そうなんですね。最初はブログとかで解説をしてたんですかね?
そうですね。メールマガジンって当時流行ってたんですけど、それでずっと発行してて、結構読者の方4,000人ぐらいまで行ったんですけど、それでメールマガジンを発行されている会社さん、ソニーさんのグループ会社さんにそういった会社があったんですけど、そこでメールマガの授業一緒にやってみない?みたいな誘いをいただいて、それでインターネットの業界に入っていったという感じですね。
そうなんですね。最初はゲームから入ってウェブっていうことなので、結構違うところもたくさんあったと思うんですが、その辺はあまり気にならず続けられたって感じですかね?
そうですね。でも当時僕がウェブを始めた頃って、ちょうどFlashっていう技術がすごい流行ってた時期だったんですね。
で、Flashだとやっぱりゲームちょっと作ったりとかっていうのもできたりして、実は僕のその初著作ですかね、僕が一番最初に出した書籍ってそのFlashでゲームを作ろうっていう書籍だったんですよ。
あとはその雑誌とかでも、ワンダースワンというゲーム機が昔あったんですけど、それのゲーム制作をするためのプログラムの解説記事を書いてたとかっていうのがあったので、やっぱり最初ゲームがずっと僕の中で根底にあって、だんだんそれがウェブと融合していったみたいな感じですかね。
なるほど、なるほど。確かに今でもブラウザーゲームとかってありますし、簡単なゲームだったらJavaScriptだけで作れたりもしますからね。
そうですね。
なるほど。で、それから学習コンテンツという流れになってきたってことなんですね。
そうですね。
ちなみに今ゲーム作れます?
作れないです。
もう作れないです。
作れないですね。だから僕はゲーム業界行けなくて、逆に良かったなと今は思ってて。
はいはいはい。良かったっていうのはどういうところで思いますか?
やっぱり今のゲーム業界って、僕が当時ゲームクリエイターになりたいなって思ってた当時って、ファミコンとかスーパーファミコンみたいなのが出てきたぐらいの、本当に簡単なゲームばっかりの時代だったんですけど、今はもうそういう時代じゃないので。
確かに。
とてもじゃないですけど、もうついていけなくなっちゃいました。僕自身も。
そうなんですね。で、自分でもぴったり合う業界に今入れてるなっていう感じですかね。
そうですね。でも本当だからインターネットそっくりからやり始めてずっと楽しくて、それこそ本当に20年続けられる業界でしたよね。
そうですね。なるほど。わかりました。
じゃあ続いてですね、学習コミュニティとかコンテンツの制作っていうのずっとされてますので、その辺についても聞いていきたいと思います。
で、調べていくととにかくたくさんのコンテンツがあって、どこから行こうかなってずっと思ってたんですね。
動画、YouTubeもありますし、書籍もあって、コミュニティ運営してて、ブログの更新もあってとか、いろいろされてますよね。
お一人で全部されてるんですか。
そうでもないですね。動画の制作は手伝ってもらったりとか、書籍はそうですね、一人かな。
でもあとウェブの制作はもちろんチームというか、外部のデザイナーさんたちとやっているので、一人ではやってないですけどね。
パーッと見ただけでも時間あるのかなってすごく思ったんですけど、その辺はうまくマネジメントされてるってことですかね。
そうですね。ただやっぱり2018年にトモスターっていう会社立ち上げたときは、やっぱり制作をちょっと抑えてでも、学習コンテンツにグッと力を入れていこうっていう覚悟でやってたりしたので、
今はそういう意味では、昔ほどはウェブ制作をガリガリやるっていうよりは、学習の方もやって少しお手伝いしてみたいな感じのバランスは変わってきてますよね。
なるほど、なるほど。そしたら働き方とかスタッフの環境とかも変わってきますよね。
そうですね。
その辺はご自身でもマネジメントされながらということですね。
そうですね。やっぱりちょっと学習を、もともとずっと学習についてやっていきたいと思ってて、そのチャンスがやっと2018年ぐらいに巡ってきたかなっていうところで、若干排水の陣で頑張ってるっていうところではありますね。
そうなんですね。排水の陣といえば、制作会社立ち上げのときも結構大変だったと動画でおっしゃってたのを聞いたことあるんですけど。
見ていただいたんですね。大変でしたね。
面白いです。この辺は本当に話すと長くなると思いますので、ぜひ動画の方で見ていただきたいと思うんですが、結構排水の陣ですよね、ずっと。
結構若い頃はやらかしてましたね、いろいろね。公開にのめんでも時間のめんでも。
そうなんですよ。それを聞いてるだけで、えーとか思いながら、ただ今の谷口さんを見てると、あ、大丈夫なんだなっていうふうに思える素敵な動画がたくさんありますので、ぜひ見ていただきたいと思います。
で、動画の話に戻しますと、子ども向けの講座とかもあるんですよね。
そうですね。まだ本当まだ実験中というか、本当小手はチャレンジを始めたばっかりで、10年後ぐらいに何か形になってればいいなぐらいなロングスパンで考えてはいるんですけど、
やっぱりその僕がもともと学習といいますか、その学ぶっていうことにすごく興味があって、それでプログラマーを育てたりですとか、
ウェブ業界に入りたい方に何かコンテンツを提供したりということをずっとやってたんですけれども、やっぱり僕の最終的な目標というのは、
学ぶっていうことをみんなさん、お子さんも含めてみなさんに知っていただけるといいなっていうのが僕の人生の目標だったりはするので、
子ども向けにこの動画もすごく一般的になってきましたし、インターネットも浸透している中で、どんな学習の機会を差し上げられるのかなというところを実験とかトライとかしているという感じですかね。
なるほど。子ども向けとなると最初のタッチポイントとなるところが一番難しいんじゃないかなと思うんですが、まず見てもらえないという壁があると思うんですよね。
その辺についてはどうされてます?
まだ全然うまくいってないですね。だから、どんな形がいいのかなっていうところを模索はしてるんですけど、やっぱりそうすると今度僕の原点のところにあったゲームっていうところがちょっと生きてくるのかなと思ってて、
ゲームみたいなものと学習みたいなものをうまく融合させられないかなとかもちょっと考えてはいるんですけど、そこはでももしかしたら僕とかうちの会社一社だけでできるような話ではないのかもしれないので、
HTMLの仕様、当時まだHTML5がみたいな話をしてたりして、もう違ってたりするっていうところがやっぱり多々あるので、そこはずっと撮り続けないとウェブは変化が早いですよね。
ですよね。私もGoogleフォントの使い方っていうのを動画上げて、その翌週ぐらいに仕様が変わって、画面が違うんですよ。
あるあるですよね。
そうなんです、もう戦いですね、そしたら。
戦い、ワードプレスとかもう全然変わってきちゃいますからね、画面が。
そうなんですよ。それが動画だけじゃなくて書籍にも絡んでくると思うんですが、
書籍はきついですね。
たくさん書籍を書かれていて、出版する頃に変わってるってこともあるじゃないですか。
あるあるですね。
大変なんですよ、その辺がね。
で、書籍たくさん書かれてる中で、2月にですね、最新だったら2月29日にレブエンジニアを育てる学校っていう書籍が出版されましたね。
こちらについても聞いていこうと思うんですが、これ書かれたきっかけっていうのはどういったところがあったんでしょう。
もともと僕、このマイナビ出版さんっていう今回出させていただいた出版社さんとすごくお願いされていまして、
ずっといろんなPHPの本書いたりJavaScriptの本書いたりずっとしてたんですよね。
で、今回もぜひ何か書いてくださいみたいな感じで、また依頼が来たので、どうしようかなっていうのをちょっと編集さんさんと一緒にお話ししてたんですけど、
やっぱり今の僕の中のウェブ業界って、例えば今から全く知識がない方がウェブクリエイターになりたいなって思ったときって、
とにかく覚えなきゃいけない範囲が広すぎてしまって、どこから手をつけていいのかが全く分かんない業界だなと思ってるんですよね。
で、何かその、例えば入門書とかを買ってきて読み始めたってなると、その専門用語がいろいろ書いてあって、
で、その専門用語を調べようと思って別の文献に当たると、そこにもまた違う専門用語が書いてあってということで、
なんかもうどんどんどんどんその沼にはまっていって、もう何が書いてあるのか分からないみたいな方がすごくやっぱり多いのかなっていうところがあるんですよね。
で、僕はやっぱりその本書いたりとか動画出したりとかっていうところで、どなたかに学ぶっていうのはもちろん、学校とかに行くっていうのはもちろんいいとは思うんですけど、
僕はやっぱりその独学というかご自身でその勉強できる環境っていうのを整えてあげたいっていうのをずっとやっているものなので、
独学でそういったところを克服するためにはどうしたらいいんだろうっていうところをちょっと考えてたんですよ。
で、そうした時にそのやっぱり言葉が分からないっていうのがすごくその障害になるなと思っていて、
なのでそういった言葉っていうのをまずはキーワードにして本を出そうかなっていうのがまず最初の出発点ですね。
なので今回出させていただいた書籍って見出しが必ずウェブ業界の言葉になっていて、その言葉を説明しながらこの言葉をこんなところで使われてるんですよっていう形で解説を続けていくっていう本の構成になってるんですよ。
で、かつもう今必要となる言葉は全部盛り込んでしまおうと思って、全部僕の方で必要となりそうなものを書き出して、
で、それに対して一個一個解説を加えていくっていうのをもう2年以上かなかかってやってたんですけど、
で、書いてみたらもともと200ページぐらいの構成のはずだったのが400、600ページぐらいになったのかな最終的に。
そうですよね。
なので全く本に収まらないんですがどうしましょうみたいな話になってしまって、でももうこれはね全部やっぱり必要なので全部なんとか出したいですっていうことで200ページだけ書籍にして、
残りは300ページぐらいは全部PDFにしてお配りするっていうちょっと防御にしたという書籍になっております。
すごいですね。今見たら300、400ページ弱くらいあるんですが、それじゃ足りなかったということなんですよね。
足りない。
通常そういう技術章だったら最初目次があって本編があって最後に作品があるんですけど、目次がなんか作品みたいな感じになってますよね。
そうですそうです。本当にキーワードがダーって並んでるっていう。
ですよね。なんか学習する中である程度学習した方でもこれなんだろうっていうこうちょっと不明確なものだけをピックアップして読んでみるっていうのもありだと思いますし。
そうですね。
これ面白いなって思ったのが最初の方でウェブエンジニアの働き方っていうのが今まであるようでなかったなと思っていて、
もう製作会社に入るっていう知識しかない方だったら法人なりするとか考えてもない方もいらっしゃると思いますし、
あとはフリーランスだったらどういう働き方があるのか、どこから案件をもらえるのかとかそういうところも解説されているので、
一番最初にそういう解説があるのはすごく親切だなと思って読ませていただきました。
ありがとうございます。ウェブ業界に入りたいという方が最初に手に取っていただけるような本にならないかなと思ってちょっと頑張って書いた感じですね。
そうですよね。ちょっと興味がある方とかどんな感じかなっていう方はまず見てみるといいかなと思います。
で、あとはですねたくさん書籍を執筆する中でなんかこだわりとかこれは気をつけてるよっていうところありますか?
僕自身先ほどの通りゲームクリエイターになりたいと思って学生の頃やってたんですけど、
僕ってもともとそのゲームの中でもプログラミングがすごく好きっていうよりは、
ゲームのプランナーって考える人になりたいと思ってた人間だったので、
そこまで実は僕プログラム得意じゃなかったりするんですよ。
そうなんですね。
で、自分でまあとはいえゲーム作りたかったのでプログラムを勉強してたんですけど、
相当やっぱり苦労したんですよね。高校生ぐらいの時です。
もうそれこそ情報が全くないので本屋さんに行って本買ってくるしか方法がなかったので当時って。
なのでその本を読むんですけど、それもすごく技術所全としたどっかの大学の教授の先生とか書いた本とかなので、
本当にわかんなくて相当苦労したので。
なので僕の場合の本ってそういうすごくできる方が書いた本っていうよりは苦労した人間がここで苦労したんですって。