「ほんのれんラジオ」は、ゆるく深く、本と遊ぶ教養系コンテンツです。
30代の女性編集者4人が、「お金って?」「スマホ中毒?」「ホントのわたし?」など気になる問いをめぐって、厳選した5冊+αの本を紹介しながら語ります。
登場するのは、話題のベストセラーから最先端の科学本、骨太な古典まで。
聞くだけで、多彩な本をつまみ食いできちゃいます。「本の連」にCOME JOIN US!
<出演>
ニレヨーコ(仁禮洋子):大阪育ちNY仕込みデザイナー。特技は西洋占星術。
はるにゃ(山本春奈):長崎の海辺に暮らす、のんびりエディター。
おじー(尾島可奈子):民芸品好き、舞台役者もこなす万能ライター。
ウメコ(梅澤奈央):動画も本も倍速で情報摂取する猛進型ライター。
★カバーアート special thanks!!
イラスト:須山奈津希さん/デザイン:MIDORISさん
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★「ほんのれん」は毎月「問い」と5冊の本「旬感本」をお届けするサービスです。(共同運営:編集工学研究所・丸善雄松堂)
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14-1. リアルな自分は直視できない!? デジタル時代の「ホントの自分?」を考えてみる。
今回から新テーマ! ほんのれん vol.14「ホントの自分?」です。 盛ってる自分はホントの自分?盛ってない自分がホントの自分? 「ホントかどうか」って、決められるのか? ▼こんな話。 5月のテーマは「ホントの自分?」/アバター時代のたくさんの私/編集部が選んだ旬感本5冊/ニセ?盛り?アバター?分人?そして…『擬』/どうして「ホントの自分」を考えるのか/本音と建前、嘘、フェイクニュース/盛れないアプリ「BeReal」がどうして人気なの/カメラマンに指示する4歳児/あったあった、学校の廊下に張り出される写真!/写真と自己像の関係/森村泰昌『自画像のゆくえ』/鏡によってつくられた自己像/自分の顔、見たことある?/ニセモノをめぐる本たち/リアルな自分の写真に戦慄したニレ編集長/オレは「リアル」より「リアリティ」派/不気味の谷現象/ないはずの手が痛い?/フィジカルもリアルじゃないかも ====== ====== ====== <今月のEditor’s Note> スクリーン越しの自分 BeReal.というSNSが若者に人気だそうだ。 BeReal.は「盛ってない、ホントの自分」を見せる画像・動画アプリ。 1日1回、通知が来たら、2分以内に「今の自分」を撮影して投稿するルール。加工は不可。寝起きの自分や散らかった自室が晒されることになる。ほかのSNSが「盛り」に溢れるなかで「リアル」は新鮮なのかもしれない。しかし、「ホントの自分」って何だろうか。 15-16世紀のヨーロッパでは「自画像絵画」が急激に増えた。背景にあったのは「鏡」の製造技術の向上だ。それまでは覗き込んでも「おぼろげ」にしか見えていなかった自分が、クリアに見えるようになった。そして人々は「自分とは何か」を問うようになった。道具によって自己認識が大きく変化したのだ。 デジタルツールの発達で、自己認識は、さらに劇的に変容していくだろう。自分とは全く異なるアバターを多数使い分けるようになると、アレもコレも私、になるのかもしれない。5冊の旬感本をたよりに「ホントの自分? 」を考えてみたい。 (ほんのれん編集長 仁禮洋子) ====== ====== ====== ▼「ホントの自分?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊! 『「ニセの自分」で生きています─心理学から考える虚栄心』稲垣智則(著)明石書店 2023 『「盛り」の誕生─女の子とテクノロジーが生んだ日本の美意識』久保友香(著)太田出版 2019 『アバターと共生する未来社会』石黒浩(著)集英社 2023 『私とは何か─「個人」から「分人」へ( 講談社現代新書)』平野啓一郎(著)講談社 2012 『擬 MODOKI─「世」あるいは別様の可能性』松岡正剛(著)春秋社 2017 ▼その他、今回登場した本はこちら。 『自画像のゆくえ』森村泰昌(著)光文社新書 2019 『ビジュアル 世界の偽物大全 フェイク・詐欺・捏造の全記録』ブライアン・インズ (著), クリス・マクナブ (著), 定木大介 (翻訳), 竹花秀春 (翻訳), 梅田智世 (翻訳), ナショナルジオグラフィック (編集)日経ナショナル ジオグラフィック 2023 『ホンモノの偽物』リディア・パイン (著), 菅野 楽章 (翻訳) 亜紀書房 2020 『脳のなかの幽霊』V・S・ラマチャンドラン (著), サンドラ・ブレイクスリー (著), 山下篤子 (翻訳) KADOKAWA 2011『からだの錯覚 脳と感覚が作り出す不思議な世界』小鷹研理 (著) 講談社 2023 ▼ご感想やコメントは、ぜひこちらからお寄せください。 ほんのれんラジオX:@honnoren_radio https://twitter.com/honnoren_radio ほんのれんInstagram:@hon_no_ren https://www.instagram.com/hon_no_ren/
13-5. どんな「おじさん・おばさん」になりたい?脱・成長の大人像を目指してみる
ほんのれん vol.13「大人ってなんだ?」を考えるシリーズ5回目!「憧れの大人」をめぐって、語り合いました。リサーチをしていると、「大人」のロールモデルとして登場するのが、仕事をする男性ばかりだと気づいた編集部の女子4名。仕事バリバリじゃない大人像もあるのでは? どうして大人の女性を表す「おばさん」は蔑称なの? 成長しなきゃ!と追い立てられる時代に、ゆるい大人像も模索してみました。 高野文子『るきさん』と寺山修司『群れるな』/女性のロールモデルを探して/仕事バリバリじゃない、大人もいるはず/江國香織さんの『泣く大人』も/「大人って、ぜったい楽しいことを隠してる」少女おじーが見抜いたこと/お風呂でコーヒーを飲む大人るきさん/成長だけじゃなくて、脱力する大人もいいよね/るきさんと寺山修司の意外な共通点/倚りかからず/るきさん、どこ行った?/『家出のすすめ』/『るきさん』は平成のOVER THE SUNだ/大人の女性=「おばさん」が差別語になっていいのか/「母になる」以外の選択肢は/可愛いおばあちゃんになりたい?/はしゃぐおばさんがいたっていいじゃない/岡田育『我はおばさん』/更級日記に登場するおばさんは、「ちょっといいものをあげる人」/鷲田清一・内田樹『大人のいない国』/斜めの上の存在が大事/『ぼくのおじさん』はいっぱいある/あしなが“おばさん“はいないの?/マングースにとってのおじさん・おばさん/求愛ソングを弟分に教えるクジラ/結婚式が壮大なのはどうして/憧れの人を見つけられなくても、「憧れのシーン」ならあるかも/大人は役割だ/人生はどうせ一幕のお芝居なんだから「毛皮のマリー」より/はるにゃびっくり「人間は血の詰まった袋」/成長しろという圧力から逃れてもいいかも/編集部みんなが思ったこと/誰かの憧れになってみる/迷える30代女子へのアドバイスを! <今回登場する本> 『るきさん〈新装版〉』高野文子(著)筑摩書房 2015 『群れるな─寺山修司 強く生きぬく言葉』寺山修司(著)興陽館 2017 『我はおばさん』岡田育 (著)集英社 2021 『大人のいない国』内田樹 (著), 鷲田清一 (著) 2013 『WILDHOOD(ワイルドフッド) 野生の青年期——人間も動物も波乱を乗り越えおとなになる』バーバラ・N・ホロウィッツ(著), キャスリン・バウアーズ(著), 土屋晶子(訳) 白揚社 2021 ▼ご感想やコメントは、ぜひこちらからお寄せください。 ほんのれんラジオX:@honnoren_radio https://twitter.com/honnoren_radio ほんのれんInstagram:@hon_no_ren https://www.instagram.com/hon_no_ren/
13-4.ロールモデルが見つかりません...!大人になる方法を為末大や宮崎駿の言葉から考えてみる
ほんのれん vol.13「大人ってなんだ?」を考えるシリーズ4回目! ・憧れの大人っている? ・30代女子たちのロールモデルいなくて困ってる問題。 ・大人になる=一流になること? ・熟達するためには、ふむべきステップがあるらしい。 ・大人の「型」ってあるの? ・杉本博司、山田洋次、宮崎駿、秋元康…、一流の大人たちの「仕事論」。 ・私たち、「節をつくって枝分かれ」していこう!? <今回登場する本> 『熟達論 人はいつまでも学び、成長できる』為末大(著)新潮社 2023 『仕事。』川村元気(著)集英社 2014 『WILDHOOD(ワイルドフッド) 野生の青年期——人間も動物も波乱を乗り越えおとなになる』バーバラ・N・ホロウィッツ(著), キャスリン・バウアーズ(著), 土屋晶子(訳) 白揚社 2021 『生き物が大人になるまで』稲垣栄洋(著) 大和書房 2020 『「若者」をやめて、「大人」を始める─「成熟困難時代」をどう生きるか? 』熊代亨(著) イースト・プレス 2018 『技を伝え、人を育てる 棟梁』小川三夫 (著), 塩野米松(聞き書き)文藝春秋 2011
13-3. ラッコもガゼルも炎上しがち!? 生き物にもある「若気の至り」と「大人への旅路」
ほんのれん vol.13「大人ってなんだ?」を考えるシリーズ3回目! 今回はちょっと視点を変えて、生物の世界で「大人になること」を考えます。 ・大人になりづらい社会っていうけど、人間以外の生き物はどうなってるの? ・動物が大人になるためには、4つのスキルが必要! ・オオカミのスラウツくん、イニシエーション中に谷で迷う。 ・成熟とは「〇〇」と「〇〇」の積み重ね ・若者がアブナイ行動をやめられないわけ ・ティクタアリク偉い! ・自然界の Stay hungry, stay foolish ・「若者をやりつつ、大人をはじめる」? <今回登場する本> 『生き物が大人になるまで』稲垣栄洋(著) 大和書房 2020 『WILDHOOD(ワイルドフッド) 野生の青年期——人間も動物も波乱を乗り越えおとなになる』バーバラ・N・ホロウィッツ(著), キャスリン・バウアーズ(著), 土屋晶子(訳) 白揚社 2021 『大人になることの難しさ』河合隼雄 (著), 河合俊雄 (編集) 岩波書店 2014 『「若者」をやめて、「大人」を始める─「成熟困難時代」をどう生きるか? 』熊代亨(著) イースト・プレス 2018 『江戸とアバター 私たちの内なるダイバーシティ』田中優子, 池上英子(著)朝日新聞出版 2020 『センス・オブ・ワンダー』レイチェル・カーソン(著)上遠恵子(訳)新潮社 1996 ★Business Insider Japan様で「ほんのれん旬感本考」連載中! https://www.businessinsider.jp/series/hon-noren-shunkanbonkou/
13-2. 大人は損?でも「いつまでも若者」もリスクらしい(by 心理学者 & 田んぼのイネ)
ほんのれん vol.13「大人ってなんだ?」を考えるシリーズ2回目! ・子どもの頃、大人になりたかった? ・今の社会は通過儀礼を失って、「強制的に大人になる装置」がなくなった。 ・ちょっとずつ試練を乗り越えながら大人になり続けなければいけない私たち。 ・大人はダサい? ・「若者」を称揚しすぎるマスコミの功罪? ・大人になるって、自意識が減って他者に気配りできること? ・エリクソンの発達理論。人間は8段階を経て大人になる? ・大人になる境目は40歳? ・近代以降に「こども期間」が長くなった!? ・成長と成熟は違う!(by イネ) ・大人って青い田んぼが黄色い田んぼに変わること! ・でも、どうしたら黄色い田んぼになれるわけ? ・次回は「生き物」の視点で「大人になること」を考えます。 出演:ほんのれん編集部 ニレヨーコ、ウメコ、はるにゃ *大雨の日に収録したので、雨の音がたっぷり入っています!ホワイトノイズとして(?)ぜひ一緒に楽しんでいただければ・・・。 <今回登場する本> 『「若者」をやめて、「大人」を始める─「成熟困難時代」をどう生きるか? 』熊代亨(著) イースト・プレス 2018 『生き物が大人になるまで』稲垣栄洋(著) 大和書房 2020(※エピソード内でヤマト書房と言っていますが、正しくはダイワ書房さんです。大変失礼いたしました) 『大人になることの難しさ』河合隼雄 (著), 河合俊雄 (編集) 岩波書店 2014
13-1.「大人」ってなんだ?大人になりづらい現代、あなたはルーク?それともオビワン?
<<今月の「ほんのれん」Editor’s Note>> 「大人」を問うむずかしさ 春、フレッシュな新入社員を見ると、かつての自分がよみがえる。緊張の中に「いよいよ大人の仲間入り」という誇らしさがあった。 あれから15年。いまの自分は、当時イメージしていた「大人」とは、だいぶ違う気がする。そもそも大人ってなんだ? 考えても、簡単には答えがでない。この答えづらさの原因はどこにある? 現代は成熟困難な時代と言われている。昔はどの地域にも、若者が大人になるための通過儀礼(イニシエーション)があった。儀礼を終えること=大人になることで、明確に「ここから大人」の境があった。 生き方が多様になり、通過儀礼を失った現代では、共通する「大人像」が持ちにくい。 大人を取り戻すには、想像力を働かせ、自らが心惹かれる大人のかたちを模索していくほかないのかもしれない。 「大人ってなんだ? 」を問うことは、「憧れ」を問い続けていくことでもあるはずだ。旬感本の向こうに、その姿が、浮かび上がってくるかもしれない。 (編集長・仁禮洋子) 出演:ほんのれん編集部 ニレヨーコ、ウメコ、はるにゃ <今回登場する本> 『メタファーとしての発酵』Sandor Ellix Katz (著), ドミニク・チェン (監修), 水原文 (翻訳) オライリージャパン 2021 『大人になることの難しさ』河合隼雄 (著), 河合俊雄 (編集) 岩波書店 2014 『生と再生─イニシェーションの宗教的意義』ミルチャ・エリアーデ (著)堀一郎(訳)東京大学出版会 1995
12-5. ピカソ、ダヴィンチ、みうらじゅんの共通点?天才たちに聞く、才能を開花させる「子ども力」の実践法!
天才たちは、「子ども力」を持っていた!? 子どもがすごいのは分かったけれど、大人がそれを実践するためにはどうしたらいいのだろう。 ピカソ、ダヴィンチ、みうらじゅん、小林秀雄。 さまざまな大人たちに、「子ども力」を使って才能を開花させる方法を尋ねます。 ほんのれん3月号「こども力?」を考えるシリーズ5回目です。 出演:ほんのれん編集部 ニレヨーコ、おじー、はるにゃ <今回登場する本> 『「ない仕事」の作り方』みうらじゅん(著)文藝春秋 2015 『小林秀雄全作品 21』小林秀雄(著)新潮社 1980 『世阿弥の稽古哲学』西平直(著)東京大学出版会 2009 『子どもは40000回質問する あなたの人生を創る「好奇心」の驚くべき力 』イアン・レズリー(著),須川綾子(訳)光文社 2022 『世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え』ジェンマ・エルウィン・ハリス(著),タイマタカシ(イラスト,西田美緒子/翻訳 河出書房新社 2019
12-4. ゲシュタルト崩壊していこうぜ!? クリエイティブになるための、想像力の使い方
想像する力こそが、人間にとっての生きる力? 子どもの発想力を紐解きながら、想像力と想像力を発揮する秘訣を考えます。 ほんのれん3月号「こども力?」を考えるシリーズ4回目です。 出演:ほんのれん編集部 ニレヨーコ、おじー、ウメコ <今回登場する本> 『ことばのしっぽ - 「こどもの詩」50周年精選集』読売新聞生活部 (監修)2017 『想像力: 生きる力の源をさぐる』内田伸子 (著)春秋社 2023 『夜と霧 新版』ヴィクトール・E・フランクル(著)池田香代子(訳)みすず書房 2002 『サピエンス全史』ユヴァル・ノア・ハラリ (著) 柴田裕之 (翻訳)河出書房新社 2016
12-3. 子どもはクリエイティビティの先生!3歳に教わる「ないから、生まれる」創造力の秘訣。
子どもって、どうして大人にはできない発想ができるの? 鍵は、「知りすぎていないこと」かもしれない!? 子どもの発想力を紐解きながら、想像力と想像力を発揮する秘訣を考えます。 ほんのれん3月号「こども力?」を考えるシリーズ3回目です。 出演:ほんのれん編集部 ニレヨーコ、おじー、ウメコ <今回登場する本> 『ことばのしっぽ - 「こどもの詩」50周年精選集』読売新聞生活部 (監修)2017 『小学生の俳句歳時記: ハイク・ワンダーランド』新世紀出版 2001 『想像力: 生きる力の源をさぐる』内田伸子 (著)春秋社 2023
12-2. 質問するってムズくない?大人にも効く、「好奇心」を鍛えるレッスン
ある実験では、子どもたちが1時間に100回質問したらしい!どうして、こどもは「なぜなぜ攻撃」してくるのだろう?その質問力はどこからくる?? 2種類に分類できるという好奇心のメカニズムを紐解き、「質問力」のコツをこどもに学ぶ。
12-1. 自己啓発より、星空観察!? いま取り戻したい、「子ども力」と「センス・オブ・ワンダー」
大人になっても成長し続けることが重要と言われる今。でも、右肩上がり成長だけが正解なのか? 新しい発見や発想を生む力って、実は大人よりも子どもの方が強いのでは? そんな疑問から、ほんのれん3月号では「こども力?」を考えていきます。 第一回目は、日常にワクワクを取り戻す力について! プレゼントにも大人気なあの本をゲスト本にお迎えして、子どものように世界を新鮮に見るための秘訣を探ります。 出演:ほんのれん編集部 ニレヨーコ、おじー、はるにゃ <今回登場する本> 『センス・オブ・ワンダー』レイチェル・カーソン(著)上遠恵子(訳)新潮社 1996 『西の魔女が死んだ』梨木香歩(著)新潮文庫 2001
11-7.【ゲスト回】ドラキュラからハリーポッターまで!?ヨーロッパが抱えたユダヤ人差別の根深い闇とは(ドラキュラ・後編)
番外編「ドラキュラ回」の後編です! 「ドラキュラ」という存在には、ヨーロッパの差別の歴史が投影されていた!? 『ドラキュラ・シンドローム 外国を恐怖する英国ヴィクトリア朝』を読み解きながら、東欧の鬼について考えていきます。 今回の番外編では、ほんのれん編集部の新メンバーであるバニーさん(あだ名です)をゲストに迎えます。 *バニーさんは元世界史の先生で、今はヨーロッパの社会・歴史を専門に研究中です。 出演:ほんのれん編集部 ニレヨーコ、ウメコ、バニー <今回登場する本> 『ドラキュラ』ブラム・ストーカー(著) 唐戸信嘉(訳) 光文社古典新訳文庫 2023 『ドラキュラ・シンドローム 外国を恐怖する英国ヴィクトリア朝』 丹治愛(著) 講談社学術文庫 2023 『オリエンタリズム 』エドワード・W. サイード(著)今沢紀子 (訳) 平凡社ライブラリー 1993 『新編 怪奇幻想の文学2 吸血鬼』 紀田 順一郎, 荒俣 宏 (監修) 牧原 勝志(『幻想と怪奇』編集室) (編集) 新紀元社 2022
11-6.【ゲスト回】ドラキュラを知れば世界史がわかる!19世紀イギリスで吸血鬼が流行った意外なワケ (ドラキュラ・前編)
今回は、鬼シリーズの番外編! ほんのれん編集部の新メンバーであるバニーさん(あだ名です)をゲストに迎えます。 バニーさんは元世界史の先生で、今はヨーロッパの社会・歴史を専門に研究中。 ということで、今回はバーンと西洋に目を向けて、東欧の鬼、ドラキュラについて考えていきます。 ドラキュラを知れば、世界史が分かる! 出演:ほんのれん編集部 ニレヨーコ、ウメコ、バニー <今回登場する本> 『ドラキュラ』ブラム・ストーカー(著) 唐戸信嘉(訳) 光文社古典新訳文庫 2023 『ドラキュラ・シンドローム 外国を恐怖する英国ヴィクトリア朝』 丹治愛(著) 講談社学術文庫 2023
11-5. 「いいね」=「どうでもいいね」!? 岡本太郎に学ぶ、内なるパワーを爆発させるヒント3選
最近、「いいね疲れ」していませんか? 相互承認しやすい方へ、なんとなく流れていく社会。安全だけど、つまらないし、それはそれで危険な感じ。そんな令和社会の行き詰まりに、あの芸術家だったら何と言うだろう?? 「鬼はソト?鬼はウチ?」シリーズ5回目は、鬼才・岡本太郎に、人目を気にせず爆発的に生きる心構えを学びます! <今回登場する本> 『自分の中に毒を持て〈新装版〉』岡本 太郎(著) 青春出版社 2017
11-4. 両津勘吉の不潔最強伝説!? 免疫システムからわかる「異質」のありがたさ
2024年2月号の「ほんのれん」の問いは、「鬼はソト?鬼はウチ?」です。 鬼を恐れてソトに追い払うんじゃなく、「鬼的なるもの」をウチに取り込むと、違った世界や自分が見えてくる? シリーズ4回目は、免疫システムから「異質」との付き合い方を考えます。 <今回登場する本> 『日本の鬼図鑑』八木 透 (監修)青幻舎 2021 『遺伝子が語る免疫学夜話 ─自己を攻撃する体はなぜ生まれたか?』橋本求(著)晶文社 2023 『家は生態系―あなたは20万種の生き物と暮らしている』ロブ・ダン (著), 今西康子 (訳)白揚社 2021 『土と内臓―微生物がつくる世界』デイビッド・モントゴメリー (著), アン・ビクレー (著), 片岡 夏実 (訳)築地書館 2016
11-3. 悪魔は世界に17億匹!? 悪魔なしにはいられない「神」の哀しき性
2024年2月号の「ほんのれん」の問いは、「鬼はソト?鬼はウチ?」です。 鬼は、どうして「外」へ追いやられてしまうんでしょう。 そこには中央と周縁や、従属と逸脱などなど、いろいろなメッセージが隠されていそうです。 鬼を恐れてソトに追い払うんじゃなく、「鬼的なるもの」をウチに取り込むと、違った世界や自分が見えてくる? シリーズ3回目は、西洋世界の鬼的存在「悪魔」について考えていきます。 西洋の一神教世界で語られる「悪魔」は、日本の「鬼」と何が似ていて、何が違うのでしょう? <今回登場する本> 『悪魔の文化史』ジョルジュ・ミノワ著、平野隆文訳、白水社 文庫クセジュ 2004
11-2. ああ無念!人はどうして鬼になる?平家物語や能に登場する「鬼」の残念な真実
2024年2月号の「ほんのれん」の問いは、「鬼はソト?鬼はウチ?」です。 鬼は、どうして「外」へ追いやられてしまうんでしょう。 そこには中央と周縁や、従属と逸脱などなど、いろいろなメッセージが隠されていそうです。 鬼を恐れてソトに追い払うんじゃなく、「鬼的なるもの」をウチに取り込むと、違った世界や自分が見えてくる? シリーズ2回目は、「人が鬼になるのはなんで!?」を平家物語や能の世界に探してみます。 <今回登場する本> 『鬼とは何か』戸矢学(著)河出書房新社 2019 『鬼と日本人の歴史』小山 聡子(著)ちくまプリマー新書 2023 『見えないものを探す旅─旅と能と古典』安田登 (著) 亜紀書房 2021 『見立て日本』松岡 正剛 (著), 太田 真三 (写真)KADOKAWA 2022
11-1. 鬼はなぜ島にいる?歴史の表舞台には描かれない、「恐ろしいもの」のフシギ。
2024年2月号の「ほんのれん」の問いは、「鬼はソト?鬼はウチ?」です。 皆さん、今年の節分は豆まきをしましたか? 鬼は、どうして「外」へ追いやられてしまうんでしょう。 そこには中央と周縁や、従属と逸脱などなど、いろいろなメッセージが隠されていそうです。 鬼を恐れてソトに追い払うんじゃなく、「鬼的なるもの」をウチに取り込むと、違った世界や自分が見えてくる? シリーズ一回目は、「鬼ってそもそも何者なのか」を探究します。 今月のテーマは「鬼」/鬼って、子育てに超便利/子どもギャン泣き!アプリ「鬼から電話」の恐怖/鬼滅の刃・うる星やつら・呪術廻戦/上司に豆投げるのきついw/「鬼は外・福は内」には500年の歴史/あんな小さい豆で鬼退治できるわけなくない?/スゴイ大豆/鬼=死人/鬼=神 by本居宣長/鬼が生まれた政治的理由/「まつろわぬ民」とは/ヤマトに対する東国/鬼ってどうして島にいる?/平安時代、鬼がいられるエリアを決定!/鬼=外国人説/それでも鬼を祀る日本人/「鬼」神社の7割が東北に?/鬼の国福島/「鬼」的な日本三大祭の謎/御霊信仰ってなんだ?(語り手:ニレ、おじー、ウメコ) <今回登場する本> 『鬼とは何か』戸矢学(著)河出書房新社 2019 『鬼と日本人の歴史』小山 聡子(著)ちくまプリマー新書 2023 『日本の鬼図鑑』八木 透 (監修)青幻舎 2021
10-5. 【番外編/雑談会】タイパ時代に、時間とどう付き合う?哲学や科学の本にも聞いてみた。
2024年1月号の「ほんのれん」の問いは、「時は金なり?」。 時間ってなんだろう。どうして私たちは、いつも時間に追われてしまうのだろう。 シリーズ5回目は、ほんのれん編集部の雑談会。 時間をめぐる色んな本を読んでみて、何を感じた?どんなことを思った? 哲学や科学は、時間をどう扱ってきてるの? 本編ではご紹介しきれなかったアレコレを交えながら、のんびり話しています。 ぜひ何かのお供に、お楽しみください。 <今回登場する本> 『時計の社会史』角山 榮(著)吉川弘文館 2014 『時間の矢』リチャード・モリス(著)地人書館 1987 『時間を哲学する――過去はどこへ行ったのか』中島義道(著) 講談社 1996 『時間は存在しない』カルロ・ロヴェッリ(著), 冨永 星(訳) NHK出版 2019
10-4.カラダは時間を知っている!? 宇宙と同期する体内時計の謎
2024年1月号の「ほんのれん」の問いは、「時は金なり?」。 時間ってなんだろう。どうして私たちは、いつも時間に追われてしまうのだろう。 1年の初めに、「時間との付き合い方」を考えてみます。 4回目は、体内時計や生命がもつリズムの不思議を見てみます。 機械時計がなくたって、生き物は時間や季節を知っている。本来、人間だって同じはず。 昼夜逆転も生活リズムの乱れも珍しくない世の中だけど、時には星の周期や波のリズムに身を任せてみるのも、悪くないかもしれません。 <今回登場する本> 『生命とリズム』三木成夫(著) 河出書房新社 2013 『時計の時間 心の時間』一川 誠 (著)教育評論社 2009
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