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お聞きの皆様、おはこんばんちは、現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。
今日は、朝の中村敦彦さんのボイシーを聞いて、面白いなぁと思いましてですね。
私が前日、配信したインテリアは内面ですよ、という流れから、
欧米の人は子供の頃から個室を与えられて、自分らしいインテリアを作っていくということを、ちゃんと訓練されているんですよ、というテーマで話した後に、
翌朝に中村さんの配信だったので、すごくおかしくて、
全然当たり前ですけど、お互いが何を配信するか知らずに、もちろん録音していると思うので、
私のテーマに対してアンチテーゼンみたいになっていて、結果的にすごく面白かったなと思って、
中村さんは、つまり、私が前日にお話したテーマからいくと、中村さんの場合は、もう形から入るということですよね。
だから、今さらアメリカ人に生まれて、赤ちゃんの時から個室に入って、自分らしいインテリアの訓練を受けたりとか、今さらできないことなので、
そんなまどろっこしいことを今からするんじゃなくて、もうオシャレな人の部屋とか、インテリアから、いいなと思うものを全部盗んで、
アイディアを盗んで、自分の家に取り入れてしまえという、問題集を答えを見てからやるみたいな、後ろからやるみたいな、そういうやり方で、
これはこれで間違ってはないので、こうやって暗直を見て、正解というか、自分なりにこれがいいなと思ったものを丸っぱくりしているうちに、本物の良さに気づいていくっていうね。
これはこれで、結局私が推奨しているやり方と、結局到着するゴールは一緒になるので、どっちでもいいのかなっていうね。中村流でもいいんじゃないかなっていう気がしましたね。
だからもう、いいものを自分で吟味したり、自分がどういう内面で、どういう好みの持ち主なのかということよりは、とにかくファッションのあれも一緒ですよね、中村さんはね。
もう自分が好きなものを着てもろくなことにならないから、もうさっさとおしゃれな人のね、MBさんとかのおしゃれノウハウをちゃんと、それをちゃんと守って、無難な服をちゃんと着て望むっていうね。
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インテリアの場合も、このおしゃれな人のインテリアいいなってね。それを北欧の家具入れとけみたいなね。そうやって、本物は明らかにね、やっぱり今回お高い椅子を買われて、
そしたらもう全然今までのIKEAとはもう全然違うっていうね、感動しておられたので、これはこれで正しいやり方なんだろうなと思ったので、いいなと思って今日朝ね、もう大爆笑して聞いていました。
それにしても、北欧の家具がいいって思われてるのがね、すごいいいなと思いますよね。私も北欧の家具は大好きなんですけれど、家具ってね、それこそイタリアも有名な家具屋さんいっぱいあって、
日本にももちろんたくさん入ってきてますしね、カシーナとかね、ドイツとかもね、いっぱい有名なのありますよね。なんですけれど、中村さんもね、この北欧家具が好きっていうのがね、やっぱり北欧の家具ってね、日本人と相性がいいんですよね。
割と近代にできてるんですよね。あれ、成形合板って言ってね、薄くスライスした木を何枚もね、熱でギューッと押し付けて1枚にして、それをまた熱で曲げるんですよね。曲げ木加工って言うんですけどね。曲げてすごく丈夫で、もうそれこそすごい耐火銃かけても絶対に割れたりしないっていうね、非常に丈夫な素材を作って
だけれども、ちゃんと木のね、木がベースになった家具がメインですよね。これがね、やっぱり木が好きな日本人と、北欧のね、私フィンランドだけは行ってるんですよね。他は行けてないんです。
デンマークとかね、スウェーデンとか行ったことなくて、特にデンマークはね、好きなものが山ほどあるので、何としてもね、生きてる間に行きたい国なんですけれど、まだ実は行ってなくて、でもフィンランド行ったらね、やっぱり本当に好きなものだらけでしたね。
フィンランドといえば、私ね、本当に好きな建築家のアルバーアルトがいるんですよね。アルバーアルトは自分が有名な家具いっぱい作ってるんですけれど、その家具を売るためにアルテックっていうね、もう知ってる方たくさんいらっしゃると思うんですけど、このアルテックっていう家具メーカーを作ってるんですよね。
で、これがあったり、あともちろんあれですね、マリメッコですね。あの、だからね、こういう曲げ木加工の家具とファブリックが有名な国なんですよね。あの生地ですね。で、マリメッコ以外にもね、結構あの有名なファブリック、あのテキスタイルのね、あのメーカーがいっぱいあるんですよね。
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で、私ね、もう気が狂っちゃって。ヘルシンキ、フィンランドのね首都であるヘルシンキ行って、で、このアルテックとアルバーアルトのね、いっぱい建築があるんでね、それあちこち見学に行って、あとね、フィンランドで有名なのはもちろんムーミンもありますね。
で、あれです。シベリウスです。うん。作曲家のね、シベリウスもフィンランドの人なんですよね。で、この人のずっと住んでたね、晩年のお家も見学してきたんですよね。でね、ほんとにこれね、作曲家なんですけれどね、ほんとかわいいね、やっぱり木のね、森の中にね、一軒家建ててね、ここで暮らされていたんですよね。
これがシベリウスの記念館になっていて、ここも素敵な家でした。で、このアルバーアルトがね、奥さんと住んでいたお家も見てきてね、ほんとに木造のね、素敵な家なんですよね。
でね、このフィンランドのデザインが特徴的なのはね、かなり近代に作られているんですけれども、全部ね、やっぱりあんまり工業的なパイプとかね、鉄とかね、そういったものはあんまり使わないで、布と木を使うんですよね。
これがね、やっぱり日本人にすごく合うだと思うんですよね、感性がね。なんか優しい雰囲気、そして白木、白いね、白っぽい木が多いので、こういったところもね、ちょっと日本の和室とかそういったところにおいても違和感がないということでね、すごく相性がいいんだと思うんですよね。
私も大好きですね。ほんとはね、さらにデンマークにはもっとね、いっぱいスーパースターがね、デザインの、デザイン界のスーパースターがいっぱいいる国なので、ここもね、生きてる間に絶対行きたいところなんですけれど、今回ね、中村さんが購入されているのは、カールハンセンという会社ですけれども、
このハンス・J・ウェグナーというね、もうデザイン界のスーパースターがいるんですよね。この人はワイチェアが有名な人なんですけれど、この人もデンマーク人ですね。で、今回中村さんが購入されたコロニアルチェア、これヴァンシャーですね、オーレヴァンシャー。この人もデンマークのデザイナーですよね。
とにかくね、すごい人が早々たる人がいっぱいいるんですけど、これもね、やっぱりこれの師匠にあたるアルネ・ヤコブセン、これはもうセブンチェアとかね、エッグチェア、スワンチェアとか、もう早々たるデザイン家具の主役級のヒット作をいっぱい作ったこの人がいたためですよね。
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この人のね、弟子筋として出てきてる人がいっぱいいるんですよね。だからね、もうやっぱデンマークを外すことは、この近代デザインをね、色々知る上では外せない国ですよね。
私はね、この中ではね、一番好きな人がワーナーパントンっていうね、ヴェルナーパントンって発音する場合もあるんですが、パントンチェアっていうね、この人は、この人もね、デンマーク人なんです。
で、このアルネ・ヤコブセンね、このフリッツ・ハンセンのセブンチェアとか作ったこのデザイナーのこの人も弟子だったんですけれど、この人はね、ちょっとね、ちょっと何て言うんですか、時代がやっぱりもうちょっと現代に近くなってきて、プラスチックをいっぱい多用したデザイナーなんですよね。
私はね、大体においてプラスチックはそんな好きじゃないんですけれど、この人のね、デザインはなぜかすごく好きで、あのジュシーとかね、あのそういったもうあの時、あの一番新しかった素材をね、バンバン使っていろんなデザインを作った人なんです。
で、あのバーナ・パントンはね、ちょっと北欧の人としてはすごく珍しく、ちょっとね、デザインがセクシーなんですね。なんかね、ちょっと曲線がたくさんあって、曲線もね、ちょっと生めかしいんですよね。で、なんかね、ちょっとサイケデリックな匂いもして、あのとにかくね、あのいい感じなんですね。
で、この人は家具はだから、そのパントンチェアっていうね、プラスチックで作った、あのS字型にね、あのちょっと湾曲して、こぽっとこう、なんて言ったらいいんですかね、あの座面から足がなくて宙に浮く形で、あのS字型のね、とにかく椅子なんですね。
スタッキング、だからこの重ねて、あの置けるっていうね、あの画期的な椅子だったんですけれど、こういったデザインが有名で、でも私はね、この人の中では、あの玉ねぎっていうね、私たちは玉ねぎって呼んでた、あの素敵なね、照明器具があるんですね。
あのパントン玉ねぎで、あの検索したら多分出てきますね。この人のこの照明とかすごい良いですね。もうこれ、私実はこの人の、あのフロアスタンドは持っています。これもね、今私が買った時でもね、10万ぐらいしたんですよ。今ね、もっとするんじゃないかな。20万近くしちゃうんじゃないですかね。
うーん、でもいいですよ。あの本当に素敵です。はい。でね、えっとあとね、もちろんルイスポールセンっていう会社もデンマークの会社ですね。あの照明器具いっぱい作ってて、これもあのアルネヤコブセンのね、デザインとかいろいろあったりします。でこの辺全部ね、ワイ社が扱ってたんですよね。
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あともう一個ね、大きな会社としてはフレデリシアっていう、あの北欧の家具をいっぱい作っているね、あのブランドもありまして、ここはね、シェーカーチェアーとかね、ここからしか手に入らないワイチェアーのね、ハンス・J・ウェブナーの作品なんかも扱っている家具メーカーの老舗ブランドですね。こういったところとかもね、もうよりどりみどりですよね。
ただ本当に、もうね、昔はね、だからちょっと我慢、頑張ればね、買えるぐらいの値段だったのが、もう本当に倍までいかなかったとしても1.5倍ぐらいはね、確実に値上がりしているので、やっぱりなかなかね、手がね、出ないですよね。
前々回かな、コメントで、PH5ね、ペンダントですね、ペンダントライトのPH5買いましたっていうね、嬉しいコメントとかくださっている人とかいましたけれど、多分ね、私が買った時の倍ぐらいしてますよね、今はね。
なのでね、本当にすごく考えて買いますよね。でもこういうのってね、またまたね、ちょっと欧米人の考え方っていうんですかね、インテリアってね、一生かけて作っていくんですよ。
そんなに一気にね、新しい家に引っ越して、もうハイヤーって感じでね、もう全部一気に買い揃えますっていうようなことはしないんですよね。
1点1点、本当に納得のいくものを選び抜いて、じっくりじっくりものを集めていったり、部屋も直しながら、自分たちでもリノベーションしたりね、もちろん業者を入れたりするにしてもね、ちょっとずつ手を加えて、自分たちが本当に納得がいくような住まいを完成させていくっていうね、気長にやるんですよね。
日本人みたいにせっかちにね、初めから全部整ってないというようなものではないんですよ。なのでね、じっくりちょっとお金が貯まったら家具を買って、でまたね、何年か経ってお金が貯まったらまたもう一つ買い揃えるみたいなね、そういうので全然いいんですよね。
なので一気に買い揃えられるからといって、それこそ安いね、あのものでバーンって買っちゃうとね、意外に家具って1回買うとそんな簡単に捨てませんよね。たとえIKEAであっても、もうひとたび買ったら結構ね、気づいたら10年ぐらい使ってたりとか多分しちゃうんですよね。
それであるならば、急がないものはね、じっくりお金が貯まるまで我慢して、で貯まった時に本当にいいものをね、一点ずつ買っていくみたいなね、そういう贅沢をしてもいいんじゃないかなと思いますね。
家具はね、本当にすごい投資だと思います。実際使うものですしね、毎日。座り心地とか肌触りとかが全く違うので、高かったからといってね、全然無駄にはならないし、中村さんも中古で買ったっておっしゃってたようにね、本当にいいものって中古でも根崩れしないどころか、むしろ年代物になってくると上がってたりするものもあるのでね。
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家具とかね、照明器具とか、そういったものはね、本当に高ければいいっていうわけじゃないんですけれども、仮に本当に自分が納得がいく商品が高かったとしても、必ず元は取れるというかね、そういったものなのでね、ぜひここはケチらないでね、本当にいいものを選んだ方がいいなというお話でした。
今日はちょっと中村さんの朝のボイシーを受けてのお話になります。ありがとうございました。ごきげんよう。