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この番組は、アナウンサーになりたいという方に向けて、就職活動に関連したちょっとしたコツをお伝えしていきます。
元局アナで話し方講師、早坂まき子と申します。よろしくお願いいたします。
さあ、今回もゲスト会議です。
4人目のゲストは、元劇団式でミュージカル俳優、そして演劇を活かしました研修講師もなさっている上田亜希子さんにお越しいただきました。
同世代で友人の亜希子ちゃんには、今回緊張とどう向き合ったらいいかというお話を軸にインタビューをさせてもらっているんですけれども、
本編の序盤ですね、私と亜希子ちゃんの出会いの話から、どんな人生をこれまで生きてきたかみたいな話もちょっと語っていましたら、
長くなっちゃったんですね。なので、アナウンサー志望の方からすると、私と亜希子ちゃんの慣れそめとかね、その後の話ってまああんまり興味ないかなっていう方もいらっしゃいますよね。
そういう方は10分のところまで飛ばしてください。
10分のところまで飛ばすと、このミュージカル俳優の立場から見た緊張との向き合い方、緊張対策っていうのを語っていただいておりますので、
亜希子さんにとって何かヒントになるんじゃないかなと思います。それでは本編どうぞ。
ゲスト回、今回は上田亜希子さんにお越しいただきました。私は亜希子ちゃんと呼んでおります。亜希子ちゃん、今日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
まずは自己紹介お願いしてもいいですか。
はい。初めまして、上田亜希子と申します。私はミュージカル俳優と演劇手法を使った起業研修の講師を現在やっております。
ミュージカル俳優の作品、出た作品としては、劇団式のライオンキングであったりとか、
あとは劇団シンカンセンサーのバラとサムライ2とかですね、走りましたけれども、23年間で大体30作品、3000ステージ以上出させていただいております。
これで演劇の素晴らしさというものに気づいて、これを多くの人に広めていきたいなと思って、
演劇手法をコンテンツ化して、今いろんな方、子どもの教育であったり起業の研修としても伝える仕事をしています。
待って、23年?23年よ!すごいね、芸歴!あら、もうそんな?
だから、マキちゃん、私はマキちゃんと呼ばせていただいてますが、マキちゃんもそれぐらいになるんじゃない?
一応社会人20年目なんですって。一応大学生をね、学生を挟んでるから。
ちょっと説明すると、あこちゃん、すごいミュージカル俳優さん来たんだなっていうのがお分かりいただけたと思うんですけれども、
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ちょっと出会いの場から話すと、宝塚歌劇団の受験を私たちしておりまして、受験スクールは別々だったんだけれども、
同い年で受験会場で知り合ったんだよね。あれが15歳なのよ、高校1年生。
初めましての時が15歳の終わり。
お互い1回目だめで、2回目高校2年生の時の宝塚知恵でもまた出会って、
ああ、1年ぶりだね、久しぶり!みたいに。
私は勝手にあこちゃんのことをもともと知っていて、結構有名な大手受験スクールさんに通っていたあこちゃんだったので、
私、スクールの発表会見に行ってるからね。
そうだったの?
アートの。
知り合いが出てたとか?
じゃなくて、宝塚の本家のパンフレットに広告出てましたよね、アートスクールさんって。
で、すごい興味があったんですよ。見てみたいと思って。あこちゃんの舞台見てるの。
高校生でやってた!やってた!
で、実験会場であった子が出てると。
そうだったんだ。それ初めて今知った。
すいません、こっそり見てました。
嬉しい!
輝いてたよ。
あ、ごめんね。輝いてたって過去的になっちゃってごめんね。
あの時輝いてた。
確かに。
15、16ですね。
そうだね。
お祭りの時も私たちダメで、で降参でもまた会って、お互い最後だね、ラストチャンスだね、頑張ろうって言って。
残念ながら桜は咲かなかったんですよね、私たち。
覚えてる。
空港?
そう、空港。覚えてるよ。
私ね、あこちゃんは実は今でも友達でいられる理由の一つが私、空港だと思っていて。
で、宝塚ダメでした。落ちました。私も人生も絶望だったわけですよ。もう終わったなと。
で、空港でいた、多分伊丹空港だと思うんだよね。
泣きながら自分の瓶が来るまで母親と待ってたら、たまたまあこちゃんとお母様に会って、
あれ?なんでいるの?って。あこちゃん分かったんじゃないの?って言ったら落ちたの?って言って、
その時間帯に空港にいるってことは分からなかったってのは当然お互いすぐ分かることなので、
大泣きして抱き合って号泣したのよ、空港で。
そしたら私その後の一言、お母様の一言が一番私心に残ってて、
もうあんたたち切り替えなさいって。もうすぐ切り替えなさい気持ちって。
今ここで泣きました。はい、もうこれで終わり。
過去には戻れないんだからちゃんと未来を見て、明日を見なさいって言ったの。
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かっこいい!お母様!って泣きながら。
うちの母はやっぱりさ、芸能のこととか全然詳しくないし、
そもそもアタカラスカを見ていなかった人なので、もちろん残念がってはいたけれど、
どう励ましたらいいか分かんないみたいな、ちょっと戸惑いだったんだよね。
そういう時にあこちゃんとあこちゃんのお母様に会って、
切り替えなさいって言うあの一言が、すごい支えてくれたの。
私はあんなと大学行くために、親がかやからずか分かんなかったら大学行きなさいっていうのが条件だったから、
予備校に通ったんですよね。もちろん全然気持ちも入らないし、やる気もなかったけど、
まあとりあえず通ってたけど、その時の1年間を支えてくれたのは、あこちゃんのお母様の切り替えなさいなんです。
そうだよな。切り替えなきゃなって。だってもう戻れないんだもん、過去に行って。
あ、そうそう。ごめんね。ポッドキャストを聞いてる人分かんないよね。
タカラスカって年齢制限があるんですよ。
中3から高3までのたった4回しかチャレンジができなくって、
高3でダメだったらもう一生叶わない夢となっちゃうんですよ。
で、その後あこちゃんは劇団式の研究生になって、
19歳でその年がダメだったから、4月に不合格が分かって、
劇団式で毎年その時は秋にオーディションがあったので、
秋なのか、じゃあ半年後くらいか。
半年後にオーディションを受けて受かったから、入団はその次の4月なんだけど、
今さらっと受かったからって言ったけど、皆さん劇団式の研究生だって、研究所?
結構難関でしょ?
そうみたいだね。
でも私からしたらタカラスカに4回落ち続けてたから、
もうそんなペロって受かってしまったんですよ、1回でね。
だからその実感が全然なかったんですよ。
さすがって思ったよ、その連絡もらった時。
本当?
やっぱあこちゃんね、だって実力は素晴らしいよね。
でもその時私が学んだのは、捨てる神あれば拾う神あるだなって。
誰より努力したつもりでタカラスカ受験して、周りも受かるだろうって言ってくれてたし、
自分も自信を持って挑んだけど、落ちてしまった時に自分の存在も否定してしまって、
今までの自分の自信も恥ずかしくなってきたし、
自己否定をし続けてた受験までの6ヶ月間だったけど、
結果が出て、やっぱり合わなかったんだなって、タカラスカに。
と思ってやっと自分を受け入れられたんだよね、その時にね。
それまでの頑張りは決して間違っていたわけじゃなくて、
たまたま会っていたのが激難指揮さんだったんだなっていうのに落ち着いたのかな?
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落ち着いたし、その努力も今。
繋がってるもんね、今にね。だって23年で舞台に立ち続けてるってすごいことよね、本当に。
さっきあこちゃんが奈良役とかって語ってくれたけど、
あこちゃんがライオンキングの奈良やるってインタビューも見に行ったけど、すごかったよね。
ありがとうございます。
ひら輝いてて、かっこよかった。
うれしい。
あこちゃんが真ん中にいるって思ったの。
一人で歌ってる、踊ってるみたいな。
泣きながら見たよね。
そうだよね、あの時のさ、一番つらかった時に一緒にいてくれたまきちゃんだったからね。
あの空港の一瞬だけどね。
私もあの空港で出会ったのがね、すごくあこちゃんとのご縁を勝手に感じて、今でもこうやって。
しょっちゅう会うわけじゃないけど、1年に1回とか半年に1回とか、
連絡したり会ったりとかしてくれた。本当にありがとうございますって感じなんだけど。
こちらです。
それぞれ業界は違うんだけど、活躍し続けてるっていう姿に、私は元気をもらって、刺激をもらってるっていうことなんですよ。
今回ポッドキャストに何で来てもらったかっていうと、全然畑違いではあるけれども、
人前で何かをパフォーマンスするとか、何かを伝えるという意味では、全く関係ないではないかなと思いまして。
アナウンサーとか、役者さんとかって。
なので、その23年のキャリアを積んで、しかも今やね、指導者とかね、そういう講師もやってらっしゃるあこちゃんに、
ぜひ教えてもらいたいなと思って、何を教えてもらえたら、就活性にヒントになるかなって考えた時に、やっぱ緊張との向き合い方っていうのが、まず1つ目テーマにいいかなと思ったんです。
なんでかっていうと、俳優さんもそうだと思うけど、アナウンサーで言ったら就職活動で選ばれたい。
要は内定って言うんだけど、その1人2人に残るためには、やっぱりいいパフォーマンスをしなきゃいけない。
でもやっぱり緊張する。難しいよね。
多分みんな緊張するんだよね。大なり小なり。
そうだよね。それで人生が決まっちゃうんだもんね。
あこちゃんの絵はさ、例えばその劇団式にいた頃から、次回作この作品をやります、オーディションやります、みたいのもあった。
うん、あるある。
ってなると、一応気合いは入る。この役やりたいなとか、選ばれたいな。
緊張とどう向き合ってた?
緊張と、その時は、実は私、緊張との向き合い方がパコって変わった瞬間があるんだけど、
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劇団式に行った8年間っていうのは、まだその、私の中のセオリーが分かってなかったから、緊張に支配されて、いつもパフォーマンス下がってたんだよね。
もし緊張しちゃって、頭真っ白になって、喋れないんですって、今感じてる子がいるなら、全く同じような状況で、何やってもダメだった。
オーディション終わった後、いつも後悔してるの?うまく歌えなかったなとか、うまく踊れなかったなって。
100%のうちの、自分大丈夫だなと思ったのが100%だとしたら、もう30%ぐらいしか出ないのね。
あんな毎日365日レッスンしても?
そうなの。努力は嫌じゃなかったし、やってたつもりなのに、どうしても半分以下のパフォーマンスしかできないことをずっと悩んでて。
でもやればやるほど焦っちゃったりとかしてた。
でもある時から、その原因が分かったから変わっていったんだけど、劇団式でいうと、当時はもう解決してなかったっていうのが答えに。
まだちょっと若かったってなるのかな?人生経験かな?
そう、それが分かった理由が、まず緊張しちゃいけないと思ってたんだよね。
はいはいはい。
なぜかって言うと、すごいシビアな劇団で私がいた時は、1音落とすものは去れって書いてあった。
有名だよね。クリアに出せないものは去れっていうね。
だって公演中だって役を下ろされたりするもんね。明日から来なくていいですみたいな。有名だよね。
そうです。私も何度も下ろされてたから。
厳しいね。
でもそれは努力とかじゃない時もあったりした。たまたまな時もあったりして。
だから失敗したら自分の俳優生命が終わるっていう場所に立ってたから、失敗できないと思ってて。
恐怖、緊張っていうものが敵だと思ってたんだけど、ここから23年もやっていると、
どんな緊張かでもパフォーマンス出せる人の姿を見てると、緊張してるんだよね。めちゃくちゃ。
隠さないってこと?
隠さないし、手も震えちゃって。
どんだけ大御所の女優さんとかでも、コップの水が出ちゃうぐらい緊張してる人とか。
機械室で見えるの?
そう、見えたりとか。
しかも隠してないんだ、その人。緊張するわーみたいなね。
そう、有名なのは和田亜紀子さんがニューヨークでパフォーマンスをやった時に、震えちゃって水がバーっとこぼれちゃうっていうのが映像で残ってるじゃない。
有名だよね。よく和田亜紀子さんをネタにしてるよね。
そう。
あんな感じか。
うん、あんな感じで行って、私は緊張を否定していたんだけれども、緊張するもんなんだって思った途端、一個楽になったんですよね。
調べてみたら、緊張っていつもと違うよっていう身体の知らせだったりするから、自分を守ってくれるサインだったりするわけですよ。
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はいはいはい。
緊張は敵だと思ってたんだけど、あ、そうだ今この緊張さんっていうものは、私にいつもと違うから危ないよって言ってくれてるんだってことに気づけたら、大丈夫だよと。知ってます?
私は今から非日常の空間に挑みに行くから、安心してねみたいな態勢ができるようになると、まず呼吸とかも穏やかになってくるし、冷静に一つなってくるんですよね。
そうすると、緊張がなくなるってことはないから、なるべく自分のいつものパフォーマンスが発揮できるっていう法則を発見して、
そこから緊張してもパフォーマンスが出るっていうステップが踏めるようになった。
なるほど。その息にちょっと上がれたステップが。
そう。あともう一つあるなと思うのが、緊張してる時って、いわゆる不安があるってことじゃない?
それが漠然としてる時って、どんどん緊張の輪が大きくなってくるんだけど、何に不安を持ってるのかっていうことを知るっていうのもすごい大事だと。
それ大事だよね。
あるよね。準備をしてないから不安な時もあるじゃない?真っ白になっちゃう。
練習不足。
練習不足のパターンもあるし、あとは人の目を見るのが怖いとか、たまたま前に座ってた人がすごい怖い顔をして見られていたから緊張してしまったパターンもあるし、
いろんなパターンの中で緊張があるから、その原因を紙に書き出してみたりとかすると、練習になるかもしれないなって思った。
やったことある?紙に書き出して。
ある。
今日緊張した理由は?
うん。
なるほど。やっぱり分析が大事。
そう。だから私、宝塚受験生のサポートをね。宝塚落ちた身分なんだけれども、
やってるよね。
大体声ってメンタル出るから、すごいパフォーマンスできてても普段テストで震えちゃって、いつものパフォーマンスが出ない子とかよくいるんだけど、
必ず聞くようにして、どういう状態が起きてたのかっていうことを。
なるほど。自分で自分の分析をさせる。
そうそう。
なるほどね。
だからそれはすごい大事だなって。
でもあこちゃんが語ってくれたように、激難式にいた8年はちょっと気づけてなかったっていうのは、
その時にさ、それを知ってたらなって思わない?歳を重ねると。
そうなんだよ。
若さゆえに、分かんないこととか気づけないことってあるよね。
あるね。
しょうがないなってのあるよね。今振り返ってみると、お互い42歳になってさ。
あこちゃんも辞めて、そういう先輩たちを見たから振り切れたというか。
そうなんだよね。
次のステップに行けたっていうのもあるかもしれないけど。
そうなんだよね。
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だからアナウンサー就活生も年齢で言うと、21歳とか22歳とか、その辺なんでね、23、4、5とか。
だから若さだけのせいじゃないけど、若さゆえになかなか冷静に自分を分析できないとか、
分析する余裕がないってのあるかもしれないけど、厳しいこと言うと、内定する人って若くても分析したりとか、緊張との向き合い方っていうのを持ってるんだろうなって。
私も緊張しだったからさ、マイク持つと手とか震えてたもん。
本当?
そうよ。香取慎吾さんにインタビューすると手震えてて、カメラマンにバカにされたもん。
お前手震えてたんだって。
気合い入れすぎだよみたいな。
そうだよね。
やっぱ地方局だとさ、アナウンサーという、なかなかいわゆる有名な芸能人の方って、接する機会がないのね。年に数回とかね。
キー局の人だったらもうね、毎日のようにアーティストとか芸人さんとか、俳優さんとかに歩いてるかもしれないけど、
ってなるとさ、たった1年に1回か2回の、しかも当時、当時って言ったら失礼か、スマップですよ。香取慎吾さんですよ。
気合が空回りして空回りして手震えるんだけど、それもやっぱり練習不足だし、想定不足だし、緊張との向き合い方を分析できなかったんだろうなって。
なるほどね。これはさ、震えてしまうのもある種リアリティじゃない?
そう。
それを、アナウンサーが良いか悪いか分かんないんだけど、俳優の世界ではそれもすごい大事だったりして。
なんでなんで?
それはやっぱりなんていうのかな、その空間を味わうから、完璧にやるとか正しくやるものが感動には伝わらないんだよね。
目的が違うからアナウンサーさんって情報を伝えるっていうことだから、そこに感動があるかないかあんまり関係ないかもしれないんだけど、
役者っていうのはそのドラマの世界に引っ張っていかなきゃいけないから、最終時点は感動だったり何かメッセージを伝えていくことなんだけれども、
こういう牧ちゃんがさ、当時震えてるっていうのもすごくリアリティがあって、
確かにね。
逆に言うと、大御所の女優さんとかアナウンサーにはできない。
まあそうね、確かにね。
だからすごい私は宝だと思っていて、
優しいね。
本当にすごい大事だと思っていて、
私は感動させた人が勝ちだと思っているから、
その就職活動をやっている方も緊張して声が震えてしまったとしても、
そこに対して支配される必要はないんじゃないかなって思うけどね。
それもリアルな自分だよね。
あと、就活生、学生さんに向けて言うと、緊張したから絶対落とされるってわけでもないんだ。
かこちゃんの言うように、面接官は大人たちじゃん。
40代、50代、60代、人生経験も重ねてます。
緊張との無茶言い方も知ってます。
そういう人からすると、ある意味すごいピュアだね。
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緊張している様も猫をかぶっていないというか、
素直だからこそ声が震えちゃうとか、
っていう風に思ってくれる人もいるかもしれないから、
だから緊張したら、この試験もうダメだ、落ちたわって思わないでほしいな。
そうだよね。
みんなするよね、緊張って。
緊張はするよね。
人生がこれで決まるっていうフェーズであればあるほど、失敗できないから。
ね。思っちゃうんだよね。追い込んじゃうんだよね。
でもお名前は出せないと思うけど、さっきやっこちゃんがね、
いわゆる大御所の俳優さんでも、オーディション受ける控室で手が震えちゃうっていうのは、
あ、そうなんだと思って。
そうだよ。だから緊張することは治らないです。
そうだよね。ゼロにはならない。
ゼロにはならないってことを教えてもらった。
本当だね。
緊張を消す方法はないけど、向き合う方法はあるなっていうこと。
あと、スキル的な話をすると、私はすごい呼吸を整えることが緊張緩和するなと思ってて、
きっとまきちゃんも授業とかラジオでお話ししてることもあるかもしれないんだけど、
ボイストレーナーの観点からいくと。
ぜひ聞きたい。
やはりこの呼吸と感情ってシーソンみたいにつながってて、
呼吸が速い人に穏やかな人はいないんですよ。
みなさんも思い出してほしいんだけど、
自分の感情が穏やかでリラックスしてるときの呼吸ってどんな状態かなってみたときに、
速くなってるときってないんですよ。
ないね。
ゆっくりしてるじゃん。
逆に緊張したり不安があったり、体が硬直してるときって呼吸が浅くて速いから、
緊張するっていう、メンタルをコントロールするのはすごく難しいんだけどね。
自律神経だから心臓と一緒でコントロールしづらいんだけど、
呼吸はコントロールできるから、
呼吸からアプローチしていってゆっくり息を吐くとか、
呼吸の速度を落としていくっていう風にすると、
自然と頭が真っ白になっちゃうってパニックするほうの緊張は防止できるかなと思います。
よく深呼吸を大切な場面の前に1回2回しましょうって、
ちっちゃい頃教わったけど、
それで要は今のあっこちゃんが解説してくれたことだよね。
そうですね。
一生懸命その穏やかなときを思い出そうと、
呼吸で。
そうだと思う。
そういう風にやったらいいよってことでしょ。
なので皆さんも最終面接の前、深呼吸してください。
そうです。
深呼吸にも意味があるというのを教えてくれました。
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あっこちゃんはヨガトレーナーの資格も持ってらっしゃるでしょ。
いろいろあっこちゃんの活動を見てると、
私なんか呼吸と向き合ってるなって思うんだけど。
そうだね。
私は人生、呼吸が全てだと思っていて、
大丈夫?そんな言い切っちゃって。
言い切っちゃいます。
そんなに?
本出したいぐらい。
本?雑誌とろ?
どうするよ。
いろんな文献出てると思うんだけどさ、
呼吸って息って書くじゃない?
はい。
息の漢字ってさ、自分の心って書くじゃん。
書きますね。
さっきみたいな言った呼吸と感情がセットになってるってことはまさにそうなんだけど、
息で感情もコントロールできるし、
息で感情が出ちゃうわけよ。
声ってさ、息が出て声が出るじゃん。
はい。
いわゆる声のガソリンは息呼吸だから、
呼吸が乱れてると言葉の、もちろんバイブレーションというか震えとかもあるんだけど、
言葉の波動も変わってくる。
はいはいはい。
目に見えないから説明難しいし今日はしょるけど、
やる気だったり本当にここに入りたいっていう覚悟とか信念とかも波動に乗るんだよね。
それってやっぱり呼吸。
ガソリンの呼吸が満たされてないと乗らないし、
波動が下がっていってしまう。
だからこの子本当に入りたいのかなとか、
本気で言ってるのかなって思われてしまうのは結構呼吸が原因だったりもするよね。
なるほど。
多分アナウンサー採用試験も通ずるものあると思うよ。
面接官って、頭で呼吸ってことを考えてなくても、
なんとなくこの子本気度があんまり高くないんじゃないかとか、
本当にうちの局入ろうと思ってるとか思うのって多分そこだと思う。
呼吸に出ちゃってるんだと思う。
そうなんだよ。
私ぶっちゃけ記念受験なんですとか、
私ぶっちゃけこの地方局には行きたくないんですが、
出ちゃってるのかもしれないなって今聞いてて思った。
それもそうだと思う。
私、腹呼吸っていうのを自分のメソッドで使ってるんだけど、
腹ってさ、腹が座るとかさ、腹が決まるとか腹が黒いとか、
本音を表すのを日本で昔から腹って言うんですか。
言うね、海洋区にある。
そうそう。だから腹で呼吸するって、
解剖学的には腹じゃなくて、
肺にたくさん呼吸が入って、
結果的にお腹が膨らむから腹呼吸なんだけど、
肺にたくさん呼吸が入るってことは、
呼吸が深いとか、横隔膜が柔らかくて上下していくっていう意味なので、
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やっぱり呼吸が深くないとその腹まで到達しないんだよね。
だからやっぱり呼吸は全てなんだと思う。
その呼吸をさっきの話で言うと、
じゃあ本気で受かりたいんです、本気で入りたいんですっていうのを
表現するための呼吸を育てるにはどうしたらいいんですか。
呼吸ができるようになるには。
簡単に言うと、深く呼吸ができる体を作ることがすごい大事だから。
体作り。
そうです。
だからやっぱり俳優さんとかアナウンサーもだけど、
発声練習が大事だよねってそこにもつながるのか、もしかしたら。
そう。私が大事にしているのは発声練習も大事なんだけど、
やっぱり体が固まっちゃってると、要は容器がカチカチな
コルセットしてるところに息を頑張って入れても、なかなか進化していかないから
コルセット抜きましょうよっていうところからやって、
柔軟に入れられるような体作り。
そうそう。だからこの横隔膜のマッサージをしたりとか、
物理的に体を作っちゃうっていうのを先にやって、そこから声を出すみたいな感じで。
なるほどね。
波動ってさ、結局周波数1回のうちにどれくらい波打つかっていうことだから、
この周波数を上げるのにもやっぱり息がたくさん必要なんだよね。
はいはいはいはい。
高い音を出すとかもそうなんだけど、
生体が1秒間に何回接触してるかっていうのがヘルツだったりするから、
やっぱりそれを大きい方がいいなと思っていて、
決められた言葉の中でもっと奥にある意図を伝えたりとか、
何かするためにはやっておいて損ではないかなと思う。
私みたいにうるさいって言われるのは問題なんだけど、
それね、いかないくらいコントロールできたら。
そうそう。コントロールできればいい話だから、
その容器を大きく広げたほうがいいんじゃないっていうのはすごくよくわかる。
ぜひやってみて。
みなさん。
はい、植田あき子さんのインタビュー回前半いかがでしたでしょうか。
緊張との向き合い方、そしてそこから呼吸の大切さ、息の大切さ、
というのを語ってくれました。
いやーやっぱりね、さすが演劇界で23年間活躍していたあき子ちゃんだなという解説と分析でしたよね。
あき子ちゃんは本編でも言ってましたけれども、
現在ボイストレーナーとして後輩とかの指導育成とかもされているから、
やっぱり教えるのもとっても上手なんですよね。
私個人からすると、緊張するときにゼロにはならないから緊張するんだって前もって覚悟をしておく。
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いざ緊張したらゆっくり深呼吸してみたいなのは頭ではわかっていたんですけれども、
あやって、なぜじゃあ深呼吸することが大切なのか。
深呼吸すると体がどうなるのか、声がどうなるのかっていうね、科学的な解説というのは、
ああやっぱさすがボイストレーナーのあき子ちゃんだなぁと思いました。
皆さんもそう感じていただけたのではないでしょうか。
ということでね、皆さんもOB、OJ訪問とかをおそらくマスコミ就活をされてきた方、
そして現在アナウンサーである人とかね、テレビ局、ラジオ局に携わっている方とお話をするってことが多いと思うんですよね、アナウンサー就活生は。
ただこういった全然違うジャンルの方、違う業界業種の方とお話をしていて、ヒントをもらう、きらめきがあるっていうね、新たな発展と出会えるっていうこともありますので、皆さんもやってみてくださいと言いますことで、最後までお聞きいただきまして誠にありがとうございました。
何か疑問質問ありましたら、概要欄かもしくはインスタグラムのDMコメント欄にお送りください。匿名でお返事いたします。
それでは皆さん、一緒に前向きに頑張りましょう。