00:03
始まりました、志賀十五の壺。皆さんいかがお過ごしでしょうか。志賀です。
さて、今回のトークもですね、頂いたお便りに回答していきたいと思います。
最近お便りの回答が続いてるんですけど、これはね、ありがたいことですね。
そして、頂いたお便りにはできるだけ早くお答えしたいというね、そういうことで今回もお便りに答えていきたいと思います。
で、こちら。ラジオネームのみのみさんからです。メッセージ読み上げたいと思います。
こんばんは。ラジオいつも楽しく聞いています。非常に聞きやすい声と許容に溢れたお話にはただただ感覚するばかりです。
言語学素人なので毎回新しい発見があります。素晴らしいラジオをありがとうございます。
ねえ、照れますね。こう、ベタ褒めいただくとね。ありがとうございますね。で、本題ですね。志賀十五さんにぜひお聞きしたいことがあります。
それはオタク特有の話し方、喋り方についてです。
誰に習ったわけでもないのにオタクの話し方には全国共通したものがあると思います。
よく挙げられる特徴として早口、上ずった声、変な笑い声が混じるなど。
なぜオタクの話し方は独特なのかネットで調べてみると、それは緊張やオタトークができる嬉しさなど心理的なものが原因だと出てきました。
しかし発声やアクセントや癖など話し方の特徴に深く踏み込んだ話を見つけることができませんでした。
そこで志賀十五さんにどうしてオタクの話し方は独特に聞こえるのかを分析していただきたいのです。
私自身オタクであり、ついそんな話し方をしてしまう自分が気になってしまい、オタクっぽくない話し方ができたらいいのになと考えています。
そのためにもオタクの話し方のどんな部分がよりオタクっぽく聞こえるのか具体的に知っておきたいと思い、マシュマロを送らせていただきました。
ちなみにサンプルとして適しているのはピーピングライフのというアニメのおでん缶販売機編だと思います。
非常に抽象的な質問で申し訳ございません。答えにくければスルーしてください。長々と失礼いたしました。何卒よろしくお願いいたします。
季節の変わり目ですのでどうかご自愛ください。次の更新も楽しみにしています。
ありがとうございます。こんなに丁寧に送っていただいてありがとうございます。
基本的に質問はスルーしないという方針でやっていきたいと思うので今回も考えていきたいと思います。
オタクっぽい話し方、これを言語学的に分析した研究はまだないんじゃないかと思いますね。
話以下はずれますけどこのピーピングライフね知ってます僕も
おでん缶販売機編はねまあそのオタクが
おでんの自販機で おでん缶を買おうとするんだけど
03:00
なんか故障で出てこなくてみたいなねそういうお話ですよね これ10年くらい前かなもっと前かなに流行ったんですよね
主題歌がすごい良いのでぜひググれば出てくると思うんでね見てください
そんなことよりですねオタクっぽい話し方 そのオタクっぽい話し方っていうのを一つの言語としてちょっと考えてみましょう
言語を記述するというか
記述するのにですね3つ 観点があるんですね一つは音声
手話言語を除いてですけど音声そして語彙 文法この3つを
3つの観点から 分析していくっていうねそういう考えが一つあるんですよ言語を記述するのに
なのでこのオタクの話し方もまず音声から考えてみましょうかこれは非常に分かりやすい ですねっていうのが送られた
送ってくださったその お便りの中にも
早口上ずった声変な笑い声まあこれらはすべて音声的な特徴ですよね
オタクっぽい話し方はこういう特徴はあるんですが逆はまあそうとは言えないですよね 早口だからといって
まあ必ずしもオタクっぽい話し方になるというわけではないですけど特徴としては確かに早口 上ずった声変な笑いが混じるとか
あとは なんですかその
書いた時には丸がつくようなとこですね で行き継ぎが入りそうなところで入らずだーっとね
早口で喋っちゃうっていうのとか まあ変なとこで区切っちゃうとかねそういうのがあったりすると思いますこれ音声的な
特徴ですね で語彙的な特徴は
まあなんだろうなその 2チャンネルっていうか5チャンネルっていうかねまあ
昔だったらそういう界隈の言葉を使ったりとか 今だとまあツイッターとかになるんですかね
そういうところで使われている言葉を実際に使ってしまうというのが一つ 合意的な特徴としてあると思います
で文法はですね文法ないんじゃないのかなあんのかな文法的な特徴 って言ってもなぁ
そんな 日本語の文法を使って話していると思うので
そういう面では音声も語彙もそうなんですけど そんなに奇抜な文法を使って
なんか特徴づけられるものではないと思いますオタクの話し方っていうのは なんでまぁ語彙と音声が特徴的だと思うんですよね中でもやっぱ音声かなと思うん
ですよ まあそうですねで繰り返しになりますけどそのいただいたお便りの中にもある早口
うわずった声変な笑いが混じる あとはまあ区切るところが変とかいうことですよね
06:00
まあそういうのもやっぱ心理的なものが原因だと思うんですけど まあ嬉しさとかねまあ興奮ですよね興奮状態緊張もあるのかな
まあ興奮かやっぱり極度の興奮状態になってそういう話し方になってしまうということ なんですけど
ちょっとねー これちゃんとしたお答えになるかどうかわかんないんですけどちょっとまあこれは僕のトークです
からまあ僕の思うことを言うのでちょっと もしかしたらしっくりこないお答えになるかもしれないんですけど
僕はそのオタク特有の話し方とか喋り方っていうのが悪いとは全然思ってないんですよ ただ多くの人にとってですねそういう話し方がちょっと引っかかっちゃうっていうのは
そのコミュニケーション上その話し方が適していないっていうことだと思うんですよね いい悪いではなくて
一言で言えばそのオタク特有の話し方と言われているのは実況中継だと思います 僕はラジオトークも使ってるっていうのもそうですけど
まあ元来 ラジオっこなもんですからラジオでその野球の実況中継とか聞いてる
聞いてたんですよね小さい頃から主に阪神タイガースのですけど そういうラジオの実況っていうのは当然
見たままのことを まあ視聴者というかねあの聞いてる人に届けなきゃいけないので
ずっと絶え間なくバーッと喋らなきゃいけないんですよ特にですね まあラジオの場合映像がございませんので
ほとんど息つく暇もないぐらいだーっと喋んなきゃいけないんですよね でオタク特有の喋り方っていうのはかなりそれに近いと思います
でそれは実況が実況の喋り方が悪いっていうことがあり得ないのと一緒でその オタク得意な喋り方っていうのは悪いとはならないと思いますただ
実況中継っていうのは そのレスポンスを期待して喋っていないので
一方通行ですよね で目の前に起こっていることを
描写してそれを一方通行でお届けするっていうのが まあその実況中継のね一つの特徴だと思いますそういう伝達の方法だと思います
でオタク特有の話し方っていうのもまさにそれだと思うんですよ そのレスポンスがどうこうというよりは自分が思っていることをただただ描写して
でそれで終わっちゃうということですね なのでそのオタクっぽい話し方をしてしまう人はある意味で実況中継とかは得意だと思うんですよ
あるいはなんだろうな小説の字の文とかもそうですよね あれはその一方通行的に伝達するっていう
コミュニケーションスタイルなので そういう
09:02
場面ではね 力を発揮できる話し方だと思うんですよ
ただコミュニケーションを取ろうとしたときは そういう
話し方っていうのは適していないので ちょっと引っかかっちゃうって人が多いんだと思います
これはねあのディスってるとかそういうわけではなく僕自身も まあそういう気はあると思うんですよ
特にねこういうラジオトークなんかは一方的に話すもんですから その場でねレスポンスがあるわけじゃないので気づけばそういうオタクっぽい話し方に落ち
てしまう可能性はございますので僕の場合はこうやって敬語で話すことによって
もうその仮想のね聞いてくださっている方を想定しているというのは一つあります はいなので
繰り返しになりますけどそのオタク特有の話し方っていうのは 場面が適していないだけでそれが力を発揮できる場面というのは小説だったりとか
実況中継とかみたいにはあるんですけど その人と話すってなると
まあちょっと適していないっていうことになるので まあなんだろうなでも月並みになっちゃいますよねその解決策っていうかねそういう
ことを考えると相手のことを考えるとか なんかそういうしょうもないことになっちゃいますけど
まあ忘れないでいただきたいのは良い悪いではないということですね その適材適所という言葉がございますから
その相手に伝えたいっていうねその描写することが目的になっちゃうと ダメなので
その力を入れるところを相手に伝えるんだというふうにシフトしていただければ まあかなりねそういう
オタクっぽさっていうのは薄れるんじゃないかと思います まあなのでコミュニケーションって基本的にまぁ実況中継みたいなのが一方通行ですけど
行って帰ってこなきゃコミュニケーションならないので まあ相手に喋らせるぐらいが多分ちょうどいいんですよそれぐらい意識しないと
なんていうかオタクっぽい人は自分が自分がになってしまうと思うのでこれは僕自身も 含めてですけど
まあそういうね心構えが大事かなと思います どうかなちょっとちゃんとした答えになってますかね
ちょっとずれた回答になってたら申し訳ないですね よろしかったらまたあのメッセージいただけたらと思います
というわけで今回はここまでってことでよろしかったら番組クリップもお願いいたします ではまた次回お会いしましょうごきげんよう