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詩吟の魅力を発信する。
詩吟チャンネル
おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴の長い長い私heyheyによる詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力を
分かりやすくザックバランにお話ししていくチャンネルです。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
我が家ではですね、ようやく2台目のエアコンが先日ついて、家の中の半分がようやくまともなスペースになったということです。
いやー、40度とかだともう死んじゃいますからね。本当によかったです。
今回はですね、本題に入っていきますけれども、今日お話ししたい内容は、
医療関係者から見た詩吟のメリット、5つかな、5つという題材でお話しさせていただきます。
なぜこの医療関係者ということかと言いますとですね、
つい先日、SNS関係からですね、お仕事をいただきまして、詩吟に関する講演をしてほしいと、1時間ほどですね、してほしいというご依頼を受けまして、
それで、ぜひやらせてくださいと言ったわけなんですけれども、まさかのその舞台がですね、医療関係者の方がたくさんおられるような場所でですね、
めちゃくちゃ僕は緊張したんですけれども、一体何を話したらよいのかというところで、悩みながら、
でもそうですね、皆さん本当に優しくて、自分ながら何とかやれたんじゃないかなと思っております。
その時にですね、そのコメントと言いますか、言っていただいた内容で、これは本当にちゃんと記録に残しておかないといけないなと感じたことなので、
この医療関係者から見たこの詩吟におけるメリット、健康的な面のメリットですね、それを5つお話ししていきたいと思います。
詩吟がですね、声をたくさん出すから体にいいよという話は聞くんですけれども、じゃあ具体的に何がいいのですかと言われると答えられない人が多いんじゃないかなと思います。
なので今回の話、僕の理解力には応じますけれども、それなりに説得力がある立派なこの宣伝文句になるんじゃないかなと思っております。
まず1つ目ですね、5縁制と言いますか、唾を飲み込む力が鍛えられると、劣れにくくなると言った方がいいのかなと思います。
この腹式呼吸で声をしっかり出していくことによって、この5縁っていうのかな、飲み込む力がいいよというお話です。
そして2つ目ですね、声を前に出すということ、しっかりと話すということですかね、それ自体が年配の方にとってもとても大きなメリットです。
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やはり年を重ねてくるとなかなか声をしっかり出さなくなって、どんどん引っ込んでしまうんですね。
喉の奥でああーみたいな感じになっていて、なかなか聞き取りづらい、人によっては聞き取りづらくなってしまって、コミュニケーションが取りづらくなってしまうということもありますので、
この四韻において声を前に出すという、こういうやり方ですね、それ自体もやはり老化を防ぐ意味合いになるのかなという話です。
そして3つ目ですね、この四韻というものはですね、ただ普通の歌を歌うのに比べて高い音とか低い音とかこの高低差が激しいんですよ。
激しいのでその歌以上に鍛えられる部分が結構大きくなりそうだというお話です。
特に四韻の場合は歌っている以上に、そもそも結構全力で声を出さないといけないというのもありますし、
常に声を出し続けないといけないんですね。
大抵の歌は直々息継ぎをする場面があって、そんなエネルギーを使わないような場合もありますけれども、四韻の場合は基本的にエネルギーをしっかり使うので、
それ相応にこの喉の部分とか体の部分とか、そこがしっかりと鍛えられるというお話でした。
そして4つ目は集中力が上がるというお話ですね。
集中力。四韻においては、ただのメロディーに合わせて歌を歌うのではなくて、
ここではこういうふうに節回しをつけて、ここはこういう間合いにして、こういうアクセントで吟じてということで、
頭の中で考えることがいっぱいあるんですね。そういうふうに考えて吟じないといけないので、他のことでも考えられないんです。
四韻のことだけしっかりと集中する。だからそういった意味で衰えがちなこの集中力を鍛えることができるというお話です。
あと5つ目。これも集中力にちょっと近しいところはあるんですけれども、記憶力ですね。記憶力の衰えも防ぐのにいいんじゃないかというお話です。
四韻。人によってはちゃんと覚えられなくて、教科書を見ながら吟じられている方も多い、いなくはないんですけれども、
やはりしっかり覚えてこられる方の方が多いですね。というのも、四韻というのは、詩の感情、詩情ですね。
これを表現するのが本当の目的なので、見ながら詩すら覚えられていない状態では表現なんてしようがないんです。
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ということで、四韻をやるからにはしっかりと暗記しないといけない。この暗記せざるを得ない状況というのは四韻でやられるから、そういった意味でこの記憶力の衰えとかですね、そういったものが防げるんじゃないかというお話です。
実際言っていただいた内容はですね、全然言葉は短くて、僕なりに解釈と理解と深めて話しております。
もし間違っていたらごめんなさい。とはいえですね、今日5つ医療関係者から見た四韻のメリットをお話しさせていただきました。
この唾を飲み込む力というのはですね、鍛えられるんじゃないかと。
普通の歌以上に高い音低い音、しかも声も伸ばしたりするんで、体全体のこの歌において声を出すことにおいて鍛えられる力も強いんじゃないかということ。
そして声が引っ込みがちな、なかなかコミュニケーションにも影響してくるような声が引っ込んでしまうようなことも四韻で前に出すということで、声が引っ込みにくくなるという話ですね。
で、あとはもう一個は集中しやすくなると、集中力が高まる。
そして5つ目が記憶力の低下、それも防げるんじゃないかというようなお話でした。
いかがでしたでしょうか。
僕としてはですね、なるほど、言われてみればそうかもしれないと。
これは良い話を聞いたぞと思ってですね、今日聞いたばかりの話をなんとかなんとか解釈しながらお話しさせていただいております。
これは整理してですね、ちゃんと僕が今書いている本にも書いていこうかなと思います。
では、今日後半ですね、四韻の方一つ吟じていきたいと思いますけれども、
最近はやはり元気の良い韻とかですね、そういうのばっかりやってきたんで、あえて、あえてですね、この凛とした静けさのあるような、今車の中でめちゃくちゃ暑いんですけれども、
ダメですね、こういう時こそ心を静かにして、ここはまるで涼しい林のような、なんか違うな、林のようだとか、そういう静けさのあるところで、
あれ、ダメだ、今日は言葉がない。涼しさを感じながら吟じていきたいと思います。全然ダメですね。
五夜、仏法早朝を聞く空海ですね、空海、最澄と空海のうちの一人、空海が作られた漢詩になります。
これもあの結構、高校生ぐらいの時にですね、上手い先生の吟を聞いて、すごくすごく独特な言い方だったんですけれども、それでも聞いているうちに、
本当、林の中で、結構暗い林の中で音が全くないような静けさのあるところ、そういうところに鳥の声が少し聞こえてくるという、そういう雰囲気を想像したので、
いやー、こういう詩もいいと思うんですよね。なかなか心が乱れている時こそ、ぜひ聞いてもらいたい吟になります。
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では早速吟じさせていただきます。
五夜、仏法早朝を聞く空海。
寒林独座す
曹洞の暁
三方の声は
一丁に聞く
一丁声あり
一心あり
静心
雲水
共に
寮
まあ、多少雰囲気が伝わったかなと信じていますが、
僕が聞いた先生の吟に比べるともうダメですね。経験が違いすぎるなと悟りを開かないといけないですね。
本当になんていうかな、林の中にもう何年も何十年も佇んでいるお地蔵さん?お地蔵さんがもう微動だにせず吟じるようなイメージなんですね。
声はめちゃくちゃ動いているんですけれど、本当に微動だにしないような静寂の吟なんですよ。
寒林独座す
曹洞の暁
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一丁声あり
一心あり
静心雲水共に寮
今日は説明あまり省いちゃったんですけれども、たまにはいいですね。こういう吟ができるように。これは吟が上手くなるというよりは人生経験みたいなもんかもしれないなとは思いますけれども、いい詩だと思います。
では今日もちょっといつも以上にグダグダ喋ってしまいましたけれども、こんな感じにしたいと思います。引き続きコメントなりリクエストなり、こういうとこ聞きたいよとかいうことあれば絶賛お待ちしておりますのでよろしくお願いします。
詩吟のミルクを発信する詩吟チャンネルどうもありがとうございました。バイバイ