2023-05-26 33:56

#03 才能発揮ステップ①:人生を振り返って、自分の「欲求」を見つけよう

▼今回のトーク内容

今日のテーマは「欲求」/入浴時や睡眠時など、リラックスしている時につい考えてしまうことは?/野村が「新しい景色」を見たい理由/野村が過去一番楽しかった経験とは?/バックパック旅行で感じた自由/「人の話を聞く」のが好き/過去や歴史から学んで活かしたい/野村が過去一番辛かった経験とは?/価値が出せないことにストレスを感じる/誰かにも、もたれかかりたくない/社会の巡りが良い状態にしたい/過去の「欲求」から共通項を見つけよう/欲求を紙に書き出すのも手/次回は「やりたいことの見つけ方」

▼番組概要:

人々の「才能」について研究し、個人や組織のコーチング・コンサルティング・プロデュースなどを行う株式会社TALENT代表の佐野 貴(たかちん)が、Podcast Studio Chronicle代表の野村高文とともに、仕事や人生を豊かにする才能の活かし方を、楽しく発信していく番組。毎週金曜朝6時配信。

▼MC:

佐野 貴(たかちん/株式会社TALENT 代表取締役)⁠⁠https://twitter.com/takachiiiiii3⁠

東海大学政治経済学部卒。CROOZに入社後、ECコンサルタント、フリマアプリの担当を務め売却し独立。 2018年に株式会社リオンを設立し、経営者や専門家を対象としたタレントマーケティング事業を創出。2020年にCOTENに参画し、取締役やCGO(Chief Genius Officer)などを歴任。2022年末に退任し、2023年に株式会社リオンを株式会社TALENTに社名変更。心理学者とともに人々の「才能」についての研究を行い、その成果を元に、個人や企業人材のコーチング、コンサルティング、プロデュース事業などを展開。猫と新しい体験と人との出会いが好き。

野村高文(音声プロデューサー/Podcast Studio Chronicle代表) ⁠⁠https://twitter.com/nmrtkfm⁠

東京大学文学部卒。PHP研究所、ボストン・コンサルティング・グループを経て、2015年にNewsPicksに入社。2022年に独立し、Podcastレーベル「Choronicle(クロニクル)」を設立。現在、Podcast「News Connect あなたと経済をつなぐ5分間」、Audibleで「ゆかいな知性」「みんなのメンタールーム」などを配信中。制作・出演したPodcast「a scope 〜リベラルアーツで世界を視る目が変わる〜」と「経営中毒 〜だれにも言えない社長の孤独〜」が、それぞれ第3回・第4回 JAPAN PODCAST AWARD ベストナレッジ賞を受賞。著書に『視点という教養』(深井龍之介氏との共著)。旅と柴犬とプロ野球が好き。

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▼編集:FUBI

▼カバーデザイン:松嶋こよみ

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TALENT TALK)最!凡人の非凡な才能を科学する。この番組は、才能という概念を再定義し、個人、チーム、そして組織にとっての才能の生かし方を楽しく発信していく番組です。
TALENT TALK)こんにちは、パーソナリティーを務めます。株式会社TALENT代表取締役のタカチンこと佐野隆です。
TALENT TALK)同じくパーソナリティーを務めます。音声プロデューサーの野村隆文です。
TALENT TALK)Podcast 最!第3回が始まりました。よろしくお願いします。
TALENT TALK)よろしくお願いします。
TALENT TALK)前回は、才能を見つけ生かすための全体像ということで、7つのステップについて解説していただきましたね。
野村隆文 はい、7つのステップをお伝えさせていただきまして、今日がようやく第1ステップの欲求を見つけるというテーマについてお話をさせていただければと思っています。
TALENT TALK)はい、わかりました。ちなみにこれから個々のステップが始まっていくわけじゃないですか。
野村隆文 はい。
TALENT TALK)私、引き続き実験台になっていく感じですかね。
野村隆文 そうですね。できれば実験台にさせてもらいたいなと思っているので。
TALENT TALK)わかりました。
野村隆文 野村さんの人生がどんどん深掘りされていくような形になっていくと思います。
TALENT TALK)私個人としてはありがたいなと思う反面、リーダーの皆さんに私の人生が丸裸になっていくと思うので、ぜひ皆さんのご興味に沿うような内容をお話したいなと思いますけどね。
野村隆文 そうですね。もしかしたら野村さんのラジオでそういう野村さんの人生深掘るっていうのは、あんまり番外編とかもしかしたら特集であるかもしれないですけど、毎回毎回こうやって掘られるエピソードはないですよね。
TALENT TALK)そうなんですよ。どっちかって言うと、私聞き手の場合が多くて、あんまり自分のこと話さないんで。なのでちょっとこの際は独特な番組だなと思って私出演してるんですけど。
野村隆文 そういう意味では、新しい野村さんが見えるのはすごい楽しみかなと僕も思いますし、リスナーの皆さんも楽しんでもらえるのかなと思うので。
TALENT TALK)どうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。今日はですね、まず欲求の話をしていきたいと思うんですけれども、以前全体像でお話をさせていただいた欲求についての概念についてちょっとおさらいしたいなと思います。
TALENT TALK)はい、よろしくお願いします。
欲求って言うと、野村さんがすぐ言い当ててくださったんですけど、何かを欲しがって求めることであって、一見ネガポジのような欲求があるんですけど、例えば不安なことっていうのも欲求だし、こういうことを実現したいってことも欲求なんですよね。
こういう欲求は全てフラットに見て探していきましょうっていうのが全体像でお伝えしたお話なんですね。
それで今日は早速どうやってその欲求を見つけていくのかっていう話をしていきたいなと思うんですけれども、見つけ方としては三つの観点がありまして、一つ目が現在の欲求に着目する。
現在の欲求ですね。
二つ目が過去の欲求に着目する。
はいはい。
三つ目が現在と過去の欲求の共通項に着目するっていうやり方です。
早速その一つ目の現在の欲求に着目するっていうのがどういうことなのかっていうところを、早速野村さんに質問させてもらって、こういうことなのかっていうのをちょっと感じてもらえたらなと思うんですけれども。
わかりました。始まりましたね、早速。
はい、早速始まりました。野村さんが日々、例えばお風呂入ってる時、休みの日寝る直前とか、ゆったりしてる時間帯ですね。
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はい、リラックスした時間帯。
そうです。その時についつい考えてしまうことって何ですか?
ああ、お風呂に入ってる時とか寝る時ですよね。だから何か必要に駆られて考えるっていうよりも、もう本当にゼロベースというかリラックスした時ってことですよね。
そうですそうです。なんかその時って結構主体的に考えてるんですよね。
はいはいはいはい。
なんか考えさせられて考えてるんじゃなくて。
うーん、確かにな。
その時はやっぱり、例えば次どこに旅行に行こうかなとか、どこに行きたいかなみたいな、旅行ほど大げさじゃなくても、どこに行きたいかなみたいな話であるとか。
はい。
あと、なんかあの映画見たいなとか、あの本読みたいなみたいな、そういうコンテンツ、これ見てみたい、やってみたいっていうことですかね。
はい。
あと何でしょうね、本当にその最近で言うと、あの生成系AIって流行ってるじゃないですか。
はい。
で、いまいろんなその方がチャットGPTでこんなすごいことできたぞみたいな投稿をされてるんで、
うん。
ああ、なんかちょっとチャットGPTのこういうこと触ってみたいなとか試してみたいなとか、だいたいそんなことですかね、リラックスした時に思ってることっていうと。
ああ、なんか新しいことをしたいとか、なんかそういうものがすごい好きなんでしょうか。
そうですね、結構その多分旅行に行きたいとか、どっかに行きたいっていうのは多分そうなんですけど、日常生活営んでるじゃないですか。
はい。
で、旅先に行くと見たことがない景色が見れるんで。
うん。
だからまあそういうものをすごい見たいなとは思ってるんですよね、日々。
うん。なんでこう見たことない景色とか見たことないものに対して触れたいなと思うんですか。
なんででしょうね、でもこれ結構ほんと昔からそうで、本が好きだったり映画が好きだったり、あとその展覧会とかもよく行くんですけど、それって全部その見たことないものを見たいからなんですよね。
うーん。
自分がその日常を生きている世界っていうのがあって、あとそのこれまで経験してきたことっていうのがあるんですけど、常になんかその今まで見たことないものを見たい、仕入れていきたいっていうのがずっとあるんですよね。
なんか今まで見たことないことを見ることで、なんかプラスのことってあるんですか、野村さんにとって。
プラス、打算的に言うとこういう仕事をしているんで、この編集者とか音声プロデューサーの仕事をしているんで、すごく打算的に言うと企画につなげられるっていうのはもちろんあります。
うん、確かに。
ただ多分それ以前に全然この仕事をしてなくても、うわーなんかすげーみたいな、なんかそういうなんですかね、精神的な快楽みたいなものが得られると思うんですよね。
なるほどなるほど。結構じゃあもう快楽のところにたどり着くぐらい刺激的なものなんですね、新しいものを仕入れるっていうのが。
そうですね、やっぱりこう昔からそういうものを見ると、なんか出るんですよね、脳内で。
あーなんかアドレナリンとか出るんですかね。
そうそうそう、アドレナリンなのか何なのかわかんないですけど、あんまりホルモンに詳しくないんでわかんないですけど、でもまあなんか出てる感じはするんですよ。
でもそれが結果的にさっきの打算的に言うとって言ってくださいましたけど、結果的に企画につながることもあれば、そういうふうに仕事につながることもあるけど、基本的には刺激的に快楽がすごくあるからやってるんだろうなっていう見解なんですね。
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そうですね、だから多分最初にあったのはプリミティブの快楽の方で、ただそれが仕事につながったらハッピーじゃないですか、そういう自分が快楽を味わったものが、それでお金がもらえるんだったらそんな良いことはないんで、なんとかかんとかそっちの方向に自分のキャリアを寄せていったっていうところもありますね。
だから自分の楽しみに軸にキャリアを寄せていって、キャリアがその楽しみと関係してくるようなところに近づいていったんですね。
そうそうそう、もちろん100%一致することって無理で、仕事である以上は別に自分があんま面白くないなと思ったこともやんなきゃいけないっていうのはあるんですけど、でも自分が面白いと思った景色だったり事象っていうのがそのまま仕事になったらすごいハッピーだなと思って、その縁が重なる範囲っていうのをどんどん面積を広めていってるっていうような感じです。
野村さんは僕が結構伝えたい、才能で生きていくっていう人の体現者のような感覚が。
マジですか。もうなんかオチがついちゃいましたね。そうですか。
でもそういう意味でもすごいお手本になるかもしれないなって思うので、ありがたいですね。これが野村さんのついつい今考えてしまっていることかなっていうふうに思いまして。
そうですね。
現在の欲求っていうのは、ついつい考えてしまっていることなんですよ。
ついつい考えること。
才能はついついやってしまっていることなんですね。なのでついつい考えてしまっていることって比較的欲求が多くて、
さらにどうしてですか、なぜですかとか、どんな時にそういうのは起きるんですかっていうのをどんどん深めていってもらうと、最終的にそれが出てきたものが欲求で、
もうこれ以上甲斐が出ませんってなれば、それをもう欲求として一旦確定させてオッケーです。
はいはいはい。
野村さんの場合そこは快楽にもう行っちゃうので、もう限界値まで行っちゃったんで。
あ、そういうことですね。
もしかしたら人によってはこれ5段階とかあるかもしれません。
えー。
という形で一旦その現在の欲求については見つけてもらえたらなと思っていて、
ただついつい考えてしまうこと多分人によってはもっと5個も10個もあったりする人もいると思うので、
1個1個深掘ってもらえたらいいんじゃないかなというふうに思っています。
はい、わかりました。
じゃあ次になんですけれども、2つ目の観点、過去の欲求に着目する。
はい。
これなんていうんですかね、深い話になってくるんじゃないかなと思うんですけど、
はいはい。
野村さんが過去一番楽しかった体験ってどんな体験ですか。
楽しかった体験ですよね。
はい。
それで言うと、さっきの話に連動するんですけど、やっぱり海外をバックパック旅行をしている時期があって、
それこそ1ヶ月弱とか、数週間とかバックパッカーをやってたんですけど、
それで東南アジアに行ったりヨーロッパに行ったりっていうのをしたんですけど、
それは本当に当時からもう10年ぐらい経ちますけど、いまだに覚えてるぐらい楽しかったですね。
それも新しいことですか、それとも全く別の観点でこのバックパックを過ごしたいなと思ったんですか。
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一つはもちろん新しいこと。全然、国ごとに全くもう未知というか、自分が見たことないものが見れたっていうことがありますし、
あともう1個は圧倒的な自由さというか、じゃあ明日何しようっていうのをその場で自分が決められるっていう自由さですかね。
それこそ、例えば私それまで旅行のイメージって、パック旅行っていうんですか、観光バスに乗っていろんなところを回るみたいな、何時までに戻ってきてくださいみたいなのがあったわけですよ。
パック旅行っていうのもあったし、あと友達と行く旅行っていうのも何回かしてて。
ただその友達と行く旅行ってやっぱり当たり前ですけど、みんなの意見を合わせなきゃいけないじゃないですか。
バラバラに行動するってあんまりないんで、初めてそこで一人で長期間海外を回るっていうのをやってみたときに、なんて自由なんだっていうふうに思ったんですよね。
それこそ別に観光地が目の前にあっても、観光地に行くか行かないかっていうのも選べると。
だから疲れたら別に一日中ホテルで寝ていてもいいし、現地の方々に混じって公園で一日中本読んでてもいいと。
また気が向いたら、どっか観光地に行ったりとか、次の土地に行くっていうことができるっていうのが、すごい自由だなと思って。
それがすごく記憶に刻み込まれてますね。
野村さんはなんでそんなに自由を求めるんでしょうか。
なんてなんでしょうね。今になってみるとその味を知ってしまったんで、うわすごいなっていう、やっぱこっちのがいいなと思ってるんですけど。
当時は多分それまでは、わりと仕事の上でも、あとは学業の上でも、結構世間から要求されたこと、世間から期待されていることっていうのをミートさせる。
それに満たすっていうふうに自分が生きてきた感じがするんですよ。
ある程度それで、大学受験もうまくいったりとか、職業生活としてもやっていたっていうところがあったんですよね。
なんだけど、やっぱりそうじゃない、全部自分で決めるっていう世界っていうのが、やっぱりこんだけいいのかっていうのはすごく思った。
そこでなんていうか、新しい世界を見せてくれたっていうところがありましたね。
ちなみに自由な選択を取れたら、野村さんはどんなことを過ごしたいって思ってたんですか、当時は。
当時は、なんかもうほんと好き勝手、自分の好奇心を満たしたいと思っていて。
例えば、当たり前ですけど、当時は何をしていたかっていうと、一社目、私出版社で編集者をやっていて、それを退社して、外資系のコンサルティング会社に転職するっていうタイミングだったんですよ。
転職のタイミングって1、2ヶ月ぐらい間があったんで、そこでバックパック旅行したんですよね。
その時に、仕事なんで、当然ながらニーズがあることっていうのをやらなきゃいけないっていうところ。
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要は、これでお金になるってことをやらなきゃいけないんだけど、たぶんそれが別に取っ払っていいんだったら、好き勝手取材をさせてもらって、好き勝手文章を書いたりとか。
あと、なんならアウトプットすらしないかもしれないですね。ひたすらインプットばっかりしてるかもしれない。
インプットがすごい好きなんですね。
そうですね。広い意味でのインプットですよね。何かを見るっていうのもそうだし、何かを読んだり、何かを体験するっていうのもインプットじゃないですか。
インプットの中でも、特にこういうジャンルのインプットすごい好きだなってあるんでしょうか。
おそらく好きなのは、まず実際どっかに行くことと、人に話を聞くことですね。
私結構人に話を聞くことすごい好きで、例えばなんかわかんないですけど、年配の方々が自慢話をするとかあるじゃないですか。昔のVUでも語るみたいな。
なんかあれって聞きたくない話のうちの一つだっていう風に結構世間では認識されると思うんですけど。
確かにそう言われてますよね。比較的。
私結構それ好きで、年配の方々の自慢話聞くの。なんかその謎のエネルギーがあるんですよね。そこには。
謎のエネルギーってどういうものなんですか。
何だろうな、その人がきっと多分これを誇りにしてきたんだろうなっていうようなエピソードがそこに盛り込まれてるんで。
まずそもそも何十年か前のエピソードっていう時点で、現代を生きる我々にとっては結構新鮮。
当時そういう時代なんだみたいな。例えばじゃあバブル期はこうだったんだよみたいなことを言われて、今はその別にバブル期ほど日本の景気良くないから。
例えば新卒で入った人が海外旅行を連れてってくれたとか言われても、なんかちょっとムカつくじゃないですか。普通はね。
なんだけど、個人的には結構その話が面白くて、なんか当時の時代ってそんな雰囲気だったんだなーみたいなことを知れたりとか。
あとその自慢話の中には結構その人の価値観が本当に内包されてるんで、この人こういう人なんだろうなっていうところを知れるっていうのも結構面白かったりしますね。
なんか野村さんのクロニクルっていう名前つけてるじゃないですか。クロニクルっていうスタジオ名って歴史とか過去からちゃんと大切にするみたいなところのメッセージが含まれてたっていう話を以前経営中とか何かで聞いたような記憶があるんですけれども、
なんかそういうところも含めて人の話っていうのは過去の話でもあり、そこを結構大切にするっていう価値観を持ってらっしゃるんですかね。
そうですね。誰かがやっぱり何かやってきたことだったりとか、試行錯誤した、これはうまくいかなかったっていう結果も含めてなんですけど、それにやっぱ我々は学ばなきゃいけないなと思っていて、それを忘れて先ばっかり見てると、多分同じところをループしていくと思うんですよね、我々は。
はいはいはい。
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過去を学ぶことっていうこと大切にされてるからこそ、それで過去ってどのぐらいの範囲のことを示してるんですか。例えば歴史とか人類が生まれたタイミングとか生態学とかそういうレベル感も過去なんでしょうか。
さすがに人類が生まれたタイミングまでは私としては振り返れてないんですけど、結構本当その時々によって過去の幅って伸縮自在で、例えばすごい非禁なところで言うと、自分がやってきたその1週間を振り返るとかでもいいと思うんですよ。あとは年の終わりに1年を振り返るとかでもいいと思うんですよね。
それでも何ができて何ができなかったのかとか、この時はなんでうまくいかなかったのかみたいなのが学びが得られると思うんですよね。で、もうちょっとレンジを広げると、例えば江戸時代の話であるとか、もっと昔の中世とか古代の話っていうのを聞いたり見たときに、
なんかこの構造って現代もあんまり変わんないなとか、こういうことを起こすとこういう悪い結果になるんだみたいなのっていうのはもちろんテクノロジーとか時代背景が全然違うんで、そのままは連動しないんですけど、多少やっぱり連動するなと思っていて。
なんかわかんないですけど、正論をぶつけて相手の顔を潰すと絶対に恨まれますとか、例えばですよ。それって多分古今東西そうなんですよね。だからそうするとそういうことを学んでいったほうが、より現代にも活かせるなって感じがするんですよね。
なんで野村さんって、よりよく活かしたいとか、現代に活かしたいとか、過去のことを学んで今に活かしたいってそんなになぜ活かしたいんでしょう?
おそらくなんですけど、前回の話と重なるんですけど、改善したいと思うんですよね、私多分。いろんなことを。改善していきたいと思っていて、同じことを2回やるのが嫌だっていう話をしたじゃないですか。それって1回目やるときは全然未知の世界なんで、やってみるでいいと思うんですよ。全然いいと思っていて、むしろその第一歩を早く踏み出したほうがいいと思ってるんですけど、そこで得られたフィードバックを次、同じような壁にぶつかると結構フラストレーションが溜まるんですよね。
それはたぶん組織運営とか、もっと広い社会論みたいなところでもそうで、この課題ってもう人類って経験してるでしょう?みたいなことを思うと、ちょっとモヤモヤする。いやもうループしてるんだから、そろそろこれもう結論出そうよ、みたいなことを思ってしまうってところですね。
だからこそ過去から学んだほうが早いよねって思ってるってことですよね。
そうそうそう。どっかに答えもあるでしょって思ってるってことですね。
はいはいはい。ありがとうございます。これが今過去のやつの中の1つの質問なんですけど、もう1個過去の質問がありまして、野村さんが過去一番辛かった体験っていうのを最後に聞かせてもらいたいなと思って。
あれですね。ちょっとネガティブというか深刻な方向に行きますね。
これは差し支えなければの範囲で大丈夫です。
はいはいはい。過去辛かった体験ですよね。ちょっとその具体的なエピソードを少し端折りながらしゃべると、結構私の職業人生の中で辛かったのは、外資系のコンサルティング会社にいた頃で、特にその最初の頃がすごい辛かったんですよね。
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その時何だったかっていうと、先ほど申し上げたように出版社の雑誌編集者をやっていて、そこから外資系のコンサルティング会社に転職したんですよ。正直なところ、よく受かったなとかよく取ってくれたなと未だに思うんですけど、当時コンテンツ作りの知識はあったんですけど、ビジネスの経験なんてほとんどなかったわけなんですよ。
例えば金融機関がどういうふうに動いているかとか、メーカーがどういうふうに動いているかとか、製品開発がどうだとか、マーケティングがどうだみたいな話って全然知識としてなくて、私がやってきたことって本当に取材をして文章を書くっていうコンテンツを作るというところに特化してたんですよね。なのでやっぱりコンサルティング会社に入った時って最初もう全然話についていけなくて、
その会社の現場って、どこのコンサルティング会社もだいたいそうなんですけど、基本的に会議で発言しないとそこにいる意味がないっていうふうには捉えられてたんですよ。ノーバリューってやつですね。
でも外資コンサルっぽいですよね。 外資コンサルっぽいですよね。ノーバリューだったんですよ。ただ会議で発言しようにも、なかなか付加価値のつくような発言ができなくて、昨日聞いたことが正直知識もないし、そもそも何が論点になってるかっていうのもよく分からなかったから、なかなかそれが発言できなくて。
たまに言うと、どういうロジックでみたいなこと言われて、うーんみたいな感じだったんですよね。やっぱりその時すごいしんどくて、自分はコンサルタントとしてこのミーティングの場にいるんだけど、全くそこに貢献できてない。平たく言うと、当然自分がいることでクライアントはお金を払ってるわけなんですよ。
会社からもクライアントのお金っていうのに一部が私に給料として支払われてるんだけど、その分の価値を全く返せてないっていう期間は本当に辛かったですね。 ノーバリュー 価値を返せてないってことに対して結構ストレスが溜まりやすいんですね。そこに対して。
たまりやすいですね。お金っていうのはすごく単純化した図式なんですけど、もっと他の誰かに何かしていただいたことっていうのは返さなきゃいけないっていうところが根本にはあるんですけど、ただお金っていうのはわかりやすいんで話をすると、やっぱりこんだけのお金をいただいてる以上は、これくらいのことは相手に返せないと、やっぱそれはまずいというか、自分としてはすごく気持ち悪い状態なんですよね。
でもそこまで給料ってものってすごくわかりづらいじゃないですか。例えば個人事業主とかフリーランスの方だったら製作物に対していくらっていただくのでわかりやすいと思うんですけど、給料って形に対してもちゃんと貸し借りっていうものがちゃんと成立してるかを常に確認してるっていう状態だったんですね。
そうですね。おそらく社会人新卒1年目はそこまで深く考えてなくて、給料が安いとか言って不満を漏らしていた時期もあったんですけど、よりそういう職場に行くとプロフェッショナルとしての立ち振る舞いを求められるわけなんですよ。そうするとやっぱりあなた方のお金っていうのはクライアントにお支払いいただいたものだっていうのは最初にやっぱり教えられますし。
21:21
やっぱりその中でじゃあ安くない。外資系のコンサルティングってすごい高いんで、そのお金っていうのはお支払いいただいた価値に見合ったものを自分が返せているかっていうと、うーん全く返せてないなっていうストレスはあったんですよね。
なるほどですね。面白い。なんでそこまでちゃんとお返ししたいって気持ちって強いんでしょうか?野村さんの中で。
おそらくなんですけどこれもちょっと自分なりに考えると、私多分誰かにもたれかかりたくないっていう性格が結構強いんですよ。
もたれかかりたくないんですね。
一方的に頼りたくないというか、つまり自分はこれをちゃんとあなたに提供できてますと。じゃああなたもこれを返してくださいとは別にあんま思わないんですけど、少なくとも自分はこれをあなたに提供できていますっていう状態が結構自分とっては心地いいんですよね。
逆にすいませんちょっと私何もできないんですけど、ごめんなさいお願いしますっていう状態が気持ち悪い。どうしてもそのスキルが足りないうちはそういう状態、つまりその借りの方が多くなっちゃう状態っていうのがどうしても生じてしまうんだけど、やっぱその時って結構自分では気持ち悪くて、早く何かこう自分の働きによって相手に提供できるものを増やしていきたいとは思ったんですよ。
それは逆に貸しが増えている状態は違和感ないんですか。
つまりは自分が施している側が多いってことですか。
そうです。
それでいうとその状態も長くなってくると、もうちょっと何かやってくれてもいいのになとは思うんですけど、でも自分が施されている方が多いっていう状態ほどはストレスを感じないですね。
そうなんですね。
まあいっかって感じになります。
そこに対してイライラしたりとか何か返してくれないなっては思ったりはしないんですか。
そこはそこまで強くはないですね。
そうなんですね。
ゼロではないんですけど、こっちもボランティアじゃないんでとは思うんだけど、でも喜んでくれたからいいかとか、回り回ってその人が次の人に渡していってくれればいいかとか、そんなことは思いますね。
そうなんですね。なんかその社会的循環とかって結構気にされるんですか。じゃあ次の人に。
そうですね。結構そこは気にしてて、例えばスキルっていうところで言うと、私が最初の職場で編集者としての基礎っていうのを先輩編集者に叩き込んでもらったわけなんですよ。
そのスキルの受け渡しに関しては、私がその先輩に返せるものってあんまりないんですよ。正直。
確かにそうですよね。
その先輩にできるから全部。ちょっと強いて言うなら、こちらが何か新しい人脈を形成して、その先輩に最近こういう面白い人がいたんで繋げましょうかみたいな話はできるかもしれないんですけど、基本はあんまり返せるものってないんですよね。
24:02
コンサルティングのスキルも全く一緒で、先輩方に教えていただいたものっていうのは、その先輩には直接返せないんですよ。だったら自分のところで留めるっていうのはないなと思っていて、だからそのスキルっていうのは基本的にその次の世代、次の方々に受け渡していくっていうのは結構意識してますね。
素敵ですね。そういうことを教えてくれた先輩が僕も審査所の時いました。何も返せないんでどうすればいいですかって言ったら、次の世代に渡してくれればいいよって言ってくれて。
ありがたいですね。
めちゃくちゃかっこいいって思って、僕もそれ言うようになりました。
そうっすよね。なんかあれなんでしょうね。独り占めすると正直、社会においての影響範囲ってやっぱ小さいんですよね。
そうですよね。
そのスキルが独り占めしちゃうと。なんだけど、誰かに受け渡せばその人もできるようになるんで、より社会にとっての影響が大きくなっていくっていうのはありますよね。
その社会にとって影響がいいっていう状態って結構野村さんにとって心地がいいんですか?
正直なところを言うと、たぶん自分に向いてるベクトルの方が大きいと思っていて。
はい。
なので、あんまりめちゃめちゃこれが社会にどう影響するのかとはそこまでも思ってない。ただ、あったらいいなって思ってるぐらいですね。
そういうことですね。でも最終的に自分にも返ってきますもんね。
そうなんですよね。どっちかっていうと、巡りを良くしていくっていうところの方がやっぱり大きくて。
そうなんですね。
はい。まあその仕組みがうまく回ってるとか、巡りがいいとか、たぶんそっちの方が割と自分が気にするところで。
なんかどっかで何かが止まってしまっているとか、誰かが頑張んないと、すごい人力で頑張んないと、これが回んないみたいな状態は結構嫌なんですよね。
なんか止まってるのが嫌なのって何ででしょうね。スピードを速めたいのか、なんか早く目標にたどり着きたいのか。何が嫌なんでしょうね。
何が嫌なんだろうな。それはおそらくなんですけど、同じことを2回やりたくないっていうのと全く一緒で、
要はうまく回っている場合って、自分も含めなんですけど、そこに関わってくれているみんながハッピーなわけなんですよ。
要はスムーズに仕事が回っていって、割と負荷なく価値が出せて、世の中に対する価値っていうのが出せて、そうすると例えば自分も含め関わってくれた人たちも時間ができるわけじゃないですか。
そうすると、その時間を新しいことに使える。別にもっとレイジャーでも良かでもいいんですけど、良かであったりとか、家族との時間であったりとか、新しく何かを仕切れるってことに使っていけると思うんですよね。
ただ、うまく回ってない仕組みの中で、誰かの頑張りによってそれが支えられているってなると、その人はそこから剥がせないというか離れられないんですよ。その状態って健全じゃないなってすごい思う。
健全な状態にしたいんですかね、野村さんはなんか。
多分ね、巡りがいい状態にしたいって感じ。
巡りがいい状態にしたいんですね。ありがとうございます。そしたらここで過去の質問はこれで以上になるんですけれども、最後に共通項を見つけるってことをしたいんですよ。
27:10
これ難しいんですけど、もしかしたら野村さんの場合は共通項というよりかは、もう一つ別の手法があるのでそっちを取った方がいいかもしれない。一応聞いてみますね。
今話した欲求がですね、現在では企画とか開楽とかがすごい興味が強かったんですよ。欲求としてあったんですよね。新しいことをしたいとか、見たことないものを見たいみたいな。
それは開楽につながるからっていう理由だったんですよね。あと企画にもしかしたらつながるかも。
あとは過去だと自由さだったりとか、あとインプットしたいだったりとか、あと可視化理を作りたくない。
あとは巡りを良くしたい、改善したい、が出てきたんですけど、この辺りで共通することってありますか?
つながってるっちゃつながってるのかなって感じがしていて、おそらくなんですけど、巡りが良くなる。まず仕組みとしていい仕組みでいると、みんなハッピーですと。
そうすると時間ができますっていうところで、その時間ができると、いろんな新しいことを見るためのリソースっていうんですかね、それが得られますっていうようなそんな感じなんですかね。
ああ、そっか。じゃあ野良さんは時間がすごい大切なんですね。
そうかもしれない。そんな気がしますね。
時間を作ることが大切な理由としては、新しいものを見る時間が得られるからですよね。
そうそうそう。
そうすると常に刺激を受けられるし、楽しいってなるし、旅にも行けるし。
そうですね。だから多分時間ですね、それでいうと。
面白いですね。じゃあ新しいことがすごい興味として強いんでしょうね。
そうでしょうね。だから時間があったら、それを何に変えるかっていうと、何かをやったり何かを見ることに変えるって感じですね。
ああ、そっか。僕今新しいことってすごい言っちゃいましたけど、何かであれば何でもいいんですか。2度目とかでもいいんですか。
2度目っていうのは一度見たことってことですか。
そうですそうです。もう1回例えばイタリアに行くとか、もう1回ベトナムに行くとか、なんかもう1回っていうのでもいいんでしょうか。
もう1回でもいいんですけど、前回とはやっぱりテーマが違った方がいいですね。
ああ、じゃあやっぱ新しいことなんですね。
新しいことです。そうですね。例えば同じ観光地に行ったとしても、前回はすごい建物デカいみたいな風に思っているだけだとしたら、今回はもうちょっと細部の建築とか、美術品とかそういったところに目を向けようと思っていきますね。
そういうことですね。でも今の繋がりで結構新しいことがしたいから時間を作りたくて、時間を作りたいから良い仕組みを作りたいってことが分かってきて、
良い仕組みを作るためには、もしかしたらここに貸し借りも入ってくるかもしれないし、ちょっと別の要求かもしれないんですけど、含まれてくるかもしれないってことなんですね。
そうですね。たぶん時間を作るためには、やっぱり回ってなきゃいけなくて、うまく循環してなきゃいけなくて、その時に誰かが期待されたものができていない状態、特に自分ができていない状態だと、
30:04
それにすごく周りを自分が悪くしているような気がして、それでストレスを感じているのかもしれないですね。
そういうことなんですね。野村さんと一緒に仕事をしたら安心ですね。野村さんは適切に必ずちゃんと責任を持ってやらなきゃって多分思いが強いと思うので。
そうですね。これはちょっと別の話になりますけど、私は誰かが頑張ってその仕組みが回っているっていうのはあんまり信じてないというか、ゼーとしてなくて。もちろんみんなプロとして仕事をするんだけど、そこまでえいって言ってやらなくても、物事が進んでいくっていう状態をいかに作れるかっていうところに結構頭を使ってるんですよね。
その巡りが悪いと、これはまずいなと思って改善しにかかるというか、手を入れにかかるっていうのは今までずっとやってましたね。
じゃあ結構他者とかと絡んでいるときにこういうことが起きているとなんか気になっちゃったりしますか。
しますします。やっぱり自分が少なくともそれが作用して改善できるんだったら改善しにかかりますね。
そういうことですよね。面白いありがとうございます。今野村さんは結構繋がりをすごい見つけるのが得意だったかなと思うんですけど、見つからない方はですね、今出てきた欲求あるじゃないですか。これ紙に書き出していただいて、で丸つけてもらって、
なんか一番強く光ってるというか、これなんかすごい引っ張られるなっていうようなワードが見えてくると思うんですよ。これすごい自分にとって強い欲求かもなって思ったらそれをぐるぐる丸つけながら、なんでこの欲求強いんだっけってもう一回考えていくと、どんどん丸つけたやつがどんどん繋がり始めていくので。
なるほど。
そういうような形で、まずなんか光ってるってすごい抽象的な言葉言っちゃったんですけど、本当に文字ってですね、書いてみると光るんですよ。これすごい好きみたいな。みたいなのが見えてくるので、そういう意味で紙に書いてもらえるといいのかなっていうふうに思います。
なるほど。だから結構並べていくと、おのずと優先度が見えてくるってことですね。
そうですそうです。確かにそっちの方がわかりやすいですね。優先度がパッて見えてくるんですよね。野村さんだったら、新しいことができるに引き寄せられるのってなんだろうと思ったら、時間ができるからかって分かってきて、さっきの良い仕組みと繋がるなってこういうふうに見えてくるんですよね。
なるほど。
っていう形で、欲求が見えてきます。野村さんの欲求は新しいことがしたいっていう欲求が一番強いことが分かりました。
そうですね。そのためにやっぱり時間が欲しいとですね。
そういうことです。他にも福祉的な欲求があったりとか、時にはその欲求が別の欲求がすごい強く出てくるケースもあるので、それはそれでいいかなと思ってて、ここではあくまで仮説なので、すべてのこのステップにおいて言いたいんですけど、仮説でしかないので、その仮説の欲求を基づいて、やりたいことを見つけてやってみるっていうところまで挑戦してみてもらうと、やっぱりこれ欲求だわって分かってくるっていうようなものになります。ということで、今回のこの欲求を見つけるに関しては以上になります。
分かりました。では次回はですね、次のステップについてお話ししていくって感じですかね。
33:04
そうですね。次回は2ステップ目のやりたいことを見つけるです。これ欲求とまたすごい違う定義があるので、全体像でもお伝えしたんですけど、また復習も兼ねて続いてお話をしていけたらと思っています。
分かりました。では次回も楽しみにしています。
はい。よろしくお願いいたします。
さい、凡人の非凡な才能を科学する。ここまでお聞きいただきましてありがとうございました。もし気に入っていただけましたら、ぜひフォローやチャンネル登録をしていただけますと嬉しいです。そして、この番組ではリスナーの皆さんからのお便りをお待ちしています。
概要欄に投稿フォームを記載しましたので、感想や質問などお気軽にお寄せください。またツイッターでハッシュタグポッドキャットさい、ポッドキャットはカタカナ、さいはアルファベットで感想をツイートいただけますととても励みになります。この番組は毎週金曜日朝6時に配信されます。それでは次回もどうぞよろしくお願いいたします。
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