2023-06-03 10:03

#127 子どもを呪う言葉、救う言葉


犯罪心理学者が教える子どもを呪う言葉・救う言葉 (SB新書) https://amzn.asia/d/cmMJlMV

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こんにちは、わかまろです。今日は、犯罪心理学者が教える、子どもを呪う言葉、救う言葉という本を読んで、
自分も、子どもに対して無意識に言ってはいけない言葉を言ってるなと思いましたので、ちょっとその気づきを忘れないうちにお話をしたいなと思います。
この本はですね、犯罪心理学者の出口康幸先生という方が書かれた本で、この方は犯罪心理学というのを専門にしてまして、
数々の犯罪者だったり、飛行した少年たちを観察してきた結果から、この本を書かれています。
テレビとかにもよく出演されている方のようなので、ご存知の方も多いかもしれません。
子どもが犯罪を犯した時にですね、その子の親がどんな親なのかって、誰しも想像することがあるんじゃないかなと思います。
その時の親の像ってどんな像ですかね。例えば、鬼のようにめちゃくちゃ虐待をしてくるとか、
親自身が犯罪者だったりとか、すごいネグレットをしているとか、そういった良くない親像っていうのが思い浮かぶ方が多いんじゃないかなと思います。
実際にですね、少年院の法務教官が感じる飛行少年の保護者の問題として、一番多いのは子どもの行動に対する責任感がないことだそうです。
これが平成17年の犯罪白書っていうやつによると、62.5%で1位。
次いで多いのが子どもの言いなりになっているとか、子どもの行動に無関心であったり、子どもの問題を他のせいにするとか、虐待があるとかですね。
なので、この上位、法務教官が感じる犯罪少年の保護者の問題としてランクインしているところから、親御さんの親の像をですね、想像すると、
自分のしたことであって、子どもが何かしたいもん、子どものしたことであって、自分には関係ないよとか、自分の責任じゃないよみたいなですね。
子どもに愛情をかけている親の像だったりとか、虐待があったりとかいう親の像っていうのが想像できますので、ここら辺は結構想像通りかなというふうに思います。
ただですね、一方でそれ以下にランクインしている保護者の問題、法務教官が感じる保護者の問題っていうのを読んでみると、
例えば子どもに関して過干渉的であるとか、父母の指導が一致していない、父母の、そうですね、両親の教育の方針が一致していないとか、
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子どもに親の感が一方的に押し付けるとか、子どもに言うことがその場その場で変わるとか、子どもに期待過剰であるとかですね、
子どもの悩みを抱え込んで周りに相談しようとしないとか、ここら辺って一見子どもにめちゃくちゃ愛情を持っている、子育てに一生懸命な親でもやってしまいがち、なってしまいがちな像っていうのが浮かんできますよね。
なのでここまでで言いたいこととしては、犯罪を犯す子どもの保護者というのは必ずしも子どもに無責任であったりとか虐待をしていたりとか、
そういう保護者だけではなくて、逆に非常に愛情を持って親としては良かれと思って子どもに対して接していることが悪劇を及ぼしている可能性があると。
例えば過干渉もそうですし、両親の指導が一致していないこと。
一致していないことはそんなものが問題ではなくて、両親間ですり合わせをせずに、一致しないままあべこべなことを母、父が言い続けるっていうのが良くないらしいんですけれども、
そういうことも子どもに対して一生懸命であるが分、そういう行動に出てしまうこともあるよなというふうに思いました。
実際にこの出口先生という方も、犯罪少年の保護者には自分が子どもにとってはすごく良い教育をしてきたと信じて疑わない保護者というのがいるので、
子どもに愛情を持っていても自分では気づかないうちに子どもを呪ってしまう言葉を言ってしまうことがあるんだよという話をされています。
ではどんな言葉が呪う言葉になるのかということで、詳細を本を読んでいただければなと思うんですけれども、
私がちょっとハッとした、私毎日これ言ってるなっていう言葉があって、早くしなさいっていう言葉が子どもを呪う言葉にランクインをしておりました。
早くしなさいって言いませんか?私毎日言ってますね。
3歳半の娘に、子どもは子どものペースがあるんですけど、親は何時までに保育園に届けたいとか、何時までにご飯にしたい、何時までにお風呂に入れたい、何時までに寝かせたいっていう流れで、
もう早くしてよっていうのを毎日言ってますね。
なんですけど、早くしなさいっていうのは子どもを呪う言葉であり、言われ続けると犯罪を犯す可能性っていうのが出てくると。
もちろんその言葉だけでは出てこないと思うんですけども、その理由の一つになり得るという話でした。
なぜかというと、早くしなさいっていう言葉が起こす事態として、子どもの事前予見能力というのを奪ってるって言うんですね。
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例えば、この本の事例で取り上げられていたのが、ある応料してしまった女性の事例でした。
その女性は威圧的な父親の下で育てられて、早くしなさい、早くしなさいって、いいから次これやりなさいっていう結構強めの指示を受けながら育ってきたようなんですね。
親の指示を受けて、子どもの頃はいい子に育っていたんだけれども、就職をしてですね、
ちょっと彼氏ができて、彼氏の借金返済のために、経理に就いていたその女性は応料っていうのを犯します。
その応料っていうのもですね、やり口がすごく短絡的で、会社の口座から自分の口座にお金を移す、すぐにバレそうな犯罪を重ねて、結局捕まってしまうわけです。
じゃあ幼少期に父親が早くしなさいと言ってたことと、この彼女がですね、短絡的なその犯罪に手を染めてしまったことってどういう因果関係があるかというと、
早くしなさいっていうのは、なぜ早くしなければならないのかとか、次にどんな行動を自分はするべきなのかって、自分で考えるその事前に予見をする能力、
これをしたら次これが起きるっていう、その事前に想像する能力っていうのが奪われているそうです。
なので例えば会社の口座から自分の口座にお金を振り込んだら、ちょっと想像すればどんなことが起きうるか、すぐにバレてしまうだろうっていうのは普通はわかりそうなものなんですけれども、
親にその次の行動を指示されて、早くしなさいと言われ続けた結果、これをやったら次何が起きるのかっていうのが想像ができなくなってしまっていて、
そんな短絡的な犯罪に走ってしまったということをこの出口先生はおっしゃっていました。
こういう人はですね、結構大人になってから一定数いるそうです。本人は考える能力がちゃんとあるのに、
子供の頃から親が全部お膳立てをして早くしなさいと言い続けた結果、何をしていいかわからなくなってしまって、
現在の状況に理解の能力が不足していたりとか、事前にこれをやったら次これが起きるっていうのが想像ができなくなってしまって、
短絡的なことをやってしまった。犯罪っていうのは大抵短絡的なんですよね。
なので、そういった短絡的なことをさせないためにも、例えば、親は待つことが大事だと。
子供に例えば8時までに家を出たいから何をしたいか考えてねっていうのを、ちょっと我慢は一時必要だけれども考えさせることが必要なんだよっていうことをおっしゃっていて、
なるほど、一理あるなと。ちょっと難しいけれども、ちょっと早くしなさいっていうのはできるだけ言わないようにしたいなというふうに思いました。
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それ以外にも、日常生活で私たちが良かれと思ってというか、普通に走ってしまっているような言葉が結構上げられて、
なぜこれが言い続けると犯罪者になるかもしれないのかっていうのは書かれてますので、ぜひご興味ある方は読んでいただけると幸いです。
ということで、今日も最後まで聞いていただいてありがとうございました。
お伝えしたいことと、最後に余談、雑談と、合計で10分以内に収めたいなと思ってるんですけど、
今日はこれでもう10分を超えてしまいそうなので、ちょっと今日お話ししたかった余談は明日にしたいなと思います。
ちょっとここら辺のタイムマネジメントというか、ちょっと時間管理もちょっとこれから上達していきたいなと思っております。
ということで、また次回も聞いていただけると幸いです。
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