ジョー・伊藤スポッドキャスト夏休み特別企画、島根県出雲市を訪れています。
ジョー・伊藤スポッドキャスト
先週は株式会社CNCの代表、矢田明子さんが運営するコミュニティナースの現場を、古典ラジオの深井龍之介さんと共に見学しましたよね。
実は今回の訪問、どうやらジョイさんにはある目的があったようなんです。
一つ僕が興味あった目的と、多分ここにいる何人かの目的は、ヌーロダバーシティ、脳の多様性向けの学校を今作っていて、
必ず自閉症とか障害者の子供の親、私もそうなんですけども、一緒になると、自分が死んだらどうしようかってみんな考えるよね。
お金ある人も、自分が死んじゃって愛がない看護師さんにお金がドボッといったら、うちの子どうなっちゃうんだろうっていう心配もあるので、
お金がある人も、やっぱり自分の子供を愛してくれるコミュニティってどうするんだろうっていうのがあって、
昔の貴族なんかだとお付きの人たちがテイクキュアすると思うんだけど、一般の人たちにないよね。
そこの中でやっぱりみんなで助け合うコミュニティがあって、昔みたいな子供が走り回ってみんなでテイクキュアして、
もちろん障害者だけじゃなくて健常者とか脳の障害だとかいろんな人たちがいたらいいよねと。
そういうの作れるんだったらお金も集めたいよねっていう人もいて、
村みたいなの作ろうとしてる事前事業者とかちょこちょこ出てきていたりするんだけども、それとコミュニティナースの話ってどうなんだろうなと。
今、昔のコミュニティでやろうとしてる人はいないかもしれないんだけど、どっちかっていうと新しくコミュニティを作ったり、
古いお城を買ってそこでみんなでやるとかっていう実験をやろうとしてる人たちはいるんだけども、
全く別物なのか、一緒にできるのか、学べることとかなんかあるのかとかってイメージってあります?
いや、重なることもあるし、学び合えることもあるんじゃないかなって想像するんですけど、
私たちのコミュニティナースの現場ってどちらかというと、例えば物理的にも空間的にも新しいところに新規で作るというよりは、
もう既にある皆さんの中に再発見していってその力とかを、それが引き出されるような声をかけたりとか、
エンパワーメントしたりとか、行動をたたえたりとかしながら、もう今ある実社会の中でそれを増やすっていう動きなんですよ。
だから全く新規のところでというよりは、再発見して最大化するみたいな動きなんで、
出来上がった景色とか人の付き合い方には被るものがもちろんあるんじゃないかと思いますし、学び合えることもあるんじゃないかなと思いますけどね。
これもアメリカ人で日本の空き家を買って、そこでみんなデザイナーとか環境保護団体とかで集まって、日本の都市を活性化しようというムーブメントみたいなのがあって、
でも意外にそれ難しいよねって彼女苦労してるんだけども、日本も今高齢化とやっぱり地方が今圧縮してるので、
そういう外国からリソースとか人間が入ってきて、一緒にやりたいっていう人たちが来るのにもやぶさかでもないような地域っていうのってありえるのかな。
あの白いTシャツを着ている子と、説明していたメガネの男の子と、だけです。
なるほど。
行きましょう。
あのババがヨネちゃん。
あの人超スーパーマン。超スーパーコミュニティーナーサーの人。
今の若いスタッフは、まだ2,3年かけてトレーニングしている感じなんですけど、
彼女はキャリアが長くて、コミュニティーセンターで福祉のスタッフをしてきたことがあるとか、
もともとJAに勤めていたので、地域との付き合いがすごく彼女の仕事だったんですよ。
だからすごく人脈もあるし、信頼も持っているので、
彼女もすごくハブの人で、あそこに一人暮らしの人がいるよとか、
最近出なくなってきたよみたいなことを教えてくれるし、
彼女が連れて歩いてくれると、若いコミュニティーナーサーの子たちも地域に入っていけるので、どんどん。
そして、この施設では、自閉症や学習障害など、
行きづらさを抱える子どもたちも少なからず利用しているそう。
地域の人々とニューロダイバースな人々との交流を、
コミュニティーナーサーが取り持ちながら、
お互い、頼り、頼られる関係の構築を目指しているんですって。
ここは、パスチャライズ牛乳の創業者の佐藤中吉さんの哲学のビレッジなんですよ。
28年前にここを作っているんですよ。
それまでは何にもない、ただの山間だったんですけど、
彼が自分でファンディングしたり、自分のお金を投資したり、仲間で出し合って、
ここを作られて28年前に。
あの建物も中吉さんが移築。
ダムの下に沈むはずだったものを、資材を投げ打ってこっちに移築しとられて、
さっきのコミュニティーナーサーが使っているあそこも、
中吉さんが自分のお金で5000万かけてここに移築させています。
自然との共存共栄というのがコンセプトで、
ここも全部無農薬のぶどう畑で、こっちにはベーカリーがあって、
ここに中吉さんのライブラリーがあって、
向こう側に見えるのは山水で作ったお豆腐屋さんなんですよ。
ちょっとちっちゃい屋根がありますよね。
ここにレストランとワインの製造工場がついているっていう。
なるほど。
中吉さんも100年、200年、やっぱり人間も環境との一部だから、
こっちが搾取してビジネスするとかじゃなくて、
続くように分かち合いながらサステラブルにビジネスするっていうのがすごく大事にされていて、
昨年亡くなられたんですよ、102歳で。
私たちも付き合いがすごく深かったんですけど、
彼が持ってたここの場所をコミュニティーナースに託してくださって、
彼の共存共栄というコンセプトとも混じるような形で。
ここに足りなかったピースは、
彼のイメージとか夢の中に障害者と子供っていうピースだけが足りてなかったんですよ。
物を作る、製造するとか健常者がここで働いている、過ごしているっていうところまではかなってたんですけど、
彼はもともとダイバーシティの中に子供とか生きづらい差があるような、
発達の人たちのことも全部その夢の地図の中には書いていて、
だけど彼が生きてる間にはそれを自分自身ではできなかったんですけど、
そのコミュニティーナースとセットされると、
ここに子供も障害者も入ってきたんで、すごく喜ばれてましたよ。
出雲で初めてリアルで対面した八田さんとジョイさん。
対話を続ける中でたくさんのクロスポイントが生まれてますよね。
実はこの二人、意外なところで接点があったようなんです。
そんな二人の見えない関係性がわかるようなエピソードがあったので、
ここで紹介しましょう。
コテンラジオの深井さんの歴史的な分析もとっても興味深いですよ。
どうやって面白がってプレイヤーたちが身につけられるのかなっていうのは、
創業して今だからもう7年ぐらい経ったんで、
コミュニティーナース本人たちがやりたいですって言って、
学んでいく人たちを見て、学びが止まっちゃう人、足が止まっちゃう人みたいなのも
自分たちなりに見るじゃないですか。
続けてる人にやっぱり共通してることあるなと思って、
ただなんか言葉になりきらないなと思いながらいろいろ学習してたときに、
ちょうど7,8年前にライフロングキンダーガーネっていう本を本屋さんで見つけて、
そこに出てた4つの原則みたいなのが本当そうだな、続けてる子はこれに突入してるなと思って、
引用させてもらった本があって、その前書きを伊藤さんが書いてられたんですよね。
その本の4つのパッションピアーズ仲間プロジェクトプレイで、
日本の話にちょっと戻るんですけども、なんか今の学校とかって遊んでないで勉強しなさいとか、
建前は結構真面目な仕事とか、仕事と遊び、学びと遊びとかって分けちゃってるよね、イメージ的には。
だけどなんか今のコミュニティナースはどっちかっていうとその4つのPがあるんだけども、
その遊んだりパッションを持つっていうことって日本の中でどういう位置づけなのかな。
今大学やってても、もちろん部活とかやってんだけども、じゃあ大学がすごくそれを大切にしてるかって言うとそうでもなくて、
なんか勝手にやってる感があるんだけども、今の日本の社会とかシステムでこの4つのPって、
例えば言ってて違和感を感じる人とかいる?何遊んでるの?みたいな。それとも当たり前じゃんみたいな。
それはね、なんかガチガチの専門教育してる人たちからすると、私たちがやってるその学ばせ方は、
なんか遊んでるだけだみたいな感じに言われることはもちろん過去にもありましたし、今も言われることもあると思うんですけど、
それはちょっと話が飛ぶんですけど、明治時代に日本人の暮らしを観察して、
その暮らしを3つのニーズに分けた金和二郎さんっていう民族学の先生がいらっしゃるんですよ。