「ほんのれんラジオ」は、ゆるく深く、本と遊ぶ教養系コンテンツです。
30代の女性編集者4人が、「お金って?」「スマホ中毒?」「ホントのわたし?」など気になる問いをめぐって、厳選した5冊+αの本を紹介しながら語ります。
登場するのは、話題のベストセラーから最先端の科学本、骨太な古典まで。
聞くだけで、多彩な本をつまみ食いできちゃいます。「本の連」にCOME JOIN US!
<出演>
ニレヨーコ(仁禮洋子):大阪育ちNY仕込みデザイナー。特技は西洋占星術。
はるにゃ(山本春奈):長崎の海辺に暮らす、のんびりエディター。
おじー(尾島可奈子):民芸品好き、舞台役者もこなす万能ライター。
ウメコ(梅澤奈央):動画も本も倍速で情報摂取する猛進型ライター。
★カバーアート special thanks!!
イラスト:須山奈津希さん/デザイン:MIDORISさん
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★「ほんのれん」は毎月「問い」と5冊の本「旬感本」をお届けするサービスです。(共同運営:編集工学研究所・丸善雄松堂)
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17-3. スマホ時代の集中力は47秒!? 『ATTENTION SPAN (アテンション・スパン)』に聞く、注意散漫に負けないコツ
ほんのれん vol.17「スマホ中毒?」3回目です。 ゲスト本は、『ATTENTION SPAN ─ デジタル時代の「集中力」の科学』。 デジタルデバイスのマルチタスクによってもたらされる、私たちの集中力や認知への影響を考えます。 ▼「スマホ中毒?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊! (1)『スマホを捨てたい子どもたち ─ 野生に学ぶ「未知の時代」の生き方』山極寿一(著)ポプラ社 2020 (2)『ATTENTION SPAN (アテンション・スパン) ─ デジタル時代の「集中力」の科学』グロリア・マーク(著) 依田卓巳(訳)日本経済新聞出版 2024 (3)『僕らはそれに抵抗できない ─「依存症ビジネス」のつくられかた』アダム・オルター(著)上原裕美子(訳)ダイヤモンド社 2019 (4)『習慣と脳の科学─どうしても変えられないのはどうしてか』 ラッセル・A・ポルドラック(著) 神谷之康(監訳) 児島修(訳) みすず書房 2023 (5)『人類を変えた7つの発明史 ─ 火からAIまで技術革新と歩んだホモ・サピエンスの20万年』Rootport(著)KADOKAWA 2024
17-2. ゴリラ研究者はスマホをどう見る?元京大総長・山極寿一『スマホを捨てたい子どもたち』から、人間の脳のキャパを知る
ほんのれん vol.17「スマホ中毒?」2回目です。 みなさんは、SNSで何人トモダチいますか?人間がほんとうにつながれるのは、150人までと言われているそう。 今回は山極寿一さんの『スマホを捨てたい子どもたち ─ 野生に学ぶ「未知の時代」の生き方』を読みながら、デジタル時代のつながりとコミュニケーションについて考えます。 ▼「スマホ中毒?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊! (1)『スマホを捨てたい子どもたち ─ 野生に学ぶ「未知の時代」の生き方』山極寿一(著)ポプラ社 2020 (2)『ATTENTION SPAN (アテンション・スパン) ─ デジタル時代の「集中力」の科学』グロリア・マーク(著) 依田卓巳(訳)日本経済新聞出版 2024 (3)『僕らはそれに抵抗できない ─「依存症ビジネス」のつくられかた』アダム・オルター(著)上原裕美子(訳)ダイヤモンド社 2019 (4)『習慣と脳の科学─どうしても変えられないのはどうしてか』 ラッセル・A・ポルドラック(著) 神谷之康(監訳) 児島修(訳) みすず書房 2023 (5)『人類を変えた7つの発明史 ─ 火からAIまで技術革新と歩んだホモ・サピエンスの20万年』Rootport(著)KADOKAWA 2024
17-1. スマホ中毒、大丈夫?人類は1万6000年前から依存症に悩んできた!?
今回から新テーマ! ほんのれん vol.17「スマホ中毒?」です。 スマホやデジタルデバイスの登場によって、できるようになったことは?できなくなったことは? 知らず知らずのうちに依存しがちなスマホやデジタルデバイスと、私たちはどう付き合っていけばいいのだろう。 脳科学や心理学や歴史など、多様な観点から考えていきます。 ====== ====== ====== ====== <今月のEditor’s Note> スマホ・サイボーグ 2024年の世界の統計レポートによると、16歳から64歳の インターネットユーザーは、1日平均6時間40分をスクリーンタイムに費やしているそうだ。年間で約101日に相当し、成人 期の17年以上をスマホを眺めている計算になる。 これをどう見るか。一瞬ゾッとするのだが、今や私たちは 24時間365日スマホと一緒にいるわけで、「ヒトとスマホの深 い仲」は、こんな数字では語れそうにない。 なにせスケジュールも、目的地へのルートも、家族の思い出も、財布も、気晴らしも、 絶対に晒せないような超個人情報も、すべてスマホの中なのだ。スマホは便利なツールを超えて、私たちの脳や心と一体化しているのかもしれない。 歴史をふり返ると、人類はさまざまな発明を繰り返し、そのたびに自分たちをもアップデートしてきた。認知科学者アンディ・クラークは、ヒトが道具を自らの一部として取り込んでいく特性を「人間は生まれながらのサイボーグだ」と言った。 スマホによってヒトはどう変わるのか。何を得て、何を失う のか。危険性はどこに潜んでいるのか。5冊の本で、問題を あぶり出してみたい。 (編集長・仁禮洋子) ====== ====== ====== ====== ▼エピソード目次 ・今月のテーマは「スマホ中毒」 ・「中毒」と「依存」はどう違う?・addictionの語源は「奴隷」・「ネット依存症判断テスト」やってみよう!・スマホで見ちゃうのは何? YouTube?ゲーム?メルカリ?・一気にわかる依存症の歴史『僕らはそれに抵抗できない』より ・1万3000年前にも依存症患者がいた!? ・粘土板にアヘン調合法を刻んだサマリア人 ・フロイトはなぜコカイン依存症になったのか? ・コカ・コーラは南北戦争が生んだ ▼「スマホ中毒?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊! (1)『スマホを捨てたい子どもたち ─ 野生に学ぶ「未知の時代」の生き方』山極寿一(著)ポプラ社 2020 (2)『ATTENTION SPAN (アテンション・スパン) ─ デジタル時代の「集中力」の科学』グロリア・マーク(著) 依田卓巳(訳)日本経済新聞出版 2024 (3)『僕らはそれに抵抗できない ─「依存症ビジネス」のつくられかた』アダム・オルター(著)上原裕美子(訳)ダイヤモンド社 2019 (4)『習慣と脳の科学─どうしても変えられないのはどうしてか』 ラッセル・A・ポルドラック(著) 神谷之康(監訳) 児島修(訳) みすず書房 2023 (5)『人類を変えた7つの発明史 ─ 火からAIまで技術革新と歩んだホモ・サピエンスの20万年』Rootport(著)KADOKAWA 2024 ▼登場した本 『スマホ脳』アンデシュ・ハンセン (著), 久山葉子 (翻訳)新潮社 2020 『スティーブ・ジョブズ』ヤマザキ マリ (著), ウォルター・アイザックソン (原著)講談社 2013 『失われゆく我々の内なる地図 空間認知の隠れた役割』マイケル・ボンド (著), 竹内和世 (訳)白揚社 2022 『フォークの歯はなぜ四本になったか』ヘンリー・ペトロスキー (著), 忠平美幸 (訳)平凡社 2010
16-6. 旅したくなるのは本能だ!?マグロもトンボもアホウドリも、みんな移動しまくっていた衝撃の事実
ほんのれん vol.16「なぜ旅をするのか? 〜フィルターバブルの外に出る〜」6回目! 生きるって、そもそも旅すること? ヒトや生き物にとって「移動すること」の意味を考えてみます。 ▼登場した本 『 旅する地球の生き物たち ヒト・動植物の移動史で読み解く遺伝・経済・多様性』ソニア・シャー(著) 夏野徹也(訳)築地書館 2022 『ペンギンが教えてくれた 物理のはなし』渡辺 佑基 (著)河出書房新社 2014 『せいめいのれきし 改訂版』バージニア・リー・バートン (著, イラスト), まなべ まこと (監修), いしい ももこ (翻訳) 岩波書店 2015 ▶︎Business Insider Japanで「ほんのれん旬感本考」連載中! ▶︎「スマートニュース+」でも連載中!スマニューアプリで「ほんのれん」検索! ▶︎ご感想やコメントは、ぜひこちらからお寄せください。 ほんのれんラジオX:@honnoren_radio ほんのれんInstagram:@hon_no_ren
16-5. 賢くなりたきゃ歩きましょう!?『ウォークス』と「おくのほそ道」から考える、歩く旅の効用
Let's be a walker!? 今回は、「歩くこと」の効用を考えます。 ほんのれん vol.16「なぜ旅をするのか?-フィルターバブルの外に出る-」5回目です。 遠くに行くことだけが旅じゃない!近所を散歩することだって、立派な旅だ。 でも、散歩ってなぜ大事なのだろう? どうやら歩くことは、思考することにつながっているらしい。古今東西、アリストテレスもキェルケゴールも松尾芭蕉も歩き倒してきていた。 偉人たちの足跡をたどりながら、散歩旅が私たちにもたらすものを考えます。 ▼Business Insider Japanで「ほんのれん旬感本考」連載中! https://www.businessinsider.jp/series/hon-noren-shunkanbonkou/ ▼「スマートニュース+」でも連載中!スマニューアプリで「ほんのれん」検索! https://www.eel.co.jp/topics/news/4519 ▼ご感想やコメントは、ぜひこちらからお寄せください。 ほんのれんラジオX:@honnoren_radio https://twitter.com/honnoren_radio ほんのれんInstagram:@hon_no_ren https://www.instagram.com/hon_no_ren/
16-4. どこに旅する? 地下迷宮、100%上陸不可能な島、”最後の楽園”!? 『辺境見聞録』をよんで、未知への冒険心を呼びさまそう
ほんのれん vol.16「なぜ旅をするのか? 〜フィルターバブルの外に出る〜」4回目! 『辺境見聞録』を読みながら、地上に残る未踏の地をめぐります。 次の旅先を決める参考に、なったり、ならなかったり? ▼Business Insider Japanで「ほんのれん旬感本考」連載中! https://www.businessinsider.jp/series/hon-noren-shunkanbonkou/ ▼「スマートニュース+」でも連載中!スマニューアプリで「ほんのれん」検索! https://www.eel.co.jp/topics/news/4519 ▼ご感想やコメントは、ぜひこちらからお寄せください。 ほんのれんラジオX:@honnoren_radio https://twitter.com/honnoren_radio ほんのれんInstagram:@hon_no_ren https://www.instagram.com/hon_no_ren/
16-3.『旅行の世界史』で知る、歴史を変えた旅人がすごかった。三蔵法師は不法出国、マルコポーロはインフルエンサー!?
2024年7月のテーマは「なぜ旅をするのか」です。私たちの旅といえば、車に、新幹線に、飛行機に。座っていても移動できる乗り物ばかりですが、そんなのきっとごく最近の話。天竺まで経典を取りに行った玄奘や、黄金の国ジパングを紹介したマルコポーロはいったいどんな旅をしていたのでしょう? なぜ、チャールズ・リンドバーグは、死の危険をおかしてまで、太平洋を飛行機で横断しようと思ったのでしょう?森貴史さんによる『旅行の世界史―人類はどのように旅をしてきたのか』を片手に、人類の旅の変化を見ていきます。 ▼エピソード『旅行の世界史』から人類の旅を振り返る/【古代】帰ってきただけで英雄!/「西遊記」の主人公玄奘/27歳で不法出国/片道3年、凍死、盗賊、転覆…/人生の3分の1が旅暮らし・アレクサンドロス大王/【中世】おみやげ屋が活版印刷の父に!?グーテンベルクの驚きの出自/職人がネットワーカー/宿屋の亭主は悪いヤツ!?/冒険者爆誕『東方見聞録』のマルコポーロ/「見てきたことの半分も書いてない」/【近代】1818年、tourismの誕生/自然は征服するものに/激しめの旅人:アルピニスト/ジョージ・マロリー「そこに山があるから」/世界初の旅行代理店:トマス・クック/労働者が消費者に/明治5年、日本の牛肉食べたらしい/引率の先生がトマス・ホッブズ&アダム・スミス/タイタニック号・オリエンタル/ナチスが買わせた片道切符/【現代】人類はついに空を手に入れた/チャールズ・リンドバーグ/なぜ太平洋を横断した?/黒幕はホテル王/宇宙にむかうイーロン・マスク/幻想的で実用的な絵本『未知なる冒険の書』/トゥクトゥクでボラれ、宝石店につれこまれたはるにゃ 出演:ほんのれん編集部 ニレヨーコ、はるにゃ、おじー、ウメ子 ▼登場した本『旅行の世界史─人類はどのように旅をしてきたのか』森貴史(著)星海社 2023『未知なる冒険の書 自然に学び、地球で遊ぶ 336の知恵 』名もなき冒険家(著)トゥーヴァージンズ ▶︎Business Insider Japanで「ほんのれん旬感本考」連載中! ▶︎「スマートニュース+」でも連載中!スマニューアプリで「ほんのれん」検索! ▶︎ご感想やコメントは、ぜひこちらからお寄せください。 ほんのれんラジオX:@honnoren_radio ほんのれんInstagram:@hon_no_ren
16-2.ネット時代、リアルに旅する意味あるの?東浩紀『弱いつながり』を読む
ほんのれん vol.16「なぜ旅をするのか? 〜フィルターバブルの外に出る〜」2回目! YouTubeで「イタリア」を打ち込めば、バチカン宮殿のライブ映像が見られる時代。どうして、わざわざ身体を連れて「旅」に出る必要があるのでしょう? 批評家・東浩紀さんは、「検索ワードを探す旅」を提唱しています。なぜ、旅先でこそGoogle検索が必要なのか。東さんはなぜ、娘の誕生をきっかけに旅に出るようになったのか。スマホ時代の新しい旅を考えます。 ▼エピソード目次 人はどうして旅をする?/旅先で何しますか/東浩紀『弱いつながり』/旅先ではスマホを見よ?!/若者よ、旅に出よ。ネットに深く潜るため/日本語で「ケーララ州」と検索する可能性/ネットに情報はある。しかし、検索しようとする「欲望」がない/ドゥルーズ&ガタリ「世界は欲望機械である」/「弱いつながり」とは/偶然ってすごくね?/「ネットは階層を固定化する」/「せっかくだから」が導く可能性/平野啓一郎「分人」とも違う、東浩紀の「観光客」/村人←→旅人、そして観光客/ナム・ジュン・パイク「定住的遊牧民」/なぜ、福島第一原発“観光地“化計画なのか/既知の情報を「感情」でタグ付け/統計的な最適はただの確率/1回限りのこの人生をどう生きる?/親子関係こそが、もっとも「弱いつながり」だ ▼「なぜ旅をするのか?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊! (1)『旅行の世界史─人類はどのように旅をしてきたのか』森貴史(著)星海社 2023 (2)『弱いつながり─検索ワードを探す旅』東浩紀(著)幻冬舎文庫 2016 (3)『ビジュアルアトラス 辺境見聞録─世界の果てを見てみたい』ブルーノ・レゲ(著) 清水玲奈(訳)日経ナショナルジオグラフィック 2024 (4)『ウォークス─歩くことの精神史 』レベッカ・ソルニット(著) 東辻賢治郎(訳)左右社 2017 (5)『 旅する地球の生き物たち ヒト・動植物の移動史で読み解く遺伝・経済・多様性』ソニア・シャー(著) 夏野徹也(訳)築地書館 2022 ▼Business Insider Japanで「ほんのれん旬感本考」連載中! https://www.businessinsider.jp/series/hon-noren-shunkanbonkou/ ▼「スマートニュース+」でも連載中!スマニューアプリで「ほんのれん」検索! https://www.eel.co.jp/topics/news/4519 ▼ご感想やコメントは、ぜひこちらからお寄せください。 ほんのれんラジオX:@honnoren_radio https://twitter.com/honnoren_radio ほんのれんInstagram:@hon_no_ren https://www.instagram.com/hon_no_ren/
16-1. なぜ「旅」するの?トラブルをトラベルに変換してきた、人類の旅路
今回から新テーマ! ほんのれん vol.16「なぜ旅をするのか? 〜フィルターバブルの外に出る〜」です。 思えば人類はずーっと旅をしてきた。 私たちにとって、旅とは? デジタル時代だからこその、リアルに旅する意味とは?を考えます。 ▼エピソード目次 夏だ!旅だ!/人はどうして旅をする?/「旅」の辞書的定義/旅≒旗≒遊/voyageの語源は「旅費」/travelとtrouble/聖徳太子「この旅人あわれ」/最近旅してる?/シカゴへの女ひとり旅・ニレヨーコ/ケニアでキリンを見て、自分が人間だと気づくはるにゃ/旅嫌いウメ子/出張は旅なのか/出張=サファリ説/遠くに行かなくても旅ができる/中沢新一『アースダイバー』的な時間の旅/まち歩き団体・まいまい京都/ムー×地球の歩き方『異世界の歩き方』/元JAXA職員による『そろそろタイムマシンで未来に行けますか』/私たちは、最果てまで歩いてきた旅人たちの末裔だ/海部陽介『日本人はどこから来たのか』/3万年前の船旅を再現/定住と遊牧の違いとは/柄谷行人『遊動論』/常民・山人・遊民/ジェームズ・スコット『ゾミア――脱国家の世界史』/海民系ゾミアが日本人になった?/杉山正明『遊牧民の世界史』/ネパール人によるインドカレー屋がなぜ日本に『カレー移民の謎』/旬感本5冊紹介 ====== ====== ====== ====== <今月のEditor’s Note> 「いつもの世界」の外に出る コロナ以前にも増して、街は外国人観光客に溢れている。 Google Earthや動画で手軽に旅気分を味わえる時代だからこそ、物理的な移動をともなう「カラダごとの旅」は、これまで以上に大きな意味を持つのかもしれない。 人類は太古から旅をしてきた。ホモ・サピエンスの集団は、約5万年前にアフリカを出て、放浪しながら世界中に分散していった。アジア大陸の東端までやってきた集団が、海を渡って沖縄に上陸した。これが我々の祖先、3万年前の日本人だといわれる。 私たちはみな、何百世代もかけてここに辿り着いた、冒険者の末裔なのだ。 日々ネットを逍遥する私たちは、あらゆる情報にアクセスできるように見えて、知らず知らずのうちに、フィルターバブルに閉じている。そんな「予測可能ないつもの世界」から外に出るには、カラダごと旅して、予想をこえた偶然や未知と出会うことが必要なのかもしれない。 今こそ、我々の本能に刻まれた「旅」の意味を考えてみたい。 編集長・仁禮洋子 ====== ====== ====== ====== ▼「なぜ旅をするのか?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊! (1)『旅行の世界史─人類はどのように旅をしてきたのか』森貴史(著)星海社 2023 (2)『弱いつながり─検索ワードを探す旅』東浩紀(著)幻冬舎文庫 2016 (3)『ビジュアルアトラス 辺境見聞録─世界の果てを見てみたい』ブルーノ・レゲ(著) 清水玲奈(訳)日経ナショナルジオグラフィック 2024 (4)『ウォークス─歩くことの精神史 』レベッカ・ソルニット(著) 東辻賢治郎(訳)左右社 2017 (5)『 旅する地球の生き物たち ヒト・動植物の移動史で読み解く遺伝・経済・多様性』ソニア・シャー(著) 夏野徹也(訳)築地書館 2022 ▼その他、今回登場した本はこちら。 『アースダイバー』中沢 新一 (著)講談社 2005 『アースダイバー 神社編』中沢 新一 (著)講談社 2021 『人類は宇宙のどこまで旅できるのか: これからの「遠い恒星への旅」の科学とテクノロジー』 レス・ジョンソン (著), 吉田三知世 (翻訳) 東洋経済新報社 2024 『日本人はどこから来たのか?』海部陽介 (著)文藝春秋 2019 『遊牧民からみた世界史 増補版』杉山正明 (著)日経BPマーケティング(日本経済新聞出版) 2011 『遊動論 柳田国男と山人』柄谷行人 (著)文藝春秋 2014 『日本の歴史をよみなおす』網野善彦(著)筑摩書房 2005 『ゾミア 脱国家の世界史』ジェームズ・C・スコット (著), 佐藤 仁 (監修, 訳), 池田 一人,今村 真央, 久保 忠行, 田崎 郁子, 内藤 大輔, 中井 仙丈 (訳)みすず書房 2013 『カレー移民の謎 日本を制覇する「インネパ」』室橋 裕和 (著)集英社 2024 ▼Business Insider Japanで「ほんのれん旬感本考」連載中! https://www.businessinsider.jp/series/hon-noren-shunkanbonkou/ ▼「スマートニュース+」でも連載中!スマニューアプリで「ほんのれん」検索! https://www.eel.co.jp/topics/news/4519 ▼ご感想やコメントは、ぜひこちらからお寄せください。 ほんのれんラジオX:@honnoren_radio https://twitter.com/honnoren_radio ほんのれんInstagram:@hon_no_ren https://www.instagram.com/hon_no_ren/
15-7. お金は汗である!? ゴールドマンサックス元トレーダーに聞く、食べ放題で絶対に「モト」がとれないわけ。
ほんのれん vol.15「お金とは〇〇だ。」シリーズのラスト、7本目! 『21世紀の楕円幻想論─その日暮らしの哲学 』平川克美(著)をメインのゲスト本に、貨幣経済と贈与経済のバランスを考えてみます。 ▼「お金とは〇〇だ。」を考える「ほんのれん」旬感本 『ふしぎなお金』赤瀬川原平(著)筑摩書房 2022 『〈ヴィジュアル版〉 貨幣の歴史』デイヴィッド・オレル(著)角敦子(訳)原書房 2021 『浮世絵と芸能で読む 江戸の経済』櫻庭由紀子(著)笠間書院 2023 『21世紀の楕円幻想論─その日暮らしの哲学 』平川克美(著)ミシマ社 2018 『お金のむこうに人がいる─元ゴールドマン・サックス金利トレーダーが書いた予備知識のいらない経済新入門』田内学(著)ダイヤモンド社 2021 ▼その他、今回登場した本はこちら。 『きみのお金は誰のため』田内学(著)東洋経済新報社 2023 『ぼくはお金を使わずに生きることにした』マーク・ボイル (著), 吉田 奈緒子 (訳) 紀伊國屋書店 2011 『貨幣の「新」世界史』カビール・セガール(著) 小坂恵理(訳) 早川書房 2018 ▼Business Insider Japanで連載記事も読めます! ほんのれん旬感本考 https://www.businessinsider.jp/series/hon-noren-shunkanbonkou/ ▼ご感想やコメントは、ぜひこちらからお寄せください。 ほんのれんラジオX:@honnoren_radio https://twitter.com/honnoren_radio ほんのれんInstagram:@hon_no_ren https://www.instagram.com/hon_no_ren/
15-6.支払いはお祓いだ。お金を使うと、「顔がなくなる」?
ほんのれん vol.15「お金とは〇〇だ。」シリーズ6本目! 『21世紀の楕円幻想論─その日暮らしの哲学 』平川克美(著)をメインのゲスト本に、貨幣経済と贈与経済のバランスを考えてみます。 ▼「お金とは〇〇だ。」を考える「ほんのれん」旬感本 『ふしぎなお金』赤瀬川原平(著)筑摩書房 2022 『〈ヴィジュアル版〉 貨幣の歴史』デイヴィッド・オレル(著)角敦子(訳)原書房 2021 『浮世絵と芸能で読む 江戸の経済』櫻庭由紀子(著)笠間書院 2023 『21世紀の楕円幻想論─その日暮らしの哲学 』平川克美(著)ミシマ社 2018 『お金のむこうに人がいる─元ゴールドマン・サックス金利トレーダーが書いた予備知識のいらない経済新入門』田内学(著)ダイヤモンド社 2021 ▼その他、今回登場した本はこちら。 『ぼくはお金を使わずに生きることにした』マーク・ボイル (著), 吉田 奈緒子 (訳) 紀伊國屋書店 2011 『エンデの遺言―根源からお金を問うこと』河邑厚徳 (著), グループ現代 (著)講談社 2011 『チョンキンマンションのボスは知っている アングラ経済の人類学』小川さやか (著)春秋社 2019 『「その日暮らし」の人類学 もう一つの資本主義経済』小川さやか (著) 光文社 2016 ▼Business Insider Japanで連載記事も読めます! ほんのれん旬感本考 https://www.businessinsider.jp/series/hon-noren-shunkanbonkou/ ▼ご感想やコメントは、ぜひこちらからお寄せください。 ほんのれんラジオX:@honnoren_radio https://twitter.com/honnoren_radio ほんのれんInstagram:@hon_no_ren https://www.instagram.com/hon_no_ren/
15-5. 支払いは銀で!給料は米で!文化と歴史を動かした、江戸のマネー事情
ほんのれん vol.15「お金とは〇〇だ。」シリーズ5本目! 『浮世絵と芸能で読む 江戸の経済』櫻庭由紀子(著)をメインのゲスト本に、江戸のお金事情を見ていきます。 支払いは銀、給料は米って、いったいぜんたいどういうこと? 武士はどうして貧しいの? 江戸の庶民は、旅行にいくら使ったの? 素朴な疑問にこたえていくと、家康がつくった複雑な「三貨制度」が見えてきました。いま、私たちのお金が「円」に統一されているのはありがたいのかも。 ▼エピソードお金は歴史の黒幕だ/貨幣が流通したところでは文化が花開く?/江戸時代のお金事情を見てみよう/ホントにあった徳川埋蔵金(330kgの金塊×126個)/DIE WITH ZEROした家康/『浮世絵と芸能で読む江戸の経済』/江戸のお金は、金銀銅の3種類/小判1両≒15万、銅銭1枚≒25円/江戸の「銀座」が中央銀行/江戸時代の100円ショップ/貨幣をうまく作れたゆえの鎖国?/落語に見る江戸庶民の金銭感覚/「銭(ゼニ)じゃない、金(カネ)だよ」/江戸出発、伊勢行き(大坂・芝居見物付)3ヶ月贅沢三昧ツアー:100万円/7日間江の島旅:15万円/江戸のドリームジャンボ/なぜ武士は貧しくなった?/朝顔売りのアルバイト/奢侈禁止令の裏側には「米」があった/なぜ、私たちは「円」を使うようになったのか ▼「お金とは〇〇だ。」を考える「ほんのれん」旬感本 『ふしぎなお金』赤瀬川原平(著)筑摩書房 2022 『〈ヴィジュアル版〉 貨幣の歴史』デイヴィッド・オレル(著)角敦子(訳)原書房 2021 『浮世絵と芸能で読む 江戸の経済』櫻庭由紀子(著)笠間書院 2023 『21世紀の楕円幻想論─その日暮らしの哲学 』平川克美(著)ミシマ社 2018 『お金のむこうに人がいる─元ゴールドマン・サックス金利トレーダーが書いた予備知識のいらない経済新入門』田内学(著)ダイヤモンド社 2021 ▼Business Insider Japanで連載記事も読めます! ほんのれん旬感本考 https://www.businessinsider.jp/series/hon-noren-shunkanbonkou/ ▼ご感想やコメントは、ぜひこちらからお寄せください。 ほんのれんラジオX:@honnoren_radio https://twitter.com/honnoren_radio ほんのれんInstagram:@hon_no_ren https://www.instagram.com/hon_no_ren/
15-4.ビットコインは世界史の転換点!? お金の未来はどうなるのか?
ほんのれん vol.15「お金とは〇〇だ。」シリーズ4本目! 『〈ヴィジュアル版〉 貨幣の歴史』デイヴィッド・オレル(著)角敦子(訳)を読みながら、お金の現在地と、未来像を考えてみます。 ▼エピソード目次現在のお金、未来のお金を見ていくよ/近代経済学は「貨幣」の扱いが雑?/行動経済学/ダニエル・カーネマン『ファスト&スロー』/ナッジとは/ピタゴラスイッチの佐藤雅彦さん著『行動経済学まんが ヘンテコノミクス』/Q:コース料理3択。3000円、2000円、1500円。どれ選ぶ?/ボートレースで失った100円を悔しがるウメ子/バブルが起きる非合理な理由/現ナマはお金にどう作用する?/ドーパミンについてはこちらのラジオで/お金の「くそったれ効果」/量子力学的にお金を見る/ビットコイン、何がすごい?/ビットコインでピザを買う!/サトシ・ナカモトすげえ/国家、なくなるんじゃね/お金が変わると社会が変わる、社会が変わるとお金が変わる ▼「お金とは〇〇だ。」を考える「ほんのれん」旬感本 『ふしぎなお金』赤瀬川原平(著)筑摩書房 2022 『〈ヴィジュアル版〉 貨幣の歴史』デイヴィッド・オレル(著)角敦子(訳)原書房 2021 『浮世絵と芸能で読む 江戸の経済』櫻庭由紀子(著)笠間書院 2023 『21世紀の楕円幻想論─その日暮らしの哲学 』平川克美(著)ミシマ社 2018 『お金のむこうに人がいる─元ゴールドマン・サックス金利トレーダーが書いた予備知識のいらない経済新入門』田内学(著)ダイヤモンド社 2021 ▼Business Insider Japanで連載記事も読めます! ほんのれん旬感本考 https://www.businessinsider.jp/series/hon-noren-shunkanbonkou/ ▼ご感想やコメントは、ぜひこちらからお寄せください。 ほんのれんラジオX:@honnoren_radio https://twitter.com/honnoren_radio ほんのれんInstagram:@hon_no_ren https://www.instagram.com/hon_no_ren/
15-3. お金は、いつ、なぜ、生まれたのか?シュメールの金融システムから、アレクサンドロスのコインまで。
ほんのれん vol.15「お金とは〇〇だ。」シリーズ3本目! 『〈ヴィジュアル版〉 貨幣の歴史』デイヴィッド・オレル(著)角敦子(訳)を読みながら、貨幣の起源を考えてみます。 ▼エピソード目次今回は「貨幣の歴史」をみてみます/意外なものがお金になる?!/アメリカの刑務所で、みんなが欲しがる「マルちゃん正麺」/1MB(メイド・ビーバー、オスのビーバーの皮1枚)/普通カード3枚=キラカード1枚/お金のルーツはどこ?/5000年前のシュメールにて/1シェケル=銀8.3g/お金は価値を測るために登場した/「交換」より先に「負債」があった/紀元前7世紀リディア、コイン誕生/ギリシアのポリスはなぜコインを作った?/兵士から市民に金が流れる仕組み/川中島の戦い、1回1億円/アレクサンドロス大王が10万人に支払った銀500Kg/日/鋳造職人が軍隊に随行/ソフトマネー(数字としての貨幣)とハードマネー(物体としての貨幣)/貨幣の歴史はソフトとハードを行ったり来たり ▼「お金とは〇〇だ。」を考える「ほんのれん」旬感本 『ふしぎなお金』赤瀬川原平(著)筑摩書房 2022 『〈ヴィジュアル版〉 貨幣の歴史』デイヴィッド・オレル(著)角敦子(訳)原書房 2021 『浮世絵と芸能で読む 江戸の経済』櫻庭由紀子(著)笠間書院 2023 『21世紀の楕円幻想論─その日暮らしの哲学 』平川克美(著)ミシマ社 2018 『お金のむこうに人がいる─元ゴールドマン・サックス金利トレーダーが書いた予備知識のいらない経済新入門』田内学(著)ダイヤモンド社 2021 ▼その他、今回登場した本はこちら。 『縄文人に相談だ』望月昭秀 (著)国書刊行会 2018 ▼Business Insider Japanで連載記事も読めます! ほんのれん旬感本考 https://www.businessinsider.jp/series/hon-noren-shunkanbonkou/ ▼ご感想やコメントは、ぜひこちらからお寄せください。 ほんのれんラジオX:@honnoren_radio https://twitter.com/honnoren_radio ほんのれんInstagram:@hon_no_ren https://www.instagram.com/hon_no_ren/
15-2. お金は怖い?お金は強い?現代アーティストの発想で考えるマネーの本質
ほんのれん vol.15「お金とは〇〇だ。」シリーズ2本目! 赤瀬川原平(著)『ふしぎなお金』を読みながら、お金ってなにに似ている?を考えてみます。 ▼エピソード目次 お金について悩んだことはある?/ライフプランを立てて恐怖を味わったニレさん/結婚して、子ども生まれて、家を買うのがデフォルトなのか/リスク対応に便利なお金/お金を使わずに生きようと実験したウメ子/financeの語源はfinish/赤瀬川原平の「千円札裁判」/お金は理不尽/3つのポイントで読む『ふしぎなお金』/その1「財布は拳銃」/躙り口で刀をおろす武士/その2「現金は血液」/経済学と脳科学をあわせた「神経経済学」/その3「お金の祖先」/大きな石と約束と/AmazonGO/お金はどんどん抽象化する ▼「お金とは〇〇だ。」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊! 『ふしぎなお金』赤瀬川原平(著)筑摩書房 2022 『〈ヴィジュアル版〉 貨幣の歴史』デイヴィッド・オレル(著)角敦子(訳)原書房 2021 『浮世絵と芸能で読む 江戸の経済』櫻庭由紀子(著)笠間書院 2023 『21世紀の楕円幻想論─その日暮らしの哲学 』平川克美(著)ミシマ社 2018 『お金のむこうに人がいる─元ゴールドマン・サックス金利トレーダーが書いた予備知識のいらない経済新入門』田内学(著)ダイヤモンド社 2021 ▼Business Insider Japanで、編集部の連載記事も読めます! 「ほんのれん旬感本考」 https://www.businessinsider.jp/series/hon-noren-shunkanbonkou/ ▼ご感想やコメントは、ぜひこちらからお寄せください。 ほんのれんラジオX:@honnoren_radio https://twitter.com/honnoren_radio ほんのれんInstagram:@hon_no_ren https://www.instagram.com/hon_no_ren/
15-1.「お金って〇〇だ!?」を問う本、15冊!マネーの正体は、ファウスト博士の錬金術!?
今回から新テーマ! ほんのれん vol.15「お金とは〇〇だ。」です。 みんな気になる、お金の話。 稼ぎ方や節約術はよく聞くけれど、そもそもお金ってなに?なぜこんなに、パワフルなの? 改めて問うと謎だらけの「お金」について、考えてみます。 ▼エピソード目次 お金、貯めたい?使いたい?/『DIE WITH ZERO』流行ってるよね/お金ってそもそも何よ?/千夜千冊エディション『資本主義問題』よりお金の機能3つ/「貨幣=言葉」説/家賃なんぼ?給料いくら?/『お金2.0』『贈与経済2.0』/ざっくり紹介『経済の起源』(大澤真幸)/時間泥棒、お金泥棒。ミヒャエル・エンデが書いたこと/ほんのれん「時は金なり?」と関連しそう/MBAで貧血起こしたはるにゃ/はるにゃのざっくり紹介『ファウスト』/ゴールドを採掘する権利/メキシコのペソ金貨のネックレス(300円)/お金を考えると国家にぶちあたる/お金を考えることは文明を考えること? ====== ====== ====== ====== <今月のEditor’s Note> お金は何の代わり? 日々気になる、「お金」のモンダイ。投資で蓄財をめざ す流れの一方で、『DIE WITH ZERO』という本が売れて いる。節約はやめて、経験にお金を使い切ってゼロで死 のう、と主張するものだ。「お金の貯め方・使い方」は選 択肢が広がっている。 しかし、そもそもお金とは何だろう? お札のこと? 通 帳に書かれた残高のこと? 経済力のこと? Moneyの語 源は、ラテン語のMonetaであり、「忠告する女神」とい う意味があるそうだ。Financeの語源はFinish。相手と の貸し借りの関係を解消して「関係性を断絶すること」 が金融のはじまりだった。 お金は価値の交換を媒介するだけでなく、「忠告」が 必要なほどパワーをもったり、「関係を解消」する機能 をもったりもする。その力って、どこからくる? 支払う 金額を「代金」というけれど、お金は何の「代わり」になっ ているんだろうか? 5冊の旬感本を手すりに、「お金」を たくさん言い換えながら、その正体を探ってみた。 編集長・仁禮洋子 ====== ====== ====== ====== ▼「お金とは〇〇だ。」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊! 『ふしぎなお金』赤瀬川原平(著)筑摩書房 2022 『〈ヴィジュアル版〉 貨幣の歴史』デイヴィッド・オレル(著)角敦子(訳)原書房 2021 『浮世絵と芸能で読む 江戸の経済』櫻庭由紀子(著)笠間書院 2023 『21世紀の楕円幻想論─その日暮らしの哲学 』平川克美(著)ミシマ社 2018 『お金のむこうに人がいる─元ゴールドマン・サックス金利トレーダーが書いた予備知識のいらない経済新入門』田内学(著)ダイヤモンド社 2021 ▼その他、今回登場した本はこちら。 『資本主義問題』松岡正剛(著)KADOKAWA 2021 『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』佐藤航陽 (著) 幻冬舎 2017 『新しい時代のお金の教科書』山口揚平 (著)筑摩書房 2017 『贈与経済2.0 お金を稼がなくても生きていける世界で暮らす』荒谷大輔 (著)翔泳社 2024 『チョンキンマンションのボスは知っている アングラ経済の人類学』小川さやか (著)春秋社 2019 『うしろめたさの人類学』松村圭一郎 (著)ミシマ社 2017 『経済の起源』大澤真幸(著)岩波書店 2022 『マネーの進化史』ニーアル・ファーガソン(著), 仙名紀 (訳)早川書房 2015 『エンデの遺言―根源からお金を問うこと』河邑厚徳 (著), グループ現代 (著)講談社 2011 『金と魔術:『ファウスト』と近代経済』ハンス・クリストフ ビンスヴァンガー (著), 清水健次 (訳)法政大学出版局 1992 『独立国家のつくり方』坂口恭平(著)講談社 2012 ▼Business Insider Japanで、編集部の連載記事も読めます! 「ほんのれん旬感本考」 https://www.businessinsider.jp/series/hon-noren-shunkanbonkou/ ▼ご感想やコメントは、ぜひこちらからお寄せください。 ほんのれんラジオX:@honnoren_radio https://twitter.com/honnoren_radio ほんのれんInstagram:@hon_no_ren https://www.instagram.com/hon_no_ren/
14-5. 「なるつもり」の自分でいい!?松岡正剛『擬』から考える、世界と私のホントとツモリ
ほんのれん vol.14「ホントの自分?」を考えるシリーズ5本目! 私も、世界も、「モドキ」でできている? ひとつの「ホント」を追い求めるより、動きつづける「ホントもツモリもごちゃ混ぜ状態」でいいんじゃない? ▼こんな話。 収録中のニレさんお絵かき/松岡正剛『擬』登場/カメラマンの高速移動/ホントの私・ホントの世界はありますか/ホントとツモリは分けられない/ちぐはぐ鎮具破具/アイデンティティは釘だらけ?/ドラえもん「きこりの泉」より「きれいなジャイアン」というホラー/レベッカの横取り/「顔」を変えると「世」が変わる?/つくる・うむ・なる/編集が生命になった/地と図の相互作用でうまれる似顔絵/おとこなり・おんななり/装いでジェンダーが決まる/制服を脱ぐ女子高生/原爆をゴジラであわらす/一人称を変えてみる/境界がとけあうわたしたち/私とは、カオスの縁である ▼「ホントの自分?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊! 『「ニセの自分」で生きています─心理学から考える虚栄心』稲垣智則(著)明石書店 2023 『「盛り」の誕生─女の子とテクノロジーが生んだ日本の美意識』久保友香(著)太田出版 2019 『アバターと共生する未来社会』石黒浩(著)集英社 2023 『私とは何か─「個人」から「分人」へ( 講談社現代新書)』平野啓一郎(著)講談社 2012 『擬 MODOKI─「世」あるいは別様の可能性』松岡正剛(著)春秋社 2017 ▼その他、今回登場した本はこちら。 『歴歴史の中の多様な「性」 日本とアジア 変幻するセクシュアリティ』三橋順子 (著) 岩波書店 2022 『自称詞〈僕〉の歴史』友田健太郎 (著)河出書房新社 2023 ▼Business Insider Japanで連載記事も読めます! 自分は「何者か」になれるのか? 10冊の本で考える“わたし観” https://www.businessinsider.jp/post-287670 ▼ご感想やコメントは、ぜひこちらからお寄せください。 ほんのれんラジオX:@honnoren_radio https://twitter.com/honnoren_radio ほんのれんInstagram:@hon_no_ren https://www.instagram.com/hon_no_ren/
14-4.ホントの自分は、ひとりじゃない!?平野啓一郎と江戸っ子に学ぶ「たくさんの私」で生きる方法
ほんのれん vol.14「ホントの自分?」を考えるシリーズ4本目! わたしは一人の「個人」じゃなくて、いろんな自分が混ざった「分人」である? ▼こんな話。 旬感本3冊読んで思ったこと/どこまでが自分ですか?自分が生まれるために、他者が必要かも?/鏡を見るとき、鏡からも覗き返されているのだ/keyword「アイデンティティ」ざっくり解説/同一視/発達心理学エリクソンのユダヤ人性/アイデンティティは関係から生まれる?/中学校で習ったよ!ウメ子とはるにゃの思い出/自己紹介で困ります/平野啓一郎『私とは何か 「個人」から「分人」へ/individualとdivisual/平野さんが体験した居心地の悪い飲み会の思い出/ホントの自分にこだわると、ウソの自分が生まれる/「facebookは顔を1つにした」by松岡正剛/イシス編集学校[守]の名物お題「たくさんのわたし」とは/池上英子・田中優子『江戸とアバター』より/「たくさんのわたし」で生きる江戸っ子たち/keyword:別世・多名/江戸時代のメタバース/ラジオネームで別コミュニティに入れる/擬態/次回はついに『擬』です ▼「ホントの自分?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊! 『「ニセの自分」で生きています─心理学から考える虚栄心』稲垣智則(著)明石書店 2023 『「盛り」の誕生─女の子とテクノロジーが生んだ日本の美意識』久保友香(著)太田出版 2019 『アバターと共生する未来社会』石黒浩(著)集英社 2023 『私とは何か─「個人」から「分人」へ( 講談社現代新書)』平野啓一郎(著)講談社 2012 『擬 MODOKI─「世」あるいは別様の可能性』松岡正剛(著)春秋社 2017 ▼その他、今回登場した本はこちら。 『18歳から考える国家と「私」の行方 〈東巻〉: セイゴオ先生が語る歴史的現在』松岡 正剛(著)春秋社 2015 ▼ご感想やコメントは、ぜひこちらからお寄せください。 ほんのれんラジオX:@honnoren_radio https://twitter.com/honnoren_radio ほんのれんInstagram:@hon_no_ren https://www.instagram.com/hon_no_ren/
14-3. アバターもふくめて「自分」になる!? 石黒浩の本と考えるテクノロジーの最前線
ほんのれん vol.14「ホントの自分?」を考えるシリーズ3本目! アバター時代の「自己像」ってどう変わる?? ▼こんな話。 アバターって何ですか/『アバターと共生する未来社会』石黒浩を読んで/東急ハンズで接客してくれるロボット「Sota」/遠隔ガンダム/この顔・この声・この私を脱ぎ捨てる/コワモテでもアバターなら子どもと仲良くなれる!/身体の属性、ひきはがしたくない?/見た目によって、できることが制限されてきた/玉城絵美『ボディシェアリング』/1つのアバターに複数の人格/コレクティブ・ブレイン化/これまで「文字」に頼りすぎてきた。アバターなら「ボディランゲージ」も/複数の感覚を同時に/抱っこしながら電話できるハグビー/映画『アバター』/宇宙の果て、海底、火山で研究ができる/宇宙は広い、寿命は短い/人が死ななくなってくる?/生身がホント? ▼「ホントの自分?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊! 『「ニセの自分」で生きています─心理学から考える虚栄心』稲垣智則(著)明石書店 2023 『「盛り」の誕生─女の子とテクノロジーが生んだ日本の美意識』久保友香(著)太田出版 2019 『アバターと共生する未来社会』石黒浩(著)集英社 2023 『私とは何か─「個人」から「分人」へ( 講談社現代新書)』平野啓一郎(著)講談社 2012 『擬 MODOKI─「世」あるいは別様の可能性』松岡正剛(著)春秋社 2017 ▼その他、今回登場した本はこちら。 『BODY SHARING 身体の制約なき未来 』玉城絵美 (著)大和書房 2022 ▼ご感想やコメントは、ぜひこちらからお寄せください。 ほんのれんラジオX:@honnoren_radio https://twitter.com/honnoren_radio ほんのれんInstagram:@hon_no_ren https://www.instagram.com/hon_no_ren/
14-2.すっぴん褒められても嬉しくない、「盛り」の心理とは?化粧にカツラ、なぜ私たちは自分を加工するのか
ほんのれん vol.14「ホントの自分?」を考えるシリーズ2本目! カッコつけたり、盛ったり、フィルターかけたり。ありのままじゃなく加工したワタシは、ホントのワタシ? ▼こんな話。 『ニセの自分で生きています 心理学から考える虚栄心』/世間体のいい自分はニセ?ダメな自分はニセ?/Zoomで蔓延した「キメ顔コミュニケーション」/コロナ禍が変えた自己認識/カッコつけちゃう2つの理由/『ニセの自分』と真逆な『〈盛り〉の誕生』/見た目は通行手形/プリクラミスコン、最終審査は生身。これって残酷?/「アイメイクというものづくり」/「すっぴん」を褒められてもうれしくないです/文明社会なら「方法」を評価しようよ/インスタグラムで本歌取り/女子高生が実践し、文化を生み出す「守破離」の型/コミュニティの内部で差異が生まれる/ミスユニバース顔になったニレヨーコ/人に服を選んでもらうと自己像変わる? ▼「ホントの自分?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊! 『「ニセの自分」で生きています─心理学から考える虚栄心』稲垣智則(著)明石書店 2023 『「盛り」の誕生─女の子とテクノロジーが生んだ日本の美意識』久保友香(著)太田出版 2019 『アバターと共生する未来社会』石黒浩(著)集英社 2023 『私とは何か─「個人」から「分人」へ( 講談社現代新書)』平野啓一郎(著)講談社 2012 『擬 MODOKI─「世」あるいは別様の可能性』松岡正剛(著)春秋社 2017 ▼ご感想やコメントは、ぜひこちらからお寄せください。 ほんのれんラジオX:@honnoren_radio https://twitter.com/honnoren_radio ほんのれんInstagram:@hon_no_ren https://www.instagram.com/hon_no_ren/
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