ラジオ紹介
たべものラジオ
掛茶料理むとう、ムトータクローです。
ムトータローです。
このラジオは、少し変わった経歴の料理人兄弟が、
食べ物の知られざる世界を、ちょっと変わった視点から学んでいくラジオ番組です。
はい、ということで、少し間空きましたけど、僕ら的には。
あの、元気になりましたよ、ちゃんと。
大分あの、てか編集しててさ、
はい。
だいぶね、鼻声だった。
でしょうね、あれ、あの収録時点で、自分で気づいてなかったんですけど、
うん。
後々、回復した頃に発覚するんです。
どういうこと?
僕、あの、あの時点で、収録時点で、インフルエンザかかってました。
あー、インフルエンザ?
はい。だって、前日39度いってるんで。
おー。
で、そのグロッキーな状態で、仕事して、勉強して、台本書いて収録したら、ああなった。
いやー、いつかあの、演技でもないけど、朝起きたら、あの、冷たくなってるとか。
おー、よせよせ。
その話やらかすんじゃないかなと。
だから、あの、普段、風邪っぽいなーみたいな時でも、ちょっと頑張ったりとか、ちょっと長めに寝ると、ある程度回復するんですよ。
うんうん。
で、まあ仕事行っても、会議に呼ばれてって、じゃあその後飲み行こうぜって言ったら、なんとかなっちゃうんですよ。
うん。
あの時だけはね、もう、いろんな打ち合わせとか呼ばれてるの全キャンしたからね。
あー、そうなんだ。
もう片っ端から断って、すいません、マジで行けませんって。
へー。
立ち上がれませんって言って。
珍しい。
うん。そしたらみんなが、いろんな方々が、タロちゃん珍しいねみたいな。
うーん。
こんなことあるんだって言って、いやなんでかなーと思って。で、家庭内感染を致しましてですね。
おーおーおー。
娘2人にかかり、妻にかかり、で、娘2人を店の休みの日にですね、僕がちょっと回復しかかったぐらいですけど。
うーん。
に、小児科さんに見てもらいに連れて行ったんですね。
うーん。
で、先生も一応念のため粘膜取りましょうって言って、子供の子をピピってやって。
あ、A型ですねって言われて、うんってなって。
笑
で、下の子も一応やる、まあ絶対一緒だと思うけど、うん、やっぱりA型だねって。
ここ最近なんか風邪っぽい症状の人近くにいませんでしたか?
あ、すみません先生、僕です。笑
はい、お父さん今すぐ退場、はい、すぐご家族3人皆さん駐車場行ってくださいって。
笑
超いい迷惑じゃん。
ほんとにね。
で、妻だけ残って生産して、いろいろと説明を聞いてるんですけど。
うーん。
翌日になって妻が熱出して寝込むっていうね。笑
もうひどい。笑
いやー、自分が一番やっちゃいけないですよね。
そうなんですよ。
子供がかかってくる分にはしょうがないね。
はい。
いろんなとこからもらってくるからね。
はい。
大人がやっちゃダメだよね。
前の週にちょっと家族で日帰りの旅行に行ったんですよね。
うーん。
で、レゴランドっていうとこに遊びに行って、一応マスクしてたんですけど、僕だけ感染しました。笑
まあね、風邪とかはどこで誰が持ってるかわかんないからね、ああいう時って。
しかも寝不足気密、疲労溜まってる状態で、その日に限ってこんなことあるっていうぐらい寒くて。
おお。
で、うちの家族だけじゃなくて他のお客さんたち見てもう寒い寒い言ってて。
うーん。
で、もう近所の人なんでしょね。多分わかってるからだと思うんだけど、何組かもうガチ防寒のダウン着てるんですよ。
笑
そのぐらい寒かったの。
そんな寒かったんだ。
けど、うちはさ、こんな遠くから行っちゃってるから服ないわけですよ。
はいはい。
で、入っちゃったんだよね。
おお。
で、そのまま日が出てきたら暖かくなってきたし、まあいっか。
ああ行ける行けるって言ったけど、結局行けなかったのでダメでしたね。
笑
まあレゴランドって確か海沿いだよね。
はい、海沿いでした。
おお、寒いね。
はい。
もう午前中寒くて、ああ日が出てきて暖かいなーぐらいの。
笑
生きていけるかなーみたいな。
まあね、最近はね、暑くなったり寒くなったり激しいからね。
そうですね。
気を付けないと。
気を付けていきましょう。
皆さんも一枚ね、余分にまだ持っていった方がいいかなと思います。
そうですね。
はい。
ということで、今日は質問箱から一つ読みたいなと思います。
はい。
料理スランプについて
お二人はお仕事、過去調理のスランプになることはありますか?
保育園で給食を作っているのですが、数年に一度来るスランプがよりによって3月31日、年長さんの最後の給食の日に来てしまい
納得のいく仕上がりにならなくて、本当に情けなく申し訳ない気持ちになりました。
プロとしてあるまじきことと思いますが、もしありましたら克服方法など教えていただきたいです。
ということで。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。
スランプか。
スランプね。
ありますか?料理がスランプって。
いつも作ってるやつで、今日微妙だなっていう時はもちろんあるけど、まずいわけでもなくて、最高かまあまあいい感じかみたいなところは行き来するかな。
本当にダメって時はそもそも出さないというかね。
事前に作ってるからね。
そうですね。
その時点で気づくんだよね。
全く味付けが決まらないっていうのは、家で作ってる時はあるかも。
料理の制度と制度に対する自由度
僕なんかは割と前菜を作っていって、全部じゃないけど割と多くの料理が前日までに仕込むっていうケースが多いんだよね。
そうすると今タク言ったように、これダメだなと思ったらもうやめるっていうね。
そうだよね。
前の日の段階で気が付けるので。
あと正直あまりスランプというものを感じたことがないですね。
そうだね。
多分ね、そんなスランプを感じられるレベルにまだ到達できてないと思うよ。
多分ね、こういう給食を作ってる方だと、分かるんですよ、僕業界のこと詳しくないんで分かるんですけど、事前に根立て決まってるんだと思うんですよね。
よくある料亭もそうなんでしょうけど、その根立てに対して再現していくっていう仕事が中心になってくるような気がするんです。
ただ、それでいくと当たり外れというか、ここがストライクゾーンでちょっと外れたらガッカリみたいなことが起こりうると思うんですけど、
うちの店、根立てが作りながら決まっていくんで。
出す直前まで確定しないんだよね。
これちょっと味微妙だなと思ったら、何が足んねえかなってお茶飲みながら考えて、
あ、そうだ、あれとあれとこう組み合わせてここを引き算したらなんとかなるかもしれない、ちょっとやってみようみたいな。
で、組み合わせをして、そういう時のためにですよ。
そういう時のためにいろんな調味料とかを別で使うあてもないのに仕込んでありますから。
いろんな味噌仕込んであるんですよ。タコお味噌をね。
でも俺もデザートとかも何個もあったりはするね。
特にかける系、ジャムとかさ、やっぱ作るよね。
そういうのがあるから、言葉ですけどある意味ごまかしが効くというか。
スランパ、そうだあるわ。
ある?
鉄砂。
鉄砂。
フグの薄作りね。
はいはいはい。
調子悪いともうほんと指先の0コンマ何ミリの世界なんであれ感覚的にはね。
何やってもうまくはまらないなとか大きさがばらつくなとかっていう日はあるはあります。
確かに。それから天ぷらなんかも衣の加減はやっぱ微妙に違うなってことはある?
多分さっきもちょっと似たようなことだと思うんですけど、
タコ言ったように1個の毎日やってるような料理の中での制度っていうのだとスランプが出るんだと思うんですよね。
僕みたいにその都度も自分の気分とか食材とか見てバンバンこんだて変えていくようなタイプだとそんなにあるんだろうけど感じられない。
食材もどんどん変わっちゃうしね。
そうですね。
ウチらの場合その時期によって。
ノリエコエルとはちょっと違うんですけどテッサみたいなのでスランプにちょっと調子悪いなっていう時は別の技術でごまかすというか。
盛り付けでうまくカバーするとか他の味付けや食材でトータルでバランスが取れればいいやっていうのもあるし、
一応考え方としては不協和音にならなきゃいいやっていう感覚。
例えば音楽の世界だとAの音、ラの音ですよね。
440Hzですってなったとしても別にその時々の会場で442にしたり444にしたり438っていう場合もあるじゃないですか。
そういう一つの正解の音階の中の触れ幅の共用範囲っていうのを持ってて、
味覚と他者からのフィードバック
ちょっと微妙に下がってるけどOKみたいな。他でカバーしようとか。
確かにそういうものを増やしたり減らしたりするもん。やっぱ味がちょっと濃かったりとかさ。
付け込みが日によって違うから微妙に濃いとかなるとやっぱ薄いものとか酸味のあるものとかバランス取るもんね。
その上でうちの場合は特に僕なんかそうですけど、
調理師でありながらそのまんまホール出るじゃないですか。
部屋入ってお客さんとはわりと話し込んだりするんで、
時にさせんって言って、ちょっと今日いつもと感覚が違って微妙なんですよねって言っちゃう。
いつもの100点とすると今日90点ですわ、85点ですわすいませんって、
常連の方と言っちゃうんですよね。
そうするとちょいちょい厳しいことが起きる。
わりとこの辺のこと言ってる、いやわかんねえよみたいな。
全然うまいうまいいいよみたいな風にして言ってもらえる風に仕向けちゃって。
納得してそれをきっかけにしてスランプから脱出するみたいなのがある。
あれだね、お客さんと食べてもらう人と直接話してるとすぐ抜けるよね。
自分の自信が迷ってるときって自分の味覚というか今おいしいと思ってるものが正しいのかどうかちょっとわかんない瞬間は
季節変わりとか体調の変化であるから、その時にお客さんと話して目の前で自分のものを食べてるのを見ると
わりとスッと抜けるよね。
認められることの効果と組織文化
正解をもらえないといけない。
そうなんですよね。
たぶんゴールが高すぎちゃうとそこからドツボにハマって出ていかれないから。
そういう意味では言葉悪いですけど、誰か褒めて認めてっていう関係を作って抜けるっていうのは一つずるい手かもしれないですけどね。
確かにね。
たぶん保育園とか調理室とかだと教室に持って行くまでなのかわからない。
確かにね。
たぶん教室に持って行くまでなのかわからない。
たぶん教室に持って行くまでなのかわからない。
たぶん教室に持って行くまでなのかわからないけど食べる瞬間ってそんなに見ないのかなと学校を想像するとね。
そうなると、子ども達が食べてるのを間近で観察してれば
自分の中でわかり易くなるかなと思う。
そうっすね。
誰かに認めてもらう
よくあるじゃないですか
これはうつかどうかってちょっと分かんないですけど
普通のオフィスワークをしていても
なんか調子悪い時に
アメリカにおける砂糖化現象の始まり
大丈夫今のままでいいよとか
いけるいけるって
いう風に言ってもらうだけで
心がふっと軽くなったりすることってあるじゃないですか
それっぽいことを
もう自分から率先して演出して
お客さんに言わせてしまうっていうね
樋口・ヤンヤン・深井・笑
深井・そっか
そう言うね
深井・うーんそうね
子供とかに限らず
僕なんかは
自分がまあまあだなって思って出したものが
意外と高評価だったりするのね
樋口・うん
深井・その自分が美味しいと思ったものが
まあまあの反応だったりするから
やっぱりその数作ってると
うん
深井・やっぱね食べた人のね顔見ないと分からん
樋口・結局そうなんですよね
あの僕らの仕事って
料理の業界食の業界の中でも
割とアート寄りというか
芸術性を高めていくっていうのも
一つの指標になってるわけじゃないですか
樋口・うん
これ日本料理の編成を聞いておくとよく分かると思うんですけど
樋口・笑
そうなった時に
誰に向けてものを作っていくのかって
すごく大事な指標だと思うんですよね
そのマニアの人に向けて作るのか
そうじゃなくてお客さん食べる時の瞬間のためなのか
いう話ですね
こないだサポーターさんの西村さんが
ツイッター上げてましたけど
ピクトグラムの話ね
美術館のピクトグラムが
僕から見るとパッと見分かりづらいんですよ
ただ文を読むと
アート性持たせました
それはアートとして見せるんだったら
確かにそうなのかもしれない
ジェンダーレスになっててピクトグラムが
男性女性分からんぞってなってるのも
それはアートなのかもしれないですけど
これトイレの利用者に向けて
このピクトグラムで男性用トイレと女性用トイレが分かるようになってます
なると利用者に向けてれば
分かりづらくしたら価値なくなるはずなんですね
なので
誰に向けてるのかっていうのが
最終的には
調理の仕事をしてると
コアになってくるんじゃないかなって気がします
たしかにね
この方も多分
自分の中では納得が
いく仕上がりにならなかったって
書いてあるけど
食べた子供たちは
喜んでればそれはそれでオッケーなのでは?
と思っちゃうよね
それで自分で納得いかなかったら
次頑張ろっていう
お前ら見てろよって
今日のうまいって言ってくれてありがとう
だけどもっと上行けるぜって
もっと上あるから楽しみにしといてね
とかこれからの人生で
出会うことあるからその日を楽しみに
生きていってねっていうメッセージでもいいかもしれないですね
うまいことまとめたみたいになってる
でもそんなもんだよね
結局料理って生き物を
扱うようなもんだからさ
毎日同じクオリティ出すって
無理だね
野菜だって日々
同じ大根買ってきたってさ
違うからね
違うから
全然冷蔵庫寝かしたら味変わったりするしね
そう
それはね本当に微調整の
ラッシュだからね
なんであんまり考えすぎるとね
逆にスランプはまりやすいんで
いろいろ食べて元気を出してもらって
そしたらまた自分の
料理が作れるかなと思います
こんなんでいいのかな
いいのかな
答えなってますでしょうか
ということで本編いきたいと思います
はい
では前回からの続きです
今回は
鏡の
なんだこのタイミングで
気になる
届かない
見えなくなった
ちょっとカニ邪魔されました
ということで今回は
加工食品の砂糖化
うん?
あのね
加工食品ってあるじゃないですか
主にアメリカの話をします
でいろんな加工食品
現在売ってますよね
これがなんか知らないけど
ほぼほぼ砂糖だぜっていう話ですね
言葉は分かったよね
加工食品の砂糖化
ええ
砂糖を食ってんの?
結構
という話に最終的に行くはずです
そのぐらい
アメリカの食品が
どんどんどんどん
そこまでいくっていうぐらい
甘くなっていくんですよ
そのタイミングが
19世紀の中頃から
1800年代の中頃から
19世紀の頭ぐらいにかけて
すさまじい勢いで加速していくんですね
アメリカにおける年間砂糖消費量の変遷
アメリカの
年間1人当たりの砂糖の消費量
ちょっと年代別にざっと言います
データ取った統計値が
綺麗に10年ごととかじゃないので
分かりづらいかもしれないですけど
1788年
1788年
産業化が始まるちょっと前くらいですね
この時点で5ポンド
2.3キロです
2.3キロ
こっから
90年くらいあとね
1870年
41ポンド18.6キロね
18.6キロ
だから5ポンドが
41ポンドなんで8倍っすね
8倍かこれ年間で
年間1人当たりね
およそ100年で
8倍に増えましたよと
アメリカにおける砂糖化現象の拡大
尋常じゃないですけどねこの時点で本当は
増え方としてはね
1901年30年後
61ポンドです
61ポンド
こっからまだいくんだ
でそっから
100年ちょっと後ですねつい最近の
統計で2021年
僕が見た最新のデータですね
70.5ポンド
年間
およそ32キログラムです
32キロ
ちなみに比較対象として日本を
同じ年ですね2021年
34ポンド15.6キロです
15.6キロ
はい
日本15.6キロに対して
アメリカ32キロなんですよ
それは太るね
倍
ただちなみに1人当たりの年間
砂糖の消費量で
ナンバーワンなのは実はアメリカではない
です
マレーシアとかトルコとかインドネシアとか
へえ
どちらかというとイスラーム系の国が
割と多い傾向にありますからね
砂糖の歴史と背景
あまいお茶とかある
そうですそうです
それとニュージーランドとかオーストラリア
とか
これも完全イギリス系の
かつてのイギリスの植民地エリアですね
アメリカもそうですけど
国単位でいくとね
本当は中国とかインドがあるんですけど
これ頭数で割るとめっちゃ低くなるんで
確かに
ブラジルも結構砂糖の消費量高いですね
そうなんだ
っていうのも世界一の砂糖
産出国ですしね
確かに特産品だからね
今言ってて気づいたんだけど
アメリカでしょ
ブラジルでしょオーストラリア
ニュージーランドでしょみんなラグビー強えな
みたいな
ガタイいいなって
ガタイはいいね
みんな上半身ドーンってなって
足と頭がキュってなってるイメージありますね
運動してる人はね
ちょっと偏見ありますけど
そんな感じで
砂糖の消費量
バーッと爆上がりしていくわけですよ
1780年5ポンドが
70ポンドやばくない
5ポンドが70ポンド
開きすぎて
感覚が分かんないね
これ5ポンドの時代何かっていうと
まだ貴重品の時代なんですよ
三角貿易を
やっていて
儲けるとか
富裕層だけが甘いものを食べられていて
一般人はあまりないよ
という感じですこれから
産業革命の時代なんでねまだ
これからか
産業化されたあたりからドカーンって
砂糖が値段が下がっていって
大衆化して
増えていく
背景は
背景話すとむちゃくちゃ長くなるんで
かいつまんでいます
背景の細かいところは
テンサイの特徴
スポーツコミュニティの限定化なんかで
出しましょうかね
ざくっといきますね
前回のお話で
市場最大の不動産取引と言われた
ルイジアナ買収の話
ありましたよね
アメリカがフランスからルイジアナを
買いましたよ
アメリカの国土の
今の国土の3分の1ぐらいがルイジアナだった
っていう そうです
1500万ドルで購入しちゃいましたよ
超格安なやつね
これ以外にも土地ってどんどん拡大して
いくんですよ
この時代って例えば今の
テキサス州の
あたりってあれもともと
メキシコですから
メキシコか
そもそもアメリカが独立した
頃その後に
メキシコがスペインから独立するんですけど
メキシコって今の国土と
比べたらめっちゃでかいんですよ
カリフォルニア州も
ニューメキシコ州もテキサス州も
全部メキシコなんだよ
確かに言ってたね だから
ニューメキシコって言ってるわけですよね
あの辺
スペイン語っぽい地名とか
いっぱいあるんですけど
だからもともとメキシコだから
そうなってるんですよ
それをゴリッとアメリカが取っちゃうんで
そうするとあの辺めっちゃ
サトウキビとか植えてできるわけですよ
南部の方がね
南部の方は奴隷使ってサトウキビ育てて
サトウをボンボンボンボン作ります
みたいなことをやったりとか
あとはカリフォルニアあたりだと
北になるんで
サトウキビは厳しい代わりに
テンサイ島ね
テンサイっていうのを植えるんですよね
ビーツとかサトウダイコンとか
呼ばれますけど
全部一緒ですテンサイもビーツもサトウダイコンも
同じものを言ってますんで
簡単に言いますね
テンサイってもともと
高カサス地方
カスピ海のあるあたりが原産なんですよ
カスピ海って地中海?
地中海のちょっと右上くらいのとこね
右上?
ちょっと右上くらい
地中海のあたりなんですけど
その辺ですよ
井戸で言ったらわりと寒い方
サトウキビだって
東南アジアじゃないですか元が
熱帯植物ですよね
これに対してテンサイっていうのは
温帯とか赤ん帯ぐらいで
成長する植物なんですよ
温帯赤ん帯って言うと
青森とかもっと下か
もうちょっと上でも
イギリスでもできるしドイツでもできるし
フランスでもできるしスウェーデンでも
できるしみたいなそんな感じ
結構寒いね 結構寒くていける
寒さに強くて
しかも間髪に強いんだよね
結構強いんだ
洪水にあってもなんか生き延びちゃうし
成長めっちゃ早いから
二期作いけるしみたいな
ただ根っこに
砂糖の産業化
甘み成分入ってんだけど
抽出するのがめっちゃ大変だったらしくて
そもそも量少ないんだよね
ああそうなんだ
それをいろんな人が頑張って開発して
歴史的政治的な事情があっても
サトウキビだと
いろいろという出入とか戦争とかで
大変なので地獄で頑張るぜ
みたいなこと言って開発して
天才等がまともに産業化されるんですよ
それが
確立してくるのが1800年代の
中頃
まさにさっきのアメリカが
甘くなってく時ですよ
5ポンドから
41ポンドに増えましたっていったのが1870年
ですよね
その1870年頃が
西海岸カルフォルニアあたりを中心に
めちゃくちゃ天才等が作られてくるんですよ
ああカルフォルニアでも
作るんだ そうそう
原料自体が増える
ここから先ちょっと
切りないんでザッと言うと
機械技術めっちゃ開発されるんですよ
機械技術 科学技術ね
ロカがめっちゃできるようになりました
綺麗になりましたとか
真空結晶の仕組み作れましたとか
乾燥がめっちゃ綺麗にできるようになって
遠心分離器できましたみたいなやると
すさまじく低コストで
大量に作れるようになるんですよね
ザッと言うと今まで
蘇東から
西西東に帰るのに2週間ぐらいかかったらしいんですよ
2週間
その1700年代とかね
これ科学技術が革新したおかげで
24時間に減るんですよ
めっちゃ早くなったね
14分の1に減るんですよ
でめっちゃ効率いいから
もっと作れおりゃーって言って
で蘇東産業が爆上がりしていって
それがニューヨークなんですね
それがニューヨーク
舞台のメインがニューヨークで
ニューヨークで蘇東産業がクソほどでかくなって
企業競争が始まって
100万社とかあったんだけど
競争関係になって
20社ぐらいに減って
倒廃後が繰り返されて
売り上げマージンだよね利益の部分が
めっちゃくちゃ安くなってやべーみたいなこと
なりつつ
だんだん独金法に引っかかるぐらいになる
独金法に
引っかかるっていうと
当時独占禁止法存在しなかったんだけど
ある一社が
例えば全国の
砂糖の生産量の75%
を占めてしまう
一つの企業で
それはすごいね 一番高いとき
98%までいくんですよ ほぼ全部だね
価格自分で調整できるんで
高くも安くもやりようできちゃうじゃないですか
これを見た
連邦議会と連邦政府が
やっぱこれやりすぎだろって言って
これを契機にできるのが独占禁止法なんですよね
ああそうなんだ だからこの当時
独占禁止法と砂糖企業
まだ独金法ないんで
当時できた
砂糖企業っていうのは今でも
超巨大産業として超巨大企業として
残ってます ああ残ってる 残ってます
ドミノシュガーってアメリカでも一番
でかい砂糖の会社ね ドミノシュガー
はいあるんですよ へえ
実はこれを前提で言えばいいかな
ちょっとだけ言いますと
アメリカメキシコ戦争
テキサスの併合
これの黒幕で後ろでいろいろとゴリゴリ
動いてたっていうことが
言われてるっていうかもうね
教科書にノルウェーベルで書かれてるのが
このドミノシュガーの創業一族が
仕掛けた
ああ会社が
国にちょっとこう
裏でねやったっていう
南部欲しいんだよ
砂糖の価格と販売
砂糖基地作ってほしいから
ああそういうことか
そこの取り方とか
政治戦略とか超面白いんで
それはちょっと砂糖の本編ではなくて
それはサポーター限定で話しますね
そうね
この収録前に
台本見てさ多いわ
ってなって はいこれ今ね
台本1ページ分今話終わったんで
すさまじく雑に
すさまじく
飛ばしたね うんハワイの平和とかの
話一切触れずにいくから
前回の4本分ぐらいある
それ今これで終わったんで
今日の話に本題行きますよ
そうねそろそろ砂糖もね
中盤にしたいしね
今言ったような
産業的にだったり
農業だったり
ビジネス的にも
砂糖産業が盛り上がるしかないような
状況なんですね
これによって何が起こるかっていうと
かつて
社会の上流の人たちしか
手に入れることができなかった砂糖が
超大量生産されて
低価格化
今までとは比にならないぐらい安くなっちゃうんですよ
1キロ100円とか200円とか
そういう世界まで下がってくるわけですね
その前ってどんぐらいだったんだろうね
一般労働者が
あんまり買えないレベル
だから糖蜜なわけですよ
ああ糖蜜ね
副産物か そうグラニュー糖は
高いので糖蜜で
甘みつけて紅茶飲むみたいな
謎現象しかも
イギリス産の砂糖あんのかそんなもんとか
イギリス産の紅茶ねえよそんなもんみたいなのを
看板にして売ってるような時代が
あって
そんな時代あった? あるんです
嘘でしょみたいな
まあ嘘だね 嘘ですよ
完全に広告おかしいんで
そういうのが一般市場で出回っていて
その当時の
イギリスの産業革命期の労働者と食生活
イギリスの産業革命期の
労働者が結構ひどい生活を
していた
ジャガイモの歴史の時に触れてると思います
もう
パンとか小麦とか手に入んないんで
ジャガイモでしないだったとかね
こっちの方が安いよって
エンゲルスがその辺のことを
資料に残してますんで興味のある方は
その辺を読んでいただくと
エンゲルスね
エンゲルス
なんとなく覚えてる気がせんでもない
マルクスのお友達のエンゲルスさんね
どっかでふわっと聞いた
その辺はまたどっかでちゃんと勉強してください
興味あったら
僕が話せるレベルだったら
いつかサポーターサイトの方で
喋りましょうかね
たまるね
もしあったらコテンラジオ聞いてもらったほうが早いですけど
笑
応募書ね
食生活のところはちょっと別でやりますけど
それはちょっと
置いといてそういう時代背景
でしたって話ね
同じ頃アメリカどうなってるか
アメリカの影響とロンドンの食生活
っていうと思いっきり
イギリス特にロンドンの
食生活を影響受けるわけですよ
ロンドン?
これねなんでロンドンに限定しているか
っていうとその
産業革命期ちょっと前くらいから
始まるんだけど
イギリスという国の
…
…
…
…