もう一つこれニュース見て確かにそうだなと思ったのは、
かなり中国の経済って今大変で、
それを立て直さなきゃいけないっていうのが、
このプレジデントシーの使命なんですけども、
今度おかしくなっちゃったらトランプのせいにできるので、
中国政権からしたら悪者ができたので、
結構やりやすいんじゃないかなっていうのもあって、
だからいろんな意味で中国にプラスでアメリカにマイナスなんじゃないかなっていうふうに、
短期的に読まれていて、
昔は結構スフィア・オブ・インフルエンスっていって、
各地域、例えば中国圏、ロシア圏、アメリカ圏と分かれてたのが、
国連とかアメリカのフリートレードで、
世界中の貿易が動いてグローバリズムが動くっていうモデルがあったんだけども、
それの反対だよね。
だからこれはトランプもそうだし、バリンもそうなんだけども、
彼のサポーターたちもずっとそれをやるって前から言っていたので、
そうするとアメリカを支持する国だけと貿易して、
違うところも勝手にやれみたいな、
グローバル貿易モードを繰り返そうって言っていて、
アメリカに製造業とか戻そうとかっていう話をしてるんだけども、
学者的にはこれってもう本当にアメリカにとって損だっていうふうに言ってる人はいるんだけども、
やっぱりトランプの周りの経済学者とか支持者は、
いや間違ってるとこれでどんどん良い方向に行くんだっていうふうに言い切ってるので、
彼らかなり信じてるので、
多分すごい危険なんだけども、
それ以上に全く違う世界観が今アメリカから生まれようとしていて、
その中で中国圏とかアメリカ圏とかが分かれたときに、
日本ってどういう立場になるかっていうのもすごく重要な課題なんじゃないかなと思います。
もともとテックの地図も塗り替え始まれてたんですね。
だから例えば中国のHuaweiとかはアメリカ圏には入れないとか、
お金も中国の投資家がアメリカに投資できないっていうのがあったので、
ちょっとずつテック企業は中国かアメリカどっちか選ばなきゃいけなかったんだけども、
突然もう食べ物から洋服から全部になっちゃったので、
そうすると一般のアメリカ人に直接ガンってくる可能性も高いし、
本当にアメリカでこんなもの作れるのって思うようなものも、
アメリカで作んなきゃいけないことになっているし、
アメリカの周りのメキシコとかカナダも被害を受けているのと、
英語でいうスフィア・オブ・インフルエンスっていうのは、
アメリカの周りのグリーンランドとかパナマとかカナダとかメキシコは、
もうとにかくアメリカとかのことを言うことを聞けみたいなのが、
このスフィア・オブ・インフルエンスの考え方なんだよね。
だからロシアがユクラインに入ったりクライミアリアに入ったりするのも、
昔のソ連みたいに周りの国は全部とにかく頭を下げるみたいな感覚なんですよね。
その国連は一つ一つの国は独立していて、
一つ一つの国が声があって、
勝手に大きくても隣の国が自分の戸籍を取りに来ちゃいけないっていう、
世界みんな各国が独立っていうモードが、
このグローバルの世界だったんだけども、
このスフィア・オブ・インフルエンスの世界になると、
アメリカと関係ない国は壁を立てて、
アメリカと関係ある国はとにかくただ言うことに従えみたいな感じに、
今、行こうとしていて。
だからテックの世界でいうと、
アメリカ圏の中だけでぐるぐる回らなきゃいけないので、
そうするといろんなパーツが、
レア・エースだとか、下のパーツもそうだし、
ソフトウェアもそうだし、
それを分けていかなきゃいけない。
中国はある程度自分たちで独立できると思ってると思うんですね。
こないだのディープ・シークっていうAIが出てみんなびっくりしたと思うんだけども、
あれも技術者全員、アメリカで学校行ってないんだよね。
中国の大学だけで勉強してディープ・シークができたので、
だからもうアメリカの大学もいらないっていうふうになっていて、
先週やっぱりアリゾナに行ってたときでも、
いろんなデータを見たんだけれども、
やっぱり中国からのアメリカへの留学生はすごく減っていて、
インドはすごい増えてるんだけども、
だから中国は本当にだんだんそっちに行ってたところにアメリカがボーンと押したので、
じゃあもういいやって中国がなって、
今全部オーストラリアとかロシアとかにサプライヤーを切り替えていってるので、
これはなかなか戻れないところまで行っちゃってると思うんですね。
そうすると日本がどういうふうにみんなと付き合っていけばいいかっていうのは結構重要な課題で、
ヨーロッパも今すごくストラグロしてると思うんだけども、
やっぱりヨーロッパに対してすごく厳しいんですよトランプ政権が。
だから日本はヨーロッパとどういう関係するべきか、インドとどうするべきか。
結構外交的に重要な時期。
もちろんアップルも全部止まっちゃったんですよ。
今アップルの工場もどんどんどんどん閉めていって、
一番やっぱり中国が、これ安いからじゃなくてスキルが高いので、
結構アップルとかがどこで製造しようかとか、
コロナの時にかなりサプライチェーンをもっと分散しようっていうのでやってたんですけども、
でもまだまだできてないと思うので、かなりこれから激しいと思います。
一つ面白いのは、ソーシャルメディア、TikTokとかを通じて、
中国の一般の人たちが、かなり英語ではトローリングって言うんですけども、
トランプ政権をバカにする、すごく刺さる面白いミームが出てきたり、
あとは結構中国の工場がアメリカから外注されて作ってるものっていうのは、
直接買えば安いよっていうようなアピールをして、
で、かなり世界中のブランドの被害っていうのが大きくて、
あとは一つトランプ政権の中で確か500ドル以下のものは完成されなかったんだけれども、
安いものを完成されるようになったので、
直輸してたようなテームとかシーンとかも、
基本的に税金がかかるので、コストがかかっちゃうので、
アメリカには送らないっていう発表をして、
それに伴って広告をFacebookとかInstagramとかいうところに出さない。
中国から直輸する安いグッズっていうのは結構大きなマーケットだったので、
かなりアメリカのテク業への広告費用のショックにはなるので、
いろんな予想されてなかったような被害が起きてきて、
やっぱりトランプが嫌われたり怒られたりするのはどうでもよさそう、
逆に喜んでるんだけども、やっぱり経済を壊してしまうと、
なかなか権力が続かないんじゃないかなっていうのは、
そこらへんは少し慎重にしてるんじゃないかなっていうのは一つあります。
これはもう一つトランプニュースなんですけども、
すごいことだなっていうことがもう一つ。
今千葉工業大学の学長として、
アリゾナ州立大学とこの間提携して、
いろんな交流とかプログラムを一緒にやってるので、
アリゾナ州立大学にちょくちょく行く機会があって、
彼らの目線から見てるんですよね。
アリゾナ州立大学の学長で、
マイケル・クローっていう人がいるんですけども、
彼はたぶんアメリカの大学の学長では、
もうぶっちぎり有名で、
すごくアントペレナリアルで、
本当にビジネスとして大学を成功させるっていうことと、
あとエリート大学っていうのは、
限りなく倍率を難しくするんです。
たくさんの人が入りたいけど入れないっていうので、
価値を上げて、学費も上げて、
そのエリートのところがポイントなんですけども、
アリゾナ州立大学はできるだけたくさんの人たちを入れて、
キャンパスを拡大して、オンラインも拡大して、
そしてできるだけたくさんの人に入れて、
その人たちを強くするっていうのがポイントで、
だからスケールを上げつつ質を下げないっていうポイントで、
かなり考え方が違うんですけども、
今アリゾナ州立大学のこのフィロソフィーは、
意外にトランプ主義者には刺さってるんですよね。
どっちかっていうと応用に近いオープンな大学をしようとして、
やっぱりエリート大学がこの共和党のアタックの的になってるので、
ただこのエリートがどこまで本当にいいのかどうかっていうのは、
ちょっとわからない部分もあるので、
そこは少しシェイクアップしてもいいんじゃないかなっていうのはあるので、
一部大学を叩きたい側の気持ちもわかるんだけども、
そこをぶち壊しちゃって憲法と民主主義が壊れてしまうのは、
ちょっと危険なんじゃないか。
まあ結構危険なんじゃないかなと思うので、
僕はハーバード法学部は応援しつつ、
どういう形にアメリカの大学のシステムが変革するとうまく、
この危機を機械にするかっていうのがチャンスで、
ちょっと歴史的に言うとマカルティイズムっていうのがアメリカであって、
これは共産党をアタックしてる時期があるんですね。
マカルティイズムの時代も、特にMITが強かったですね。
MITが国を訴えて、
刑務所に入れようとされてる大学の先生とかを守ろうとして、
その大学の先生の言論自由を一生懸命守るために、
ものすごい戦うんですねMITが。
その結果、アメリカだとテニアっていうのがあって、
ちゃんとテニアを取ると大学の先生はクビにできないっていうのは、
マカルティイズムの時代に大学の先生を守るために、
大学っていうのが作ったんですよね。
だから結構大学はこの言論の自由を身を張って守ってきたんですね。
それがまた今、このマカルティイズムに続いてもう一回起きてるので、
この戦いの結果どういうふうに大学が変わるのか。
生き残る、そもそも生き残るかと。
500年前の大学が潰れちゃうっていう可能性もなくはないので、
そういう意味ではすごく世界にとって重要なフェーズになってると思うんですね。
それがどういう形で日本に影響するかっていうのも、
影響はなくはないと思うんですけどもね。
今直接的に摩擦には参加はしなくてもいいので、
ちょっと心は少し楽なんですけども。
ただ僕の元々の同僚がかなり中心人物になっているので、
彼らの話は今常に聞いています。
お便りに行きましょう。
はい、ここからは私がお手伝いします。
まず最初のお便りはスパークさんから。
ジョイさんが最近見て面白いと思ったこと、
あって面白いと思った方について教えてください。
スパークさんから、最近あって面白い人。
先週アリゾナ州立大学に行って、
そこでマイクロクロー学長の話を聞いたんですけども、
彼は本当にすごい人で、
元々ど貧乏な軍人の子供で、本当にお金ない人だったんですよね。
彼は最終的に教育に入っていって、
一般の本当に貧乏の人たちを助けなきゃいけないっていうのと、
リサーチがどんだけ重要かっていうのがあって、
彼はまず体制の中でどんどん出世して、
そしてコロンビアのプロボストになるんですね。
日本語ではないんですけど、
プロボストっていうのは大学の運営のトップみたいな、
日本で言うと事務局長みたいな感じなのかな。
プロボストになって、そこを辞めて、
アリゾナ州立大学っていう小さなアリゾナ大学に入って学長をやるんですけど、
アリゾナ州立大学っていうのは、
結構本当に州の大学なので、地方の大学だったんですけども、
元々6割国のお金で運営してたのが、
今6%しか国のお金で動いてなくて、
どんどんオンライン授業とか、今だからオンラインで10万人学生がいて、
キャンパスで8万人いて、
そして年間の予算が8000億ぐらいなんですよね。
研究費だけで1500億があるすごい事業家で、
彼はもう今70なんですけど、めちゃくちゃパワーがあって、
ものすごいせっかちだし、すっごい変革をしていて、
大学のみんなに教育をオープンに、
インクルーシブに与えなきゃいけないっていうミッションに、
たくさんの人たちが賛同していて、
アメリカの大学にありえないぐらいなスピードで動いているんですけども、
でも彼は今半導体でも世界の一位の大学になっているし、
結構そのリサーチのところでもすごく進んでいるので、
ただ彼のスタイルって本当にアグレッシブで、
ちょっと元々軍人ファミリーでバンバンバンバンしきる感じで、
なかなか日本の大学のトップにいないのと、
あと個人的には僕でもかなり学習として変わっているし、
かなりせっかちで早いんだけども、
やっぱりクロー学長を見ると、
すごいなと思って、
そして僕もちょっと勇気づけられて帰ってきたので、
どんどんどんどん千葉高大のほうからも変革を起こしていく、
インスピレーションになってきましたし、
あと彼らと提携してるんで、
いろんな彼らの学びだとか技術だとか人材交流ができるので、
できる限りアリゾナ州立大学の考え方を、
千葉高大を通じて日本に持っていきたいなという感じがします。
続いては春吾さんからお便りいただきました、
スウェイマン氏のThe Coming Waveを読みました。
AIに対しては規制だけではなく、
封じ込め、コンテイメントをできるようにしておくことが必要とのことで、
とても分かりやすくて納得感のある継承のように感じました。
ジョイさんは封じ込めについてどのようにお考えでしょうか。
また、本書の写事にはジョイさんの名前も挙げられていました。
これまでスウェイマン氏とはどのような議論をしてきたのでしょうか。
彼はAIの危機のことを結構言っていて、
法律だけではできなくて、
かなり技術的にできることを防がなきゃいけないという話をしてるんですね。
僕も覚えてないんですけど、そこの中に僕の名前も出ていたので、どういう関係なんですかと。
で、ムスターファーとは結構長くて、
かなり2016年ぐらいかな、
ハーバードでAI倫理とかやってた時代に、
かなり前からAI倫理とかフェアネスのことを気にしていて、
その当時はディープマインドの共同創業者だったんですよね。
で、そのディープマインド、彼とデミスが昔からの幼馴染で作って、
そして彼はどっちかっていうと倫理の方を考えていて、
そしてパートナーシップ&AIっていうAI倫理を考える団体を彼が作って、
そこに我々も参加して助けてたんですけども。
で、ずっと彼といろいろ話してて、
で、一時期やっぱり、
僕と彼もかなり意見は近いんだけども、
彼の方が多少やっぱり心配してた派なのかな。
そして彼ももともとGoogleの中にいて、
そしてGoogleの中でいろんなプライバシーとか、
その保護の方にやってたんですけども、
Googleじゃやりきれないっていうので辞めて、
そして自分で会社をやって、
そして僕の友人のリード・ホフマンが会社にお金出して、
インフレクションっていう会社を立ち上げて、
そしてPyっていうファンデーションモデルを作って、
それを最終的に買収なような形でマイクロソフトに吸い込まれて、
そしてムスタファーがマイクロソフトのAIのトップになるんですけども、
今マイクロソフトにいて、
今でもかなりちょくちょく話はしているんですけども、
テク企業の中できちっと倫理とかプライバシーとか、
セーフティーのことを心配している人として、
僕はとっても尊敬している人です。
コンテイメント、そうだね、コンテイメントに関して、
どんどんやっていくべきだと思うし、
リサーチをするべきだと思うんだけども、
ちょっとコンテイメントに対するアプローチというのは、
彼と僕は少し異なっているんだけども、
彼はかなりLLMを中心とした考え方をしていて、
僕はLLMよりもちゃんとコントロール可能なモデルとか、
もうちょっといろんな違うレイヤーでも、
いろいろ倫理とかを入れられることができないんじゃないかなというものもあるので、
だからゴールは彼と僕は結構近いと思います。
最後のお便りはモナシンさんからです。
AIは今後意識を持ち得るのでしょうか?
そもそも意識とは?となりますが、
ドラえもんやアトムを思い浮かべる日本人にとっては、
AIにはクオリアが宿ってこそだと思ってしまいます。
そうではない形で、
AIには新たな意識のような何かが生まれてくるのでしょうか?
そしてAIと意識の話なんですけども、
意識っていう言葉そのものの定義ってすごく難しくて、
人間も本当にどのぐらい意識があるのかとか、
何を意識と定義するかっていうのはいろいろ議論はしていて、
意識の定義ってすごく難しいので、
AIが意識を持てるかどうかっていう議論、
いろんな人はしてると思うんだけども、
そもそも定義によって全然違うんじゃないかなと。
そして、意識持ってるような、
AIってもうすでにLMって意識持ってるような答えをするので、
それと実際に意識持ってるかどうかっていうのは違うと思うんですね。
で、我々は肉体っていうもので、
純粋に世の中を体験してるっていうことに基づいて、
いろんな価値観とかゴールっていうのが自然に生まれてきてるので、
そこから伴ってくる価値観とか意識っていうのと、
デジタルのものが入ってきて、
それを計算してるAIっていうのは意識のタイプが違うと思うんですよね。
ドラえもんだとかアトムとかっていうのも、
どこまで意識を実際に持ってたかどうかっていうのは、
哲学的には面白い問題だとは思うんですけども、
なかなか定義がまだ決まってないので、
個人的にはよくわからないかなと。
ジョイトーズポッドキャスト。
また来週から新たなゲストを迎えしてトークセッションを行います。
お楽しみに。
番組ではNFTを無料でプレゼントしています。
ご希望の方は特設サイトにて、
次の問題の答えを入力してください。
それではジョイさん、問題をお願いします。
最近千葉高大が提携したのは、
アメリカのダニッシュの大学だったでしょうか。
サイトのリンクは番組詳細欄に記載しています。
また、変革コミュニティのメンバーは答えをお見せサイトで入力してください。
正解された方には100変革をプレゼントします。
ジョイトーズポッドキャストよりお知らせです。
ポッドキャストはゴールデンウィーク中はお休みとなります。
次回の配信は5月13日火曜日となります。
いつもと同じく11時に配信となりますので、
その時にまたお会いしましょう。
デジタルガレージは危険な海に最初に飛び込むファーストペンギンスピリットを、
創業以来大事にし続けています。
これからくるWeb3、オープンソース時代を見据えた
テクノロジーで新たなビジネスを生み出す仲間を募集しています。
番組詳細欄にあるリンクよりぜひご覧ください。