こんにちは、レンです。サイエンマニアはあらゆる分野のゲストを招き、サイエンスの話題を中心にディープでマニアな話を届けるポッドキャストです。
今回のゲストは、アメリカブラウン大学で小惑星や隕石の研究をされているヒロイ・タカヒロさんです。よろしくお願いします。
ヒロイさんは、以前この番組にも登場していただきました宇宙話のリョウさんからのご紹介ということで、これまでNASAのプロジェクトに参加されたり、
あとは有名なのが日本の惑星探査ミッションのカグヤとかハヤブサ2とか、最近ニュースにもなっていましたけども、
そういったところに共同研究者として参加されているというすごい方ですね。よろしくお願いします。
簡単に自己紹介の方、よろしくお願いします。
私は東京大学の教養学部の基礎科学科という、もう今はない学科を卒業していて、
そこで望遠鏡で取った小惑星の被害反射とか、一見して隕石を取ったものとかを企画を始めて、
隕石やどの小惑星が来たかという研究を始めたのが、実際は卒業研究が40年くらい前ですね。
40年前から?
それで1990年に職がなくてアメリカに来て、ブラウン大学に来たのはだから32年前ですね。
卒業研究を合わせると40年くらい前ですね。
それで3年だけNASAのジョンソン研究センターに行ってきて、
それも切れて28年くらい前に、1995年くらいにブラウン大学に来て、
ここにうすってますけど、あ、そっか、音は分からないみたいな。
僕は見えてますね、今。
NASAの実験数の測定とかデータベースとかを担当してるっていう人がいますね。
データベースを管理とかもしてるっていう感じなんですか?
だから特に大学の教授とかに会ったのは、客員教授で極地研究所っていうところに夏崎行ったことありますけど、
基本的に研究員ですね。
研究員で、今もいろいろデータ解析とかもやられてるっていう形ですかね。
はい、そうですね。
NASAはこの実験数のお金出してるだけじゃなくて、私の給料も出してるので、
その何年かのプロジェクトで研究費をもらい続けないと仕事もなくなるっていうそういう立場ですね。
ああ、なるほど。まあ、研究者だからお金取ってこないといけないっていう定めみたいな。
1982年からできてる実験数で、私が2代目の、なんていうか、あれですけど、
もちろんお客さんのデータを測ることが多いので、データ測って入れるまでありますけど。
ああ、じゃあ他の大学からとかも。
それ以上不改良しない。
そうなんですね。解析依頼とかが来る。
それと別に自分の研究は自分でやってるっていう感じですね。
博物館とか研究所のキュレーターに似てる感じですね。
ああ、なるほど、なるほど。
じゃあちょっと今日はそんなひろいさんに隕石のお話、宇宙のお話をいろいろと聞いていきたいと思います。
じゃあ早速最初にですね、この隕石を研究するってどんなことやってるんだろうっていうのをちょっと聞いてみてもいいですか?
そうですね。隕石は古くから見つかってるし、
日本の場合は南極からの隕石を1969年から採取しているので、
歴史もあるし、いろんな分析方法があるんですけど、
例えば元素分析や化粧構造だとか地質学とか、
私の場合はそれがどこから来たかっていう隕石の故郷を探るっていう研究なので、
物がなくても測定できるやり方がないとダメなんですね。
遠くに物があってもできるっていうですね。
ほとんど小惑星って言うんですけど、
なるほど、なるほど。
ですからそれはほとんど太陽の光の反射ぐらいしかないんですね。
近くに行かない限りそれが一番強い電波で、
ですから太陽の光の反射の、もちろん虹の七色みたいな色を見るっていうのもいいんですけど、
可視の光だけじゃなくてちょっと短波長の死骸だとか、
大体大気でちゃんと遮られずにちゃんと見える化粧で言うと、
大体2.5ミクロンぐらいの近赤外光までの反射の光の色、
専門的には分光スペクトルですけど、
その反射のスペクトルを実験室の隕石のいろんな状態で取ったものと、
小学生の表面から太陽の光だけが入っていくのを比較すれば、
理屈としては同じものがあるんじゃないかっていう、
岩石的には同じものっていうのが分かるわけですね。
なるほど、なるほど。
だから遠くのものを当然取ってくるのは非常に大変だというところで、
今手に入ってる隕石がすごいヒントっていうことですね、まず。
それを分析することが。
そうですね。隕石の歴史は本当に古くて、南極隕石はまだ50年ぐらいですけど、
いろんなところに落ちた隕石は隕石と分かってからでもかなり古いわけで、
そこにはいろんな分類が存在するし、そして当然原子レベルまで、
アイソトープ、同位体レベルまでいろんな研究が進んでるわけですね。
なるほど。
ある年に見つかった南極の隕石から、
例えば火星の1970年にバイキングっていうNASAの着陸機が降りましたけど、
その気ガスと同じ素性のガスが入ってたとかいう研究もあって、
太陽系はまだ暑くてガスと塵がですね、太陽の周り回ってる時代に、
それが急速に太陽に落ちながら溶けて、液的になってそれが跳ね返されて丸い球体になったっていう説もあるし、
それともかなり高速な衝突で、または太陽間の衝撃波で瞬間的に溶けて固まったのではないかっていうのもあるんですけど、
どっちもありそうですね。
共通してるのは液的みたいな無重力空間で球体になって固まったのが岩石のマトリックスに入ったという。
確かにそうやって聞くと直接的に太陽が関与した証拠みたいな感じになってそうですよね、その丸いこと自体も。
そうですね。特にこのシーアイコンドライトは気圧性の元素以外は全て太陽の素性と一緒なんですよ。
元素の火がですね。
イオンとか塩素とかガスになって抜けてしまうものは別としてですよ。
具体として残るものだけ見ると、今観測してわかってる太陽の元素比と同じなんで、
だから太陽、つまり太陽系の最初の元素素性と同じものが固まったんじゃないか。
あれですよね、確か太陽系ができて一回氷漬けになるみたいな。
その氷漬けになった中身がどれだけ保ってるかみたいなのも大事みたいなのを聞いたことがあるんですけど。
太陽から遠いところは水の融点よりも低いので、
水のラインがどこにあったかっていろいろ議論がありますけど。
木星ぐらいのからと思ったんですけど。
太陽もあるでしょ、明るくなったり暗くなったりするフェーズがあるでしょ。
土星と木星は一回太陽に近づいてからもう一回離れたっていうグランタックセフアンドビューロンっていうのがあって、
でも木星の周りには氷衛星があるし、当然木星はもうできたときまたは衛星ができたときにはスノーラインより外にあった。
だから問題は火星と木星の間どこにあったかとかですね。
あとリュウグみたいに水が鉱物の中に入ってるんだから、当然氷と一緒にいたわけですよね。
その一緒にいた氷だからそこはスノーラインの外にあったんだけど、じゃあその元となる母天体はどこにあったのか。
リュウグは小さいのでそれが元々の天体じゃなくて、実際は何十キロとか百キロとかもっと大きなものから分かれて割れてきたわけで、
それが小学生体の木星よりにあったっていうふうに普通は考えればいいんですけど、今もあるので。
ただ、グランタック・セオリーによると木星が外にもう一度移動するときに、
ただいいことは、冥王星軌道まで行くのは大変ですよね。
遠いからっていうことですか。
ニューホライズンとか行きましたけど、ものすごいスピードでパッと通りつけただけですよね。
遠くまで行ってそこで止まってまた帰ってくるとか通信送るとか、いろんなありますけど、冥王星まで行ってそこでその軌道に留まるのは相当大変だったんですね。
なるほど。
ものすごいスピードで行くから早く行けるわけで。
止まれないっていうことですか。
そうです。止まるためにはすごいエネルギーというか、水力がないといけないので。
または優しく優しくいろんな惑星でスイングバイしながら行ったら、もう何十年かかるかわかんないみたいな。
そういうことか。
近地急所惑星行くのにも2年くらいかかるんで。
じゃあ早けりゃいいっていうもんではないみたいな。
早けりゃいいものはバイキングとか、バイキングじゃなくてボイジャーとかニューハイズとかやってるわけですね。
もう片道切符みたいなことですよね。
通り過ぎるだけで、それでもう他の太陽系の外まで行ってしまうわけですね。
ただしちゃんとランデブーして観測しようとか、逆にさらに持って帰ろうとか思ったら、その軌道に留まって大きくしなきゃいけないし、
そしてランダーを落としたりローバーを走らせたりするにはやっぱり安定軌道に見ないといけないので。
大変なんだからハードルが。
そうですね。だからヨーロッパとかでそういうミッションやった人は木星軌道だけでもすごいことで。
ですから木星軌道の、もしさっき言ったトルヨ軍が冥王星でできたカイパーベルト天体みたいなのがあるとしたら、
木星まで行けばカイパーベルトが研究できるっていう占めたものなんですよ。
そこまではまだ行けてないっていう、今取り組んでるんですか。
行けてもランデブーしてなんか調べるとか、物を取ってくるとか着陸とかできてないわけですね、カイパーベルトの。
そこはまだ難しい。
水星が来たときも水星とかに着陸するとかいうのもヨーロッパがやりましたけど、
あれもかなり大変な話で、近くに来てたら当然ながら太陽の光とか熱で蒸気が出てくるわけですよね。
はいはいはい。溶けながらやってくるみたいなことですよね。
そうですね。だから危険なんで、でも基本的に探査機ってのは太陽側にないと太陽の光で生きてるので、
いろいろ矛盾があるわけです。ですからそういうときには水星に行きたいんだけど危ないから枯渇した乾いた水星に行こうとか言って、
実はハヤブサ2にはもう一つハヤブサマーク2っていうのがあってですね、計画が。
ハヤブサマーク2。
それはコメットみたいなものとかD型小惑星みたいな氷があるんじゃないかっていうところに、