2022-09-20 12:08

#80 体育会系は令和でも重宝されるのか

#採用基準 #体育会系 #新卒採用

企業の新卒採用基準が変化してきていること、求められている人物像の変容についてお話しています。
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こんにちは、採用の仕事をして13年、営業のマネージャーをしているワーキングマザーのわかまろと申します。
今日は、体育会系出身の人が令和の世の中で、会社で優遇されるのか、就職で優遇されるのかっていうお話をさせていただきたいなと思います。
みなさんは体育会系出身でしょうか? 私は大学時代の部活動が体育会の運動部だったので、一応体育会系の括りに入るのかなと思います。
ご存知の方も多いかもしれないんですけども、
ちょっと前までは、体育会系の学生、特に新卒採用の就職の時に、体育会系の学生を好んで採用したいという会社が結構多かったんですよね。
これはちょっと感覚というか、私がこれまで出会ってきた会社の傾向を見て、そういうふうに言ってるだけなので、ちょっと正確なデータとかっていうのは今手元に持ち合わせてはないのですが、
体育会系の人材をとにかく取りたいんだっていう会社さんっていうのは意外とあったりします。
それに、そういった体育会系専門の学生を紹介する専門の新卒の紹介会社っていうのもあったりします。
じゃあなぜ企業がこれまで体育会系の学生を求めてきたかというと、いくつか理由はあるんですけども、まず一番大きいのはメンタルが強い。
心身ともに、特にメンタルが強くて、上の指示に従順に従えるからっていうことだと理解しています。
あと他には、例えば厳しい上下関係の中で礼儀がしっかりしているとか、挨拶がちゃんとできるとか、そういうところの他に、チームプレーだったりする場合は、
周りと他社と協力をして進めていくことができるとか、例えば優勝を目指して精査をたくまして努力することができるとか、そこら辺を評価して体育会系の学生をとりたいっていう会社は結構多かったように思います。
あと例えば、部活出身のOBとかOGがたくさんいる会社だと、何々大学、何々部の枠が年間何人あるとか、裏の枠が何人かあるとか、そういう話もよく聞いてたりしました。
これはどうでしょうか。就職活動の時、体育会の方はそういうふうに思われたこともありますでしょうか。
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これまでの日本の会社っていうのは、上の指示にある意味、どんなにちょっと理不尽な環境でも頑張って耐えてとにかく働ければ、それで評価が上がってきたわけです。
なのである意味、そういった体育会系の方っていうのは結構優遇されてた背景があるのかなというふうに思っています。
じゃあですね、これが今後どうなっていくか、今後もその体育会系の人たちっていうのは優遇され続けるのかっていうふうに言うと、答えはノーかなと思っています。
これはちょっと想像できる方も多いかなと思うんですけども、これからの時代って、上からトップダウンで言われたことに、ただその頭をある意味空っぽにして、とにかくやり続ける、そのグリッドなんて言葉も流行ったことがありましたけど、
とにかくもう気合と根性論でやり続けるんだっていう、それで成果が上がる時代ではないんですよね。景気だっていいわけではないですし、正解っていうのが今ない時代ですので、それぞれが一人一人が頭を使って考えて行動していって、
逆に言うならどちらかというと、ストレスに弱い人というより、ストレスを気合で乗り越えようとしない人の方が活躍できるんじゃないかななんていうふうに私個人としては思ってますし、そういうふうに考えにシフトしている会社が多いかなというふうに思います。
どういうことかというと、何か問題とか課題があった時に、これまでであれば耐えてとりあえず頑張ればそれでよかった、上の人からは上の人からすると余計なこと言わずに従順に頑張ってくれる人が良かったわけですけども、今後はどちらかというと、その課題っていうのを早期に発見して、どんどんどんどんこの改善だったり改革だったりを先入観を持たずに進めていける人の方が大事なわけですよね。
そうするにあたって過度にストレス耐性が高い人、我慢強い人、とにかく頑張っちゃう人っていうのは、ちょっとした問題点に感覚が鈍くなってしまったり気づけなかったり、ちょっと理不尽だけどまずやろうって思ってしまう人の場合は、小さな問題に気づけなかったりとか前提を疑えなかったりしますので、
そういった意味では、体育会計の人たちを求める寄与っていうのは徐々に減っていくのかなーなんていうふうに思っています。
ちなみにこれは体育会計の人をディスっているわけではありません。先ほど申しました通り、私も体育会計でしたし、夫もバリバリの超体育会計、すじ金入りの体育会計出身なのでディスってるわけではないんですが、
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ただ人物タイプ的に、一般的に体育会計というところから企業が連想する人物像、非常にストレスに強く従順で、とにかく練習をコツコツ頑張る人っていう方をイメージにしてお話をしています。
じゃあ今後の世の中でどんな人が求められていくかって言ったら、前にもお話ししたことがあるかもしれないんですけど、まずはクリティカルシンキング、批判的な思考って訳されたりしますけど、
本質的な部分を見抜ける力ある人、あとはコミュニケーション力、今後はその似通った属性の人たちとコミュニケーションを取るだけではなくて、
全く性別はもちろん、考え方、宗教、国籍、あらゆるところが違う人と、うまくコミュニケーションを取りながら、何かプロジェクトっていうのを進めていかないといけないわけなので、そういった高度なコミュニケーション力、
あとはコラボレーションといって、さっきのコミュニケーション力と近いんですけども、あらゆるバックボーンの人たちと協力をして進めていける力、
あとはクリエイティビティといって、想像力を発揮できる力、そういったところが求められていく世の中になってきてますし、だんだんそれも企業も築きつつあるかなというふうに思います。
ただもちろん、体育会計の人たちが、だからといって採用に、就職に不利になるかといったらもちろんそうではなくて、どちらかというと、今までは体育会計ということで優遇されがちであった部分、
優遇される企業も多かった部分が、だんだんとプラスに、マイナスにはならないけど、特にプラスにもならないっていう状態になっていくのかなというふうに思っています。
ただまだまだですね、結構トップダウンだったり、気合い重視っていう会社もまだまだあって、そういう会社は体育会計枠が結構設けられている会社も多いなというふうには思います。
ただそういう会社ってちょっとずつ変わっていかないと、だんだん廃れていってしまうと思うんですね。
ただですね、結構人事の手腕って本当に会社によって全然異なっていて、結構最先端の会社を作っていくための人材を獲得していく意識の方もいらっしゃれば、
純粋にその上から言われた採用枠をただ補充するために動いているという方もいますし、結構ここら辺は会社によって意識が分かれる部分かなというふうに思っています。
なので今日のお話をまとめますと、これまで過去は体育会計の就職が結構優遇される場面が多かったですと、なぜなら企業は従順で言ったことを愚直にできる人を求めていたから。
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ただ今後の世の中っていうのは、言ったことを愚直にやるというよりかは自分で想像していく力が大事。
例えばクリエイティカルシンキング、本質に気づく批判的指向だったりとか、コミュニケーション、コラボレーションとかクリエイティビティですね、自分で仕事を作り出していく力の方がすごく大事なので、だんだん採用基準がシフトしつつあると。
そうなった時に今後、ストレス体制っていうのはあまり必要ないんだと。ストレス体制があり心身ともに強い人っていうのがあまり重宝されづらくなる。なぜならそういう人たちは強い分その課題になかなか気づきづらい。ストレスに強い分体に気づきづらいからっていうお話をさせていただきました。
実際ですね、私の職場でも、結構昔というか私が入社したばっかりの10年前くらいは、もう本当にとにかく心身ともに強くて、もうとにかくやれます、頑張ります、気合い入れますっていう感じの人が評価されてたんですけど、ただですね、やっぱり近年はそうではなくて、どちらかというと頭を自分で使って思考できる人、思考して実行に移せる人。
なので、結構上司からしたらすごく扱いづらい部下、いろいろ反抗してきた扱いづらい部下の方が、実は能力が高いっていうことに気づかれつつあって、ちょっとずつ採用基準も変わってきてますし、現場でその活躍してる人と言われる基準っていうのも変わってきてるなと思います。
私も今まで何十人、百人弱くらいメンバーを持たせていただいたことがありますが、あまりにストレス体制が弱い人はあれなんですけど、ただある程度責任感はありつつ、ただストレスに敏感な人の方が改善案だったり、ここがおかしいっていうのをすぐ気づけるので、そういう人の方が批判的思考、クリティカルシンキングを持ってたりするので、
ストレス体制っていうのは、メンタル強いっていうのはあればいいってもんでもないなというふうに思っています。
ということで、今日も最後まで聞いていただいてありがとうございました。
取り留めもないお話でしたが、企業の採用の基準っていうのがだんだん変化してきてますよねっていう部分が持って帰っていただければありがたいです。
今日は三連休の最後の日でした。
東京はですね、午前中ちょっと雨が降ったんですが、午後は比較的晴れていて、台風の気配っていうのがあまり感じずにいたんですが、結構場所によっては強めの被害が出ているところもあるようなので、皆さんお気をつけてお過ごしください。
ということで、今日も最後まで聞いていただけるってありがとうございました。また明日も聞いていただけると幸いです。
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