2021-03-09 45:43

ズシレコラジオ #068 「地域の『食』が循環する、ある小屋のはなし。」 Guest: 小野寺 愛さん(一般社団法人そっか共同代表)

【Podcast更新!(3/10)】

ズシレコラジオでは毎回「身近なローカル情報」を発信していますが、そんなローカルからの発信や取り組みは、大きく2つの軸に分けられると考えています。

それは「地域の外にも向けて発信する情報」なのか、「地域内の身近な繋がりやコミュニティに向けたもの」なのか。

今回ゲストにお迎えした小野寺 愛さんからお伺いしたお話は、後者の「地域内の身近な繋がりやコミュニティに向けた発信、取り組み」でした。

逗子のとある小屋を中心にはじまった「食の循環」やコミュニティについて、めいっぱい語って頂きました。ぜひ最後までお聴きください。

番組をもれなく聴くには、各種Podcastでの無料購読が便利です。くわしくはプロフィールのURLにアクセスください。

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#068 「地域の『食』が循環する、ある小屋のはなし。」

(収録時間

- オープニング

- 今回のテーマ説明

- ゲスト小野寺愛さん自己紹介

- うみのじどうかんで起きていること、活動のきっかけ

- もったいない野菜、ビオ・マーケットの話

- ズシレコリスナーさんが関われる方法は?

- 野菜がつなぐ人間関係(Ohanayaさんも)

- もったいない野菜の取り組みで気をつけたいこと

- 農家さんとの信頼関係、お互い声を交わす大切さ

- 消費者である自分からの卒業

- 農家さんと、お互いのニーズを確かめ合った

- 夏みかんが生みだす地域の繋がりとコラボレーション

- 愛さんの中で今”熱い”、コンポストの話

- 食の循環を考えること、子どもたちも気付くこと

- 暮らしのなかで生ゴミともっと向き合う

- 「庭先自然養鶏」が三浦半島で流行り始めている

- 生き物が食物に変わるイメージを

- 暮らしの「言い訳」から一歩踏み出してみる

- エンディング~最後に愛さんからメッセージ

MC

來島 政史(ズシレコ編集長)

三輪 ひかり(ズシレコラジオパーソナリティ)

ゲスト

小野寺 愛さん(一般社団法人そっか 共同代表)

一般社団法人そっか共同代表。Tokyo FM サステナ*デイズ 案内人。 日本スローフード協会三浦半島支部代表、エディブル・スクールヤード・ジャパンのアンバサダー。 NGOピースボートに16年間勤務し、世界中を旅する中で「グローバルな課題の答えはローカルに ある」と気づき、神奈川県逗子市での地域活動に情熱を注ぐ。趣味はカヌー、畑、おせっかい。 三児の母。

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#逗子 #葉山 #鎌倉 #湘南 #三浦半島

#逗子暮らし #逗子市 #葉山町 #ローカルメディア

#黒門とびうおクラブ #そっか #逗子うみのこ

#zushi #hayama #podcast

00:00
こんにちは、図紙レコ編集長の木島雅治です。
こんにちは、パーソナリティの三羽光です。
この番組、図紙レコラジオは、神奈川県の湘南、図紙早間エリアのローカルメディア「図紙レコ」が、
各週水曜日に配信しているポッドキャスト番組です。
図紙早間エリアの自然、遊び、カルチャー、お店情報や、ローカルで活躍するゲストへのインタビューなどを、
心地よい波音のBGMに乗せてお届けしています。
前回は「本当は教えたくない図紙レコおすすめランチ」をテーマにお話ししました。
「本当は教えたくない」というのは、僕がインスタの投稿をするときに思ったんですけど、
「本当は教えたくない」って、身近な人だったら話は別だなと。
ちょっと矛盾してるなと思ったんですよね。
本当は教えたくないんですけど、おすすめだなっていう。
そんな矛盾があるなというのがありつつ、
本当におすすめしたいものを、そういう言い方で共有しました。
私も話してみてすごく思ったのが、
いいなって思うものって、自分の心の中だったりとか、
自分だけのものにしたいっていう気持ちもありつつ、
そういうものを一緒に共有できたりとか、
そうすることで、お店だったり地域だったりとか、
人だったりを回り回って応援することができるってことは、
自分の喜びにもなるし、すごく幸せなことだなっていうことを感じました。
そうですよね。
この身近な情報といえばなんですけど、
僕、ローカルでの発信とか取り組みっていうのは、
大きく二つの軸に分けられるなと最近ちょっと思ってまして、
それはですね、地域の外にも向けたものなのか、
それとも地域内の身近なつながりだったり、
コミュニティに向けたものなのかの二つかなと。
地域の外にも向けたものは、わかりやすいもので言うと、
街のイベントですとか、観光とか、地域活性化につながるようなものが挙げられると思うんですが、
この二つ目の地域内の身近なつながりだったり、
コミュニティに向けた発信や取り組みというのは、
本当にご近所さん同士の関係によって作られて、
発行というか、醸成されていくようなものだと思うんですよね。
そこでですね、今回は図志のとあるコミュニティ内で、
面白い取り組みをされている方をゲストにお迎えしてみました。
一般社団法人即家共同代表の小野寺愛さんです。
よろしくお願いします。
愛ちゃんよろしくお願いします。
今回ね、愛ちゃんをゲストにお呼びしたいなと思ったのが、
そもそもね、愛ちゃんと私は即家っていう、
私が保育士をしている美濃子の共同代表を愛ちゃんがやっていて、
普段からつながりがあるんだけど、
その即家で行っている活動がね、
本当に地域内の身近なつながりとか、
コミュニティに向けて発信したりとか取り組むというものがすごくたくさんあって、
03:03
それがまさにどんどん発行してきてるなっていうのを思っていて、
記事さんと一緒に、
なんかそういう活動とかを紹介できないかなと思った時に、
すぐに思い浮かんだのが即家の取り組みでした。
即家って本当にいろいろやってるんだけど、
その中でも今回は、
ぜひ愛ちゃんにお話ししてほしいなと思ってたのが、
私が保育士もしている美濃子の拠点にもなっている海の児童館っていうところがあるんですけど、
そこに小さな小屋があって、
そこで横須賀のもったいない野菜だったりとか、
ブロマサさんっていう農家さんが作っている野菜を行動購入してたりとか、
する取り組みをしていて、
そこに本当に地域の多くの人たちが参加しているっていうことが起きています。
それを中心に愛ちゃんにはお話を聞きつつ、
本当に地域の食を循環するみたいなことをテーマに、
今日はお話ししてもらえたらなっていうふうに思っています。
はい、まとめありがとうございます。
はい。
ということで、早速なんですが、
愛さん、まず簡単に自己紹介をご自身からお願いできますか?
はい。
ひかちゃんが結構紹介してくれましたけれども、
一般社団法人即家の今共同代表をしています。
もともとは11年前に、
クロモントビュオクラブっていう、
小学生放課後の海の自然クラブを始めたのがきっかけで、
そこから6年後かな、今から5年前に
一般社団法人化して活動が、
認可外保育施設の身の子を作ってみたりだとか、
中高生のためのクラブチームだとか、
それからいろいろあるんですけれども、
わかめを養殖してみたりとか、
蜂蜜を地元の養蜂家さんの協力を得て、
即家蜂蜜も作ってみたりとか、
法人化してから、小学生放課後以外にも、
いろんなところに活動を広げている。
でも中心にあるのは、子どもと一緒に大人も
食べて作って遊ぶというのを、
地域の自然で思いっきりやろうという活動なんですね。
そのいろいろ広がってくる中で、
ご縁あって、東京FMのサステナデイズという、
サステナビリティがテーマの親子で聞けるような
ラジオ番組を担当していたりだとか、
それから食べること大好きなので、
地域の固有種共同料理を守ったり、
志のある生産者さんを支援したりという、
スローフード、三浦半島という活動の代表をしていたりだとか、
それから校庭を畑にしちゃおうという、
アメリカでオーガニックの母と言われるアリス・ウォータースさんが始めた
エリブルスクールヤードという活動の
日本でのアンバサダーをやってたりとか、
そんな感じのことを普段仕事にしています。
もう本当、盛りだくさん。
盛りだくさんですね。
一つ一つに1時間かけてもいいような。
06:03
本当、あいちゃんとは私、
普段もお仕事を一緒にさせてもらっていて、
すごく感じるけど、
あいちゃん本当に大好きなものを大好きって
愛情を持って取り組んだりとか、
活動してたりとか、生活もしているから、
本当、あいちゃんについてたっぷり、
1時間ぐらい話が聞けたらいいなと思いつつなんですけど、
今日はその中でも、
1つ地域の食を循環するという活動について、
話が聞けたらなと思っております。
早速なんだけど、
海の小回る児童館ね、
海の児童館の小屋で行われている活動、
結構今、いろんなものが起きているかなと思うんですけど、
そもそもどうして始まったんだっけっていうことと、
今、どんな活動をしているのかっていうことから、
まずお話をお伺いできますか?
はい。もともとは、保育園を作った時も、
保育園が授業として単体で、
その中でだけ回るものではなくて、
地域のみんなで子どもを育てていこうという
即化の精神がそのまま反映されて
になるといいなって思いが強くあったんですね。
だから先生たちのあり方も面白くて、
ちょっと今日は深入りしないですけども、
メインで入ってくれている保育士さん3人のほかに、
本当にいろんな地域の方が出入りする園なんですね。
地域のみんなで寄ってたかって、
子どもを愛して育てているっていう。
その園の中には、今コロナもあって、
なおさらですけども入りにくいので、
園舎のすぐ外に誰でも立ち寄ることができる小屋を、
これまたその産の子の園児のお父さんの手作りで作りました。
どのぐらいだろうな、
そこ6畳ぐらい、もうちょっとあるかな、8畳ぐらいの。
そうだね、8畳ぐらいかな。
小屋が園舎のすぐ外にあって、
そこには外にベンチも作り置いてあったりとかして、
よくお散歩中のおじいちゃん、おばあちゃんが座ってたりとかするんですけども、
小屋でいろんなことが起こっている中でも、
今日は地域の食の循環ということで、
一番面白いなと思っているのが、
今4年目になるもったいない野菜基金の活動なんですね。
これは農家さんたちが作っている野菜の3分の1が捨てられてしまっている。
捨てられている理由は、
大根とか人参がまたわれしてしまっている形がちょっと企画外だったりとか、
それからこの前はお正月終わったすぐ後に、
金時人参が山となって届きましたけど、
供給型になってしまったものを、
有機野菜から順番に何でも買い取りますという活動を、
みんなで始めて4年になるんですね。
これは即化だけじゃなくて、
街の飲食店、寿司屋、早山、鎌倉の飲食店、
12、3店舗が協力して、
09:02
チームになっているスローフード、三浦半島のみんなで支えている活動なんですけども、
美容マーケットっていう埼玉に工場があるところの、
席にある仕事をしてた人が寿司在住で、
自分のところで扱っている、
全国から集まってくる有機野菜が捨てられているんだ。
農家さんのところでも3分の1捨てられちゃうかもしれないけど、
自分たちが買い取ったものの中でも、
使い切れないのがすごい量出ている。
これを簡単な手数料ぐらいでいいから、
どうせ捨てるんだったら引き取ってもらえないかっていうのが最初のきっかけで、
今も美容マーケットから、この前数えてみたら、
年間平均で130箱から140箱、10キロのお野菜が届くので、
これまでに少なく見積もって、
仕事の捨てられちゃうはずだった野菜をレスキューしたんですね。
美容マーケットからのだけで。
おーすごい。
そこにその美容マーケットへの最低限の手待ちと、
それから輸送コストはかかってしまうので、
大和さんに払っている輸送料の他に、
みんなで少しでもそのもったいない野菜を買わせてもらうことで、
生産者さんに還元できないかということで、
ちょっとそのお金を乗せて販売して、
乗せたお金についてはもったいない野菜基金として、
これまで貯めてきたんですね。
最低限の事務局をやる人の人件費と、
みんなで共同購入した冷蔵庫のお金を差し引いても、
今それがね、3、40万円貯まってて。
えー。
で、そう、これをこの後みんなでどう使うか、
今話している中で有力なのが、
街中の小学校にコンポストを作ろうっていうものだったりとか。
あとはそこの基金のお金を使って、
どうしても困っちゃっている農家さん、
三浦半島にいる農家さんが、
ちょっと出るはずだった椎茸出なくなっちゃって困ってるんですとか、
えーと、もう葉坂駅で次のシーズンの野菜煮て帰るから、
小さいけどブロッコリー取っちゃったのがたくさん余ってるんですとか、
そういうのを買い取るお金にも使って回しているっていう状態なんですね。
そう、もったいない野菜は小屋にね、毎週月曜日にだいたい届くんだけど、
あの子どもたちもね、それをなんとなくリズムとして分かってて、
大和さん来たら、「あ、野菜来たよ」みたいな感じで声かけてたりとか、
お母さんたちもね、お迎え来たら「今日何届いてるかしら」みたいな感じで、
ちょっと覗いて帰ったりとかしていて、
みんなこの生活にもすごくいい循環をね、
食の循環を運んでくれてるなって思ってました。
面白いですね。大和のおじさんが野菜のおじさんみたいな。
大和の方も毎週届くから、
「あ、あの野菜、小屋に置いときますから」みたいな感じで、
すごく分かってくださっていて、
すごくそれも面白いつながりだなと思いながら、
月曜日過ごしてます。
12:00
なるほど。そこでお野菜というのは、
完全に輸送していただいているような形なんですか?
ビオバーケットの野菜はそうですね。
でも三浦半島の農家さんからレスキュー依頼が来て、
取りに行く時っていうのは、農家さん本当に忙しいので、
何か配達のついでがあるわけじゃなければ、
スローフードを三浦半島のメンバーが取りに行って、
それをみんなでピックアップする拠点として、
海の自動販、外の小屋が使われているっていう、
そんな感じですかね。
野菜によっては、鮮度というか、何日も置いておけないものっていうのは、
やっぱりあったりするんですかね?
そうですね。最初は何年もかん年も送ってもらってたんですけど、
やっぱり夏場に刃物が送られてきちゃったりすると、
もうその日のうちに履けないと、すぐ難しくなったりとかするので、
夏場については刃物はストップ、残念ながらしてもらったりとか、
万が一ダメになってしまっても、畑もやっている保育園なので、
土に混ぜ込んだりはできるんですけども、
やっぱり輸送料だけね、
輸送料ってお金のことではなくて、
輸送のエネルギーだけかけてしまうのももったいないので、
ちょっと工夫はしてますね、その辺は。
例えば、今ここのずしレコラジオを聞いているリスナーの皆さんが、
何かこの小屋の取り組みをもうちょっと知りたいとか、
何か自分が関わったりみたいなことを考えた時に、
どういったアクションが取れたりしますかね。
小屋に誰かしら人がいる時は、
近所の人もぜひ寄って買っていってくださいってことにしてます。
でも、すごく自然とね、住み分けがされるというか、
コミュニティの中で子どもが育っている人たちは、
無人販売でも入ってきて、野菜を買っていけるようになっていて、
でも、初めましての人は、小屋の扉が閉じていると、
勝手に入ってこないというか、
人がいる時にここでお野菜買えるの?なんて声をかけてくださる方は、
皆さん、人がいる時を楽しみに寄ってくれるような循環が自然と思われていて、
やっぱり常に人を置くには人件費もたくさんかかってしまうし、
すごく無理のない範囲で、いい感じに進んでいるなという気はしています。
なるほど。なかなか難しいですよね。
一見さんじゃないですけど、初めましてな方が、
無人販売だったらよくね、葉山の方とかにもあったりしますけど、
そういったところにお金だけ置いて野菜を取りに行くみたいなものよりも、
ちゃんとそこでコミュニティに入っていけるというか、
どうもこんにちはっていうところから始まって、
何か繋がりが生まれるというか、
そういったところで、信頼関係じゃないですけど、
そういったものがベースにあるからこそ、
このコミュニティが成り立っているのかなと聞いていて思いました。
その一言の立ち話がものすごく大事って、
前から思ってたんですけど、コロナ禍で一層思いますね。
あとさ、この野菜の私、販売の中でもすごくいいなと思ったエピソードが一個あって、
15:03
それこそ時期によっては少し多めに野菜が届いてしまったりとか、
あと買い取りに来る近所の人が少し少なかったりして、
野菜が余っちゃってた時があったんです。
そしたらそれに気が付いてくれた、
近所にあるお花屋さんっていうスローフードのお店のマスターが、
それでお惣菜を自分で作ってくれて、
もったいない野菜で余ってた野菜で、
お惣菜作って、いくらで売りますから、よかったら来てくださいって言う方で、
そしたらやっぱり、え、嘘?みたいな感じで、買いに来る人がいてっていう形で、
ただそこのお野菜を買うだけじゃなくって、
これをおいしく食べるにはとか、
そこでももったいないっていうことが起こらないようにはどうしたらいいんだろうって、
地域で暮らす人たちが自分で考えて、
そういうふうに行動されたりとか、つながってるっていうのは、
本当に素晴らしいなと思って。
しかもそれをね、宣伝する場が、
もともと子どもを育てるコミュニティがベースにあるから、
そのクローズドのFacebookページで、
トビウオクラブっていう小学生放課後のクラブチームの方にも、
えっと、産み残って保育園の方にも、
あの、紹介することがパッとできる。
あとは、あげますくださいっていうページ、
あげますください、来てくださいっていうページを作ってて、
掲示板的な、あの、それも非公開のページで、
ちょっとそのまだまだ綺麗だけど使えるお下がりとか、
あの、もったいない野菜きたよっていう連絡は、
そこにできるようになっていたりとか。
コミュニティがあった上で、このもったいない野菜始めてるっていうのが、
すごく面白くて楽しくて。
そしてマスターがね、もう本当に素敵で、
その、ただ単純に余ってたら、
お惣菜を作ってくれるだけでも、
まあ、素晴らしいんだけれども、
いつも買い方をすごく、
なんていうのかな、
みんなで買ってる野菜なんだっていう思いをベースに、
気をつけてくださってて、
例えば前の週にも里芋がたくさん届いていて、
今週また里芋来ちゃったよっていうのを、
私たちがあげますくださいのページにアップしたりすると、
マスターは、
そのじゃあ先週のものを全部買ってきますねって思ってたりとか、
今日本当はネギ全部欲しいけどこれ全部持ってったらみんな、
買いに来た人、寂しいかな、
じゃあちょっと一箱置いてくかなみたいな、
その、本当にね、
こう、コミュニティ全体でその野菜を買い支えることを楽しもうっていうのを、
そう、また支えてくれる街の飲食店もあったりして、
で、そんな飲食店があるからみんなそのお店に食べに行きたくなるっていう、
すごく野菜がつないでくれる人間関係があるなぁと思ってます。
あいちゃんなんかさ、逆に、
今ってさ、すごくこの取り組みでさ、
いいなって思うところ、
私自身も感じてるし、
地域の人もね、
今聞きながら思ってくださっている方もいるかなと思うんだけど、
なんかこういうところに気をつけた方がいいんだなっていうことをさ、
学んだこととかさ、
18:00
なんかあったりするのかな。
うん、あの、まずもったいない野菜っていうのは、
どうせ捨てられてしまうんだったら、
少しでも値段をつけて買い取りをして、
で、ついた値段をまた生産者さんとか地域に還元しようという取り組みなんだけれども、
こういう話を聞くと、
あ、それなら私の地域でもできる、
すぐやってみようって真似したいっていう方が、
今ね、フードロスもテレビなんかでも問題に、
話題に上がるようになってきて、
すごく増えていて、
農家さんと話すと、
いや、フードロス話題になってるから、
なんかB級野菜買わせてくださいって、
もう善意に満ちた人たちがね、
B級野菜買わせてくださいって来るんですけど、
B級野菜だけ選別するのも大変なんですよね、とか、
あー、なるほどね。
実際に買ってほしいのは、農家さんとしては、
ピカピカに育った旬の一番おいしいA級の野菜じゃないですか。
でもみんなは善意から残っちゃう野菜があるんだったら、
しかもそれが安く買えるんだったら、
そっちを買いたいっていう、
なんか流行みたいなのが今一方では起こったりもしていて、
でも農家さんが何を一番大事に思ってるかっていうところに、
ちゃんと思い至らないと、
いいことしてるつもりで逆に農家さん困っちゃうみたいなことにも、
なるのかなとは思っています。
それもあって、人がいない時に無人でもったいない野菜を
買ってもらうってことはしてないんですね。
コミュニティの中の人は分かってくれてるから、
いつでもどうぞなんですけど、
有機野菜安く買えるラッキーってなっちゃうと、
本当に一番買い支えたいA級のピカピカの有機野菜が
買われないものになってしまう。
それは避けたいなっていうのは思っていたり、
あとはそのA級の野菜とB級の野菜を選別するのが
実は一番大変なんだっていう農家さんの声をヒントに、
その時畑にあるものを全部買いますっていう人たちが、
例えば30家族40家族いたらすごくそれって
農家さん助かるんじゃないかなって思うようになって。
いつも割と野菜が豊富にあって、
買ってもらえたら嬉しいって言ってくれている、
ソレイユ農家の迎えにある横須賀のブロマサ農園さん。
そこの野菜をその時畑にあるものを何でも買いますって
A級野菜もB級野菜も混ざっている状態で
1500円分買いますっていう仕組み、
共同購入の仕組みももったいない野菜基金と別に作ったんですね。
ブロマサの野菜をそんなことを感じて、
その時畑にあるものって人参が欲しかったのにとか、
ブロッコリーはピカピカじゃなきゃ困るとか言わずに、
逆にそうやって季節を楽しんでみませんかって
農家さん応援してみませんかって、
コミュニティ内で呼びかけたら、
呼びかける前だったですね、
そんなことをやったら興味ある人いるかなーなんて
私が個人アカウントでつぶやいたら、
もう一気にその時90家族ぐらい集まって買いたいっていう人が。
すごい。
今90家族が毎月1回1500円分の野菜を
21:02
ブロマサ農園さんから買ってるんですね。
月によっては株ばっかりになっちゃう時もあるし、
ピカピカの旬の野菜がものすごいたくさん、
これ1500円で買っていいの?っていうぐらい届く時もあるし、
でもその時の畑の様子がよくわかって、
面白くて、株ばっかりになっちゃった時は
ブロマサさんに、農家さんとしてはそういう時期にどうやって食べてるか、
動画で教えてもらったりとかしながら、
みんなで買い支えてるんですけど、
こっちのそのもったいない野菜については、
B級野菜買いますっていうわけにもいかないから、
元々の信頼関係とかが大事かなと思うんですけど、
農家さんを決めてかかってコミュニティで応援するっていう、
その時畑にあるものを全部購入します、
共同購入みたいなのは、どの地域でも始まったらいいなって思ってます。
やっぱりそういったところの取り組みを始めるにあたっては、
農家さんとの信頼関係というか、
A級品もB級品も全部買いますみたいなのだったら、
負担がちょっと少なくなるっていうことですよね。
そうですね。
だってね、実際に畳1畳分でも畑やってみたら分かりますけど、
ピッカピカの人参も、またわれの人参も一緒に育ちますからね。
そうですね。
あとその時に、今、あいちゃんの話を聞いててもすごく思ったし、
今までのブロマサさんの野菜の共同購入の中でも思ったんだけど、
やっていく中で、お互いにとっていい形みたいなのを、
やっぱり対話し続けることがすごく大事なんじゃないかなっていうふうに思っていて、
普段ね、例えばスーパーとかさ、
屋さんで並べられた野菜ってやっぱり生産者さんの顔って見えなくって、
どんな思いで作られてるかとか、
それこそそのA級品とB級品を選別するのが大変だとかって、
全然私たちにはわからないことで、
来た野菜に対しておいしいと思ったりとか、
これは今回小さいなっていうもんか思ったりとかっていう、
こっち側の気持ちばっかり持ってたけど、
そこが生産者さんとつながって、
私たち今こういうふうに感じてるんですけどとか、
これってやってみたらどうですかねって語りかけて、
声を直接聞いて知っていくみたいなのがすごく大事なんだなっていうふうに思って。
本当そう、取り戻したかったのは単純に消費者である自分の卒業っていうか、
だって農家さんいなかったらみんな食べられないと思う。
自分が作りなくてごめんなさいって買わせてくれてありがとうですよ。
だから農家さんの食べ物を作るっていう営みに参加していく、
それを一番やりたくてこれやってるのかなと思ってるんですけど、
食べて作って遊ぶっていうのはもう生きることそのものだから、
それ全部をお金払ってサービスを享受するのではなくて、
なんか参加しに行くって。
それはそのまま幸せだったり面白さにもつながることなのかなと今思ってて。
24:02
だから結構ね、ブロマサさんともいろんなやりとりしてて、
例えばブロマサさんが野菜の鮮度を保てるように良かると思って、
全部ビニールに入れて最初持ってきてくれてたんだけれども、
ここではやっぱりもったいない野菜基金って名前もつけてるぐらいね、
なるべく環境に負荷もなく農家さんの応援にもなって、
自分たちも美味しい野菜が食べれるようにってやってるので、
ビニールとかいいですよって工夫するから、
こっちでなんとかする、早く取りに来てもらえるようにしたりするから、
ビニールとかなるべく入れないでほしいなって言ってから数ヶ月間、
なんかその、紺菜ばっかりになったんですよね。
で、なんか株ばっかりきついなとか、
細い人参いっぱい来たなって、
今これが畑の現状なのかなと思ってたけど、
ちょっとあまりに紺菜多いなと思ったから、理由を聞いてみたら、
いや皆さんビニール使いたくないって言うんで、
でも農家としてはやっぱり鮮度の高い野菜を食べてほしいから、
ビニールなしじゃ葉物とか出せないんですよね、とか、
あとその余ってる野菜の中でも、
例えば大きなスーパーとかに卸したものって、
もうすでに袋に入ってしまっていてとか言うから、
あ、そうだ、すでに袋に入っちゃってるものわざわざ出したりしなくていいですよって、
そういうのはもちろん出してもらって構わないし、
袋も例えば大きいビニール袋に入れてきてもらったら、
その大きい袋の中で切り拭きかけて、
大きい袋自体をリサイクルできるように私たちの方で洗いますからって言ったら、
またピカピカの野菜が届くようになったりね。
やっぱりちゃんと離さないとお互いのニーズが微妙にずれてたりとかすることってあるから、
どうやったら自分の住んでる地域で、
食べ物を作ってくれてる人を一緒に応援できるかっていうのは、
なんかね、いつも考えてたいし、
それがバシッとハマった時に、こう生きてる実感というかね。
本当は自分でも野菜作れたらそれが一番なんですけど。
先ほどあった野菜の収穫量が、例えば紺菜ばっかりになってしまうとか、
季節によってとか供給過多になってしまうみたいなところって、
やっぱりスーパーに行くとあまり感じないですよね。
それが価格に反映されてたのか、やっぱりいろんな人の努力によって、
スーパーの店頭にはいつも同じ種類の野菜が季節問わず並んでいるなって、
今ちょっと実感したんですけど、
そういったところを農家さんとのやり取りを含めて、
その種類とか収穫量によって季節を感じることができるのかなっていうところを、
すごくいいなって僕はちょっと思いましたね。
なんか今年も本パルキャベツ始まったねとかね、すごく楽しいですね。
あとは私たちは毎年、町の夏みかんを子どもたちと一緒に集めて回るっていうこともしていて、
それは今から6、70年前に御用亭が葉山にありますけども、
天皇陛下の代々反映する健康、健やかな国づくりを記念して、
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夏みかんの苗が配られたんですね。
7、80年前この辺の家には御用亭でもらってきた夏みかんの苗を植えたご家庭がたくさんあって、
7、80年前の話だから、今夏みかんが終わっている木にお住まいの方って結構高齢の方が多くて、
夏みかん見てても下の方は収穫できても、上の方はちょっともう取られずに放置されているような家もたくさんある中で、
子どもたちと一緒にピンポーンって取れてない夏みかん取らせてもらってもいいですかって。
収穫させてもらう中で、まさにそこで会話も生まれるし、
収穫させてもらった夏みかんは子どもたちと一緒に夏のかき氷で食べるシロップにしたりする他に、
よろこビールっていうね、やっぱりこの辺ベースの最高のクラフトビール屋さんに、
その夏みかんを使ったセゾン作ってもらってまして、
ピーチマフィンだったりいろんなところでタップでも飲めるようになる最高の夏みかんビールなんですけど。
ラベルも可愛い感じですけど、あれも子どもたちが書いてるんですかね。
ラベルはね、これまた地域で循環してるんですけど、デザインを子どもたちが考えて、
それを実際のロゴに起こしてくれたのは、花井佑介さんってやっぱり世界中で活躍してるアーティストの方。
彼も図書館中なんですよね。
そうですよね。ビームスとコラボしたり、いろんな有名な、いろんなところで最近見かけますし、図書の中でも見かけますよね。
そう、だからなんかね、自分たちで取ってきた夏みかんを、街のビール屋さんがちゃんと商品にしてくれたり、
自分たちが考えたロゴを世界的なアーティストがデザインしてくれたり、
それから自分たちも食べてるもったいない野菜で、街のスローフードビストロのシェフがお惣菜作ってくれたりって、
すごく身近に、地域の大人たちが食べて作って遊ぶ様子を子どもたちが感じてる。
それはもうね、どんな教育よりもね、自分が楽しんじゃってる背中を見せる大人がいるっていうのは、いいなーって思ってやってるんですよね。
いや、最高の教育だと思う。
大人がね、楽しんでないとね。
なんかさあ、あいちゃん、今さあ、そっかの小屋の話を中心に、地域の食を循環するっていう話をしてもらったんだけど、
そっか以外にさ、もしこの地域とかで起きていて、あいちゃんが面白いなとか、ぜひ紹介したいなと思う、地域の食を循環するっていう活動があったら、それも教えてもらえますか?
今、私の中でもうなんかゴホゴホと炎が燃えるように熱い話が一つあって、
つい先週なんですけど、横浜国立大学付属鎌倉小学校に半年前に始まったコンポストの視察にできたんですね。
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この横浜国大付属鎌倉小学校では、600人の子どもたちが暮らしていて、
670人の子どもたちの給食の残飯とか、給食作る時の野菜のくずとか、やっぱすごい量で、
どれだけ頑張って先生たちが減らそうとしても、毎日24キロ、年間で4トンぐらいの生ゴミが出るんですね。
これ、寿司市内でも寿司商とか、ひさぎ商学校とかだと、ちょうどやっぱり600人から800人みたいな規模の学校なので、
どこの学校でも4トンの生ゴミが毎年出ている。それをコンポストにできないかということで、
やっぱり町の造園屋さんの寿司ガーデンさんの協力を得て、1メートルかける2メートルぐらいの大きさの木箱を8つ設置したコンポストを半年前に鎌倉小学校では導入したんですね。
微生物の働きと、みみずの働きの力を借りて、生ゴミをその土の中に混ぜ込むと、3ヶ月間で大秘になるっていう。
もともと生ゴミの焼却費用って200キロあたり1万円かかってたんですって。
お金だけじゃなくて、ほぼ90%が水である生ゴミをわざわざトラックに乗せて、ガソリンを使って運搬して焼却するのにもまたエネルギーを使ってって、ものすごい二酸化炭素の排出もしていて、
かつ学校の校庭ってカチカチで土もないから、理科の栽培学習とかでも先生たちホームセンターで売ってるような袋入りの土を買ったりしてる。
だからそれが全部コンポストでつながるっていう。
あー面白いね。
もともと焼却費用がかかってるものがかからなくなるわけだから、コンポストの初期設置費用とか、1日大体15分ぐらいは誰かが生ゴミを混ぜ込むっていう仕事が発生するんだけれども、
多分その分の微々たる人件費とか、そういうのは焼却費用がなくなることとか、栽培学習のための土を買う費用がなくなることで十分に年出できるっていう話で、
これはって今思って、もう図ししない小学校5つしかないから、ぜひやりたいなと思うし、
それこそ「うみのこ」っていう私たちの保育園を地域に開いてるような感覚で、もし小学校が町の資源ステーションになることができたら、
近隣の飲食店なんかもきっと処理しきれない、膨大な生ゴミ出してるので、飲食店の人が日々小学校にこんにちはって入ってきて、
自分のところで出た生ゴミを入れていって、退費ももらったりする、お世話になってる分、じゃあ子どもたちに何か自分たちもできることないかなって当然思うようになる。
繋がり直しの場にもなるんじゃないかなと思ったりして、今ちょっとそれをどうしたらできるかっていうのを、
33:04
とりあえず図書消費者省のいわゆる美化委員会、課談をやっていたりとか、文化委員会って地域の人を呼んできて、
学校の中で講演をする委員会とか、なんか不保ベースでまずはちょっとヒアリングというか、できないかなっていうのを探ってるところなんですよね。
食のさ、ことを考えるとどうしても作ることと食べることっていうところまではすごくいろんな人が考えがさ、
むくし、なんか自分にもできることってあるかなって思うけど、食べた後のこと、その残ったものとか生ゴミのことってなかなかやっぱ、
気づいてないというか、あんまり思考の中になかったかもしれないなと思っていて、でもなんかそこまでできるともう本当に循環しだすよね。
しかもどの学校でも4年生が社会科でゴミの学習っていうのをするんだけれども、この前その半年経ってコンポストが実際に稼働して、
自分たちの生ゴミが大秘に変わって、その大秘を3年生が移動して果壇を作ったっていう、その循環の授業を4年生の社会科で、食育の先生と社会科の先生が一緒にやっててね。
なんかそのゴミっていうのはつまり、燃やして捨ててしまうものはゴミだけれども、こうやって土に変わるのであれば資源なんだねっていう気づきを子どもたちがね、見つけてて。
すごいね、生ゴミがお花になっちゃったんだねっていうコメントもあったりして。
そういう生きた体験を私たちはあまりに子どもたちから奪ってしまったんじゃないか。
一般的なその小学校4年生の社会科は教科書の中でその循環を見て、遠足、社会科見学で多分町の資源センターには行くのかな、リサイクルセンター。
でもそこで生ゴミはこうやって燃やされますっていうのを見るのと、少なくとも自分たちの小学校から生ゴミは出てないよねってなぜならばっていうのを校庭で毎日見てるのと、全然違うんじゃないかなって思ったりして。
そしたらその授業の中で子どもたちから出た声で、そのうち全てのゴミが資源に変わることで、リサイクルセンター、ゴミ焼却場そのものが町からなくなっても住むような町づくりをしたらいいんだねっていうことを言ったと思って。
すごいね。
いや、ほんとそうだよって思うけども、大人だとすぐそんなことできるわけないじゃんとか、コストがとか前例がないとか。
前例がないじゃなくて、今それやらないとこのままじゃ地球が続いていかないっていうのがだんだん見えてきた時代なわけだから。
やっぱり一番身近な毎日自分が食べるものがどこに行くのか、それはもう一回資源になるっていうことは、いや本気でやらなきゃいけないなっていうのをね、そう思ってるんですよね。
我が家の話をちょっと入っちゃうんですけど、我が家でもコンポストというか、キエロっていう生ゴミをね、土に返すっていうようなやつを導入してまして、それを導入しだしてからゴミの量がだいたい半分になったんですよ。
36:13
ほんとそうなる。
ほんとに半分になるだけじゃなくて、料理をする時にも、例えばその紺菜とか人参とかヘタの部分とかちょっと切るんですけど、ここまでは食べれるかなみたいな感じで、ちょっとギリギリまで残したりとか、ギリギリまで残したものもなんかちょっと何かできないかなとか。
そんな感じで生ゴミを自分で処理するというか、土に返すってことでちょっと細かく刻んでから土の中に返したりとか、みたいなことで、やっぱり食を食べた後のことを考えることに繋がったなというふうに思ったんですよ。
ほんとほんと。
それに何より毎日土をいじっていると楽しいと。そこも大きいですね。
この前ね、友達と話してて、東京に行くとすごく街が密だから、人もいっぱいいるからどうしても何度も何度も手を消毒しなきゃいけない、今ご時世的に。
私の友達は図書館に帰ってくると、だいたいまず一番にするのが土を触って菌を取り戻すこと。悪い菌も消毒できてるかもしれないけど、いい錠剤菌も消しちゃってるから、土に触ることでそれを一回取り戻すところから始めてるって言って、いやほんとそうだよなって思ったりして。
面白いね。
面白いですね。
あとはね、うちはキエロの他に、キエロも分解してゴミを消して土に戻すだけじゃなくて、ちょっと形を変えてコンポストにしようかなって、大秘を作る風に変えようかなと思ってるんですけど、それと他に夏前くらいからニワトリを飼い始めて。
お、妖猛ですね。
ニワで。これ今流行ってるんですよ三浦半島で。
みたいですね。
ハッシュタグ三浦半島にわさき自然養鶏で。
ハッシュタグも。
去年の4月から7月にかけて三浦半島の中でニワトリ飼い始めた家族が25家族かな。
ニワトリがいる暮らしってすごくて、コンポストに入れる野菜もほとんどなくなっちゃう。
あーなるほどね。家族が食べてる野菜の皮はネギ類以外は全部ポンポンポンって私フードプロセッサーに入れて朝かーってして、その野菜クツと出し取りした後の鰹節だったり煮干しだったり乗っけて、前の夜のご飯ちょっと余ってるのも乗っけて、ニワトリが全部食べてくれて、そうすると肥料としての糞を提供してくれてみたいな。
生後半年でニワトリたちはゴトウモミジっていう品種を飼ってるんですけど、ゴトウモミジだと毎日1個卵産んでくれる。
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そのゴミが卵に変わっちゃったっていう。それとお肉の大切さも身にしみるようになるんですね。それは環境負荷なく家族が普通に暮らしてる中で出る野菜クズだけで育つニワトリってやっぱり人間1人当たり1羽ぐらいっていうか、うちだと5人家族で4羽が美味しく食べられる野菜クズが毎日出るんだけれども、
普通にそうやって新しく鳥のために餌を飼ったりとかするんじゃなくて、人と共存できる暮らしの中で育つお肉、ニワトリが1人1羽ぐらいなんだと思うと、1年に1羽ぐらいしか肉って本当は環境負荷なく食べることはできないんですよね。
本当は穀物として食べたら、地球全体で言えばエネルギー効率のいいことを、牛さんだったり鳥さんだったり豚さんに食べさせる飼料のための穀物を育てることでも、すごい環境負荷をかけてるわけじゃないですか。
そういうのが言われてもピンとこないけど、ニワトリに毎日自分たちの野菜クズをあげてるとすごくこうね、じわっとくるんですよね。
だから土を作って卵を自給する、残念ながら私たちは可愛くなっちゃってニワトリ占めることは自然死するまでできなそうなんですけど。
卵自給して自分たちの土を作ってちょっとでも野菜育てるっていう暮らしがね、そう実は地域の食の循環には一番なんか近道なんじゃないかなって思ったりしてます。
やっぱり生き物がね、食物に変わるというか、変えているんだっていうことを子どもたちが肌で感じられますよね、そういうのは。
シネマアミーゴの長島玄さんのね、ページを用形を始めていて、その様子をノートに投稿しているんですけども、それで見たりとか、実際にその様子をね、お庭で飼っている様子を見させてもらったりとか。
子どもと一緒に行ったんですけど、ちょっとニワトリ抱っこさせてもらったりみたいな。その体験をすると、鶏肉とかを食べようっていう時に思い出すんですよね。
僕が伝えたからなんですけど、これあのニワトリさんだよみたいな感じすると、やっぱり何か考えたような表情をするんですよね。
その気づきとか一瞬考えることすごく大事ですよね。
本当だね、なんか地域の食を循環するって言っても、本当自分の家庭っていうコミュニティでも考えられるし、職場っていうコミュニティとか、もうちょっと大きく地域っていうところか、もしかしたら日本とか世界って本当に、
いろんな規模感で私たちはその食を循環するっていうことを考えられるだろうし、なんかあの行動もできるんだなっていうのを今回あいちゃんとお話し聞いてすごく思いました。
42:00
ベランダでもあのニワトリ飼ってる人いるから、うちはちょっとマンションだからとかって言うのは言い訳かもしれない。
そうですね、何かとこう無意識のうちに言い訳を作っちゃうような暮らしになってしまっているのかもしれないですね。
その言い訳をね、私もずっとニワトリは気になってたけども、なんか旅行できないじゃんとかね、思って踏み切れなかったのがコロナで時間ができたことで始められたんですけど、
その自分の中の小さな言い訳を一つずつ外してちょっと一歩踏み出してみるっていうのは、すごい幸せにつながるんだなっていうのを実感してて。
なるほど、今僕初めていわれている新しい生活様式ですか、みたいなものってこういうことかなってちょっと今腹を落ちてしまいました。
いやー、もう是非ね、あの月の「ずしレコラジオ」でショーファームのショウさんか、鎌倉小学校の職域の餅月先生、インタビューしてほしいんですけど、
ショウさんなんか言ってましたよ、ポストコロナは庭先養鶏である。
もう言い切ってます。なるほど。詳しくお話伺いたいです。
ねー、是非。
[音楽]
「ずしレコラジオ」
大変なご了承ですけども、ずっと一日中聞いていられるようなお話、貴重なお話いただいているんですけども、今回もエンディングのお時間がやってまいりました。
はい、あいさん今回ご出演いただき、本当にありがとうございました。
こちらこそ楽しかったです。もし気になる方は人がいるときに、是非「海の児童館」の小屋にね、立ち寄ってもらえたらと思います。
はい、ありがとうございます。
最後に今一言言っていただきましたが、リスナーの皆さんに何かメッセージ、他にあればお願いできますか。
メッセージですか。
[笑い]
いや、なんかそんな大それたことは何もないんですけど、でも、あのー、ほんとこの1年間、ポストコロナのね、新しい生活様式で、
鶏を飼い始めたりとか、えーと、これまではもらってきてた家庭菜園用の大皮を作ってみようって思うこと、
ちょっとめんどくさそうだな、難しそうだなっていうのを、時間を作ってやるっていう、なんかそれ始めたら、幸せ度がやるだけ増してくんですよね。
あのー、星の王子様で、狐が王子様にこう、どうして僕はあんなにバラが好きなんだろうっていう時にね、
それは君があのバラに対して時間をかけたからだ、みたいなこと言うんですよね。
時間と場所をいっぱい共有して、めんどくさいこともやってきたから、君はそんなにそのバラが気になるんだよって。
それって全部に対する真理かなと思ってて、
どれだけ時間と場を、本当はこうだったらいいのになって思う世界に使っていくことができるか、
なんかそれが人生の幸せに直結するんじゃないかなって思ってます。
45:01
なるほど、すごく本質的なメッセージありがとうございます。
ありがとう、あいちゃん。ありがとう。
はい、えーと、しれこラジオ、今日の配信はゲストに一般社団法人即家の共同代表小野寺愛さんを迎えしてお送りしました。
それでは皆さん、また次回、再来週の水曜日にお会いできることを楽しみにしています。
それでは、さようならー。さようならー。さようならー。
♪~
「別の世界へと」
45:43

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