1. JOI ITO 変革への道
  2. #27 コミュニティナースの現場..
2024-08-20 23:26

#27 コミュニティナースの現場を視察!健康のおせっかいに必要な北斗神拳とは?|伊藤穰一 x 深井龍之介 x 矢田明子(株式会社CNC)

引き続きコミュニティーナースの活動を広げる株式会社CNCの矢田明子さん、COTEN RADIOの深井龍之介さんをお迎えしてお届けしています。前回の配信では、矢田さんのコミュニティーナースの技術の凄さについて、COTENの深井さんが北斗神拳やFコードに例えて絶賛していましたよね。今回は、その奥義を確かめるべく、矢田さんの実践するCNCの現場に大潜入いたしました。


【編集ノート】

編集ノートでは難しい用語や人物名などの詳しい解説をお伝えしています。 

https://joi.ito.com/jp/archives/2024/08/20/005990.html


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サマリー

このエピソードでは、JOI ITOがコミュニティナースの活動を視察し、地元の商店街での暮らしと健康の関わりを探っています。訪問先の作り酒屋や布団屋で、地域の人々とのふれあいやコミュニティ活動の重要性が強調され、日常生活におけるウェルビングの実現について議論されています。コミュニティナースの現場は、健康面での困りごとを解決するための新しいアプローチを探求しています。本エピソードにおいて、深井龍之介氏と八田明子氏が現場の実情や必要なサポートのあり方について議論を交わします。また、コミュニティナースの活動とその重要性が語られ、地域資源の活用がどのように社会的なつながりを生み出すかが探求されています。加えて、地方における新しい産業の可能性や深井氏の期待も紹介されています。

コミュニティナースの視察
JOI ITO's Podcast 夏休み特別企画 出張編
前回は、コミュニティナースの活動をされている株式会社CNCの矢田明子さんとのトークをお届けしました。
今日は、JOIさんが実際に、代表の矢田さん、そして、矢田さんの高校の後輩でもある古典ラジオの深井龍之介さんとともに、コミュニティナースの現場を訪れます。
JOI ITO's Podcast
ここは、出雲から少し離れた山間にある小さな商店街。
まちぐるみで、さまざまなコミュニティナースの活動をされているんです。
生活の動線という言葉で言ったりするんですけど、それは住んでいる人の暮らしの日常感覚で、
例えばここに住んでいる人とかって、四六時中時間ここで過ごしているんで、商売と生活が一体化しているから、この人たちの生活の動線ってほぼほぼここだし、
ここの調達のための買い物ぐらいしか、たぶんぶっちゃけ出てないんですよ。あと墓参りとか。
商店の人はね、みんなサラリーマンじゃなくて、家業と生活が完全一体とされているんで、生活の動線が比較的ここに寄りやすいんですよ。
こういうふうに、この人たちが普段の付き合い、常会に参加されているところに自分が馴染みに行くとか、
この人たちが移動販売されるのに乗せてもらってこんにちはしていくとか、それが一番暮らしの動線に溶け込んだアプローチの仕方になります。
基本的には馴染んであげて、雑談の中からニーズとか本音とかを拾って、
その人の動線の中で縁側でやってあげるとか、そういうことをやっている。
たぶん今日もお一人のところに、ご自宅でやられているところに来ますけど、そんな感じですね。
全くアップ撮ってないんですけど、たぶん大丈夫なんでちょっと行ってみましょう。
ここのお母さんは体の具合が悪くなっているんですけど、
地元の商店街との交流
彼女のウェルビングって商売を続けることそのものなんで、
やっぱりその続けることそのものに関わってあげるのが一番ハッピーなスタイルだから、
こうやって外の方が来られたときにちょっと顔を見せてあげたりするだけでもとても喜ばれます。
いろんな健康のご相談ももちろん受けます。
おい!お母さん!こんにちは!
突然アポ無しで訪れたのは、住店の作り酒屋さん。
そのお母さんの様子が気になるのだというのです。
何だい連絡参考に、今ちょうど前通ったけん。
遊びに来てこいとられてね、お友達が。
ちょんぶし見せてもらってもいいですか。
ちょんぶし見ていい?お酒。
ちょんぶし見ていい?お酒。
もう仕込み始まられた?
やっと今やっている最中です。
ここは昔すごく古くからある地元の作り酒屋さんで、何年だったっけ?
100年ですね。
100年!
息子さんと家業で、本当に家族だけでやっとられて。
私たちもお客さんが来たときに、地元でお酒を飲むときはいつもここのお酒を使わせてもらっているんですけど、
すごくいろんなスタイルのお酒を作ってもらって。
でも、ちょんぶし飲まれませんか?って言ってもらうよ。
ちょっと、時間大丈夫ですか?
このさんが今回来てくださった人。
東京から何年ぶりかに遊びに来たよって言ってもらって。
女のおすすめを1種類か2種類ほどぜひ試してあげてください。
だんだん。
何種類ですか?
日本酒。
ちょんぶしって少しっていう意味ですか?
ほんのちょっと。
ちょんぶしってほんのちょっとっていう意味。
量の問題だよね。
ちょんぶし。
今のが全部意地悶弁ですね。
手こするわ、手伝うわって。
手こしてあげて。
でもね、たぶんね、後でお母さんに並べる順番を聞いてください。
この方とこの人の間ぐらいの程度。
味がね、全然違うけん。
あんまり個性が強いやつ先に飲んじゃうと。
使わないですね。
そうそう、後でわからんやんなけん。
いいよいいよ。
ごみ変化がちょっとあるぐらいかな。
ありがとう。これほどほんなら。
6本ほど。
いや、絶対嘘なんですけど。
そういうストーリーだね。
山田のおろちに飲ませるお酒っていうのが文献上日本で出てくる最初のお酒なんです。
そうなんですね。
それで日本最初のお酒っていう。
せっかくなの。
すみません。
ありがとう。
こっちとこっちは米が一緒です。
こっちとこっちは製法が違います。
一番最初に飲んでみるのはコチューンみたいなと思うんですけど。
カシーした飲みやすい方。
水が加えてあるやつはさっぱりしてて飲みやすいんで。
さっぱり系からどんどんユニークな感じになるんで。
すごい。
ちょっとずつね。
ごめん梅ちゃんもちょっと入れてあげてほしい。
ちょっとずつで多分。
ちょんぼずつ。
ちょんぼし。
ちょんぼし。
やりすぎやりすぎ。
全然ちょんぼしじゃない。
ちょんぼしあのグラウンドくらい。
もうトライしていいんですか。
トライしてくださいぜひ。
こっちこれ純米吟醸で米を結構削ってます。
だからすっきり系ですね。
こっちは少なめに削ってありますので米の旨みを残すみたいな。
そういう説明をしています。
この色が違うのはなんでなんですか。
そうですね。これは熟成してこんな感じになってきます。
じゃあ紅酒みたいな感じになっていくのね色が。
なるほど。
7年ぐらいです。
具はそんなに置いてるんだ。
そうですね。
おいしい。
こんな感じで。
今ちょうど作り込みに入られてて一瞬挨拶されたんですけど。
息子さんだけで、息子さんとお母さんだけで。
この写真がこの人。
そうそう。さっき一瞬撮られたんですけど。
今米の仕込みに入っとられて。
じゃあもうこんな感じだよね。
そう。だから少しでも目を離すと変わっちゃうんで。
今日はちょっとご案内できなくてごめんねって言って中帰られたんですけど。
お母さんと息子さんとお二人だけでやってます。
すごいね。
お母さん普段東京にお来県さん。
また寄ります。
ごめんねバタバタ寄らせてもらって。
ありがとうございます。
地域活動の重要性
ありがとうございます。おいしかった。
例えば今みたいなライフスタイルの人にイベントに出てこいってのは難しいわけですよ。
だからその人たちのライフスタイルに合う形だけど
お節介会議にも関わっていられてるっていう状態を作るのがすごい肝で。
その場合はアウトリーチして。
例えばお母さんが困っとられることに協力者になりそうな人を
今みたいにお客さんのように連れて行って。
あそこで支援させながら座り込んで
本当ですか。ほんならちょっと手伝ってもらおうかなみたいなこと言えるじゃないですか。
そういうふうにしてネットワーキングしていくって感じです。
こういうふうにお母さんの暮らしの動線に入り込んで
その人たちの願いを聞いたり。
さっきお母さんに聞いたら体の具合落ちてこられてるみたいだったんで
しんどいっておっしゃってたから
また改めて間髪入れずに間を開けずにゆっくり話しに行って
その時にウェルビングを叶えるのは
人で行けそうなのか、先ほどの道路交通なのか
環境的な問題なのかあるじゃないですか。パターンがあるんで
そこに対してアレンジしたメンバーで
お節介会議的に関わっていくっていう。
商売人のメカニズムはシンプルで
アウトリーチすれば全然暮らしの動線に入り込んでいけるし
彼らはその場でコミュニティナース的な関わりを
人にしていけばいいのでそんなに無理がない。
そういう目線を持って関わる人材が媒介すれば
全然やっていけます。
続いて訪れたのは地域の布団屋さん。
ここでは笹巻サロンという地域ぐるみでの会合が行われていました。
いつもお世話になります。すいません、お邪魔させてもらいます。
嫌だです。いつも可愛がっていただいてありがとうございます。
子どもまで可愛がってもらって。
お店の中では地域の人々が雑談中、
テーブルにはたくさんのお茶受けが並んでいます。
その場にジョイさんと深井さんもジョインさせてもらいました。
失礼します。すいません。
ジョイさん、ここ座っていいって。
こっちどうぞ。すいません。
深井くんもここどうぞ。
私、出雲なんですけど、高校の後輩です。
こちらは私たちの友人で伊藤さんです。
今日は東京から見学に来てください。
よろしくお願いします。
笹巻って分かりますか?
笹巻。
俺はここら辺の人だから分かる。
出雲もやる?
出雲もある、笹巻は。
笹巻き、団子を笹で巻くやつ。
一個一個作って、10本玉ねて鍋で茹でて。
これを作る回を企画してるんですか?
そうそう、作って食べるという。
共同料理ですからね。
こういう形になったものを10本玉ねて。
誰かが作らんとなくなっちゃうから。
鍋で茹でるという。
呼ばれます。
呼ばれますって何ですか?
いただきます。
お呼ばれしますという意味です。
しばしの寛談を楽しんだ後、3人はお店を後に。
ごちそうさまでした。
ありがとうございました。
ありがとうございます。
あげですね、またゆっくり来ますけ。
懐かしい感じです。
よくあるんですよ、ここにこういうのが。
結構馴染みましたね。
馴染むというか、あんまり何もしゃべる必要ない。
そうそう、しゃべる必要ないんですよね。
わかってれば。
ニコニコする必要さえもない。
いこっか。
ごちそうさまでした。
すごく喜んどられました。ありがとうございました。
楽しかったです。
雰囲気がいいよね、楽しい。
よかったよかった。
幸せな人といると自分も幸せになるよね。
映るよね。
やっぱり問題解決でつなげてあげると深刻になっちゃうんで、コミュニティが。
なるほどね。
だからあそこで健康状態を見守り合ってたり、協力し合ったりしてるんですけど、
課題でつなげてないからいいんですよ、やっぱり。
すべての現場を訪れた後以降、それぞれの意見や感想などを述べることになったようです。
この現場を見たジョイさん、深井さんはどんな感想を持ったのでしょうか。
どんなふうに解釈されたのかっていうのをちょっとシェアしていただいて、
もしよければ、忌憚のないサジェッションを我々のチームにもセットで出していただけることがあればもらえるといいなと。
サジェッションね。やっぱり言葉にできない、やっぱり現場を見てほしいっていうのは、
とにかく居心地やすさ。別にわざとパフォーマンスしなくても居心地いいっていう感じで、
よくウェルビーとかハッピーナスとか、それそのもののような感じ。
他でいろいろ見てると一生懸命感は出てても居心地よさがない時もあるんだけども、
ちょっと説明しづらいんだけど、それが一番感じてる。
どこに連れて行かれても、自分の田舎でおばあちゃんがいるとこに行くとなんか変なんだよね。
自分も居たくないし、向こうもなんか異質な感じなんだけど、
ここだと良い看護師さんって喋りながら知らないうちに針が刺さってるみたいなのと同じで、
緊張感がないのが、それをちゃんとプロセス化してみんなに伝えられてる感がポイントなのかなと思って。
それをどうやって説明したり伝えるプロセススケールするかとか、そういうのってやっぱりすごく難しいし、
やっぱり宗教に似てるんだよね。宗教もなかなか言葉にできない体験を他の人たちに伝えるっていうのがあって、
宗教もうまくいく時、うまくいかない時いっぱいあるけども、この世の中の時代と日本の高齢化の時代で、
前だったら宗教が入ってきて、そのタイミングにあったスピリチャリズムが通るのと同じ。
それに近い歴史的なムーブメントが始まっていくのかなという感じでした。
アドバイスは宗教の勉強をするっていうのがあれば。
現場の体験とアプローチ
今、うちの研究者で、マザーテレーサーのところにいた人がいるのよ。
MITのダレラムセンターのお坊さんで、今、中和校内の先生もしてくれるんだけども、
彼、少し日本語もできるんだけど、彼みたいな人に、例えばマザーテレーサーの現場はどうだったのとか、
彼女がどういうことを上手にできたのかとか、そういう多分マザーテレーサーと
被るところがあるかと思うんで、そういう人の話も聞くっていうのもありかなと。
僕も何度も見てるんだけれども、改めて入り方とその裏に、言語化するとすごい戦略があるっていうことがすごい大事だと思っていて、
おそらくパターン化もできるし、別に戦パターンはないと思うんですよね。
現場に即したいくつかのパターンが掛け算で増えていっているっていう感じはあると思うけど、
その型自体は何パターンかみたいなのがあると思うんですよね。
それを見ながら、めちゃくちゃこう、的確に状況に応じて選択されていっている感じみたいなのをすごく感じてて、
さっきのお茶会とかはもうだいぶ成熟した場だと思うんだけれども、
その前のあれかな、酒造店のところに入るときのやったさんの話とかは、非常にわかりやすかったですよね。
こっちの目的はヘルスチェックとかしたいんだけど、ヘルスチェックしに来ましたって言って入るんじゃなくて、
僕たちみたいなよそ者が興味があってここに来たいよって言ってたみたいなやつは嘘じゃないんで。
こっちのやりたいことっていうのと、コミュニティーナースがやった方がいいと判断していることっていうのと、
やってほしいことみたいなのがどこで掛け算で合わさっているのかみたいなのを、
普段死ぬほど情報収集している中で、この合わさったタイミングをついてボンってやるみたいな。
それが不自然じゃない導入でできるみたいなのは、僕サッカーとか全然詳しくないですけど、
プロのサッカー選手の技とかに近いと思うんですよね。
フィールド上どこを動いてもいいんだけれども、この瞬間ゴールが入れれる価格っていうのはここからしかないみたいなやつがあるわけじゃないですか。
結構それに近い気がしていて、それが可能なのってフィールド全体俯瞰的に見れてる人じゃないとできないから、
やっぱめっちゃむずいなと思った。
コミュニティナースの重要性
八田さんが行われているコミュニティーナーシングは、健康面のおせっかいと自らが呼ぶくらい、
昭和30年代や40年代くらいまでご近所付き合いの中で行われていたことでもあります。
街中でのおせっかいってもう今ほとんど存在しないですよね。
失われてしまったものをまた一から作ることって本当に大変なことなんですね。
スカイさんの話を聞いていると、それがすごく伝わります。
特に大学とかビジネスに入ると課題発見志向を強化されるじゃないですか。
でも暮らしの動線っていうのもどっちかというと、ソリューション作っている側の目線じゃなくて住民側の目線でいるっていうのがやっぱりすごい大事で、
住んでいる時のあの感覚、どうやって付き合ってたっけ、何見ながらやっとったっけみたいなのを言葉にした最初の段階で、
いいところから付き合いの起点を持つっていうのを、いいとこ発見って言葉にしたんですけど、
例えば深井くんとかの、深井くんでこういうところがめっちゃいいよねっていうところから付き合っていかないと、
あの人これもできん、あれもできん、これもできん、お茶はこぼすみたいになるじゃないですか。
でも深井くんはあそこがアーケンねっていうので付き合っておいて、あとのところはみんなで手こすればいいわねみたいな、
手伝えばいいわねってなるけん60年80年付き合いとるなっていう。
常に今それが出たねみたいなこととかをコミュニケートしてないと人は容易に忘れていって、
そのコミュニティが溶ける、パフォーマンスが溶けるっていうのはすごくありますね。
たぶんさっき深井さんが言ったのに似てるんだけども、理念なのかもしれないけど言葉にするっていうのはそういうときいいよね。
今に似てるので言うと、英語で言うと教育はデフィセットベースレーニングって言っていて、
弱いところを見つけて補うっていうのが今の教育。
そしてみんな標準化する。で強いところはもういらない。
でアセットベースレーニングっていうのはその強みを見つけてそこを応援してみんなで弱いところを補う。
それで障害者もサポートする。
でその言葉つけただけで国とかその学校のシステムがうちはシフトしましたと。
デフィセットベースからアセットベースにシフトしたと。
最初何の意味だか分かんないけれどもその説明聞いてると、
ああこういう意味なんだなそれをどんどん応用していくと結構変わるんだよね。
でアメリカは今そういうシフトしようとしていて、
でそれって意外にクリアーだから間違いにくい。
だからみんなでこんなシーンがありました、で私はこうしましたけどこうなんだよねみたいなシェアリングっていうのもありかもしれない。
コミュニティーナースがやってるのはやっぱりそのリソースの活用なんだなと思うんですよね。
リソースの再発見
で再発見って言ってたのはそこには本当はリソースがあったんだということを再発見してるっていうことだと思っていて、
昭和の3、40年代ぐらいにできてたことが今できてないっていうのは、
一つには僕はやっぱり市場経済が浸透していった結果、市場経済の功績ってすごく大きいから僕全く否定するつもりはないんだけれども、
市場経済が一番やったでかい功績っていうのはあらゆる人間、万人を商業活動に参加させることに成功したってことだと思うんですよね。
ほとんどの人間が商業活動に参加することができるようになったんだけれども、
その商業活動に対して直接的に寄与するリソース以外がリソースとしてカウントされなくなっちゃってるわけですよね。
それによって商業活動の中で活躍できる能力とか、使える時間であるとか、そういうもの以外のものっていうのは、
今までの前近代社会ではリソースとして結構カウントされてたんだけど、急にこれはもうリソースじゃないよねというふうにされてきたと。
そのリソースが欠落した状態で福祉をやろうとするから、すべてお金で解決しないといけないので、
税金の金額っていうのがどんどんどんどん高くなるし、社会保障費っていうのがどんどんどんどん高くなるんだけれども、パフォーマンスが悪い。
これなんでパフォーマンスが悪いかっていうと、要はお金でカウントできないリソースっていうものを見れないという状態になっているし、
その活用の仕方が一回ロストしてしまってるんで、わからないっていう状態になっていると。
だけどこれは本来は人間が結構本能的に持っているものであったと。
ホモサピエンスの生存、本当は戦略じゃないんだけど、進化論的には。
コミュニティナースの役割
戦略ではないんだけど、進化の結果として我々が選択した戦略っていうのは、恣意性はない戦略ですけどね。
相互扶助だったわけですよね。他の動物に比べて圧倒的に我々は相互扶助をするから、個体数が増えたわけだよね。
反映したのかどうかわかんないけど、のさばってるわけですよね。ホモサピエンスが地球上に70億人も。
この状態を作ったのは我々が相互扶助特性を持ってるからであると。
この相互扶助特性が、よく言えば市場経済によって商業活動に対して一極集中できてたんだけれども、
それによって我々の生活が豊かになった反面、いろんな問題も発生したと。
これらの問題みたいなものをどうやって解決しようとした方がいいのかっていうときに、商業リソースだけで考えてしまうと、
多分解決ができないっていう局面に今当たっていると思っていて、
そこでこのようなコミュニティナースみたいな組織が、今までの商業リソース活用という文脈と全く別の文脈から出てきて、
地域には実はこういうリソースっていうのが存在しており、
この全く役に立たなさそうなジジババが、実はこの人たちのいわゆるモチベーションであるとか、
メンタルであるとか、普段やっている比較的どうでもいいと今まで思われてたことが、
これを活用してソーシャルに接続すると普通に機能するんだっていう。
実践者としては、このおばあちゃんのウェルビーングを上げたいなというか、
幸せになってほしいなと思って接してたら、その活動が結果的にソーシャルに接続されるっていうのは、
そもそも僕たちホモサピエンスが思ってた基本的戦略なんですよ。
多分、生物としての。
ここをブーストしている、つまり何だったっけ、ミッションが生きるを進化させるでしょ。
だから多分そういうことだと思うんですよね。
なんで、そういうふうに僕の中で今の話を全部総合して整理された。
最後に深井さんは、目田さんの事業について次のようにおっしゃっていました。
僕は期待してます。
なんかやっぱり少なくとも東京からは起こらないと思ってて、
次世代の日本の産業になるような新しい潮流というのは、地方の可能性がとても高い。
僕がそういうふうになってほしいと思っているんじゃなくて、
歴史をバーって騒乱したときに基本的にそういう構想になっているっていう、
再現性がある状態だと思ってて、
唯一の例外はアメリカっていう国ですよね。
あそこは終わりそうで終わらないを繰り返し続けてる。
それはなぜかというと移民を入れてて、中身が入れ替わってるから。
なるほど。
でも基本的に中身が入れ替わるってことはあんまり起こらないので、
他の国とか地域では。
やっぱり結構長い企業が何回かよく分からないけどすんげえいいことして、
そこに労働者が集まるっていうのが、
僕が今そのネクストジェネレーションで日本の次の産業になり得る形だと思っている。
結構その最初の邦画が今見始めてるっていうのは、
終焉だからですよね。
東京じゃないから起こってるわけで、
こういう特性がやっぱりすごい重要だっていうふうに思っている。
来週はコミュニティナースとニューロダイバーシティについて考えます。
地方産業の期待
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また、オリジナル映画やアニメをご覧ください。
また、オリジナルNFTを無料でプレゼントしています。
ご希望の方は特設サイトにて、次の問題の答えをお入力してください。
ジョイさんがコミュニティナースの参考にしてみては?と挙げていた人道支援家の名前は何だったでしょうか?
マザーの後に続く名前を大文字半画S字でお答えください。
サイトのリンクは番組詳細欄に記載しています。
また、変革コミュニティのメンバーは答えをお見せサイトで入力してください。
正解された方には100変革をプレゼントします。
デジタルガレージは、危険な海に最初に飛び込むファーストペンギンスピリットを、創業以来大事にし続けています。
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番組詳細欄にあるリンクよりぜひご覧ください。
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