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詩吟の魅力を発信する、
詩吟チャンネル!
おはようございます、詩吟チャンネルのheyheyです。
この詩吟チャンネルは、詩吟という、とってもマイナーな日本の伝統芸能である詩吟という、これの魅力をですね、
伝えていこうというチャンネルにしております。
私は、というと、詩吟歴20年以上、準詩班の資格を持っていて、
全国大会も優勝経験があるということで、その経験を持って色々とお伝えしていきたいと思います。
なおですね、結構雑音が入っているかと思います。
これは私の通勤時間の車の中から配信しているので、
それに負けないようにですね、詩吟で培ってきた活節や肺活量でカバーしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
前半に詩吟に関する話、後半に平日毎日違う吟を紹介して披露していきたいと思います。
では本日の内容に移りたいと思います。
今回はですね、初心者の方でも、どなたでもできる、自分に合った声の出し方、
そうですね、自分に合った高さですね、声の高さ、音程の見つけ方といった方がいいかもしれません。
詩吟は相対音感の世界だということを以前にお話ししました。
どのキーから始めてもいいんですね。
相対的にその高さが合っていれば、どこから始めてもいいということになります。
どういうことかというとですね、
伝説祝祝夜川を
こういうふうに低いところから始めてもいいですし、
伝説祝祝夜川を
というふうにですね、どのところからも始めていいんで、そこから合っていれば、
詩吟としては同じく評価されるということになります。
なので、詩吟の大会もいろいろありまして、
伴奏が流れる大会もあります。
あらかじめ設定した高さに合わせて音程を伴奏を流してくれるので、
それに合わせて吟じればいいという大会もあるんですけれども、
そもそもですね、いやそんなものは許さないと、
もう自分の声一つでやるんだという大会もありまして、
全くそういった音声がない場合があります。
無音ですね、無音から自分で吟台を言ってもう始めると。
そういった場合にですね、
自分の音の高さって何だったっけと忘れることがあるんですよね。
これはもう詩吟やってる方ならあるあるの内容で、
本当に結構有意識自体です。
特にですね、例えば、もちろん男女混合なので、
自分のすぐ手前が直前の人が女性であった場合、
その高い声に引っ張られることがあります。
逆もしっかりですね、女性の前に男性がいると、
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その女性がですね、結構低い声から出してしまって、
出にくいことがあるということがあります。
そういった時にどうやって自分の声を思い出せばいいのか、
自分にあった高さってそもそも何だっけということですね。
一般の方で言えばですね、
相対音感でいいよっていう歌はなかなかないと思うんですけれども、
そもそも自分にあった音の高さっていうのはどれぐらいなのか、
それを見つけるというのは、
やっぱり必ずしも無益ではないかなと、
役に立つかなと思っております。
それがですね、私の小さい頃の師匠から教わったことなんですけれども、
とってもシンプルです。
電話を受け取るんですね。
電話を受け取って、最初に回答するんです。
もしもし、はいはい。
ここだけです。
もしもし、はいはい。
もしもしで受け取って、はいはいで声を落ち着かせる。
この落ち着かせたはいはいの最後の音ですね。
この音、ここから詩吟の場合始めるとですね、
ちょうどいい自分に合った声になるということです。
もちろん多少の上がり下がりはもちろんあります。
あとテンション高い時に電話を取る時と低い時に取る時ではもちろん差はありますけれども、
題してですね、このやり方でやることによって大まかにですね、
自分の本当の音というのがわかってくるんです。
もしもしで取ると結構高いんですけれども、はいはいまで合図値を打つとですね、
声が自分の落ち着いたところに落ち着くということになります。
ちょっと頭痛が痛いみたいな感じになってしまったんですけど。
それでですね、やってみればいいのかなと。
じゃあ実際にやってみようかなと思います。
もしもし、はいはい。
遠征しゅくしゅく。
ここまで行くと、よしこれでいけるぞと。
自分に合った高さだぞということがわかるわけです。
特にシギンはですね、キーのサビの部分がですね、特に高いんですよ。
テンクと言いますかサビの部分と言います。
なのでこの出だしを間違えると高い音が出なくなって、
もう酷い有様になると、酷い音質になって、
はいお疲れ様でしたということにならざるを得ないんですね。
今のキーの場合ですと、遠征行くと、
そうですね、あかつきタイガーを要する、
いこんなりか。
いこんなりじゅうにん。
こういう風に結構キーが高くなってきますんで、
出だしの音がとても大切になってくるということになります。
それでカラオケにしろ自分の負担のない自然に出せる声というものがどういうものか。
それを見つけるためには、もしもし、はいはい。
この音、はいはいのこの音ですね。
これを一つの基準にしてみてはいかがかなと思います。
すぐできるけれども、なかなか有効性のあるやり方だと思うので試してみてください。
では後半の方に移りたいと思います。
すっかりもう10末になってですね、秋が深まってきました。
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ということで、先日も美濁音の話で使った、
ガビ三月。ガビ三月の歌。
秋の明月を歌った詩ではあります。
美濁が作った詩ですね。
それをお吟じていきたいと思います。
ガビ三月の歌。
ガビ三月、半林の秋。
影は平橋、洪水に行って流る。
夜、星景を発して三峡に向こう。
君を思えども見えず湯汁を下る。
細かい地名とかはですね、僕はあまり詳しくないので説明しませんが、
ガビというところですね、とても両脇にそびえ立っているような大自然のところですね。
ゆったりと船が流れていきます。
夜ですね、夜中に秋の月が輝いているということです。
後半はですね、その月のことをおそらく君と言っているんだと思います。
それがなかなか見えなくなってしまうんですけれども、
心の中に残っているよというようなイメージなのかなと僕は思っております。
ではですね、吟じていきたいと思います。
ガビ三月の歌。
二拍。
ガビ三月
半輪の木
影は平郷
洪水に行って
流る夜
生慶を発して
三峡に向こう
君を思えども
見えず
三峡を
下る
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いかがでしたでしょうか。
中秋の明月を想像していただければ、僕も好めないこと幸いです。
本日は以上となります。平日毎日ですね、配信していきますので、引き続きどうぞよろしくお願いします。
本日はどうもありがとうございました。