2021-06-02 32:33

ズシレコラジオ #074 「信頼関係が引き出す、子どもたちの五感アート。」Guest: 山根 晋さん(映像作家 / アートコレクティブ”TAGOE”)

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【Podcast更新!(6/2)】

京浜急行「逗子・葉山」駅の線路沿いを流れる、逗子市民にはおなじみの田越川(たごえがわ)。

この川の名前から名付けられた「TAGOE」という名アートコレクティブ(集団)をご存知でしょうか?

TAGOEとは、逗子市の小学生たちと映像作家の山根晋さんによる、アート制作を行うコレクティブ。

2020年の夏から活動を始め、期ごとのテーマに基づきリサーチや実験をともなった制作を行っています。

そんな彼らの、第二期の展覧会がちょうどいま、田越川沿いのギャラリースペースで開催されています(5/30-6/5の1週間)

いわゆるアート教室だったり、教師と生徒という関係ではない、おとなも子どもも同じ土俵に立つアーティストとして活動する彼らの作品は、どれもユニークで似たものがない、独創的なアプローチをとっています。

ぜひ、番組を聴いた後は、展覧会に足を運んでみてください。きっと、新鮮な驚きと気付きが得られるはず。

番組をもれなく聴くには、各種Podcastでの無料購読が便利です。くわしくはプロフィールのURLにアクセスください。

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#074 「信頼関係が引き出す、子どもたちの五感アート。」

(収録時間

- オープニングトーク

- ゲスト山根さんの逗子との関わり

- 子どもたちとのアート制作で意識していること

- 子どもの作品制作にどう関わっている?

- 自分にとって切実なものを見つけていく

- 長い付き合い、関係性があるから引き出せるもの

- 今回のテーマ「夢を食べた本」が決まるまで

- 印象的だった子どもたちとの制作エピソード

- パンと絵本。夢を食べた記録。

- TAGOEというコレクティブ=集団

- 作品をみるときどういう心持ちで見るべき?

- 今後のTAGOEの活動について

MC

來島 政史(ズシレコ編集長)

三輪 ひかり(ズシレコラジオパーソナリティ)

ゲスト

山根 晋さん(映像作家 / TAGOE)

https://www.shinyamane.com/

1985年生まれ、神奈川県在住。

映像を主たるメディアとし、土着的な事象と身体や記憶への興味に基づく作品を制作している。

映像作品の近作に、出版社タラブックスの工房を映した記録映画「南インド、タラブックスの印刷工房の一日」(2018)、台湾シャーマンとの滞在交流からインスピレーションを得て制作した「隱身瞞風」(2020)、奈良春日の杜に積層する原始宗教的な時間を掬った「春日森絵巻」(2020)など。

また、企業や団体からの依頼による制作も受託している。

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【TAGOE とは】

神奈川県逗子市の小学生を中心とした子どもたちと、映像作家の山根晋によるアートの制作を行うコレクティブ。2020年の夏より活動をはじめる。期ごとにテーマを決め、映像やさまざまなメディアを使い作品を制作する。第二期のテーマは、睡眠時のゆめ。

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TAGOE「ゆめを食べた本」@逗子市ヤグルマビル

TAGOE term2 art exhibition「ゆめを食べた本」

2021.5.30 sun ~ 6.5 sat open ~ close

@逗子市逗子4-1-34 ヤグルマビル1F(京急逗子・葉山駅すぐ)

小学生たちとの作品制作チームTAGOE(たごえ)の2期目のテーマは睡眠時の「ゆめ」。

約半年間、ゆめを記録、考察、視覚化して遊びました。その成果としての展覧会を、5月30日(日)から6月5日(土)まで京急逗子・葉山駅すぐのヤグルマビル1階にて開催します。

展覧会のタイトルは「ゆめを食べた本」。フライヤーのグラフィックデザインは三星安澄さんです。

今回、それぞれが見たゆめを、本という形で作品化しています。

僕も”亀を炙って食べようとしたけど、甲羅を脱いでベランダから飛んで逃げてしまった”というゆめを写真ZINEに綴じて限定販売します。


https://www.shinyamane.com/post/%E3%80%90%E5%B1%95%E8%A6%A7%E4%BC%9A%E3%80%91-tagoe%E3%80%8C%E3%82%86%E3%82%81%E3%82%92%E9%A3%9F%E3%81%B9%E3%81%9F%E6%9C%AC%E3%80%8D-%E9%80%97%E5%AD%90%E5%B8%82%E3%83%A4%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%93%E3%83%AB

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#山根晋 #田越川 #アートコレクティブ #逗子アートフェスティバル

#zushi #hayama #podcast

00:00
こんにちは、図書レコ編集長の木島雅史です。
こんにちは、パーソナリティの三羽光です。
この番組、図書レコラジオは、神奈川県の長男、図書早間エリアのローカルメディア「図書レコ」が
各週水曜日に配信しているポッドキャスト番組です。
図書早間エリアの自然、遊び、カルチャー、お店情報やローカルで活躍するゲストへのインタビューなどを
心地よい波音のBGMに乗せてお届けしています。
ということで、今回は久々のロケ収録ということで
実はですね、ちょっと映像というかね、記録も撮っていただいているということで
我々の姿が映るのは初めてなんじゃないかなと思うんですが
ポッドキャストを聞いている皆さんは何のことだと思うんですけども
ちょっとね、後々に何か映像を公開できるかなと思うんですけども
ということで、映像を撮っていただいているのは
エクスプネクトさんのね、小田くんという方で
全然解のポッドキャストのゲストですね
では早速今回のゲストをご紹介したいと思います
今回のゲストは、タゴエというアートコレクティビルとして
図紙の小学生を中心とした子どもたちと新たな制作を行っている
映像作家の山根慎さんをゲストにお迎えしました
山根さんよろしくお願いします
よろしくお願いします
これどっち向けばいいのか分からないですね
まあ分かるんですけど
こっちでいいですか
僕らが喋っている感じですね
はい、こんな感じで今展示の会場で
お客様も来ている中でお喋りさせていただいているんですけども
初日お邪魔させていただいたということなんですけども
今回は山根さんご本人に
子どもたちと生活をつくしたアート作品だったり
6月5日まで開催中の展覧会についてお話を伺っていきます
山根さん短い時間ですがよろしくお願いします
こちらこそよろしくお願いします
では早速なんですけども山根さんに色々お伺いしていきたいんですけども
山根さんを図書との関わりというか
ここで展示をするきっかけというか
そういったところを聞かせていただければと思うんですけども
もともと僕実家が鎌倉なんですけど
中高と図書の学校に来ていて
馴染みがあった街っていうので
結構長らく離れてたんですけど
数年前にこっちに帰ってきて
色んな友達ができたりとかする中で
ここの運営してるあわずさん
ハッピーゴーラッキーのあわずさんとの出会いがあって
っていう感じなんですけど
その前にこのメンバーの子どもたち
五感体操の子どもたちなんですね
僕は五感体操の映像を撮りに行っていて
ドキュメンタリーを撮りに行っていて
それを作品で撮ろうっていう感じで
1年間くらい2週に1編くらい行って
撮影するみたいなことをやってたんですね
そっからコロナの前だったんですけど
03:02
ちょっとコロナでストップしたりとかして
でも子どもたち面白いなとか
現場で撮影するにつれて
ただ記録を撮るっていうのだけじゃなくて
何か一緒にやる方法あるんじゃないかな
みたいな中で
ちょうどあわずさんがここのスペースをオープンして
話している中で
放課後そういうのやれたらいいよねみたいな
子どもたちも制作するような作品を
始めた去年の9月に
去年の9月に
去年の春くらいって結構コロナで最初バタバタして
どうしようみたいな感じだったんですけど
あわずさんも新しいこと挑戦してみようか
みたいな感じで
っていう流れですね
それまで全然子どもと一緒に
子どもワークショップとか
子どもたちと何かするって全然やってなかったんですけど
子どもたちに対して
何かを提供するってことではなくて
僕も一緒にやるっていうスタンスだったらやりたいなと思って
っていう風な感じで始まったっていうことですかね
教室ではないですね
教室でもスクールでもないっていうか
なるほど
キャリア的にはアート制作の中で
子どもたちと一緒にやるっていうのは
今回というか去年の9月くらいから初めて
初めてですね
そういった小学生たちとのアート制作で
何か意識していることとか
そういったところってありますか
この半年以上やってきた中で
やっぱり自分も一員だっていうことですよね
何か提供する側じゃないっていうか
だから今日何するのって聞かれても
いや俺も分かんないなっていうことを言うっていうか
っていうかみんなで決めようよみたいな感じで
だからメンバーってことで
だから今回も僕も同じように作ってるんですけど
それは一番基本にあるかなっていうのと
あとやっぱりアートって
やっぱりマイナスがプラスになる可能性
すごくあると思うんで
通常だったら小学生になっていくと
社会のルールとかマナーとか
他者の視線とか他者との関係とか
いろいろ学んでいって大人になるんだと思うんですけど
その中でやっちゃいけないこと悪いことって
もちろん出てきて成長するってことだと思うんですけど
一方でマイナスをプラスにしていくっていうことが
できなくなっていくこともあるのかなっていうか
見方を変えればすごいプラスになったりもするじゃないですか
だからやっぱり
人に迷惑かけるとかっていうことはいけないと思うんだけど
一見マイナスだっていうことが
展示でプラスになる可能性が
あの制作の中にあるんだよっていうのを
ちょっと共有したいかなっていうのは
06:01
少し心がけてるかなって感じですね
じゃあ子どもたちからは山尾さんは先生って言われてないです
シンクンって言われてますね
僕も提案したことに対して
それ微妙だなって言われることもあるんですかね
みたいな感じで
っていうこともあるんで
だから一方的にこれをやろうっていう感じではないかなっていう
友達だと思われてる
今実際に展示のスペースに来させていただいて
この話をお伺いする前にも
子どもたちの作品を見させてもらったんですけど
どれもすごくユニークで
でもシンさんがどういうふうに
この子どもたちの制作の過程だったりとか
実際に形にするっていうところに
関わってるのかなっていうのが
私保育士もしているので
すごく気になったというか
なんかあれですよね
やっぱりもう数年の関係ができてきてるので
その子がどういう性格で何に興味があって
何が好きで何が嫌かとか
そういうこともちょっと分かりつつあるところなんで
その子自身が持ってるものっていうか
そういうものを何か引っ張り出せないかなっていうのは
結構考えてるっていうか
どういうものを作ろうかってなった時に
いろいろ会話をするじゃないですか
その中で何かこうスイッチってそれぞれ違うから
そのスイッチが入っていくような状況を
なんとなく作ってあげたいなっていうのは考えてます
結構保育士っぽいっちゃ保育士っぽいのかもしれないけど
そういう何て言うんですかね
個性っていう言葉はそんなに好きじゃないんですけど
でもその子が持ってるオリジナリティみたいなもの
今から小学校高学年になって中学校になって高校になってってなって
周りと合わせなきゃいけないことだったりとか
自分が何か分かんないけどこだわっちゃうものみたいな
いうものに蓋をするんじゃなくて
それを出していくっていうか
それこそが自分にしかできないことなんだっていうのを
小さい時から提示していくっていうか
そういう瞬間に立ち会えるっていうのは
やっぱりすごい嬉しいことだなっていうのはあって
プロセスの中でも喜びがあるんですよね
どんどんのめり込んでいく姿とかを見ると
やっぱこれがハマってるんだとか
そういうのはすごい感じますね
そうしてくると子供が作ったものといえ
すごく生命が乗ってくるっていうか
09:01
そういう作り方を目指したいなっていう風に思ってます
毎回毎回それが成功するわけじゃ全然ないんですけど
小学生ぐらいになるとそれこそ
自己表現をすることだったりとか
こうやって自分が思ってるものとか感じてるものを形にするとか
表現すること自体にすごくネガティブというか
こんなものを出しちゃったらっていうなったりとか
皆さんが作られた作品を見て
この自由さが本当に面白いなっていうか
これでいいって出せるってすごく素晴らしいことだな
と思いながら見させてもらっていて
でもそれって多分普通に作家が作品制作するときもそうだと思うんですよね
やっぱりこれでいいっていうか
誰に評価されること前提ではなく
誰かに評価されること前提ではなくて
まず自分の中で切実なものを見つけていくっていうか
そういうことの積み重ねだと思うんで
それは繋がる部分はあるのかなっていう風に
いろんな性格があるんで
そんなこと言わなくたって自分のカラーをどんどん出してくる人もいるんですよ
そういう人の姿で僕は勇気づけられることもあるし
やっぱそれゴーイングマイウェイだよなと思うんで
いうのはすごく学びになったりもします
今こうやってインタビューを始める前に
それぞれの作品を見させてもらって思ったのが
今回テーマとして本というものに
メディアとして作品の形をしてるって思うんですけど
みんな本なんだけれども
隣の子を見て真似するとか全くないというか
よく自分の形に消化できたなというか
いい意味で似た部分がないというか
一人の世界観が現れているなっていうのがすごくいいなと思ったんですよね
やっぱり教室とか学校とかでも
図工とかアートとかそういった時間になってくると
隣の子が何作ってるかとか
あとは世の中にあふれているもの
絵とかでも何でもいいんですけど
何かそういったアニメでも漫画でも
そういったところから何か影響を受けてしまうというか
そういったところを僕も子供が5歳と3歳で
描いている絵がどんどん世の中にある
例えばアニメとか漫画のものに影響されていくという過程を見ていたんですけど
何か彼らの作った作品というのが
そことはまた違う次元というか
軸で引き出されたものなんじゃないかなという風にすごく思って
すごく感動してたというか
そうですね、やっぱり時間が必要なんですよね、関わる
だから本当に誰でもできるわけじゃないなという感じがしますよね、メンバーが
夏休みのワークショップみたいな感じで
じゃあアート作ってみようみたいな感じではできないなというのは
12:03
今ちょっと思うところですけど
やっぱり関係性があってプロセスがあって
経験を一緒にしてるんで
あの時こういう風に言ったじゃんとか
あの時あれあったよねっていう
過去のポイントと一緒に遡って
そこを考えることができるというか
そうするとやっぱり経験があるんで
なるほどねみたいな感じになってくれるというか
そういうやっぱり時間がすごく必要で
その子が過ごしてきた時間というものを
こっちがどう受け止めて
少し環境になってあげれるかというか
なんかそういうのは
ちょっとさっきも言いましたけど
意識してる部分かなという風なところですね
でも本当に今木島さんおっしゃったように
そういうところはすごく意識してます
じゃないとやる意味ないなっていうか
あとやっぱりこういう展覧会として形するんだったら
僕も生地作家としてやってるんだったら
なんかある程度やっぱりそういうのはやらないと
っていうプレッシャーを自分に与えてるっていうのもありますね
今回すごいコンセプトも面白いなと思って
夢を食べた本も
なんでこういう題材にしたのかとか
今回の展示についてもお伺いできたらなと思ってます
まず夢と本っていうのが大きくあって
夢はどういうテーマにするってみんなで話し合いをして
前回が影だったんです
今回どうしようかって言ってみんなで話し合いして
第1回目の打ち上げをドーナツパーティーやったんですけど
その時にみんなドーナツ食べながら
どうしようかみたいな
おばあちゃんの家がいいとか
いろいろ出てきたんですよ
紙切り屋さんとか
あとたごえラブストーリーやりたいみたいな
いきなりトレンディドラマみたいなの撮るみたいな
そういうところから始めて
その中に夢の国みたいなのもあって
いろいろ鉛筆転がして当たったとこにしようかとか
いろいろやってたんですけど
最後にシンクは決めてよみたいな感じで
メンバーが言ってきて
じゃあその中だったら夢やろっかみたいな感じで
寝てる睡眠時の夢って思ってなくて
みんなの夢みたいなものが少し国っていうか
ちょっと固まりになるようなのって
すごくもしかしたら
ビジュアル的に面白いものもできたりするかもなとか
なんかそういうふうに思ったのと
あとやっぱり結構夢って
芸術の対象としてはすごくありますよね
シリアリスムとかそうだけど
僕映像を作ってるので
やっぱり映像もすごく夢と関わりがあって
タルコフスキーの映画なんてまさに夢っていうか
そういうのもすごく自分が好きだったっていうのもあって
15:01
そういうの子供たちとやったら面白いんじゃないかなっていう風のがあって
本にしようって言ったのは
グラフィックデザインとかもやってくれてる三ッ星あずみさんと
あわずひな子さんと3人で打ち合わせしてた時に
なんかちょっと夢って漠然としすぎてるから
映像でもドローイングでも何でもできるんだけど
メディアを決めた方がいいかもねみたいな話をして
その時に本っていう話が出てきて
そうか本に詰め込めばいいんだと思って
それでして
キャッチーなっていうか
それをどういう風な言葉で表現しようってなった時に
食べさせようと思ったんですよね本に
夢を食べた本がいいんじゃないかなみたいな感じで
でタイトルは僕が決めたんですけど
まあいいんじゃないってみんな言われたんで
結構その辺はドキドキして提案するんですけど
まあいいんじゃないみたいな感じで許可をいただいたんで
まあそうしたって感じですね
そのテーマを今夢を食べた本という決めた時の
子どもたちの反応というか
このテーマだから何をしようとか
そういった始まりのきっかけっていうのは何かありましたか
最初そう決めた時にこうしようみたいな
でもなんか直接まず最初どういうことなのみたいな子もいて
直接的に本が夢を食べちゃったってことなのかなみたいな感じを
ちょっとイメージした子もいるみたいで
そういう誤解とかも面白いなと思って
なんかちょっとじゃあ夢を食べた本って
どういう本をそれぞれ作るみたいので
小さいちょっとダミーブックみたいなのを作ってもらったんですけど
その時に実際に本が夢を食べたみたいな絵を描いたりとか
直接的にそうかそう思うかと思って
そりゃそうだよなとか
でもなんかそういうなんていうのかな
こう夢を食べちゃった本っていうそのビジュアル自体が
また面白くなる可能性がすごくあるだろうなとかって思って
そうだからなんか最初理解してもらうのにちょっと時間かかったかもしれない
初めてだって出会いますもんね夢を食べた本っていう
だけど時間をかけると僕が何を言ってるのかっていうのを
なんかやっぱり理解してくれるっていう部分もあるみたいで
理解してた時にそれがだから要はちょっと抽象的なことなんだけど
それぞれの感覚に踏み落ちるんであれば
またた声として面白い次元にいけるのかなっていうか
っていうのはありますね
なんかこの形になるまでに
しんさんの中ですごく印象に残ってる子どもの
その制作のプロセスだったりとか
言葉だったりとかあったりしますか
18:03
1個1個思い出しますけどね本当に
この吸盤つけた時はもうアゼンとしましたけど
恐ろしいと思いましたね
教師に吸盤がついているような本が
だからすごいアイディアが生まれる瞬間とかっていうのはそれぞれにあって
それは結構驚くというか印象に残ってるというか
吸盤ついた時はもうすごくあれでしたね
これは特にさしんさんとか大人側からサボテンはトゲトゲしてるから
なんかつけたらいいんじゃないみたいなことは全然言ってないです
なんかね結構放置するんで
だから戸惑われる時もあるけど
もう任せようと思って
こういうの作る時とかも結構不安なんですよ
言ってしまえば子どもが落書きしたみたいな感じになっちゃうかなと思って
でもどうしようかなとか思っている心には
信頼をしてないっていうのがあるから子どもたちを
でも本当にチームでやってるんだったら
子どもたちの偶然を引き寄せる力とか
その場で生まれる直感とかを信じようみたいな感じで
自分がまたマイナスとプラスに捉えると
なんかまた面白いことがあるというか
これもパンクズ
さっき私見させてもらってる時に
すいませんとか言って
これ本見れんのかなと思ったら
この上のこれが落ちちゃって
あ~ごめんなさいって言ったら
パンクズですから大丈夫ですって
これを想定して作られてるって
そう
なんかあるなと思って
いろいろ見たら挟んであったから
教えていただいた
パンクズまでポン酢で表現するっていうのは結構
おそらく何回もイメージしたんだろうなっていうことを
伺わせるっていうか
なんかそういうのがやっぱありますね
この方の作品は小さな本の
さらに外の
本の装填がスポンジでできてて
ポトキャストさんには見えないので
そこにいっぱいスポンジ小さなのが上に乗ってて
それをパンとパンクズに見立てているという作品なんですけど
音声だからね
映像をね
そうです
面白い確かに
結構無限にあって
一応あそこ全部ドキュメントっていうか
毎回やっぱ忘れちゃうんですよね
3ヶ月前のことで
だから絶対忘れたくないなと思って
作品を作るプロセスの中でヒントもいっぱい
残るだろうなと思って
必ずその日の夜に
バーッと書くんですよ
今日あったことを
21:00
日記のような
駅名にバーッとA4の用紙が何十枚と
貼ってありますけど
あれは夢を食べた記録っていうので
今回の展示に向けた記録っていうので
夢の木っていうお坊さんがね
夢の木っていう
生涯ずっと自分が見た夢を記録したっていう
お坊さんがいるんですけど
心理学者の川谷俳夫さんとかも
それを分析した本を書いてて
すごくそういうのも今回リサーチして
僕は僕で作家として
夢っていうテーマがあったら
結構大人なリサーチをやるんですよ
そういうものとか
ちょっと心理学的に
フロイトとかユングとかって
夢についてもちろん研究してて
そういう流れがどういうことにあるんだろう
とかっていうのを
改めてちょっと結構本気にリサーチする
それをすると展示会に行かされなくても
自分の体力がつくっていうか
そういうのは結構やって
ステートメントとか結構こういう作品を
どう解釈するかっていうのを
そういうものを参照しながら
書くっていうのもありますよね
そういったところが普段の制作とは違うところに
自分のアンテナが向くというか
そういったところで
ちょっと深く調べてみようと
やっぱりきっかけがあるとやるんで
第2期ということで今回は
メンバーとしては第1期と第2期は
同じメンバーですか?
そうですね大体同じメンバー
でもちょっと大きくなるにつれて
習い事は別のものが増えたりとかするんで
水泳の強化コースに入っちゃう
そういうのがありますね
今大体子供たちというのは小学生というか
小学2年生
小学2年生と山根さんのチームというか
コレクティブというか
アートコレクティブっていう言葉もあれですもんね
チームというよりかはアーティスト集団みたいな
そうですねアーティスト集団というイメージで
あんまりカッコつけすぎても
コレクティブとは言わないようにはしてるんですけど
気持ちはコレクティブで
今ここに壁の方に映像が映し出されてますけども
図紙海岸ですもんね
図紙海岸でこれはまさに作品の制作ですか
それとも何かワークショップ的な風景でしょうか
これは作品の制作をしている様子ですね
この映像の上に7メーターぐらいあるかな
6メーターぐらいの黒い折本の形をした本が
ちょっと竜のように上に渦巻いてるんですけど
24:00
漂ってるんですけど
これを図紙海岸で制作するという風な
それのドキュメントビデオですね
狙いというかこういうのを砂浜に並べて
真っ黒の本を
漂流物とかゴミを拾ってきて
それにアクリルをつけてやっていくという行為自体が
結構パフォーマンス性があるなと思って
パフォーマンスって映像で記録するんで
それをちょっと映像で記録しながら
本実物も展示するっていう感じで
これは海にあるもの漂流物やゴミっていうのは
ある意味で社会自然環境から忘れられたもの
夢も膨大な忘れられた夢っていうのがありますよね
夢ってすごく記録しないと忘れるじゃないですか
忘れられた漂流物やゴミっていうのと
忘れられた夢っていうものを像として重ねるっていう風な
コンセプトがあります
そういうものコンセプトとしてはつながってるんです
で忘れられた夢の隅かっていう
作品のタイトルをつけて
忘れられた夢がこういう龍の体の
本の形をした龍の形をした本の
体内に組み込まれてるっていう風な
情景を無双して作ったっていう
なるほど
アート作品って結構好きな人はね
よく展示とか見に行くと思うんですけど
私が寿司とか鎌倉とか葉山に住まれてる方
ここに来てほしいなと思うんですけど
こういう作品を見る時ってどういう風に
心づもりで見ればいいかとか
どういう風にそこで手に取った時に感じればいいか
結構難しいなと思われる方もいるかなと思うんですけど
今回の夢を食べた本の展示に関しては
こういう風に見るともっと面白いよとか
ぜひこういう風に味わってくださいってポイントがあったら
今回に限らずだと思うんですけど
やっぱりそこで自分がどう感じるかっていうのを
ちゃんと見つけるっていうか
やっぱりどう感じてもいいと思うんですよ
だからそういう他社に
開かれた何かがあるっていうのが
やっぱりアート作品だと思うんで
それを自分なりに見つければそれでいいと思うんですよね
自分なりに見つけるってやっぱりすごい難しいと思うんですよ
だいたいこれはどういうことだろうとか
そういう風な理由とか理屈が必要じゃないですか
だけどやっぱり感じたものが正解だと思うんですよね
それをしっかり見つけていくってことが
すごく重要なんじゃないかなっていう風に
それで何か感じていただけるものがあればすごくいいなと思うし
そういうのがよりピュアに出てるような気がするんですよね
27:05
やっぱり大人のアートの勝負って
そうは言ってもコンテキストが重要だったりとか
歴史的背景とか
例えば映像とかだったらどういうものを参照にして作ってるのかとか
結構いろんなものが必要になってきて
その戦いだったりすると思うんですけど
もっとピュアに作ってるから
あとはなんかあそっか
睡眠時の夢をこうやって遊んだんだみたいな感じで
楽しく見てもらえばいいのかなという風に思います
ありがとうございます
やっぱりあれですよね
自分が何かに触れた時に
他の人がどう思ってるだろうとか
他の人がどう楽しんでいるかっていうところを
見るっていうこと自体が最近
アートとかエンタメとかの楽しみ方になっていると思っていて
SNSとかも多いですけど
周りの人の評判とか
そういったものを意識するようになってきちゃってるなって
すごく思っちゃったんですよね
なので今日ここに来てまずこのパンク図を見た時に
これはどういうことだろうっていう風に
自分の中で答えを見つけるというか
何か自分の中で言葉を作らないといけないというか
そういったところにハッてなったというか
久々にそういう感覚に生まれたなっていうところが
ちょっと木島さん立ち止まってましたもんね
これどう言語化しようかなみたいな
そうなんですよ
例えばパンフレットというか
今回の作品の紹介の紙がありましたけど
見るべきか見ないべきかっていうところも迷いましたし
そういった意味では僕は見ないでまず触れるっていうところが
結構面白いポイントかなと思っています
それも全然ありがたいと思います
ああいうのを作るの難しいんですよね
どこまで言おうか
確かに確かに
そうですね
なるほどねありがとうございます
ありがとうございます
最後に次の展開というか
今回第2期ということだったんですけども
この後第3期なのかとか
この先の活動とか
そういったところについて聞かせていただけますでしょうか
何かイメージがあれば
続けていくのが一番大事だなと思っているので
第3期第4期やっていこうと思うんですけど
それぞれ子供たちの事情とか成長ありながらも
僕はやりたいなと思っているんですけど
今回とか前回みたいに毎回テーマを決めて
そのテーマに対して
自由にアプローチして作品を作っていくということを
やりたいなというふうに思いますね
秋図志アートフェスティバルにも参加したいなと
いいですね
僕らは自立してやっているというか
自創してやっているので
時期を合わせたら
会員していただけるかなというふうに思っていて
そうですね
まだ分からないんですけど
もし何かあったら
30:00
ぜひ言っておいていただければ
アートフェスティバルのメンバーも
おつながりありますよね
今この映像を撮ってくれている
ミクスプネクトの方々も
アートフェスの映像とか
そういったところで結構最近関わって
つながりが一個できたんじゃないかな
というふうに思います
ありがとうございます
はい
大変なご了承ですけども
エンディングのお時間ということです
しかちゃん今日は
しんさんにお話を伺っていかがでしょうか
まず久しぶりにこうやって図志レコで
いつも今オンラインが多かったりとかしたので
こうやって実際に来てお話を
ゲストの方に聞けてっていうのが
すごく新鮮で楽しかったですし
私も子どもと関わる仕事をしていて
子どもたちが表現するものって
すごく素晴らしいなと思ってたんですけど
そこに大人が一緒になって
伴奏したりとか
向き合ってみるってことをすると
こうもまたちょっと違った表現になってくるんだな
っていうのを感じられたのがすごく楽しかったので
ぜひ回帰中に6月5日の土曜日まで
来週の土曜日までですね
これが配信が来週の水曜日になるので
4日間チャンスがあるので
ぜひ来てほしいなって多くの方に思いました
配信前にもインスタとかで
告知の方をぜひ僕らもさせていただければと思います
改めて最後に
単単会の情報についてお伝えしますと
第2期のアートエキシビジョン
夢を食べた本は
2021年5月30日の日曜日から
6月5日の土曜日までの7日間
場所は図志市図志4-1-34
矢車ビル1階にて
朝11時から18時まで展覧会を開催しています
会場は今踏切の音もありましたけども
京浜急行の図志早山駅の北口を出て
踏切を渡ってすぐの川沿いのギャラリーになっております
ぜひ足を運んでみてください
ということでリスナーの皆さん
最後までお聞きいただきましてありがとうございました
また次回再来週の水曜日に
お会いできることを楽しみにしています
それではさよなら
さよなら
さよなら
♪~
見てくれてありがとう!
32:33

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