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いや、映画っていうのは、今のラブレターだよね、やっぱり。ラブレターですよね。
そう、亡くなった。あの時の対話でもね、言ってたでしょ。亡くなったって、出してたよね。
あの人の死状っていうのは、すごいロングで撮るんだよね。
自転車のシーンがあったでしょ。あれはね、とても印象的なの。
自転車をロングで撮るんだよね、長回しで。そこが俺ね、すごく印象的、あの映画は。
岩井さんは何で撮るんだろうね。
あのロングで撮るっていうのは、あるじゃない、手法としてね。
でもね、すごく詩的なわけ、あの場面って。
多分ね、すごく思いが入ってるんだな、彼女への。
うん、なんかすごくそれを感じてね。
だからあの時の対話でも、ナオミンとの彼女を出したんだと思うよ。
多分彼女は、中山さんはさ、ナオミンの映画には出ないよね。
うん、違うんだよ。俺はそれをすごく感じたわけ。
つまり、どういう女優が出るかっていうのは、すごく大事だと思うよ。
いや、ものすごく出ると思う。今回ナオミンがね、ドキュメンタリーをやったよね。
あの撮り方ってさ、引きの絵ってほとんどないんだよね。
全部アップでしょ。アップで行くわけ。
多分ね、彼はそういう撮り方しないよね。
そういうふうに思ってたような気がするんだな。間違いなくああいうふうには撮らない。
顔から顔につないでるんですか?私見てないんですけど。
じゃあ、ある人のアップから誰かのアップに行ったりするんですか?
カメラマンが嫌がる選手ですね。
完全にそれは違うはずですよ。まずロングだよね、もちろん。
違うんだよね。アップから行くんだよ。だからこそそこにすごい冒険ではないね、これは。
あると思うよ。すごくあると思う。
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要するに多分アップっていうのは、対話で言えば、
アップに行くっていうのは、そこに共鳴するものが感じられるからですよね。
相手もそこの扉を開けたいと。感じるものでない限りアップっていうのは難しいというのは僕の考えです。
見てる人は、映画って見るものじゃないですか?
当然。そこを分からせて同時にそれをやるっていうことがやっぱりテーマですよね。
150人見てる。一緒にするにはどうしたらいいかっていうことじゃないですか。
対話でアップに行くっていうのはよく分からないけど、映画の場合、周りとの関係性がアップになっているわけですか?
関係性って?その前に俯瞰でまず入るわけですね。状況は分かっているわけです。
ただ未知の人だと、それに反応するかどうか分からないですよね。何になるか分からないんだけれども、
そこでやっぱり多分感受性だとか、感知ですよね。そこが非常に重要になる。
こちらにしても、ある部分、方向性を決めないと10分間っていうのは構成できないですからね。
ある部分非常に漠地ですよね。リアルな。
今のは対話の話ですか?
対話の話です。でも僕ね、3日間のあれがあったじゃないですか。ワークショップね。
あのワークショップでね、一番俺印象的なのはね、じゅんちゃんと中学生のナオミンが対話したんですよ。
あれはね、俺本当にびっくりしたなあ。言ってました?分からないですけどね。
いろいろあったって言われても分からない。
分からないと思いますけども、要するにそれを一言で言うとね、
対話というのは、ナオミンにとっての対話っていうのは、やっぱり映画なんですよね。
10分の映画を作るというのが、ナオミンの対話アプローチなんですよ。
アプローチというか、作品なんですよね。それが多分理想なんだ。
そういう理想なんてね、なかなかできるもんじゃないんだよ。
だからイラつくのも分かりますわね、最初。
それはもちろん、自分の理想ってすごい高いわけ。
あんたらカンヌに行けんの?みたいな感じなんですよ。
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バカばっかりだよっていうのが、それは爆発しますよね。
だからどっかで変えたんだと思う。それは無理でしょ。
映像を作るってやっぱ対話だね。
それは俺すごく分かったから、それをやっぱり目指すためには、
絶対ね、ポエムっていうのが必要だなってまず思ったの。
Cですよ。それが必要なんだよね。
それはだから、俺も営業的にその世界は重要だと思うし、
多分それはね、ソクラテスだとかそういうものに関してもね、
すごくCというものは重要なんだよね。
ソクラテスのポエムだからね、非常にそのリズム、大事なんだよね。
そこのところで、多分ナオミもそれはもちろん分かってる。
ナオミの過激なリズムがある。
で、彼のラブレターも彼のリズムがある。
そこが非常に対話は面白かった。
非常に見たよね、あれね。
やっぱり彼がおしっこの話をしたよね。
あれがね、やっぱりすごくね、実はアンチテータだと思ったもん、ナオミの。
ナオミはそういう話は絶対言わないんだよ。言わないよね。
絶対に言わないの。そこだと思うよ。
ナオミの撮り方と彼のラブレターの撮り方の違いっていうのはまさにそこにある。
というふうに思ったね。