以上のニュースについて、WEB3リサーチャーの小麦さんとジョイさんが解説をしています。お聞きください。
リサーチャーの小麦です。今週もウィークリラウンドアップということで、WEB3 NFTに関するニュースを紹介していこうと思います。
一つ目のこちらのニュースは、アメリカの財務省がハマス工作員に制裁というところで、
このハマスの収入源、資金源というところに仮想通貨が入っているというような話ですね。
なので、ここに対して制裁を加えるということで、やっぱりこの経済というものを回すインフラとして一つ動いている。
これは悪い例ではあるんですけども、こういったところに制裁を加えるということが出てきているということで、
当然こういう動きも出てくるだろうというのが次のニュースになります。
ステーブルコインの最大手のテザー社がイスライル、ウクライナの関連する暗号資産の口座を凍結した。
これは今ご紹介したアメリカの財務省の動きと全く同じで、テロに関連したものですとか、戦争に関連したものっていうところの口座を凍結する。
これは従来暗号資産という呼ばれるものは分散型で運営されるべきっていう側面はあるんですけども、一方でこのステーブルコインという存在ですね。
デジタル通貨、USドルとペックしている固定して使われる通貨ですね。
ほぼお金と同じということで、やはり中央集計的にこういうような措置をとらざるを得ないだろうと思います。
このテロのようなものに対する不正な送金というものを防いでいくっていうのは思想哲学を中心としたムーブメントからも実経済につながっていく中で起こっているということがよくわかるような話かなと思ってご紹介させていただきました。
EUがデジタル通貨を発行するっていうところを実際に欧州地方銀行が来月から準備するっていう話が出てきております。
日本はと言いますとまだまだ実現の可能性を探るという段階にあるということで、ここは本当に段階が違うというようなところですね。
なぜユーロ、デジタルユーロが必要なのかっていうことに関しては、クレジットカードではアメリカのビザやマスターが市場を支配している。
スマートフォン、IT業界で言えばテックジャイアントのアップルなどがやっぱり存在感を強めているっていうところですので、
ユーロっていうのは20カ国3億人が参加する巨大な通貨圏というところで、このCBDC、中銀デジタル通貨というものを持って対抗しないとなかなか安定した経済というものの運営がなされないんじゃないのかという危機感の表れでもあるというところですね。
ここら辺は従来、CBDC、中銀デジタル通貨については割とこの国家通貨、自国の通貨が安定しない国で使われているっていうところだったりとか、中国がデジタル通貨における派遣争いみたいなところで先行していたっていうところはあるんですけども、いよいよユーロがこういうような動きをしているっていうところが大きな動きとしてあるというところですね。
日本的なという話は、こちらの話も非常に話題になった話はあるんですけども、家賃3万円のNFTシェアハウスの予想以上の成功っていう話ですね。
1年ほど経ってこのシェアハウスの報告っていうのがなされた。
これを支援しているのは、ソーシャルメディア事業などを展開するガイアックスがDAOを支援するような事業をしているというところではあるんですけども、
NFT1個3万円でこれが240個NFTが発行されていて、1トークンを購入すると1ヶ月の賃貸、居住化、7泊8日の宿泊滞在のいずれかの権利を得られる。
そこで実際にこのNFTを持った人たちが保有するトークン数で議決権を持つ。
いろんな管理や運営に対する議論をしてそこで議決権を得るというような、DAOの仕組みをちゃんと実現しているようなところでの話となっていて、
1年間運営をしてみた結果、家賃収入などの売り上げは想定の1.7倍、利益率は37%だったというところで、
もともとこの赤字物件だったものに対してこのDAOで運用する。
実際にこの住んでいる人たち、NFTのフォルダーさんたちがシェアハウスの運営、特に掃除や内建対応などの貢献をするコントリビュート、
コントリビュートすることでアームできるような仕組みというのを用意したという話が書いてあります。
報酬をつけたことが一つ成功要因なんじゃないのかというような分析がなされているというところですね。
このDAOのコンセプトを実際に実現しているというところで面白い話かなと思ってご紹介させていただきました。
小宮さんの話に出てきたけれども、やっぱり淡々と日本が進んでいて、結構本気でやってるっていうのがとてもやっぱり見られているので、
日本の方が進むんじゃないかなという仮説だったのが実際そうみたいなので、元気づけられるような話ばっかりなので、本当に今日も良かったと思いますし。
あと、GAIAXってもともと僕も最初に会ったのはシェアリングエコノミー協会っていうのがあって、そこでもかなり仕切っているので、
その時からシェアリングエコノミーとWeb3って相性いいよねって言ってたけども、なかなか実際動きが出てなかったんだけども、
今日のいろんな話を聞いてそこも稼働してたと思うので、結構何でも始まるのに時間がかかるのが何かもう数年経ってやっと実際動き出したので、すごく聞いて良かったなと思います。
また株式会社ピトパ代表の石部達也さんがWeb3を使ったインターンシップのクレデンシャルについてお話をしています。
以前番組でも千葉高大でのWeb3授業についてはお伝えしました。
石部さんはこの授業が終わった後に受講生をインターンにつなげ、その成果をブロックチェーンを使って証明することで、就職活動など人材育成に活用する実験をしていました。
その結果をお聞きください。
今回やってみて色々気づきがあって、ベースのWeb3の基礎知識を学んでもらって、
そこから一部の学生がWeb3系の人材を採用している会社さんにインターンとして検査してもらって、
そのインターン企業からフィードバックをもらって、その実績を元に企業への内定が決まっているというところが出てきています。
これがうまくちゃんと回っていくと、やっぱり千葉高大って社会で活躍できるような人材を作っているよねというところができてくると、
理系人材のハイスのブランドになるなと思っていて、そうなると新しい学生が入ってくる。
今回VCを使ってよかったなと思うのが、この大学の証明書であったりとか企業への証明書であったりというのが、
本来ってデータはサイロ化されていると思うんですけど、これが学生のウォレットに入ってくるというところがあるので、
今後入ってくる学生からすると、Web3概論を取っている人ってCode for Japanにインターンしていて、
このCode for Japanにインターンしていたらこういうところで就職しているというのが横口で見れたりするので、
大学で何を学ぼうかというときに、どの事業を選択すればこういうキャリアプランが描けるかもしれないという
この投資対効果的なものが見れるようになると、結構ここは学生にとってかなりいいデータになるんじゃないかなと思っていて、
そこが1個可能性としてあるんじゃないかなと思っています。
ありがとうございました。どんどん進んでいくのは楽しいですね。
結局、多様性とかニューロデバーシティにつながるのが、いろんな多様な学習歴だとかいろんな多様なスキルを
ちゃんと測定できるようになると、今の標準化された試験からちょっとずつハイアリングも離れていけるので、
そうすると学びの場ももっと多様になれるので、そうすると日本の多様性を圧迫するようなシステムで改善できるんじゃないかなという風に思っていて、
それをやるのには企業を動かさなきゃいけないのと、最終的に文科省と話をしなきゃいけないので、結構道は長いと思うんだけども、
すごく重要なダイバーシティとか、いろんなロボットとかAIによってなくなっていく機械的な仕事をリプレイするスキルアップには重要なんじゃないかなというので、
方向としてはすごく大事かなと思います。
以上、ウィークリーGMニュースのリマスタリング版でした。
はい、次はネウロデバーシティテクノロジーシンポジウムのプレゼンテーションを聞きたいと思うんですけども。
ジョイさん、今日紹介いただくのはどんなスピーチでしょうか。
カーネギーメロン大学のリサーチャーのジャスティン・キャステル博士のスピーチです。
このジャスティンさんというのはどういった研究者なんでしょうか。
彼女は言語学と心理学の先生で、昔MITメディアラボの先生もやっていて、僕は重なってないけど話は聞いてたんですけども、
今彼女はカーネギーメロン大学にいて、そして今休みを取ってパリのPrairie大学というところでAIのインターディスプレイのリサーチをやっているというふうに言われているんですけども、
特に彼女はAIと人間のコミュニケーションのいろんなリサーチをしていて、
ノンバーバルという言葉で表現できないビヘビアだとか、言語で人間のインターフェースどうするかという研究をしています。
はい、ありがとうございます。今回のシンポジウムではCode Switching with Virtual Peersというテーマで研究を発表しています。
はい、ジョイさん、ではこの研究がどんなものか少し教えてもらってもいいでしょうか。
はい、彼女のプレゼンテーションで、自閉症の子とそうでない子たちのコミュニケーションの違いを少し見せていて、
自閉症の子同士だとか、自閉症の子とそうでない子だと、自閉症の子が少しインタラクションには困っていて、
そしてそのコンピューターのエージェント、バーチャルエンジニアとしてのコミュニケーションの違いについて、
自閉症の子とそうでない子たちのコミュニケーションの違いについて、
自閉症の子が少しインタラクションには困っていて、そしてそのコンピューターのエージェント、バーチャルキャラクターが自閉症の子と話して、
もうちょっとゆっくり話したり、ポーズをしたり、あと応対もちゃんとやることによって、
自閉症の子が上手にコンピューターとインタラクションして会話ができるっていうのを見せているので、
そういう意味では自閉症の子の会話のサポートをバーチャルキャラクターがやっているっていう話と、
その後は自閉症の子がバーチャルキャラクターをプログラムするっていうリサーチがあって、
それによって自閉症の子たちが会話をする側に立つと、
もう少し分析をして考えて会話を組み立てることができることによって会話が自分も上手になるっていうので、
自閉症の子たちが会話をするサポートのいろんなテクノロジーをこういうバーチャルチルドレンとかバーチャルエージェントで開発して見せているというプレゼンテーションでした。
なるほど。自閉症の子どもたちにそのバーチャルチルドレンを操作する側に回ってもらうっていうことにされたんですね。
そうですね。で、よく自閉症の当事者が指摘するんだけども、
自閉症の子たちが会話したくないとか人間に興味がないとか気持ちがないとかっていうロボットみたいな扱いされていることに結構不信を感じていて、
実は自閉症の子たちも会話をしたいし、いろんなストーリーも考えているんだけども、
この直感的に目線だとかボディーラングエッジが理解できないから会話に困るので、
それが頭の中でちゃんとルール化されて自分が表現できるようになると普通に会話ができたりするし、
普通じゃなくてもいいじゃんっていう指摘もあって、こういうツールも自閉症の子たちが普通にしゃべれるようなツールっていいよねっていうのもあるんだけども、
ただ一方、普通じゃなくてもいいじゃないかと。自閉症の人たち同士だったら自閉症っぽく話してもいいじゃないかとか会話しなくてもいいじゃないかっていう、
ここら辺もオピニオンによってまたいろんな視点があるんだけども、ここでは大きくアシスティブテクノロジーっていってサポートするテクノロジーで、
やっぱり自閉症の人たちを普通の人たちと接触するためのアシストと、もっと自分なりにいろいろやるアシストとかっていうのもあるので、
そこら辺も今回のカンファレンスでいろんな立場の人たちが話してたので、そこもちょっと考えるといいかなという視点です。
そうですね、何度もこのポッドキャストでも紹介してますけど、当事者の立場に立って考えるというのはすごく大事なことだと思わされます。
そしてこのカッセル博士はこちらの研究について次のように述べています。
この研究は、彼が自分の経験に向けたストーリーテッドのコードを変えることによって示されたことです。
そして、彼がダイヤルに向けてストーリーテッドを変えることによって示されたことです。
両者は大丈夫だけど、一つは、例えば、大規模な仕事場で人生を簡単にすることになるのです。
はい、文訳しますと、バーチャルチルドレインを活用することで、自分中心のストーリーテリングから、相手の立場に立って考えるコードスイッチング、すなわち切り替えができるようになりました。
どちらの手法も問題はないのですが、相手の立場に立てた方が一般的な職場環境においては、いろいろとスムーズに進むことが多いです。
また、このバーチャルチルドレインを使った子どもたちは、その後の生活においても、どう思う?なるほど、もっと教えて、といった相手に問いかけをするようになったのです。
はい、ということなんですけれども、ジョイさん、このバーチャルチルドレインを操作する側に回ったことで、相手とのインタラクションの行動が変わるというのはすごく興味深い研究ですよね。
そうですよね。やっぱり、しゃべる側とか会話する側の視点を変えることによって、あと多分インターフェースのところでこういう言葉を入れるっていうのを目で見て考えて会話を組み立てるっていうのが役に立ったと思うんですけども、
ただ、面白いし役に立つし、多分僕だって会ったら使いたいと思うんだけれども、多分ちょっと他のプレゼンテーターとちょっとずれてるのが、どっちかっていうと通常の人に合わせる技術なので、今まで結構ある分野ではあるんだよね。
で、それはそれでやる意味はあるんだけども、ただ今回やっぱりもう少しこの環境を変える、その当事者を変えるんじゃなくて環境を変えるっていう方のテクノロジーの方がもう少し新しくて、なんかみんなワクワクしてたっていうことが一個あるのと、
もちろん彼女は当事者は多様性も大事だし、みんな普通にしようっていうことは言ってはいないんだけれども、どっちかっていうとその普通の会話ってこうだよね、目線合わせてワンストーリーがあってこうだよね、それをさせるためにはどうやって行動を変えればいいのかな、行動を変えるためにはこういうツールっていいよねっていうブレイクダウンだと思うんだけども、
もしかすると一部の人たちは別に一緒にストーリーなんか作りたくないよ、僕はパソコンに向かって書きたいんだよっていう子たちにとったらうざいと思うかもしれないし、で、うざいと思われた時にどうやって親が反応するかとか、だからちょっとその多少標準化に向かう要素があるので、で、これって結構スペクトラムがあって本当にひどいのもあるし、あまりにもセレブトリーで多分この人は社会ではなかなか活躍できないっていう人もいて、
ここって多分親だとかそれぞれの文明学の中でこの人にはぴったりな技術かもしれないけれども、ちょっと違う子だったらあまり合わないかもっていうのがあって、だからそこの中でもこのスペクトラムの中に自分がどこにいてどう対応性があるかっていういろんな話の中で摩擦のポイントが出てきたかなと思います。
はい、またカセル博士はニューロダイバーシティ領域におけるテクノロジーについてこんなことをお話しされていました。
テクノロジーはこれまで多様性を考慮されないままに発展してきました。全員が同じであることが前提として開発されていたからで、この全員が同じとは教育を受けていて、工業化社会で生活しており、裕福で民主主義者であるという意味ではありません。
そして、これらに当てはまらない人々は問題児であるとされ、矯正したり治療しなくてはならないというふうに考えられてきました。そして最後にカセル博士は次のような言葉で染みくくっています。
人間と同じようなテクノロジーを構築することではなく、人間的で人道的であることを支援するテクノロジーを構築することです。
テクノロジーを構築する上で重要なのは、人間そっくりのテクノロジーを構築することではなく、人間が人間的で人道的であることを支援するテクノロジーを構築することである。それぞれがそれぞれを理解しながら一緒に探求することが鍵であるというふうに述べられています。
はい、ジョイさんということですけれども、カセル博士の最後の言葉からテクノロジーとは一体何かという根源的なことを考えさせられたような気がしますが、ジョイさんはニューロダイバーシティの文脈でテクノロジーとはそもそもどういうもので、どうあるべきだというふうに思いますか。
そうですね、この彼女の最後のセクションは、今回のカンファレンスでずっとみんなが言ってきたことで、やっぱり限りなくみんなを標準化された人間に合わせてニューロダイバーシティを直すのではなくて、それぞれの違いとダイバーシティを補って、多分人間性っていうのも、ダイバーシティを尊重しない人間性っていうのは一個あると思うんですけども、
多様性をちゃんと尊重した人間性をサポートするテクノロジーっていうのが、今回のセレブレトリー、多様性を祀るような技術が重要だっていうのは、すごく彼女が言ってた言葉で、多分今回のカンファレンスみんなも賛同してたことなので、すごい素敵だと思います。
あとちょっといくつか重要なのが、やっぱりこの多様性だとかインクルージョンっていうのって、結構こう歴史からどんどんどんどんオープンに広くなってきてるので、だから彼女が言ってるダイバーシティをサポートするっていうのは、ちょっと前からするとすごくラディカルなんだけども、今の当事者の話だともう当たり前で、みんな次に行っちゃってるっていうところがあって、ただちょっと行き過ぎちゃうときもあるので、気をつけなきゃいけないと思うんだよね。
だから日本の親に、いやもう子供なんか別に生活できなくたっていいじゃんって言われてもみんな困ったりすると思うので、本当にこう通常の会話できなくてもいいじゃんって言っても、できるんだったらやりたいよねみたいな、ちょっとそこらへんって気をつけないとちょっと行き過ぎちゃうこともあると思うんだよね。
彼女が言ってるリッチっていう言葉もあるんだけども、お金持ちはちっちゃいマンションに住んでないし、普通の学校行かなくてもいいし、子供も一人で生活できなくてもお手伝いさんがサポートしたりできると、もっともっと自由なことできるし、やっぱり自分が亡くなったら自分の子供が誰もテキやしてないっていう親だったら、多分子供に会話を覚えてもらって生活できるようにしてほしいっていう気持ちもあると思うので、
ちょっとそういう英語ではプリビリッジって言ってるんだけども、本当にオープンで対応だっていうところを一番言えるのは結構プリビリッジがある人で、そんなこと言ってられないっていう親も中にいると思うので、だからちょっと僕も気をつけてこのフィロソフィカルなところをプッシュしたいっていうのはあると思うんだけども、ただやっぱり今までのやり方を続けちゃうバイアスがちょっとあって、会話ってこういうもんだよねって思っちゃうと、
そうするとこうダイバーシティをサポートしてるって言ってるけれども、一般の人たちがやってる会話に向かっていくんだけども、セカンドライフの中で自閉症の子たちがすごくもっとハッピーに会話できてるとか、例えばMITなんて方と技術者同士が会話するときってもちろんストーリー作りみたいなのもあるけども、ちょっとなんか論文を書いてるようなもっとストラクチャーされた喋り方とかあるんだよね。
例えば英語になっちゃうんだけども、ベレベレベレベレベレ、サッチダットなんとかなんとかなんとか、口癖が結構MITの学生持ってるんだけども、サッチダットっていうのってすごくプログラム言語的な発想なんだよね。この私は明日こういうことしたい、サッチダットなんとかなんとかっていうの。で、それによってこういう結果を出すみたいなね。そうすると聞く側もすごく論理的だからわかりやすいし、喋る側も構造的に作れるので、
本当にプログラムを書くように会話するっていうのが結構自閉色系の子たちと多いんだよね。だからもっともっと自閉色っぽい話し方っていうのもあるので、いろいろ話を聞いてて考えることがありました。
そうですよね。テクノロジーというとどうしてもスマホとかパソコンとか最新テクノロジーを想像するんですけれども、原点に立ち戻って考えればやっぱり人と人をつなぐ道具だったりするわけで、多様性をつなぐ道具だったりするわけで、私たちがテクノロジーを使って何を実現したいかっていうのを当事者の立場になって考えることで、未来の形も少し変わってくるのかもしれません。
はい、では来週も引き続きニューローダイバーシティとテクノロジーについてお届けしていきます。
次はお便りのセクションです。
今月は、最近あなたが見つけた気づきを募集しています。最初のお便りはデジーさんです。
年を取るに従って、簡単に知らないとは言えず、分かったふりをすることが多くなります。
それではいけないと思い、ある時から、それよくわからない、それって何?とどんどん聞くことにしました。
新しいことに挑戦することも同じで、恥ずかしい、かっこ悪いなどと思わず、私はあえて恥をかくように行動することに決めました。
そうすると、世界が広がっていくことに気づきました。
続いては綾鈴さんです。
77歳になった主婦です。
今まで知らなかった用語や概念が、ジョイさんから次々と発せられるこの番組は、私にとって気づきの宝庫です。
ニューロダイバーシティという前向きな用語にやっと慣れたところに、今回ニューロティピカルシンドロームのビゴットにはならないという激しい表現も飛び出し、びっくりしつつも、私もその要素が大いにあるなと気づきました。
そして、フローティングエイプさんからのお便りです。
私が気づいたのは、人間の意識の曖昧さと面白さです。
同じことであっても、捉え方によって全く違う意味や印象になります。
例えば、もう55歳と思うのか、まだ55歳と思うのかで、気持ちがネガティブになるかポジティブになるかぐらいの違いが出てきます。
これは、今を相対的にどの時間軸で捉えるかということによる認知の差と言えるかもしれません。
同様に同じ社会に暮らしていても、物事の捉え方一つで心の在り方が変わり、日々の充実度が変わってくる気がしています。
ジョイさん、奥井さんが物事の捉え方や考え方について、普段から意識していることがあれば教えてほしいです。
はい、今月は以上になります。
ジョイさん、皆さんからたくさんの気づきが届きましたが、最後のフローティングエイプさんのお便りにあった物事の捉え方について、ジョイさんが意識していることというのは何でしょうか。
この質問とちょっと違った視点で返すと、自分が使う言葉とか自分の、どっちかというと言葉よりも発信している気持ちによって周りの気持ちも変わって、それで自分に戻ってくる気持ちも変わるよねと。
特に今、ハマスとイズラエルの紛争を見て、それによってまた周りに、僕の周りに結構両方の人たちがいて、すっごいやっぱり今ネガティブが加速していると思うんだけども、
やっぱり嫌な気分になったら嫌な気分を発信したいっていう気持ちって普通なんだけども、それを起こすとどんどん周りが嫌になって悪循環になるんだよね。
で、最近特にやっぱり僕も忙しくなって寝不足でなんかイライラするんだけども、イライラを出すと、特に上からイライラが来るとやっぱり下の人ってすごいやっぱりきついんだよね。
で、僕の周りでも結構偉い人たちで、上にはイライラ言えないから下にイライラを出して、下がまた下にイライラを出して、このハマスとイズラエルじゃないけれども、
会社の雰囲気とかコミュニティの雰囲気ってそのイライラが飛び回るんで、やっぱり結構難しいんだよね。
イライラして寝不足の時に我慢して、ニコニコするのって結構エネルギーかかるからブスッとしたりしてても、ちょっとそこってなんだろうね、気持ちの環境問題じゃないけれども大事だなと。
特に権力持ったりするとその影響って大きいので、周りに対してネガティブな言葉とか気持ちを出さない、そのためにはやっぱりちゃんと寝てちゃんと瞑想して運動するっていうのはすごく大事なんだけども、
それをできない時ってあるので、その時にどうやってこうちゃんとアウェアネスを上げて注意するかっていうのは最近ちょっと考えてることかな。ちょっとお便りの話とずれてるけども、なんかそこらへんなんか気づいてるような感じなんだけども、奥井さんは。
そうですね、私もジョイさんと近くて、やっぱり気持ちのところの自分をどうご機嫌に保つかっていうのはすごく気にしていて、さっきジョイさんがおっしゃった通り睡眠直時ちゃんと取るっていうのと、私は子育てでやっぱりずっと時間がないとか何かしらイライラしてるので、やっぱりご機嫌に、ママが笑顔だと世界は幸せみたいなそういうクオートもありますけど、やっぱり私もいかに自分をハッピーにさせて。
で、自分の気持ちは子供に一番伝わるので、何を言うかっていうよりも、やっぱりたたずまいをどのようにハッピーに設定するかっていうのはすごく意識しています。
今、自閉症のフロアタイムというメソッドをやっていて、フロアタイムがやっぱり教えの中ですごく重要な子育ての話を言うと、子供ってレギュレーションって言うんだけども、自分の気持ちを安定させられるように教えていかなきゃいなくて、大人もそうだけど特に子供って不安になったり、知的にも気持ち的にも溢れちゃうと、もっともっと何もできなくなっちゃうんだよね。
で、結構人間的にそうだし、親もそうなんだけど、子供が何か間違えると、「何してんだよ!」って上から怒鳴るじゃないですか。で、それって逆なんだよね。そうすると、もっともっと溢れて、もっともっとおかしくなっちゃって。で、フロアタイムって結構なんだろうね、親って直感で動いてればいいっていうところあるんだけども、結構ね直感と違う訓練として、子供がテンパってるときって、親はすごくゆっくりと静かな声で落ち着いた気持ちを出すんだよね。
で、子供と一緒にテンパっちゃうと、もうすごい悪人感になるんだけども、この子供がテンパってるときに、もうお坊さんのようになるっていう訓練をすると、子供も落ち着くんだよね。で、これ面白いんだけども、そういうセラピストと一緒に普通の子の親も連れてくると、普通だとそのまま加速しちゃう子供が落ち着いたセラピストと言うと、もうコロッて落ち着いちゃうんだよね。
だから、これ親のテンパらない訓練と、あとこの子供側もそれに慣れてくると、もっと早く自分で怒らないで落ち着かせるっていう、このセルフレギュレーションの勉強ってすごくあって、で、これはなんかお坊さんじゃなくても、もう3歳の子でも2歳の子でも覚えられるんだよね。