そうですよね。なるほど。この辺も後で深掘りしていこうかなと思うんですが、そもそもこのウェブ業界に興味を持ったきっかけっていうのは何かありました?
明確にこれっていうのがあったわけじゃ正直ないんですけど、自分の母親があんたこういう仕事向いてんちゃうっていう、その一言は割とでかかったなと。
お母さん何を思ってそれをおっしゃったんでしょうね。
いや、というのも10代の頃、学生時代のときにバンドとかはちょっとやってて、バンドのホームページをホームページビルダーを使って、世のようなコツコツずっと作ってたんですよ、僕。
それは結構楽しくて、母親は多分その姿をどっかで見てたんだと思うんですよね。
そっからだいぶ時は経つんですけど、一回仕事を辞めて、次の仕事何かしようかなって思ってるときに、なかなか何も出てこずんですね。
そのときに言ったんですよ。あんた、ああいうのずっとやってたから、そういう仕事向いてるんじゃない?って。
確かになって思って、そこにちょっと興味を持ち始めたっていうのがきっかけですかね。
なるほど。じゃあ、仕事にしようって最初から思って勉強したっていうよりは、楽しくて続けてたらそれが仕事になったっていうパターンなんですね。
というのもね、バンドのホームページ作ってからは全然ウェブは結構離れてたんですけど、その一歩があってから、ウェブの勉強しに行こうと思ってそっから勉強をスタートしたっていう感じになります。
そうなんですね。バンドとか持ってたら宣伝するためのツールが必要ですもんね。
そうなんですよね。
今ちなみにバンドはもうされてないんですか?
もう全く何も楽器を触っていないです。
そうなんですね。ぜひ聞けたらと思いましたが。
練習しておきます。
わかりました。じゃあそのウェブ業界に入る前、ウェブに興味を持つ前っていうのは全然違う仕事をされてたってことです?
はい。もともとアパレル業界で服の販売とかをしてて、それをずっとやってたんですけど、そっからちょっとやめて、何しようかなっていう期間があったって感じですね。
そういう時だったんですね。
しっかり勉強してみて、やっぱりこれ向いてるわっていう風に感じられたんですかね?
そうですね。やっぱりもともとすごい楽しくて、ずっと世の中でそうやってホームページビルダーとかってやってたんで、もう一通最初から楽しくて。
もうまるでゲームの、楽しいゲームに出会った感じの感覚。
わかります。なんかこの色が決まらんっていうの、背景色が決まらんっていうのをずっといろいろね、いじったりしますよね。
そうなんですよ。思った通りにいかんっていうのを試行錯誤するのがまた面白かったりして。
ですよね。時間が溶けてるっていうパターンもありますよね。
なるほど。じゃあすごく向いてたという感じなんですね。
うん。あってたと思います。
じゃあ最初は製作会社とかに就職されたんです?
いや、実はそのつもりで勉強を始めたんですけど、いきなりそのままいろいろあってフリーランスになったっていう。
それって最初の最初にお仕事をもらえるかどうかっていう不安があると思うんですけど、その辺は特になかったんですか?
いや、もちろん不安めちゃくちゃありました。ですが、そのスクールで出会った先生が恩師なんですけど、いろいろサポートもしてくださって、その先生がフリーランスで活躍されてる方だったんですよね。
そこにちょっと一緒につき添わせてもらったりとか、いろいろして、ちょっとずつちょっとずつ広がっていった感じです。
じゃあ、もう本当に孤独に始めたっていうよりは、師匠とかそういう方がいて、その方のサポートを得ながら勉強していったっていう感じなんですかね?
そうです。サポートがありました。
そうですよね。じゃないと、突然海に放り投げ出されて、どうすればってなりますよね。
いや、そうですよ。今でこそね、いきなりフリーランスになる方多いと思うんですけど、当時はいなかったですよ。
そうですよね。
風当たりもものすごくきつくて。
風当たりがきついって、どういう時に感じました?
やっぱり未経験っていうのもあるので、君に頼む理由は何なの?みたいなの平気で言われましたし。
確かにそうですよね。なんか作ってほしいっておっしゃる方たくさんいる割には、経験ないんだったらちょっとっていう、この事例もありますよね。
ありました、ありました。あとは法人化してないとダメとかね。
そっかそっか。今はそこまでもないかもしれないですけど、その当時はね、あのドメイン、メールアドレスがGmailだったらダメとか。
ありました、めちゃくちゃありました。
独自ドメインじゃない人とはちょっと仕事は、みたいな、ありますよね。
今ではね、全然平気な感じですけどね。
今のXのDMとか、インスタグラムでやり取りしてっていう方もいらっしゃるかもしれないですけど、当時はね、ドメインがすごく重要でしたもんね。
そうです、そうです。Gmailとか、なかなかフリーメールでは難しかったね。
そっかそっか。で、それがまあでもうまくいったんですね、そのまま。
そうですね。もともと結構アパレルの経験がでかくて、やっぱそこでちょっとお店を任せてもらったりとかする経験があったんですよね。
そうなんですね。
そこでなんかいろいろこう、どうやって例えば売り上げってあるのかとか、いろいろ無意識に学んでた部分があったので、その考えをスライドして、
ただ作るっていうよりは、そういうお客様のビジネスをもっと発展させるとか、その先の笑顔を作るためにっていうところが結構はまったというか、
あんまりそういうのやってる方が、当時は僕の周りにはあんまりいなかったので、そこに期待してくださって依頼してくださるお客様がいらっしゃいました。
そうなんですね。確かにそうやって別のキャリアを歩んでた方でも、そこで何を学んだかとか、経営未戦でいられるかとか、その辺がないと転職した時にちょっとしんどかったりしますもんね。
そうなんですよね。
ただただ雇われてるだけだったら。
おっしゃる通りだと思います。
なるほど、そういうことがあったんですね。
で、その後になのかな、同時進行なのか、講師の仕事とかも今されてらっしゃいますよね。
そうですね。2012年ぐらいから、
結構長い。
はい、スクールの講師をさせてもらってますね。
それも何かきっかけがありました?
それももともとは自分が通ってたスクールなんですけど、その師匠の方もそこで先生もされてるのもあり、
そろそろ経験もね、現場の経験もついてきたから、ちょっと講師とかどうっていうのをプッシュしてくださったり、
あとスクールのスタッフの方もぜひぜひって感じで、それがきっかけで、じゃあやらせていただこうかなと。
そうなんですね。
なんか学んだことをそのまま経験を積んで、恩返しじゃないですけど、
同じ学校でできるっていうのは、また違った目線でその学校に貢献できていいですよね。
そうなんですよね。本当にありがたいことに。
かつ僕が全然ウェブの勉強最初結構ハマって、全然理解できなかったタイプなんですよね。
特にこうCSSとかもそんな、ホームページビルダードラッグ&ドロップで全部作れたので、
それの感覚で最初勉強しに行ったんですけど、そうじゃなかった。
だからめっちゃくちゃハマった経験があったので、逆に同じような思いをしてる人にとっては、
そういうのを噛み砕いて伝えれるんじゃないかなっていうのもちょっとあって、
そこをやりたくて、講師もやらせていただきました。
なるほど。最初はでも、なんかうまくいかなかったりとかしなかったです?すぐ慣れましたかね?
最初は場所的には行ってたスクールなので、スタッフももう仲良かったので、
そういう意味で言うと入りやすかったのはあったんですけど、やっぱり人に伝えるっていうのは、
自分がちゃんと理解してないと言語化できない。
作れるだけじゃダメっていうのが、最初は苦労しましたね。
その辺はじゃあ、教えるための勉強みたいなのも追加でされたりしました?
はい。それもやっぱり勉強しましたね。伝え方とか。
そういった方面でですよね。なるほど、なるほど。
なんか私が講師をするとき、私もオンラインスクールのほうで教えてたりするんですが、
そちら始めるときに、なんか初心者向けの書籍を読んだりとかしましたね。
でも、わかります。
もうずっとそのとき、現場にいた頃は、とにかく最先端、最先端みたいな、
新しい技術、難しいけど効率のいい技術、みたいなのばっかり勉強してたんですが、
そうじゃなくて、Liって何の略だっけ?みたいな、そういうところからやり直すみたいなね、ありますよね。
いやでも、ほんとそうなんですよね。なんか現場ずっとやってるとね、ただ作ってればよかったんですけど。
そうなんですよね。
あの小学生のときの気持ちがどんどん忘れていくので、そこを返すためにこう。
あのときの自分をね。
そうです、そうです。
そうですよね。ありますよね。
あります。
じゃあ、それって結構長い間講師をされていた柴田さんから見た、伸びる生徒さんってどういった生徒像みたいなのありますか?
やっぱり作りたいものが明確にある人は、成長早いですよね。
そうですね。
最初はでも、皆さん何を作りたいっていうのは、特にないって方多いと思うんですが、そういった方、難しいです?
いや、難しくはないですけど、やっぱり目的を持ってる方の方が勉強するにあたっても、本人努力だと思ってないんですけど、これ作りたいから、いっぱい作り方を調べたりとか、思想性っていうんですかね。
伝えてなくても、自分でどんどん情報を取りに行って、できるまでやってくるみたいなのをされるので、
やっぱ、周りから見たら努力してるやと思うんですけど、本人は努力ともまずやってる人はすごい伸びるなっていう感じはあります。
そうなんですよね。なんか勝手に伸びますよね。
はい。本当おっしゃる通り、そうだと思います。
そうなんですね。ただ、そういった方ばかりじゃないので、なんかウェブデザイナーになりたいっていう気持ちはあるけど、具体的な目的がない方ってどういうふうに指導すればいいかなってすごく悩んでいて、なんかその辺のコツとかありますか?
難しいんですけど、やっぱり考えてもらって、とにかく手を動かしてもらうように持っていくっていうのが大事かなと思ってて、
教科書に載ってる内容ってそのまま例えばコードにしたりとか映していけば形はできちゃうんですけど、それって実は理解につながってなかったりとか、
あと、講師にこんなことわからないんでって質問したときに、その答えをまるまる講師の方も教えちゃうと、
その時はめっちゃわかった気になるし、生徒さんも喜ぶし、講師も仕事した気になるんですけど、
でも実はちゃんとした理解に結びついてなかったから、もう1回同じような質問を何度も繰り返しやっちゃうとか。
応用ができなくなっちゃうんですよね。
そうなんですよ。なので、一番おいしい答えを出すっていう瞬間が、たぶん一番おいしい達成感があるので、
ここを残しといてあげて、ここにつながるヒントとか、考え方だけを伝えるっていう風にしていくと、
解けたときに楽しくなって、また何かチャレンジしてみようっていう風になって、自分で勉強を進めていくようになっていく方は結構見てきたので。
確かに確かに。
めちゃくちゃ大きい大変ってやっぱそこまで実はなくて、今言った時間が欲しいっていうのがあるんですけど、それぐらいで、それ以上に細かいちょっとしたことが、意外と事務作業みたいなのが結構多いんですよ。地味なやつが。
あんまり得意じゃないんで、そういうのが。それがタスクが溜まってくる時にちょっと、それをこなさなきゃっていう大変さが少しあるっていう感じぐらいですか。
確かに。でもなんか人を雇うほどでもないちょっとしたのがあったりしますよね。
そうなんですよ。継続してちゃんとできるお仕事だったらいいんですけど、本当につき始めのこの時だけとかスポットだったりするので、依頼しにくいっていうのもあって。
そうなんですよね。かといってAIを組むほどでもなさそうな。
いやそうです。そこで攻撃やってます。
なるほど、なるほど。それは未だにちょっと難しい。
ちょっとあります。なのでちょっと自分で今、新たなプラットフォームも自分で開発しつつやろうかなと思ってます。
なるほど、なるほど。じゃあ1年後にはもう少し楽になってるかなと。
なってたらいいな。
いいな。ですよね。
なるほど。あと柴田さんといえば書籍の印象がですね、私の中ではすごく強くて。
マジですか。恐縮です。
武器になるHTMLの書籍が、こちら2022年12月に発行されたものです。
はい。
結構分厚い420ページですかね。
そうですね、424。
24ページ、こちらを短著で。
はい。
すごいんですよ皆さん、手に取ってみてください。重いですから。
そうなんですよ、武器になるんですよ。物理的に。
武器になりますね。物理的なね。武器にはしないでほしいですけどね。
そうですね。
こちらの書籍もちょっと色々と聞いてみたいんですが、これはご自身で書きたいと思って持ち込んだものなんです?
いや、違います。これは僕Web制作の学習コンテンツみたいなYouTubeを使ったやつっていうのをちょっと作って公開したりするんですけど、
編集者さんがですね、学生時代の時に実はそのコンテンツのユーザーさんだったんですね。
それでWebの勉強を実はしてくれてあって、出版社に就職し、それを書籍化したものを作りたいということで、
企画も通ってない段階から僕に声をかけてくださって、
そうなんですね。
はい、スタートしたっていう感じなんですよ。
すごい。やっぱり地道に続けてると、そういった繋がりが新たな仕事に繋がってっていうことになりますよね。
いや、本当にありがたかったですね。嬉しいと思ったんで、もう即分かりましたっていう感じで返事して。
なるほど、なるほど。これすごいのが、HTMLなんですよね。
HTMLなんです。
大体HTMLとCSS、あとJavaScriptがちょっと絡んでたりとか、そういう書籍が多い中、HTMLのみなんですよ。
そうです。
これがすごくて、これは柴田さんのアイデアなんですかね。
そうですね。最初ご依頼があった時はおっしゃる通りHTMLとCSSセットでみたいな感じだったんですけど、
ここはもう素晴らしい書籍がすでに世の中にはマナさんの本がありますから。
ありがとうございます。
もうそれで本当に十分だと思いますし、なんでそうじゃない、HTMLだけ。
割とHTMLっておろそかにされがちな部分もあるので、
じゃあここにやっぱり焦点絞ってやった方が、僕のやりたいことも書けるし、僕らしさも出ると思うのでっていうので、
そっちにシフトチェンジをしていただいた感じですね。
なるほど。これ本当にすごいんですよね。
すごいしか言ってなくて、思い出がなさすぎるんですけど、
サンプルも多くて、一つ一つのタグの深掘りが特にされている中、
サンプルもそれぞれ用意されていて、役割とこういうとこ注意しましょうっていうのも全部書いてて、
これ読むだけでもHTMLは安心っていう感じなんですが、
特に力を入れたポイントっていうのはありました?
特に、全部力入れたんですけど。
そうですね。
やっぱり使用に基づいたってなると、
使用書を読むのは初学者その方、やっぱりハードルが高いし、
それをでもなるべく噛み砕きつつ、難しい専門用語もあまり使わずに、