1. 田中健士郎の働き方ラジオ
  2. #23 人生100年時代のキャリア..
2021-01-03 20:09

#23 人生100年時代のキャリアを考える(書籍紹介:フルライフ 石川善樹 著)

人生100年時代。75歳まで働くことが当たり前になる時代のキャリアの考え方について学びました。
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はい、働き方ラジオ始まります。このラジオは、誰もが情熱を持って働く、それを実現するために働くということの解像度を上げていくポッドキャスト番組になります。
今日も働き方エヴァンジェリスト、田中健士郎がお送りします。ということで、皆様、明けましておめでとうございます。はい、いよいよ2021年が始まりましたね。
前回は2020年の振り返りということで、過去のエピソードから自分が特に学びになったことを改めて振り返るということをやりましたが、今日はですね、少し本の紹介というところも含めて、これからのキャリアについてというところを話をしたいと思います。
去年もいろんな学びがあって、情熱を持って働くためにはどういう状態であることがいいのか、あるいは個性というものは何なのか、そういったことを考えていったんですけれども、僕の中で答えが出ていない一つの問いとしては、キャリアって一体何なんだろうか。
人生100年時代って言われているけれども、何歳までどんなふうに働けばいいんだろうか。もちろん人によって違う、それもあると思うんですけれども、なんかまだイメージができない、そんなことを思ったんですね。皆さんどうですか。
自分が定年退職をするとき、その前にどんな仕事をやっているかとかって今想像できますか。そもそも定年退職ってことはもうないかもしれないですね。みたいなところが、僕の中ではまだ答えがなかったんですね。
そんな中で、一つ出会った本がありまして、今日はそれを紹介したいと思います。これはニュースピックスの出版から出ていますね。フルライフという本になります。石川よしきさんという予防医学研究者の方が書いた本になります。
今日の仕事と10年先の目標と100年の人生をつなぐ時間戦略ということで、これ読んでみたいなということで、この年末年始を読んでみました。なかなか複雑な本というか、いろんな思想が入っていて、集中しないと読めない感じの本だったんですけれども、結構面白いエッセンスもいくつかあったので、今日はそれを紹介したいと思います。
やっぱり僕の中で今ポイントになっているのは100年時代ですよね。人生100年時代。前々回かな、学び方が変わるよって話をしました。これまでは学生を20年やって、そこから40年働いて、最後20年休むと。これが人生ですよ。
簡単な3段階だったと思うんですけれども、これからは学ぶということも働きながらどんどんやっていかないといけないし、インプットして学んで働いてアウトプットして、それを繰り返していく。だからこそアウトプット、仕事、働くということを意識した学ぶ場が必要ということで、今クラウドカレッジもやってるんですよという話をしました。
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この学ぶと働くの関係性みたいなところはだいぶ解像度が上がってきたんですけれども、僕の中でまだ見えなかったところが、ずっと同じテンポで働き続けるのかというところですね。ここにこの石川さんという方はテンポは変わっていくんだよということを主張していました。それがすごく面白かったです。
人生を春、夏、秋、冬という4つのフェーズに分けて、この人生100年時代の働き方について話をしています。ある意味これはキャリアですよね。今までは3段階だった。学ぶ、働く、休む。
それが学ぶというところは一定の学生みたいなところは一緒なんですけれども、そこから3つ働くという中にフェーズが分かれたという風に言ってたんですよね。1つ目がハードワーク期、2つ目がブランディング期、最後がアチーブメント期と、こういった3つのフェーズに分かれるんですという話をしてたんですね。
そういうふうに捉えるやり方があるのかということで、それ自体すごく学びだったんですけれども、まずハードワーク期というところが何かというと、自分の能力を深める仕事に取り組む時期ということですね。
なるべく自分の日々の仕事というのをプランニングしつつ、1週間あるいは3年10年といったスパンでしっかりとプランニングをして何かを達成していく、成果を出していく、そんなフェーズであるという風に言っているんですね。
多分僕も今これをやっているところだろうな。次のブランディング期というところは、自分の能力を深めるところからさらに自分の器を広げる仕事に取り組むという時期らしいんですよね。広げるというところが。
なので一つの分野でやってきたことを、より他の分野の人からも評価されるような仕事にしていくだったりとか、一つの会社でなくて他の会社からも評価されるような仕事にしていく、そんな時期ですよということですね。
このブランディング期というところは、ある意味僕も今まさにやっているところかなと思います。このブランディング期において重要なのが対極感という、いわゆる具体と抽象を行き来する能力らしいんですね。
ここは今日はちょっとあまり詳しく話さないですけれども、最近僕もすごい勉強しているところで、多分僕はこのハードワークとブランディングを行ったり来たりとかやっているところかなと思います。
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アチーブメント期っていうのがあるらしいんですよね。この働く3つのフェーズの中で最後はアチーブメント期。これは自分が心からやりたい仕事に取り組むというふうに言っていて、
高校は面白かったのが、筆者はこのアチーブメント期はほとんどの人は50歳ぐらいであると言ってたんですね。僕は結構IT業界で働いているので、なんとなくこの本当に心からやりたい仕事に取り組むという時期って普通にもう20代30代でもあるんじゃないのって思ってたんですけれども、
もちろんそういう人も中にはいるし、スポーツ選手とかってそうだったりすると思うんですけれども、多くの人はやっぱりここが50代に来ると。今まではある意味このアチーブメント期っていうものは世の中に存在しなかったんだけれども、人生100年時代になったことによって50歳から75歳ぐらいまで本当に自分の志に従って何かを達成していく人生の働くの本番が来るっていうふうに言ってたんです。
どうなんでしょうね。これ本当なんですかね。この筆者はまだ39歳かなっていうことで、そこに達してないっていうことだったので、それはある意味この方の研究の成果として出てきた一つの仮説なんだと思うんですけれども、それは結構面白かったですね。
他の本ってもう今からすぐにでもやりたいことやろうよみたいな話が多かったりするんですけども、この方はそこが50代に来ると。一つの主張としては、もちろん、まず働く期間っていうのが今まで20代中盤から60歳ぐらいまで、
だいたい35年とか40年、長くて40年っていうところが一気にさらに10年ぐらい伸びるだろうと。75歳ぐらいまで働くのは多分当たり前になると。
寿命自体も90から100になるという中で、じゃあ45年とかほぼ50年近く働く期間がありますよってなった時に、その最後のアチューブメント期っていうところも十分に時間がある。何かに新しく挑戦できる時期だというふうに主張してるんですね。
だからこそ今まではそこになかった。この方は実りの秋みたいな言い方もしてるんですけれども、その冬、休みの冬になる前の本当の最後の本番がここに来るよっていうことを言ってました。面白いですよね。
確かに私もクラウドカレッジなんかやってると50代からクラウドワークス挑戦し始めましたみたいな人全然いますし、結構そういう方の方が今までのいろんな人生経験とかを持って自分の魅力みたいなものを持っているからこそすごく人の心を動かしたりとか活躍したりとかするんですよね。
やっぱりそういうのがこれからは当たり前になっていく。だからこそこのハードワークキーっていうところで自分の仕事能力を上げてブランディングキーっていうところで自分の器広げるっていうところをやっていくべきだということを言ったんですね。
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これはちょっとまた別の機会話そうと思いますけれども、ブランディングキーって何するのということで、その中で一番重要なのがさっき言った具体と抽象を行き来するっていう能力なんですよね。実はここは僕もすごく意識しているところで、細谷さんという方の本を結構たくさん読んだんですけれども、具体と抽象だったかなとかアナロジー思考とかそういった本があって、僕も読んだことがあるんですけれども、
簡単に言うと、世の中に具体的なこと、例えば今期この数字を達成できた、何百万円儲かりました、売上が立ちました、何千万円売上になりましたみたいなことが具体的なところがあったとしたら、なぜそれが成功できたのかっていうところを紐解いていくと、
一つには目標の立て方が良かったということ、あるいはその他には組織の状態が良かった、そういったように原因とかを考えていくと抽象化することによって、じゃあ目標達成できる組織というのはこういう関係性ができているみたいなことが抽象化されるんですね。
そうすると、それってIT業界じゃなくても、例えば製造業の会社にも全然言えることかもしれない、そういった形で知識とかナレッジを転用できるようになるんですよね。こういった考えをすることが、この自分の器を広げる時期には重要らしいですね。
僕はそこはもともと苦手だったんですよ。副業のリボンの羽渕さんという方が抽象化志向だってすごい一時期言ってて、自分はすごい苦手だったので、それできるようになろうということで頑張ったんですよね。まだまだ道半ばではあるんですけれども、やっぱり僕の中ではこのツイッターとかラジオっていうのは実はそのためにものすごく活用していて、
日々起きた具体的な事象を自分の中で学びとして抽象化してそれを発信するっていうのをやってるんですね。なのでこのラジオを聞いた方も、例えばクラウドソーシングの事業をやっている他社さんの人であれば、参考になる情報だけを言ってたら全然面白くないと思うんですけども、少し抽象化して話してるので、他の業界の方だったりとか、あるいは僕たちがフリーランスの方であったりとか、
そういった方にも参考になるようなことがあるんじゃないかなと思ったりしています。
結構ツイッターとか難しくて、抽象化しすぎると逆に伝わらないっていうのがあるので、それはライティングの話と結構近くて、具体的なペルソナに対して具体的に説明しないと伝わらない、それは確かにあるんですけれども、僕はあんまりそこを意識してツイッターとかはやっていなくて、
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どちらかというと自分の思考を抽象化させる練習で、それを発信することによってしっかりと誰かに伝えるということも意識しながら抽象化することによって誰かの役に立つんじゃないかっていうところでやってたりするんですけれども、結構物によっては抽象度高くなりすぎて伝わらないなんてこともありますが、そんな目的でツイッターとかラジオも割とそういう感じで使ってますね。
ということで、ちょっと話はぶれちゃったんですけども、ブランディング期っていうところはこの対極観、具体と抽象意識する能力が重要らしいです。
で、アチーブメント期っていうところが50歳で、これなんで50歳なのかというと、もちろん人生がこれだけ100年になったからというところもあるんですけども、もう一つ要因としては、
人のマインドっていうものが年齢を重ねるごとに変わっていくらしいんですよ。何かっていうと、利子と利他みたいなところですよね。
で、人間って生まれた直後は100%利子なんですって。お腹が減ったとか、寝れないよとか、そうやって泣き叫ぶじゃないですか、赤ちゃんって。
で、完全に自分のためだけに主張をして、誰かに助けてもらう。そこから少しずつ大きくなっていくと、優しさっていうものを覚えたり、誰かを尊重したりとかって覚えていきますよね。
で、誰かにいいことをすると、自分にとっても嬉しいんだってことをちょっとずつ学んでいくじゃないですか。
で、例えばもう少し大きくなってパートナーができたりとか家族ができたりすると、むしろその人のために何かをやってあげたい。むしろ自分よりもその人のために何かをしてあげたい。そんな気持ちが生まれてきます。
ある意味、子育てなんかはその最大のものですよね。子供の幸せが自分にとっての幸せだ。
で、さらに悟りを開いていくというか、年をより取っていくと、リタと利子っていうところ、誰かのためっていう話と自分のためっていうことがほぼイコールになってくるらしいんですよね。
他人と自分の境目がなくなっていく感覚。ガンジーとかは本当に100%そこに行ってるらしいですね。悟りっていうのは結構そこなのかもしれない。僕はそこはあんま悔しくないんで気を離さないですけれども。
その境地に達するっていうところで、やっぱり人生長く生きていくことでだんだん誰かのためになる。
その誰かっていうのは家族じゃなくて他人であってもその人のためにすることが自分とっての喜びイコールであるという状態になっていくらしいんですよね。
やっぱりそれがより割合が大きくなっていく中で50歳っていうタイミングで本当に誰かのために志を持って100%ピュアに何かに取り組めるっていう時期が来ると。
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どうなんですかね。でも僕もまだまだ結構利子の部分あるなと思いますね。
もちろんやっぱり家族の幸せ一番というところありますけど、やっぱりそこ以外の方を優先したりとかなかなかやろうと思っていてもできなかったりするじゃないですか。
やっぱりそういったところが徐々に変わっていく。これからまた年を追うごとに変わっていく。
その時にさらに自分の能力であったりとか幅広さっていうハードワークブランディングを超えた自分が何かに挑戦できるっていうその土台ができるっていうことなんですね。
だからこそこのアチーブメント機っていうところを50歳というところに設定しているんですよという話でした。
なるほどって感じですね。すごい面白い話でした。
自分の中ではもう今も志持ってやってるっていうつもりだったんですけれども、ある意味そんなに急がなくてもというか、そういった考え方もあるっていうところですごく学びになったので今日は紹介させていただきました。
ということで今日はそんなところでサクッと終わりにしようかなと思うんですけども、お便りが来てたのでちょっとだけお話をさせてもらおうかなと思います。
はい、この質問ですね。はい、コロナ禍において組織の作り方、信頼関係の築き方を教えてほしいですということでいいですね。こういう質問形式っていうのもまた答えていきたいと思いますが、ちょうどこの本にもですね、信頼関係について記載があったので、改めて自分の考えもまとまってきたので説明話しようかなと思うんですけども。
まず信頼っていうものが何かっていうところですよね。信頼関係って何か。信用と信頼は違うらしいんですよね。信用っていうのは一方的で信頼っていうのは双方向。信用関係とは言わないけれども信頼関係とは言うということで、信用っていうのはある意味簡単に崩れてしまうものなんですよね。
誰かを信じて、でもそれが裏切られたらすぐに崩れてしまう。ただ信頼関係っていうのは双方向であり、かつ一度ちゃんと気づければそう簡単には壊れないすごく強いもの。だからこそ成果にもつながりやすいというふうに思っています。
で、じゃあ信頼関係どうやって作るのっていうところで、この本にも書いてあったところを参考にして一つお話しすると、仕事が順調なのかっていうところを会話するっていうのはまず一つ。それは一緒にプロジェクトやってたりするとうまくいった経験とかたくさんあると思うので、そういった時間を共有していくすごく大事ですね。
で、さらにあと2つぐらい、ちゃんとお互いを理解するっていうために重要なところとしては、お互いの人生が順調なのかって話をするっていうことですね。意外となかなかしないですよね。
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でも、だからこそそういう話をすると、例えばこの先どういうことやってきたの、キャリアの話だったりとかもそうですし、人生100年時代、じゃあ僕のアチューブ目の時は何したいっていうこととか、そんなこともあってもいいかもしれないですけども、そういったちょっと先の長い長期的な人生の話をする。あるいは家族ですよね。もう一つは家族は幸せですかと。
お互いの家族とかプライベート、あるいは趣味みたいなところも含めて話をすることによって、これ何が重要かっていうと、一人の人間として認められているっていう感覚をお互いが持つことが重要なんですね。
一人の人間として認められている、あるいは肯定されていると感じること。これがまず第一歩になります。これはもう家族でも何でも一緒だと思いますけれども。
やっぱり仕事だけだとその人の人間として完全に認められているとは思えないじゃないですか。自分には本当はプライベートにはこういう一面もあるし、自分は人生を通してこういうことをやりたいと思った。
なかなか上司とか仕事仲間はそこまで話すことないよね。だからこそそこを少し話して開示してみることで、相手からもそれを聞くことができて信頼関係ができたりするのかなと思ったりします。
あとは前のラジオで話した、義務をし合える関係というところ、ここはラジオをぜひ聞いていただければと思いますけれども、義務をし合うという相手のために何ができるか、あなたのために何ができるかということを考えることで関係性が良くなり仕事の成果につながるというところがあるかなと思います。
ぜひそこも聞いていただければと思います。ということで、ちょっと後半も真面目になっちゃいましたが、今日はこんなところでちょうど20分ぐらいですかね、終わりにしたいと思います。ありがとうございます。また来週。
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