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うちあわせCast第38回ということで、今回もゲストにたくさんお会いしております。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
冒頭のライフハックニュースなんですけども、
エヴァノートの元CEOであるフィル・リーヴィンさんが自前のプロジェクトで開発されたMMHMMという、
UUUMっていうビデオサービス、ビデオカメラなんて言うんやろうな、あれは。
なんて表現したらいいんでしょうね。
仮想カメラサービスかな、たぶん。仮想でしょうね、仮想カメラサービスって言って。
例えばZoomとかを使うときに、そのアプリを間に端込むと、例えば発言者の顔の大きさ、写っているサイズを拡大したり縮小したりとか、位置変えられたりとか。
あと、プレゼンテーションとかインスタグラムとかのウェブ画面とかを綺麗に埋め込めたり操作できたりするツールが、
今ベータ版の招待が始まっているらしくて、僕はまだ招待リストに名前がつられただけなんで、まだ使えてないんですけど。
たしか堀井さんと石谷さんが紹介の記事書いてかれていて、それ見る限りでは大変面白そうなサービスが出てきたなと。
結構イノベイティブな感じっていうか、ビデオサービスが流行ったらうちもビデオサービスを出すっていうふうに、
モノマネというか、類型化が進んでいくんですけど、そことは別の軸で、しかも求められてそうな機能を提供するということで、
さすがにやっぱりアイデアマンやなという感じがしますね。
さすがですね。
やっぱり今ほどね、映像に自分がどう映るかをたくさんの人が気にしている時代は、今なんかつけなかったと思うんですけど。
しかもビデオのみかみたいな感じで顔があって喋ったらいいっていうだけではなくて、ビジネスの現場で使われるようになってるんで。
プレゼンテーション的な映像と登壇者のセットを一画面にきれいに映すっていうのは、ニーズはどんどん高まってるはずなんですよね。
そうですね。
実際だから自分でも動画作ってても、例えば画面だけ映すと自分がいなくなるし、
自分映すと画面がどっか行ってしまうので、泥っこしいなとは感じたんですけど、それがきれいに解決できるんで。
たぶん出てきたら流行るでしょうね、きっと。
そんな感じしますね。
セキュリティ的な問題があって使えへんみたいな企業もあるでしょうけども。
でもZoomを許可しているところだったら許可できるでしょうね、きっと。
Zoomがオッケーでこれがダメというのは理屈が通りやすいからね。
まあでも広い意味でね、例のビデオ会議の中での神座問題みたいなのがありましたけど、広い意味でそれも含むような。
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そうかそうか。ボスはでかいみたいな。
ボスはでかいとか、一番左上に表示するとか、心差しの高い低いみたいなのが置いておいて、
どう映るかどう映すか、やっぱりあんまり今まで真剣に考えられたことがないテーマですよね。
やっぱりメールもそうだったんですけど、本当に普及するってそういうことなんだなと。
まあそうでしょうね、きっとね。
決して思っているとおりというか、最初にアダプトした人たちが思い描いていたふうにはならないかなという。
それはそうでしょうね、おそらく。
エクセルの開発者だって、あれで法案用紙作る人間が出てくるのはたぶん思わなかったでしょうね、きっと。
いいんですけど、新しくもし出てきて使えるようになったらまた紹介したいと思います。
今回は新刊の紹介ということで、たくさんが編集協力という形で参加されてると思うんですけども、
出版社がゴルゴキャストでいいのかな、書いてないな。
レーベル名がゴルゴキャストになってるんですけども。
発音が難しい。
佐々木さん記録って何の役に立つんですか?というドストレートなタイトルなんですけども。
今日発売されたんですかね。
僕日付変更前でいきなり買って読んだんで日付の感覚があれでしたけども。
内容としてはゴルゴキャストで放送されたポッドキャストの何回分かを一冊のほうに書き起こしたというような感じの内容ですかね。
ゴリゴキャストで佐々木さんがゲストで登場した3回分ぐらいを、
ゴリゴキャストで対談、ゴリゴさんと佐々木さんが対談した内容をベースに編集して文章化したと。
会話形式のまま文章化したという感じですね。
編集に至るまで最初に文章の書き起こしっていう作業があって、
そのあとに編集がなされたと思うんですけど、
沢さんはどの程度、どのぐらい文章の改造に手を貸されたというか。
どのぐらいかというとかなりの程度ですけど、
実際に音声があるので、音声で行われた会話ってやっぱり冗長なので。
それは自動音声で起こしたテキストをもらってそこから始めたんですけど、
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冗長な繰り返しだったり、会話ならではの文章化してるといらない部分をまず削っていって、
あと会話って当然繰り返したり行きつ戻りつっていうところがあるので、
行きつ戻りつしたり、10分前にやったことの話をまたその続きを10分後に起こったりするんで、
そういうのをまとめるべきところはまとめ。
そういう交通整理をやり、交通整理をやった結果、
もうちょっとここの話が欲しいなっていうところを何回か打ち合わせする中でやって、
追加のポッドキャストを撮ったりもしたのかな、それを埋めるために。
っていうようなことを繰り返しながら作ってったっていう感じですかね。
あと読み返しながら、やっぱり会話文をそのままテキスト化すると絶対に読みづらいので、
逆に本になっている会話を実際に二人が発話してるとすごく気持ち悪くなるというレベルで、
会話文として読める会話になるように直していった。
結構編集としてはコミットされてる感じですね、それだと。
そうですね。要するにテキスト周りはすべてやらせていただきました。
一応その内容がパート1からパート4まで衝立てされてるんですけど、
この衝立てもたくさん発ですか。
そうですね。基本は3回分のポッドキャストで、1回目、2回目、3回目だったんですけど、
テーマがはっきりと決まっていなかったので、もともと。
もともとは仕事、どうやって仕事をやるか、もうちょっと仕事術寄りの話だったと思うんですね、最初の。
そこから記録っていうところに話しながら移っていったんで、
そこは決めてたわけじゃなくて話の流れで移ってたところもあるんで、
そこがコアになるということがわかってきたときに、それを前提に順番組み替えていったりするので、
パート1、パート2、パート3、パート4っていうのは、今は必ずしも元のポッドキャストの回とは一致しなくなってますね。
なるほど。
ゴームではあってますけど。
あってるけど、細かい流れは変わってたりすると。
うん。流れは結構変わってますね。
なるほど。
ただお二人が話してる内容は全部実際に話されたんですね。
確かにでも読んでても違和感はなかったですね。
まあそうですね、会話だから飛ぶことはどうしてもある。
逆に本当の会話ってあんなにきちっとは流れないですよね。
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ならないですね、確かに。
だから編集、要するにテキスト周りのエディットはほぼ全部やらせてもらって、
あとはゴリゴさんの合間合間にまとめみたいなのがあるじゃないか。
あとは振り返りみたいなのがある。
あそこはゴリゴさんが本人に書いたから。
あれを書こうっていうアイディアは誰発したんですか。
あれは誰発だ。
ちょっとたくさん本、名前のない技術っぽいですよね、振り返りが入ってるのって。
一個一個に振り返りを入れようと発散したのが誰だったかちょっと定かにないんですけど。
ゴリゴさんだな、あれは。
一個一個終わるたんびにここはこういう話でしたよっていう、
ちょっと編集会議的なことをダイナリストの共有アウトラインでやってたんですけど、
その中の会話で……あ、違うな、ごめんなさい。
これはズームの音声管理室でやったのかな。
一個一個まとめ入れたほうがわかりやすいんじゃないっていうようなことをゴリゴさんが確か言ったんだと思いますね。
なるほど。
じゃあ書いてくださいみたいな。
そういうことか。そういう感じで出来上がったんですね。
そうですね。ほとんど打ち合わせは音声で2回やったぐらいで、
あとは全てダイナリストの共有アウトラインを掲示板代わりに使ってやりました。
確か、ポッドキャスト音声、あなたの知らないアップルウォッチっていう本も確か同じコンビで、
同じような進め方やったんですね、やっぱりこれは。
そうです。同じ進め方ですね。
それが終わった直後に、結構売れたという、うまくいったなという感じだったので、
同じやり方でもう一つなんか作りますかっていう話を誰ともなくして。
で、そこのとき、確かそれは僕が、同じやり方でタスクシュートの本作ったらどうですかみたいなことを言ったんですよ、確か。
はいはいはいはいはい。
あとはアップルウォッチ本の中で結構タスクシュートの話がたくさん出てくるんで、
当然佐々木さんのアップルウォッチなんで、タスクシュートというかタスクマの話がたくさん出てくるんで、
だったら同じやり方でタスクシュートの本作ったらどうですかっていうのは確かきっかけだったんですよね。
うーん、なるほど。
ただタスクシュートっていうとどうしても対象が限定されちゃうところもあるんで、
もうちょっと佐々木さんの仕事術回りの話とかに寄せたほうがとかいろいろ話をしつつ、
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同じ、アップルウォッチ本と同じメンバーの同じやり方でもう一つ作りましょうっていうところから始まってます。
なるほど。このタイトルって誰がどのタイミングで決まったんですかね。
そのタイトルはかなり最終段階に近いタイミングで堀尾さんの案ですね。
タイトル決めましょう、タイトルどうしましょうかっていうのがかなりギリギリまで決まってなくて。
そもそもタスクシュートの本なのかそうじゃないのかもちょっと。
当然佐々木さんだからタスクシュートの話が出てくるんですけど、
タスクシュートだけの本にはしたくないなっていうのは多分常にあって。
どこを強調するかなっていう。
タイトルはみんなで出してきましょうかっていうような話をしていて。
あれは堀尾さんの発案ですね、あのタイトルは。
もうちょっと長かったんですけど、
もうちょっと言葉が入ってた気がするんですけど、
佐々木さんも僕もそれを見て、あ、これですねっていう感じだったんですね。
で、ちょっと言葉削ったりはしましたけど。
対談形式というかインタビュー形式であろうっていうことは間違いないタイトルですよね。
間違いないですね。
結構いいタイトル。
タイトルはいいんじゃないかなと思いますね。
勝間さんの本によく出たタイトルもありましたけど。
でもまあいいタイトルだなと。
タスクシルトって入れてるよりは広いですし、
かといって変にリーチが広がってしまうようなタイトルでもないんで。
割ってみれば、まさに佐々木さんの思う記録の紅葉という話です。
全体を通して言えるので、そこは良かったかなと思いますね。
ちなみに前回のこのアップル墓地と比べて、
この本独特に苦労したところとかってあります?
前回のアップル墓地はもうアップルウォッチの使い方の話だというのが明白だったので、
あれは正直あんまり苦労してないんですよね。
並べ方の工夫みたいなのはあったにしても、あんまり苦労はしてなくて。
逆に今回は、一言でこれは何の本だっていうのがなかなか最後まで決まらなかったんで。
複数回のコツキャストも微妙に違う話になっちゃってるんで。
それが決まらない中で、編集的な作業をするっていう難しさと面白さというか、
編集する中で逆にアニラル部分が浮かび上がってくるようなところもあったので、
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その意味では自分が書く作業にもっと近い感じ。
そうですね。話を聞いていて自分の執筆作業にすごい近いなって思いましたね。
仮にもう一回やるとして、
アップルウォッチ的なのとこっち的なのってどっちをやるんですか?
自分がやって純粋に面白いのは今回的な……ですかね。
作業としての面白いかどうかっていうと、
アップルウォッチ的なものよりは、自分の純粋な好みとしてはこっちのほうが。
純粋な希望としてはやりたいかなって思いますね。
いかにもいわゆる編集としてイメージされる編集の仕事ですよね、これ。
いわゆる編集というのがどういう作業なのかが正直わかってないところもあるんで、
それでどうしても編集協力と言っちゃうんですけど、
やっぱりセルフパブリッシングの編集というのを、
いわゆる商業出版の編集者さんがやる仕事と結構違うと思うんですよね。
これを編集ですって言ってしまうべきなのかどうかって、
けっこういつも難しいなと思っていて。
今回聞いた話では、もうそれを編集と呼んで、
もう全く差し支えない作業をされたと僕は思いますけども。
なるほど。
だからセルフパブリッシングの編集ってなんだろうっていう話は、
むずかしい。
現代の日本の出版業界の出版社の中におられる編集者さんっていうのは、
エディターなんですけども、もちろんディレクターって呼んだほうが多分いいんですよね。
そうですよね。
編集者の仕事っていうものの集合ってめっちゃ多いんですよね。
その中に含まれているものっていうのが。
大別すると、企画のディレクションがまずあって、
コンテンツデザインっていうのがあって、
いわゆる細かい言語のチェックレベル。
これは機械でもできるようなことですね、ご自立っていう。
人間がいなくてもできるけど一応作業としてやるっていうようなことを。
出版後のプロモーション作業っていうのが大別すると、仕事に含まれると思うんですよね。
セーブファブリッシングにおいて、そのようなものを全部廃止する、
あるいは内緒は視聴者が全部自分でやることがセーブファブリッシングの一つの醍醐味ではあるんですけども。
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かといって編集がないほうがいいわけではないんですよね、当然。
当然ですね。
この中で一番編集のコアっていうものはコンテンツデザインなんですよね。
コンテンツデザインって具体的にどういうものですか。
たとえば一番わかりやすいのはさっきやられたことなんですよね。
つまり、この本の一番重要なことはなんだろうって言いつけて、
例えばタイトルをつけるとか、それのタイトルに合わせて見出しをつけるとか。
場合によっては、この本って今日の記録だよねってわかったら、
その記録に合わせてさらに書立てとか中身をまた一段階変えていくみたいなことをする。
文章を書くのは著者であっても、ここを削ってここを増やしてください的な指示をする。
っていうことを、コンテンツ全体をデザインするという意味でのコンテンツデザインですね。
これってダイレクトにコンテンツの質に影響してくるんですよね。
まったく同じことが書かれていたとしても、
コンテンツデザインの有無によって、プロダクトとしての出来栄えが変わってくるんですよね。
だから面白いことを知っている人がいたとして、
その人が文章を書いたら価値の高いプロダクトになるかっていうと、
そこはストレートには繋がらないんですね。
そこに抵抗を入れるプロが、やっぱり編集だと思うんですよね。
編集者さん編集だと思うんですよ。
だからこの編集という作業は、もちろんプロの編集がやってもいいし、
たくさんのように著者でもありみたいな人がやってもいいし、
たしか前回お話したオンラインレビューの形でやってもいいんですけど、
書き手以外の人間、書き手以外の視点がそのコンテンツに入って、
書き手の中での変化が起こってコンテンツも変わっていくみたいな過程が入ると、
やっぱり書き手出しのコンテンツよりははるかに質が高いことがありますし、
それは良い商品を作ることの面白さにもつながりますけど、
価格を上げやすいという、いわゆるマーケティングの話にもつながってきますよね。
なるほど。
せっかく面白いコンテンツの1個前なんでどいてから。
情報を持ってる人であってもそれをコンテンツ化するときに失敗すると、
やっぱり本としては評価されないし、
Amazon出すときに星1とかがついてしまって、残念なことになってしまうんで。
だから本作りにおける編集が甘く見られてはいけないとは思うんですよね。
だからよくそれは誤解だなと思うのは、
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セルフパブリッシングは編集を会社内で出版できますみたいな言い方をされることがあったときに、
それは出版社に属していたりもしくはフリーでやられている本職の編集者さんが、
必ずしもそこに介在しなくても出版ボタンを押せば出せるという意味であって、
編集作業が必要ないという意味ではないということに関して、
ちょっと誤解がある場合もあるなと思いますね。
出版ボタンは押せますけど、それがどう評価されるかっていうのが、
結果的にまず自分にも返ってきますし、プロダクトの評価が自分の評価にも返ってきますし、
そんなものを読ませた読者はたまたまそうではないみたいな話もあるんで。
そんなん知るかっていう人もパブリッシャーになれるのが、フリーな世界なわけなんですけども。
さっき倉下さんが言った、コンテンツデザインが一番編集者の小技っていうのは非常によく理解できるんですけど、
自分がやろうとしたのもまさにそれだと。
もちろん僕一人がそれをやるわけでは当然ないですけども。
結局これって文章を書く中に含まれてるんですよね、このコンテンツデザインって。
もちろんそうです。
だからそういう意味では、ここが自分の中では実際に文章を書く作業とあんまり切り離せない部分なんで、
ここが独立してやるっていうのが、それをそれでしっくりこないというか、
書かないでここの部分だけやるってすごく難しいなって思っちゃいます。
書きたくなりますよね。
著者がこれをやると自分で書きたくなると思うんですよ、普通に考えて。
だから難しいと思うんですよ。
編集さんはそこは諦めの境地なのか、別の感覚を得られてるのかは知りませんけど、
自分で書き下に書かせたほうがいいっていう確信みたいなのがあるんですかね。
プロの編集者さんは、本のタイプにもよるし、編集者さん個人のスタイルもいろいろあって、
バンバン書き直ししてくださいって言う人もいるし、
逆に自分で結構手を入れちゃう場合もあるじゃないですか。
あるいは全然、原稿チェックのほうを主にやって、
コンテンツデザインというのは企画の段階ではいろいろやるけれども、
本編を作る段階ではあんまり介入しないっていうタイプの人もいるかもしれないし。
そこは難しいですよね。編集者の対仕事の仕方のタイプもあるし、
著者のタイプによって何がどのぐらい必要になるかも当然変わりますよね。
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だからやっぱり相性があるんですよ、きっとね。書き手と編集者で。
でしょうね。
だから、いくらプロの編集者と言えば万人向けの編集技術を持っているわけではないので、
どうしても合わない人が出てくるでしょうし、
逆に自然にやったら自然にうまくいくみたいな二つのペアもあるでしょうね、きっと。
そうですよね。
だから今回も非常に作業としては楽しかったですけど、まあ難しいなと思ったし、
特に今回って対談なので、実際に音声で対談したものがベースの原稿なので、
直すと言っても難しい。
うんうんうん、なるほどなるほど。
直すと言っても難しいというときに、ここをもうちょっと直してくださいっていう性質のものでもないし。
はいはいはい、そうですね。
明らかにここがもうちょっとあった方がいいなっていうと、そこを追加して話しますっていうのはあるんですけど。
当然そのコンテンツデザインの流れの中でテキストの修正っていうのが当然入ってくるんですけど、
そことコンテンツデザインのための修正と、文章に必要以上に介入してしまう修正の境目の難しさというか、
ここまでは直せるけどここから先は直すべきじゃないっていうところの判断とか。
難しいんだなあと思いますね、それはね。
たぶんプロの編集さんでも、プロの書き手じゃない人に原稿をいらした場合はかなり手を入れられると僕は予想してますけど。
ああ、まあそうなんでしょうね。
何しろ上がってくる文章が普通に読めてるんであれば、それはかなり手が入ってると思いますよ。
普通に書いて数マジの文章が滞りなく読めるというのは素人の仕事ではないですよね、どう考えても。
そうなんでしょうね。
だから、そのへんのバランスとか、アプローチ本のときもそう思ったし、この打ち合わせキャストでその話したと思うんですけど、大変に勉強になるというかですね。
自分の書いたんじゃないことを編集するということ自体がかなり勉強になる上に、いろいろ勉強になりますね。
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たぶんなんですけど、やっぱりこの編集だけをすることによって、自分の本をクシッピでするときにモードの切り替えがやりやすくなるのでは、仮説があるんですけど。
そうだと思います。
僕もわりに最初に書いたのってほとんどまともに読めないようなものになるんですけど、それを結局編集することで読める状態に変えていくわけですよね。
やっぱり今回みたいな人の対談をやらせてもらうっていうのも当然そうだし、
去年3冊やったあの名前のなめき術シリーズ、むしろ自分が喋ったやつもそうだし。
そういう普通に書いたんじゃないものを編集するということで鍛えられる部分っていうのは明らかにあるなと感じましたね。
ただ、逆に人のものだから自分の足りなさというか、自分の至らない部分がより浮き彫りになるというか、
力が足りない部分っていうのも当然感じるし、自前のやつを編集してももちろんそれはあるんですけど。
ちょっと違う形で感じさせられるところもあるし。
自前の本を書いてるときって、例えば前代の進行が止まったときに、
それが書き手のほうの力不足なのか編集のほうの力不足なのかはっきりわからないじゃないですか。
だからそこがわかるのはいいですよね。
そうですね。
結局そこが切り分けてできないじゃないですか、自分でやってるときって書き手と編集してるときって。
なかなか普通は難しいですよね。
たぶん行き詰まっちゃったときに、要するに加湿するとか書き直すっていうことが自前のものならできるんだけれども、
逆に今回みたいに自前のじゃないのを編集して行き詰まったときにどうするか。
特に話の内容は明らかに面白いってわかってた場合に、自分が編集したら面白くなかったっていうのは、
非常に気持ちとして、あれが嫌だなあっていう、なかなかしんどいものがあって。
やっぱり自分があれこれいじったせいで面白くなくなっちゃうっていうのは嫌じゃないですか。
それは嫌ですね、確かに。
だからポッドキャストで聞いてて面白かったのに、読んだら面白くなかったっていうのは、非常に嫌じゃないですか。
それは嫌ですね、確かに。
だからポッドキャストで聞いた面白さ……。
たとえば佐々木さんだったら、同じ話を佐々木さんが文章で書いたらまたちょっと違う。
当然全然違う感じになると思うんですよ。
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でもそうじゃない。
ゴリゴさんと佐々木さんの会話の中で出てくる面白さとか、
佐々木さんが単独で書いたら出てこないことって当然あるので。
それが面白い、会話で聞いて面白かった話が、どう文字で読んで再現できるのかっていうところの難しさってあって。
いいものになったと思ってるんですけど、
会話の中で出てきた面白い話の面白さが本当に再現できてるのかっていうことを言われると、
まあ100%にはなってないだろうなと思いつつ。
逆に会話ではうまく入ってこなかったところが入ってくるようにできていたらいいなと思うし。
それはできてる部分とできてない部分があって。
やっぱり面白かったものがそれより面白くなくなっちゃうわけにはいかないという積極的に感的なものはありますよね。
それは確かに真剣に考えると重たい話ですね。
考えすぎるとそれはそれで……。
いや結局面白さの角度が変わっただけで、完全に失われることはないとは僕は思うんですけども。
だといいですけどね。
僕はこれのポッドキャストのほうを聞いてないんで、比較はできないんですけども。
やりとりの中であった方であろう面白さが仮になくなっているとしても、
タイトル付け、結局記録ってこういうことなんだなっていう軸かな、
みたいなものがはっきり伝わってきたんで、
それはたぶん3万人聞いてるポッドキャストではまず立ち上がってこないものだと思うんで。
これやっぱり即席の編集の結果やなと思いますけどね。
僕は実はポッドキャストを3回ぐらいやって、そのうちの2回分はリアルで、
ゴリゴさんが東京まで来たときにリアルで収録してるんですよ、あれ。
2回分ぐらい。
その現場に実は横にいたんですね。横でメモを取りながら聞いてて。
そのときに聞いた話がすごく思う。
特に1回目の話がすごく面白かったんですよ。
それはそのままポッドキャストの1回目、2回目になってるんですけど。
やっぱり記録、今回聞いて思ったのは、僕はあんまり記録をしない人間なんですよ。
ログを取るとか記録を取るっていうことを全然しない人間なんですけど、
記録というのはこういうメリット、こういう功用があるということで、
今まで聞いた話の中で一番納得感のある話のひとつだったっていう。
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佐々木さんの記録の功用の説明っていうのが、あんまり聞いたことのない説明だったんですね。
佐々木さん自身からあんまり聞いたことのない話で。
これは文字にしたいなとそのとき思ったのがひとつと、
仕事ができるようになる、仕事を覚えるっていうのはどういうことか。
これも佐々木さんの考える、仕事が覚えること、仕事が身につくことっていう話が出てきて、
それも非常に自分の中ではそうだよなっていうところ。
その2つだったんですよね。
それがちゃんとその話の中でリンクして、
記録を取るということと仕事ができるようになるっていうのが佐々木さんの話の中で結構リンクしていて、
そこをなんとか読んでつながるようにしたいなっていうのを実は思ってたんですよね。
でもそのとおりに読めましたけど。
そうですね。
だから、ポッドキャストで1回、2回、3回って分けて聞いちゃうと、
もしかしたらつながらなかったかもしれないところをつなげられてたらいいなとは思いつつ。
やっぱりこのポッドキャスト、打ち合わせキャストもそうですけど、
やっぱり聞くのが楽な分、情報の強弱がない、
強弱っていうのかな、コントラストがないと言ってもいいんですけど、
聞いてるほうはのっぺり聞けるんですよね。
で、何が重要なのかがわからない。
僕はその重要なことについて大声でしゃべるわけでもないんで別に。
だから、やっぱり編集っていうのは、
ポッドキャストのまとめたものだけではなくて、
ある一連のコンテンツを本にするっていうこと自体が軸を立てることだと思うんですよね、その本の。
だからさっき言ったセルフパブレッシングでの編集が必要だっていうのは、
そこの軸が立てられてるかどうかってことなんですよね。
10万字のコンテンツって、ブログを長いことやってる人だったら誰でも集められるんですけど、
それで集めたものが本になるのか紙束になるのかっていうのは、
その違いはやっぱりその軸にあると思うんですよ。
だから文章がうまくなるとかわかりやすく書けるっていうことも必要条件ではあるんですけど、
そのコンテンツの中から軸を立てるっていうとさっき言ったコンテンツデザインの考え方がないと、
やっぱり読んでても、結局この本は何が言いたかったんやっていうので終わってしまうんで、
そこを避けるぐらいの最低限のスキル、
まあ結局知的精査の技術なんですけど、がセルフパブレッシングをする人にも広まってほしいなとは思いますね。
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だからそうですね。
これって結局、例えば僕よくフリーライティングをしてフリーライティングを編集して文章にするっていうようなことをやるんですけど、
フリーライティングを編集する作業にすごく似てるんですよね。他人の会話を編集するっていうのは。
そうですね、たしかに。
フリーライティングはメリハリがないじゃないですか、ただ時系列に出てきたことを書いているだけなので。
非構造化で文章を書くってことですかね、フリーライティングっていうことは。
そうなんですよ。
強弱があるとすれば感情の強弱があるだけで、構造ではない。
だから会話もたぶん、よっぽどカチッとこういうことを話して決めていない限りはそういうふうになるんですよね。
ポッドキャストの場合は感情というよりも、その瞬間瞬間の会話の中での興味の変遷っていうところ。
新しい興味の対象が発生したときにちょっと声が大きくなるみたいなのがあるんですけど。
だからそこから強弱を見つけ出していくっていうことでしょうね、たぶん。
そうですね。
たぶん論理的な構造を見つけ出そうとするか、その感情とか興味の強弱を見つけようとするかで、たぶん軸の出来方が変わってくるというか。
まあそうでしょうね、きっと。
僕はどっちかというと、感情とか興味の強弱を見つけ出そうとしがちなやり方をしてると自分で今から思ったんですよ。
でもそうするとやっぱり、見た目が整いにくいですよね。
見た目っておかしいけど、つまり構造的綺麗さがないというか。
ロジカルな構造にはなり得ることがあるんですよ、当然。
ただそこに佐々木さん自体の話の流れがロジカルというか、
ロジカルにありながら話がワープするところが佐々木さんの話の面白さなんですけど。
4段階ぐらい飛んでるときなんですからね。
その前提でなんでその結果が出てきたっていうのが、本人に説明してもらうとわからないときがありますからね。
飛んだところの、「え?わからないですけど?」っていうのを会話にするゴリゴさんが、
え?ってこういう感情として出てくるわけですよね。
じゃあそこの引っかかりを……。
ごめんなさい。話しかけようと思ってたことだけ言っておくんですけど。
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ゴリゴさんの質問に対して佐々木さんがつながってない、ゴリゴさんが聞くっていう構造が、
シャーロックホームズとワトソンが喋ってるときにそっくりだなって思ったのに忘れんうちに言いました。
でもね、その感じはありましたよ。
僕も名前のない技術で佐々木さんにインタビューしたときに、
あんなに聞き手が、「えー!?」って言ってるインタビュー本ってないんじゃないかって思って。
佐々木さんの話の面白さは、たぶんその、「えー!?」っていう引っかかったところが見出しになるというか。
はいはいはいはいはい。
まあ引っかかったままで終わっちゃいけないんですけど。
そうですね。
そういう話の流れの引っかかりみたいなものから構造ができたインタビュー本なんですよね。
そうですね。
もし商題を付け直すとしたら、ここの、「えー!?」っていう疑問を商題にすると、
より際立つかもしれないよね、あの得意性が。
そうですね。
得意性というか、別に極端なことを言ってはるわけじゃなくて、突き詰めれば当たり前のことなんですけど。
今回思ったのは、佐々木さんの話って確かに飛んでるように聞こえることが結構あるんですけど、
なんで飛んでるように聞こえるかというと、佐々木さんにとってあまりにも当たり前なこと。
でもそのあまりにも当たり前なことが、実は人から見ると結構すごいことだったり驚くようなことをやってるんでしょう、佐々木さんって。
ゴリゴさんが驚いてるのはそうなんですよね。
ゴリゴさんのショーとショーの間のポイントみたいなところで書いてましたけど、
佐々木さんはあんまりそうは思わずすごいことをやってるっていうのはまさにそうで。
例えば2分以上のことは全部記録するとかさらっと言うけれども、
そんなことをやってたら、本当に記録してるだけで一日終わっちゃうんじゃないって
普通の人は思うようなことを佐々木さんは現にやってるわけですよね。
だからそのぐらい詳細に記録することで初めて浮かび上がってくるものの話を佐々木さんはしてるんだけれども、
そのぐらい詳細に記録するという、頭がない状態でその話を聞くとすごく飛んでるように感じたりするんだと思うんですよね。
佐々木さんはそれを現にやっていて、ただ要するにタスクシュートなりタスクマなりのサポートを得ることによって、
42:01
普通の人が思うよりも実はずっと楽にそれをやってるっていう。
まずタスクマありきなのはほぼ間違いなくて、2分以上の記録でも結局ほとんどの行動はリピートなので。
そうなんですよ。
思ってるほどの労力はたぶんかからないですね。人が考えることは。
だから普通にメモしていく記録のイメージで、佐々木さんの話を聞いてしまうと到底そんなことできるはずがないと思っちゃうんだけど、まあできるんですよね。
確かにそれをやってくることによって見えてくる世界があるっていうのは、確かにその通りだなと思うんですよ。
ああいうリピートがあると、むしろ人間はそっちに寄せていくんですよね、行動を。繰り返すようになっていくんですよね。そうするほうが楽だから。
あれはね、結局ね、そういう言い方は佐々木さんは好まないんですけど、セルフコントロールも一緒なんですよね。
しかも強制ではないんだけど、こっちのほうが楽やからそうするっていうふうに行動が寄っていくんですよね。
あれは不思議なもので。たとえばタスクシュートにこれこれという項目を書いたからこれをするっていう内容が本文にも出てましたけど、あれは実際に怒りうるんですよね。
いや、怒れたんですよ。
ああいう自分の心の動かし方というか、たぶんより言葉が強いからもっと柔らかいんですけど、
押しとくと、いわゆる意志力みたいなものとは別の次元でセルフコントロールができる。
まあこれもセルフコントロールというのが強いんですけど、セルフコントロールができるんですよね。
逆に佐々木さんはある程度自覚的にそれをやってるんじゃないかなと。
そうだと思います。
ただ倉下さんも僕も、リビジョンでレイディタスクリストの話を書いてるじゃないですか。
書いてます。
実はそれによく似てるというか、佐々木さんは記録することによってやっていることを、
例えば僕だったらアウトラインをシェイクすることでやっていることに似てるなと実は思っていて。
実装の方向が違うむしろ、結局注意と記録をどうコントロールするかという意味ではたぶん一緒ですね。
あとやっぱり自分の頭にどうやって焼き付けていくのかっていうことだと思うんですよ。
45:02
ああ、はいはいはい。なるほどなるほど。
シェイクっていうか、例えばアウトラインならアウトラインを組み替え…。
ある形のアウトラインがあって、ちょっとこうじゃなかった、組み替えるっていう組み替えを繰り返すことで、
構造の精度が高まっていくっていうのは、より構造化されるっていうよりも何度も編集、
それこそ編集することで頭にその内容が焼き付くっていう、ある意味勉強とかもそうだと思うんですけど。
それをすることによって、最終的にはその頭に焼き付くっていうことを、
その意味でいうと、実は自分がやってんのも同じだなあということ。
これちょっとね、中身を読まないとわからないところもあると思うんですけど。
佐々木さんの記録の話を聞いていて、僕はそういう印象を持ったんですよね。
だから例えば、タスクリストをアウトライナーでもですね、トゥールリストでもいいんですけど、
作って上からやっていくっていうことだけだと、やっぱり弱いんですよね。
で、その状況状況で作り替えたりとか、一番いいのは、やり始めることを書き出すっていうことが多分一番いいんですけど、
これだとタスク仕事とほぼ変わらないんですけど、あれするだけでね、かなり違うんですね。
やり始め?
何でもいいですけど、今からホゲホゲをするっていうことを文章で書くということですね。
ああ、はいはい。それはまさにそうだと思います。
で、結局そうすることで、今の自分の注意がはっきりするんですよね。
逆にそれをしないと、ぼんやり何かを始めてしまうと、ぼんやり時間は使われていくんですよね。
それはまさにそういうことだと思いますね。
たぶんですけど、ぼんやり時間を使っていることイコール、
自由っていう感覚やと、あんなものはやってられないってことになるんですね。
要するに。
なるほど。
でも、自分で宣言して始めてるんだから、それはもはや自由ですよねっていうほうがこっち側ですね。
そうですね。
だから自由の感覚をどちらに見るかによって、真逆のリアクションが返ってくるというか。
そうですね。
だからタスクシュートも、あの細かいリピートタスクをやらなきゃいけないタスクだと捉えてしまうと、
非常にしんどいというか、そんなことできるかっていう印象を受けるんですけど、
48:00
そこで佐々木さんが自由っていうことも使ってるんですよね、あの本の中で。
ちょっとそこがうまく伝わるかどうかって思うんですけど、
確かにあれはそうだという気はしますね。
これを、時間軸の中で次はこれをやるっていう、
そのことを自分は選択しているんだという、
自分が選択しているという意味でも自由というか。
選択しないことももちろんできると。
だけど自分は今これを選択して、今これをやるんだっていう、
そういう自由って言ったらいいんですかね。
その説明が佐々木さんのあれにかなうかどうかわからないですけど。
本文中でたぶんね、「無意識にすることは自由じゃない」っておっしゃってましたけど、
例えばさっきの話で言うと、何気なく作業を始めるじゃないですか。
何気なく作業を始めるときに、
例えばツイッターが気になって見に行くっていう状況があったとしますよね。
この行動は仕事をしようと思った自分に対して、
これまでの習慣とか気になる情報があるみたいなものを、
欲求に引っ張られてるわけですよね。
この引っ張られてる段階でそれはもう自由じゃないっていうことなんですね、要するに。
そういうことです。
むしろ最初にやろうと思ったことを真っ直ぐ進むことのほうが、自由であるということなんですよね。
ここの感覚は難しいかな。
言われるとわかると思うんですけどね。
あそこの辺の感覚が非常にわかりづらかったところが正直あった。
たぶんね、佐々木さんがあれほど言葉を尽くして、その辺の感覚を説明しようとしていたことはあんまりなかったんじゃないかなと。
まあたぶん伝わらないからね。
それでも難しいかもしれないけど。
僕はそれを踏まえた上でなお、そちらに揺れることを選ぶんですけどね。
だから選んでるから自由なんですよ、自分が選んでるから。
自由にならないことを選択している自由さが僕は欲しいですね。
そこの辺でたぶん細かい管理の仕方は変わってくるんですけども。
そうですね。今のことに佐々木さんの言葉でどう説明されるかはちょっとわからないんですけど。
佐々木さんの代弁するのは無理だなと思って。
やっぱりそこの辺の話は面白かったですよ。
佐々木さんからの口からしか聞けへん話ではありますね、確かに。
そうですね。
僕もう一個思ってるのは、佐々木支店からのタスクシュートと大橋支店からのタスクシュートを交換する対象をさせてみたいなとずっと思ってるんですよね。
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それはね、僕も思ってますね。
たぶんね、同じものを使ってても見てるものは違うと思うんですよ、あれは。
違いますね。
だからそこを比べるとよりあのツールが面白く見えると思うんですけど。
こういう言い方が正しいのかどうかわかんないですけど、佐々木さんのタスクシュートというのは何というか、
大橋さんが作ったタスクシュートに対して、
中華そばが日本的なラーメンに張ったし、それがまた台湾で張ったとしたりとか、そういう関係にあるようなものですよね。
僕もそんな感じはします。
台湾式日本のラーメンみたいな。
ちょっとね、一口で言ってもちょっと違うところはあるし。
逆にそういう個人の違いを吸収していくところが、ツールとして優れてるということだと思うんですけど。
確かにそうですね。
使用者が作った意図でしか使えないツールはやっぱりダメですもんね、それは。
そうなんですよ。
その意味では逆に、大橋さんの説明によるタスクシュートというのももう少し聞いてみたいと思います。
ほとんど聞かないですよね。タスクシュートはいつも佐々木さんなんで。
そうですね。タスクシュートについて語っている量で言うと、佐々木さんの方がいいような気もしますけど。
大橋さんが語ると多分公式になってしまうから、あえて避けてあるのかなという気もしないではないですか。
なるほどね。
そういう意味では佐々木さんももちろんそうだし、
J松崎さんが語ってもおそらくかなり違うだろうし。
どうでしょうね、きっと。
やっぱりそれぞれのいわゆるメジャーな使い手みたいな方がいますけど、
それぞれにかなり違うというところが逆にいいことじゃないかなと思います。
そうですね。
でも基本的に記録をつけるためには必ず注意が発生するので、
自分の行動の細かい段階に注意を入れていく。
逆に人間が普通に言ってるときってそういう注意を無発生で生きてるんで、
その注意があるかないかだけでも多分劇的に変わってくると思うんですね。
だからタスクリストっていうのも、考えてみれば本来そのためにあるんだと思うんですけど。
そうなんですけどね。そうなんですけど、そうはあんまり認識されていない節がありますね。
あれは命令書みたいに扱われることがありますね。
認識されてないし、たぶんそういうふうに使うのが難しいんですよね、ただのタスクリストっていうのは。
まあチェックつけるだけですからね、基本的に。
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マウトライナーじゃなくてもいいんですけど、タスクリストの並べ替えが重要っていうのが一番大きな理由は、
常に次にやることも常に次に書いてなきゃいけないっていうのが、普通のタスクリストではできないわけですよね。
あとね、着手中っていうのがないんですよね、ほとんどのリストで。
不思議ですよね、あれね。
達成と未達成はあるんですけど、着手中がないから今まで自分がどれがやってるかリスト見ただけではわからないんですよね。
それはもちろん一番上に表示されてるのが実行中であるべきなんですけど、そうじゃないことも普通にあるわけで。
たくさんのように、実行中のほうが2個も3個もあるっていうことは普通にあるわけで。
普通にある。これ不思議ですよね。タスク管理ツールで別にそんな難しいことじゃなさそうなのに、
見たことね、ほとんどない。
えっとね、トゥードゥルドゥルドゥルドゥルドゥルのやつに確かタイマーがあって、実行するタイマーがあって、それが動いてるやつは要するに着手中ってことですよね。
それぐらいかな。あれぐらいの細かいデータベースでない限りは見たことはないですね。
それで言うと、昔パームってあったじゃないですか。いわゆるPDAというのがあって。
あれ用のアプリで、7つの週刊公式アプリみたいなのがあったんですけどね。
オンラインデジタルフランクリンプランナーみたいなのがあったんですよ。
その時代にそれがあって、今はないんですかね。
今こそそれがあってもいいのに。
その時代はあったわけですね、それが。
そのフランクリンプランナーの機能をデジタルに。あれね、結構よくできていて。
僕ね、実はそれが結構好きで使ってたんですけど、あれが4段階のチェックボックスがあったんですよ。
はいはいはい。
要するにグラデーションで四角が4つに区切られてて、下から黒く埋まっていくみたいなやつがあって、
着手した後はちょっと半分ぐらいできてるとか、もうちょっとで、っていうのは表現できるようになってて。
なんでそういうのが今の普通のタスク管理アプリについてないんだろう。
そうなんや。
でももう、例えばアナログだったらチェックボックスをどれぐらい塗りつぶすかとかで、
ありますよね、新着アナログとかって。
斜め線を書いてバッテンにして最後塗りつぶすとか、いろいろありますよね。
だから例えばMacの場合って、Macじゃ限らないんですけど、iOSなんですけど、
チェックボックスの機能がOSで提供されてるから。
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チェックボックスコントロールみたいなのがあってね。
JavaScriptでもアプリを作ると、HTMLのインプットっていうタグでチェックボックスが出せるんですよね。
でもそれ基本的にオンかオフだけどね。
やっぱりチェックボックスを1から実装するのってめんどくさいから、
みんなそれで済ませてるっていう風な風潮があるのかもしれませんね。
そうするとやっぱり、ツールの限界に制約されるというか。
てか、テウドウイストでもタスク名に星つけたらいいはずなんですよ。
でもやろうと思わないじゃないですか。
思わないですね。
そこが問題なんですよ、利用するに。
そうですね。
それも工夫で、要するにチェックボックスが1段階のチェックボックスしか作れないんだったら、
それを4つ並べないじゃないですか。
そうそう。単純にそれだけの話なんですよ。
まあもちろん作る側のいろんなアレがあるんだと思うんですけど。
チェックボックスを1個増やすなんて、別にデータベースの項目を1個増やすだけなんて、
そんなにややこしい話ではないと思いますよ。
と思うんですよね。
例えば親項目があって、下項目のタスクが全部チェックされたら、
自動的に上項目もチェックされるみたいな機能はもちろんあって、
それはデジタルにはないやつですけど、
デジタルである基本的な段階的な新着量のパーセンテージっていうんですかね、
広く言えば。
みたいなのが普通にはないって不思議ですよね、本当に。
不思議ですね。それは本当に不思議だなと思います。
買い物リストは使えるけど、仕事のリストには使えないみたいなことなんですよね。
買い物リストってリンゴを取ったらそれでチェックできますけど、
仕事はそういうわけにはいきませんからね。
そうなんですよ。
全然タスク管理ツールって例明記ですよね、この感じで言うと。
昔のほうが良かったって謎ですよね。
だからそれこそチェックボックスも、
タスクというものの複雑さをあまり真剣に考えていなかった。
複雑なものはプロジェクトにすればいいでしょって思っちゃったところが多分あるんですよね。
タスクっていうのは、それこそ倉下さんの本でもあったとおり、
ワンステップで終わるものなんですよ。
だからいいんだと思うかもしれないけれども、
現実にはワンステップで終わるつもりだったんだけど、
実際には終わらなかったっていうことが発生するわけじゃないですか。
そうですね、確かに。
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あと途中で、定時になったら途中までしか終わってなかったから、
置いて抱えて翌日やるっていうことはいくらでもあるわけですよね。
普通のタスクリストだとそれがめっちゃ困りますもんね。
半分しかできないっていう表現ができないから。
アウトライナーとかやったら、その事実をただ文章で書いておけば済みますけど、
ここまでやったら次はここからって書いたら済みますけど、
メモするしかないですもんね。
だから汎用ツールがあって話になっちゃう。
なっちゃいますよね、そこはね。
そうか。だから生産性は高まらないですね。
という違う話になりましたけども、つながってますよね。
いやーそうかー。
でもまあそれぐらいだったら、一応自分でも作れなくはないかなー。
すっかり作るほうに頭が行ってますよね、さっき。
っていうか、倉下さん定期的に作る…
欲求がやってきましたね。
いやーあれは楽しいんですよ、やっぱり。
楽しいし使い勝手が一番いいものができる。
当たり前ですけど、自分が欲しいものを作ってるんで。
最近作ってるやつがあって、マインドガーデンって言うんですけど、
書き留めたメモからランダムに一枚だけ表示するってやつなんですよね。
そんなメモツールがないんですよね、デジタルの。
一枚表示するっていうのはなかなか思いつかないよね、普通はね。
ランダムに一枚取り出すなんて、デジタルの大得意分野じゃないですか。
でもないんですよね。
要するにメモって微暴力としか思われてないから、
アイデア管理のツールとしては使われてないからそうなるんでしょうけど、
でもやっぱり過去の手帳をバラバラと見返すのと同じ感じで、
情報カードの束から一枚抜くが一番近いかな?が近い感じで、
過去のアイデアに触れたいっていう思いがあって、実装するんですけど、
やっぱり面白いですよ、あれは、やってると。
たくさんそういうのを並べてるアウトラインを除くのに近いんでしょうけど、
僕は一応ノートに日付ごとに分かれてるんで。
だから日付ごとに分かれたノートのメモを一箇所のファイルにまとめて、
そこから一個アイデアだけ抜き出すってことをやってるんですけど、楽しいですね。
これたぶん数枚並べるようになったら、
情報カードとほとんど同じ使い方ができるんではないかなと思うんですけど。
それ本当にランダムなんでしょうね。
本当にランダムというか、コンピューターが発生させるランダムですね。
100個カードが保存されたら100から1個選ぶし、
1000個カードが保存されたら1000から1個選ぶっていうやり方でやってますね。
それなんか乱数みたいなもんね。
そう、普通に。
プログラミング言語を使うとランダムを勝手に発生させてくれる予想があるので、
それを使ってるだけですね。
おもみづけとかをして、過去のほうがよく出るとかもできますけどもちろん。
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でも単純に普通に1枚引っ張り出すだけでも面白いですね。
逆にそれあれですよね、昔のエバーノートでやったみたいに、
キーワードでコンテクスト的に引っ張ってくるんじゃないからいい。
っていうのもあります、もちろん。
本当にランダムだと。
全体から数枚を取り出すっていう作業をしないと、
例えば3000とか5000のアイディアは操作できないと思うんですよ。
できないですね。
できないですよね。
できないです。
だからそれってまさにデジタルのアイディア管理に必要なもんだなと思うんですけど、
この辺も未発達なんですよね。
未発達ですね。
だからハイパーカード時代はあったと思うんですけど、きっと。
でもハイパーカード時代にそういうのを作ってた人って、
やっぱり知的生産の技術を昔読んでましたっていうような人だったりするんで。
そうね、きっと。
わりに日本にはそういう人が多いと思いますよね。
その辺、サキタス管理もそうですけど、アイディア管理ツール。
情報整理って言うと広くなるんで、
アイディアメモ管理ツールというか情報カードツールみたいな機能って全然発達してない気がしますね。
やっぱり人が重ならないのかな。
かもしれませんね。
実はこの話ってさっきの話と通じてて、
当然メモを表示させるためにはメモを書かなきゃいけないじゃないですか。
しかもそれは一行だけ書いたメモじゃなくて、いわゆるマメ論文を書く必要があるんですね。
梅沢先生のいうマメ論文。
結局それって、梅沢さんは書くことで忘れてもいいって言われて、実際忘れるんですけど、
書くことでやっぱり覚えるんですよね。
覚えるというか、脳内にネットワークが張られるんですよ。
そういうメモを書き始めて、今2ヶ月ちょいぐらい経つんですけど、
全体像っていうのがすごく思いつきやすくなりましたね。
要素、これまで書いたメモたちがこういう関係になってるなっていうのが頻繁に思いつくようになりました。
それはまさにさっきの話ですね。
だから脳内にそういうのが配置されてるんですよね、書いてるから。
やっぱり記録の手間っていうのは書けるだけの価値がありますね。
佐々木さんが言う記録をチリアすることによって記憶の精度を高めるって佐々木さんが言うのは、それと似たことだと思うんですよね。
思いますね。
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佐々木さんの興味の置き方が知的生産業理じゃないからそういう表現はあまりしないけれども、
たぶん脳の中で起こっていることとしては同じだと思うんですよね。
僕のほうは行動管理というよりは、概念同士の関係が好きやからそっちのことばっかり記録を使ってますけど、
どういうのを自分の中で精度を高めたいかによって変わってくるでしょうけど、何を記録するかっていうのは。
あと社境をそのまま書き写すということが実際に役に立つという理由もたぶんそれだと思うし。
そうだよね。だからコピーキーでコピーしたらダメなんですね。
確かに人間の頭ってそういうふうにできてるんだなっていうのを、今回は佐々木さんの話から感じたし、
やっぱり今野倉下さんの話もたぶん同じことだと思うんですよね。
そう。だから人が記憶するためには、一回短期記憶にくぐらせてないと長期にいかないんで。
コピーしただけでは当然作業記憶には行きませんし、
作業記憶に行くためには作業をしなければならないんですね。
処理しないといけないんですね、一回その頭の中で。
そこを通らない限りは、頭に入ったという言い方はできないんですよね。
そうか。面白い。
いろいろつながっているということですよね。
まあそうですね。ノートの良さっていろいろありますけど、
全自動で集めてくれることではなくて、いかに書き手を促すかっていうことですね、ノートツールに関して言っても。
そうそう。本当そうですよ。
自分の手で書くことの重要性というのはたぶんなくならないでしょうね。
結局プログラミングでもコピペしたら動くコードを作れますけど、
コピペしただけではその関数を使えるようにはまずならないですからね。
もう一回コピペしないとまず使えないですから、それを繰り返してるとコピペしかコードを書けない人間になってしまうんで。
一回数値を変えてでも、一回自分なりの動作を確かめてみるっていうのを経ないとやっぱり書けるようにならないんで。
そうすると、やっぱり一人の人間に処理できる情報の量って限界あるよなって話になるんですよね。
なりますね。
そうするとやっぱりチームを集める必要があるよなって話に僕には最近なってるんですけど。
なるほど。
やっぱり得意な分野の処理をみんなさんして、それを集めたらいいんじゃないですかっていう話ですね。
あ、そうそう。思い出した思い出した。最後にこの話だけするんですけど。一番最後に。
確か前回やったかな。
POICのウィキが消えてしまったって話、確か前回したと思うんですけど。
インターネットアーカイブのサイトで僕見つけて書くサイト。
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それを全部、スクラップボックスにページをコピーしたんで、多分POICスクラップボックスで検索したら見つかると思います。
読み返したのが非常に面白かったんで。この話も同じなんですけど、僕コピペしただけだとスクラップボックスの表記が太字とかになってないんで。
見出しにするとか行を揃えるとかって操作しながら読み返したんですけど、やっぱりその操作をするとはるかに頭に入りますね。
見出しのレベルとかを意識するんで、この人はこれとこれと同じ流度に置いてるなとかいうことがはっきりわかってくるようになるんで。
これもやっぱり自分でやってみる、自分で操作を通してみて読みが深まるっていうのもあるんで。
結構飛ばしましたけど、これ結構重要だと思います。
あれじゃないですか、それを勉強ってんじゃないですか。
たぶんそうやと思いますわ。ああ、こういうことやねんなというのを思いましたわ。
勉強ってそういうことですよね。もちろん資料を集めたり参考に読むってのはもちろんあるけれども、
自分の頭の中で再構成するっていうことですよね。
もともとあるウィキを、スクラップボックスのプロジェクトに見た目が揃えてるだけなんですけど、
それでもやっぱり、ただ漠然と読んでるときよりははるかに頭に入ってきますから。
だからそれも一種の知的作業なんでしょうね、要するにあれ。
いやー、そうでしょ。そうだと思うんですよ。
ちゃんと読むときってこれからこういうふうにしようかなと思って。
本当に結構勉強になったんで。
でもね、そうだと思います。ごめんなさい。
コインクが気になる方はぜひ、情報カードが興味がなくても知的生産に興味がある方は確実に面白いと思うので。
というわけで、この辺にしたいんですけど、何か今宣伝したいものとかございます?
うーん、さっきの、さっきのほう。
佐々木さん記録って何の役に立つんですかと。
直球のタイトルの本。
オリゴさんと佐々木さんの本ですけど。
Kindleで550円でUnlimitedでも読めるようになってますんで、ご興味あればご覧ください。
というわけで今回はこのようにしたいと思います。
ハッシュタグを言わなきゃな。
回の感想については、ハッシュタグ打ち合わせキャスト、ひらがなで打ち合わせでアルファベットでキャストまでお送りいただければクラッシュタグ反応できると思います。
はい、よろしくお願いします。
というわけで今回はこの辺にしたいと思います。お疲れ様でした。
お疲れ様でした。