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絶望カフカの何者かになりたいラジオ、この番組は元アスリートのカフカが日々の絶望と些細なヒントをお送りするラジオです。
最近の絶望は12時間寝たことです。
さて今回はですね、ボイシーで起用分析博士さんが言われていたことを受けて、僕自身が考えたこと、思ったことをお話していきたいと思います。
非常に人気のパーソナリティーである起用分析博士さん、僕すごく好きでいつも聞かせていただいているんですが、
今日の放送で人生は一発勝負ではないというタイトルでお話をされていたんですよね。
僕自身はアスリートとして選択と集中、一本勝負というところでアスリート人生に一発勝負してきたわけなので、ちょっとこの放送が刺さったんですよね。
その話をしていきたいと思います。
ぜひ起用分析博士さんのボイシー聞かれてみてください。
リンク貼っておきますね。
そのボイシーの中で人生は一発勝負ではない。
その具体例として挙げられていたのが中学受験でした。
ハックさんもですね、中学受験されたそうなんですが、中学受験する、そして受かるか落ちるかって、それで人生が決まってしまうような錯覚に陥るじゃないですか。
でもそんなことはないんだと。
たとえ失敗したとしても、その失敗から学ぶことはできるし、それを分析してその糧にできるし、何ならその失敗したことが後の人生にとって良かったと思える。
そんなことってあるよね。そんなお話をされていました。
そしてハックさんは、その失敗が全てだって捉えるんじゃなくて、機械に投資して、失敗に投資して、学習に投資する。
そういう世の中であるべきじゃないかっていうふうに言ってました。
そうですよね。こう失敗を恐れて、いろんな機械を自分から作りに行こうとしなければ、その成長もなければ学習もないっていうことですよね。
さらにハックさんは具体例を挙げてこんなふうにもおっしゃってました。
世の中の論調として、例えば都知事選を例に挙げて石丸さんが2位になってしまって、その後どうするんですかっていうインタビューに対して、国政選挙に出るのも一つの可能性だっていうふうに言ったことに対して、メディアがパッシングするっていうのもいかがなものかみたいな話もされていましたね。
とかく、やっぱり特に日本人はこの一世一代の勝負とか死に物狂いで特攻するような気持ちで何かに取り組んでますっていうストーリーが好きなんだろうなぁっていうふうに思いましたね。
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で、話は戻りますが、僕自身の例を挙げるとですね、アスリートとしてそれこそ一世一代の勝負だと思って進路も企業を選ぶ時も実業団っていう道を選んできたわけです。
そして、スポーツでパフォーマンスを上げていって世界に行くんだ、日の丸を背負うんだっていうことをそれだけを選択して集中してやってきたわけですよね。むしろそれを自分に言い聞かせて、それをモチベーションにして、いろんな選択肢をなかったことにしてきた。
そんな側面ってすごくあるなっていうふうに思ってます。特に長い間アスリートをやるっていうのはそういった側面ってあるような気がするんですよね。ただどこか自分の中でやっぱりそれだけでいいんだろうかっていう気持ちはあって、
そうですね、オンラインコミュニティに属してみたり、フライヤーブックラボっていうオンラインコミュニティに属してみたり、全然競技と関係ない人間関係を作ってみたり、こういうスタイルを謎に始めてみたりしているわけです。
それで引退をして、ある種そういう陸上競技ではない、スポーツではない人間関係に救われたっていう一面があったので、そういう機会に投資をしたということが結果として僕にとってすごく良かったなというふうに思えるわけですね。
これって分散投資っていう考え方なのかもしれないんですけど、これはなかなか自分の中では言語化しづらい領域だなというふうにも思ってます。
僕自身は一極集中をしていたつもりだけども、知らず知らずのうちに分散投資をしていたおかげで、その分散投資の一極集中ではないところに救われたっていう感じがしているんですよね。
僕はこのハックさんの放送を聞いて何を思い出したかというとですね、ストーリーが世界を滅ぼすという本を思い出しました。
非常に難しい本ではあったんですけれども、その中ですね、ストーリーが世界を滅ぼすというタイトルの通り、人間というのはストーリーをあまりに信じすぎているというか、そもそもそういう生き物だよねっていう話がされているんですよね。
この本の中では、物語が他人の心に影響を与える唯一にして最強の方法とあります。
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古くは神話みたいなところもそうですし、大衆先導するためのストーリーみたいなところもありますよね。
もっとスポーツで言えば、下国上のストーリーに人々が感動するっていうのもそうだし、もっと個人に目を向ければ苦労した選手が夢の舞台に立つみたいなところに人は感動するじゃないですか。
そういった意味で、この本で作者はコミュニケーションは人をなびかせるためにあるみたいな風に言ってるんですよね。
だからその物語っていうことを使うことが人の思考と行動に大きな影響を与えると。
だから、一発勝負の物語というのに人はやっぱり心をなびかせやすいんですよね。
で、実はこの本の中でストーリーを語る人には注意せよって書かれているんですが、
最後に書かれているのがですね、実はそのストーリーを語るのは自分自身であるっていう風に書かれているんです。
つまりどういうことかというと、いろんな人のストーリーになびかせられているっていう風に錯覚しているけれども、実はそのストーリーを作っているのは自分自身なんだと。
自分がこんな風なストーリーで一発勝負でやったらかっこいいじゃないかとか、成功できるじゃないかっていう風に自分自身を言い聞かせているそのストーリーに注意せよっていう風に言ってるんですよね。
あるいはそんなストーリーから外れてしまった自分の人生は価値がないのではないかと思わされている。
そういう風に思っているのは自分自身のバイアスのせいなのではないか、そんな風に言っているんですよね。
まさしくこれはこのボイシーでハックさんが言ってた通り一発勝負に注意せよっていうところの自分自身の在り方に注意した方がいいんじゃないかなっていうことだなって僕は思ったんですよね。
そういう風に自分の心を奮い立たせるのはいいと思うんですけど、どこかそのストーリーを作っているのは自分自身なんだっていう風に思っておく。
それはある種メタ認知なんだけれども、その視点というのは一つ大事なのかなっていう風に僕は思いました。
なんか僕自身の話ばっかりで恐縮なんですけど競技人生ではちょっとその視点というのは欠けていたかなという風に思っていたりしますし、
今現時点で自分はこんな風になってこんな風になったらいいのになっていう気持ちはありつつ、
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でもその気持ち、そのストーリーに引っ張られすぎないっていうのは大事なことなのかなって思ったりします。
人生は思うようにいかないじゃないですか結局。
それにやっぱり人生にはコントロールできるところとできないところがあって、
もっと面白い人生にしたいなって思ったらコントロールできるところでいかに自分が面白く失敗したとしてもチャレンジできるかみたいなところに僕は注力していきたいなっていう風に今は考えています。
というわけで今回はボイシー企業分析博士さんの放送を聞いて、僕自身が思ったことをお話してみました。
最後までお聴きいただきありがとうございました。ではまた。