00:04
はい、では前回からの続きです。今回は はい、今回はまた海渡ってイギリス行きます また渡るんだ
やっぱね、このイギリスの話をする前に、復習を兼ねてなんですけど、ちょっと気候変動の話を触れておきますね
はい 小氷期と呼ばれている時期があります。聞いたことありますか?
ない 氷期、寒氷期はアイスエイジと暖かい時期、繰り返されてますよね。その暖かい時期の中にもリトルアイスエイジ、ちょっと寒い時期がやってきます
ああ、そうなんだ それがね、諸説あるんですけど、ざっくり言うと1350年頃から1850年頃
500年間ぐらい もちろんこの1850年よりも後に寒冷化現象が起きたりとか、この前にあったりもするんで
若干の誤差はあるんですけど、だいたいそのくらい。この時代っていうのは日本の鎌倉時代から室町とか江戸とか含んだ時代
いろいろとあちこちで起き金が起きたりとかね、天命の大起金とかさ ああ、この時期か
全部含まれていますし、ヨーロッパ全体もあちこちで起金が起きます。これ前回のフランスで18世紀に16回っていうのもこの中に入ってますよね
この商標記の中でも特に寒さが厳しかったと言われているのが1560年から1660年
戦国時代から江戸初期ですよ、日本で言うと。ちょうどジャガイモがヨーロッパにたどり着いてから30年戦争をやってるあたりですね
この時代に寒い時期がやってきますと。この期間中にジャガイモがやってきて実はイギリスにも結構早い段階でたどり着いてるんですよ
1570年から80年頃、スペインで見られたのが1570年代初頭って言われてますから
だいたい似たような時期に ほぼ同時期のね
なんとか伯爵がイギリスに運んだんだみたいな記述もあるんですけど
一方で他の説があってスペイン戦がアイルランドの演技には思っています
これは本によって意見が分かれるところですけどね
それはさておきですねイギリスでエリザベス一世という女王がいますよね
ちょうど信長とかと同世代の女王様ですね
このエリザベス一世は結構賢明だというかジャガイモを見てこれはいいぞと思ったっぽいんですよ
やっぱりイギリスもかなり緯度が高いですから寒いんですよ
寒いんだね
ちょっと冷蔵庫のシリーズの中でもお話ししましたけど
結構食料の確保が大変なエリアでもあるんです
だんだんとこの後ですけどロンドンという街が大きくなっていって
03:00
食料の確保するべき農村が遠くに離れていくんですよ
都市がでかくなる分だけね
寄贈コストがかかってフランシスベーコンがどうしたもんかねっていうのを言ってなくなりますよね
ベーコンがなくなるのが1626年なんでもうちょっと後ですけど
それよりも20年くらい前にどうやらエリザベス一世もこのジャガイモ食料にするのいいねと気づいたっぽいです
ああそうなんだね
で庶民に広める前にまず貴族に流行らせようと
今でもそうですけどイギリスの王室がインフルエンサーになってたりするじゃないですか
あああったね
元々中世ヨーロッパというのはそういう傾向がありますし
日本もやっぱりインフルエンサーといえば権力者そういう傾向があったので
まずそれをやろうとしてでジャガイモパーティーやるんですよ
ジャガイモパーティー
したら例のよくわからないレシピブックが登場するわけですよ
例の
例の初回でお話しした茎とか葉っぱをレシピブックに載せちゃったやつ
大量使用です本当に食べたんかよってやつね
どうやらそのレシピブックかどうかわからないですけどあれもイギリスの方でしたね
このエリザベス1世のジャガイモパーティーで知識のない料理人がやっぱり茎や葉っぱを調理したらしいんです
でエリザベス本人も食中毒になってます
そうなんだ
大量の食中毒が発生します
やばいじゃん
ということでイギリスでのジャガイモの普及はここでビタッと止まります
やらかしたね
もうだいぶ出てこない
ああそうなんだ
200年くらいは軽く出てこない
だいぶだね
だいぶです
ところがお隣の国アイルランドこっちはすぐにジャガイモ取り入れる
そうなんだ
多分アイルランド沿岸でスペイン戦座小説だとすると同じ船かその近辺で入ってるんでしょうね
どうも1600年頃にはジャガイモの栽培がすでにスタートします
スタートするんだね
まだねほらドイツとかで全然流行る前ですよだいぶ早いですよね
早いね
もういきなり栽培スタートしてそこから100年の間にはもう一部地域ではジャガイモ主食にし始めます
そんなに普及すんだ
1750年だとするとその6年後にジャガイモ霊王が出るんですよ古い鳥代表によって
もうその時点で主食化してますから
へえだいぶ違うね
これはなぜアイルランドがそれに飛びついたのかという原因がいくつかあってですね
まず地理とか環境要因もともとアイルランドってめっちゃ寒いじゃないですか
そうだね
あそこは兵器の時代1万年前とかですよ
あの上にドーンと氷が乗ってたんですよ
氷のせいで地面削られててね地面自体が薄べったいの
そうなんだ
いきなり岩みたいな
へえ
で削られた岩の上に薄い土が乗っかってる感じ
06:03
へえそんな感じ
はいだからねもう農業をやるのに全くもって向いてない
向いてないね
大変なんですよで例えば南とか北の海岸沿い風強いですよね
しかも土少ないですよね
少ないね
飛ぶ
飛ぶ
風で土飛んでっちゃう
へえ
たまらないの土がなかなか
そうなんだ
この後アイルランドの人たちはそういう偏境の地に追いやられるんですね
これは政治的な力でもって
でも岩ごつごつのところで何とかして農作物を育てなきゃいけない
ということで海藻とかを取ってきてそれを使って不要土を作っていくんです
へえそうなんだ
でも風で飛んでっちゃうでしょ
だから低い石垣みたいな壁を作って石で海沿いだから石ゴロゴロ転がってるね
風で飛ばないようにしてちょっとずつ不要土を貯めていくんですよ
へえめちゃくちゃ苦労してるね
10年で7センチ
そうだよね
気が遠くなる
普通は自然の原理で積み重なっていくもの
なんなら山行ったらさ結構豊かな土地があったりするわけじゃないですか
うん
ないんで
ないね
めちゃくちゃ少ないんですよここ
ああ
なので麦は作ってるんですよ大紡ぎっていうの
作ってはいるんだね
作ってるんですよけどなかなか大変なところに来て
ジャガイモの方が楽なのね浅くてもううね作ればいいから
ああはいはい
盛り上げてその中にボコって突っ込めば勝手に生えるということで非常に楽だった
し寒いから大紡ぎ育つよりもジャガイモの収量多いんですよね
ああそうなんだ
元々大紡ぎっていうのはオートミールの元になってる麦ですよね
あれとミルクで過ごしてたんでこれをジャガイモに置き換えていくのが比較的早かったと
ああまあ楽な方にシフトするのはまあしょうがないよね
そうですね当然ですねあと社会的背景
アイルランドというのはイギリスの統治下というか植民地で
植民地ではないんだけど植民地みたいな扱いされてるんですね
へえ
結構ねやられてる
そうなんだ
そうなんですよここを話し出すと本当に1時間ペースでやりませんけど
ピュリタン革命とかがイギリス国内で起きてね
プロテスタントの中でもちょっと過激な人がトップに来るんですよ
この人がアイルランドに行って脱圧するんですよ
アイルランドっていうのはカトリック教徒なんです
イギリスっていうのはイギリス国教会っていうのを作って
プロテスタントたちが育っていく土壌が元々できちゃった
これはエリザベス1世のお父さんのヘンリ8世の時代に起こることなんです
エリザベス1世もプロテスタントによっていく
その結果次のジェームズとかチャールズとかの時代あたりで
1回カトリックになったりプロテスタントになったりとかするんだけど
09:00
その中でピュリタンというのが力をつけていって
その中の力を持った王様チャールズを追い出した人がいるんですけど
その人がカトリックを脱圧すると
何をしたかというとアイルランドに攻め込むわけです単純に
ボコボコにした上で土地取り上げます へえ取り上げるの
カトリック教徒が土地持ってんじゃねえよっつって
そんな理由 アイルランド人の土地を全部取り上げて
イギリス人に振り分けます へえ
でもイギリス人がそこに行って農業やるわけじゃないんですよ
土地を所有しただけなんで貴族とかですから
だいぶひどい話だね
したらもともといたアイルランド人はもともと自分の土地だったのに
土地を借りて農業をする子作人になり下がるわけです
ってことは子作人ってことは地代を張らなきゃいけないですよね
はい
この地代っていうのは原物農品なんですよ
ああ原物なんだ
大紬なんですよね へえ
麦は地代として持ってかれるけど
ジャガイモは持ってかれないのよ
だってイギリスでジャガイモ食べる人いないんだもん
確かにいなかったね
あんなもん食べるやつはほんと貧民だとか
下劣なものだみたいな扱いされてるから
へえそんな感じなんだまだ
だって前々回ぐらいで言いましたけど
ジャガイモを火炙りの剣にするようなとこですよ
確かに
ジャガイモは徹底的に不人気なので
ジャガイモは地代がいらないです
畑の隅っこで作れるんですよ
でどんどんどんどんジャガイモが普及していきます
まあそうだね
ジャガイモ作るんだけど自分ら信じるからね
そうなんですよ
でとうとうアイルランドのほとんどのエリアで
ジャガイモが主食化してきますね
へえ
すごいんですよ
アイルランドだいぶ北まで上がったねジャガイモ
ジャガイモの品種もちゃんと選んでて
収量は他のエリアで作ってるジャガイモよりも
ちょっと少ないんだけど
寒い気候に合ってるやつ
アイルランドの気候に合ってる一種類で
めっちゃジャガイモ頑張って作るんですね
そうなんだ
その結果人口が増えます
へえ
1754年これあれですよね
ジャガイモ例の2年前くらいの統計ですね
およそ320万人のアイルランド人が住んでいました
1845年100年も経ってないですね
820万人です
めっちゃ増えたね
倍どころじゃないですよ
すごい増えたね
90年でプラス500万人
はあ320万人から820万人
すごいですよね
すげえ増えたね
彼らの食生活これ当時の旅人の記録が残ってたので
そこから抜粋したんですけどすごいですよ
1年のうち10ヶ月をジャガイモとミルクで過ごし
他いらないジャガイモとミルクで過ごす
すごいね
肉潰すともったいないからミルクですよね当時ね
であとの2ヶ月は何食べてるか
ジャガイモと塩で過ごす
ミルクがなくなって塩
そうだから1年間ジャガイモで過ごす
12:01
すごいなんか一変等な食生活だね
そうめっちゃ偏ってるの
1日あたりの1人のジャガイモ消費量が10ポンド
だからキロに直すと4.5キロだね
結構食べてる
1日4.5キロ
ジャガイモだけ食べるとなったらそうなるのか
これねあれなんですよ
このシリーズの最初の方にありましたけど
ジャガイモの栄養素思い出してください
結構万能レベルで栄養素高いんですよね
高かったね
ただカロリーが足りないから量が必要
お米と比べたところあったもんね
そしてこのジャガイモにはもう一つ利点があるんですよ
粉砕しなくていいの
粉砕しなくていい
要は麦だと粉にする必要がありますよね
粉にするかお粥にするかじゃないですか
これね茹でたり焼いたりふかしたりするだけで
そのまんま食べれるわけですよジャガイモっていうのは
加工は楽だね最高
だからこび引き粉引きいらない
確かにいらない
めっちゃ便利なんですね
確かに麦だと粉にひくだけでもえらい重労働だよね
それなしで取ってきて洗って火入れたら
ダイレクトに食べられるから
もうこれはアイルランドの圧勢の中で
救急としてた人たちにとってはもう素晴らしい食品
そうだね
それは人口増えますわ頑張りましたよ
ところがこの後の統計飛び飛びですけど
1911年また80年後70年後くらいですかね
440万人
あれ半分になった
そして1990年80年後ですね350万人
あれまた減ってるね
戻っちゃった何が起きたか
これはですね1845年にジャガイモの疫病が大流行します
ジャガイモの疫病
どうもこの疫病の大元はアメリカ大陸っぽいですね
そうなんだ
アメリカで一番最初にベルギーで発症して
それが各地に広がっていくと
1845年8月にイギリスとアイルランドの沖合かなの島で
その疫病が見つかったとニュースになるんですけど
その時点ではアイルランドの人たちももう対岸の火事ですわ
あのちっちゃい島大変だねでもあの島だったら
みんなでカバーすればいいよみたいな感じで見てたんですけど
もう1週間2週間のうちにアイルランドの国土に
一気に疫病が入ってきます
入ってきちゃうんだね
風に乗って胞子が飛んでくる
そんな飛ぶ
飛んじゃったみたいですよ
なんか症状としては最初に葉っぱに黒い斑点が付く
そのうちに葉っぱと茎が真っ黒になって
でエソして芋もエソして腐ってっちゃう
全く使えなくなるね
でもう悪臭を放つレベルになって
壊滅的なダメージを受けると
結果ですね1845年もうみんなで慌てて収穫したんでしょうね
15:01
ジャガイモの生産量が半分になります
へえ半分か
主食どころかジャガイモだけを食べてた人たちですよ
生産量が半分になります
やばいね
やばいですよやばいですよだいぶやばいですよ
翌年ちょっと回復の兆しが見えるんですけど
そもそもサクつけ面積が3分の2になります
ああそうなの
とかね前年半減しちゃったんで種芋を食べちゃってるんです
ああそういうことね
取っとけない
そうだね
背に花は枯らないで生きるかなと思ったらまた来た疫病
また来るんだ
9割死滅します
へえ9割
そこへ来て11月に大寒波ですわ
先ほど言いましたけど小氷期ですんでそういう気候変動来るんですよ
大寒波も来るのか
1847年翌年ですね
もう種芋が足りないサクつけ面積が5分の1
だいぶ減ったね
できる量も限られてます
そして1848年よっしゃいけるかなと思ったら
収穫の直前に再び疫病が大流行
へえ
そして結果見たら1846年2年前と同程度の収穫で収まると
だいぶ足りないね
これでね100万人単位の方が命を落とします
まあそうねご飯がないってことだもんねまるっきり
ただねこれあれですよ
餓死しちゃう人よりも実は病死する人の方が多いんですね
ああそうなんだ
まず気候変動で寒いっていうのももちろんありますよ
なんですけど食料がないと栄養不足になります
でこの時期またタイミング悪くヨーロッパ全土でね
疫病が流行してるんですよ
へえ
結構いろいろきますよいますね
チフスコレラセキリハシカ
めちゃくちゃ多いね
で中には体力があれば耐えられたものもあったんでしょうけど
基本的に栄養不足の状態ですから
まあやられる人もかなり多かったそうです
ああそうなんだ
一応書籍の中でこれの時の状況を国名に記した文章だったりとか
差し絵もあったんですけどもうね喋りたくないえぐい
そんな状況
もう本当にえぐい
そうかまあこれだけ疫病が一気に流行れば大変なことになるもんね
もう天命の寄金レベル人肉食みたいなレベルですよ本当に
そうだね
いう感じの時代なんですね
一応これを受けてイギリス政府も全く何もしなかったわけではなくて
一応安いトウモロコシを買ってきて送るんですね
なんですけどこのアイルランドの人たちってそもそもジャガイモ以外の作物が
搾取されてたりとかしてあんまり手に入ってないんですね
18:02
そうなんだ
全員じゃないにしてもそういう状況なんです
でトウモロコシきますよね粉にできないのよまず
粉にできない
コフィッキッキ持ってないジャガイモばっかり食べてるからいらないんだもん普段
ああいらなくなっちゃったんだ
だから粉にひくのにどうすべえみたいなことになるわけですよ
なんとかする人ももちろんいるんですけど
でジャガイモの代わりにトウモロコシとミルクとかトウモロコシと塩っていうコンビでご飯を食べますよね
そうするとビタミンCが足りない
ああそっか
トウモロコシの方がエネルギー量は高いけどビタミンとかミネラルがちょっと少ない
だから栄養不足となっちゃうんですねやっぱり
そうかジャガイモに比べたら少ないんだね
そうなんですビタミンCはもうジャガイモがかなり多い方ですから足りなくなっちゃう
結果解決病になる
ああ海の上でしかならないはず
そう船乗りの病気ですよがまた流行してしまうんですね
へえ陸地でなるんだ
もうねめちゃくちゃジャガイモ依存してるんですしょうがないですけどね
まあ土地が土地だからね
ジャガイモに依存せざるを得ない自然環境もあるんですけど
あとはイギリスとの力関係ですねここに依存せざるを得ないような環境だからこそこれが発生してます
なおかつこの政府の支援もちょっとしょぼいんです
そうなんだ
まずトウモロコシ買うんですけど本当ならですよ
もう各国に交渉してこういう状況だからクリアって言うわけじゃないですか
安く買いたいってなるんですけど買わないんです
買わないんだ
市場で国物の口頭懸念してますね
ええ
ええってなっちゃいますよね経済優先です
いやだけど死んでる数が半端ないのにね
ちょうどこの頃あるんですよ産業革命のあたりですよ
へえ
時代的に経済ぼっこでドーンって言ってる時期ですよ
そんな時期に
イギリスの活躍目覚ましい時代にこれから突入する前夜というか入り始めの時期に裏でこういうことが起きてます
結構えぐいこと起こってたね
ちょっと他の地域もね義勤とまで行かなくても食料がちょっと不足気味ではあるんですよ
慣例現象が起きてますからそれでもこんなにひどくはなってない
なぜならばジャガイモに偏ったような作付けをしてませんのでいろいろ作ってるから
そういうことか
アイルランドはもう偏った結果これですからね
あと自由市場放任主義っていうのがあってですね市場原理に任せてるので国の口出しはしませんよっていうのが時の政府のスタイルなんですね
そうなんだ
けどこの状況だったらまず国物の国外輸出を止めるじゃないですか普通に考えたら
そうねみんなガスしちゃうね
規制かけるしない
しないんだ
ジャガイモがないで麦類も足りないけどどういうわけか国物は海外にどんどん流出していく売れるから
21:03
儲かるからビールも作れるからこの時代ビールめっちゃ作ってますからね
ああそうか
ビールめっちゃ作ってインドとかねipaとか作って売ってますからこの時代です
この時代の裏そんなことなってる
もうねそりゃ人減るよ
人減るね
これ人減る病院は病気とガスとあと脱出
脱出
もうね自分の生まれ故郷であってももう国がこんな状態だから
自分たちでなんとかできるって思う人ばっかりじゃないんですよ
でもう嫌気がさせてとか諦めて自分の土地を捨てて国外脱出を図るようになっていきます
ああまあしょうがないねそれは
本によるとこのジャガイモの疫病のあった1845年から
一段落する1851年までの間に150万人程度の人口が国外脱出をしたという記載もありました
ああそれでこんだけやったんだね
で行き先はですね英語圏です
ああそう
言葉が通じるのが楽じゃん元植民地とかねいいんじゃない
ということでもちろんイギリスに行った人もいるし
イギリスに行った人は150万のカウントに入ってないんですけどね隣りすぎてね
まあ主にはアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド
ああオーストラリアってあったわアイルランド出身のおじいちゃん
はい各地にアイルランド系の移民が散っていきます
ああそういう意味だったんだそれで自己紹介で僕地元アイルランドなんだって
2世とか3世になっても僕アイルランドって言いますよね彼の
言ってた
こういう背景があって脱出したので自分でアメリカに移って
アメリカ人になるんだとかフランスに行くんだっていうキラキラした感じじゃないので
やっぱり母国に対しての愛着愛国心みたいなのがあってですね
そういうことね
なので世界隠してアイルランド系何々みたいな言い方をしますね
やっと理解できた
ちなみに今でもだいたい300万人ちょっとの人口なんですけど
アイルランド国内にいる人はねアイルランド系〇〇人と言われてる人たちが
現在世界全体でおよそ7000万人おります
めちゃくちゃいるね
めっちゃ散ってそっちでどんどんどんどん生活を広げていく
うちアイルランド系アメリカ人がおよそ4000万人
そんなにいるの
そんなにいるんです
3億何千万分の4000万人
結構いるんだね
比率はそこまでもないけれどもやっぱりいっぱいいますね
もちろんあれですよ誤解しちゃうといけないですけど
アイルランド系アメリカ人の全員がこのアイルランド大基金によって移民したわけではないです
24:00
もともとその前の段階で行った人もいるし
現代でも北部アイルランドってのはイギリスという国の中に入ってますよね
あそこはこの時代はアイルランドなんで
ああそうなんだ
一回アイルランドがイギリス連邦の中に入るんですよ
入って独立するんです
独立するときに北部の人たちはプロテスタントだったんで
俺たちはイギリス国内に残るわつって残った
ああそういうことか
だから南北で別れちゃったそういう感じなんですね
へえそういうことなんだね
なので北部の人たちももちろん行ってますから
一概にこの大規模による移動ばっかりではないですけど
その影響は測り知れないほど大きい
特に特にですよ
アメリカ合衆国における歴史に対するインパクトめちゃくちゃでかいです
ああそうなの
ちょっとだけアメリカ合衆国に渡った
とあるアイルランド系移民の家系の話をしますね
1850年頃ちょうど基金が収まりつつあるからですね
パトリックさんが東ボストンへ移住します
このパトリックさんはアイルランドの農家さんなんだけどもともとが
土地が80エーカーあるんですよ
80エーカー
およそ34ヘクタールの農地を持ってます
34ヘクタール
めっちゃ金持ちですよ家畜もいるし
麦も作ってるしジャガーも作ってるしなんですけど
パトリックさんはイギリスのこの政治に嫌気がさして夢見て出てきます
この人がこの家系の中のアメリカでの初代になりますね
2代目息子名前がパトリック・ジョセフさん通称PJ
この人はボストンで酒場を経営します成功します
成功するんだね
その後に民主党議員として活躍をします
議員さんになるんだ
政治の世界に出てきますね
この息子3代目ジョセフ・パトリックさん
ジョセフ・パトリックさんはこの人が何したかよくわからないですけど
この人の奥さんというのがボストン市長のフィッツ・ジェラルドさんの娘なんです
ちなみにこのフィッツ・ジェラルドさんもアイルランド系意味なんです
そうなんだ
ジョセフ・パトリックとフィッツ・ジェラルドさんの娘のローズと結婚します
そしてこの息子4代目ですね
4代目がジョン・フィッツ・ジェラルドさんです
この人は43歳で第35代大統領になります
大統領
ジョン・フィッツ・ジェラルド・ケネディと言います
ケネディ
ジョン・F・ケネディ
Fはフィッツ・ジェラルドなんです
ああそうなんだ
実はこのジョン・F・ケネディさんはもともとはアイルランド系移民です
27:00
この人がいたから第三次世界大戦になりそうな時のソ連と直接交渉して治めたりとか
宇宙開発を進めたりとかをしたわけですよね
そしてケネディのすごいところはですね
特徴的な政策の方針があって宗教と政治の分離
ここにかなり力を割いたというふうに記録に残っていますね
宗教と政治を分けたんだ
大統領選の時かな
大統領選の時の演説でそれを訴えたのはあるんでちょっと読みますね
私は米国では教会と政府の分離は絶対のものでなければならないと信じています
カトリックの聖職者が大統領に支持を与えたり
プロテスタントの牧師が信者に誰々に投票せよと命じるようなことがあってはなりません
教会や教会経営の学校に国家の資金や政治的な配慮が与えられたり
単に彼を任命する大統領や彼を選ぶ有権者と宗教が異なるというだけの理由で
公職に就くことが拒否されるのは米国であってはなりません
宗教のパワーでもって政治にいろんな影響があっちゃいけないし
政治が教会やなんかに賄賂じゃないけど配慮してもいけませんよそうであるべきです
私はカトリックでもプロテスタントでもユダヤ教でもないアメリカを信じます
これが決め手になって金鎖でもって大統領に選出されると
そうなんだ
この背景にはちょっと想像の世界になっちゃうんですけど
おそらくは彼の出生家系のルーツにあるんじゃないかなと思われます
というのもケネディ大統領は歴代アメリカ大統領の中で初のカトリックの大統領なんです
34代ジョージ・ファシストンから34代までは全員プロテスタントなんです
なぜならアメリカ合衆国がプロテスタントの国として出来上がるからですね
けどケネディが初めてカトリックになることで宗教のしがらみを外すという行動をし始めたと
今回の話とちょっとずれるんですけどこのケネディ大統領ってすごく民族の差をかきのえを超えたがるっていうか
そういうことを信念として持ってるような人だったらしくて
一番最初の選挙区地盤がボストンの移民街
だからアイランド系がいたりとかドイツ系がいたりイタリア系がいたりみたいな状態なんだって
アイランド系以外の人たちの票がないと自分が困るわけじゃない
でどうやらこの時代イタリア系アメリカ人とアイランド系アメリカ人ってめっちゃ仲悪かったみたいな
ああ仲悪いんだ
でどっちかというとイタリア系だとアルカポネみたいなねわかるちょっとマフィアチックなのとかさ
路地裏でポケットに手突っ込んでタムルしてるとか労働者会議でねいうような人たちがいて
一方でアイランド系はどっちかというと真面目なのかな
30:00
彼らがアルカポネのような人たち振る舞いをするのであればアイランド系は警察のような振る舞いをするみたいな
そういう風刺なんだろ日本で言うとそういう風刺の言葉が残るようなことも言われてるぐらい系の中だったんですね
だから移民街をケレディーがふらふら歩いてたらなんか危ないわけですよ
睨まれるし手出さないまでもなんだけど彼がイタリア系労働者タムロしてるところに近づいていって
にかっと笑っててみんな元気ぜひ今度の大統領選僕に入れてほしいんだけど
笑いかけるとそのイタリア系移民の労働者会議の人たちがにかっと笑って話しかけるっていう
都市空間で突っ込んでいくのこの人 すごいな
キングボクシーが捕まった時なんかも自分が大統領だから
いろんなところに交渉してボクシーをなんとか助けてほしいみたいなこともするし
宗教とか人種の壁をなるべく取ろうみたいなことをやった最初の大統領だという風に言われてますね
そこまで結構差別じゃないけどいろいろ中で分かれてたんだね
そうなんですよっていうのもパトリック非おじいちゃんとかおじいちゃん
パトリックジョセフPJの時代なんかだとアイルランド系であるというだけで就職できなかったりとか
だから募集の張り紙でこうこうこういう人を求むただしアイルランド人を除くとか
そんなにか ぐらい迫害なのかな差別をされてたみたいですね
そこは多分宗教とかが主な理由なのかもね
当時のアメリカという国の中では白人でプロテスタントでっていうのがもう絶対的な中心
独立をした主な人たちがそこだからってことかな そういうことですね
でケネディがこうやってアイルランド系意味として大活躍をするじゃないですか
この後実はかなり有名な人たちがアイルランド系移民として大活躍をしていきます
そうなんだ ちょっとだけごくごく一部ですよごくごく一部読み上げますね
まず政治家ジョン・ヘッド・ケネディですねレーガン大統領オバマ大統領
オバマさんはお母さん方が全部アイルランド系ですね そうなんだ
あとクリントン大統領バイデン大統領今元気ですね
皆さんアイルランド系の移民の末裔です そうなんだ
あと世界最大のファーストフード店といえば マクドナルド
マクドナルド兄弟もアイルランド系です
あとミッキー・マウスを描いたウォルト・ディズニーアイルランド系です
そうなんだ あとはヘレン・キラーの先生だったアンサー・リヴァン先生ね
彼女もアイルランド系移民です へえ
他にもいっぱいあったミュージシャンとか画家とかね
いろんなジャンルで活躍してる方々がいらっしゃってですね
33:00
実は今アメリカの大統領第40何代かなちょっと忘れちゃったけど
40何代のうち約20人がアイルランド系の方ですね
じゃあこの後結構その垣根がだいぶなくなって出てくるようになったと
そういうことだと思いますよ
彼ら自身の頑張りとか融和とかいろんなことがあったとは思いますけど
アイルランド系の移民の方々はアメリカ合衆国以外の国々にも散って地元に降ろしていきますよね
でも先ほど言った通りルーツであるアイルランドに対しての思い入れというものを持ってるわけですよ
そして1900年代の序盤10年とか20年頃
彼らが行った先の国で頑張って力をつけて
そしてアイルランドの独立を支援するんです
中にはアイルランドにおじいちゃんの祖国だからとかお父さんの祖国だからっていう理由で
アイルランドに戻って武器を持って戦うということもした人がいるみたいですね
そんなに愛国心というか元のルーツっていうのは大事にしてたんだね
みたいですねでめでたくイギリスからの独立を果たしていくと
そういう流れなんだそうです
そうなんだすごいよね
かなり壮大なドラマになったね
もしこのアイルランドでのジャガイモ大危機がなかったらアポロ計画どうなったんかな
ほんとだよね
今のアメリカはまだまだ人種差別ありますけど少しずつ良くなってるじゃないですか
それが流れがもしかしたらちょっとずれたかもしれない
そうだねそれはあるかもしれない
というふうに本の一部に書かれてましたね
そうか元を辿ればジャガイモに行き着くと
そうなんですちなみにアメリカにジャガイモを持ち込んだのはアイルランド人ですよ
そうなんだ
南米原産なのに中央アメリカ通らずに一回ヨーロッパに行って
スペインからイギリス一定のアイルランド一定のアメリカです
旅したね
だいぶ旅しました多分これは大基金とは別で入ってますね
そうなんだ
あんまり遡れなかったんだけど初代大統領ジョージワシントンが
自分ところの農園にジャガイモを植えてますので1767年って書いてありましたね
じゃ結構早い段階で戻ってたね
そうですねジャガイモ基金が起きるのも前の話ですもんね
ジョージワシントンがそこで植栽をしてます
2代目の大統領ジョンアダムスこの人は奥さんへの手紙で面白いこと書いてますよ
イギリスへの屈辱よりも最悪の貧困を選ぼう
不当かつはずべき屈服よりはジャガイモを食べ水を飲もう
へえ
すごいって言ってますよね
すごいね
36:00
ここでジャガイモを卑怯に出すんだね
それだけ生活の中の中心にあったのがジャガイモだったんだね
入ってきたんでしょうね
あと3代目の大統領であるトマス・ジェファーソン
この人も1770年に入った頃にはもう当たり前のようにジャガイモを食べてました
ああそうなんだ
一方その頃のイギリスですよ
アメリカが独立する前までというのはイギリスの植民地じゃないですか
ここから独立していくわけですから
まだイギリスではジャガイモ嫌われてるんですね
そうか
産業革命よりも100年前
まだまだの時代です
この時代はもう何度も言いますけど
食卓にジャガイモを乗せるなんて汚れるわ
あんなものは貧民が食べるものもしくは家畜の飼料にあるべきもの
というような見方をされてましたよねイギリスでは
なので1795年の大饑饉の際であっても
イギリス王室がジャガイモを食べたという記録はない
そこまでして食べなかったんだ
これねジャガイモが世界を変えたっていう本の中に記されてる
この大秘なんですけど非常に面白いなと思うんですよね
イギリスの国王はもしくは王室はジャガイモを一切食べてない
けれども大統領歴代3人がジャガイモを育てたり食べたりしてる
なんならもうジャガイモ食べてでもイギリスから独立してやろうぞっていうことを言う
そして同じ時代の名立たる人たちが麦やパンを食べなくあったとしても
ジャガイモででも生きていってやる独立してやるんだっていう気概を持ち始めるんですね
なんかねこれフランスの話前回しましたよね
フランスね バスティル牢獄襲撃事件の時
なんか自由と平等のシンボルチックになっちゃったねみたいな
同じようなことがねほぼ同時期すかね
すごいなジャガイモペースに人生じゃないけど生活が乗っていくというか積み重なっていってるんだね
これが優秀ですごいっていう感覚よりもちょっと低い位置にいるんですよ確かに
庶民のこの当時貧者のパン貧しいもののパンと呼ばれてたぐらいだから
そういう位置づけであることは多分全員共通認識だと思うんですよね
それでも底辺から這い上がっていって自由を勝ち取るんだみたいな
そういう気概の表れとして象徴的に文章として現れてるのかなっていう反体制のシンボルみたいなね
感じに僕には見えてますね
そうかすごいなジャガイモのなんて言うんだろうねなかなか表現が見当たらないけど
今までやってきた食の歴史食べ物ラジオの中では割と貴族階級と庶民と両方のルートがあるとか
どっちかというと貴族階級で始まって広がっていったとかっていうのが多かったわけですね
ワインやってないかビールとかもそうだし日本酒もお酒なんか完全にそれですよね
39:02
お寿司は日本ですけどやっぱりそうだったわけじゃないですか
ジャガイモは真逆なんですよ
底辺からガーッといく感じそして庶民のパワーの源になっていく
なんかジャガイモさえあればどうにかなるっていう食料の絶対的な精神安定剤じゃないけど
最悪困ればここにあいつがいるみたいな
そうかもね なんかそんな感じがしてきたね
これはね今アメリカを例に挙げて話しましたけど
実は本国創始国であるイギリスの庶民階級でも同じようなことがこの後起こっていきます
ああそうなんだ その話は次回にしようかな
お待ちかねフィッシュ&チップスがやっと登場しますよ
フィッシュ&チップス そして産業革命
あとそろそろ日本やるかなまだ原稿書いてないからなんとでもなんだけど
そうね7話にしてまだアメリカにいるからね
どうしようかな他やろうかな
これねヒマラヤ山脈とかもおもろいんだけどねちょっと話長そうだから
ヒマラヤ行くとシェルパの解説しないといけないからさ
シェルパ
わかんなくなっちゃうでしょもうやめよっかそこ
やめる
今から原稿が倍になる
倍になるそれはやめようちょっと待った裏で裏配信で言ってるか知らないけど
そうですねまだ皆さんに全然公開できるものではないんですけど
気まぐれに食べ物ラジオ番外編ですらない収録だけ撮っといたってやつあるんですよね
これからそういうのパラパラ増えるかもしれません
そうだねちょっと本編だと入りきらないやつとかちょっと本編がぼやけるやつ
脱線してて意味わからないやつとかね
食べ物一切出てこないやつとか
その辺もいつか配信できればなと裏でやりますのでその時はまた皆さん聞いてください
ということで今回はこの辺で終わりたいと思いますありがとうございました
ありがとうございました