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2024-06-24 17:46

インテリアは私そのもの‥という話 #111

「インテリア=内的自分」という、インテリアとは自分そのものなんですよ、というお話をします。

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お聞きの皆様、おはこんばんちは、現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。
今日もね、インテリアの話をしようと思うんですけれど、昨日ね、本当はお話ししようと思っていたのは、
インテリアっていうのがね、実は内面を表す単語なんですよ、っていうね、
前々回ですかね、M先輩の話をした時に、ちょっと触れたことだったんですけれど、
結構ね、コメントで、皆さんからそこがインテリアと内面をね、っていうのはイコールなんだなっていうことでね、
すごく皆さんがね、関心を持ってくださってたようだったので、
で、ここの話をしようと思ったら、なぜかあのね、ちょっとあの、某大手企業の、とても偉大な経営者の、ちょっとあの、ディス理解みたいになってしまったので、
あの元々ね、お話ししようと思っていた、インテリアイコール内面っていうね、ここのテーマでちょっと今日はね、お話ししようと思います。
はい、あのね、このね、インテリアイコール内面っていうかね、自分っていうことですね、セルフ、私っていうこの概念は、もう海外なんかにね、住んだことがある方は、もしかしてね、感じたかもしれないんですけれど、
もうね、あの本当に、子供の時からね、おそらく彼らは訓練されてるんですよね。
で、ごめんなさい、海外と言ってもですね、私の場合はやっぱりアメリカを中心とした欧米のことを言ってます。
なので東アジアとかね、他の近い韓国とか中国とか、そういった国のことは特別詳しいわけじゃない。
もしかしたらこういったところは日本に似ているのかもしれません。海外と、ごめんなさい、ちょっと大きく言っているのは、私の場合は特にアメリカを指しています。
はい、でね、アメリカはね、もうとにかくね、赤ちゃんの時からいきなり個室を与えられるんですよ。
実は私もアメリカ生まれなので、日本っていうのはね、両親と子供が一緒に革の字になって寝たりとかね、
少なくともお母さんかね、お父さんか片親のどちらかと子供さんが一緒に寝るっていうね、ある年齢までは一緒に寝るっていうパターンが多いと思うんですけれど、
海外はね、ほとんどこのね、もう生まれたらね、ほぼもうあっという間にね、個室にベビールームっていうかね、赤ちゃん用のお部屋が当てがわれて、そこに赤ちゃんだけで寝させられるんですよね。
で、泣き喚けば親がね、様子を見に行くっていうね、ナーサリーっていうね、子供部屋のことね、そういうふうに言うんですよね。
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なのでね、全然この辺の子育ての距離感っていうんですかね、概念がね、違うんですよね。
だからやっぱりね、個人主義の国なんですよ。家族主義の日本とかと違って、もうね、一人前の一人の人間っていうね、ことをね、徹底的にね、あの初めから訓練するんですよね。
で、こうやってね、個室を与えられて育っていくので、もうね、割と小さい時からね、自分の部屋は自分でデコレートする。デコレートっていうね、装飾するっていう概念をね、結構早くからね、仕込まれていくんですね。
これはね、センスが良い悪いとかじゃないんですよ。もう自分っていうね、自分っていうのが前面に出てくる訓練をね、もう別にその強制されるわけでもなく、もう無意識のうちにね、どんどんね、結果的にやっていくんですよね。
まずね、彼らは別にお金とかもね、かけなくてもできるんですよね。適当に道で拾ってきた、向こうってね、古い、もう使わなくなった家具とかね、用がなくなった雑貨とかもね、全部ガレージセールとかって言ってね、この家の外に出して、段ボールとかに入れて道に置いとくんですよね。
好きな人はもう勝手に持って行ってくれっていう場合もあるし、二足三門の値段つけてね、売ったりとかね、そういうことをするんですよね。そういったところで適当に拾ったり買ったりしたね、古い家具とか雑貨とかを部屋に持ち込んで使ってたりとかしてね、意外にね、全然だからお金をかけりゃいいっていうことでもないんですよね。
でね、まずね、やることが、ポスターとかね、雑誌とかのね、切り抜きとかをね、ベタベタベタベタ部屋に貼るっていうのが大好きなんですよね。
で、ここに自分が大好きなね、アイドルとかロックグループとか、好きな俳優とかね、そういった人の写真とかをまずベタベタ貼ったりとか、だんだんね、ティーネイジャーってね、思春期になってくると、自分の好きなファッションとかね、そういったものの写真とかね、そういったものをベタベタ貼ったりとかしても、
ここでね、すでに自分の好きなものを貼り出すっていうことで、ある種その自分の、その何でしょうね、好きなものとかお気に入りのコラージュが部屋の中にね、作られていくので、ここでもうすでにね、この人ってこういうことが好きなんだなとか、こういうバンドが好きなんだなとかね、こんな本読んでんだなとかね。
本とかもね、すごく大事なインテリアの一部なんですよ。書籍ね、本とかっていうのも、今はね、もうみんなデジタルになってきてるのかもしれませんけど、本にせよ、レコードとかCDとかね、そういったあのものはね、全部インテリアの一部なんですよ。
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それも飾っておくために置いておくというよりは、本当に自分が好きなものを並べてるんですよね。なので、この人ってこんな本読むんだとかね、こういう音楽聞くんだっていうことが一目でわかるわけですよね。レコードジャケットとかね、CDジャケットとか、私が若かった頃はそういったちゃんと実体があるものだったので、そういったものを並べてるだけで、
あ、カンナさんっていうのはこういうものが好きで、こういう音楽聞いたり、こういう映画俳優が好きなんだなとかっていうのが部屋入った瞬間にわかるわけですよ。これをみんなやるんですよね。この後、私は大学もアメリカにいたんで、大学の寮にいたんですけれども、寮は楽しかったですね。
寮はね、ほんとみんな同じ間取りを当てがわれてるんですよ。もちろん二人部屋とか一人部屋とかね、部屋の方角の向きとかによって多少の間取りの違いはあるんですけれど、無機質な、毎年毎月いろんな学生が入る、別にその部屋自体に、間取り自体に何の個性もない部屋なんですけれど、
その度ね、この学生がね、ここに入ったらもう一瞬のうちにね、自分アレンジし始めるんですよ。だからもう全部ね、どの部屋に訪ねていっても、一つとして同じ部屋はないんですよね。これがね、やっぱりさすがだなと、日本人とかね、多分これできない人が多いと思うんですよね。
日本人の寮とかね、あといろんなワンルームの部屋とか行っても、雑誌の受け売りとかね、その今だったらインスタとかですよね。インスタで見た部屋をそのままパクっておしゃれ風にしたりっていう人は増えてきてるかもしれませんけど、そういうことじゃないんですよね。
おしゃれに見えるか見えないかっていう、ここにおいても他人塾を大事にする日本人っていうのはね、ここの訓練が全然なってないんですよね。やっぱりね、あの、欧米の人はね、人にどう見られるかじゃなくて、ワシはこうなんじゃっていうね、もうワシワシワシっていうね、もうミーミーミーなんですよ。
私はこれが好きだからこれを置いてるんだとかね、私はもう紫が好きだからもう全部紫で固めてるんだとかね、そういうもう全て自分塾で集めるんですよ。それが結果的にワン&オンリーのインテリアになるっていうね、まさにインテリアイコールマイセルフっていうね、言うのがまさにこういうことなんですよね。
なのでね、人から見て美しくてセンスのいい人だなって思われるっていうのはもちろんね、あの欧米の人だってもちろんそれは思ってますよね。あの家を美しくコーディネートしたりするっていうのは当然人から人を招いた時にね、あのどういうふうに見えるかっていうふうなことはもちろん彼らも意識はしてるんですけれど、もうそのことよりもですね、
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実際にそこの空間で暮らす自分がここにいて快適だっていうことがまず一番大事。快適っていうことは自分の好きなものに囲まれてなきゃ快適じゃないわけなので、好きなもので固めるっていうね、ここの訓練をね、金がない時から、しかも子供の頃から訓練されてるんですよね。
なのでね、やっぱりこういったところもね、本物だなと思うんですよね。だからもう模範っていうかね、模範回答があってそれを真似してるっていうね、やっぱり日本人のインテリアとの関わり方っていうのはもう全然もうそもそも間違っていて、正しい答えはない。
もう自分が好きなもの、それがその人から見てどう思われるかっていうことよりもね、徹底的に自分が好きなものをまずはあの、なんて言うんですかね、極めていくと。
で、極めていく中で、この訓練をね、子供の頃からしていればね、必然的にある年齢まで来ると、徐々にね、その中で車種選択というんですかね、これとこれをいくら好きだからって言ってね、全く合わない色を2つ同じ部屋の中に持ち込むと変だなとかね、服のコーディネートとかとも一緒ですよね。
やっぱりそうやって好きなものを全部ね、全身に無理矢理に組み合わせるっていうよりは、これはちょっと余分だなとかね、これは足しても大丈夫かなとかっていうさじ加減がだんだんできるようになってくるので、
でもまずね、そこの自分と向き合った後にインテリアっていうもののそのセンス、服も含めてね、そういったところをね、だんだん磨いていくっていうことを、例えば私なんかがアメリカ人を見てるとね、すごくナチュラルにできるんですよね。
もちろんアメリカ人にもお部屋問題とかね、もう片付けられない人とか当然いると思うんですけれど、日本なんかと比べるとはるかにインテリアとの向き合い方がずっと洗練されてるなっていうのはこういったところかなと思います。
こんな感じで、とにかくインテリアっていうのがね、やっぱりこなれてるので、こういうのをね、映画とかドラマとかね、見ると顕著にね、出てくるんですよね。
例えばわかりやすく言うと、何にしようかな、あのセックス&ザ・シティっていうね、ドラマがありましたよね。でも大人気で、私も大大大好きだったんですけれど、これって主要な登場人物として4人の女性が出てくるんですよね。
この4人の女性たちの部屋がね、カワルガール出てくるし、この人たちのもちろんファッションね、着てる服とか色々、この4人がね、全く違う個性の4人なんですよ。この部屋がね、やっぱり楽しくって、全部バラバラなんですよね。
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で、こういった作り込みをすごく自然にね、ナチュラルにやっぱりアメリカのドラマとかって上手にちゃんとできるんですよね。で、私ね、この4人の中でミランダっていうね、弁護士の女の人がいるんですよね。このキャラクターが大好きっていうか正直4人とも大好きなんですけども、このミランダはね、ちょっと正直ね、ファッションにもインテリアにもあんまり興味ない人なんですよね。
ドラマが進んでいくにつれて、だんだんこの人、ファッションとかはね、洗練されてくるんですけれども、最初のね、初期設定からいくと、弁護士っていうね、キャリア女性ですし、全然ね、服にもインテリアにも全く興味がない女性として出てくるんですよね。
なのでね、結構無機質な部屋に住んでたりするのも、ちゃんとね、やっぱりこの人の個性を表した部屋のね、セットになっててね、すごいリアリティがあるんですよね。逆に主人公のキャリーなんかは、ファッションもインテリアも大好きなんで、すごいね、いい感じの部屋に住んでたりするんですよね。
これも漠然とオシャレな女の人が住んでそうな部屋っていう作り込みじゃないんですよね。ちゃんとこのキャリーというね、主人公の個性とか、この人だったらこういうところにこだわるだろうなっていうことがね、もうめちゃくちゃ活かされたセットになってるんですよね。
あともう一つ、シャーロックっていうね、ドラマご存知ですかね。結構前になるんですけれど、言わずと知れたコナン・ドイルのね、シャーロック・ホームズを現代版にしたBBCっていうね、イギリスのNHKみたいな国営放送のテレビ局があるんですけれど、ここが作ったもう傑作ドラマなんですよね。
カンバーバッチっていうね、もう名優がね今大人気で、いろんなところに出てますけれど、この人の出世作ですね。この人がシャーロック・ホームズの役をやって、現代にシャーロックがいたらどうなってるかっていうね、もう本当にすごいドラマで。
私は原作のシャーロック・ホームズが大好きだったし、昔のBBCが作った、本当にその当時の時代背景を忠実に描いている、昔のシャーロック・ホームズのドラマも大好きだったんで、
えー、もう現代版シャーロックっていう感じで、正直ね、全然本当にいいものがね、できんの?っていう感じで思ってたら、もう1回目からね、とんでもない大傑作で、すごいドラマなんですよね。
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でね、これのインテリアがもう超好きで、シャーロックが住んでるね、この有名なベーカーストリートの221B、この部屋の番号なんですけど、これが出てきた時はちょっと鳥肌が立ちましたね。
現代に、もうこのベーカー街のね、この221Bの部屋がね、再現されたと思って感動したんですけれど、これがね、ちゃんと現代的で、このね、現代版のシャーロックはね、もうね、あのね、このお部屋の中の壁面全方向ね、全部違う柄の壁紙貼ってるんですよね。
これはね、ぶった曲げましたね。だからもう、例えばね、あのお部屋の壁が4面あるとしますよね、東西南北ね。全部壁紙の柄が違うんですよ。でもうね、バラバラすぎて、でね、本当だったらミスマッチになるところが、あのね、ちゃんとね、このシャーロックホームズっていうね、ある種この分裂している、この人ちょっとおかしな人ですよね。
発達障害のようなね。そういったこの分裂機質の人のこの個性を、このインテリアがね、完全に表してるんですよ。
気分屋ですしね。もう今、これ赤って言ってたと思ったらね、5分後には全く違うこと言い出すみたいな、こういうまあ天才肌の変人のシャーロックホームズの個性を、インテリアでちゃんと表現できてるんですよ。
でもこのね、部屋見てるだけで楽しくって、まあ本当にこういったところはね、欧米のドラマにはね、やっぱりもう立ち打ちできないですね、まだまだね。ここまで作り込めてこそ、本当にね、もうまるでこの人が実在してるんじゃないかっていうぐらいリアルなこの登場人物とかね、このドラマの世界観というものがね、立ち上がってくるようにできてるんですよね。
うん、というわけでね、最後ちょっとドラマの話になりましたけれど、インテリアっていうのはとにかくおのれ自身なんだというところにね、ちょっともう一度皆さんね、思いをめぐらしてみてください。
はい、では今日はこれで終わります。ごきげんよう。
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