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2025-04-22 32:14

#61【月イチ企画】ハーバード1.2兆円凍結の衝撃!トランプが狙う"エリート大学つぶし"と関税戦争の行方|伊藤穰一

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「大学は謝罪しろ」—トランプ政権によるハーバード大学への驚愕の資金凍結攻撃。約3000億円もの研究費が止められる衝撃の事態は、なぜ起きたのか?学問の自由とパレスチナ問題が交錯する大学キャンパスで、権力との闘いが始まっています。

一方で気になるのは、トランプによる関税政策。中国への容赦ない関税政策は世界経済をどう塗り替えるのか?アップルのサプライチェーンは崩壊の危機、テック業界の地図が塗り替わる可能性も。「アメリカと中国、どちらを選ぶ?」—日本企業も迫られる究極の選択とは?

憲法と民主主義の根幹を揺るがす大学と政府との争いが、私たちの未来をどう変えるのか。グローバル経済が崩壊し、ブロック経済へと回帰する世界で、日本はどう生き残るべきか?アメリカ出張から帰国したJoiさんが緊急報告と鋭い分析をお届けします。



【編集ノート】

編集ノートでは難しい用語や人物名などの詳しい解説をお伝えしています。 

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サマリー

このエピソードでは、トランプ政権による関税戦争と大学への攻撃について取り上げています。特に、ハーバード大学が直面している資金凍結の懸念や、エリート大学に対する批判の広がりが強調されています。ハーバード大学は、トランプ政権の攻撃により9兆円の資金凍結の危機にある状況です。この状況がアメリカの教育や大学制度に与える影響についての議論が進んでいます。また、ハーバード大学の9兆円凍結が話題となり、トランプ氏の'エリート大学つぶし'の狙いや関税戦争の影響について深く掘り下げています。アメリカの大学の変革やAI倫理の問題にも触れながら、未来の教育とテクノロジーに関する洞察を提供しています。

ハーバード大学の凍結とトランプ
毎月最終週の配信では、Joiさんが最新テクノロジーについて掘り下げます。
さて、今日はどんなトピックスについて話してくれるんでしょうか。
Joi Ito's Podcast
こんにちは、伊藤穰一です。
一月に一回やろうとしている新しいトピックスの解説のポッドキャストを、今日お送りしたいと思うんですけども、
まず、トランプの関税とそれのテクへの影響、
それと、最近大学を結構トランプは攻撃してるんで、
その現場の話も話したいと思います。
そのあとお便りをお届けしたいと思います。
今月で結構一番大きいニュースは、
中国も含めてトランプが世界中に関税をしてるっていうことで、
やっぱりアメリカと中国がやりとりしちゃうと、
どっちが損するかっていう問題があって、
かなりこの電化製品とかに入っている電池のマテリアルだとか、
結構重要なリソースが中国系のネットワークに入っているっていうことなので、
本当にアメリカはやっていけるのかどうかっていうクエスチョンがあって、
アメリカがいろんな重要なものを買ってる消費者の値段がどんどん上がっていくっていうのもそうなんだけども、
例えばアップルとかテスラってかなりの部分を中国で作ってるんで、
そういうもののコストが上がっちゃうので、
彼らのビジネスも痛むんじゃないかなと。
AI倫理とテクノロジーの未来
もう一つこれニュース見て確かにそうだなと思ったのは、
かなり中国の経済って今大変で、
それを立て直さなきゃいけないっていうのが、
このプレジデントシーの使命なんですけども、
今度おかしくなっちゃったらトランプのせいにできるので、
中国政権からしたら悪者ができたので、
結構やりやすいんじゃないかなっていうのもあって、
だからいろんな意味で中国にプラスでアメリカにマイナスなんじゃないかなっていうふうに、
短期的に読まれていて、
昔は結構スフィア・オブ・インフルエンスっていって、
各地域、例えば中国圏、ロシア圏、アメリカ圏と分かれてたのが、
国連とかアメリカのフリートレードで、
世界中の貿易が動いてグローバリズムが動くっていうモデルがあったんだけども、
それの反対だよね。
だからこれはトランプもそうだし、バリンもそうなんだけども、
彼のサポーターたちもずっとそれをやるって前から言っていたので、
そうするとアメリカを支持する国だけと貿易して、
違うところも勝手にやれみたいな、
グローバル貿易モードを繰り返そうって言っていて、
アメリカに製造業とか戻そうとかっていう話をしてるんだけども、
学者的にはこれってもう本当にアメリカにとって損だっていうふうに言ってる人はいるんだけども、
やっぱりトランプの周りの経済学者とか支持者は、
いや間違ってるとこれでどんどん良い方向に行くんだっていうふうに言い切ってるので、
彼らかなり信じてるので、
多分すごい危険なんだけども、
それ以上に全く違う世界観が今アメリカから生まれようとしていて、
その中で中国圏とかアメリカ圏とかが分かれたときに、
日本ってどういう立場になるかっていうのもすごく重要な課題なんじゃないかなと思います。
もともとテックの地図も塗り替え始まれてたんですね。
だから例えば中国のHuaweiとかはアメリカ圏には入れないとか、
お金も中国の投資家がアメリカに投資できないっていうのがあったので、
ちょっとずつテック企業は中国かアメリカどっちか選ばなきゃいけなかったんだけども、
突然もう食べ物から洋服から全部になっちゃったので、
そうすると一般のアメリカ人に直接ガンってくる可能性も高いし、
本当にアメリカでこんなもの作れるのって思うようなものも、
アメリカで作んなきゃいけないことになっているし、
アメリカの周りのメキシコとかカナダも被害を受けているのと、
英語でいうスフィア・オブ・インフルエンスっていうのは、
アメリカの周りのグリーンランドとかパナマとかカナダとかメキシコは、
もうとにかくアメリカとかのことを言うことを聞けみたいなのが、
このスフィア・オブ・インフルエンスの考え方なんだよね。
だからロシアがユクラインに入ったりクライミアリアに入ったりするのも、
昔のソ連みたいに周りの国は全部とにかく頭を下げるみたいな感覚なんですよね。
その国連は一つ一つの国は独立していて、
一つ一つの国が声があって、
勝手に大きくても隣の国が自分の戸籍を取りに来ちゃいけないっていう、
世界みんな各国が独立っていうモードが、
このグローバルの世界だったんだけども、
このスフィア・オブ・インフルエンスの世界になると、
アメリカと関係ない国は壁を立てて、
アメリカと関係ある国はとにかくただ言うことに従えみたいな感じに、
今、行こうとしていて。
だからテックの世界でいうと、
アメリカ圏の中だけでぐるぐる回らなきゃいけないので、
そうするといろんなパーツが、
レア・エースだとか、下のパーツもそうだし、
ソフトウェアもそうだし、
それを分けていかなきゃいけない。
中国はある程度自分たちで独立できると思ってると思うんですね。
こないだのディープ・シークっていうAIが出てみんなびっくりしたと思うんだけども、
あれも技術者全員、アメリカで学校行ってないんだよね。
中国の大学だけで勉強してディープ・シークができたので、
だからもうアメリカの大学もいらないっていうふうになっていて、
先週やっぱりアリゾナに行ってたときでも、
いろんなデータを見たんだけれども、
やっぱり中国からのアメリカへの留学生はすごく減っていて、
インドはすごい増えてるんだけども、
だから中国は本当にだんだんそっちに行ってたところにアメリカがボーンと押したので、
じゃあもういいやって中国がなって、
今全部オーストラリアとかロシアとかにサプライヤーを切り替えていってるので、
これはなかなか戻れないところまで行っちゃってると思うんですね。
そうすると日本がどういうふうにみんなと付き合っていけばいいかっていうのは結構重要な課題で、
ヨーロッパも今すごくストラグロしてると思うんだけども、
やっぱりヨーロッパに対してすごく厳しいんですよトランプ政権が。
だから日本はヨーロッパとどういう関係するべきか、インドとどうするべきか。
結構外交的に重要な時期。
もちろんアップルも全部止まっちゃったんですよ。
今アップルの工場もどんどんどんどん閉めていって、
一番やっぱり中国が、これ安いからじゃなくてスキルが高いので、
結構アップルとかがどこで製造しようかとか、
コロナの時にかなりサプライチェーンをもっと分散しようっていうのでやってたんですけども、
でもまだまだできてないと思うので、かなりこれから激しいと思います。
一つ面白いのは、ソーシャルメディア、TikTokとかを通じて、
中国の一般の人たちが、かなり英語ではトローリングって言うんですけども、
トランプ政権をバカにする、すごく刺さる面白いミームが出てきたり、
あとは結構中国の工場がアメリカから外注されて作ってるものっていうのは、
直接買えば安いよっていうようなアピールをして、
で、かなり世界中のブランドの被害っていうのが大きくて、
あとは一つトランプ政権の中で確か500ドル以下のものは完成されなかったんだけれども、
安いものを完成されるようになったので、
直輸してたようなテームとかシーンとかも、
基本的に税金がかかるので、コストがかかっちゃうので、
アメリカには送らないっていう発表をして、
それに伴って広告をFacebookとかInstagramとかいうところに出さない。
中国から直輸する安いグッズっていうのは結構大きなマーケットだったので、
かなりアメリカのテク業への広告費用のショックにはなるので、
いろんな予想されてなかったような被害が起きてきて、
やっぱりトランプが嫌われたり怒られたりするのはどうでもよさそう、
逆に喜んでるんだけども、やっぱり経済を壊してしまうと、
なかなか権力が続かないんじゃないかなっていうのは、
そこらへんは少し慎重にしてるんじゃないかなっていうのは一つあります。
これはもう一つトランプニュースなんですけども、
大学と社会の対立
アメリカの大学に対してかなりトランプは攻撃していて、
この話をちょっと遡って話をすると、
今アメリカの大学がかなり、
もともと去年から結構キャンパスがぐちゃぐちゃになってたんですけども、
パネシスチノのプロテストを中心に、今度はトランプが攻撃してるので、
僕のアメリカに、もともと僕メディアラボに9年間、
ラボの所長として2011年から2019年いて、
MITの仲はやってたんですけど、
ハーバードとも近いので、ハーバード法学部でも僕もプロフェッサープラクティスをやって、
AI倫理の授業をやってたので、
ハーバードの人たちもすごくよく知ってたんですけども、
今かなりこの大学のマネジメントっていうのは、
対トランプのやりとりをやっていて、
アメリカは今、エリート大学って価値がないよねと思ってる人が、
ほとんど半分ぐらいになってるんですよね。
共和党の中ではもう圧倒的にエリート大学いらないって言ってるので、
エリート大学vs一般アメリカ人みたいなことが今戦いが起きてるのと、
あと上にコントロールしてるのは圧倒的にユダヤ系の権力で、
学生の中ではもっともっとパレスチーナだとかコスタノネ的なので、
この世代と階層の戦い、摩擦が大学のキャンパスにあるので、
僕は民主主義と法律が好きなので、
このハーバード法学部だとか、
ハーバードのその部分の言動の自由を守るところはすごく重要だと思ってます。
ちょっと遡って思い出さなきゃいけないと思うんですけども、
キャンパスでの言論の自由
2023年の10月7日にハマスがイズラエルを攻撃するわけですよね。
イズラエルはこれはテロリストだっていうので、かなり強い反撃をして、
アメリカの大学のキャンパスではパレスチナ人の審判がすごく多いので、
パレスチナ側のデモだとか、アンチイズラエルのデモとかが結構いろんなところで行われていて、
この大学がその辺を上手に言論の自由で、
パレスチナ人側の意見もちゃんと表現させようっていうことをするわけですよね。
そうするとこのイズラエル主義者は、これはふざけんなと。
これ英語でエンタイセメティズムって言うんですけども、
アンチイズラエルっていうのは、
第二次大戦争のナチスのホロコストの時代見ても、
とにかくこのユダヤ人っていうのは攻められてるので、
アンチユダヤ人のことをする人たちを叩く大きな団体がたくさんあるのと、
アメリカではかなりイズラエルとユダヤ人は強いので、大学を攻撃しだすんですよね。
そして2023年12月に国会にペンステイト大学とハーバード大学とMITの学省を呼びつけて、
あなたたちはパレスチナ側の学生を大学側でちゃんと処罰しないと、
これは人権問題だって攻めて、
学長たちはちょっと弱気っていうか、確実にこの子たちは処罰するべきだと言わないんですよ、国会で。
これ結構有名なビデオがあって、
その後もうバンバン叩かれて、
トランプが入って、
今回言っているのは、こういうパレスチナ側の学生たちを処罰しないと、
もうお金は出さないと。
パレスチナ側の子たちを守るような大学には、
もう研究費は出さないっていうことをずっとトランプが言っていて、
アメリカの法務省の中でアンタイセメティズム、
ユダヤ人を攻撃する人たちを退治するタスフォースを作って、
いろんな大学のキャンパスで、
パレスチナ側の表現した人たちのビザを取り上げて、
逮捕して国に返しちゃうっていう活動をアメリカの連邦政府がやっていて、
本当にキャンパスで学生を捕まえたりしてるので、
大学側は結構反対していて、
そして今度はコロンビア大学で結構デモがたくさんあったので、
トランプ政権が400ミリオン、
だから600億ぐらいのコロンビア大学行きの政府のお金を止めると。
何をしなきゃいけないかっていうと、
大学の中に国のセキュリティの人が入ってきて、
学生を捕まえて、
ハーバード大学の危機
どんどんどんどんデモしてる学生を逮捕するような活動をさせろって言っていて、
コロンビアは3月20日にわかりました、ごめんなさいって言って、
お金くださいって言うので頭下げちゃうんですよ。
アメリカの大学全体が見ててピンチと。
ハーバードもどんどん叩かれていて、
3月31日に9ビリオン、
1兆4千億ぐらいの資金を止めると。
ハーバードってマスチューセスの病院たくさん運営してるので、
これで病院の職員のお金なので、
人が死んじゃうかもしれないみたいな話。
病院っていうか医学のリサーチとかのお金で、
かなりピンチなんだけど、このお金を止めると、
根本的にダイバーシティ・インクルージョンをなくすとか、
監査は国がするとか、
かなりアカデミックのコントロールを取るようなすごいことを言っていて、
教える中身まで国が関与するようなことを書いてあって、
そしてハーバードのほうがやっとプチッと切れて、
ハーバードの今の学長が、
エレン・ガーベっていうのがとにかく反対だと。
国が独立した大学が何を教えて、
どういう学生を入れて誰を雇うかなんか、
言う立場がないと。
そもそもハーバードで確か400年ぐらいの、
アメリカの国の歴史より倍ぐらいある、
すごいプライドがある大学だし、
オバマもみんなハーバード法学部なので、
結構強いんで、かなりバトルが始まるんですね。
僕も先週千葉高大はアリゾナ州立大学と提携していて、
アリゾナでいろんな大学の学長たちの会議があったので、
ちょうどこれが出た次の日かな、
みんなと話してるんですけども、
やっぱりコロンビアがプチッといっちゃって、
みんなどうしようかなってなったところで、
ハーバードが戦うっていうようになって、
ハーバードのブランドって最近ちょっとボロボロになったんだけども、
やっぱハーバードかっこいいなみたいな話になってて、
それでみんなかなりハーバードを応援して、
そしてハーバード対トランプになって、
そしてトランプ自身はまだ攻撃し続けてて、
アメリカの大学、日本の多くの大学もそうですけども、
非営利団体として税金払わないんだけども税金払えとか、
そして9ビリョンはないけれども、
医学関係の研究費を外して2.3ビリョン、
だから3000億ぐらいのお金は止めるって言っていて、
これもかなり大きいお金なので、
攻撃続けるんですよね。
最近やっぱりトランプが言ってて、
すごいのは謝れと。
結構このトランプってすごいのは、
やっぱり相手より強くて相手に謝らせるっていうのが、
結構彼の変な性格で、謝れって言い出して、
ただやっぱり一方、
多分国の中の人たちは、
ハーバードと戦うのってかなり怖い相手なんで、
これは19日だから数日前、
ワイトハウスが11日の手紙、
なんか間違いでしたとか言って、
ふざけたようなことを言い出して、
一応下げるんだけど、
ただこの2.3ビリョンの話はまだ続いてるし、
NPOの立場も抜かないといって続けてるんだけども、
でも正面から戦うのってまずいんじゃないかな、
っていうようなことを言ってるんじゃないかな、
っていうことがあって、
私もやっぱり今、
ハーバード周りの状況っていうのはすごくウォッチングしていて、
またここで少し話をしようかなと思ってます。
法学部の意見表明
また3月なんですけど、
3月30日にもう一つ面白い出来事があって、
ハーバードの法学部。
ハーバード法学部はすごい権力持っていて、
今のアメリカのエリートの人たちだから、
最高裁判所のメンバーとか、
国のいろんな重要な役割だとか、
本当に権力として、
このハーバード法学部はたぶん一番、
アメリカでは間接的に権力持ってる組織なんだけども、
そこの7割以上の先生たちが手紙をサインして、
この手紙何書いてあったかっていうと、
トランプ政権もう一つすごいことをしていて、
政府を訴える人たちがだんだん増えてきてるんですよ。
トランプが法律を無視したようないろんな活動をしてるので、
トランプ政権に対して裁判をする。
そういう裁判してるような弁護士事務所を処罰しだしたんです。
そういう人たちは、
例えば国家秘密の扱う権利を取られるとか、
国のビルに入れないとかどんどん処罰して、
これはアメリカのすごく重要なことは、
政府が変なことしたら訴えるっていうことと、
あとは特にこの意見のやりとりで、
いろんな意見があって議論する結果、
ちゃんと民主主義が動くっていうことなんだけども、
トランプは自分の意見に反対する人たちを、
とにかく処罰するっていうことをやっていて、
何をしたかっていうと、
そういう大きい弁護士事務所が、
ハーバード法学部卒業室を一番雇ってるので、
このやり方は間違ってるっていうのと、
トランプ政権に対して、
弁護士を処罰することの反対の手紙を書くわけ。
このハーバード・ロースクール、
僕も一時期教えてたので、
このハーバード・ロースクールの先生たちの7割が、
意見が合うことってほぼありえないので、
結構すごいことなんですけども。
一つハーバード法学部でいうと、
これもちょっと多分あんまり日本で知られてなくて、
重要なんですけども、
エイリアン・ヴェミュールっていう先生がいて、
この先生がハーバードの法学部の先生で、
結構頭良さそうな人なんだけども、
彼が最近だと思うんですけども、
最近実はキリスト教にコンバートして、
すごい理屈が出てきていて、
彼は民主主義と憲法っていうのは、
そもそものフェアネスとか、
リベラリズムって言うんですけども、
民主主義がゴールではなくて、
もっと上にある倫理観をサポートするためにあるので、
その上の倫理観っていうのはキリスト教だと。
とにかくキリスト教を一番にするっていうことがメインで、
国の然るべきポストには、
とにかくキリスト教信者をちゃんと置いて、
キリスト教の倫理を守るために国家があるっていう、
すごいいいことを言っていて、
今特にキリスト教系は、
イズラム教の人たちは自分たちを倒そうと思ってるっていう、
ちょっと差別的なことがどんどん入ってきちゃうんで、
この人がどんどんこういう理屈か定義を出して、
トランプの弁護士も含めて、
なんかやんちゃな感じが結構あるんだけども、
ハーバード法学部の先生が、
ちゃんとトランプがやってることをジャスティファイしてるっていうのは、
結構大きな問題というか、一つ大きなポイントで、
この意見もハーバード法学部から出てるっていうのは、
アリゾナ州立大学の視点
すごいことだなっていうことがもう一つ。
今千葉工業大学の学長として、
アリゾナ州立大学とこの間提携して、
いろんな交流とかプログラムを一緒にやってるので、
アリゾナ州立大学にちょくちょく行く機会があって、
彼らの目線から見てるんですよね。
アリゾナ州立大学の学長で、
マイケル・クローっていう人がいるんですけども、
彼はたぶんアメリカの大学の学長では、
もうぶっちぎり有名で、
すごくアントペレナリアルで、
本当にビジネスとして大学を成功させるっていうことと、
あとエリート大学っていうのは、
限りなく倍率を難しくするんです。
たくさんの人が入りたいけど入れないっていうので、
価値を上げて、学費も上げて、
そのエリートのところがポイントなんですけども、
アリゾナ州立大学はできるだけたくさんの人たちを入れて、
キャンパスを拡大して、オンラインも拡大して、
そしてできるだけたくさんの人に入れて、
その人たちを強くするっていうのがポイントで、
だからスケールを上げつつ質を下げないっていうポイントで、
かなり考え方が違うんですけども、
今アリゾナ州立大学のこのフィロソフィーは、
意外にトランプ主義者には刺さってるんですよね。
どっちかっていうと応用に近いオープンな大学をしようとして、
やっぱりエリート大学がこの共和党のアタックの的になってるので、
ただこのエリートがどこまで本当にいいのかどうかっていうのは、
ちょっとわからない部分もあるので、
そこは少しシェイクアップしてもいいんじゃないかなっていうのはあるので、
一部大学を叩きたい側の気持ちもわかるんだけども、
そこをぶち壊しちゃって憲法と民主主義が壊れてしまうのは、
ちょっと危険なんじゃないか。
まあ結構危険なんじゃないかなと思うので、
僕はハーバード法学部は応援しつつ、
どういう形にアメリカの大学のシステムが変革するとうまく、
この危機を機械にするかっていうのがチャンスで、
ちょっと歴史的に言うとマカルティイズムっていうのがアメリカであって、
これは共産党をアタックしてる時期があるんですね。
マカルティイズムの時代も、特にMITが強かったですね。
MITが国を訴えて、
刑務所に入れようとされてる大学の先生とかを守ろうとして、
その大学の先生の言論自由を一生懸命守るために、
ものすごい戦うんですねMITが。
その結果、アメリカだとテニアっていうのがあって、
ちゃんとテニアを取ると大学の先生はクビにできないっていうのは、
マカルティイズムの時代に大学の先生を守るために、
大学っていうのが作ったんですよね。
だから結構大学はこの言論の自由を身を張って守ってきたんですね。
それがまた今、このマカルティイズムに続いてもう一回起きてるので、
この戦いの結果どういうふうに大学が変わるのか。
生き残る、そもそも生き残るかと。
500年前の大学が潰れちゃうっていう可能性もなくはないので、
そういう意味ではすごく世界にとって重要なフェーズになってると思うんですね。
それがどういう形で日本に影響するかっていうのも、
影響はなくはないと思うんですけどもね。
今直接的に摩擦には参加はしなくてもいいので、
ちょっと心は少し楽なんですけども。
ただ僕の元々の同僚がかなり中心人物になっているので、
彼らの話は今常に聞いています。
お便りに行きましょう。
はい、ここからは私がお手伝いします。
まず最初のお便りはスパークさんから。
ジョイさんが最近見て面白いと思ったこと、
あって面白いと思った方について教えてください。
スパークさんから、最近あって面白い人。
先週アリゾナ州立大学に行って、
そこでマイクロクロー学長の話を聞いたんですけども、
彼は本当にすごい人で、
元々ど貧乏な軍人の子供で、本当にお金ない人だったんですよね。
彼は最終的に教育に入っていって、
一般の本当に貧乏の人たちを助けなきゃいけないっていうのと、
リサーチがどんだけ重要かっていうのがあって、
彼はまず体制の中でどんどん出世して、
そしてコロンビアのプロボストになるんですね。
日本語ではないんですけど、
プロボストっていうのは大学の運営のトップみたいな、
日本で言うと事務局長みたいな感じなのかな。
プロボストになって、そこを辞めて、
アリゾナ州立大学っていう小さなアリゾナ大学に入って学長をやるんですけど、
アリゾナ州立大学っていうのは、
結構本当に州の大学なので、地方の大学だったんですけども、
元々6割国のお金で運営してたのが、
今6%しか国のお金で動いてなくて、
どんどんオンライン授業とか、今だからオンラインで10万人学生がいて、
キャンパスで8万人いて、
そして年間の予算が8000億ぐらいなんですよね。
研究費だけで1500億があるすごい事業家で、
彼はもう今70なんですけど、めちゃくちゃパワーがあって、
ものすごいせっかちだし、すっごい変革をしていて、
大学のみんなに教育をオープンに、
インクルーシブに与えなきゃいけないっていうミッションに、
たくさんの人たちが賛同していて、
アメリカの大学にありえないぐらいなスピードで動いているんですけども、
でも彼は今半導体でも世界の一位の大学になっているし、
結構そのリサーチのところでもすごく進んでいるので、
ただ彼のスタイルって本当にアグレッシブで、
ちょっと元々軍人ファミリーでバンバンバンバンしきる感じで、
なかなか日本の大学のトップにいないのと、
あと個人的には僕でもかなり学習として変わっているし、
かなりせっかちで早いんだけども、
やっぱりクロー学長を見ると、
すごいなと思って、
そして僕もちょっと勇気づけられて帰ってきたので、
どんどんどんどん千葉高大のほうからも変革を起こしていく、
インスピレーションになってきましたし、
あと彼らと提携してるんで、
いろんな彼らの学びだとか技術だとか人材交流ができるので、
できる限りアリゾナ州立大学の考え方を、
千葉高大を通じて日本に持っていきたいなという感じがします。
続いては春吾さんからお便りいただきました、
スウェイマン氏のThe Coming Waveを読みました。
AIに対しては規制だけではなく、
封じ込め、コンテイメントをできるようにしておくことが必要とのことで、
とても分かりやすくて納得感のある継承のように感じました。
ジョイさんは封じ込めについてどのようにお考えでしょうか。
また、本書の写事にはジョイさんの名前も挙げられていました。
これまでスウェイマン氏とはどのような議論をしてきたのでしょうか。
彼はAIの危機のことを結構言っていて、
法律だけではできなくて、
かなり技術的にできることを防がなきゃいけないという話をしてるんですね。
僕も覚えてないんですけど、そこの中に僕の名前も出ていたので、どういう関係なんですかと。
で、ムスターファーとは結構長くて、
かなり2016年ぐらいかな、
ハーバードでAI倫理とかやってた時代に、
かなり前からAI倫理とかフェアネスのことを気にしていて、
その当時はディープマインドの共同創業者だったんですよね。
で、そのディープマインド、彼とデミスが昔からの幼馴染で作って、
そして彼はどっちかっていうと倫理の方を考えていて、
そしてパートナーシップ&AIっていうAI倫理を考える団体を彼が作って、
そこに我々も参加して助けてたんですけども。
で、ずっと彼といろいろ話してて、
で、一時期やっぱり、
僕と彼もかなり意見は近いんだけども、
彼の方が多少やっぱり心配してた派なのかな。
そして彼ももともとGoogleの中にいて、
そしてGoogleの中でいろんなプライバシーとか、
その保護の方にやってたんですけども、
Googleじゃやりきれないっていうので辞めて、
そして自分で会社をやって、
そして僕の友人のリード・ホフマンが会社にお金出して、
インフレクションっていう会社を立ち上げて、
そしてPyっていうファンデーションモデルを作って、
それを最終的に買収なような形でマイクロソフトに吸い込まれて、
そしてムスタファーがマイクロソフトのAIのトップになるんですけども、
今マイクロソフトにいて、
今でもかなりちょくちょく話はしているんですけども、
テク企業の中できちっと倫理とかプライバシーとか、
セーフティーのことを心配している人として、
僕はとっても尊敬している人です。
コンテイメント、そうだね、コンテイメントに関して、
どんどんやっていくべきだと思うし、
リサーチをするべきだと思うんだけども、
ちょっとコンテイメントに対するアプローチというのは、
彼と僕は少し異なっているんだけども、
彼はかなりLLMを中心とした考え方をしていて、
僕はLLMよりもちゃんとコントロール可能なモデルとか、
もうちょっといろんな違うレイヤーでも、
いろいろ倫理とかを入れられることができないんじゃないかなというものもあるので、
だからゴールは彼と僕は結構近いと思います。
最後のお便りはモナシンさんからです。
AIは今後意識を持ち得るのでしょうか?
そもそも意識とは?となりますが、
ドラえもんやアトムを思い浮かべる日本人にとっては、
AIにはクオリアが宿ってこそだと思ってしまいます。
そうではない形で、
AIには新たな意識のような何かが生まれてくるのでしょうか?
そしてAIと意識の話なんですけども、
意識っていう言葉そのものの定義ってすごく難しくて、
人間も本当にどのぐらい意識があるのかとか、
何を意識と定義するかっていうのはいろいろ議論はしていて、
意識の定義ってすごく難しいので、
AIが意識を持てるかどうかっていう議論、
いろんな人はしてると思うんだけども、
そもそも定義によって全然違うんじゃないかなと。
そして、意識持ってるような、
AIってもうすでにLMって意識持ってるような答えをするので、
それと実際に意識持ってるかどうかっていうのは違うと思うんですね。
で、我々は肉体っていうもので、
純粋に世の中を体験してるっていうことに基づいて、
いろんな価値観とかゴールっていうのが自然に生まれてきてるので、
そこから伴ってくる価値観とか意識っていうのと、
デジタルのものが入ってきて、
それを計算してるAIっていうのは意識のタイプが違うと思うんですよね。
ドラえもんだとかアトムとかっていうのも、
どこまで意識を実際に持ってたかどうかっていうのは、
哲学的には面白い問題だとは思うんですけども、
なかなか定義がまだ決まってないので、
個人的にはよくわからないかなと。
ジョイトーズポッドキャスト。
また来週から新たなゲストを迎えしてトークセッションを行います。
お楽しみに。
番組ではNFTを無料でプレゼントしています。
ご希望の方は特設サイトにて、
次の問題の答えを入力してください。
それではジョイさん、問題をお願いします。
最近千葉高大が提携したのは、
アメリカのダニッシュの大学だったでしょうか。
サイトのリンクは番組詳細欄に記載しています。
また、変革コミュニティのメンバーは答えをお見せサイトで入力してください。
正解された方には100変革をプレゼントします。
ジョイトーズポッドキャストよりお知らせです。
ポッドキャストはゴールデンウィーク中はお休みとなります。
次回の配信は5月13日火曜日となります。
いつもと同じく11時に配信となりますので、
その時にまたお会いしましょう。
デジタルガレージは危険な海に最初に飛び込むファーストペンギンスピリットを、
創業以来大事にし続けています。
これからくるWeb3、オープンソース時代を見据えた
テクノロジーで新たなビジネスを生み出す仲間を募集しています。
番組詳細欄にあるリンクよりぜひご覧ください。
32:14

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