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詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル
おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴二十年以上の私、heyheyによる、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について、分かりやすくザックバラーにお話ししていくチャンネルです。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
スカッと天気が晴れると気分がいいですね。
相変わらず娘のことなんですけれど。
ちょっと前まではですね、母乳をあげていれば、ミルクをあげれば、その後はぐっすりしばらく眠ってくれると。
1時間とか2時間とか。
まあ1時間ぐらいは手堅いかなとか、そういう風に思っていたんですけれど。
最近はですね、なんかその感じが変わってきたと言いますか。
母乳をあげた後でもですね、目をパチッと開いてですね。
手足をもきもきさせながら暴れ始めるんですよ。
まずいと。
必死に寝かしつけようとするんですけれど。
母乳でさらに元気が、体力がより出てきてですね。
さらに暴れ出すみたいな感じになってきて。
これは一体どのタイミングで休めるんだろうかみたいな。
本当に難しくなってきたなというところを感じております。
ちょっとずつきっと変わっているんでしょうね。
頑張っていきます。
さて、今日本題ですけれども。
今日はですね、ちょっと半分雑談というか、そこまで参考になるかわからないと思うんですけれども。
僕はですね、子吟のこの漢詩を見て吟じるまでに何を考えているのか。
それについてお話ししたいと思います。
なぜこれ話そうかなと思ったんですけれども。
この子吟チャンネルでですね、僕は多分それなりのいろんな吟をこれまで吟じてきていると思うんですけれども。
全部が全部ですね。
この過去の24年間の間で全て学んできたかというと、そんなことはもう決してないですね。
ちゃんとちゃんと学んだのはここで吟じてきたやつの中のどれぐらいかな。
4分の1、4分の1ぐらいかもしれないですね。
それぐらいな気がします。
なので残りの4分の3は僕が教科書を見ながら。
今日はこれを吟じてみようかな。
これはなんか聞いたことがあるなみたいな。
ペラペラとめくって自分の今日のインスピレーションに合うものをパッと見て。
10秒、20秒ぐらい考え事をしてから吟じるというそういうルーティンをしております。
なので、もしかしたらその詩吟をやり始めの方はですね。
一つの吟を吟じるためにものすごくなんかいろいろたくさん頭を使って苦労されてようやく吟じるというところがあるんですけれども。
いやーなんでこのヘイヘイさんはこんなペラペラといろんな詩を吟じるんだろうというところをもしかしたら疑問に思うんじゃないかなと思いまして。
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私の頭の中をですね一つご紹介しようと思います。
まあどこまで参考になるのか。
まあ教室でそういうパッと見てパッと吟じるってあんまりないかもしれないんですけれども。
参考になりましたら幸いです。
そうですね。
今日吟じようと思っているのを先にご紹介しましょう。
大塩平八郎作四十七詩ですね。
まず詩文からいきますね。
がしんしょうたんいくしんさん
いちやけんこうゆきにえいじてさむし
しじゅうしちひなおしゅをまもる
りんぜんれいさつすかんしんのかん
こちら内容も言っていきましょうか。
あこうろうしですね。
まあこれはとても有名な詩文ですね。
これもちゃんと教上で教わったことはないんですけれども。
まあこの詩をパッと見て今日はこれなんとなく吟じてみようかなと思って。
じゃあそこからどういうふうに吟じていくかを順番に話していきたいと思います。
まあそうですね。
まずですねあまりに自分が全く理解のできない詩文っていうのはまず選ばないですね。
内容が難しすぎてとか自分には今ピンと来なくてとかそういう詩文はまず選ばないです。
本当一文であれどもこの起承転結のどこかの一文だけでもパッと見た感じなんとなくわかりそうだなとか。
そういう引っかかるところがないものでない限りは全くないものは吟じないということですね。
そしてじゃあ吟じていこうかというところなんですけれども。
全体感を見てですねこれは果たして強い吟なのか優しい吟なのか。
力強い吟力強いそうですね。
か激しい吟なのかゆったりしている吟なのか。
それとも広々としたダイナミックな景色を雄大な雄大な吟なのかですね。
心のきびを小さな心のちょっとした動きを歌ったような吟なのか。
それとも酒に飲んで楽しんでいるような吟なのか悲しみを感じているのか教訓的な言い聞かせるような吟なのか。
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そのどういうジャンルに当てはまるのかですね。
それをまず考えますね。
この場合ガシンこの四重四肢の場合はもう何というか決して軽くはないですね。
力強いしある意味前半はもう寒々しいとも言いますか。
もう決死の覚悟を持ったようなそういうきりっときりっとというとすごい言葉は軽いんですけれども。
覚悟を決めたようなそういう吟なんだなと思います。
なのでこの四を吟じていく際には力強さは間違いなく必要だし切れ味がいるかなと思います。
切れ味っていうのはつまり間延びしない吟になりますね。
間延びしない吟だけれども言葉がなんかちょっと重そうな感じがするんですよ。
なのでペラペラと素早くいく吟でもないなというふうに呼んでいて感じました。
もちろんソドクやってそれからやるんですけれども。
ペラペラとやる吟でもないし間延びするような吟でもないなというところ。
これを最初に全体感で感じ取ることにしています。
そしてですね。ぶっちゃけると四韻は大体8割方同じようなメロディーラインかなと思っています。
これはあまり堂々と言ったらお偉い四韻の先生が怒るかもしれないんですけれども。
メロディーとして見た場合はですね。
大体同じだろうと。
じゃあそのよくある四韻の流れがやはりあるかなと思います。
段々とキクをやって最初に大揺りが来ると。
揺り落としが来て。
ショークの方では揺り上げが入ってきて大揺りが来ると。
テンクのところでは高音が続いていってまた大揺りが入って揺り落としが来ると。
最後の方はキクの方は揺り上げが来る。
三段上げの場合もあれば。
最後大揺りをやってやると。
大体そういう流れでおおむね決まってくるんですけれども。
そこから何か逸脱するような場所があるのかないのかそれも見ます。
そういうところは果たしてこれはどういう風に吟じるのかなというところをちょっと考えますね。
ただ今回はあんまりそういうところが全然ないのでこれはまさしく本当に吟じやすいなというところです。
言葉が多いところとかがあったりすると結構そこを注目したりしますね。
春夜落上とかの場合はですね。
他が家の玉敵かとかですね。
こういう言葉が長かったり。
この志をなさんと欲してとかですね。
こういうもし長いところがあればじゃあその言葉運びはどういう風に言ったらいいのだろうか。
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どこで区切ったら自然なのか。
区切るのと意味を途切れさすのと。
文章で言うと当点を打つところなのか。
苦点を打つちょんを打つところなのか。
丸をつける当点かな。
打つところなのか。
それも気にしますね。
この詩文だとどこまでが一息なのか。
この場合結構わかりやすいんで。
四文字軸があるんでそのまんまですね。
行く新産。
行くは行く旅かみたいな意味になるんで。
行くと新産がちょっと分かれるかなと。
そして一夜、健康。
一夜の方までで新産と一夜はつながらないなというところがあります。
健康、雪に永じて寒し。
健康は県の光がキラッとして雪に移って寒いと。
だから健康、雪に永じて寒し。
ここが分かれるわけなんですけれども。
雪に永じて寒し。
ここら辺はどちらかというと苦点になるのかなと。
健康と雪の間は当点になるのかなと。
そういう間の取り方。
そこら辺も考えますね本当に。
ただ行き継ぎとしてちょっとちょびっと間を分けるのか。
文体として途切れているのかどうかというところです。
ちょっと今日ペラペラ喋ってますけど、ちょっとまだ続きますね。
そして、そしてですよ。
その次に緩急強弱も考えるんですけれども。
具体的にはですね。
一番強く、強くというかダイナミックにお客さんに
きらびやかに、きらびやかにと言いますか。
一番見せどころですね。見せどころ。
たっぷりとこうですね、きれいに聞かせてあげるような
そういう見せどころっていうのはどこに来るのかなというところを考えます。
そうですね、この場合は。
まあ間違いなく結局ですね。
臨前零殺数寒心の寒。
ここは零殺数のところで揺り上げが入って寒心の寒が来るんで。
もう結局でこの流れが来たらですね。
まあ基本的にここで力強くなるのかなと思います。
そして寒心の寒。
なんか体現止めで力強く文体が終わっているんで。
まあここでバシッと決めないといけない。
そういうところがあります。
そして四重七死。なお死を守る。
四重七死。ここらへんも聞かせどころなのかなと思います。
まああのそして聞かせどころ1個か2個見つけたらですね。
じゃあその次にまあその
死文だけ見ると、説聴だけ見ると大揺りとかがあるけれども。
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コンパクトに押さえておかないといけない場所はどこかなとか。
そういうところを考えるわけです。
一夜健康、雪に永じて寒し。
このあたりはですね同じく揺り上げがあって。
まあ大揺り、違うなこれは中回しが入ってくるんですけれども。
まああのここの揺り上げのところは。
冷殺寸の方で思いっきし上げるからですね。
健康のところはちょっと軽めにしておいた方がいいなという感じですね。
そうたっぷりした大揺りが入るんであればその前の大揺りとか中回しは軽めにするという。
まああの一番強いところを見た後に他のバランスを考え始めることになります。
まあ本当に全部こってり味だと疲れるんでたまにはあっさり味が欲しいなというところですよ。
橋休め的な場所はどこかなというところを考えるわけですね。
そこまでを考えて後は後はここら辺が吟じるのがちょっと難しそうだなというところを見つけますね。
我心商談、育、新産。
育、育っていうのはやはり難しいんですよね。
二文字で頭高のアクセント。育、気をつけないといけない。
一夜健康、雪に永じて寒し。
この雪に永じてちょっと言葉が多いのでそこの言葉運びもちょっと気をつけないとなと。
そして四十七比、七比ですよ。
七比がすごく言いづらいんでここは本当に気をつけて一音一音言わないといけないなというところを考えます。
臨前霊殺す寒心の寒。
まあここら辺はいいですね。
というところでだいたいここら辺ももう慣れてしまってるんで10秒20秒くらいでだいたいこんなもんかなと。
よしじゃあ後吟じてみようで吟じながらなんか結構考えつつ吟じてるところもなくはないですね。
むしろあの四文に入り込むみたいな感じはあります。
で出だしがスッと入って健康で場面を想像する感じになりますね。
映画的にこんな風な場面になってるんだろうなとかそういう映像も可能であれば想像するというところです。
でもやっぱり一番大事なのはこの詩で一番聞かせたいところはどこかな聞いてもらいたいところはどこなのかなというところ。
やはりそれは霊殺寒心の寒ですね。
ここが一番言いたい。
ただ個人的にはですねこの健康一夜健康雪に永じて寒しこのあたりもなんかかっこよく伝えない伝えたいなとかそんなことを考えるわけです。
なんかそうあんまり今日しゃべれなかったらどうしようかなと思ったんですけれど意外と自分の頭を言語化するとなんかたくさんありますね自分でもちょっと驚いています。
ここまで理解しやすい内容でもあれば難しい場合はですね本当にまああんまりたくさん考えれないかもしれないんですけれども。
まあ大体こんなところですねサクッと吟じるた時にここらへんをまあババババーとざっくり考えて吟じるというところです。
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まあこれを本当に詩吟の大会とかに向けてちゃんと賞を取るぞってなった場合はもうアクセントをもう一度丁寧にやって。
ここの発音が崩れそうだなとかアクセントもズレそうだな音がズレそうだなというところをまずあの骨組みからしっかりと練り込んでいくというところになるんですけれども。
まあまず吟じてみたいそれなりに形にしたいと思った場合は今回話したような内容をやっているという形になるのかなと思います。
いやー喋ったな。喋りすぎた。
ということでですね。
今日じゃあこちらを改めて吟じていきたいと思います。
47詩。
大塩平八郎。
五神聖誕
幾心散
一夜
健康
行きにえいじて
三心
四重
七夕
直しを
守る
臨前
礼撮す
鑑心
大体こんな感じになります。
そうですね。
ちょっと臨前、礼撮すあたりがちょっとなんかのもったいぶってしまった感があるかもなぁとか思いましたね。
一夜健康行きにえいじて三心
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いやーこのあたりはもう少し練習して滑らかに、あでやかにですね。
なんかのここらへん吟じれたら楽しいなぁとか思いますね。
ただやっぱりなお死を守るっていうのは結構吟じていると自然に強くなるんで。
ここの強さと結局の観心の観のここの強さ、どっちも同じような形の大揺りだとやはりなんかちょっと芸がないというか飽きてしまうんで。
ちょっとどういう違いを設けたらいいのかなっていうのもちょっと悩みどころかなと思いました。
ということですね。銀は考えればいくらでもたくさん考えれると。
さらにこれに歴史のもっと背景とかをですね勉強してここはこういう気持ちがあるんだとかいろいろ考えながら銀していくともっともっと深く死銀を楽しめるんじゃないかなと思います。
ということで今日はこんな感じですね。参考になりましたら幸いです。
なんかのコメントなり感想なりここらへんがよくわからないよとかいう話もお待ちしております。
本当死銀を始めたばかりの人で悩んでる人にですねやはりぜひぜひ聞いていただきたいんで始めたばかりなんですけれども私の教室の先生がこんなことを言っていてちょっとよくわからないんですけどみたいなそういう内容でももうどしどしお待ちしております。
では今日はいつもいつも聞いてくださってありがとうございました。
死銀の魅力を発信する死銀チャンネルどうもありがとうございましたバイバイ