1. 百百
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2023-04-14 47:02

#021 "Where are you from?" 【百百(ヒャクヒャク)】

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第21回のキーワードは、「あなたは何人か」「国籍と人種と出身と系譜」「”where are you from?"はタブー?」「社会ハックとしての国籍」「インターディシプリナリー」「インターナショナルから個の時代」「多様性という単一性」「自意識可動変容要素と不可動変容要素」「自己紹介」にまつわるトーク。

🦜あなたの耳に百の話を。人生漫談ラジオ「百百」(ヒャクヒャク)

現代アーティストの立石従寛と現代人の陳暁夏代の深夜トークをポッドキャスト化。 宋の時代に生きた無文という禅僧は、悟ったのち、「百不知百不会(ひゃくふちひゃくふえ)」という言葉を残しました。知れば知るほど、経験すればするほど「無知」であることを知る。そんな境地に至った無文の想いを届けます。台本なし。完全フリーセッションから紡がれる「百のお話」。

※自由気ままなトークですので一部事実と異なる場合があります。おおめにみてください。

🦜出演

立石従寛 IG @jukantateisi

陳暁夏代 IG @chinshonatsuyo


🦜 番組の感想は、 twitter #百百 でお願いいたします。

🦜 Apple Podcasts Spotifyで毎週金曜配信中 概要欄: EileenGu https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B0%B7%E6%84%9B%E5%87%8C NaomiOsaka https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%9D%82%E3%81%AA%E3%81%8A%E3%81%BF JackieChan https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3


00:14
【百百(ヒャクヒャク】
一、十、百の百を二回繰り返して書きます。
この百々というのは、百不知、百笛から来ています。
この単語の詳しい説明は、呂観さんからあると思うんですけれども、
今週からリニューアルした百不知百笛、略して百々ラジオ、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
前回、前々回とお互いの自己紹介的なものをやりましたけれども、
もうちょっと改めて、やっぱり何か共通しているところとしては、多文化だったり、多国籍というか、いろんな国をまたいで生きていたり、
そういうところかなと思っていてですね。どうですか、そのところを深掘っていく。
はい、ちょっと議論したい話について深掘っていきたいですね。
呂観さんは何人ですか?
リアルに言うと、アメリカと日本と、どっちもです。
へー、面白い。
うん、ダブル。
じゃあ次私に聞いてください。
何人ですか?
中国人です。
あれ、国籍は?
ほら、そこ、それ。
面白くないですか?
これずっと私気になってまして、
今日本に住んでるんですけど、日本で聞かれる質問の一つとして、
聞かれる質問だったりとか、日頃のSNS上の言論とかで、一番私やっぱり気になるのがこの質問なんですよ。
何人っていう括りなんですよ。
気持ち悪いよね。
何人かを名乗るのって、私究極個人の自由だと思ってるんです。今の定義において。
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で、ジュカンさんは、両親は純日本人ですよね?
そうですね。どっかで混ざってるだろうけど、どっかどっかで。
どっかで、DNAレベルまでいけば。
でも一応、最近だけを見ると日本人で、日本人として海外で生まれた。
そうです。
アメリカ人半分っていうのはどうしてなんですか?
日本は地だけど、アメリカは土地なので、アメリカで生まれたらアメリカ人だよっていう発想ですね。
それがすごい、私は不思議だなと思ってて。
私は両親両方とも中国人で、DNAレベルまでいったらわかんないですけど、両親一旦中国人で、
私はその子供なので中国人なんですね。
中国の国境内で生まれたので、そこに関してはジュカンさんのような話はなく、
シンプルに中国人って私は思ってるんですけど、それで言うと私国籍は日本にもう帰化してるんですよ。
だから、たぶん私のようなケースの人っていうのは、日本人っていう人もいると思う。自己紹介で。
そうだね。
だし、中国人っていう人もいると思う。
これがすごい不思議だなと思ってて、一応陳称なつよ論、私論でいくと、
国籍と何人っていう質問はすごい偶問だと思う。
人種とか民族とかで語った方がいいんじゃないかって一時期思ってたんですよ。
子供の頃は、中高とか。
ただ、それでさえ今もうフュージョンしてきてるから、もう自意識でしかないなと思ってて。
何人っていう質問に関しては。
だから、肉体としてのファクトと、自意識としてのどこの国に自分の思想が準ずるかみたいなところを分けて、
メインタイトル・サブタイトルみたいな形で自己紹介ができると一番理想だなと思ったんですよ。
それだと、ちなみにメインタイトルは陳称なつよ論。
私はファクトが中国で、サブの説明に日本要素が出てくる。
中国人です。既課しました。そういう意味で日本人であります。
日本国籍を持っています。
国籍って私的には結構IDでしかないんですよね。
だから、国籍を持っていない。
でもそれは多分中国人だからなんですよ。
なぜかというと中国人って日本に70万人いるんですよ。
で、家境とか含めたら100万人超えるんですね。
で、日本人が日本人であると、日本人が国籍を持っている。
だから、国籍って私的には結構IDでしかないんですよね。
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だから、その持っている国の国籍が何人っていう質問には私の中では全然追いかけられなくて、
家境とか含めたら100万人超えるんですね。
それぐらい、世界だけだと世界に1億人いるって言われてて、
それぐらいやっぱり中国って移民文化がある。海外に。
世界中にチャイナタウンがあるじゃないですか。
移民文化があるので、自分が何人っていうのと
住んでいる国だったりとか持っている国籍、ゲットしたグリーンカードの国っていうのは全然関係ない話なんですよね。
そういう教育というか、そういう思想で生まれてきたので、
日本に住んでいて何人とか聞かれるのがすごい違和感があって。
すごい分かります。
ちなみにグローバルっていうか、特にヨーロッパだけど、
ヨーロッパだと最近、ウェアユーフルムっていう言葉はもう失礼だから使ったらあかんっていう風になってる。
いつぐらいからですか?
ここ数年じゃない?
めちゃくちゃいいですね。
特に日本人は日本にいる感覚で、英語でも仮に何人が来ようが、
しかも日本人だろうが外見も含めてウェアユーフルムとか言っちゃうけど、あれ本当にアウト。
アウトなんですね。
アウトまでいかないけど、もう超失礼っていうか、分かってねえなこいつみたいな。
それめちゃくちゃいいと。
なるとどんどんなってるし、なんかもう一つ個人的に思うというか、
これやっぱり私もさっきアメリカ日本って言ったけど、国籍の話を私はしていて持っている。
だけど、なんかねそれこそ20歳ぐらいの時に、一応ねアメリカか日本か選べみたいになってるじゃない?
別にあれ強制じゃないから全然選ばなくていいんだけど、
父と話したの、それこそ。
で、話し合った結果、結論として至ったのはこれもちょっと極端な一つの例なんだけど、
戦争になった時にどこにつくか。
っていうのがある種のナショナリズムという中では一番強いんじゃないかみたいな。
そうですね。
民族と国がつながっていればいいね。
なんでナツヨちゃんが中国人ですっていう時は、きっとどうなの?仮に日中戦争とかなった時に。
でも私は中国につきますかね。
うん、だよね。多分そういうことだと思うんだよな。
家族だったりとかは全員そっちなので、日本に血のつながりのある人はいないから、極論を聞かれたらそう答えますけど。
極論を聞かれたら極論で返すので、そう答えますけど。
まあでもそうですね、単純にそうですね。
うん、なんかそういうことでもあるから。
そのでも選択の仕方はすごいいいと思う。
わかりやすいよね。
わかりやすいです。
09:00
てことで僕も、もし今後日本とアメリカを捨てて、
法律もいろいろ変わったり、本当に私が外務官になることはないと思うけど、なることがあったりね。捨てろって言われたら日本を選ぶなーとかあるし。
なのでつまり逆に言えばそれだけセンシティブな話なので、やっぱりこう何人なのとかウェアフラムとかっていうのはナンセンスよね。
うん、そう本当にナンセンス。
それこそさっきの共感の話ですけど、先週のね。
先週ちょっと共感できる、人が共感できる話題じゃないと自分から出さないっていう話をしてたんですけど、
結局共感されないだろうなのでそこまで語らないけど、この会話を
新しい方に出会うときとかは必ず通る道なんですよ、日本においては。
中国ではそこまで聞かれないんですけど。
聞かないわ。
日本で、私もいろんな国に行きましたけど日本が一番聞く。
そうだよね。
そう、から自己紹介するたびになんか結構一個違和感があって、
もやを一つ生むんですよね。
結構中国人とかだと、結局税金の話とか、社会の福利構成の話とか、年金の話とか、いろんな要素で、
あとその国の人材の話とか、いろんな要素があって、
結構理性で仕分けてるんですよね。国籍どうするかっていうの。
中国的なのかもしれないですけど、それでじゃあ都合がいい人はアメリカに行くし、都合のいい人はアメリカに行くし、
国籍どうするかっていうのを結構理性で仕分けてるんですよね。
日本国籍に変えられるけど、変える?変えない?グリーンカードでいいよねみたいな、結構理性で仕分けてるんですよね。
中国的なのかもしれないですけど、それでじゃあ都合がいい人はアメリカに行くし、都合のいい人はカナダに行くし、
都合のいい人は日本に来るっていう感じで、みんな結構社会の仕組みじゃないですけど、
社会ハックとしてやってるんですよ。移民という手段を。
だからその手段を取っていることがイコール、じゃあ国籍が今日アフリカからイギリスになったからといって、
イギリス人に今日からなるかって言われたら全然違うと思う。
逆に言うと国籍は本当ツールでしかないので、何も代表しないなって思っちゃってて。
それを聞いて何なんだろうって話になっちゃうよね。
そうなんですよ。例えばオリンピック選手とか猫博士さんがマレーシア国籍取ったじゃないですか。
結構今でも国籍をお金で買える国って多分10カ国ぐらいあるんですよ。
それは移民を歓迎している国ですよね、いわば。
人口欲しい国とか外資が欲しい国とかはそういうふうにいくら払ったら国籍買えられるよってやってるんですけど、
それぐらいなもんなので本当に。
本当に社会ハックのツールとして、じゃあアメリカで子供産んだらアメリカ国籍取れるとか、
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そういうのも全部社会ハックとして考えてるから、
そこをリンクさせるの変だなと思ってて。
でも日本だとツイッターとかSNSの言論とか見てるとみんな繋げてるんですよ、そこを。
繋げるね。
一個だと思ってるんですよね。
それぐらい日本が単一民族だったりとか、海外に行ってる人が先進国で一番少ないみたいなところが結構現れちゃってるのかなと思ってて。
そうなんですよ。だから結構マスとそこの会話がすごい合わないというか。
そうだね。よくあるし、かつお前はどこ中なんやなぐらいの気持ちで多分聞いてると思うんだけど、
同時に、例えばかぞいしぐろとかさ、横文字の日本の名前を持ってらっしゃる人、別に大阪直美でもいいし、
に対してさ、今度は逆に何人なんですかって問うこともなく日本人だろお前はみたいなことをさ、ある種ちょっと共有するとかもあるじゃない?
そう、そこもすごいアングリーポイントで、これ世界中にいるんですけど、いいことが起こったら身内にするんですよ。
で、悪いことが起こったら敵国にするんですよ。
で、この現象はすごい一番嫌いかもしれないですね。
例えばじゃあノーベル賞取ったらその人がじゃあハーフであっても、その人がハーフであっても、
日本人すごいってなるし、その人が悪いことをしたらその人の国籍側のアメリカ人だしなとか、なんかそういう言論になってるので、
なんかそこに使われるぐらいだったらもう世界中無国籍でいいよって思っちゃう。
そう思います。
そう、なんかそういうの見ると、なんかそういうの見ると、なんかそういうの見ると、
基本的にはやっぱり、あのどうしてもいい、いいことでもあるんだけど、国を失う、あるいは国を建てるっていう経験、
ってか記憶がもう日本にはないから、どこの国においても、国というものはあなたが生まれてきたから、
で、日本を残すっていうか、日本を残すというか、
どこの国においても、国というものはあなたが生まれる、なんかもう無限にあったもんだろうっていうのが前提にあるんだと思う。
だからその苦労、革命の苦労も知らないし。
そうですね。
そうだと思います。
なんか特にその、なんだろう、国籍が一つしか選べないのって、社会の今のルールでしかないじゃないですか。
うん、日本で。
でも、人種を超えたパートナーシップとか、国籍を超えた結婚とか恋愛とかって、もう超えてるから、そこから生まれた子供っていうのは自然と二つの文化が体に入っているわけだし、
なんか人種もミックスされてる。
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はいはい。
だから、どんどん、今まではじゃあ飛行機がなかった時代は、それこそそういう人あんまりいなかったかもしれないけど、
今はもう、インターネットによって出会いやすくもなってるし、簡単に飛べるから、会いやすくもなってるから、どんどんどんどんそういう境界線が曖昧になっていくと思うんですよね。
はいはい、おっしゃる通りだと思います。
この考え方は、何か一刻も早く改まらないかなって結構思ってて、
何かその二つ以上の文化を持ってる人に対して、一つの国でしか語らないことをやめたいなって結構思います。
これあの、北京でこの間オリンピックあったじゃないですか、東京オリンピック。
あの時も、結構世論とか見てて、何かすごい見にくいなって思ったんですけど、
スキー選手で、アイリングっていうアメリカの両親中国で、
どっちだったっけな、ハーフかな、ちょっともう忘れましたけど、
とりあえずアメリカ育ち、アメリカ生まれで、北京オリンピックに中国選手として出たんですよ、中国代表で。
でもお母さんがスキーのコーチ、中国代表のコーチみたいな、そういうスポーツ一家で。
で、結局金メダル取ったんですけど、その時に何か結構アメリカの記者からは、何かあなたは裏切ったみたいなこと言われてて、
中国からは何かさすが中国人みたいな感じで言われてて、何かどっちもどっちだなと思って。
でもこれから世の中にはそういう子の方が増えるんだから、何かもうこれをやめてあげないと、
みんな何か生まれもって社会からいじめを受けるじゃないけど、かわいそうだなと思って。
すごい強く同感。 そうなんですよね、それを日々思ってます。
話したかったことにも近いんだけど、今の話も含めて、何かすごい思ってることがあって、何かって言ったら、
時代はグローバリズムの終焉とかさ、いろんなことを言ってますがっていうよりは、グローバリズムは終焉したというよりは、
グローバリズムの考え方のそこにあった国境という境界の話が変わってきてるよねって方が正しいなと思ってて、
つまり、学際とか国際とかっていう言葉の際のところ、つまりインターナショナルとかインターディスプリナリーとかっていうインターがなくなっていく時代だよねと思っていて、
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それはつまりノンディスプリナリーとかノンナショナリティ。 ディスプリナリーってどういう意味?
ディスプリナリーは学問、学際性みたいなやつ。学問領域みたいなイメージ。
例えば、この20年ぐらいで増えたのは、それこそ僕もそうだけど、文化人類学と音響学を学際的に学んでますとか、経済学と工学を。
経済工学は、経営工学はちょっとまた別の話だけど。
飯くれっつってるよ。 すいません。猫の声入りますかね。
可愛い。 うっこするぜっていうことです。
あれ、気合い入ってんの? いや、うっこするときいつも。 鳴くの?
わーって2回ぐらい言うんですよ。 へー。 変な猫で。
終わった後じゃなくて、今からする? うん。やるぞー。
うちは終わったと言ってくるけど。 まあいろんな子が。
面白いね。猫って面白いよね。
まあ置いといて、そうそうそう、ノンディスプリナイとかナショナリティとかの方が大事だなと思っているし、
それってもっと言えば根幹的に人々が今どんどんどんどん個人、一人で個人の時代に向かっているっていうのはもう間違いなくて、
どんどんどんどんいろんな生き方もあるし、なんならインフラから離れてオフグリッド的にとか、
マイクログリッドオフグリッド、いろんな意味で物理的にも精神的にも経済的にも本当に自立してどんどん生きていける時代になってきているし、
それを望んでいるし、究極的にはもう私一人で社会そのもんだよねとか言えるぐらいまでなっていくと。
ってなった時に私の中で多様性って言葉とか包括性ってすっごい邪魔な言葉だなと思っているの。
すごい良い言葉なんだよ、もちろん。今までの単一民族的だったり、民族主義から肌の人種差別だったり、
あらゆる面で多様性を認めようぜ、みんな包括的に生きて、良い言葉に聞こえるんだけど、
同時にそれは前提に境界があるということを案に認めてしまっている言葉なので。
そう思う。私も多様性って言葉すごい嫌い。
多様性を重んじるという単一的な考え方、すごく。
なんかバカになる。
そうだね、言っとけばオッケーみたいなね。
多様性っていう言葉の新しい人種作ってるしか過ぎないから、
そんな意味であの背景にあるむしろ包括という、みんなが個人個人になっていきたいのに、
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国籍とかを全部まとめてある種、個人じゃなくて一つの大きな何かに囲み、囲いを作ってる感じ。
みんなそれぞれの囲いを作っていきたいと思ってるのに、全員で一つの囲いに入ってる。
もうなんなら、戦慄の巨人、違う、進撃の巨人。
戦慄してないね、ごめんごめん。
進撃の巨人のウォールマリアみたいな、張ろうとしてるだけじゃんっていう感覚なので、
多分その何人なのとかっていう言葉が結構ある種前提にある言葉だなと思う。
多様性とか。
私も完全に、なんだろうな、それこそ見てきた景色とかその時代とかで、
同じアメリカ人でも違うアメリカ人が出来上がるわけですよ。
60年代のアメリカ人と今日のアメリカ人、多分別人なんですよ。
性格とか経験が。
ただでさえ語れないのに、国でもくくれないし、時代でもくくれないはず。
ガリベンもいればギャルもいるみたいな、何でもくくれないはずなんですよ、本来は。
そうです、おっしゃった通りです。
一人一人違うんだよ、本当に本当に。
子を尊重し合おうというこういう名詞が出来上がる前に、
多様性という言葉が先に出来たのが私は興味深いなと思ったんですよ。
そうだね。
出来ても良さそうじゃないですか。
みんな違ってみんな良いっていうこういう名詞が。
そうだね。タイミングがどうだったかわかんないけど、
少なくとも出てきた背景というか文脈が全然違うよね。
多様性というものがそもそも特にアメリカにおけるやっぱり、
どうしても未だに脱げない人種差別から来ているジェンダイズムあるいはフェミニズムの70年代から続いている騒動を。
多様性ってどういうので流行りだしたんでしたっけ?
LGBTQの流れで日本では語られだしましたよね。
日本だと。でもアメリカでも結構近くて結局は本当にフェミニズムから、
これはもっと詳しい人がいると思うから怒られるかもしれないけど、
私の理解では70年代に出てきたフェミニズムの発想からの系譜にはあると思ってる。
逆に言うと、その系譜を語る上でLGBTQの話をする時に多様性という単語はしっくりくるんですよ。
マス的なものと本来であればそれとは違う人たちがいます。
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だけどみんな違ってみんないいんだよっていうことを説明するためにLGBTQの文脈で多様性という単語が出てきているのはしっくりくるんですよ。
だけどこの単語を老若男女、いろんな国の人とか身体障害者とかみんながここに入るのは変なんですよ。
そこまで行ったらもう子でいいじゃんって思うんですよ。
その違和感はもうまさしくだと思うし、聞いてて確かに思ったのはLGBTQにおける多様性というものがどういう仕組みになっているかっていうと、
これまでとりあえず男女、ホモと生物学上のメルとフィーメルでいいや、メソホモを仮想的、実際物理的にもなんだけど分解していく感じ。
2つしかなかったものを分解していくという意味で多様、多様になる、多様にするような形として使うときはすごくわかりやすいし、その通りだな。
だからさっきの子になりたいっていう時代にも即してるし、なんだけどいうように国籍なんていうもともとむちゃむちゃ分解勝手にされていたものをどっちかというと包括だよね。
包括にしていくっていうようなものだったり20歳以外でもいいし、我々が勝手に名前をつけていたものをまとめにちょっとかかっているようなものについてはそれは時代とも逆だなと思った。
逆にね。
本当はさっきも言ってたみたいにノンという意味で、もう名前をやめる。
20歳以外でもいいし、アスペルがここからここは知的障害でもいいし、そういう壁を取っ払っていく。
名前をなくしていくっていうようなことの方がより本当の意味で多様的なんだなと思ってました。
いや、そうだと思います。あとその人生ってなんだろうな、例えばLGBTQは私は意識の話だと思ってて、私は実は女の子の心を持ってるとか、本当はこうなりたいとかっていうのは意識の、私的に言うと自己変容だと思ってます。
自己変容と、あとはその生まれた国とか、じゃあ自分が今ロシア戦争やってるけどロシア人です、じゃあその子が悪い子なのかと言われるとそうじゃないじゃないですか。
なんかその自己変容じゃない、不可動変容って言うといい言葉が浮かばないですけど、なんか自分で変えられるものと、なんか親がちゃじゃないけど、生まれたらもうしょうがなかったみたいな条件ってあるわけです。
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前者は頑張ったら楽しく生きていけるけど、後者は頑張れないから、後者の子たちを私はやっぱり救ってあげる方がいいなと思ってて、救うというよりかはそれこそ多様性のようなもので許容してあげるというか、理解してあげるのがいいなと思ってて。
それこそさっきジャッキー・ジェーンの話を思い出してたんですけど、さっき中国は移民文化の国で、それこそ中国が貧しかった時代にみんながデカセキに海外に行ったりとか、世界中にチャイナタウンがあるように中国人身の回りにいっぱいいるじゃないですか。
中国においては、みんな中国人である意識だったりとか、中国式思想が強くある上で、時代の変化とか、人生のサバイバルツールとして海外に行く、海外の国籍を得るということをするわけですよね。
その時代の変化っていうのが中国では特に激しくて、それこそ台湾とか香港とかの問題とかいろいろあると思うんですけど、ジャッキー・ジェーンって今70歳ぐらいで、ジャッキー・ジェーンはイギリス領時代の香港生まれなんですよ。生まれた時彼はイギリス国籍なんですよ。
そういうことですね。 そう。で、彼は中国では台湾と香港に住んでいる人のことを、生まれどこって聞くときに、祖籍を聞くんですよ。出身じゃなくて。
なんでかっていうと台湾と香港っていうのは、ざっくりめちゃくちゃざっくり言うと半分ぐらい内陸から来てるわけですね、人が。だから生まれは福建省です。生まれは北京ですとかみたいな人がたくさんいるわけですよ。
それが2世3世と続いていくわけですね。例えばそれが中国の国内の内戦時代の話だったりとか、共産党と国民党が戦っていて、国民党側についてた人たちがバーって全員台湾に移住したりとか。
その時代の激動を戦ってた両親の今は子供たち。何も知らない子供たちとか。さらに子供たちが結婚して、今3世が生きてる時代だったりとかするので、時代的には。どんどんどんどん3世の子は自分のことをもう完全に私は台湾の人ですって思ってたりとかすると思うんですよ。
だから、この話ってすごく難しくて、中国、中華圏の国内だけでももうめちゃくちゃなんですよ。あなたの祖籍どこですかって聞いて。ジャッキー・ジェンとかは、祖籍は安保という中国の内陸の人なんですよ。お父さんもお母さんも。
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で、内陸から香港に移住して、彼はイギリス領時代の香港に生まれて、生まれた時は香港人。で、香港がイギリス領から返還された時に、じゃあ次は香港行政自治区として香港人として。
で、ただ何人ですかと世界にプレゼンスを起こす時は、アイム・チャイニーズって語ったりとかするんですよ。大文字のっていうか、大きなチャイニーズとかね。
だけどこれはさっきの私の自己紹介もそうだけど、私は日本国籍を得たけれども、それはツールでしかなくて、私は中国人だと思ってるんですよ。
だからジャッキー・チェンが両親中国内陸から来ていて、ジャッキー・チェンが、じゃあ、ジュカンさんはアメリカと日本の半分半分って言ったけど、ジャッキー・チェンはイギリス人とも言えるし、香港人とも言えるし、中国人と名乗ってもどれも嘘ではない。このロジックで言うと。
だけど一つしか語れないから、一つしか言えないし、その一つを語ったら他の二つの国を敵に回すんですよ。これがもうめちゃくちゃかわいそうな話だと思って。
中国人って言ったら香港人が怒る、香港人って言ったら中国人が怒る、イギリス人って言ったら香港人と中国人が怒るみたいな感じで、こういう社会背景に揉まれた人たちって多分いっぱいいて、その苦悩とかを自分の芸能とかに昇華してる人も多いと思うんですけど、こういう人たちが傷つかないといいなって思うんですよ。
私がそうだから。で、こういう話ほど壮大すぎて誰も理解してくれない。
まあ気分的には、でも壮大さっていう意味でのミクロマクロとは違うけど、日本人というか日本に生まれ育っている人でもなんかあるなとは思うのが、例えばさっきの話戻るけど、日本人の人に対しても出身どこなんですかって言っててさ、
例えばじゃあ大阪と言います。だけど祖先は九州だとした時に、なんか九州の人と話したら、僕でも祖父が九州なんすわみたいな話もしたり、ルーツは九州にあるんですっていう言い方したり、でも親は関西だったりすると、僕のルーツ関西なんですよ。
なんかどっちも言ってしまう時にお前どっちやねみたいなツッコミを受けるようなこともあったり、なんか今出してセンシティブとセンシティブさという意味では違うけど、なんか結局どんな人でもある程度その複数のアイデンティティを共存させて持ってることに対しての重要性関与性が足りないよねって話してる。
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なんかこういう話をすればするほど、やっぱりこう語ってくれた方がみんな幸せになるなと思ってて、つまりその肩書きと国も肩書きじゃないですか、タイトルでやっぱりくくっちゃうと何かを選ぶと何かを捨てるから、それはやっぱり何かを見落とすことになってるなと思ってて。
日本はある種、無知ゆえの無頓着さがいい時もあると思ってて。なんか逆にめちゃくちゃ無知な人の方がこう見てくれたりするんですよね。
なんか私がどんな肩書きであれ、なんかうち来てお茶でも飲んでいくみたいな、なんかそういうなんだろう、何も知らない方が究極だなって思ったりはします。
だからめちゃくちゃ知るのと何も知らないのは態度が同じになるはず。すべてを知ることはめちゃくちゃIQ高いし難しいと思うんですよ。できないと思う、みんながみんな。だったら無知の方がいいなって思う。これめっちゃ難しいんですけど。
さらに、じゃあみんなに多様性の教科書を教えるとまたバカになっちゃうと思うんですよ。だからそれは結構、例えばじゃあ具体的に日本人の半分が外国人になるとかね、それぐらいまでいけばもっと固定概念から変わると思うんですけど、
やっぱり目に見えない、生活してて1割ぐらいしかすれ違わないから、まだまだ変わりづらいなとは思うんですけど。
結局はそうだよね。つまり、つまりじゃない、ごめん。結局とかつまりっていうわけじゃないけど、きっと元の話に戻ってくるが、結局みんな安心したいだけなんだなって感じはするよ。
共感?
共感、安心な気がしちゃうけどな。
共感だ。やっぱり知らないものが異物なんだ。
そうな気がしちゃうけどな。でも、なんかそれは気持ちわからんではないからいいとして、逆のそのさっきさ、じゃあイギリスからしたら、いやお前チャイニスちゃうやんかみたいな。
36:05
ジャキチェンの話ね。っていうその共感しえない場所、あるいは共感、何だろう、確かクラウンとかそんな感じだった気がするんだけどさっき言ってた家族でもない、共同体の中でもない。
みたいな、つまりブロー。ブローの関係から離れた瞬間に、お前はもうブローじゃねえっていうのが違うだけな気もする。ブローって確認しちゃうのは、まあそんなもんかなとも安心したいし、簡単だし。
なんかもっと、これ私の次回も含めてなんですけど、全然違うとこでブローを作りたいですね。たとえば何だろう、朝起きた時の癖とか。
ナショナリティとか出身とかそういう外部環境におけるアイデンティティではなくて、本当にその人にしかない。
他の相関するところで仲良くなれたり、歩いててすれ違って両方靴紐ほどけてたりとか、ブローみたいな。
わかるわかる、それはわかる。同じ本読んでるとかね。
そういうことだよね。やっぱり趣味思考だったり価値観ね。
ナショナリティ 同じ日に家の鍵なくして牢状で出会ったりとか、そういう出会いが欲しいですね。
恋ですねそれは。落ちる方が。いいね。
ナショナリティ でも多分、いや何でもないです。大丈夫です。
すごい気になる。
ナショナリティ 大丈夫です。関係ない話だなって今。
じゃあ最後に関係ない話しておこう。平和に終わろう。
ナショナリティ 私が?
うん。その関係。
ナショナリティ 何だろう。
何言いかけたの?
ナショナリティ いや、何でもないです。
気になる。オッケーオッケーオッケー。まとめるのも難しいけれども。
ナショナリティ でもね、気になっていることでした。あなたは何人ですか?っていう問いに対する疑問?
なんか最後に強いて言えばあれだね。どんな言葉に変えたらいいんだろうね。
ナショナリティ いいですね。改善策。
うん。ちょっとどっちかというと教育的な感じかもするけど。
ナショナリティ 出会った時に?
うん。
ナショナリティ へえ。
さっきみたいに、あなたの、例えば中国で生まれて日本で育ちましたみたいなことを聞くより本当に何だろう。
39:03
ナショナリティ 自己初対面で本当に聞いた方がいいことは何なのか。
そうそうそう。具体的に本当にあなたの生き様を教えてくれっていうことを聞いた方がいいのか。もっと結局その裏に共感したいだけとか安心とかそのクラウン的なものを作りたいだけなんだったら他に聞けることがあるのか。
ナショナリティ なんかさっき私が自己変容とファクト、不可変容の話したじゃないですか。
うんうん。
ナショナリティ なんか不可変容の話は聞くとかわいそうだなと思ったんですよ。
そうだね。
ナショナリティ 例えば大学とか、行きたくてその大学入ったわけじゃない。生まれたくてその国に生まれたわけじゃないっていう不可変容。
そうだね。
ナショナリティ だから自己変容のところで質問するのがいいと思ってて。
例えば好きな食べ物は何とか、どういう車が好きとか、今朝何時に起きたんですかとか。
自分で選択できるようになってから起こした行動について問いを投げるほうがその人がわかる気がするんですよ。
なるほど。ということは多分あれだね。
ナチューシャの言う自己変容は育ってから自分で変えられる意思決定してきたことみたいな感覚で使ってるんだよね。
ナチューシャ そうですね。
例えばなんだろう、超大雑把だけど、どんな人生を生んできたんですかとか、どんなところで過ごしてきたんですかとかってこと?
ナチューシャ 例えば今までどこが一番長いんですかとか。
どこ生まれって聞くよりも、どこに住んでたんですかっていう広い問いを投げたほうが向こうに編集権限が与えられるんですよ。
その編集ってやっぱ大事だね。
ナチューシャ 編集権限を与えられたほうが自由度が利くんで、そのTPOに合わせた適切な返答を返せる。
例えば今までどこが長かったんですかとか、どこ住んでましたかとか、今ってどこいるんですかみたいな。
ナチューシャ どこ住んでるとかね、どこ拠点なのとかね。
確かに今の話をするとか、確かにね。なんかいい話できたよ。
でも編集の話は面白いですね。相手に編集、私は結構そういうこと思ってるから、人と初対面のときは相手に編集権限を与える説問を出すんですよ。幅広めで。
そういうことですね。編集したい人はその瞬間に合わせて編集すればいいし。
ナチューシャ 私は編集された内容を素直に受け取る。
編集できない人はそのままCSVで渡すし、あとはもう編集してくださいと。
42:00
ナチューシャ それでもいい。CSVで渡されたらサマリーして気になったとこを聞くっていう。
もうなんか一回チャットGPで投げてみようかな、チャッピー。
ナチューシャ チャッピーに。
チャッピーに。自分の大分地をわーって。
ナチューシャ どこがハイライトですか。
そうそうそう。できるじゃん、最近。
ナチューシャ 肩から見たハイライトね。自分のではなくて。
それ?
ナチューシャ ちょっと面白いけどね。そういうプロンプター描いてみたいな。なんか自分の人生をハイライトする。
できるのかな。
ナチューシャ できるでしょう。
まあなんかその転換期とかは出してきそうですけどね。転職とかね。
ナチューシャ ねねね。いやーちょっと面白そうだなそれ。
はい。
ナチューシャ はい。というわけでいいテーマでしたね。
多少ねちょっとモヤモヤが消化されて良きです。
ナチューシャ 久しぶりにちょっとディグれてよかったです。
リニューアルしたラジオ100100いかがでしたでしょうか。
どんどんね私とジュカンさんもこうして半年ぐらい会話を続けているので、
話す内容が深く、なんていうのかな、お互いをどんどん開けた会話になってきているかなと思います。
ぜひ来週以降も100100聞いていただければと思います。
それでは100100
はい、なんとちょっとPCがね火を吹いておりまして、
取り溜めしているので放送する分はあるんですけど、ちょっと投稿が必ず大変申し訳ございません。
この間ちょうどリアルでイベントがありまして、
以前ラジオネームで質問を募ったときに応募いただいた方が遊びに来ていただいてたんですけど、
すごくやっぱり実際にお会いするとこんな方だったんだっていう驚きがあって、
ペンネームのQ&Aってすごい面白いなと思いました。
Twitterとかもそうだと思うんですけど、やっぱり相手の顔が見えない状態だと、
一つの質問に対して答えるときの情報量がかなり少ない。
逆に言うと何もバイアスがかからないので、我々の出す答えがあっているのか、
45:05
こういう答え方でいいのだろうかとか、そういった推測の部分は難しいんですけど、
結構バイアスなく答えられるっていうのもペンネームの面白さかなと、
匿名の面白さかなと思ったりしております。
いいですね。本当にいつか公開収録してみたいなと思いました。
今実際番組の放送を始めて週1で出してるんですけど、エピソードは全部で30話を超えていて、
なんと総再生回数が2万回を突破いたしました。
ありがとうございます。たくさんの方に聞いていただいて。
最近ちょっとネタ切れ気味。ネタ切れというか、常に話したいことがたくさんあるんですけど、
収録までにたくさんメモ書き、本当に言いたいことを過剰書きでメモしていってて、
もう30とか40くらい溜まるんですよ、月1の放送までには。
なんですけど、いざ2人会うと全然違う話が始まってしまうという、これも台本がない苦しさかもしれませんが、
引き続き頑張ってやっていきたいと思います。
そして番組を聞いてくださっている方々、
スポティファイおよびアップルのポッドキャストで今配信をしておりますので、
よかったら是非それぞれのフォローボタンチェックよろしくお願いします。
皆さんがフォローをしてくれると、もしかしたら誰かのプレイリストに入ったり、ピックアップに入ったりするかもしれないので、
是非是非よろしくお願いします。
それではまた来週。
100・100
47:02

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