00:03
AI時代に生き残っていくための3つの能力、職業的能力の次は、対人的能力ということですね。
対人的能力か、コミュ力ですよね、みたいな。
コミュ力で間違いないんですけれども、このコミュ力っていうのも、僕らが思っているコミュニケーション能力、どんなものを思い浮かびますか?
おしゃべり上手とか、聞き上手とか、そんなことを思うかもしれないですけれども、田坂さんがここで言っているコミュニケーション能力は非言語だっていうんですよね。
つまり、言語的なコミュニケーション能力っていうのは、ある意味、このAI時代に十分AIができちゃう領域になってくるわけですよね。
言語的にコミュニケーションをとる、例えば海外の人とスムーズに英語を使ってしゃべるみたいなことも、もうAIが勝手に同時通訳してくれる時代になるわけじゃないですか。
ってなった時に、AIが真似できないのは非言語のコミュニケーション。非言語って何?ってなりますけれども、それこそ相手の表情とかから、相手の気持ちを推測したり、言ってないことを相手から想像して理解するとか、そういう力ですよね。
でもありますよね。この人、こういうことを言おうとしてるんじゃないかなとか、あの時ちょっと嫌な顔をしたなとか、ポジティブなこともあると思うんですよね。
例えば、なんかこの人といると気分がいいなとか、気分がいいと思わせるコミュニケーション能力とかもあるかもしれないですよね。
なんかこの人には気軽に頼みたくなる雰囲気だなとかね、あと一緒にいるとエネルギーもらえるとかね、そういうのもコミュニケーションの非言語のコミュニケーションの一つなのかなというふうに思いました。
そんなのなんかもう天性的なものじゃないの?って思うと思うんですけども、これもできることはやっぱり反省、振り返りだというふうに言ってましたね。
自分が喋ったことで相手はどういうふうに感じたんだろうかっていうのを、話してる時には分からなくてもちょっと話し終わった後に振り返ってみる。
なんかあの時ちょっと嫌そうな顔してたなとか、自分の言った言葉で傷ついてたかもしれないなとか、そういう想像をしてみたりとか、そういったことがその非言語のコミュニケーション能力を鍛えることにつながるんじゃないかっていうことを言ってましたね。
そっちかって感じですよね。でもそこってAIじゃなかなか真似できないところですよね。なのでそこは対人的能力の一つとして磨くべきところってところですね。
03:03
もう一つの対人的能力、対人的能力の中に二つあるんですけど、一つは非言語能力、非言語コミュニケーション能力で、もう一つは共感力って言ってましたね。
共感とはどういうことかっていうと、相手の感情を自分のように思って感じることですよね。
もうちょっと具体的に言うと、この人が喜んでいるとか悲しんでいるとか、安心している、不安である、孤独である、愛情を感じているとか、逆に嫉妬を感じているとか、そういう相手の気持ちを感じて自分が感じたように思うってね。
なかなか辛いですけどね。でもこういうことってやっぱりAIじゃ真似できないんですよね。やっぱりこれは本当に最近僕も意識して、僕苦手なんですけど、あんまり人の感情とかを、人の感情というか自分の感情をどうしても感じないようにする。
ポジティブなことは感じるんですけど、特にネガティブなところをあんまり感じないようにとかしてたというか、ビジネスってあんまり感情を持ち込むのよくないよねっていう前提があったんですけども、本当にそうだろうかみたいなね。やっぱり感情がエネルギーになって意思が生まれるっていうこともありますし、ネガティブな感情を持っているっていうのは、その人の大事な価値観が何かっていうのを示していることがありますよね。
悲しいっていうのはその裏に大切にしているっていう気持ちがあるからこそ、それが傷ついたとか、それをないがしろにされた、だから悲しいとか怒りみたいなものが浮かんでくる。
なので、相手の価値観とかをちゃんと理解して、それを理解した上で一緒に仕事をしていくとか、そういったためにも、やっぱり相手のネガティブな気持ちに寄り添って理解するってことがすごい大事だっていうことを最近すごい考えてるんですよね。
こういうことがやっぱり大事だって言うんですよね。でも、感情を感じるっていうのはどうやったらいいんだってありますけれども、これね、残念なことにというか、あまり聞きたくないかもしれないですけども、やっぱり苦労する経験が大事だっていうふうに田坂さん言ってましたね。
はい。やっぱり苦労しない方に人間行きたいじゃないですか。なるべく楽したいですよね。でも、やっぱり苦労した経験の中で自分がいろんな感情を感じたからこそ、誰かが同じように感じるときに自分が同じようにそれを感じ取ることができるっていうね。だからこそ共感力が得られる。
だからやっぱり共感力とか、それこそ広告のクリエイターさんとかって自分も結構辛い経験したりする方多いんですよね。それは共感を生むような表現ができるっていうのは、ある意味、相手の気持ち、ポジティブなこともネガティブなことも、それを自分が自分が味わったように理解することができるからっていうね。
06:04
はい。なので、最近結構ネガティブな感情を感じることも大事って言ってるんですけども、これAI時代にもめちゃくちゃ大事になってくるっていうことなんですよね。若い頃の苦労は勝手でもしろっていう言葉よく言われるじゃないですか。
田坂さんも若い頃はそれを年配の方から言われて、そうは言っても苦労なんてなるべくしない方がいいだろうって思ってたみたいなんですけど、やっぱり今になって、やっぱりその若い頃の苦労があったからこそ自分が人の気持ちを理解できるようになったっていうのはもうやっぱりあるから。
で、やっぱり苦労の中でこそ人々は成長していけるから、やっぱり苦労をするべきだっていうことですね。苦労の方に僕もやっぱり最近どんどん自分の身を楽にいける道もあると思うんですけどね。
僕は常に転職するにしても副業をするにしても、何かあえてしんどい方を選んでいるのは、そういう意味では良かったのかなと思ってます。
っていうところが、これは対人的能力ですね。非言語のコミュニケーション能力と共感力ってこの2つを磨いていくことで、AI時代でも活躍できるんじゃないかという話ですね。
3つ目、組織的能力。やっぱり組織における力っていうのはAI時代においてもやっぱり重要ですよというところですね。
やっぱりマネジメントとかリーダーシップっていうものを発揮していくことによって、その部分はなかなかやっぱりAIでは大体できないというふうに言われてます。
マネジメントっていうと日本語訳でよく管理って言うじゃないですか。でもこの管理的なマネジメントっていうのは特にAI時代においては重要性下がってくるんですね。
管理的なマネジメントってある意味ルールを明確にして、そのルール通りに人々が動けるようにする。これってある意味AIで再現できるんですよね。
ただこれからの時代に大事になってくるのは管理のマネジメントじゃなくて心のマネジメントなんだっていうふうに言ってました。
あとは成長支援のマネジメントとかですね。一人一人の個人の成長とか、あるいは一人一人の意思、自分がこうやりたいっていう意思を伸ばしてあげるようなマネジメントっていうのが大事になってくる。
やっぱりこういう話ってTL組織とか、あとモチベーション2.0とかいろんな書籍でもほぼ同じこと言われているんで、やっぱりAI時代っていう話になってもやっぱりここなんだなと思いました。
ここはこの働き方ラジオでも最近結構キーワードになっている内発的動機づけとかワクワクとかね。自分の自分塾で自分がやりたいからこそやる。
09:08
自分がやりたいっていうのと組織として価値であるっていうことの重なる部分をやっていくっていうことを増やしていきたいよねって話をしていると思うんですけども。
まさにそういった内発的な動機づけをさせるための関わり方。場合によってはコーチング的なものになっていくわけですよね。
ティーチングって何かを教えるんじゃなくて、相手の本当にやりたいこととかを聞き出していくようなコーチングみたいなことが大事になってくると。
相手の心みたいなものにもちゃんと向き合って。向き合ってただ聞くだけじゃなくて、そこから新たな気づきとか本人の本音に気づかせるみたいなことがコーチングだったりすると思うんですけれども、そういったこともやっぱり重要になってくるというところですね。
もう一つはマネジメント力と、もう一つ組織的な努力としてはリーダーシップ力っていうので、ここはこのラジオでもよく言っているビジョンですね。ビジョンを語る力っていうのはすごく大事になりますよと。
ビジョンによってこの人についていきたいというふうに思わせる。あとは可能性を信じる力っていうのもリーダーシップの力の中で重要だというふうに言ってました。
やっぱり人って自分の可能性を信じてくれる人とやっぱり仕事をしたいっていうふうに思うんですよね。
人間誰もがいろんな可能性を秘めていて、100%自分の可能性を引き出している人なんてほぼいないと思うんですよね。
そんな中でお前はどうせダメだからっていうとか、あなたは大体これぐらいだよねみたいな上司なのか、まだすごい可能性あるからそこをもっと生かしたらもっと成長できるんじゃない。
その可能性をめっちゃ感じるんだって言ってくれる上司か、どっちと一緒に仕事したいかっていうとやっぱり後者ですよねっていうところで、
やっぱりこういうこともAIに君の可能性はとか言われてもあんまりピンとこないじゃないですか。
っていう中でやっぱりリーダーシップ力っていうのはビジョンを語る、そして自分のメンバー一人一人の可能性を本当に信じてくれるっていう力、
信じる力っていうのがリーダーシップ力として大事になってきます。
その組織的能力、組織的能力は心のマネジメントとリーダーシップ力ってこの2つを磨いていくことが大事ですよというところになりました。
っていう感じで再度おさらいしていくと、このAI時代やってきましたという中で今までこの高度知識社会において必要だった基礎的能力、学歴的能力、職業的能力、対人的能力、組織的能力、
12:04
この5つの中で最初の2つ、基礎的能力、集中力や持続力、知的な持続力ですね、とか学歴的な能力、知識とかの論理的思考ってものは、
AIによって重要性下がってきてしまいますよ。ただその代わり、職業的能力、その中でも知識よりも知恵の部分だったりとか、
クリエイティブな実行力、そういったものは引き続き大事だしむしろ重要性を増してきますよ。
あとは対人的能力では非言語のコミュニケーション能力と共感力、組織的能力においては心のマネジメント能力とリーダーシップ力みたいなものがこの時代においても大事になりますという話でした。
すごくヒントになる話ですよね。すごく読みやすい本なのでぜひ読んでいただければと思うんですけども、改めて振り返っていくと、結構非言語なんだなっていうところは思いました。
言語化できないけどみたいなものって考えるのやめちゃうじゃないですか。なんか言語化できないけど、このコミュニティってすごい価値あると思うんだよねとかね。
言語化できないんだけどこの人の可能性すごいと思うんだよねとか、そういうものって周りにめちゃくちゃあると思うんですけども、そういうものについて深く考えていくの結構大事なんだろうなとかね。
あとはやっぱり人に関わることとか組織に関わることっていうのはこの時代になってもなかなかAIでは扱いきれないものなんだなと思いました。
めちゃくちゃ組織の話とかやっぱり難しいと思うんですけれども、やっぱり向き合っていくべきなのかなというふうには思いました。
最近コミュニティ運営やってても難しいなって、やっぱり人難しいなってすごい思うことも最近もまた多いんですけれども、答えもないわけですよね。
人の感情の問題だったりもするんで、でも向き合い続けていくことっていうのはやっぱり大事なんじゃないかなと。
これからの時代においていろんなところで生きていくためにもそこから逃げずに考え続けることで豊かな人生につながるのかもしれないなというふうに改めて感じました。
この田坂さんの知性を磨くっていう本ですよね。これも知性って何っていうと答えのない問いに向き合い続ける力なんだって言ってましたよね。
やっぱりそこは田坂さんもAI時代とかいうずいぶん前ですかね、90年代から言い続けていることだと思いますけれども、やっぱりそこに戻ってくるのかなと改めて感じた書籍になりました。
なかなか恐ろしいAI時代になってきてますけれども、苦しみながらでも豊かな人生をみんなで迎えられるといいなと思っております。
15:03
ということで今日はこんなところで終わりにしたいと思います。お聞きいただきありがとうございました。また来週お会いしましょう。おやすみなさい。