1. 詩吟日本一による「声を鍛えるラジオ」
  2. 第17回:詩吟の大会とは?、「..
2020-09-15 09:59

第17回:詩吟の大会とは?、「月夜三叉江に舟を浮かぶ」

詩吟の大会やコンクールについて詳しく話しました!独特な世界だと思いますが、その一方で、めちゃめちゃ舞台度胸が鍛えられます! #詩吟
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/5f18a737907968e29d7a6b68
00:03
おはようございます。詩吟チャンネルのheyheyです。この詩吟チャンネルは、詩吟歴20年以上、準詩班の資格を持っていて、全国大会も優勝経験のある私、heyheyが、詩吟の魅力をですね、とても知られていないと思うんですけど、この魅力を全く知らない人に伝えようとするチャンネルにしております。
なお、この背景の騒音からも分かりますように、こちらは車の中から私の通勤時間を使って、平日毎日配信しております。
ちょっと聞きづらいところはあるかもしれませんが、詩吟で培ってきた滑舌と配滑量でですね、できるだけ分かりやすく伝えていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします。
今回はですね、いつも通り前半に詩吟に関する話、後半にまた違う吟をですね、紹介していきたいと思います。
では早速内容に移りたいと思います。今回はですね、詩吟のコンクールについて話していこうかなと思います。
そもそも詩吟もよく知らない方も多いと思うんですけれど、なおさらですね、詩吟の大会がある、コンクールがある、そういった場合にですね、一体どんなことをやるのかというところがだいぶ全くわからない世界なのじゃないかなと思いまして、そこについて話しみたいと思います。
詩吟の大会やコンクールはですね、いざ入会するとですね、たくさんあるんですよ。
今はコロナの影響で一気にだいぶ中止になっているわけですけれども、基本的に春と秋が結構毎月あるようなぐらいで、夏と冬もですね、ちらほらということで、結構ですね年に10回ぐらいは大会に出ることがあるんじゃないかなと思います。
秋口になるとですね、伝統芸能祭であったり発表会があります。あと高校生であれば、高校文化祭、全国公文祭ですね、それに出るということで、競い合うわけじゃないんですけれども、発表会というところで舞台があるということになります。
そしてなぜそんなに大会があるのかということなんですけれど、まず入った流派ですね、流派や会、会の中でも年に1回であったり2回行われます。あと商談審査というものも年に2回ぐらいあるわけですね。そして、全国的な規模の大会があるわけですけれども、それもですね、基本的に9月とか10月の全国の決勝に向かってですね、春からですね、
2次予選、1次予選で決勝というような形で、3回か4回ぐらい大会が行われます。全国規模の本当の立派な大会になると、2次予選ぐらいまであるということになります。
あとはレコード会社、レコード会社も全国規模の大会を行ってまして、それも予選から始まっていて、レコード会社も全部で3社ぐらいあるんですね。ビクターであったりクラウンであったり、あとキングレコードかといったところで3つあります。
03:06
そして、いざどんな内容が行われるかということなんですけれども、基本的には監視、監視ですね、監視のゼックを吟じていきます。
銀板がフリーな時もありますけど、それはとても稀でですね、この中からどれか一つを選んでくださいと10個ぐらい提示されて、その中から自分の好きな銀とか得意な銀とか、先生と話し合ってですね、それを吟じていくということになります。
そして採点基準、違いますね、次にそこで申し込みをしていざ本番になるとですね、自分の番の10番ぐらい前から舞台脇に並ぶわけです。舞台脇で隠れていて、椅子へ順番に移動していくと。
だんだん自分の番が来るなとなったらですね、いざ呼ばれるわけですね、じゃあ次何番の方というか、何番誰々さんというふうに呼ばれると、たった一人でですね、舞台の上にスタンドマイクが立っているわけです。
そこにトボトボと歩いていって、一つお辞儀をして、じゃあ早速銀じると。2分間ぐらいですね、一人2分間ぐらいをその場で銀じる。だからお客さんが100人、200人、300人いようとですね、その2分間は自分の声しか一切出ないということで、慣れない方には恐ろしく緊張するような場面じゃないかなと思います。
そして銀じ終わったらお辞儀して去っていくということで、それが100人に200人とか大きい大会であると、そんな感じでどんどんひたすらこなされていくということになります。
伴奏がついている大会もあれば全くついていない場合もありますし、尺八や琴がついているような、結構豪華な大会もあります。
そういったところですね、至上表現できているのか、力強いのか、音程が正しいのか、アクセントが丁寧なのか、そういったところですね。
伴奏にぴったし合っているのか、至上表現できているのか、そういったところで細かく細かく評価されるということになります。
出ている大会によってどこをメインに置くかというところが変わってくるので、それに応じて銀じ方を変えていくということも必要になってきます。
ということはですね、結構しゃべったんですけれども、詩銀の大会はこんなところでなかなか度胸が鍛えられるような場になっております。
では後半の方に移ります。後半はですね、昨日は詩銀じゃないやつやってたんですけど、ちゃんと銀をやろうと思います。
やる銀はですね、月夜三砂港に船を浮かぶ。
鷹野蘭亭という方が作られた詩になります。
これは結構風景描写で、五感が結構素敵なんですね。
三砂中断数大港の秋。この出だしがとても綺麗です。
06:02
ではちょっと内容を読んでみたいと思います。
月夜三砂港に船を浮かぶ。鷹野蘭亭。
三砂中断数大港の秋。明熱、新たにかかる万里の流れ。
壁点に向かって玉的を俯瞰とほすれば、風雲一変、編集に落つ。
月夜ですね、月夜、月の映える夜ですね、三砂港に船を浮かぶと。
三股のところにちょうど川がクロスするようなところですね。
船を浮かべている時の風景描写ということになります。
三砂中断数大港の秋。川がですね、今小川と隅田川ですかね。
それがクロスしているような場所になります。
その大港の秋、季節ですね。明熱、新たにかかる万里の流れ。
この万里の流れの大きな川の流れにですね、明熱、明るい月が照らし出されているということです。
壁点に向かって玉的を俯瞰とほすれば、
壁点ですね、夜空にあるわけですけれども、
澄み渡ったこの深緑の夜空に向かってですね、玉的、笛を俯瞰とほすると。
笛を吹こうとすると、風雲、浮雲と書きます。
一遍編集によつ、ひとひらの花びらですね。
ひらひらと自分の乗っている船の上に落ちてきたという、
素敵な風景描写の詩文だと思います。
それでは、とにかく言葉が奇跡なので、そこがポイントです。
では吟じていきたいと思います。
月夜三作法に船を浮かぶ 鷹野蘭亭
三作中断数
太鼓の秋
明月
新たにかかる万里の流れ
壁点に向かって
09:00
玉的を俯瞰と
ほすれば
風雲
一遍編集によつ
いかがでしたでしょうか。
ちょっと寝不足で声が力不足だったかもしれませんけれども、
本日は以上となります。
基本的に平日毎日配信していきますので、
明日も楽しみにしていてください。
本日はどうもありがとうございました。
09:59

コメント

スクロール