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2025-01-27 07:03

【SPECIAL EDITION】特別無料公開8!代表前川が上司力®実践ケーススタディ23を解説!

これまでアップした中で再生回数が多かった「上司力®実践ケーススタディ」について、人を育て活かす上司力提唱の第一人者である、FeelWorks代表前川孝雄本人による解答と解説をお届けします!

今回は第23問「チャットGPT依存の新入社員」の解答解説です。

サマリー

このエピソードでは、チャットGPTに頼りすぎている新入社員に対して、上司がどのように注意を促すかに焦点が当てられています。新入社員研修の重要性や具体的なアドバイスの方法が解説されており、AIを活用しながらも自分で考える力を育むことの重要性が強調されています。

新入社員のチャットGPT依存
皆さん、こんにちは。FeelWorks代表取締役の前川孝雄です。
本日のですね、上司が元気になるラジオをですね、僕がnoteで続けています連載ですね、
上司力実践ケーススタディの23番についてですね、解説をしたいというふうに思っております。
さて、この問いの23番はですね、どのようなテーマだったかというと、
チャットGPT依存の新入社員というふうなテーマがございました。
具体的な問いはですね、こんな感じでしたね。
仕事でわからないことがあっても先輩に聞かずにググったり、
チャットGPTで答えを探そうとする新入社員、どう注意しましょうかというふうな問題でした。
さあ、いかがですかね。
実際、僕たちFeelWorksもですね、上司力研修が中心でございますが、
それとセットで新入社員研修なんかもさせていただくことが結構最近増えてるんですけど、
その中で新入社員の皆さんですね、仕事でわからないことだったらどうするという問いを立てると、
実際にチャットGPTで探しますというふうに答える新入社員が実際にいたりしましたからね。
それは別に悪気があってしてるんじゃなくて、やっぱりこれまでの学生時代からの生活習慣からそうしてるってことと、
やっぱり先輩社員ですね、忙しそうにしてる。
上司も忙しそうにしてる。
だから忙しそうな上司や先輩に自分のために時間を取っていただくのは申し訳ない。
こんな気持ちでやってしまってるわけですけども。
これはですね、別にチャットGPTは使えばいいんですけど、
この状態がずっと続くっていうのはいろんな問題も起こりそうですね。
さて、どうしましょうかということです。
で、アンサーはですね、2つ選択肢を用意させてもらいました。
アンサーの1番はですね、こうですよね。
最近のAIは優れてるからねと。
ただ、実務でわからないことだったら先輩に聞けば、良い情報が得られるものだよ、と
アドバイスし、様子を見ながら先輩のAさんに聞いてみたらどうかなと。
その問題であればBさんが詳しいよと先輩をですね、
具体的に明示してあげて質問を促すということでしたね。
AIと教育のバランス
で、アンサーの2番。
チャットGPTで答えを探してばかりいても仕事は覚えられないよと諭し。
わからないことは職場の先輩に聞いて学んだほうが成長できるものだよと
優しくアドバイスするということでございました。
さて、どっちが妥当解でしょうかということですね。
もちろん絶対的には正解じゃないのであくまで妥当解ということでお聞きいただきたいのですが、
僕のおすすめはどちらかというとアンサーの1番なんですね。
アンサーの1番もアンサーの2番も先輩に学びなさいということを言ってるわけですけども、
少しアンサーの1番のほうが具体化していますよね。
なのでアンサーの1番がおすすめなんじゃないかなというふうに思います。
冒頭も申しましたように、最近の新入社員はやっぱりSNSの影響なんかもあって、
やっぱり周りから浮くことを少し怖がったりとか、
同調圧力が働きやすいような環境でずっと育ってきたので、
その中で先輩に周りを飛び越えて話しかけるというのはすごく勇気がいるんですよね。
そういう意味でいくと具体的に新入社員が悩んでいることとか困っていること、わからないことを
ちゃんと面談の場で聞いた上で、どの先輩に聞けばいいのかということをしっかり伝えてあげて、
かつその先輩にも声掛けしてちゃんとつないであげるということが上司としては重要なんじゃないでしょうかと。
こういうふうに思うわけですね。
そもそも考えていくと、AIとかGoogleなんかが出てきたときも何でもかんでもググる新入社員なんかがいて、
僕らも大学で授業をしているとおりですね、みんなググって回答を探したりするというのが最初は少し違和感がありましたけど、
今や当たり前というかね、AIにしてもGoogleの検索ツールにしてもですね、
あくまでも道具なので使えばいいと思うんですね。活用すべきときに活用すればいいというふうに思うわけです。
ただ一方で、新入社員の育成を考えたときにチャットGPTに依存してしまうと2つの問題が起こるなと、
こういうことはしっかり理解をしておいていただきたいですし、新入社員側にも伝えたほうがいいと思っているんですね。
その2つの問題のですね、1つは何かというと、何でもかんでもAIだとかチャットGPTで答えを探すと、
ネットでググるということを常態化してしまうと、自分で考えることを放棄してしまう。
それが続いてしまうと、自分で考える筋肉が衰えてしまうということだと思うんです。
そういう意味でいくと本人のためにならないですよね。ただしさ、今は自律型人材の育成ということで、
自分でしっかり考えて行動できる人材育成が求められている中で、これを放任してしまうと、
自分で考えて行動する人材にならないようになってしまうリスクがあるということなんです。
これはやっぱり新入社員側にもしっかり伝えた上で、チャットGPTやAIはツールなので、
これを活用する、自分で考えることを放棄しちゃいけないよということを教えることが大事だなと思います。
もう1つがですね、やっぱり仕事ですから、組織としてチームで協働していくということがすごく大事ですよね。
なんでもかんでもチャットGPTに依存してしまうと、チームワーク、先輩、後輩、同僚同士の協働、連携というのが
どうもうまくいかないということになっていくリスクもあるというふうに思うんです。
なので、これもしっかり新入社員側にも伝えて、実際協働、連携していくためにも先輩に働きかけるということがすごく大事なんだよということを
伝えていくことが大事かなというふうに思います。
先輩側にもですね、そのことを伝えた上で、新入社員がちゃんとOJTしてあげてねということでやっていくことで、
互いが教え、教えられるという関係性になって、実は教える側のOJTリーダーの先輩のほうが成長するということもありますしね、
人を教えたほうが成長しますからね、こんな意味においても実は協働、連携していくことを促進していって、
さらに加えて、それぞれのメンバーが成長していくということの支援にもなっていきますので、
そういう意味ではAIが活用すべきなんだけど、協働、連携の問題というのもあるよということを周知していくということが大事かなというふうに思います。
ということで、やっぱりこのAIとかですね、Chat GPTはこれからどんどんどんどん進化していくでしょうけど、
だからこそ上司にとって大切なのは、自分で考えて周りと協働できる人材育成というのを
意識的にやっていくということがより重要になっていくんだというふうに思うわけですね。
ということで、解説をしてまいりました。皆さんのですね、日々のマネジメントにぜひお役立ていただければ幸いです。
本日はどうもありがとうございました。
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