ブロマサ農園さんから買ってるんですね。
月によっては株ばっかりになっちゃう時もあるし、
ピカピカの旬の野菜がものすごいたくさん、
これ1500円で買っていいの?っていうぐらい届く時もあるし、
でもその時の畑の様子がよくわかって、
面白くて、株ばっかりになっちゃった時は
ブロマサさんに、農家さんとしてはそういう時期にどうやって食べてるか、
動画で教えてもらったりとかしながら、
みんなで買い支えてるんですけど、
こっちのそのもったいない野菜については、
B級野菜買いますっていうわけにもいかないから、
元々の信頼関係とかが大事かなと思うんですけど、
農家さんを決めてかかってコミュニティで応援するっていう、
その時畑にあるものを全部購入します、
共同購入みたいなのは、どの地域でも始まったらいいなって思ってます。
やっぱりそういったところの取り組みを始めるにあたっては、
農家さんとの信頼関係というか、
A級品もB級品も全部買いますみたいなのだったら、
負担がちょっと少なくなるっていうことですよね。
そうですね。
だってね、実際に畳1畳分でも畑やってみたら分かりますけど、
ピッカピカの人参も、またわれの人参も一緒に育ちますからね。
そうですね。
あとその時に、今、あいちゃんの話を聞いててもすごく思ったし、
今までのブロマサさんの野菜の共同購入の中でも思ったんだけど、
やっていく中で、お互いにとっていい形みたいなのを、
やっぱり対話し続けることがすごく大事なんじゃないかなっていうふうに思っていて、
普段ね、例えばスーパーとかさ、
屋さんで並べられた野菜ってやっぱり生産者さんの顔って見えなくって、
どんな思いで作られてるかとか、
それこそそのA級品とB級品を選別するのが大変だとかって、
全然私たちにはわからないことで、
来た野菜に対しておいしいと思ったりとか、
これは今回小さいなっていうもんか思ったりとかっていう、
こっち側の気持ちばっかり持ってたけど、
そこが生産者さんとつながって、
私たち今こういうふうに感じてるんですけどとか、
これってやってみたらどうですかねって語りかけて、
声を直接聞いて知っていくみたいなのがすごく大事なんだなっていうふうに思って。
本当そう、取り戻したかったのは単純に消費者である自分の卒業っていうか、
だって農家さんいなかったらみんな食べられないと思う。
自分が作りなくてごめんなさいって買わせてくれてありがとうですよ。
だから農家さんの食べ物を作るっていう営みに参加していく、
それを一番やりたくてこれやってるのかなと思ってるんですけど、
食べて作って遊ぶっていうのはもう生きることそのものだから、
それ全部をお金払ってサービスを享受するのではなくて、
なんか参加しに行くって。
それはそのまま幸せだったり面白さにもつながることなのかなと今思ってて。
だから結構ね、ブロマサさんともいろんなやりとりしてて、
例えばブロマサさんが野菜の鮮度を保てるように良かると思って、
全部ビニールに入れて最初持ってきてくれてたんだけれども、
ここではやっぱりもったいない野菜基金って名前もつけてるぐらいね、
なるべく環境に負荷もなく農家さんの応援にもなって、
自分たちも美味しい野菜が食べれるようにってやってるので、
ビニールとかいいですよって工夫するから、
こっちでなんとかする、早く取りに来てもらえるようにしたりするから、
ビニールとかなるべく入れないでほしいなって言ってから数ヶ月間、
なんかその、紺菜ばっかりになったんですよね。
で、なんか株ばっかりきついなとか、
細い人参いっぱい来たなって、
今これが畑の現状なのかなと思ってたけど、
ちょっとあまりに紺菜多いなと思ったから、理由を聞いてみたら、
いや皆さんビニール使いたくないって言うんで、
でも農家としてはやっぱり鮮度の高い野菜を食べてほしいから、
ビニールなしじゃ葉物とか出せないんですよね、とか、
あとその余ってる野菜の中でも、
例えば大きなスーパーとかに卸したものって、
もうすでに袋に入ってしまっていてとか言うから、
あ、そうだ、すでに袋に入っちゃってるものわざわざ出したりしなくていいですよって、
そういうのはもちろん出してもらって構わないし、
袋も例えば大きいビニール袋に入れてきてもらったら、
その大きい袋の中で切り拭きかけて、
大きい袋自体をリサイクルできるように私たちの方で洗いますからって言ったら、
またピカピカの野菜が届くようになったりね。
やっぱりちゃんと離さないとお互いのニーズが微妙にずれてたりとかすることってあるから、
どうやったら自分の住んでる地域で、
食べ物を作ってくれてる人を一緒に応援できるかっていうのは、
なんかね、いつも考えてたいし、
それがバシッとハマった時に、こう生きてる実感というかね。
本当は自分でも野菜作れたらそれが一番なんですけど。
先ほどあった野菜の収穫量が、例えば紺菜ばっかりになってしまうとか、
季節によってとか供給過多になってしまうみたいなところって、
やっぱりスーパーに行くとあまり感じないですよね。
それが価格に反映されてたのか、やっぱりいろんな人の努力によって、
スーパーの店頭にはいつも同じ種類の野菜が季節問わず並んでいるなって、
今ちょっと実感したんですけど、
そういったところを農家さんとのやり取りを含めて、
その種類とか収穫量によって季節を感じることができるのかなっていうところを、
すごくいいなって僕はちょっと思いましたね。
なんか今年も本パルキャベツ始まったねとかね、すごく楽しいですね。
あとは私たちは毎年、町の夏みかんを子どもたちと一緒に集めて回るっていうこともしていて、
それは今から6、70年前に御用亭が葉山にありますけども、
天皇陛下の代々反映する健康、健やかな国づくりを記念して、
夏みかんの苗が配られたんですね。
7、80年前この辺の家には御用亭でもらってきた夏みかんの苗を植えたご家庭がたくさんあって、
7、80年前の話だから、今夏みかんが終わっている木にお住まいの方って結構高齢の方が多くて、
夏みかん見てても下の方は収穫できても、上の方はちょっともう取られずに放置されているような家もたくさんある中で、
子どもたちと一緒にピンポーンって取れてない夏みかん取らせてもらってもいいですかって。
収穫させてもらう中で、まさにそこで会話も生まれるし、
収穫させてもらった夏みかんは子どもたちと一緒に夏のかき氷で食べるシロップにしたりする他に、
よろこビールっていうね、やっぱりこの辺ベースの最高のクラフトビール屋さんに、
その夏みかんを使ったセゾン作ってもらってまして、
ピーチマフィンだったりいろんなところでタップでも飲めるようになる最高の夏みかんビールなんですけど。
ラベルも可愛い感じですけど、あれも子どもたちが書いてるんですかね。
ラベルはね、これまた地域で循環してるんですけど、デザインを子どもたちが考えて、
それを実際のロゴに起こしてくれたのは、花井佑介さんってやっぱり世界中で活躍してるアーティストの方。
彼も図書館中なんですよね。
そうですよね。ビームスとコラボしたり、いろんな有名な、いろんなところで最近見かけますし、図書の中でも見かけますよね。
そう、だからなんかね、自分たちで取ってきた夏みかんを、街のビール屋さんがちゃんと商品にしてくれたり、
自分たちが考えたロゴを世界的なアーティストがデザインしてくれたり、
それから自分たちも食べてるもったいない野菜で、街のスローフードビストロのシェフがお惣菜作ってくれたりって、
すごく身近に、地域の大人たちが食べて作って遊ぶ様子を子どもたちが感じてる。
それはもうね、どんな教育よりもね、自分が楽しんじゃってる背中を見せる大人がいるっていうのは、いいなーって思ってやってるんですよね。
いや、最高の教育だと思う。
大人がね、楽しんでないとね。
なんかさあ、あいちゃん、今さあ、そっかの小屋の話を中心に、地域の食を循環するっていう話をしてもらったんだけど、
そっか以外にさ、もしこの地域とかで起きていて、あいちゃんが面白いなとか、ぜひ紹介したいなと思う、地域の食を循環するっていう活動があったら、それも教えてもらえますか?
今、私の中でもうなんかゴホゴホと炎が燃えるように熱い話が一つあって、
つい先週なんですけど、横浜国立大学付属鎌倉小学校に半年前に始まったコンポストの視察にできたんですね。
ベランダでもあのニワトリ飼ってる人いるから、うちはちょっとマンションだからとかって言うのは言い訳かもしれない。
そうですね、何かとこう無意識のうちに言い訳を作っちゃうような暮らしになってしまっているのかもしれないですね。
その言い訳をね、私もずっとニワトリは気になってたけども、なんか旅行できないじゃんとかね、思って踏み切れなかったのがコロナで時間ができたことで始められたんですけど、
その自分の中の小さな言い訳を一つずつ外してちょっと一歩踏み出してみるっていうのは、すごい幸せにつながるんだなっていうのを実感してて。
なるほど、今僕初めていわれている新しい生活様式ですか、みたいなものってこういうことかなってちょっと今腹を落ちてしまいました。
いやー、もう是非ね、あの月の「ずしレコラジオ」でショーファームのショウさんか、鎌倉小学校の職域の餅月先生、インタビューしてほしいんですけど、
ショウさんなんか言ってましたよ、ポストコロナは庭先養鶏である。
もう言い切ってます。なるほど。詳しくお話伺いたいです。
ねー、是非。
[音楽]
「ずしレコラジオ」
大変なご了承ですけども、ずっと一日中聞いていられるようなお話、貴重なお話いただいているんですけども、今回もエンディングのお時間がやってまいりました。
はい、あいさん今回ご出演いただき、本当にありがとうございました。
こちらこそ楽しかったです。もし気になる方は人がいるときに、是非「海の児童館」の小屋にね、立ち寄ってもらえたらと思います。
はい、ありがとうございます。
最後に今一言言っていただきましたが、リスナーの皆さんに何かメッセージ、他にあればお願いできますか。
メッセージですか。
[笑い]
いや、なんかそんな大それたことは何もないんですけど、でも、あのー、ほんとこの1年間、ポストコロナのね、新しい生活様式で、
鶏を飼い始めたりとか、えーと、これまではもらってきてた家庭菜園用の大皮を作ってみようって思うこと、
ちょっとめんどくさそうだな、難しそうだなっていうのを、時間を作ってやるっていう、なんかそれ始めたら、幸せ度がやるだけ増してくんですよね。
あのー、星の王子様で、狐が王子様にこう、どうして僕はあんなにバラが好きなんだろうっていう時にね、
それは君があのバラに対して時間をかけたからだ、みたいなこと言うんですよね。
時間と場所をいっぱい共有して、めんどくさいこともやってきたから、君はそんなにそのバラが気になるんだよって。
それって全部に対する真理かなと思ってて、
どれだけ時間と場を、本当はこうだったらいいのになって思う世界に使っていくことができるか、
なんかそれが人生の幸せに直結するんじゃないかなって思ってます。