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2024-06-22 16:41

正しいライティングこそ婚活の決め手‥という話 #110

ライティングと言っても、書くことではなく、照明計画のことです💡
戦後の日本を、均一な白い光で明るくした松下幸之助。果たして、彼は灯りの救世主なのか?というお話をします。

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お聞きの皆様、おはこんばんちは、現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。
M先輩の長いシリーズ、お付き合いいただいてありがとうございました。
このシリーズの中で、インテリアという言葉が、実は内面のことを言う言葉でもあるんですよ、と言ったことに対して
たくさんの方がコメントをくださって、そうかと思って、みんなすごく腑に落ちてくださったんだなと思って、すごく嬉しかったですね。
日本人というのは、もともとインテリアセンスがすごくあって、暮らしを豊かにするアイディアにすごく恵まれている民族だったんですよ。
そう聞くと、本当って思われる方がいっぱいいらっしゃると思うんですけど、本当そうなんですよ。
ずっと日本人は島国なんですけれど、いろんな中国とか朝鮮半島とか、近代に近づいてくるにつれてヨーロッパとか、いろんな国からいろんな文化とか風習が入ってくるんですけれど、
それを上手に取り入れて、すごくセンスよくアイディア豊かに暮らしてきた民族だったはずなんですよね。
ところが、やっぱりこういった良い資質が、戦争でリセットされてしまったんですよね。
焼け野原になってしまって、ここから急ごしらえで再生しなければいけなかったために、そういえばね、今自分で喋りながら本当に気づいちゃいましたね。
つまり、本当に豊かな文化とか歴史があった日本が、この敗戦後、急ごしらえでいろんな都市計画から、新たに憲法とかも全部整えて、GHQの廃下のもと、急ごしらえで国を建て直したわけですよね。
ここがね、やっぱり国家ごとパフパフになっちゃったということなんですよね。今の日本のいろんな建築とか都市計画とか、暮らしぶりとかっていうのは全部、やっぱりこの敗戦後に慌てて作っちゃった、
こういう短期間で作り上げたことによるパフパフが原因だったということだと、これは結論付けてもいいんじゃないでしょうかね。
この中でもね、私は今から日本中を敵に回すかもしれないある人のことをディスるんですけれど、私はパナソニックですね、今のね。
かつてナショナルと言われた、日本の復興を一番支えた企業の一つである、パナソニックの創業者である松下幸之介という人が、この方の公罪についてちょっと触れようと思うんですよね。公罪というのは罪ですよね。
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この人のことをディスる人っていうのは本当に少ないと思うんですよね。私はもちろんこの人の経営者としての手腕であったり、戦後の日本をやっぱり復興させた、この人のいろんな経営者としてのいろんな意味での力量っていうのは本当にすごいということはもちろん認めた上でね。
ただね、この人がこの敗戦後の日本で、もう日本中をね、この真っ暗闇になっちゃった日本を明るくしたいというね、この一心で電気を普及させたんですよ。
このね、よりによってね、この時に普及させたのが蛍光灯による白い電気なんですよ。
これはね、本当に罪深い。もう許せないんですよね、私はね。
あの私ね、これ以前の、えっとね、あの私のキャリアについてね、お話ししているシリーズの割とね、初期の頃にY社っていうね、会社に入って、そこで働いていた頃のエピソードで確かね、触れてたんじゃないかなと思うんですけれど
このね、パナソニックと私が働いていたY社っていうのはね、同じように電気メーカーとしてほぼね、同じぐらいの時期に創業して、戦後も頑張って経営してきた会社っていうところでね
結局ね、そのナショナルパナソニックはね、もう本当に日本を代表するもっと大会社になるんで、もうY社はね、全然そんなことにはならなかったんですけれど
パナソニックは同じくね、電気メーカーとしてスターとしたにも関わらず、パナソニックの方はこのね、白い光をね、普及させたんですよね。
で、私が働いていたY社という会社は、この創業者がですね、ずっとね、あの、欧米に長くね、あの、いた人なんですよね。
あのすごいお金持ちのお坊ちゃんで、海外に渡航した時に、このね、欧米のオレンジ色のね、温かい、優しいね、人の顔写りがいいね、このランプの光に魅了されるんですよね。
このランプの明かりをね、日本に普及させたいということでね、あの、頑張った人なんですよね。
なので、この人はね、やっぱお坊ちゃんなんで、まあそれこそね、パフパフの大局でですね、あの、欧米のね、あの、裕福な家庭のいいものいっぱい見てね、それを日本に持ち帰ってきた人なんですよね。
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で、本物のね、ヨーロッパとかの一流の家具であったり、ね、このランプ、電気の製品であったり、そういったものをね、どんどん輸入した人なんですよね。
で、まあそのものをね、輸入しただけじゃなくて、この温かいね、オレンジ色の光を普及させようとしたけども、松下幸之助のね、とのこの、まあはっきり言って松下幸之助全然ライバル視してなかったと思うんですけれども、まあでもこの人には敵わなくて、結局、あの、ナショナルのね、この全てをね、この蛍光灯で白く埋め尽くす、あの、電気革命にやられてしまったわけですよね。
なのでね、いまだに、あの、白い光じゃないとね、暗く感じる、ね、これじゃないと落ち着かないっていう人がすごく多いですよね。
で、あの、私がその前に、このY社のオレンジ色の光の話をした時も、これに対してね、コメントが結構ね、私よりも若い人たちとかでもね、やっぱりどうもね、あの、白いあの、光の色じゃないと暗く感じるんですよねっていうコメントを結構いただきました。
なのでね、これはね、本当に思い込みなんですよね。実はね、この、照度っていうね、明るさの度合いっていうね、これは、あの、オレンジ色の光も白い光も全く一緒なんですよ。
30ワットとか60ワットとか100ワットとかね、ま、これで表すんですけれど、これはね、明るさという点ではね、白かろうが、オレンジ色だろうが変わらないんですけれど、これをね、白い色になれてしまっているために、こっちの方が明るく感じるっていうね、あくまでもね、感覚的な問題なんですよね。
オレンジ色の光はね、確かに、あの、やっぱりね、陰影ができるんですよ。で、ちなみにね、この電球の色って言ってるこの電球っていうのは、エジソンが発明したエジソンランプのことですね。
うーん、まあ、とにかくね、だから、あの、ちょっと陰影ができるので、それがね、余計暗く感じるんですよね。で、逆に蛍光灯は、あの、均一に、あの、影ができない光なんですよ。だから、多分松下幸之助は、このね、あの、裸電球がね、ポチッとついていたり、あとはこの、ろうそくの光とかをね、ポソッとつけて、暗いところでね、あの、戦、戦中ね、戦後、貧しい日本の家庭がね、
細々と暮らしてた、あの、暗い感じが嫌だったんでしょうね。で、もう、とにかくね、真っ白の光で、部屋の隅から隅までね、均一に明るくしてやるって思ったんだと思うんですよね。
で、このセンス悪いんですよ。で、明るくしたかった気持ちはね、まあ仕方ないんですけれど、光っていうのはね、ちゃんと陰影があるから光なんですよね。
で、これはね、あの、日本人のね、あの、谷崎純一郎という作家がいますよね。この人の陰影来産という本。
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インテリアについて書いた、あの、エッセイがあるんですね。これはね、ぜひとも、一人でも多くの人に読んでもらいたい名著なんですけれど、谷崎純一郎っていうのはね、もう変態小説をいっぱい書いた人なんですけれど、
これはね、もう本当に立派なインテリアの論、あの、評論集ですね。うん、もうこれはもう1から10まで全部正しいことしか書いてない本ですね。
で、あの、谷崎純一郎っていう人だからね、めちゃくちゃセンスがいい人なんですよ。なので、あの、まあ、女性に対するこだわりとかね、あの、セックスに対するこだわりとかばっかり有名な人ですけれども、
こうやってね、あの、色にもね、色通でもあったし、あと、こう、インテリアにもね、すごいこだわりが強い人だったんですよね。で、やっぱりね、あの、ライト、あの、ライティングのね、ことはね、いっぱい書いてらっしゃいますね。
だからもう、隅々まで明るいっていうのは、狂ザメだっていうことをね、書いておられます。うん、あの、やっぱりね、光と影、これがセットで明かりだっていうね、これやっぱりね、スケベな谷崎純一郎はね、ちゃんとわかってるんですよね。
やっぱりね、光と影があってこそね、この、人体のね、この、体の立体感とか、ね、谷崎の場合においては、ね、女人の、ね、女性のこの裸体のね、立体感とか生々しいこの、あの、日間的な雰囲気とかね、こんなのもね、蛍光灯の真っ白の光のね、下でね、あの、女性のヌード見たってね、少しも色っぽくないですよ。
で、やっぱりね、このオレンジ色のね、エジソンランプ、ね、このオレンジ色のあの、本来で言えばね、このロウソクの光っていうのが理想の光なんですよね。
うん、このね、やっぱりあの、燃える炎っていうのがね、明かりの原点なんでね、それに一番忠実な色を、あの、表現しているのがエジソンランプのあのオレンジの明かりの色なんですよ。
でね、この色でね、やっぱり照らされる人間の顔、顔写りっていうのはやっぱり綺麗ですしね。
で、もちろん人間の、あの、体のね、あの立体感も美しく出てくるわけですよ。
うん、ね、だから、あの、まあね、このね、ランプがどんだけ大事かっていうことはね、これだけでまたシリーズをね、10回ぐらいやれるぐらい、喋ってしまいそうなんですけれども。
あのね、高級な家具もね、大事です。
うん、でもね、あの、実は、高級な家具をね、せっかく買っても、照明計画を失敗すると、もう台無しになっちゃうんですよ。
うん、もうね、100万ぐらいするね、あのスワンチェアね、あのフリッツハンセンのスワンチェアとかを買ってもですね、
あの、天井のね、あの、お部屋の真ん中にね、ボーンってね、丸いシーリングライトで、で、蛍光灯の白い色で、部屋の隅から隅まで真っ白にね、あの陰影がないようなライティング計画しちゃったら、もう何の意味もないんですよ。
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ね、あの、スワンチェアってご存知ですかね、丸いコロンとしたね、かわいい椅子なんですけれどね、あ、違いますね、それエッグチェアでした。
うん、あのね、卵みたいにね、丸いかわいい椅子があるんですけれど、このコロンとした椅子とかね、で、もちろん同じ、あの、アルネ・ヤコブソンがね、デザインしたスワンチェアとね、こういった、あの、椅子のね、この丸みのあるね、フォルムも全然生きてこないんですよ。
これもちゃんと、この陰影のあるね、ライティング計画があってこそね、ちゃんと、あの、この丸みのあるね、あの、こういうデザインが生きてくるんですよね。
うん、そして何よりね、女性の人たちもね、もちろん男性もですね、あの、あ、そういえばね、あの、ココ・シャネルっていうね、あのデザイナーのシャネルいますよね。
この人はね、あの、いつも、あの、リッツホテルね、ホテルリッツっていうんですかね、あのパリのね、あの一流ホテルにずっと住んでおられたんですけれど、
ここがね、気に入っていた理由が、ここのね、このスタンドね、フロアスタンドとかこのテーブルスタンドとかありますよね、この光がね、ちょうど自分の顔写りにいい位置にね、配置されてるっていうので気に入ってたそうです。
うん、このランプの横にいたら自分が綺麗に映るっていうね、そこまで計算して、いつもここのラウンジとかね、あの、こういったところで人と会ったりしてたらしいですね。
うん、それぐらいね、ランプって、あの、重要なんですよ。
だからね、くれぐれもね、あの、これから婚活する人とかね、こういった人はね、もうしらじらーっとね、天井から、ダウンライトも一緒ですよ。
あの、蛍光灯だけじゃなくてね、ダウンライトもね、この頭の真上からね、光が降りてきてるようなんだと、お分かりになりますよね、この懐中電灯でね、顔をこの真上からとか真下からこうランプを当てたら、気持ち悪い顔になるじゃないですか。
ああいうことがね、変な陰影ができて、ものすごい老けて見えてね、ほうれい線とかの、あの、シワがね、めちゃくちゃ深く見えたりとかね、もう台無しになっちゃうんで、必ず女優ライトと一緒ですよ。
あの、顔映りがいいのはね、必ず両サイドからの光なんですよ。上からじゃダメなんですよ。
横から、うん。っていう感じで、天井からの照明はもう絶対ダメ。もうあの、光っていうのはね、分散分散で、で、あの、壁にね、ぶつけるんですよ、一旦、光を。
で、そこから反射させて、全体に拡散させて、使うのが照明計画なんですね。
なので、ちょっとね、もうまた私めちゃくちゃ暑くなって喋ってきちゃったんで、もうね、ちょっとまあこれぐらいに今日はするんですけれど、とにかく松下幸之助という人はね、今の日本の経済を支えた立派な素晴らしい経営者なんですけれども、この蛍光灯をね、真っ先にね、日本の隅から隅までね、あの、広めてしまったっていうね、隅は深いっていうね。
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もうこれがランプだったらっていうね。
でもね、あの嬉しいことにね、最近ね、こうやってね、夜になってね、あの、こういう高層マンションとかね、ね、そういったとこ見上げたときに、白い光ってすごい減ってきましたよね。
特にね、やっぱり、それこそ上級国民が住んでるようなエリアはね、白い電気っていうのはほとんど見ないっていうか、ほとんどオレンジ色になってきてますよね。
これはね、すごくいい蛍光ですね。
これがね、私なんかはね、これがもう本当に底辺の底辺のね、もうこのなんだろう、あの、アイリンチクとかね、そういったところも全部オレンジ色になったら日本は大丈夫だなって思うぐらい、まあ、ランプの明かりのね、色。
これはもうオレンジで統一してくださいっていうことと、あと照明計画っていうのはめっちゃ大事。
だから何百万する家具を買っても、もうね蛍光灯の白い色で、あのね、天井から照らしていたらもう台無しだよっていうね、この2つが今日のメッセージでした。
はい、あのね、インテリアの話はね、また要所要所で話します。
あの、今日ね、私何を、何を言ってたんでしたっけ?内面とインテリアは同義語ですよっていうね、なんかしっとりと始めたつもりが、松下幸之助のことディスってるところで終わってしまいましたね。
大変失礼いたしました。はい、では今日はこれで終わります。ごきげんよう。
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