コーチのエキスパート性と役割
まてぃ
こんにちは、この TFC チャンネルはエグゼクティブコーチ根本 Deacon 雅子とMCのマティがお届けします。
本日は、コーチは全てのエキスパートではない、をテーマにお届けします。
ということで、根本さんこんにちは。
根本Deacon雅子
こんにちは。
まてぃ
はい、今日これ勘違いしやすいんですけれども、コーチは全てのエキスパートではない。
うっかりコーチの方とお話ししていると、何でもご存知なので、何でもエキスパートというふうに思ってしまいがちなんですけれども、これがタイトルになっているということはどういうことでしょうか。
根本Deacon雅子
はい、コーチングというのは多分1ヶ月ぐらい前でしょうかね、コーチングとは何か。そもそもコーチングというのは一言で申し上げると、対話を通してその人の可能性を引き上げる
というようなことを申し上げた回があったかと思うんですけれども、この点はセッションを初めていらっしゃった方に申し上げますし、あるいはセッションを進んでいく中でも何度か申し上げることがあるんですけれども、どうしてもやはり皆さん
何か教えてもらえるんじゃないか。
あるいはアドバイスもらえますか。
というふうにおっしゃる方がいるんですよね。もうダイレクトにそういう言葉でおっしゃる方はたくさん多いですよね。その背景にはコーチだったら何でも知ってるんじゃないかというような、それこそ前々回お話しさせていただいた
期待といったところにもつながっちゃうところなのかもしれないですよね。
ところが、それはクライアントの皆さんの幻想です。申し訳ないというところですね。
なぜならば、コーチはコーチとしてのエキスパートです。
ただ、全てのことに説している、それこそ全能の神では全くないですよね。
なぜそうではないかというふうに申し上げると、何かアドバイスをもらえますか。何か教えてもらえますかという問いに対して、もちろん何らかしらのアドバイス、あるいは何らかしらの知識はお渡しすることも可能な分野もたくさんあります。
しかしながら、それは私個人としてのアドバイス、私個人としての知識をお渡しするということになります。
それが果たしてその方にとってのベストアンサーかといったら、そうではないことが多々あるということなんですよね。
やはりその方にとって何がベストアンサーなのかというのは、その方が無意識の中に持っているものが引き出されて、それがベストアンサーになっていく。
コーチとクライアントの関係
根本Deacon雅子
そのプロセスの中でベストアンサーが構築されるということになっていきます。
同時に、コーチ側も何かクライアントさんから相談されたら、自分は経験していない分野のクライアントさんだ。
あるいは自分が全く接点がなかった業界の方がクライアントさんなんだといったところで、自分はあの方にとってふさわしくないコーチなんではないかというふうに思われる方もいらっしゃるんですけれども、
それは思い込みの呪縛であって、そういった呪縛の中にコーチが自分で入っていく必要は全くない。
もちろんコーチとして自己鍛錬をするといったことは必要ですし、私も日々自己鍛錬はしていく。
新しい何かを学んだりですとか、自分を探求していく、自分を俯瞰していくということは日々やっています。
自己鍛錬をするということと、自分の中での知識を増やしていくといったところはちょっと種類が違うんですよね。
もちろん知識を増やしたことによって、それが自己鍛錬として使える、自己鍛錬として深まるといったところもあります。
ここが微妙に違うところなんですけれども、コーチの方、そこのところをしっかりと区別をして自己鍛錬を深めつつ、
自分はこの分野のことは全く知らないからコーチングはできないという短絡的に決めつけるということは一切必要ないかもしれない。
むしろ知らない世界の方だからこそ、その方に寄り添って、その方にご自分の中では出てこない問いができるといったところにもなってきますよね。
そんなところからコーチはエキスパートではないといったところなんですよね。
まてぃ
荷物さんのところには、駆け込みデラと的に駆け込んでくるクライアントの方も多いと思うんですよね。
私も実際何度か駆け込みもしたし、今もうダメなんで聞いてくださいみたいな感じでお伺いをしていることもありますけれども、
そういったときってやっぱり皆さん、私もそうですけども、切羽詰まっているのでどうしたらいいですか助けてくださいみたいに言ってしまうことも多々にしてあると思うんです。
そういう場合はコーチとしてはどんなふうなスタンスでクライアントとは向き合っていらっしゃるんですか。
根本Deacon雅子
切羽詰まってます。どうにかしてくださいって言った方に対しても、そもそもどういう状態なのかというのを
質問で問いでじっくり聞いていきます。そしてじっくりこちらが質問させていただくことによってクライアントさんもじっくり現状を自分の状況を言葉で説明していただくことになるんですよね。
そうすることによってご自分の中で整理されてくる分野、それから改めてここの部分がいやいや課題なんです。
ここが課題なんですって言って課題抽出にもなってくる。
切羽詰まっているはいればいるほど自分の頭の中が混乱していることが多いです。
ですからその混乱を絡まっている紐を一つずつ解いていく。そんな問いを重ねていくということがよくあります。
まてぃ
ありがとうございます。そうするとこの配信を聞いてくださっている方ももしかしたら毎日ちょこちょこ聞いてくださっている方もいらっしゃれば何か心がざわめいてうわーって思っているときにたまたまこの配信に出会って焦った気持ちで聞く方ももしかしたらいらっしゃるかもしれないですよね。
そんな方はどんなふうな気持ちで聞いていただくのがいいでしょうか。
根本Deacon雅子
焦ってるその気持ちその焦ってる原因は何なんだろう。
おそらく焦っていらっしゃる方、切羽詰まっている方にとって原因って複数ある可能性があるんですよ。
あるいは複数ではなくて一つにもかかわらずこれもあれもあれもこれもというふうにしていろんな出来事が頭の中でつながっている。
自分の中で紙に書いていただきたいというのがあります。まさにそれが今日の私の中での問いのところにもつつながるところになります。
まてぃ
はいでは早速本日の問いをお願いします。
根本Deacon雅子
アドバイスが欲しい切羽詰まっているんです。そんなか特にそんなそういう方に届けたいとおりですよね。ご自分自身が切羽詰まっている状況どんな状況なんだろうか。
単語一つの単語あるいは一つの文章短い文章でリストアップをしてみてください。
そうすることによって何が問題なのかのその授業を立ち切ることができます。
何が問題なのか何が切羽詰まっているのか。
どんな部分をだからこう助けてほしいと思っているのか。それを単語であるいは短い文章でリストアップをなさってみてください。以上です。今日の問いです。
まてぃ
はいありがとうございます。ということでご質問やご要望リクエスト等がありましたらスタンド FM のコメント欄かれたツイッターのハッシュタグtfc チャンネルか私金本さんのツイッター手にお送りいただければと思います。本日もありがとうございました。ありがとうございました。