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詩吟の魅力を発信する、【詩吟ch】
おはようございます。こんばんは。【詩吟ch】のheyheyです。このチャンネルは、詩吟歴20年以上の私、heyheyによる、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について、分かりやすくザックバランにお話ししていくチャンネルです。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?関東の方はもう秋晴れが続いていて本当に気持ちいいですね。
今日は奥さんがちょっと午前中お出かけしてたんで、僕と娘だけで2人でなんとか乗り切ったんですけれども、途中ギャン泣きするとさすがにテンパりはするんですけれども、
まあでも落ち着いた時とかですね、もう2人だけの空間というのもこれもまた幸せな時間だなぁと思っていてですね、本当にいやーまあ今はなんか本当にありがたい育休の時間を過ごさせていただいております。
多分僕親バカになりそうだなと思いますね。さて今日お話ししていく内容ですけれども、詩吟で声を長く伸ばすための5つのステップという内容でお話ししていこうと思います。
詩吟はですね、とにかく声を長く伸ばすんですね。なので詩吟を始めたばかりの人は息が続きませんというそういうお悩みが間違いなく出てくるかと思います。
そこで今回ですね、声を長く伸ばすためにはどういうふうにしていけば良いのか、全部で5つのステップがありますので、それを踏まえていただければ今よりも少しずつ伸びていくんじゃないかなと思いますので、ぜひぜひ参考にしてみてください。
そうですね、先に結論の方から言っていきましょう。まずですね、1つ目。1つ目はしっかりと吐き切る。息を吐き切るですね。
2つ目はたっぷりと息を吸う。そして3つ目は吸い込む息はですね、お腹の方に、へそのあたりにお腹を息を吸い込むというか息をためるというんですかね。
で4つ目、吸った息は圧縮する。吸った息を溜め込むか、吸った息を溜め込むですね。3つ目がその体の奥に入れるということかな。すいませんね。
5つ目は、5つ目は終わりを意識して吟じるということですね。だいたいこんな感じの5つのステップになるので順番に説明していきます。
声を長く伸ばすということ。僕もさすがに長年やっていたら20秒ぐらいはなんとかなるかなと思いますけれども。
ただ声っていうのはシンプルに考えれば吸った息を声に出しているわけだから息をたくさん伸ばすためにはそのエネルギーの元になる息をたっぷりと吸い込む必要があるということですね。
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ただこれ吸うためにはですね、実は吸う前にたっぷり吐き切らないといけないんです。
本当にお腹が痛いよーとお腹と背中がくっつくようなそういうようなところまで、まあ普段からそんなにできませんけれど。
そういうような意識を持つほどにしっかりと息を吐き切るその状態が本当に本当に大事なんです。
これをやらないでたくさん吸おうと思ってもですね、息というのは不思議なものでもう本当に浅いところにしか入っていかないんですよ。
その浅いっていうのはどういうことかという本当に肺とか胸とかそのあたりまでしか息が入っていかないんですね。
そうなるとなかなかのコントロールが効きにくくなってダダ漏れになってしまうとかそういうことになるのでまず第一のステップは吸う前には息を吐き切るです。
吐き切るってやって吐き切ってあー吐き切ったなーと思ってからそこからさらに2泊3泊ぐらいですね。
辛い1、2、3ぐらいそれぐらいの吐き切る。
そしてたっぷり吸うんですね。こういうような息を吸うためには先に吐き切らないといけない。
これあの吟じている最中も同じですね。吟じて次の方に入る前にやはりその吟でできるだけ吐き切ってたっぷり吸って天空に入るとかそういう風な意味で
吸うためには息を吐き切らないといけないんだということを知ってください。
そして2つ目ですね2つ目はもうあの吐き切ったのであればもう思いっきり息を吸いましょうということです。
口だけでもいいですし口と鼻も使ってもいいですしもうとにかくたっぷり吸おうという意識を持つことです。
なかなかですね普段話していたり歌っていたりしても息をたくさん吸おうと意識することはなかなかにないと思います。
もうゴスペルで歌ってる友達とかもですねよく先生に指摘されているんですけれども本当に歌うことは意識していても吸うことはなかなか意識しないんですね。
なので息を吸おうと思うということその意識を持つだけでもだいぶ変わってくるかなと思います。
そして3つ目この吸い込んだ息っていうのはできるだけ体の奥底に入れるということです。
これは腹式呼吸の吸い込む話になってくるんですけれどもいくらたくさん吸い込むと言ってもですねもうあのマッチョの人が胸を開くようにですねこの胸筋あたりの方にブワーッと
ハート型というか逆三角形というかそういう風に吸い込んじゃダメなんですね本当にダメなんです。
そうではなくてそうではなくてへそへそよりも下そのあたりにお腹が縦に縦に下の方向へとフワーッと膨らんでいくような感じその副次効果としてへそ周りが膨らむような感じを持った方がいいです。
いいですかこのお腹のへそよりも下がさらにスーッと下へ下へと膨らんでいくそういうイメージでスーッと吸い込むんですね。
その時についでにへそ周りもポコッとなるようなそういうような息の吸い方をイメージしてください。
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イメージ実際に横隔膜をうまいこと使ってくださいと言ってもそんな人間そんなところを使えるようにコントロールできないのでよほどトレーニングしないとできないので大事なのはイメージを持つことです。
体の見えないところを扱うにはもうイメージするしかないんですね。逆にそのイメージが強力であれば思い込みが激しければそれで十分体も次第に連動していきますので本当に繰り返していますが下の方へ下の方へ膨らむようなイメージなので体の浅いところ胸ではなくてもう体の奥底に息が入り込んでいくようなイメージを持ってそこにちゃんと吸った息を入れていってあげてください。
そして4つ目ですね4つ目は吸った息を溜め込むです溜め込む。どれだけですね吸ったところですねそれを何ら溜め込むこともせずヒューッとヒューッと抜けていけばですねもうそれは口の開いた風船のごとくどれだけたくさんフーッと空気を入れてもですね口が全く縛っていなかったらフワーッと簡単にもう抜けてて漏れ出てしまうんです。
せっかく吸ったエネルギーがあるのだからそこはですね次は効率よく使っていかないと呼吸を長くする声を長く伸ばすことはできないんですね。
なのでそのコントロールするためにはお腹の中に入った空気を一度ギュッとおにぎりを握るかのように圧縮するんですねギュッと。
なのでそういった時に丹田のあたりの力をですね力むというよりは絞り込むお腹の体の内側にギュッと絞り込むようなイメージで圧縮するんです圧縮する
まあそういうイメージを持たれたらいいのかなと思います。
ですねギュッとギュッと溜め込む圧縮する。
なので吸ってまず吐き切って吸って中に入ったなと思ったらうっとうっと一度丹田の方に力を込めて絞り込むんですね。
そういう状態にするとこれが4番目のステップ吸ったものは溜め込むですね溜め込む。
そしていよいよ最後になります。いや長かったですね最後は終わりを意識して声を出すということです。
あのとにかく銀を長く声を長く長く出しましょうと言っても正直よくわかんないんですね。
いやこれぐらいの出し方だったら10秒いけるなとかこれぐらいなら20秒いけるなとかこれぐらいなら5秒かなとかそんなことをなかなかそんなよくわからんのですよ。
よくわからんのです。
なのでそういった意味ではですねこの一息でこの銀のどのあたりまでをやろうとしているのか。
それをまあできればですねちょっと難しいんですけれどもイメージを持ってください。
なので私の場合はですね吸ってでんせいしゅくしゅくまずここまでここまでを終わることをイメージしながら声を出すということですね。
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ただ次の場合は大変ですね。
ここまで続けようとすると本当に銀字始めからもうすでに旋徘のここまで最後のところまで銀字切るぞという意識を持たない限りはですね本当になかなかに体は言うことを聞いてくれないんです。
逆に言えばですねそこまで意識を持っていけば体は賢いものでそこまで息が続くようにうまいこと調整してくれるんですね。
なので終わりを意識して声を出すということまあそうしておけばまあ結構ですねだんだんとうまいこと声が続くようになるんじゃないかなと僕の経験的に思っております。
まあいろいろ長々とお話しましたけれども声を長く伸ばすための5つのステップまず吸う前にたくさん吐ききるそして2つ目はたっぷり吸う意識を持つ。
そして3つ目は吸った息はですねもうお腹よりもさらに下の方へ下の方へたっぷりと奥深くへ吸い込ませるとで4つ目が吸い込んだ息は溜め込むぎゅっと絞り込む。
そして5つ目は終わりを意識して声を出すということですまあこれ腹式呼吸の腹式の発声にもつながるところではあるんですけれど
まあとにかく声を伸ばしたいという方はこのあたりを意識されれば自分なりにもまあそれなりに本質的なことをしゃべったんじゃないかなと思ってはいるのでぜひぜひ意識してみてください。
多分多少なりとも効果はあると思います。
よしでは後半一つ吟じていきます。
これもですねあの結構僕吟じていて楽しいんですよ。
ちょっと誰が作詞したか分かってないんですね。
5つ目なんですけれども詩文はこちら。
大鹿の詩桜の花の詩と書いて大鹿の詩ですね。
いや全然今桜の季節では何とでもないんですけれども
ふと今日吟じたいなと思った時にああこのフレーズが好きだなあっていうのは頭に思い浮かぶんですよ。
詩画の裏荒れて断説ひるがえりとかですね。
そうこういう頭の中に出てくる。
で今日はこれを選びました。
ではまず詩文から読んでその後通釈を読ませていただきます。
銀衣風を恨む源義家。
詩画の裏は荒れて断説ひるがえり。
奈良の都は振りて黄河群がる。
南朝の天使今何処にかおわします。
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荒山を望まんと欲すれば道さらに遥かなり。
命が短いと言われるあの美人のような美しさを保ちながらそれでもたった10日ほどの命を保ち続けてこの桜の桜というものは昔から人々に愛されてきていると。
藤原の中名言成平かな。
この花をめでて庭に植えて桜待ち中名言。
やばいなこれ字読めないかもしれないね。
平の只乗りは不遇の実を桜の花の下に一夜の宿を借りて。
雪くれて木の下影を宿通せば花や今宵の主ならましと読み。
源義家は福風を恨んで福風をなこそのせきと思えども道も背に散る山桜かなと読んだ。
また山桜の花の散るのを見てさざ波や滋賀の都はあれにしよう。
昔ながらの山桜かなと読んで昔を忍び。
ここの家に咲き匂う八重桜を見ては。
いにしえの奈良の都の八重桜今日ここの家に匂いぬるかなと。
いにしえを懐かしくて読んだ花人もいた。
さて南朝の天使は今何処におあしますのかというと。
その悲しい詩を忍んで吉野山の方を眺めるのであるが。
道が遥かに続くばかりで山を望み見るよしもないのである。
すいません僕の色々と雑な説明これ間違っていたら読み方が間違っていたら申し訳ないですね。
ただただこれはとにかくもう過去のいろんな方々がですね。
桜についてもう歌ってきたというこのいろんなものをもうダイジェストというかオムニバスと言いますか。
そんな風に入っております。
ただまあそのピックアップの仕方がかっこいいんですね。
これをよくぞこの七言立詩に綺麗にまとめたなと思います。
本当にいろんな桜の風情がですね。
どんどんどんどんとシーンが切り替わって入ってくるので聞いていて飽きない。
桜の美しさが本当にいろんな時代も愛されてきたんだなというのが分かる素晴らしい立詩です。
さてではこちら僕も吟じていきたいと思います。
多分楽しく吟じてますんで。
大鹿の詩
五名
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この花を
坊主
礼廷宿
明る
平の
ただ乗り
銀衣
風を恨む
源の
吉
滋賀の裏は荒れて
断雪
ひるがえり
奈良の
都は振りて
高架へ
南朝の天使
今、何処にか
おわします
包山を
望まんとほすれば
道さらに
遥か
のり
いかがでしたでしょうか。
南朝の天使あたりは高高音で多分合ってるはず。
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道さらに遥かのり
不調を見ながら
こんな感じかなってちょっとやったんで
もしちょっと間違ってたら申し訳ないですね。
いやいや
いやいやいやですよ。
これはもう本当吟じていて楽しいですね。楽しいんですよ。
この滋賀の裏は荒れて断雪ひるがえり
奈良の都は振りて高架群がる
このあたりがですね
僕が本当に小学生の頃ですね。
姉と一緒に詩吟の教室通っていたんですけれど
姉がですねこれを吟じていたんですよ。
僕は大抵教室の半分ぐらいは昼寝をするような
居眠りするようなもう悪い生徒だったんですけれど
姉がですねこれを吟じているときは
そうやけに起きていてですね
いいなあこれかっこいいなあと
意味はよくわからないけれども
かっこいいなあと思って聞いていて
本当に小学校の時の記憶がずっと残っているんですね。
なのでそうその時は自分が立詩やりたいって言っても
先生がもう僕のスキル的にやらせてくれなくて
悔しくてですね
ただもう今になったらですね
自分を見るだけでそれなりにちゃんと吟じ切れるという
もう今嬉しいんですよ楽しいんですよ
ただですね本当に
この大鹿の詩
かっこいいなあと
常々思っております。
いかがでしたでしょうか。
ちょっとだいぶのびのびやりすぎた感はありますけれど
では今日はこんな感じになります。
引き続きですね本当にいつもいつもコメントくださって
もう返すのは大変とかじゃないですけど
本当になんか嬉しいなあと思って
僕もコメント返させていただいてます。
なかなかコメントしづらいなあという方も
いらっしゃるかもしれないんですけれども
一言でもいいのでいただけるとですね
本当に励みになっておりますので
コメントリクエスト質問合わせてお待ちしております。
ではでは詩吟のミルクを発信する詩吟チャンネル
どうもありがとうございました。
バイバイ