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スピーカー 1
その分野の論文をまとめて、分野のまとめた知見みたいな感じの論文もあると。
だから、論文イコール新しいものが全てではない。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
そう。大きく分けると、そういう学術論文の中でも新しいことを書いてる論文。
で、それをまとめてるレビューみたいなのがあったりします。
スピーカー 2
じゃあ、結局、論文のなんだろう?大きな枠組みでの論文は、定義はなんだっけ?それもう言ったっけ?
スピーカー 1
一番大きいのは、だから根拠に基づいて書いてるっていうのが一つ。
で、その中には学術論文、だから研究の実験と結果みたいな、そういうのも根拠に基づいて書いてるっていうのもあるし、
小論文もちゃんと論理的に書いてある文章っていう意味で論文の中には入るけど、
まあ、研究とはちょっと違うよね。
スピーカー 2
小論文とか学術論文以外に論文って何かあるの?他のグループ。
スピーカー 1
他のグループで言うと、これ論文っぽくないんだけど、教科書も昔の論文を集めてるものですよね。
だから、大きい意味の論文には入るんですよ。テキストブック。
だから、そのレビューをさらに進化させたやつが教科書みたいな。
スピーカー 2
あー、なるほどね。
スピーカー 1
っていう意味で言うと、大きい論文のくくりの中に教科書も入ってくる。
まあ、論文っぽくないけどね、一般的に言う。
スピーカー 2
え、じゃあさ、新聞記事とかはさ、論文になるの?ちゃんと根拠を示してて、そしてリファレンスを書いてたら。
スピーカー 1
なるんじゃない?
スピーカー 2
うーん、なんか何でもそれで言ったら論文になりそうだな。
スピーカー 1
広い意味だったね。
だけど、現代において一般的に論文って言うと、学術的な方の論文を指すことが多いんで、
基本的には学術論文のことを指してるって感じですね。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
で、ちなみに、さっきレビューとあとは普通の論文ってありますって言ったけど、
普通の論文の中にもジャーナルとレターって2種類あって、これはまあ長さですね。
比較的文章が短いパターンの論文、これレターとか言います。
これはね、結構速報っぽい感じのが多い。
スピーカー 2
で、まあそこそこ長くて、フル版みたいな、はジャーナルって言われますね。
速報だったら、まずレターで速報出してからジャーナル出すみたいなパターンもあるの?
スピーカー 1
そういうパターンもある。
まあでも、レターだけの論文もあったりするし。
それはそれぞれですね。
で、ここからだから学術論文の話しますけど、
結構大事なことって、構成とかだと思うんですよ、論文って。
ある程度決まってる構成があって、
てか、そもそも論文って、ちゃんと事実をねじ曲がらないように書かなきゃいけないんで、
みんなオリジナルの書き方でやっちゃうと、めちゃくちゃになっちゃうんですよね。
なんていうか、俺はまずこういうことをやったぜっていうのを最初にバーって書いて、
で、その背景を後からめっちゃ書いてみたいな、書き方もできるし、
逆に、この分野はこういう発展をしてきてっていうのをバーって書いた上で、
じゃあ僕はこれをやりましたって一番最後に書くみたいなパターン。
まあどっちも論文としては正理すると思うんだけど、
みんなそれをやっちゃうと、もうめちゃくちゃになっちゃうので。
ある程度パターンは決まってる。
で、最初にタイトルがあって、
で、だいたいその次アブストラクトってやつがありますね。
これようやくですけど、論文の内容を簡潔に書いてる文章。
これアブストラクトって言います。
だいたいその論文ざっくりつかめるのもアブストラクト読むってとこですよね。
スピーカー 2
パッと見てすぐ読めるように。
だいたい何書いてるかわかるかなみたいな。
スピーカー 1
そうそうそう。
で、気になる内容だったら本文読むみたいな。
で、その次にだいたいイントロダクションがありますよね。
序論ですね。
これがこの研究内容、自分がやったやつはこういう分野で、
過去にはこういう実験とか研究もやられていてっていう最初に説明がイントロダクションで入る。
で、その後に、これ論文によって順番は違うかもしれないけど、
だいたい実験の方法、マテリアル&メソッドとかリザルトですよね、結果ですよね、っていうのが続くと。
スピーカー 1
論文って、だから自分で今この紙に書いたとして、それだけだと発表できないんで、当然論文を発行する雑誌みたいなのがあるんですよね。
言ったら漫画家が少年ジャンプに投稿して、ワンピースが発行されてますみたいな、論文も全くそのプロセスは一緒。
で、研究者が学術雑誌に論文を投稿して、それが発行されるっていう形。
もう撮ってますね。
でも、この雑誌側は何でもかんでも論文ですって提出されたものを載せられるわけじゃないと。
それはそうだよね。
だって、俺が午後3時になったらおやつを食べたくなりますみたいな文章とかめちゃめちゃに送りまくってさ、
それをはいはいはいつってさ、適当に論文として発行しちゃったら、もう世の中情報めちゃくちゃになっちゃうわけじゃん。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
みたいなのがないようにちゃんとチェックしないといけない。
スピーカー 2
だけど、多分提出することはできるよね。
誰でも提出できる?
スピーカー 1
うん、提出はできると思う。
スピーカー 2
一般人でもできるの?
スピーカー 1
一般人でも登録ちゃんとやれば、あと雑誌によって所属ちゃんとしてるとか、
その時点でダメなとこもあるかもしれないけど、基本的には出せる。
いろんなジャーナルあるからね、世の中に。
スピーカー 2
その論文を雑誌の出版社に提出するのがサブミットって言ってるやつですね。
スピーカー 1
提出するっていう意味ですけど。
スピーカー 2
だから、こないだれんくんはコイン届をサブミットって言ったわけですね。
そうですね。コイン届が論文だとしたら、それは市役所に提出する。それがサブミットです。
スピーカー 1
論文も一緒。論文を出版社にサブミットする。
っていう過程があって、で、それを編集部みたいなとこが受け取るわけじゃないですか、まず。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
はいどうもっつって。だいたい今オンラインですけどね。
で、まず編集部が確認すると最初に。
で、この時点ではじかれるパターンもあります。
スピーカー 2
なるほど。編集部っていうのはどれぐらいの人なの?
スピーカー 1
どれぐらい?
スピーカー 2
割と専門家でしっかり深くチェックする人たちなのか、それともそれよりも知識がない人とか、
全くのど素人が見て、これもうあかんわみたいな感じでチェックする。
チェックじゃない、はじくのか。
スピーカー 1
いや、結構ね専門性はある人だと思う。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
例えば有名なアート、ネイチャーとかあるじゃないですか。
ネイチャーだったらそのネイチャーの編集部みたいなとことか、あとはその編集部の人がある程度専門性持ってる人が見るっていうパターンもあれば、
その編集を取りまとめてる大学の教授。
うんうん。
みたいな人が大体その責任者みたいな感じでツイスたりするんですよね、その役職に。
スピーカー 2
で、その人がパッとそれ見て、もうダメだったらもうダメってなっちゃう。
スピーカー 1
うんうん。
これね、結構あるパターンですね。
スピーカー 2
いや、これは全然まだこの雑誌に載せるレベルの論文じゃないよってなったらもうその時点ではじかれちゃう。
スピーカー 1
なるほどね。
で、この拒否されるのはリジェクトって言いますね。
スピーカー 2
うんうんうん。
これは非常に悲しいことです。
リジェクト、はい。
スピーカー 1
研究者にリジェクトって絶対に声をかけてはいけません。
スピーカー 2
はい、はい、はい、はい、気をつけます。
スピーカー 1
なんかの受験生に落ちるっていうのと一緒だと思う。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 1
で、もう1回送ってOKですよって出たらやっとこれが論文として認められて、
スピーカー 2
編集部もOK出して、で、アクセプト。
めでたく。
スピーカー 1
めでたく論文掲載OKですっていう受け入れがされて、やっと論文になると。
そういうのを経たのが学術論文なんで、いろんな人の目には触れるわけですよね。
で、そこから先も、例えば論文発表しました、で、編集部で発行しました、
で、今だったらネットで見れます。
でもこれおかしくねみたいなやつとか、これなんかちゃんと実験再現しないぞとかなって、
スピーカー 2
論文が取り下げられたりすることもある。
それはスタップ細胞とかですか?
スピーカー 1
そうね、スタップ細胞とかも取り下げられましたけど、
とか、あとはちょっとした修正をあげるとかもあるけど、論文ここちょっと違ったんで、
文言修正しましたっていう改訂が出たりもする。
結構論文ってだから生き物なんですよね、生物なんですよ。
いろいろ変わったりもするし、出てたはずのやつが取り下げられたりもするから、
スピーカー 2
ちゃんといつの時点で出てたとかも一堂大事にはなってくる。
なんかさ、スタップ細胞とかって結局再現できなくて取り下げられた?だっけ?
とか、あとはデータの捏造とかって多分あったりするじゃん。
そういうのは、さどくとかの段階で気づいてるとかってできるのかな?
スピーカー 1
うん、もちろん多分それで気づいてっていうパターンもあると思うよ、世の中には全然。
スピーカー 2
このグラフなんか同じじゃね?みたいな、コピペしてね?みたいな。
スピーカー 1
うん、そうそうそう。
まあ、でもどうしても3人だから、で、その3人が気づくかって結構難しいところで、
そこで気づかなかったら、世の中の誰か気づかないともう世に出ちゃうわけだし、
そのチェックはかなり難しいですよね。
当然編集部でもやったりすると思うけどね、そういうグラフとか図のチェックとか。
まあでも今でもやっぱありますよ、そういう捏造論文とか。
スピーカー 2
あるよね、たまにニュースとかで聞くよね。
スピーカー 1
だからある意味論文が出るっていうのがゴールじゃないですよね、全然。
結構出てから始まりみたいなとこあって。
で、そっからやっぱいい論文だったら評価されていくし。
スピーカー 2
うんうん、なるほどね。
スピーカー 1
っていう感じですかね。
スピーカー 2
論文ってアクセプトされたら謝礼金みたいなの出んの?
いや、逆のほうが多くて、むしろ払うパターンのほうが。
スピーカー 1
掲載料ってことでお金払うって感じが多いね。
だから論文出して、それで儲けるみたいな感じではない。
スピーカー 2
まあでもその人の実績になるから、その人にとってはもうお金を払ってもやりたいことなんだね。
スピーカー 1
うん、もちろんもちろん。
やっぱりそれでこういうところで論文をしっかり発表しましたっていうのをもって、
例えば国から研究費もらったりとか、会社からお金もらったりとか、そういうのは発生するから。
確かにね、意外と論文出したらお金もらえるかって思ってる人もいるかもしれない。
漫画だったらもらえるもんね。
スピーカー 2
そうだね、論文のビジネスとしては、著者側が払って、
そしてあとは論文出たものを買う人が払って、
で、レビュアーにはおしゃれも得りなくて、
もう全部あれだね、論文側としては、雑誌側としてやるべきことは、
ちょっと編集して、作読してってぐらいで、人件費ぐらいしかかかんないから。
スピーカー 1
だからめっちゃすごいビジネスモデルと言われてますよ、出版社は。
まあ儲かるもんね、そりゃ。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
で、結構やっぱ論文が権威化してるというか、
それもちょっと後でインパクトファクター的な話とかもちょっとしようかなと思うんですけど、
まあそういうのもありますよね。
スピーカー 1
ポッドキャストを引用に入れるみたいなことをやってる論文もあるらしいよ。
スピーカー 2
えー面白い。
スピーカー 1
面白いよね。
スピーカー 2
それはポッドキャストで、なんだろう、言った、例えば科学だったら科学のないよ、みたいなそういうことを引用しちゃってるのか、
それともなんだろう、ポッドキャストで話してる、なんか会話の仕方とかで、なんかこういう現象が見られるみたいな、そういう感じで起きてるのか。
スピーカー 1
いやーでも、あんま適切じゃない気するけどね。
だって、ポロって出たことかもしれないじゃん、会話だったらね。
スピーカー 2
うん、だって論文じゃないもんね。
スピーカー 1
うん、そう、ちゃんとたどったほうがいいよなと思う。
だからサイエントークは絶対に引用しないほうがいいと思う。
サイエントークを聞いて知った本の内容とか論文の内容だったらいいと思うけど、これよく一時情報たどれとかいう話でありますけど、まあね、まああんまないと思うよ。
だからあのwikipediaを、学校のレポートでwikipediaを参考文献にあまりしないでね、みたいな、言われるとこもあったりする、俺も言われたことあるんだけど、書き換わっちゃったりするしとか。
誰でも編集できるし。
みたいなのをいろいろ遡ると、やっぱ結構論文っていうところに行き着くことは多いですよね、やっぱり。
一時情報ですってことで。
スピーカー 2
そこがなんだろうな、一般の人からしたら、一般の人っていうか私からしたらちょっとめんどくさいって思っちゃうんだよね。
スピーカー 1
論文が出てきた時点でどうでしょう?
スピーカー 2
いや、なんかたどっていくのが、それが正しい姿なのかもしれないけど、そこでもさ、なんか研究者に向いてるか向いてないかみたいなところも出てきそうじゃない?
スピーカー 1
そういう調査をできるかってこと?
スピーカー 2
ちゃんと一時情報までたどってしっかり読んで、これは正しいとか正しくないとか、自分で解釈するとか、そういうのって結構根気がいる作業な気がする。
根気いるね。
だから私はなんか中田のyoutube大学見て、うーんって言ってそれで終わり。
そこから特に本を読んだりはしないっていうタイプの人間ですけど。
スピーカー 1
でもそこから研究するわけじゃないから、情報を知るっていうことでは全然それがいいことだと思うけど。
それでいいと思う、研究者じゃなかったら。
スピーカー 2
世の中にはわかりやすくまとめてくれてる人とかサイトとかいっぱいあるから、それは使った方がいいと思うけど、結局何でを遡ると論文に行き着いて、確かにそれを深掘りするのは研究者に向いてるっていう人かもしれないね。
スピーカー 1
今結構便利なツールいっぱいあるしね、論文取ってきて、ちょっとまとめるとか。まとめるツールが間違ってる場合もあるから気をつけなきゃいけないけど。
チャットGPTみたいなやつにまとめてって言って、なんか微妙に違えぞみたいな抜き出しとかされたら。
微妙に違うときもあんの?
100%正しいわけじゃないと思うよ。
例えば数値のデータを本当は書いてるけど、その予約したらそれがなくなっちゃってて、すごい曖昧な感じの予約が出来上がってるみたいなとか全然ある気がするから。
大学使うのにはいいよね。でも自分の研究分野の論文はやっぱり読んだ方がいいと思う。
あと一時情報だっていうのが難しいよね。俺ちょっと面白いなと思ったのが最近。
なんか論文一時情報だって言われるじゃん。でも本当の一時情報って俺論文にできないと思うんだよね。
スピーカー 2
まあ論文も結局何かまとめてるからね。
スピーカー 1
そう。てか一時情報であったら論文にできないというか。
スピーカー 2
だって初めて実験とかして見る情報が一時情報だよね多分。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
スピーカー 2
それをまとめてるのが論文だから、正確には二次情報なのか。
スピーカー 1
そう二次情報三次情報ぐらいじゃん。正直その抽象化されるっていう。
ポッドキャスト暗いところだと集中できますって気づいたのが一時情報というか。
そう思った人が一時情報でそれがいろんな人に適応できるかっていう抽象化をされた上で論文になるからそれって二次情報じゃん。
だけど調査の段階になると論文が一時情報になるわけじゃん。
なんか面白くないですか。
そうだね。
これ特にオチあるわけじゃないんだけど、そういや論文って一時情報じゃねえよなって思ったの最近。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
よく言われるけどね。
スピーカー 2
調査してまとめて形になるっていう意味では一時情報ね。
スピーカー 1
そうそうそうそう。なんかずれてるよねちょっとね。面白いですね。
そんな感じです。
はい。
じゃあまとめると今回話は論文って普通の文と何が違うんですかっていう話。
これちゃんと根拠を示して書こう。
でまあ多くは学術的な意味なんでまあその実験とか研究の方法とかを書いてその結果とかを元に考察したりしてる文章でまあサブミットして査読してっていう辛く険しいプロセスがあるよっていうこととか。
あとは論文の真の価値って数値化するの結構難しいよねっていう話でした。
はい。
スピーカー 2
なんか最後のその真の価値を数値化するの難しいですよねっていうのは初め言ったようななんかレビューとかできないかなって思った。
スピーカー 1
レビュー。
スピーカー 2
まあなんか一般の人がレビューするのは難しいかもしれないけどその分野の研究者たちが見たらこれは素晴らしい論文だとかいうのがさ多分その人たちだったらわかるじゃん。
そういう人たちがさレビューするみたいなさ仕組みを作ってさ各分野ごとになんかそういうのあったらいいのになってちょっと思った。
スピーカー 1
確かにふんわりはあると思うけどね。
その分野のそれこそレビュー創設の方のレビューが出た時にそこにちゃんとまとめられてるかとか。
スピーカー 2
まあそういうのでふわっとはもちろん評価されてるし引用も増えるんだろうけど。
数値化する。
スピーカー 1
数値ねやっぱポイントにするの難しいなっていうところよね。
まあでもその尺度を自分で持っておくっていうのが大事なことなんじゃないですか。
とかまあその分野でこの人がすごいその分野について広くよくわかってるっていう人のレビューを参考にするとか。
で自分の中のその尺度を作っていかないといけないんじゃないですかね。
スピーカー 2
でもその尺度ってさあまあ重要だと思うけどさなんか頑張れば数値化とか一般化できそうだよね。
発想の斬新性とかさ。
スピーカー 1
実験の。
それが難しいんじゃないか。
スピーカー 2
でもなんかさ何個か項目作ってさ。