ?
今回は久しぶりに、浅野川地区の神聖寺で展示になります。
今回集まっていただいてる参加者さんが、ほとんどお寺跡経験者という形で、他の会場で展示されてた人とか、また集って今回展示されるのと、
神聖寺の住職さん、辰美さんが今回作家として作品を展示するっていうのが、一つ面白いポイントなので。
初めて?
初めてです。なのでぜひ楽しみに、僕もしてるんですけど。
ジャンルは?
ジャンルは、そうですね。実は一回竹細工を使って会場に作品を置いていたことがあったりしたので、今回それの延長ではないかなと予想しております。
特にまだみんな何を展示するとか、別にパンフレットにも書いてないですもんね。
そうですね。一応お寺跡の会議などを会期前に挟むんですけど、その時に場所だったりとか、どんなふうに出来て作品を作っていくかっていうのは、ある程度作家さん間では共有はしています。
そうですよね。
そうですね。場所とか、やっぱり動線とかも少し考えたりした方がいいかなと思うので、
全体の雰囲気とか、自分の作品がやっぱり一番目立つというか、生きる空間を探して作る人もいるので。
そうですよね。お寺は独特だけに。
そうですね。自分のスタイルがしっかり確立してる作家さんももちろんいらっしゃるんですけど、その確立したスタイルの作品と合うお寺さんを選ぶって人もいれば、
お寺さんのそのフィーリングに合わせて、新しい路線というかっていう人に、普段の制作とはまた違った形で展示してくださる方もいらっしゃいますね。
作品の制作過程
作家さんは希望を出せるんですか?
そうですね。
このお寺がいいですってできれば。
募集の段階で、各お寺さんどの位置がいいかっていうのは、一応希望は出せます。
事前に会場説明のタイミングですとか、去年のお寺アートを見てくださった方とか、場所の雰囲気を共有する機会はいくつかあるので、
実際に写真とかも、どんな雰囲気ですかっていうのを共有したりもしますね。
そっかそっかそっか。
前回イチゴカメラグループは、僕申請とかは全部森上兄弟に任せっきりだったんで、手順とか要は分かってないんですけど。
そうですね。
グループ参加はもちろんいろんな作家さん、何グループか作って、本当にイチゴカメラが今まで人数が多かったグループだったかなと思うんですけど。
そうですか。
去年は、イチゴさんは門前寺さんでしたかね。
あ、門前寺さんじゃない。
神戸寺。
そう、会期中は神戸寺でしたね。
で、あれや。
選抜点。
選抜点が、そう、門前寺さんでしたね。
そうですか。
前回村上兄弟来ていただいた時に、お寺アートファンとかの話も聞いたんですけど。
一番最後のページに村上さんの名前も出てますね。
そうですね。一応、お寺アートの実行委員という会の中で候補を担当しておりましたので、いろんな作品の写真だったりとか、いろんなSNS上の発信を担当させてもらってました。
で、今回ファンブックって形なんですけど、やっぱり1回目のお寺アートを知ってる人って、なかなかもう、当時の1回目って学生さんが中心だったりもしたので、みなさん卒業されて東京行ったりだとか、知る人と知る会というか、なかなかその雰囲気ってどうだったのかねって。
実行委員の中でも新しい人入ったりしているので、そこを実際にインタビューを通して探ろうというのが、今回のお寺アートファンブックでございまして。
で、なんだかんだ2010年から2025年っていう形にはなっているので、会期としてはすごい長くて。
そうですね。会時代、15年続くグループ展というか、芸術祭って形なんですけど。
で、政岡さんも言われてたのが、倉林さんは割と初期の頃から参加されてて、2回大賞も取ってるから、インタビューもしないとねみたいな話をされてましたね。
そのお寺アート自体は、僕が当時学生の頃ですね。2015年のこの詩詩句っていうテーマから僕が参加しておりまして。
2015年、詩詩句。
詩詩句テーマですね。
地名ですか?
地名、あそこの剣のちょっと先みたいな。
詩詩句自体は仏教用語らしくて、なかなか先生のお師匠の話の中に間違いがあったとして、それを指摘する勇気というか。
詩詩のように吠えるというか、そんな意味があるらしいんですけど。
その時は、天徳院さんで展示をさせていただきました。
当時、学生のアートグループっていうので活動していたので、何人かメンバーがいる中でライブペイントと、実際にこの天徳院さん、三門がとても大きい立派な門と、その手前が三堂になってるんですけど。
その三堂のところに柱のオブジェクトを作り、そこにちっちゃい子と一緒にライブペイントしたりとかっていうのもやってました。
イベントもやったと。作品も展示しつつのイベントも。
学生、大学生?
大学、そうですね。3年生かなと思います。
2015年に学生だったんだ。若っ。
いやいやいや、もうお寺に関わってから10年くらい経っているということで。
それから毎年?
そうですね、ほぼという感じで、1回自分、卒業してから地元帰ったりとか、いくつかしていたんですが、ほぼほぼ出ているのではという感じです。
そうですか。ちなみに大賞を取ったのは何年とかあります?
大賞を取ったのは、この2023年の地獄っていうテーマと、あとは一年いけるもの、2018年ですね。
のテーマで大賞を取らせていただきました。
なるほど。これ大賞を取ったら、もうその日の晩から電話が鳴り止まないとか。
翌朝の情報番組に出てるとか。
なかなかね。
M-1優勝くらいのインパクトが。
ねえ、なってくれてたらいいんですが。
作品を見ていただいた方からは、「ああ、あの作品作った人ね。」っていうのはすごい声かけていただけるようになりました。
確かに。お寺と回っていると、いろんなお寺のいろんな作品を見るから、全部の名前を覚えるのはちょっと難しいんですよね。
そうですね。
作品の印象が残っているやつとかは確かに、そういう記憶になりそうですね。
やっぱりその中で、作家さん同士で交流があったりもするので、
たまたま仲良くなった子と一緒に展示しようか、だったりとか。
自分でやっぱりそういうお寺っていう環境、場所に合わせて作品作りができるっていう、一つ特技とかがあると、
新しいカメラと撮影
ポートフォリオとかでもやっぱり、いろんな場所でアート活動の幅が広がるんじゃないですかね。
ああ、確かに。
そうか。だから、やっぱり神話性みたいのはあるなと思ったんですよね。きっと最初に参加した時とかに。
そうですね。
自分の作品とお寺っていう。
やっぱりお寺さんの空間自体が、意外と広い空間作りというか、
天井高が通常よりも高かったりだとか、空間に音が響きやすかったりだとか。
っていうところで、美術館みたいなホワイトキューブって言われる真っ白な壁、真っ白な床、真っ白な空間みたいなところとはまた違った自分の作品の生き方があるんじゃないかなって、
当初から思ってて。各会場に合わせてインスピレーションがそれぞれあると思うので、そこが発揮できるのが楽しいところかなと思います。
去年は映像も使われてて。
そうですね。
あれは何を展示したと説明してるんですか?写真ではないし。
映像と蝶々が舞ってるような。
ものとしては、絵画にプロジェクターで映像を投射する形の作品なので、プロジェクションマッピングもどきというか、なんともなんですけど。
今年はあんま聞かない方がいいんですね。一定のお楽しみにしておいた方が。
そうですね。場所としては神成寺さんの本堂の真ん中。
通常でいうとお寺さんって本堂の真ん中入り口があると思うんですけど、その入り口ってあんまり開かないように、普段は開かないようになってるんですね。
なので、そこを開けたいなという発想からちょっと作品を作ってみようと。各作しています。
お庭が素敵なお寺なんですよね。
そうですね。コケがとてもお寺の中もそうなんですけど、外側の方にもたくさんあるお寺で、住職は結構お気に入りのコケがあるそうで。
そんな珍しい山にだけ生息するコケが自生してあったりとか。細かく見てみると種類違いらしくて、面白い話も聞けると思います。
コケの世界も奥深くて面白そうですね。
本当に花みたいにパッと開いてるコケもあれば、もうちょっと海藻みたいなクシャクシャっとしたようなものもあればね。
ちょっと知識があったら県の県とか行っても楽しんでしょうね。
きっとそうですね。手入れしないと綺麗に保てないっていうのもあるらしいので。
そこも手間暇かけて。
そうですね。住職の辰美さんは結構お庭とかも自分で手入れされる方なので、そこも合わせて作品鑑賞と空間も楽しんでいただけたらなというところですね。
はい。じゃあちょっと楽しみにしてますね。
ぜひ。
伺います。
はい。
なんかお手元に新しいカメラが。
新しいってこともないか。
そう。
前回が4月だっかな。
ちょっと空いてますが。
割とコテンを終わって何度かもたから市とかでお会いしましたけど、
もう数ヶ月前に買った感じでしたね。
そうですね。6月くらいに確か買ってたので、
新しいカメラを買いまして、
CanonのEOS R7ですね。
の方を購入いたしました。
これももともとサブカメラで7D Mark IIという連写したりとかスポーツ撮影に向いてた機械を持ってたんですけど、
これはやっぱり長く使ってるとちょっとシャッターのフィーリングが合わなかったりとか、
ちょっとピントも最近外し気味だなっていうのが実際にお仕事上出てきちゃったので、
新しい形中ので、
初ミラーレスですね。
そうか。
メインが。
メインが5D Mark IV。
サブで7D Mark IIを使ったので。
だから一眼レフやったんですね。
そうですね。
メイン自体がフルサイズだったので、
APS-Cからもうちょっと背伸ばして、
R6とかそこら辺もいいなと思ってたんですけど、
ちょっとAPS-Cで遊んでみたいなと思って、
R7にしてます。
あとはやっぱり軽いですね。
軽さが本当に。
一眼レフと比べると。
7D Mark IIがほぼほぼ5D Mark IVと5D系と同じくらい大きかったので、
結構筋トレになってしまうカメラだったので、
その軽量化もちょっと狙って買い替えた感じですね。
そうか。初ミラーですか。
そうですね。
レンズは?
レンズは今SIGMAの18-50F2.8をつけております。
いいですよね。
Xマウントで撮ってます。
本当ですか。
結構通常のズーム域なんですけど、
毎度APS-Cで使うので明るさが欲しいなと思って、
これを選びました。
なるほど。
何マウント?Rマウント?
そうですね。RFマウントで、
今アダプターで元々のEFマウントのレンズを付け替える運用で使ってたんですけど、
EFのレンズはお持ちですもんね。
そうですね。フルサイズのと、そのAPS-Cのもあったので使ってたんですけど、
実はこのSIGMAのレンズも本当1,2週間前に買えたばっかりで。
じゃあ初RFレンズ?
そうですね。サードパーティーなんですけど、RFレンズに。
なるほど。最初ボディだけ買ってアダプター使ってEFレンズを使ってた。
そうなんです。
いろいろ乗り換える理由もちょっと不具合が出てくるというか、
今年ですね、暑かったじゃないですか。
車の中にレンズ置きっぱなしにしちゃったんですよ。
そしたらピントがうんともすんともいかない。
ボディ?レンズ?
レンズの方ですね。
カメラとレンズの進化
レンズの方でフォーカスのリング回しても何も反応しなくなっちゃって。
そうなんや。レンズもそうなんだ。
これは困ったぞと。
そうか。
なって。
レンズみたいなメカも乗ってるか。
そうですね。その中の基板とか線がダメになったのかなって思ってたんですけど、
ちょうどマニュアルとオートフォーカスのスイッチがあるじゃないですか。
あれがものすごく固くなってたんですよ。
これはもしかしたら熱膨張かなみたいな。
よっぽど太陽に直接当たるみたいな。
本当に車の中に置いちゃったんで。
6、70度くらいいきますもんね。
いくらプラスチックといえど、ちょっと送付具合があったんで、急遽冷凍庫に入れて、2、3週間様子を見て、復帰したんです。幸いなくて。
ただ、その間もカメラ使ってたので、やっぱり暗所性能がAPS-Cなんで、どうしても足を引っ張るというか。
他にレンズとしては、仕事に使うような焦点距離自体は真っ赤になっていたので、
これは明るいレンズに変えてしまおうかと思って、今RFの軽い18-50にしました。
今調べたら、セブンイレブンDM2ももう発売は2014年だから、そんな前なんだっていう感じですね。
本当ですね。
そうか。
でもやっぱり10年くらいの進化の積み重ねがあるので、全然違うなと。
今そのメインのボディが5DM4なんですけど、R7自体のセンサーも3000万画素級のものやったので、結構出てくる絵も割と近かったりしますね。
ただ若干色味とかは、やっぱりフルサイズの5DM4の方がちょっとリッチな感じというか、余裕があるんですけど、それはそれとして、R7の取り回しのしやすさとかはすごい便利で。
画材と筆の話
映像もね、ちょっと力入れて撮れるところも。
今回はログ撮影ができるっていうのも一つ魅力だなと思って、R7を買ったところで。
いろいろちまちまと動画撮っては、ラットを当ててみたいな感じで遊べます。
確かにね、一眼で不動画撮れなくはないけど。
一番最初のEOSの5DM2とかで、一眼で動画撮れる時代東大みたいな感じでしたもんね。
本当に先書き的な機種だったので。
今となってはもう皆さんは見られるですよね。動画も撮れてなんぼみたいなところなので。
そうですよね。
ちょっと時代に追いつきたいなと思ってたところなんですよ。
動画機能、静止画ってそこまでも十分な機能が昔からあるから、今はどんどん動画のスペックが上がってる感じですよね。
各社そんな感じですね。
そこの分で値段が上がってる感じが強くないですかね。
そうですね。なかなかそれもあって、ミラーレス映るにしても、もうちょっと安いR10っていうカメラの写真撮影中心の機体もあったんですけど、
R7がちょうど足も伸ばしやすくスポーツ撮影もできるとなればこっちかなと思って。
ツールつながりでそのまま画材に。
画材の話。
ちょっと画材の話も入れてみたのは、やっぱりいろんな子供たちに教える仕事も少ししてるので、今はもう水で溶ける油絵が。
水彩油絵?
水に溶けて、固まれば溶けないようになるんですけど。
っていうのが各社発売していたりだとか、あとやっぱり最新の筆ですね。
面相筆を。
面相筆?
面相筆っていう筆があってですね。
細く書く用の筆があるんですけど、学校とかで使ってた一番細い筆をイメージしていただけるとわかりやすいかなと。
あれの、いろんなアーティストさんとコラボした商品なのかな。
鉄筆っていうシリーズがあって、出てきますかね。
その筆の硬さがちょうど良いというか。
面相筆自体は基本的には動物の毛、イタチの毛とかを使ってることが多いんですけど、
最近ナイロン製の筆とかがですね、なかなか良い筆の耐久力とかを使用しているもんで。
この間画材屋さん行って買ったものがあるんですけど、
それの書き味がですね、なかなか程良いというか、筆のまとまり、コシの強さと良い動物の毛とはまたちょっと違う扱いになって、
本来日本画用とか、いろんな画材に合わせて水彩用とかあるんですけど、
油絵でもしっかり使えるっていうので。
ちょっと分からない世界だな。
ただ筆も進化してるってことなんですか。
そうですね。これでした。筆も。
そうですね。結構最近は筆がいろんな条約の関係で廃盤になったりするんですけど。
そっか、動物の毛とかを使ってるから。
条約違反になるらしいです。
今、いろんな動物愛護的な視点でも、毛皮の取り扱いもそうなんですけど、
そういう業者さんって毛皮も取り扱えば、そういう毛自体も取り扱ったりするので、
そこら辺が個性的にちょっとどうなの?
もうちょっと配慮できないの?っていう流れはやっぱり多くありますね。
購入されたのが?
購入したのが、ナムラの面相筆で、
耐性。
耐性ともう一つの光線ってことですかね。
光線の方がですね、すごい使いやすくて。
油絵ってどうしても筆の腰が命というか、
いかに芯が固くて細い線を長く引けるかってところが大事なので、
この光線の方がしっかり粘りのある絵の具でも細いラインが引けたりだとか、
実際に今何本か使ってるんですけど、洗った後筆が根元の方に絵の具が残って筆が広がりやすいんですけど、
その洗いの耐久もあるし、結構デコボコな面にもしっかり筆が乗るしって感じですね。
使い勝手の良い筆を最近手に入れたなというところが。
これか、説明見ると後期のナイロン毛を使用してると。
だから、まあそういう条約とか関係ないんですよね。
動物さんにも優しいというか。
これちょっと特徴がアルミ軸で作られてるので、結構筆の重みというか、重量もありつつ手ぶれがあんまりしない感じがしますね。
面白いですね、筆話。
みなさんね、万年筆とか魅力的なお話ししてるなというところで、僕はちょっと予算がこっちの方に先に行っちゃうので。
感覚的なもんありますよね。
あと自分にフィットするかとかも、自分の描き方に合うか。
そうですね。
あれはちょっと面白い。
特に本当に日本画の方はもちろんね、昔からよく使われる筆たくさんあると思うんですけど、油絵の筆だとやっぱりメインは豚毛っていう硬くて、絵の具をねっちょり盛る用の筆みたいな感じなので。
確かにあんま細かいイメージがないですね、油絵って。
作品展示の計画
ざっくりというか。
印象派みたいなね、こういう表現はメインにやっぱり需要があったので。
それとやっぱりちょっと違うね、キリッとしたやっぱりスキッとした線が描きたいってなったら、結構日本画の道具をね、こう使わせてもらったりするんですけど。
後線は良かったなーって感じですね。
ちなみにお寺跡に展示する作品は使ってるんですか?
お寺跡に展示する作品はまた別でございまして。
お寺跡に展示する作品はちょっと染色の方をやってみようかなと思っておりまして。
ちゃんと慣れるのかどうかは分からんのですが。
そうか、毎回チャレンジングなことをする場所になってるんですね、倉林さんの中では。
実はこうチャレンジした後、子供たちのワークショップに落とし込んだりとか、いろんな技法としても自分が習熟したいところもありますし。
ただ、いろんな画材とか技法とか、扱いってなんぼかなとも思っとるので。
昔のダ・ヴィンチじゃないですけど、いろんな、あの人は兵器まで作りますからね。
手を動かす、クリエイトするっていう部分では垣根なくできたらいいのかなと思って。
なかなかちょっと高いんですけどね。
でも、2800円?
そうですね。なんで、本当に動物の毛の本当に良いところ使ってる筆だと普通に7000円とかはもっとするので。
なるほど。
というところで、手頃に。
なんか安いと思っちゃった。
そうですね。
プロが使うツールとしては安いと思っちゃいました。
そうですね。そういう意味では消耗品なので、本数が必要なんです。
確かに確かに。
5、6本必要やなって思っても、お!っていう。
確かに。1本で数年持ってくれるわけじゃないですね。
そうですね。1本、一作品1本消耗すると考えたらみたいな。
なるほど。
坂さんももちろんいらっしゃいますし。
サイズとかにもよるんですけど。
そうですね。考えると意外とかかった。絵の具とかキャンバス地だけの料金じゃなくて、実は道具もみたいになると、やっぱり絵はそれなりに。
そうか。そっか、その視点がなかった。
カメラもね、そういう機材、やっぱり揃えるときは予備が必要とか。
レンズももう1本同じもの買っとこうみたいなと、同じプロの仕事はそうなもんかなって感じですね。
そうですか、いや面白いですね。
ツール話はやっぱ面白いですね。仕事道具の話は。
道具そうですね。建築の道具専門店とか工具屋さんとか、結構そういうのを覗きに行くのは好きで。
確かにあんまり行かないけど、ホームセンターだって真北のブースとかなんか見ちゃうんで。
そうですね、毎回チェックしちゃうというか、ちょっと手頃で程よいなみたいな痒いところに手の届くところがあるとついつい行っちゃいますね。
いいですね。
お寺と以降の展示とかのご予定はあるんですか?
お寺と以降とりあえず1軒決まっておりまして、そしたらギャラリーカフェミゼさんで行う。
お馴染みのミゼさん。
ちょっと個展をさせていただいたところですね。
にお声掛けいただいて、想定画展という展示に。
毎年やってますよね。
はい、いただきました。
これが10月の4日から10月15日までの展示になります。
こちらの作品を今制作中という。
並行して。
この想定画展はギャラリーミゼさんと東京の方のギャラリーエコーアンというところで企画している展示でして。
ミゼさんで展示された後、東京の方に作品が展示されるという形になっております。
その日程は?
その日程は東京の方が10月19日日曜日から28日の火曜日まで。
じゃあ金沢15日水曜日で終わって、すぐその週末から東京で。
なるほど。
それ毎年金沢東京2つでやってるんですか?
そうですね。金沢東京館で。
なるほど。どこが主催とかしてるんですか?
主催とかは、多分エコーアンさんのオーナーさんとミゼさんのオーナーさんが仲が良くてというところだと思うんですが。
結構友達が想定画展よく出てたのを見に行ってたりしてたので。
タカさん?
そうですね。タカさんだったりとか。学生の頃は美大の先輩だとかも展示されとったので。
そうか。タカさんが何か出してるって聞いて、僕去年は見に行ったような気がします。
タカさんの作品のデータを撮るのに僕がカメラで撮ったりとか、ちょっと手伝ったりしてたのもあって。
毎年ちょっと楽しみにしてる展示だったんですけど、今回は自分も参加できるということで。
これ文庫本サイズとかの想定画というか。
そうですね。
サイズはいろいろあるのかな?
想定自体は各いろんな文庫の、文庫本になっているものの作品を新しく想定するという。
もう既にある小説なりとか。
そうですね。既にある文学作品を。
これは作家さん自体が読んでいる作品であったりだとか、自分の創作のきっかけになる本っていうのを改めて描き直す。
私ならこう想定するっていう。
そうですね。多分作家さんのイメージというか、読んでこういう世界観をそれぞれ持ったりするので。
去年同じテーマで、例えば同じ作家さんの、同じ文学者さん。
例えば何年か跨いでその本が被ったりもするんですけど、それぞれ違う視点で描かれている絵になるので。
なるほど。縛りがあったり。
そうですね。
ちょっと同じ年で同じテーマっていうのは難しいんですけど。
しかも本に想定する前提だから、本を包むような感じで見たときにどう見えるかみたいなことも考えながら絵を描くみたいな。
そうですね。なのでいろんな構図だったりとか、絵全体の雰囲気も。
そのサイズ、このサイズ自体は一番大きいサイズが8号のサイズ。
F8号サイズ以内という形になっているので。
水彩だったり、スケッチ画を表紙にしたりだとか、いろんな表現の幅がある展示になってます。
いいですね。面白そう。
そこの想定画展もあって、新しい画材を探しに行ったりだとか。
なるほど。
いろいろしていく中で。
そうか。わりと小さいだけに、より細いのが。
そうですね。細かい表現を。
これでさっきの筆が出てくるんですか?
そうですね。
さっきの。
構成?
構成。
構成ですね。
その8号サイズっていうのが、紙で言ったらB3くらいなんかな?
身体性の重要性
ちょうどサイズがありましたね。
455mm×380mmという形なので。
まあまあ大きい。
まあまあ大きいサイズですね。
ただ、書き込みってなるとやっぱり細い表現が必要になってくるので、
メイソフでよく使わせていただいてます。
原画を書いて、それをデータ化して想定。
そうですね。
想定の紙にプリントするみたいな。
はい。なので、作家さんはその原画を書くっていうのと、
想定のデータ作り、自分でできる方はご自身でデータ作るんですけど、
それを印刷所さんで最後厳密に構成もしてくれるらしいので、
そこも併せてお願いして、
展示されるときは実際の原画と文庫本自体も展示されます。
なので、作家さんが今まで読んできた状態の本が新しい想定になって、
置かれるような感じだね。
なるほど。
いろんな年季の入った文庫本もあれば。
そうですか。なるほど。
確かになんかそれ、面白いですね。
そうですね。
自分の気に入ってる本の想定を考えるっていう。
そうですよね。
自分のお気に入りの作品って多分文学作品あると思うんですけど、
こういう想定もいいねってやっぱり感想をいただけたりもするので。
想定もいろいろ自由な世界ですからね。写真もあれば絵もあれば。
そうですね。
特に結構昔の文学が最近は表紙がリメイクされて、
発売されたりもしているので。
表紙重要だもんな、本屋とかで。
絶対に。
絶対に。
ジャケ買いに近いものありますからね。
やっぱり目を引くっていうのはすごい、絵もね重要な意味合いありますし。
そうですよね。
まあでも、画家がそういうね、想定をすると、
デザインの要素が強いですね。
そうですね。
だいたい想定デザイナーがいて、
画家にある程度、画家のこのタッチが欲しいと思った時に、
ね、ラフとともにタッチしてくれるみたいなイメージがありますね。
なので、まあそれがね、絶対に意味合いがありますしね。
そうですよね。
そうですね。
自分のちょっと隣のジャンルにも、
越境していくみたいなのが楽しそうですね。
そうですね。
で、実際、この作品がもしお買い上げになると、
その、
ただの、
の、
お金をね、
お金をね、
一応ね、
1億円ぐらいで買うかもしれないけど、
で、
お金をね、
実際この作品がもしお買い上げになると、その作品の原画と新しく想定された文庫本もついてお買い上げという形になるらしいです。
そっか、それ別に何の権利も犯してないですもんね。
意外と何かいいですね、それは。
別に権利を犯してないもんな。
ある意味オリジナルの、その一つの唯一無二を変えるという形なので、面白い画だなと。
参加する側になってまた一つ楽しみがあるなと。
そうかそうか、なるほど。
なのでその個展終わった後ですね、4月に終わった後は、もう本当に想定家庭向けてのテーマ、どんな想定の作品にしようかなので、今まで読んできた本だとか小説だとか、また自分の興味ある小説だとかを見漁っては見たんですけど、なかなかピンとくるものがなくて。
文学と没入感
やっぱり時代に合わないというか、ちょっと古臭いかなっていう表現だったりだとか、結構その僕すごい思うのは海外の文学とかって、リズムというかテンポがそれぞれ独特なので、しっくりくるものもあればちょっと難しいかな。
読みづらいなーって思う作品もやっぱりあったので、いくつか本読んでみて候補はあったんですけど。
でも改めてカモメのジョナサンっていう作品を今回読んでみてですね、これが今完成版という形で出版されているんですけど。
未完成だったんですか?
そうらしいです。リチャードバックさんっていう方の小説でして、出版自体が1970年代のアメリカということで、当時はヒッピーの最前世というか、だったらしいですね。
伊月先生が、新役、創役という形ですかね。新しく作る役という形で、部書を綴られているので、なかなか読みやすくなおかつ、読み込んでいくとこれはただのカモメが飛んでるわけじゃないなというのが。
みなさん気づくかなと思うんですが、なかなか後味もまた残していく作品になったので。
そうですか、読んでみよう。
最初はこれの絵を描こうかなと思ってたんですけど。
はい、これじゃなくしたんですか。
これじゃなく。
まあそうですね、いろいろ考えますよね、題材の選びは。
そうなんです。なんかただカモメが砂浜にいるような感じかなとか、想像はしちゃうんですけど、読み込んでいくとまたストーリーの展開というか、話の規模もまた変わってくるので、すごい楽しみながら読みつつも、絵にするにはちょっと壮大なストーリーやなっていうところで。
これ今ちょっとググったら現在の想定が出るじゃないですか。
そっちに引っ張られたりとかしそうですね。
そうですね、やっぱりイメージとしては強いので。
完成されてるものがあるわけですからね。
なかなかその完成されてるものに対して、じゃあ自分はどう表現していくかっていうのもなかなか難しくて。
よっぽど想定気に食わなくて、こうじゃねえだろって思ったら作りやすいかもしれないですけど。
それはあるかもしれないですね。
逆に言えば、世界の名画とかが想定に使われてる作品あったりするので、
マグリッドの作品が本当に世界観とマッチしてみたいな想定もあれば、
この巨匠たちと肩を並べていくにはどれくらいのみたいな、考えてしまうとちょっと気が重くて。
というところで、ちょっと自分の割に返ってというか、
自分の文学好きになったものの原点を振り返ってみると、
妖怪とか伝説とか不思議な物語好きだったので、
中学生くらいに柳田邦夫の文章に出会ったんですね。
当時、唐の物語買ったのは高校生だったと思うんですけど。
柳田邦夫といえば、日本の民族学を作った人みたいな立ち位置になるんですけど、
いろんなよもやも話というか、昔話、その地方に伝わる伝説もあれば、
誰々があれを見た、みたいな不思議な話を集めた、ざっくり言うとそんな文章になったんですけど、
これがすごい面白くて、いろんな山にまつわる、
例えば狐にばかされた話だったりとか、山で女性に会う話とか、
いろんな山で不思議なことが起こるっていうのは、
昔の人も体験したりだとか思ってたみたいで、
そんな話が実は人間の日本人の感性から馳せられてるんじゃないかっていうのを、
やっぱり面白いところかなと思って、
実際自分も地元は海ない県だったので、近くの自然といえばそういう山とか森とかしかなくて、
っていう中ではいろんな昔話、史跡とかにある石碑も読み解いていくのを当時好きだったので、
これ読み直してみるとまた海外文革を読んだ時の頭の中で作るイメージと、
またちょっと違ったような没入感があったりだとか、イメージが湧いてくるなと思って、
実は今回想定画展はこの戸の物語にしようと思って、
白山登山の体験
いろいろ考えあぐねた結果、白山に登ることになり、
ついこの間、夏に登ってきたということですね。
登ってましたね。
登ってきました。
なるほど。そうか。これは体験しないとと。
体験、そうですね。
山に行かないと。山の奥深く行かないと。
地元の山って標高そんなに高くなくて、1800m行くか行かんか1300mとかそれくらいだったんですけど、
白山って高いんですね。2000mちょっとでしたっけ。
全然山は山なんですけど、見える景色が違うなというのを体感してきました。
2702m。意外と高いね。
高いですね。
あんま高い印象持ってなかった。
やっぱり遠くから見ると、お山があるなって、すごい眺めも良くて、
遠くから見る分にはすごい良かったんですけど、
いざ登ってみたら、なかなか。
あの、無駄道止まって?
それとも日帰り?
日帰りだったです。
ずっと登りたいなって思ってたのは、石川が来てからずっと白山登ってみたいなと思ってたんですけど、
なかなかそう思いつつ10年経ち、念願の白山登山だったんです。
その前に一回立山の方の室戸にロープウェイで行ってみたりはしたことあるんですけど、
地元の山と性格が違うというか、場所とかでやっぱり食性も違ったりするので、
なんて言うんですかね、
地元群馬?
地元群馬県ですね。
群馬でも山登ったりはしてた?
そうですね、もう実家がその山の中腹というか、裾野にあるなんで、
ちょっと登ればいいかなって思ってたんですけど、
群馬でも山登ったりはしてたんですかね?
群馬でも山登ったりはしてたんですけど、
そうですね、もう実家がその山の中腹というか、裾野にあるなんで、
ちょっと登ればね、そう登れやすい山はたくさんあって。
そうですか。
なるほどね。それで白山登ってきた。
やっぱり山並みを描くには実物もみんなだなと思って。
小学5年と6年のとき2回、一泊で登ってます。
スポーツ少年団の行事の一環で。
でももう覚えてない。
でも小5の時とかは割と少人数で行ったんだったかな。
だから夜室堂からちょっと出たとこで、カップラーメンとか作ってもらって、腰を見ながら食べるみたいな。
すげえ、子供の頃に一生の思い出というか。
何か覚えてますね。流れ星ジャンジャン見えるしね。
いいですね。今回本当に日が見えていたので、なかなかハードなスケジュールだったような気がするんですけど。
思い出してきた。万年雪のとこで滑って遊んだりしましたね。
今はだいぶ小さくなってきたんですよね。
そう、でもこの辺登った時もしっかり雪が残ってましたし。
本当に日帰りだったので、朝5時に登山口出発だったので。
帰ってきたのが3時、4時くらいかな。
だったので、なかなかのペースだったのではないかと。
一緒に山登りしてくれた方が、毎週登山に行くような建築士の方なんですけど。
方だったので、やっぱり初めての山一人で登るのは怖いなと思って。
確かに。
経験者に考えました。
毎週行くんだ、好きな人って。
黒いんだと思いますね。
本当にもう。
いろんなところですよね。
そうですね。本当にいろんなところに登ったって話してましたね。
そっかそっか。うちの父親も昔を時々見てたな。
そうか。
その人も実際山登り始めたのが40代くらいからだったらしいんですけど。
思い立ってかなんだかその後も継続して登られておって。
そうか。朝から夕方手前くらいまでだったらいい休日の使い方ですね。
そうですね。
足腰も鍛えられて。
でもちょっとね、画家としてはちょっと座り仕事が多いので、運動不足は運動不足なんですね。
そうですよね。
それでもとにかく日帰りに行けたのは運が良かったなっていうところで。
しばらくしんどかったんじゃないですか。
そうですね。3日くらいでなんとか。
やっぱり筋肉痛にはもちろんなったので大変だったんですけど。
そこまでももを使わないで登るというのを教えてもらって。
そうですか。
やっぱりももを上げながら登っていくっていうのがすごい歩行に負担らしくて。
歩幅は狭くだとか、ペースも平地のようにずしずしとは歩けないので。
ゆっくり行きながら、いかに負担をかけないで歩けるかっていうのを教えてもらいながら行ってきました。
そうか。そういうのか。
グランニングを今継続してやってるんですけど。
グランニングの場合はいかにもも、太ももとお尻の筋肉を使うか。
もうこのお尻とか太ももって筋肉ぶっといじゃないですか。
そうですね。
だからふくらはぎとかに負担がいくようになるとすぐつっちゃったりとか。
足首とかに負担がいくような走り方だとすぐに痛みがくるんですけど。
なるべくお尻とかの筋肉使うようにしたら。
割と楽に走れるみたいな。
そうなんですね。
確かに山は違いますよね。傾斜があると。
腰を使ってって言いました。腰で歩くというか。
なるほどね。
結構岩で道が補正されてるみたいな形なので、
結構ももを毎回上げるというか、
登って行くのも、結構足場不安定なところも多かったりするんですけど、
そういうのもあるんですね。
そういうのもあるんですね。
そういうのもあるんですね。
そういうのもあるんですね。
そういうのもあるんですね。
登って行くのも、結構足場不安定なところも多かったりするんですけど、
毎回もも上げで、総勢何キロだかわかんないですけど、
身体性と道具の関係
登山すると考えると、まあ続かないというか。
っていうところを腸腰筋でしたっけ。
腰の奥というか、お腹の奥の方の筋肉で行くっていうのを言ってました。
そういうの聞けるのはいいですね、慣れた方とか。
下り方とかもね、なんか膝抜けそうになったりとかしますよね。
やっぱりいかに膝に負担をかけないかっていうのが大事っていうのを教わりましたね。
その時にちょうどR7を持って行ったので、カメラも軽くてよかったなというところで。
SIGMAもその時はあったんですか。
その時はなかったね。
CANONのEF17-40という昔の広角のLレンズをつけて行ったんですけど、それでもすごい具合は良くて。
そうです。ランニングしてって思うんですけど、筆とか筆記具使った細かい感触で気持ちを伝えたりとか、
良いパフォーマンスができたとか思ったりするじゃないですか。
ランニングはやっぱりシューズ。通常としてはシューズのウェイトが相当大きいんですよね。
シューズによってまた全然違うんですよね。
そうですね。
今日も考えた時に変わった靴を履かれてましたよね。
そうですね。
靴を履かれてましたね。
タビーのようなシューズ。
タビーっぽいシューズ。マルゴーという会社が作っているシューズなんですけど、もともとタビーを作っていた会社らしくて、
いろんなくるぶしくらいまであるシューズだとか、もうちょっとカジュアルなスリッパみたいなシューズを作ったりとかしてるんですけど、
ランニングもできるタビーシューズっていうんで、
今回コレレさんに教えてもらったんですよ。東山の。
カフェコレレさんがちょうど同じの履いてて、その時僕もインスタの広告でこのマルゴーさんのタビーシューズよく乗るようになっちゃって。
これはきっと買わねばということなのではと思って買ったんですけど、すごい走りやすくて軽いのと通気性がすごい良かったので、そういうランニング用に調節されてるらしいです。
中敷きなしで最初走ってたんですけど、足の裏の筋がつくというか、やっぱりダイレクトに足裏衝撃が来ると疲れやすいみたいだったので、しっかり中敷きも購入して走ったところだいぶ楽ですね。
これ親指と他のところは分かれてるってことは?靴下も5本指ソックスとかじゃない?
そうですね。なので今ワークマンで普通に親指分かれてるやつとか5本指でもあったりするので、意外とワークマンのしっかり厚えの靴下なのでおすすめです。
面白いな。
ランニング慣れてる人って底ペラペラなやつ履きますよね?人によっては。
僕は初心者で、なるべく足の負担を減らす、速く走るなんて思ってないから、なるべくクッション性の高いものとか。
足の形も多分あると思うんですけど、僕ナイキ履けないんですよ。
僕もです。
本当ですか?
偏平足なんで、アシックスしか無理です。
アシックスいいですよね。多分足の形も関係してくるんじゃないかなときは。
甲の高さとか。
しますね。
ランニング長く続ける人って足の形自体も結構細長いというか。
そうだそうだ、いろいろ思い出してきましたね。
息子が今中学でサッカーやってて、新しいスパイクが欲しいっていうから、買ってきたんですけど、専門店行ってフィッティングしてもらうんですけど、
長さには合ってるけど、高さがちょっとゆとりがあるよねとか、それをどう解決するか。
まずソールを変えるとかっていうのもあるし、幅ももうちょっと詰めた方がいいねってなったら、
じゃあソックスを5本指ソックスにしようとか。
今サッカー用のタビオっていう5本指ソックスとか出てて、おもろいんですよ。ソックスもセパレート式になってるんですよ。
セパレート?
タビオ履いて、ソックスの足首から下切ったやつを上からかぶせるみたいな。
それ専用の足首から下ないソックスが売ってたりとかもするぐらいで。
そんなに細かく分かれて、自分なりのフィッティングを合わせてくれる。
すごいですね。
っていうのを見てすごいなと思ったんですけど、実際価格も結構するんで。
そうですよね。
こんだけ値段出すならそれぐらいの説明は確かに受けたいなって思いましたけど。
そうですよね。
言ってランニングシューズも高いからね。
そうですね。
もうちょっと説明してくれてもいいかもしれないですね。
いやーなかなか本当に、当時登山用の靴も持って準備はしてたんですけど、靴本当に奥が深くて。
そうなんですよ。
そう、あの筆記具とか筆とかも一筆一筆感覚を試すように書くように、一筆一筆調整していくように。
ランニングも一歩一歩。
そうですね。
ちょっとした重心を変えてみたり、足の着く位置変えてみたりとかで、疲れ方が全然違ったりして、自分が一番疲れないポイントはどこかを探す旅みたいな。
そう、やっぱり身体勢ってすごい重要ですね。
重要ですね。大事なんですよね、あれが。
いやー本当に。
ランニングと靴の重要性
だからランニングしてるけど、楽したいって常に思ってる。
で、その上半身の傾け方とか、それが上手くピンと重なった時に足の着き方、着地ポイントとか。
そうですね。
重なった時にめっちゃ楽みたいな瞬間が楽しいんですよね。
いやーやっぱりね、それがあるからこそ長くね、走れるとか。
G回転でもスッと気持ちいい線が引けたとか払いができたとかいうのと似た感覚がランニングにもあるよっていうのをお伝えしたかったです。
そう。やっぱりこう、そのいい感覚っていうのが結局モチベーション繋がるんで、やっぱ長くね、続いたりとかされるんだなと思って。
そうなんですよね。
で、それって本当ごく自分にしか本当にわかんない感覚、自分の中の小さい世界のちょっとした気持ちをさ、こそ大事みたいな。
いやー本当ですね。そこを追求していくのがある意味人間の本質なのかもって感じですね。
そうですね。
いやー、創作もね、そんな延長のものでもありますし、なんか室伏さんの話とか結構聞いたことあるんですけど。
要は体幹トレーニングっていうものが始まる前にもう体幹を意識してトレーニングしていたとかっていうと、やっぱりそういう心地良さとか、いかに力が入るかとか。
入ったかもね、グワングワン回してウェイって投げるわけですもんね。
そうですよね。
体幹が全てでしょうね。
っていうので、やっぱり体の使い方もその壊ればいいもんでもなくて、力を抜く必要もあったりだとか、そのタイミングとか。
もう言ってたら全部そういうものの積み重ねで世の中できてるのかなっていう気はすごくしますね。
よく足早い人遅い人いるじゃないですか。
あれも今更ですけど面白いなって思うんですよね。
そうですね。
大体みんな小学生とか骨格も大体同じで筋肉量とかも大体同じだけど、50メートル走ると結構差が開くっていう。
そうですね。
体のバネとか、バネっていうのは髪砕いていくとなんかあるんでしょうね。
ここの筋の伸縮性とか。
体の作り的なところももちろんあると思うんですけど、僕足遅かったんですよ、50メートル。
その時言われたのが、走り方がもっと小幅を小さくしろ。
感覚か。タンタンタンじゃなくてタタタタタタくらいリズムを速くして足を動かすんだよって教えてもらって初めてちょっと速くなったりしたので。
リズムというか振動というか、人間が思っている自分の体の使い方って意外と適当に使っとるもんで。
G回ってたら分かりますね。
まっすぐなセントが引けないですからね。
そこに力の入り具合の段階つけたりとか、リズムとかタイミングっていうのを調節すると最適化されていくというか。
走れない子もそこで変わっていくとかもあるんで。
泳ぎとかでも25メートル泳げなかったけどちょっとコツをつかむとスッと25くらいはいけるようになるとかありましたもんね。
意外とそのコツってそういう、なんていうんですかね。
教え方とその理解がマッチしたみたいな感じなんですかね。
そうですね。
案外人間の無意識にやってる動作ってすごい無駄が多いのかもって感じですかね。
ほんとそうでしょうね。
ちょっと変な歩き方とかだったりすると、だんだん歳を重ねていくにつれてちょっと不具合が生じやすくなるとかありそうですね。
やっぱりそういうのをひっくるめて見てるものが大事なのかなと思って。
僕がその走り方が結局速くなかったのって、速い人の走り方を見てなかったからっていうのもあるのかなと思って。
だいたいこんな感じで走ってるよなっていう記憶というかで走ってたので。
そうですよね。速く走れる人もそれを説明できないですもんね。
めっちゃ速い子とかいましたもんね。
でも教えるってなると、なんでそうなってるかっていうのを理解できないとなかなか教えられないというか。
最初から上手い人って多分教えるの難しい人多くて。
もっとちゃんと走ればいいんだよみたいな。
天才肌の人は。
もっと足動かしてどう動かすのみたいな。
ところがやっぱり学生を教えてる時もすごい気をつけながら。
感覚的な部分も大きいですからね。
そうですね。
その感覚の幅というか豊かさを持たせるっていうのが結局成長する一つなのかなと思って。
楽器とかもそういうものかなと思うんですけど。
きっとそうなんでしょうね。
面白い。
やっぱり身体勢ですね。
身体勢そうですね。
自己の感覚を探求する
だから僕見てるサッカーなんかも、人は手はうまく扱えるけど野球なんかでも狙ったとこにピンポイントで投げられるじゃないですか。
でも足を使ってボールを使うのは難しいから成り立ってるスポーツなんですよね。
確かに。
あれがハンドボールとかは全然違う競技になっちゃいますもんね。
本当やな。
だからみんながうまくできないっていう前提があるから、だからセンタリングとかクロス上げて、
そのゴール前で事故が起こりやすい状況を作ってゴールの確率を高めるっていうスポーツなんですよね。
なるほど。確かに。
ミスし合う90分間ですか。その中で1,2回うまくいって点数が入る。
確かに。
なかなか個人のそういう身体性ももちろんあるんですけど、そうなっていくと戦略とかチームワークもまた全体を見て感じ取れる能力ってやっぱあるんですね。
野球は基本1対1のピッチャーとバッター。バッターが打ったら打球と守備者みたいな。
本当ですね。
基本1対1みたいな。
サッカーは常に流動的で11人巻き巻きでグルグル動き回ってとか。
なんか後ろに目ついてるみたいな。バス出したりとか。本当に音で感知してるのか。
あれもね、バス受け取る一瞬前に首振ってんすよね。
一応視認はしつつ。
首振って180度。そこで関節視野で捉えてとかってやってるんですよね。
視野角も大事ですね。
カメラもいじれるところって絞りいじれたりとか感度いじれたりとか。シャッタースピードで全部決まるので。
特徴があるカメラっていうのを個性を生かせれば。
やっぱり身体勢っていうところで言うとフィルムカメラみたいな。
1枚1枚巻いたりとか間に合いでフォーカス合わせたりとか。
身体勢伴った体験で撮った方が撮った時の記憶残ってやすいみたいな。
そうですね。
確かに。
フィルムカメラだけ持って旅行先とか出先に行くっていう方がその場所の空間の記憶というか。
そういうのは残ってる気がしますね。
バリでしたっけ?
そうですね。
海外デジタルも持っていけばよかったかなと思いつつ、あれはあれですごい良かったかなと思います。
一人旅なら思い切ってフィルムだけで行こうとかしやすそう。
子供とか連れて行くとあんまり悠長に構えてられないから。
難しいですね。
サッと撮ってオートフォーカスでみたいな。
そうですね。
まあでもそういう意味では映るんですっていうのは便利やなって感じですね。
そうですね。
とりあえず切れば映る。
そういうコンデジ系とかはいかないんですか?
コンデジは全然持ってるものがPENTAXのコンデジは一応手元にあるんです。
コンデジ便利な光学ズームとかズーム域意外と広いものあったりするので。
意外といつもレンズガチャガチャやってとか、他に脳みそを使う要素が多いデジカメに比べたらサッとパッと記録に残るっていうのはすごい良いですね。
ミラーレスでも例えばSNAPとかにもきっと持ってくるじゃないですか。
そうですね。
R7を。
その時の撮影モードってどうしてます?
撮影モードですか?
基本はマニュアルでしてますね。
言うたら運動会とか仕事の撮影の時に絞り優先とかシャッタースピード優先っていうのを使うくらいで。
そうかなるほど。
カメラとレンズの選択
プライベートではマニュアルで仕事では大きな機能を使うみたいな。
多いですね。
確かにね。
合理的ですね。
大体もうこれくらいの絞りで大体撮れるっていうのは分かってればもうそれ固定ですし。
確かに確かに。
そういう意味では単焦点の軽いやつとかは今少しで撮るので。
RFもRFってなかなかレンズが増えないけど増えてきました?
いや、APS-C用のは全然増えてなくて。
今EF用のパンケーキのレンズをつけておりまして。
昔からパンケーキレンズやけどこのEF-Sの24mmF2.8ですね。
めっちゃ安いやつ。
これがキリッとするんですよ。
意外と芯のある描写をするのとこの撮り回しの良さなんで。
他のレンズつけるよりはこれつけてスナップとかの方が。
APS-Cなら35mmくらいになる?
そうですね。
CanonちょっとAPS-Cのクロップが1.6倍とかなんで。
ちょっと40mm近いかなくらいなんですけど。
でも大体35mmと同じ感じで撮れて。
僕はそれが好きで今も使ってますね。
なるほど。
この間までは本当にボディーは重いけどレンズは軽いっていう状態が続いてたので。
7DMAXやとちょっとスナップ難しくて。
でも今そのRF系のレンズはみんな軽くなっとるので。
外に持ち出しももちろんしやすいですし。
そうすると今映像とかも撮りやすいレンズ構成になってるので。
いろんな話をしました。
雑談の醍醐味ですね。
対話の締めくくり
そうですね。
身体勢。
そんな感じですかね。
ありがとうございます。
まずはお寺とその後の想定家庭の方も楽しみにしております。
またよろしくお願いいたします。
ということで倉林さんでした。ありがとうございました。
ありがとうございました。
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