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2022-03-21 19:48

【詩吟ch】「川中島」の吟じ方を解説(前半)<峨眉山月の歌>

峨眉山月 / 李白
峨眉山月 半輪の秋
影は平羌江の 水に入りて流る
夜 清渓を発して 三峡に向こう
君を思えども見えず 渝州に下る

#詩吟 #漢詩
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おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。このチャンネルは、詩吟歴の長い長い私、heyheyによる、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力を、わかりやすくザックバラにお話ししていくチャンネルです。
週に2、3回のペースで配信しているので、気楽に聴いていってください。
では最初に、雑談ですね。最初から雑談なんですけれども、プライベートながら、子供が前、妻が妊娠しましたという話で、つい先日ですね、14週目の検査に行ってきたのかな。
ようやく安定期に入ったという検診結果をいただきました。もう15人に1人が早期流産になる可能性があるという話を聞いていて、だいぶ僕も妻もビクビクしていたんですけれど、ようやく一安心して、これからいよいよ出産にかけて準備しなきゃなと、戦々恐々としている感じです。
いやーどうなるんですかね。本当、想像つかないです。まあはい、ということで今日は全然関係ないですけれども、本題の方に移ります。
これまであの腹式呼吸とかですね、あの死銀についていろいろストーリーしたという話を言ったんですけれど、だいたいそれぞれが一区切りついたので、では次に何をしようかなと考えました。
そこでですね、有名な銀から1つずつ、2回で1銀やるぐらいのペースですね。どこに気をつけるべきなのかということ。やっぱりあのこの銀が有名だから、うまく銀じれるようになりたいなという方いると思うんですよ。
その時にどこに気をつけたらいいのかというところをやっぱり知りたいかなと思いますので、そういう話って絶対その死銀の入会して教室とか行かないと聞くことができないので、僕はですねこの2回、だいたい2回だから10分か15分ぐらいの会話内容になりますけれど、その中で盛り込めることをたくさん盛り込んで、この銀をよりうまく銀じれるためのポイントを話していきたいと思います。
では記念すべき第1回目の死銀ですけれども、やはりあの死銀といえばもうこれですね一番有名な河中島。雷参用による河中島です。あの死銀の教科書の方では不思議案基山を打つの図に大使というタイトルでも使われています。
まあここは河中島を使わせていただきますね。武田信玄と上杉謙信による戦を描いております。
弁政粛々よる河を渡る。このフレーズがものすごく多分死銀の中で有名なんじゃないかなと思いますので、こちらを使わせていただきました。
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ではですね、この前半のところを丁寧に説明していきたいと思います。 まずあの詩文読んでいきますね。
河中島、雷参用。 弁政粛々よる河を渡る。
暁に見る戦兵の大我を酔するよ。 ここまでになりますね。
ではまず先にやっぱ僕が言じた方がいいのかな。さらさらと言じていきます。 河中島、雷参用。
弁政粛々よる河を渡る。
暁に見る戦兵の大我を酔するよ。
ここまでですね。 じゃあ私が何を気をつけているのか順番に説明していきます。
まずですね、一番大事なのは吟台作者。ここから始まるんですよ。 河中島、雷参用。
戦なんでですね、そもそも詩言、言葉が結構硬いので、一つ一つ丁寧に相手に伝えるようにいかないといけないです。
河中島、雷参用みたいな感じで、そんなさらさらと言っていいもんじゃないんですよね。 一番ビビッとドバンと出して聴いている人に期待を持たせる、それぐらいのどっしりした感じを出してほしいです。
なので言い方としては、私がどれぐらいのゆっくりのペースで、かつ間にどういう間を空けているのか気にして聞いてみてください。
河中島、雷参用。 河中島の間にしっかり間を空けて、雷参用。ここもちょっと小さく空ける感じになりますね。
で、吟台作者行った後に、いよいよ吟が始まります。この吟の始まり、ここももうさらさらと言ったらおしまいなんですよ。
詩吟っていうのはもうだいたい出だしで8割ぐらい決まると言われていまして、この出だし、出だしめっちゃくちゃ重要です。
ここは適当にする人で吟が上手い人なんてもう聞いたことがないぐらいですね。一番重要なんで。
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この弁清祝祝の出だし、作者を言ってからの出だしをたっぷりと間を空けた方がいいですね。
河中島、雷参用、弁清。 こういう感じですね。雷参用、弁。こういう感じ。あえて息聞こえるようにしていますけれども、吸って溜めて入る。
こういうような場合ですね。本当にここだけでぶっちゃけめちゃくちゃ喋ってしまったんですけれども、それほどにこの弁清の出だしが大事なんですね。言葉じゃなくて出だしが大事なんです。気をつけてください。
そしてじゃあ早速入っていきましょう。弁清祝祝。夜、川を渡る。正直気をつけるべきところはこの弁清祝祝。ここですね。
弁清。まずアクセントを丁寧にしていきましょう。弁清、弁清。んから上がるんですね。弁。弁清、弁清。弁清っていうとちょっと弁清、弁清祝祝。
音、アクセントを丁寧に2音目からビシッと相手に伝わるようにやりましょう。
アクセント丁寧にするかどうかっていうのは流派によるかと思うんですけれども、詩吟っていうのを一つの演劇のように考えてみればですね、それを相手に伝える。相手がまず理解できるように伝えるというところが最低限になるんじゃないかなと思います。
そういう意味では詩を伝えるのが詩吟。詩はどうやったら伝わるのか。それは正しい発音、正しいアクセント。それを使ってようやく伝わるのでアクセントは適当にしないでまずやってみましょう。
これを丁寧にしてから崩すことは簡単なんですけれど逆はできないんですね。弁清祝祝。このアクセントをいきましょう。そして出だしですね。弁清、弁清祝祝。
ここ、どういう風に吟じようとしているか。書いてある字はですね、無知の音がシュクシュクと馬を走らせているんですよ。夜に馬を走らせている。相手の方に、相手の陣地に奇襲するためにですね、真夜中に馬のお尻をピシピシ叩いて、ただあのバチンバチンって叩いたらうるさくなっちゃって相手に気づかれちゃうんでですね、静かだけれども力強い感じなんですよ。
なのであの力強い感じはこれが抜けたらもうこの詩はおしまいですね。力強さを出すためにはたっぷり息を吸って丹田に力を入れて10メートルぐらい先に声が飛ぶような感じでお腹を使うということになるんですね。
腹式呼吸。一言言ったら軽いんですけれどもしっかりと全て体を全部使わないとなかなかいけません。
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便性粛々。言い方はこういう便性粛々力強くなんですけれど次音程ですね音程。
粛々。ここで主音に戻るんですよ。音を基準になる主音に戻します。ここでカクンと落とすことがポイントですね。
粛々。こんな風になだらかにするともう全然力強さが抜けてしまうんです。粛々。
うを言い直すぐらいの方がちょうどいいですね。この音をとってんだぞと。こういう血を這うように音をとっているような感じが出せたらいいですね。
ふわっと合掌みたいに上に響かせるような音のとり方ではなくて舌を這いずるように音をとる。
粛々。最後止めのところをしっかりと止める。お腹に力を入れてギュッと止める。ということです。
これやばいな。もう10分いったのか。なんてことだ。これはまずいな。2回でいけんのかな。
長すぎても仕方ないし気をつけるべきところはそんなになんでですね。
この詩のところこの弁性粛々。まずここは強くしっかりと粛々した感じが出せればですねこの詩は概ねできたも同然なんですよ。だからこれだけ言っております。
でその次ですね。夜川を渡る。暁に見る。ここは夜川を渡る。そんな言葉丁寧に言えばそんな気にならないところですね。
暁に女子を丁寧にしっかりと置くんですね。
見るっていう音も結構あのしっかり言わないとしたたらずになりがちになるのでちゃんと強調して言いましょう。
戦兵の対岸を要する。ここはですね。詩上の話をしようとすると戦兵の対岸を。ここは相手の川を渡って陣地。相手の陣地に近寄るんですよ。
多くの兵がですね。今こそ相手のところに。
これは植杉軍が対象機を押し立てて竹澤勢の前に陣取っているのが見えると。いよいよ近づいてですね。一気にもう大軍が相手の陣地の目の前にいるわけですよ。
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結構なすごい壮大な光景なんですね。
ちょっとこの上がりと一緒に僕はのカメラ映画で言うカメラがより広いエリアを映し渡しは映しているような光景です。
対岸を要する大きな牙というんですけどまあたくさんの兵がいるということなんですね。
だからここは盛り上がりを出したいんですよ。
ここで盛り上げてその勢いのまま。
ここで盛り上がりさえ最初に見せたらその後転空が来るんですね。
この中振り中回しのところそんなにもったいぶらずにゆらゆら落とさなくてもいいんですね。
上げて盛り上げたならあとはサラッと落とす。
先兵の対岸をサラサラと落として要する大きな牙。
ここからクライマックス行くぞみたいなそういう盛り上げが欲しいんですね。
伝わりましたかね。
これは思った以上に喋っちゃうな。
ということでまず前半以上となります。
まとめていきますと川中島雷三葉この銀大作者のところはここで走っちゃいけないんですね。
たっぷり間を取りましょうと。
雷三葉弁清この間ですね。
この間がもう銀の命といっても過言ではないぐらいここを全然吸わずにサラサラと走るともう銀も軽くなってしまいます。
この弁清に入るタイミングもしっかりと吸って入るということですね。
弁清粛々ここは力強くてだけど静けさがあるような感じ。
粛々、主音にバツンと戻して血を這うようにこの主音を取ると。
お腹に力を入れて止める。
この弁清粛々をかっこよくできたら概ねもうこの詩はできたようなもんですね。
あと、あかつきに見る。
戦兵の大我を擁するを。
この戦兵ののところで盛り上がりを見せるんですね。
戦兵のでその勢いのまま大我をまで盛り上げてサラサラと落とす。
擁するをで次に行くような盛り上がりで止めるんですよ。
次はどうなんだどうなんだみたいな。
そういう感じですね。
という感じでした。
どうかなもう。
なんてことだなんてことだ。
これ自分この構想を感じた時には2回で余裕っしょって思ってたんですけど。
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思った以上にこれ要素要素気をつけていかないとまずいですね。
次もでも一つの詩に4回とか使うと多すぎる気がするんで。
2回に収めれるように次後半頑張りたいと思います。
では後半ですね。
後半サラサラと吟じていきます。
これも有名で好きな人いるんじゃないでしょうか。
李博による詩ですね。
ガビ三月の歌。
月が綺麗なんでしょうね。
ガビ。
ガビさんというところに月がかかっているということで。
李博は月の詩も歌うんじゃないかな。
今日はいい感じによく晴れているので関東の方はですね。
それを想像しながら吟じていきたいと思います。
ガビ三月の歌。
李博。
ガビ三月。
半林の秋。
影は平郷香水に行って流る。
よれ世間を発して
三千人行
君を思えども見えず
意思を下る
いかがでしたでしょうか。
夜世間を発して三千人向こう
やっぱりこの吟じていて言葉が本当に美しいなと思います。
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君を思えども見えず
吟じている途中にあれこれって別れの詩だっけなとかって勘違いしちゃったんですけど
君って多分違いますね。これお月様のことですね。
でもなんかこの吟じているうちになんかそのお月様のことをなんかすごい親しい友人のように勘違いしてしまってですね。
そういう風に雰囲気で吟じてしまいました。
君を思えども見えず
いやーこれなんかあれですねきっと
きっと李博もなんか酔っ払って酔っ払ってるんじゃないですかね。
ノリに乗ってる。
いや君とか言っちゃったよみたいな。
いやかっこいいこと言っちゃったみたいな。
意思を下る。
そういう風にいろいろ
お月様のことをですねもう仲のいい友人のような
感じに例えながら
楽しんでですねなんかのんびりと船で下っているような
そういうイメージを私は勝手に持ちました。
もう解釈は自由だと思うんで
いろいろ自分の想像しやすいようにして吟を楽しんでいけたらいいんじゃないかなと思います。
いやー今日はちょっとたくさん喋りましたね。
ということであのこれから
いろいろと有名な吟を
2回に分けてですねあの丁寧に説明していくというスタンスをいくつかやっていこうと思います。
まああのこの漢詩やってほしいっていうのがあれば
それもぜひやってみたいと思いますし
他にそうですね最近全然やってないな和歌とか俳句とか
もう聞いてみたいですとか
それのやり方を教えてくださいみたいな話もあればお話ししていきますので
リクエスト感想をお待ちしております。
ではでは死吟の魅力を発信する死吟チャンネル
以上ですどうもありがとうございましたバイバイ
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