1. 志賀十五の壺【10分言語学】
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2020-06-12 11:10

#109 ことばの研究あれこれ from Radiotalk

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始まりました、志賀十五の壺。 皆さんいかがお過ごしでしょうか。志賀です。
さて、今回のトークはお便りをいただいたので、それに対する回答ということでね、やっていきたいと思います。
最近ですね、全然お便りが来ないみたいなことをトークで愚痴を言ったらですね、途端に来るようになりました。
ね、言ってみるもんですね。はい、ありがとうございます。 ではお便り読み上げたいと思います。ラジオネーム水五郎さん。
ね、早く沼黒になれるといいですねとか言ってね。 志賀さん、はじめまして。
私も大学で言語学を少々勉強したため懐かしい思いでラジオを聞かせていただいています。 私は外国人に日本語を教える日本語教育と日本人に英語を教える英語教育が専門で、その観点から言語学を
学びました。 当時は特に社会言語学と方言学に関心があったのですが、志賀さんの専門分野と関心のある分野は何でしょうか。
というお便りです。はい、ありがとうございます。 こういう方も聞いてらっしゃるんですね。
思えばそれそうかという感じですけど、 まあ一旦その大学等でですね、言語学を学ばれて、
今は全くそういう、 勉強する機会とかがなくなっちゃったけど、
聞いてくださってね、それが いい刺激になったりとか、また学び始めるきっかけとか、そういうことになってたら非常に嬉しいです。
僕としても。 この方がやってたのは、この方、水黒さんがやってたのは、言語教育を勉強
なさってたってことなんですね。 第2言語習得とかもあったのかな、とかっていうことですね。
僕も一応言語教育は勉強したことあるんですけど、 まあでも自分の中の優先順位というか、その好きな
好きかどうかって言われると、まあ 結構下の方かなっていう感じですね。興味がないわけではないんですけどね。
はい、言語教育ね。 社会言語学と方言学に関心があったってことは、割と
最近のトークとか 面白かったんじゃないんですかね、と思うんですけどね。
前回とかは北海道方言の話をしたりとか、 あと行けるくないとかのくないとかの話とかもしたりしてるので、
おそらく楽しんでいただけたんじゃないかと思います。 で、僕自身の専門分野は、
その言語学の入り口は、 国語学っていうか日本語学から入ったんですよね。
で、そこから日本語に飽きたらずいろんな言語を見たりとかし始めたってことで、 専門分野というと、まあねおこがましいような気がするんですけど、
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一応入り口は日本語学とか国語学でした。 関心のある分野はですね、
言語に関することだったら割と何でも興味はあるんですよ。 さっき言いましたけど、言語教育もちょっと
ランクとしては自分の中では下の方ですけど、 興味がないわけではないですし、
そういうことでいろいろ興味はあるんですよね。 まあでもあえて言うなら、
言語類型論に今関心があるかなという感じですね。 類型論、
なんかかっこいいって感じですけど、 英語でタイポロジーというものです。
これは何かっていうと、 タイポロジーのタイポって多分タイプと語源は一緒だと思うんですけど、
世界の言語を見回してですね、 どういった点で
その言語が似てるかとか、どういった点で違うかとか、 そういうことを研究するのを類型論というふうに言います。
一番わかりやすいのは語順とかですかね。 日本語は動詞で終わる語順で、基本語順は多分
sov 語順というふうに言われてるんですよね。 主語、目的語、動詞みたいに。
こういったタイプの言語って結構多いんですよね。 英語みたいなタイプも多いんですよ。
主語、動詞、目的語みたいな。 中国語もそうですけどね。
あるいは動詞で始まるっていう言語もあったりとか、
主語と目的語と動詞とっていうのがどういうふうに 並べられるかっていうのをタイプ分けするっていうのがね、
言語類型論で一番わかりやすい例かなと思います。 あるいは体格型の言語と脳格型の言語とかね、
何のこっちゃって思われるかもしれないんですけど、 これはバスク語の話をしたときにそっちで
細かく言ってるはずなので、 そちらを聞いていただけたらと思うんですがとかね、
あるいは全知識をよく使うのか、 高知識をよく使うのかとか、そういう感じで
言語をタイプ分けするっていうのが今、 興味があるかなっていう感じですね。
でもこれもあえて言えばっていうことなので、 結構雑色なもんですから、
いろんなことに関心はあります。 それがトークにも現れていると思うんですよね。
方言の話もしてるし、当然日本語の話が中心ですけどね。 日本語の話でしょ。
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あとネットスラングとかの話もしてて、 あと音声学とか音韻論とか音の話もしたり、
あとは語俗とかね、歴史言語学の話もしたりとか、 あとはどういうふうに単語を並べるかっていうね、
そういう統合論とか、 その単語の材料がどういうふうになってて、
どういう組み合わせになってるかっていう、 形態論の話とかですね。
あとは意味論とかもやってるんですね。 とか文字論でしょ。
とかね、いろいろやってるんですよ。 語用論はやってないですかね。
語用論っていうのは、 実際の発話でどういう意味を文が持つかっていうことなんですけど、
例えば寒くないって言ったら暖房つけてみたいなね、 そういう意味になるみたいなことが語用論のやることなんですけど、
その話は全然やってないですね。
どっちかというと僕そういうね、 語用論とか意味論も苦手と言えば苦手かもしれないですね。
その話はあんましてないかもしれないです。
どっちかというと僕は意味より形の方が興味はあるんですよ。
言語って形と意味がワンセットになってるものなんですよね。
形っていうのはよく勘違いされるのは文字っていうことなんですけど、 文字ではなくて音声ですね。
手話言語を除いて。
なので音声と意味っていうのがワンセットになってるのが 言語記号っていうふうによく定義されるんですよ。
当然言語の研究するんだったら意味の方も見なきゃいけないんですけど、
ちょっと意味って哲学的になっちゃうというか、 心理学寄りになっちゃうというか、
なんか大変そうなので形の方がまだ捉えようがあるんですよ。
音の方が定義しやすいし、携帯論とか統合論とかも形の話なので、 そっちの方が僕は興味があります。
という感じでですね、過去のトークちょっと見返してみても、 まさに他種対応という感じですね、内容はね。
言語教育はね、確かにあんま話してないですね。
言語って本当にいろんな側面があるので、 水頃さんが関心があったっていう社会言語学とか方言学みたいにですね、
言語と社会の関わり合いを見たりとか、 あるいはジェンダーと言語の関わり合いとか、
政治とも関わってたりするし、 あるいはもっと視点を変えれば、
音声っていうのは空気の振動ですよね。 だからそういう点でも音響音声学っていうのがあって、
かなり科学的っていうかね、理系っぽい研究もあったりとか、
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本当にいろんな研究がなされています、言語学ってね。
当然、農科学とかね、そっちの方とか、 あとAIの研究とか、
どんどんどんどん、 そっち方面にもつながっていってるってことですね。
僕はもう根っからの文系なもんですから、 あんまりそっちの方は疎いですね、理系っぽい方はね。
音響音声学はちょっとやったんですけどね、 その音声の波形を見てどういう音か考えるとかね、
そういうのはやったことあります。 というわけでお答えになってますでしょうか。
一応専門分野は日本語学とか国語学から入ったと。
関心のある分野は、あえて言うなら言語類型論ですけど、 何でも興味はありますというね、簡潔に言えばそういうことです。
というわけで今日は雑談になりましたね。
ありがたいですね、こういうふうにお便りいただくのはね。
僕のトークの強みは普遍的というか、 いつ聞いても聞けるものだということですね。
あんまり時事ネタとか絡めて話したりとか、 季節の話とかあんまりしていないので、
その興味があるものをいつでも聞けるようになっているのは、 こいっちゃなんですけど、強みかなと思いますので、
これ聞いた後で構いませんので、 ちょっとでも言語学とか言葉に興味が出てきたって方はね、
ちょっと過去のトークを遡っていただいてですね、 聞いていただけたらと思います。
一個ぐらいなんかハマるのあるんじゃないでしょうか。
というわけで今回はお便りに回答っていうね、 そういうトークになりました。
ではまた次回お会いしましょう。 ごきげんよう。
11:10

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