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たべものの世界を探求する、たべものラジオ
たべものの世界を探求する、たべものラジオの掛茶料理むとう、むとうたくろうと、そして兄のむとう太郎です。
このラジオは、少し変わった経歴の料理人兄弟が、食べ物の知られざる世界をちょっと変わった視点から学んでいくラジオ番組です。
さあ、ゼロ回ですよ。始まったね。始まったね。
始まりました。
この番組は何でやったかっていう話なんですけど、料理の文化だったり、何を食べてるかで文化が見えてきたりする面があるじゃん。
意外にこれ日本の料理だったっけとか、この食材掘り下げて調べてたら、やたらと人間関係めちゃめちゃ面白いけどとか、
そういうのがわかると、普段食べてる料理、ご飯自体もね、より面白くなったり、より楽しくなったりとか、
そうしたら毎日の生活そのものが楽しくなるんじゃないかなというところで、よりご飯を楽しく食べるためのある意味おかずだね。
おかずかずね。
確かにね。少し知ってた方が料理を美味しく感じることもかなりあるしね。
結構疑問に思うことない?何これとか。
結構あるよ。だって、食べ物を毎日食べるからね。
よく考えるとさ、カレーライスってインド料理じゃないよねとか、なんだっけとかならん?
結局インドなのか、でもカレーライスって日本だったような気がするし、よくわかんないなっていうことが結構あるね。
そう。あれみんな養殖扱いでしょ?でももう日本に入って100年超えてるで。
そんな超えてるの?そんな経ってる?
だいぶ経つね。
100年はちょっとね、結構言っても40年とか3年、そんぐらいかと思ってたんだよね。
100年住んでたらさ、がっつり地元民じゃない?普通は。
じゃあもう和食でよくね?みたいな。
そんなようなことをね、いろいろと探して、銃箱の住みを続くように楽しんでいこうかなという風に思っております。
で、今回のテーマは?
ポン酢のポンって何?
ポン酢のポン。
意味わからんでしょ?
よく考えるとね、わかんないよね。ポン酢っていつもカタカナじゃん、スーパーで見てるの。
漢字じゃないし、酢は漢字だけどね。
ポン酢のポンって聞かれると何?って言われるとフルーツか何かの名前かなと思ったり。
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ポンっていう漢字がそもそもないからね。
当たり前だけどね。やっぱりないんだ。
そうそう。よくわかんないんだけど当たり前に使っちゃってるけど、よくよく見たら何?ポンみたいな。
それはある。
ポン酢の酢は酢の字漢字書くっていう話したじゃん。あれ全然関係ないだろ。
関係ないんだね。
完全にただの言葉遊び。
言葉遊び。
なんかあるじゃん、若者言葉でさ、その漢字当てたらおもろいみたいな。
そんなノリ?
全然酢関係ない。酸っぱいけど。
酸っぱいから酢だと思ったけど違うんだね。
酸っぱいものだから酢の字当てたらおもろいっていうだけ。
ちょっと意外だな。
ポン酢の正式名称はカタカナでポン酢で醤油がくっついてポン酢醤油。
だから元々ポン酢っていうのが別にあって、ポン酢に醤油ぶっ込んだらポン酢醤油ができたっていう2つのやつなの。
塩と胡椒みたいな。
塩胡椒って言ってたね。
塩胡椒を略して塩って呼んじゃってるからもう意味わかんないみたいになってる。
それは全然意味わかんないね。
本読んだら明治とか大正のこういうものが世の中に流行ってるんだよみたいな雑誌があるんだけど普通にポン酢醤油って書いてある。
そうなんだ。
昭和時代でもポン酢醤油って書いてある。
昭和も既に。
もうずっとポン酢醤油。
今でもスーパー行くと横にちっちゃくポン酢醤油とか書いてあるよ。
そうなの?そこは気づかなかったけど。
ほら何ポンとかって書いてあるじゃん。
それでポン酢だと思い込んじゃってるだけね。
省略しちゃうとよくわからんんだけど。
じゃあポン酢と醤油がくっついてポン酢醤油だとしてそもそもポン酢って何?って。
醤油が入る前のポン酢って何?って話じゃん。
これねそもそもポン酢の語源は本当はポン酢じゃなくてポン酢が正しいんだけど。
酢なんだ。ダクテンじゃないんだ。
さっき言った明治とか大正の方にはポン酢醤油って書いてある。
でそのポン酢っていうのの語源はインドの。
インドの?
急インドってきたね。
インドなんだよ。
今はヒンドゥ語とかあそこも広いからいろんな国の言葉が混ざって何十カ国とかあるらしいんだけど。
サンスクリット語有名だよね。ヨガとかで使うような。
多分なんとなくしかわかんないけど。
お釈迦様が喋ってたぐらいの古代語?今あるのは知らないけど。
そこのパンチャっていう言葉。
パンチャ。意味は語。
何?語?
1、2、3、4、5ってことを。
1、2、3、4俺言えないんだけど。
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5がパンチャ。
1、2、3、4、パンチャみたいな感じ?
マジそんな感じ。
何パンチャって語って。
パンチャって呼ばれた薬があってさ。
胃腸薬なんだけど。
胃腸薬?
暑いからなのかな。腹壊した時にこれ飲むとスッキリするでみたいなのがあって。
それが紅茶と砂糖と塩とレモンの絞り汁。
あと香辛料か。
この5つを混ぜて水でちょっと薄めて飲んでたんだって。
素材を聞く限りは全然美味しくなさそうだな。
どうだろうね。薬だからね。
知らんけど。
結構セイロガン的な味を想像するけど。
紅茶と砂糖とレモンはいいよね。
塩どのくらい入れるかじゃない?
確かにね。
おしるこにちょっと塩落とすくらいだったらいけるかもしれない。
あと香辛料が何かにもよるかも。
そうだね。香辛料ちょっと漠然としてるからね。
意外とうまいかもしれない。今度やってみるか。
これ再現しても逆にお腹痛くなりそうだけどね。
これが大航海時代ってわかる?
大航海時代。
ヨーロッパの大航海時代。コロンブスとかがアメリカ大陸行ったとかあたりから。
いろんなヨーロッパの国がいろんな国に貿易だったりとか
植民地支配だったりとかでいろんな国に出てくるわけ。
その時代にインドにもやっぱりヨーロッパ人が来て
それを持ち帰るのよパン茶を。
これ意外とよくねって。
伝わったんだけどなんかパン茶の意味変わっててさ。
いろいろ混ぜたものっていうくらいの概念しか伝わってないんだよ。
急に崩壊したね。
ゆるって。
いろいろ入れたもの。
それが実はもうヨーロッパで定着して
あとで同じものが日本に入ってくるんだけど
フルーツポンチってあるじゃん。
フルーツポンチあるね。
フルーツポンチとかフルーツポンチとか。
ポンチとかパンチってもともとパン茶だからね。
パン茶のパン…パ…
パン茶がパンチに変わっちゃった。
そうなの?
ほらイギリスとかで食べられてる英語圏なんかだと
フルーツパンチとかフルーツポンチって言われてて
お酒の中にフルーツバーって入れて
そしたらフルーツの味がお酒に出て
この酒うまって。
っていうお酒にしちゃった。
お酒?
薬がねもはやつける先が水じゃなくて酒に変わって
お茶だったらお酒に変わるっていうね。
もう薬の概念どこいったのっていう。
酒は百薬の蝶。
そうだけど急にフルーツ入れたお酒の出汁?
うまいからね。
最近だとねここ何十年間は日本に入ってきてから
気づいたらフルーツパンチってデザートでしょ?
とか言われるんだけど。
デザートじゃないのあれ?
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お酒であれ。
それを東京の有名なせんびき屋さんってあるじゃん。
あそこがこれデザートにしたらうまそうだねって
お酒なしで炭酸で作ったのが
デザートのフルーツパンチ。
そうなんだめちゃくちゃ最近だねしかも変わったの。
しかも日本人。
日本人がデザートに変えたと。
昭和に入ってからの話。
だいぶ最近だね。
でも全然これまだちょっと話しますけど
まだこの時点でポン酢になってないよね。
ポン酢にはなってない。
このポンチをオランダ語で読むとポン酢っていう。
オランダ語だいぶ国またいだねまた。
もう何カ国行ってんだみたいな話でしょ。
でこのポン酢が日本に入ってくるの。
すごい遠回りね。
急に戻ってきたね。
江戸時代って鎖国してたじゃん。
鎖国はしてた。
でもこの外国とは取引しませんよって言うんだけど
一部の国だけokって言ってたんだよ。
一つは中国ね。
ほぼほぼ日本にとってはお父さんみたいな存在だから
中国はいいでしょう。
でもう一個オランダがokなの。
本当は初めポルトガルもいたんだけど
途中からポルトガル来なくなっちゃって
出てけみたいになるんだけど
オランダはねずっとokだ。
なんで?
だってキリスト教を押し付けてこないもん。
そうなの?
江戸幕府の時代ってさ
首脳交渉って武士が一番偉くてとかっていう
身分社会決まってるわけよ。
なんだけどキリスト教ってほら
ベースが全員平等だよじゃん。
神様が国王様を任命してるから
国王様は神様に認められてる人だからいいけど
それ以外はみんなフラットみたいな。
そんな安定着したらね
幕府お前誰だって話になっちゃうわけで
支配者層からすると
キリスト教あんまりゴリゴリ来てほしくないわけ。
実際ほらそれが原因で
天草志郎が島原のなんとかって
あえて戦を起こしたわけじゃん。
だから来んなって。
だけどオランダは貿易でしたかっただけなんで
支配者層はどうでもいい。
貿易しようって。
お金をもけようっていう感じで来てたから
ずっとオランダだけはOK。
本当にカステラなんかもオランダから入ってたりとかさ。
文化としてね。
カステラは有名だね。
あの中に一つポン酢ってのが入ってきてて。
これうめえじゃん。
カステラ。長崎のカステラ。
そうそうそう。
長崎が名産なわけじゃなくて
長崎につい行ったってだけの人だった。
デジマがあったから。
そうかデジマね。
で、これなんでオランダかっていうのが
もう一つ繋がってくるんだけど
オランダってね東インド会社っていう会社を作って
貿易専門やる会社を作ってたんだけど
それをインドネシアあたりに拠点を置いて
そっからこうあちゃこちゃあちゃこちゃ行ってて
インドにも拠点はちっちゃいところだけど
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港を押さえててやってたらしいんだよね。
何が言いたかったかっていうと
この時日本に入ってきたポン酢というのが
ヨーロッパ流の今のポン酢なのか
それとも比較的インドの源流に近いパンチャなのかはわからん。
わかんないんだ。
全然わからん。
だけどフルーツ日本まであんなすごい旅だよ
帆船だよ。
そうだよね。飛行機じゃないからね。
そう。腐らないのかな。
お酒だからいいのかな。
まあお酒につけてあれば大丈夫なんじゃないかなと思うけど
とりあえずフワーってここでね
距離長いって怖いね。時間かかってるし
しかも言葉食い違ったり平気でするだよまだこの時代って。
そうだよね。しっかり日本語と翻訳できるわけじゃないしね。
結構ねフワーっとした概念が入ってきて
なんか混ぜたものってまたフワーっとしてくんだよ。
酸味が効いててなんか飲んだらおいしいものみたいな
もうおいしいものになっちゃってるね。
なんかおいしいよって。
それを日本で再現しようとすると
当時日本にレモンないしみかんもないしだいだいも存在しないし
ああそうなんだ。
結構後なんであれできたの。
その頃メインであったのって
だいだいがあったんだけど食べる文化がなくて
柚子だけは料理で香りもいいしね。使われてたんだって。
ちょっとお刺身みたいじゃないけど中に絞るとうまいなみたいな。
やっぱ柚子は昔からあったんだね。
その柚子をギューって絞ったらレモン汁の香りになるじゃんとか。
確かに酸味はあるからね。
香辛料ないけど香りもいいし。
日本人柚子好きだしね。
砂糖を入れるじゃん。塩を入れるじゃん。
うん。いけるのか?
うん?ってなって。
なんとかして飲んでたんだろうね当時ね。
よく知らんけど。書いてないからそれ分かんないけど。
確かにそこでもあるからね。
日本人だからさ、料理人じゃなくても普通に醤油入れてみたくなったんだよね。誰か。
やっぱ醤油はあったんだね。
醤油はあった。もうだいぶ江戸時代だからね。
ああそうなんだ。
だいぶそこそこあるんだよね。江戸時代の間、長いから260年あるから、その間には誰かなんかやらかすんだよ。
これ、うまいね。
うん。
とさ酢みたいなのはもともとあるからね。醤油と出汁混ぜたやのこと。
とさ酢?
で酸味が効いた。醤油と出汁とお酢混ぜて作ったとさ酢っていうかつおにかけたりするのがあるんだけど、あれポン酢ととさ酢ってちょっと似てたよね。
ああ似てた。場所も近いかな。
醤油が使われていて、酸味が効いてるって、出汁が効いててって。
うん。
あ、お酢が入ってないのか。だから醤油と出汁じゃん。これとポン酢が出会っちゃって。
出会っちゃって。
こういう混ぜ方うまくねって。
ああ。
料理人っていろいろ実験したがり多いじゃん。
多いね。本当にいろんなことやるからね。すっげえまずいのもできるけど。
誰かやっちゃったんだよね。
やっちゃったんだね。やっぱりね。
うまってなった。
笑
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笑
どんどんみんな工夫しちゃっちゃって。
うんうん。
そして今の昆布とか鰹とか、じゃあポン酢以外にも代々使ってみようとかポン酢缶使ってみようとか言ってだんだんとこう変わっていく。
へえ。そっからね。
変わっていく。
だから今でもポン酢醤油の定番はこれですっていうのがなくって。
うんうん。
いろんな味あるもんね。
そうそうそう。もう国じゃない地方によって全然違う味付けしたりとか。
うんうん。
ポン酢って今一言に言ってるけど薬が飲み物になったり食べ物になったりして最後に調味料になるっていう。
笑
一回飲み物挟んかってんだね。
しかも原型もはや何も留めてない。
ちょっと伝わり方がねざっくりだったしね。
そうそう。
笑
笑
笑
笑
笑
笑
笑
笑
笑
そうそうそう。
よく伝わったねここまで。
ね。長い旅。これさ意外にこういうのって他にもあってさめっちゃ長い旅したのじゃがいもね。
じゃがいも?
ってかじゃがいもってさ芋は日本語でいいけどじゃがって何?
そう言われるとねじゃが…何?
意味わかんないでしょ。そもそもあれ漢字で書けなくない?
ああないね。ひらがなとかカタカナだよね。
馬の鈴の芋とか言ってバレー賞みたいなのはあるけどあれじゃがいもってどうやっても読めばバレー賞はバレー賞だよね。
バレー賞はバレー賞だね。
同じだみたいなこと言うけどあれねじゃがいもってねこれもうオランダ戦が日本持ってきたんだよね。
やっぱりオランダ戦か。絡んでくるね。
正式名称入ってきたばっかりの時の正式名称はじゃがたら芋。
じゃがたら芋。
そう。
何何そのなんかたらのめみたいな。
じゃがたらっていう場所があるのよ。
場所の名前。
昔都市国家で今はどっかの町になってんだけどじゃがたらっていう土地があるのね。そこのお芋。
ああそこの芋だからじゃがたらの芋。
そうそう京都の人参で京人参くらいの勢いでじゃがたらの芋でじゃがたら芋。
だいぶストレートな名前だったね。
キュってしまってじゃが芋。
やっぱ縮まるんだね。
縮まったのが定番化しちゃってたらどっか行っちゃったからじゃがって何?
確かに。
略語怖えマジ怖え。
原型ないからねほとんどねたら抜けたらね。
ちなみにこのじゃがたらって今でもちゃんと都市があってこれジャカルタ。
ジャカルタ。
インドネシアのジャカルタ。
ちょっと似てるね。
このジャカルタにさっき言ったオランダ東インド会社の拠点があったのね。
ああそうなんだ。
じゃがいもって保存しやすいし場所取らないし加工しやすいから当時の航海するときにはめっちゃ重要な食料になってたらしくて。
へえ。
でいろんな拠点でじゃがいもを植えといて摘んで食べて補給してって繰り返したのね。
おお。
18:00
で東インド会社が日本来るときに一回絶対ジャカルタ寄るからさ途中だから補給してくるでしょ。今摘んでくんだよ。
はははは。
そっか芋しかもじゃがいもってあれまんま植えても次出るからね。
そうそう種とかじゃないしね。
そう芋植えればそのまま生えてくるじゃん。
生えてくるね。
ちなみに原産あれ南米だから。
だいぶ違う。
ペルとかチリとかあっちのアンデス山脈結構上の方。
アンデスイボーとか聞いたことあるけどね。
あの辺芋の天国だからさ。
やっぱそうなんだね。
あれがヨーロッパに渡って世界をぐるっと半周ぐらいして日本に。
長旅でしたね。
超長旅だから。
あとね反対違うところから来ててあれ日本語としておかしいのはスイカね。
スイカ。
スイカって日本語ぽくなくない?よーく聞くと。
なんかカタカナか漢字もね売りみたいな。
西売りって書いてスイカっておかしいじゃん。
うん。
あれね元々の発音はスイガー。
スイガー。
スイガー。正しい発音知らないんだけどカタカナの読むとそんな感じ。
中国語。
中国語。
中国から来た。
あーそうなんだ。
で原産がアフリカ。
アフリカ。
めっちゃ古いんだよ。5000年くらい前のエジプトの壁画にもスイカ出てくる。
壁画出てきたんだ。
アジアでぐらい古いんだよ。
でもうそのぐらい古いからどこをどう経由してきたかもう意味不明でさ。
なの一説によるとポルトガル船が日本持ち込んだんじゃねえかみたいな。
六長とかの時代にね。持ってきたんじゃないかって言われてるんだけどもはやわかんなくて。
でもねどうも室町時代にあるからもうちょっと前に中国から入ってきたんじゃっていう説が一番有力かな。
でさ西売りって書くじゃん。
この西ってどこって話なんだけど。
どこ。
日本から真西行ったらさ基本的に海じゃん。
まあ海だね。
日本人の感覚として西からやってくるって感覚がないの。
当時ヨーロッパから来るもの南蛮って言ったり南から来るものっていう認識してるから。
西から来るっていうイメージないんだよね。
これね中国でできた漢字だから日本基準じゃダメだからよ。
そういうこと。
中国から見た西。
今のイラクとか中東のエリアを通って来たんだろうね。
エジプト通ってギリシャとかペルシャとかトルコとか通ってそのまま北に上がって今のトルメクトルなんとかスタンとかそこら辺を通ってその辺も中国文化圏だから。
ああそこも中国文化圏なんだ。
でモンゴル平原通ってぐっと日本まで寄ってきて入ってくるって。
名前はそのままだのね。
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そうで名前の元がよくわかんないんだけどでも日本に入ってくる直前は中国で相当長いこと定着してたからもう中国語入ってきた。
そのままね。
語源はもう他じゃなくて中国。
中国。
それいいか。なんか中国っぽく言ってたっけ。
でも原産は南米。
これアフリカ。
アフリカ。
アフリカのどこかももうね古すぎてわからん。
まあ5000年とか言われちゃうとわかんないよね。
起源前3000年とかでしょ。やばいよ。
3000年か。
日本何やってたんだっていう。
縄文初期だから。
縄文初期。だいぶ昔からあったんだね。
これ売り系って意外と多くてさ、さっき西だったけど南の売りって書いてカボチャね。
南京。
南京じゃん。どう考えても南京じゃん。なんでカボチャ。
確かに。カボチャどっから来たんだろう。
あれもね結構遠いんだけど、今のさカボチャって西洋カボチャってホクホクするやつ。甘くて。今主流でスーパーで売ってるでしょ。
でもそれ以外にねっとりしててさちょっとあっさりめの和カボチャ。
和カボチャある。
あれが在来種だって言ってるんだけど、冷静に考えたらカボチャだからね。和カボチャ自体が外来種だから。
そういうことな。
全然違うから。これね、もともと原産地がメキシコだって。
メキシコ。全然和関係ねえじゃん。
関係ない。メキシコからまたこれまたヨーロッパ経由で来るってことはだよ。ヨーロッパ経由で来るんだけど、ヨーロッパ経由で来るってことはやっぱり大航海時代になってからじゃないと来れないんだよね。1500年超えないと来れない。
メキシコから出れないから。
出れないね。
でヨーロッパに一回着地して、今度は鎖国初期の頃、室町幕府が終わって江戸時代に入りかけた時はまだポルトガルちょっとオッケーだったからポルトガル船が積んできた。
やっぱりポルトガル船。
さっきオランダ船だけどちょっとポルトガルのが先に来てたから。ポルトガルがジャガタラとかあの辺の界隈に拠点を持っていて、それがまさかのカンボジア売り取れてカンボジャカンボジャカボジャと。
国名かよ。
どうもねこれ黙ったって書いてる人もいるんだけど一番施設で多かったのが、黙ったんじゃなくてポルトガル人かもしくは船に乗ったカンボジア人が言った発音がそもそもカボチャって聞こえたみたいな。
そういうことなんだ。
ペリーの時から黒船が来た時に日本人ってアメリカって思ってないね。メリケンって思ってるんだよね。そういう発音に聞こえたから。耳で聞いたまんまカボチャ。
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だいぶ語彙があったのかな。
これは割と中国から来たかなと思いきや直。
直なんだこっちは。
だけど漢字だけ中国から来てる。南京ね。あれ南の売りじゃん。
カンボジアずーっと巻き戦ってみ。中国だったら。
だいぶざっくりとした名前でしたね。
中国語みたいな南クワ。さっきもスイグワーだからグワーっていうのが多分売りなんだろうね。スイが西でクワー。南が南でクワーみたいな。
中華はもう少しなんかこういう名刺みたいなのなかったんだね。
あるよ。キュウリ。
キュウリも外来品だよ。あれ日本のもんじゃないよ。
違うんだ。
売り系やっぱ中国だな。
あれ原産はヒマラヤの麓だからね。
だいぶ違ったね。
全然違うから。インドとかネパールとかあっちの辺。
キュウは何?キュウリのキュウは。
昔々まだ秦の時代ができる前だからもう5000年前4000年前くらいにいっぱい国があった時代があるんだよ。中国って。200カ国くらいあって。
めっちゃあったね。
そうだから7カ国になって最後秦に統一されるっていうあれなんだけどその200カ国の中に孔っていう国があるんだよ。
孔。国名が孔。
キュウリの孔っていう国があってこれ途中で早々に滅びるんだけどその辺りに住んでた人たちのことちょっと差別用語的にお前らそろんだ国だろって言って孔って呼んでたんだよ。孔人とかって。
へえ。
クウインとかそんな感じでクーって読むらしいんだけど発音がずっと言われてたんだって。でその人たちが中国に運んできたウリ、伝えてきたウリ。
だからクウリ。
中国の読みするとクークワ。
クークワ。
クワがウリだからクークワみたいな。
漢字はウリはウリだからさ。
ちなみにその孔っていう国はペルシャ地方イラン系の人たちなんだよね。中国文化圏でもあり中東でもありみたいな。でこれがさなんでキュウリなんねんってなるんだけど日本でさ俺も発音できるとクワとかグワとかってめっちゃ言いづらいじゃん。
言いづらい。
しかもキュウリって体に良くて薬代わりに使わせたというのもあるからめっちゃ流行ったんだけどクワめっちゃ言いづらいからクーリで良くねみたいな。そこだけ日本語しちゃえ。
後半だけ日本語。
そうそうなんか日本人でもさ今でもなんかあるじゃんカタカナに日本語ぐちゃってくっつけたみたいなのとかぼちぼち出てくるじゃん。あんなノリでやっぱりクーリって出たんだって。
おお着してたの。
おお着したね。
あの業界応募的に。
27:01
黙って黙って黙ってキュウリ。
だいぶクリアな音だったね最後ね。
だってさコウリってさ黙ってもキュウにならんくね。
ならない。
だって言うの音ないじゃん。
ない。
どこから来たかと思ったらクーリから。
クーグワから。
酷いよだってこの国のことはモンゴルとか中国の言葉と日本語のウリが混ざってでキュウリになってる挙句に漢字は中国語表現のままで原産地ヒマラヤとか。
確かにキュウリって読めないもんね普通に考えると。単体で読んだら絶対コウトウリだもんねね。
めちゃめちゃグローバルな野菜ね。
結構日本の野菜に思えるよね。
面白いのが英語だとキュウカンバーとか言うじゃん。
キュウカンバー。
ウリとかのことカンバーって言うね。キュウなんだよね。どっちから言ったんだろうね。日本から言ったのかな。それとも中国から言ったのかな。
確かにキュウカンバーって覚えやすいんだよね。キュウリのキュウが出始めだから単語としても覚えやすくて。
中東のあたりのヒマラヤ原産だから両サイドに広がったんだろうね。
でも名前だけ中国あたりしてるのかね。
かもしれないよ。シルクロードとかあるからね。
確かにね。野菜も旅するね。
もう一個めちゃくちゃ同じコがつくやつって有名なの。絶対日本人日本のもんだと思ってる人多いよ。ゴマ。
ゴマ。ゴマも違う。
ゴマ油って言うと中国料理とかみたいなイメージあるけどゴマそのもの。
日本のものどうなんだろうわからないけどちょっと違うものって言われてみれば違うっちゃ違うけど。
これ微妙な感じになるじゃん。なんで微妙かっていう理由があって原産地が意外とはっきりしててアフリカのスーダン共和国っていうところの中にあるんだよね。
エジプトのすぐ南側のところね。だから紀元前3000年くらいにはエジプトの壁画に登場するんだけどその壁画が食べてるレベルじゃなくて畑作って栽培してるんだよ。
結構ガチで描いたな。
しかも小型文字でゴマって体にいいよとか。
書いてあんの?
ゴマを薬として使うといいんだよみたいなのがもう壁画に書いてある。
壁画に書いてある。すごいな。
やばくね?
これはすごいね。
これが中国経由で入ってきたのかどっから入ってきたのかもはや分かんない。
ただ縄文時代の日本の岡山だこどっかの遺跡にゴマ出てきたからまあまあその頃にはもう入ってきた。
けどこの時代ってまだ日本語でね音はあるんだよ日本語って音は。文字が存在しないのね。
へえ。
ほらゴマっていう文字がないからどう認識してたか不明。
でゴマという言葉がまともに日本に入ってきたのが奈良時代だから600年頃。
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聖徳太子がもう出て消えてみたいな。もうだいぶ後。
空海とか最澄とかがいて剣刀師とかやってる頃。
へえ。一応歴史にしか見たことないけど。
高野さんのねお父さんのね空海とか永平寺じゃねえ野球地にあったところの階層が最澄だよね。
のぶやんが野球地にあったところ遠慮寺遠慮寺。
あの人たちがまだ現役だった頃にやっぱ中国からゴマの利用法とかゴマって薬的にいいよっていうのを教わって帰ってくんだよ留学して。
へえ。
でそれを日本に広めた結果あるじゃん出元に。これ食えんのうまいの。こんな使い方したら料理になんのって言って一気に広がる。
そうなんだ。
だからもともと早くからに入ったのに誰も食ってたけどちゃんと活用できてなくてそこから千年近く経っていきなり使われるようになるみたいな。
そしたらゴマ豆腐ってお寺さんとかでゴマ豆腐小屋さん特に有名だけどあれってそのせいゴマ。
ゴマって仏教とくっついてくる。お坊さんが持ってきたから。
で薬みたいな体にもいいしみたいな。
そうそうそう。
へえ。
ちなみに今チロッと言ってたけどゴマ料理が得意だった有名人が千利休っていう人がいる。
有名人。
有名人お茶茶道の階層で。あの人がゴマ料理好きすぎてゴマ団子とかゴマ豆腐とかめっちゃいろいろ開発したから今でもゴマを使った料理のことを利休なんたらっていう。
へえ。
ゴマ豆腐のこと利休豆腐とかね。
言うね。あれ千利休から来てるの?
そうよ。
そうなんだ。作った人の名前がそのままついて。
そう。ゴマ料理好きだったから。
ゴマ料理好きだったんだ。
なんか言われうるのの前に好きって。俺めっちゃゴマ好きって。
あの人マニアックそうだもんね。あの人って言われたけど。
知らんけど。後もないけど。
後もないけどなんか。
いい時間なんでそろそろですけど。こうやってザーって。まだまだすんごいいっぱいあるんだけど。これ見てて思うのが和食ってどこからどこまでなのかなって。
和食の定義ね。
もうね難しい。マジムズ。
だって今の話だとさ、かぼちゃは違う、キュウリも違う、ゴマも違うって言ったら何も残っていかないけど。
そう。だって日本で在来種で唯一あるのは里芋だけだからね。
少ない。
他の芋全部違うから。
そうなんだ。里芋あったんだけどね。
里芋だけ。
こんなところ。
今後こんな感じでいろんなの掘り下げたりとか、料理の世界もいろいろあるんで。僕からまた次回から掘り下げていけたらなと。
はい。そうだね。だいぶ長編になりそうだけど。
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ちょっとだらっとしたね。
じゃあこんな感じで。
じゃあこんな感じですね。
見ていきましょう。
じゃあまた次回。
ありがとうございました。
ありがとうございました。