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フランスの地方に暮らす幸せな一家の第三子には重い障がいがあった 物語はその一家の中庭の意思の視点で語られる
長男、長女、そして第三子の後に生まれた末っ子の葛藤と成長を描き出す 第一回日本の学生が選ぶゴンクール賞を受賞した
クララ・デュポン・モノのうけいれるにはをご紹介します。 どうも皆さんこんにちは、文学ラジオ空飛び猫たちです。
この番組はいろんな人に読んでもらいたい、いろんな人と語りたい文学作品を紹介しようコンセプトに、文学と猫が好きな二人がゆるーくトークする
ポッドキャストです。お相手は私ダイチとミエの二人でお送りします。 文学のプロではない二人ですが、お互いに好きな作品を時には熱く、時には愉快にそれぞれの視点で
紹介していく番組です。 今回紹介するのはクララ・デュポン・モノさんのうけいれるにはです。
松本由利子さん役で早川志望から2023年に出版された本になります。 こちらは比較的最近出版された本になるんですけども、なんで取り上げることになったかと
いうとですね、このラジオで3月ですね、 ビブリオバトルをした時に全121回前の前の前ですね、紹介したグレースイヤーが
チャンプ本になったんですけども、実はチャンプ本もう一冊ですね。 ジョイスの若い芸術家の肖像も選ばれていて、ちょっとそっちも紹介するっていう話は
ではあるんですけども、ちょっとそれは読むの時間がかかりそうということで。 そのビブリオバトルの時にこのうけいれるにはをですね
あの紹介してもらった。すごくちょっと面白そうで気になっていてですね。 まあちょっと今回こっちを先に取り上げようということになりまして
ちょっと最近出版されたというところもあって、タイムリーでもあるのでチャンプ本を差し置いて先に
紹介させてもらうと。 そうですね、いやーでもこれはチャンプ本にならなかったんですけど紹介された時にですね
もう間違いない本だと思いましたので。 間違いなく自分の好みではあるし、うん
間違いなく面白いと思ったので、これはまあもう行きましょうという話になりまして ちょっと今回やられましたね。
でその時にですね、これを紹介してくれた人がですね まずこの小説は石の支店で語られる小説っていう話をされていて
石ってなんだっていう。中庭庭の石の支店っていうちょっと変わった設定というか 私はこれ以外に出会ったことないんですけど
っていうところと、あと話もですね一家に障害のある子供が生まれてしまって長男長女 その次に生まれた子供が障害があってというところで
結構この胸に迫ってきそうな話だったなっていうところもあって 画然興味を持ちました。で登場人物が長男長女
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そしてですね弟がこの障害のある子供を亡くなってしまうんですけれども その後に生まれた第4子まで話が及ぶということで
その構成だけ見てもこれ絶対いい話じゃんっていうなんか 確信もあったのでこれはちょっと行きましょうという話になりましたね
そうですね 実際まあこれ読んでみて本当僕泣けるポイントが結構ありましたねやっぱり
長男の支店長女の支店やっぱそれぞれすごい やっぱり良かったですし
であとこの倉田デュポンモノさんずっとあの歴史小説ですかね 書いてこられた方で
なんかやっぱりその文章がですね特徴的というかですね 淡々と進んでいく小説ではなくてやっぱり結構ですね
語りが意思でもあるんで歴史を踏まえてとか 時代時間の流れとかをすごく感じさせるような語りがあったりとか
心の動きとかも書いていたりしてですね すごい読ませる文章ってこの文章がもうすごく良くてですね
そういったところではすごいあの小説に入っていきましたね じゃあ著者のですね
倉田デュポンモノさんについてちょっとご紹介したいと思います 1973年フランス生まれで大学で古代フランス語なのかな
を学んだ後ジャーナリストとして活躍 98年に作家デビューし中世を舞台にした小説を多く執筆していたと
でこの受け入れるにはを2021年に完工して高校生が選ぶゴンクール賞 ゴンクール賞はあれですね非常に権威のあるフランスの文学賞ですね
それの高校生版に選ばれ 他数々の賞を受賞して2022年にはですね
日本でフランス語やフランス文学を学ぶ学生が投票する 第1回日本の学生が選ぶゴンクール賞というのを受賞しています
なのでフランスでも日本でも学生に選ばれた作品となっておりますね ただ読みやすいっちゃ読みやすいんだけどまあ骨太ですよね
そうですねこの倉田デュポンさんやっぱりあの歴史小説 を主に書かれてきた人なのでやっぱりその視点が今回の受け入れるにはにも入っていると思って
多面的というかですね特徴のある作家さんだなと思いましたね あと後書き解説を最後の読んでいると
著者の方が何でこの作品を書いたかというとご自身の少女時代に現体験があってですね 実際にこの小説と重なるような経験をされてそれを書いたというので
今まで歴史小説を中心に書かれていた人がちょっと今回の作品を書かれたというのが 経緯としてあるみたいですね
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具体的に作品紹介入っていきましょうか ここからですね作品紹介でまずは本書のあらすじを紹介しようと思います
フランスの地方に暮らす幸せな一家 ある日第三子が重い障害を抱えていることがわかった
長男は海外宿第三子の世話にあたけ暮れるが長女は彼の存在に徹底的に反発する 障害のある子供が誕生した家庭の心の変化を精緻な筆記で描く感動小編
ちょっとこのあらすじだけでもだいぶね読みたくなる話なんでもうそんな長くない 小説なので200ページぐらいの小説なので200ページだったけど読み応えがすごかったので
思ったより私ちょっと読むのに時間かかったんですけど でもまあ我々が紹介してきて本の中に比べたら多分短い方
長編小説の中では短い方なので手に取りやすいので このあらすじだけ聞いてビビッときた人はもう読んでもいいんじゃないかなと思います
そうですねちょっとそこにプラスしてですね 作品の魅力というのを3点だけ話したいなと思います
簡単にですけどまず一つ目がですね この作品はもしも障害の抱えている子供が生まれた時ですね
家族にそのような子供がいた時というその設定ですね それを長男の視点長女の視点で語られるというですね
これは結構その自分にも重ねて読めることができるのかなと思うので ここはなかなかあのこの作品の持っているすごい大きな
あの要素かなと思っています あともう一つ 二つ目がですね 受け入れる家族への感情引入っていうのがすごいできる小説かなと思っています
この家族小説なんですけど やっぱりそのご両親の子供へのその献身 すごく献身的な両親なんですけども
まずその姿というのが描かれていますし その両親がどういう考えで
あの子供をまさに受け入れているのかというのがですね 書かれていて まずこの両親に対してもそうだし あとはその長男長女というですね
一番下の子供が障害を抱えて生まれてきたと そこに対してどのように向き合うのかというので
長男長女 結構その正反対の対応をとったりするんですけども でもですね やっぱりそのそれぞれの心の中っていうのが描かれているんで
あのそういったところとか 本当読むとやっぱり自分の感情に打ってかけてくるところがあると思います ここ二つ目のいいなと思うところです
で三つ目がですね この語り手が家の中庭の壁の石というですね 石が語り手という これがユニークな設定で
でもこれもですね ちゃんと何で石が語り手なのかというとですね 説明はもう本当ざっくりなんですけども この地方のその石っていうのは
そういう歴史のある地方で そこの石っていうのはやっぱりずっとその歴史の中で存在していたもので
要はその歴史を知っている石で 人間というのをよく見てきた石で という石なんですけども 神の視点のような
でその石がすごくユニークだし丁寧で優しい語り口で これがまあやっぱり著者の方の文章もいいので非常に読ませるという このあたりがこの作品の魅力として感じたところですね
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この石の視点っていうのが本当にすごく良くて この一家の感情というのに寄り添っているというか 理解している感じがすごくあって
この石はもうすごいこの長男とか長女のですね 心の奇妙をですね 察することができてですね ただただそこにあるだけなんで何もできないんですけども
なんか優しさを感じますよね 優しい詩 あと面白いのが石は中庭にいるんで その石の視界で見える範囲ってすごい限定されてるんですけど
でも石はやっぱ想像力豊かなんで 長男とか長女が外に行った時どういう行動をとっているかっていうのは容易に想像できるって言って
自分実際見てないけどもなんか想像力で外でどのようなことが起きているかっていうのもちゃんと語れる 語れてしまうっていうですね
この辺ちょっとなんか面白いなと思いながら読んでましたね
だいぶそこはね設定のために寄せる感じがするけどね
時折この石の描写が入ってきて 嵐だっけの日にはちょっと砕けるんじゃないかみたいな
恐怖を感じたりとかしているのとかもなんか良くてね この感じはすごい好きだなと思いましたね
あと構成で言うと1章と2章は長男長女と続くんですけど 3章がですね末っ子 生涯の子が亡くなった後の話をその後生まれてきた子供の視点で描いていくんですけど
まあこの辺りからですねもう終始泣きそうな 描写とか感情とかが多くて
これをなかなかちょっと第3章でやられましたね 第1章第2章もすごく良くて
この長男長女の心の変化成長っていうのはすごく迫ってくるんですけど この時間のスパンの描き方はすごくこの作品本当に良かったなと思いましたね
僕はちなみにあの長女の章が一番泣きそうになるところが多かったですね
なるほどね 違いますね 読むしによってもしかすると1,2,3章どこに感情移入をよりたくさんするかっていうのは変わってくるかもしれないですね
あれだもんな 末っ子長男の長女の順番だもんね 長男の ちょっと後で話すかもしれないけど
長男の最後の方だったっけな 自分の居場所みたいな話とかすごいヤバかったもんな
やっぱりそこは読む人によってだいぶ違いそう そうですね そんな家族の話なんですけども
ストーリーの紹介の前に簡単にですね この家族構成を話をしたいなと思います
まずですね 両親ですね お父さんお母さん 町外れに住んでるんですかね 都会とかじゃなくてちょっと田舎に住んでいるんですけども
そんなにお金持ちとかっていうわけではないんですけども なんとか仕事もしつつ子育てもしつつというですね
そんなご両親で ちょっと子供3人生まれるんですけども ちょっと3人目の第三子の子供が障害を抱えているというのが判明して
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でもその後もすごく子供に献身的で 本当にすごく優しくて心の綺麗なご両親だなという
そんなまず両親がいて 子供が第三者で末っ子が出てくるんですけども ちょっとここではそこまでの第三子までの長男長女と第三子だけですね
ちょっと軽く触れたいと思うんですけども 長男はすごく優しい男の子で 子供の時はリーダータイプですね 優しくてリーダーシップがあってという
ただその第三子 赤ちゃんですね 赤ちゃんが障害があると分かった時に愛情を持って受け入れるというですね そのように心に決めてですね
赤ちゃんへの愛がすごい強くなっていくんですけど 一方で赤ちゃん以外のもの 友達とかですね その社会とかへの愛というか関心が薄れていくというですね
大人になっていくとちょっと寂しい人になっていくというですね なかなかすごいもうめちゃめちゃちょっと読んでいくといろいろと考えさせられるような
そんな長男ですね 長女は長男とはちょっと性反対な性格かなという子で ちょっと反抗的ですね
普通ではない子が家にいるというので やっぱりその周りの子供のようなことができないというので すごいそれを恨んでですね
家族に対してもそうだし あとあれですね その長男に本当はかまってほしいのに長男が赤ちゃんのかもから 自分がちょっと面倒を見てもらえないというかですね
注目されないというので やっぱりその家族に対しても反抗的になっていきますし ただこの長女もある段階でちょっと変化が訪れるんですが
そこからちょっと話がもうだいぶ変わってくるんで ちょっとこれもですね ちょっとストーリー紹介でくれたいなと思います
そんな長女がいると で赤ちゃんですね 第3子 赤ちゃんは生まれながらちょっと柔道障害を持っていて 非常に重くてですね 聴覚ですね
耳の聴覚系どうやらあるようだと あとその他のちょっと機能はちょっと損なわれていてですね
でその医師からも生まれた時 嫁3年 3歳までしか生きれないと言われていたんですけども 実際はもっと生きることはできたんですけども
ただ本当に生きていくだけでもすごく大変な そのような赤ちゃんがいると あと最後が祖母ですね おばあちゃん
重要人物で この家族を赤ちゃんの世話もしますし 家族のことをすごくよく見ているおばあちゃんがいて このおばあちゃんと長女の関係とかすごく良かったんですけども
あとこの先 末っ子が登場するんですが ちょっとそこはここでは割愛したいなと思います
で こんな家族構成があってストーリーですね ちょっとストーリー どんな話かというのは本当に簡単に話したいと思います
で これ3章なんですけども まずここでは主に2章までの話をしようと思っています
で まず1章は長男ですね 主人公が長男の視点で 語り手は医師なんですけども 長男にフォーカスした話が語られると
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舞台はフランス南部のセベンヌ山脈という ちょっと山藍の中にある町というか村というか そこのある家族なんですけど
そこの一家で社会に適応できない子供が生まれたというのから始まっていくんですけど それが生涯を抱えた第三子 赤ちゃんですね
生まれたというのが それが判明すると生涯を そこから家族がどうしていくのかというのが語られていきます
で 長男はもともとあの学校で小学校の時とかですね リーダー的存在で正義感もすごく強かったんですけども
本当に子供の頃はですね 自分たちの末っ子ですね 赤ちゃんにハンディキャップがあるというのが分かっても無関心とか
子供だったんで遊んだりしていたんですけども やっぱりだんだん物心ついていく中で自分たちの赤ちゃんにハンディキャップがあるというのも意識するようになっていきます
で 長男はどうしたかというと愛情を注ぐようになっていったと 赤ん坊を愛そうとして努力していくんですけども
ただ一方でこの重度障害を抱えた子供をどのように育てていくかというところですね やっぱりその家庭 一家族で面倒を見ていくというのはちょっと仕事をしながらとかではもう無理な話なので
その託児場に預けたりしていくんですけども 最初は預けられたんですけども やっぱりその障害が重いと ちょっとうちの託児場では面倒が見れないと言って受け入れができないと言われて
で 両親がもういろんなもう行政機関もあったりして探すんですけども もう全然見つからなくて すごい冷たい対応をされて
で そこでこの長男もですね そこからもう行政に不信を持つようになっていったりするんですけども でも あのある修道師が
修道師が運営するある施設に赤ちゃんを預けられることになったんですけども 家からかなり遠くにあるとかですね それなのでちょっと長男は赤ちゃんをそこに預けるのはちょっと不満だなぁと思ったりもします
この辺はですね あの面白いのは長男はその 看房をそんなところに預けていいのかっていうちょっと不満を
不満とか不安を抱えるんですけども 一方で両親とか親戚とかはですね やっとこの赤ちゃんを受け入れてくれる施設が見つかったってすごく安堵するというですね
この辺のちょっとギャップはなかなか読んでて面白いところだなと思いました ちょっとそこから時間は流れていくんですけども 長男が若者に成長していって その赤ちゃんですね
最初は余命3年と言われていたんですけども そこから数年 さらにはもっと生きるようになって 施設から家に戻ってきたりすることもあります
そこでですね まあ再開したりもするんですけども
その赤ちゃんがゼッコが10歳の時ですね やはりそのもともとも生きていくだけでもすごく大変だったというところはあったんですけども
亡くなってしまうと その子供の葬式が行われるんですけども そこで長男もすごく本当に愛情を注いで
逆にその末っ子以外のものへの関心がちょっと薄いような状態で これまで来たのでこの赤ん坊が亡くなって葬式が行われて その後ですね
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ちょっと長男の心が閉ざされてしまって ちょっと大人になっていくというですね
ちょっとそのようなところでちょっと第一章 長男というのが そんな話が語られたというところですね
そこだけでもですね 結構読みごたえがある章なんですけども この後ですね 第2章があります これ長女ですね
次はちょっと長女をフォーカスして話がされます 流れとしては長男と同じです その自分の家庭に第三子が生まれて ただ障害があると
それで長男は子供に愛情を注ごうと思ったんですけど 長女はちょっと反応は逆で
ちょっとそういう障害がある子供が生まれたというので その瞬間からちょっと恨むようになります やっぱり家に友達を呼ぶこともできなくなりますし
両親とかですね 長男が本当だったら自分に愛情を注いでくれたり 自分をかいがってくれるはずなのに 両親も長男も自分よりも
第3子の赤ん坊の方に注目をするというので ちょっと長女は反抗的な子供として育っていくんですけども それがですね
中学 高校もですね 高校も学校で反抗的なことして大学になって また違う高校に入り直したりするというですね
ちょっとそういう道のりを歩んでいきます そんな長女にとって心の癒しは祖母 おばあちゃんでした
長女がもう奇抜なファッションするようになったりとかですね あとボクシング通うようになったりとかですね なんかその白い目で見られそうなことをするたびに
このおばあちゃんだけはそれおしゃれだねとか ボクシングいいねとかって言ってね そういうかの応援してくれていたと そんなおばあちゃんもある時ですね
亡くなってしまうと で結構このおばあちゃんが重要人物なんですけども やっぱりその時には赤ん坊の世話をしたり
家族 長女含めてですけど全員を見ていたんで やっぱりおばあちゃんがちょっといなくなってしまうと ちょっとですね
もう家族がちょっとバラバラになってしまうようになって そこからですね長女が一気に変わっていきます
もう長女がですね これ小説にも書かれてたんですけど 今こそ戦うべきだって決意してですね
すごい冷静沈着な力が沸き上がってきて ここから長女が今まで何だったんだって思うような変化が起きてですね
長男とか両親が抱えている課題ですね やっぱり赤ん坊の面倒も世話もしないといけないし でも生活もあるしというところで
じゃあ長女がどうやったら家族がこの不安定な状況から脱することができるかというので その課題と解決策というのを手帳に書いて実行していくというですね
この辺りからもう一気に展開が変わっていくんですけど そうやって長女は家族のために尽くすようになっていくと
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たださっきの長男と同じような展開で第三子のSXが10歳の時亡くなってしまって そこで長女も今まで家族のためにすごく頑張ってきた長女だったんですけども
ちょっと第三子が亡くなって そこからどうなるのかというですね 大人になっていくわけですけど どのような大人になっていくのかというですね
ちょっとそこが問われるようなですね 展開になっていくというのが第二章のちょっと最後の終わり方のところですね
本当にざっくりですけど第一章第二章と そういう長男長女が第三子 障害を持った子供が生まれて
あそことにどのように向き合って 最後ちょっと第三子は亡くなってしまうんですけども 亡くなってその後ちょっと大人になっていくというですね
そこまでが語られるというところですね 最後第三章というのがあるんですけども
これはですね さらにちょっと時代が流れて家族に新しい子供が生まれて 第四子末っ子になるんですけども その末っ子の視点から語られる
これがまたちょっと違ったすごく新鮮な話になっていて ちょっとここではですね 割愛するんですけど これもですねすごく面白い
読んで味わってほしいなと思える章ですね ちょっとここまでストーリーを
ストーリーとね家族構成の話に行きましたね まず前半というかもう最初の方はもう両親がこの子供
まあ障害を持った生まれた子供を いろんな病院とか薬所とか連れてってなかなかうまくいかないというか
補助金だっけ 助成金だっけ わかんないけどそのお金の申請とかもおりんだかおりないんだかわかんない
みたいなことだったりとか 助けてもらえるのかもらえないのかわかんないみたいな
結構たらい回し感のあるシーンもあって なかなかそこのあたり読んでてしんどいなっていうところ でもねその中長男がね
徐々に自分の弟を大切にするようになっていって 彼がまあいろんな成長の仕方をしてこの弟との接し方っていうのが変わってくるんですけど
その一連の流れを見てると自分も同じようにこの弟がいるような感覚になるし すごく小っちゃい時から彼が本当中学生とか高校生ぐらいまでかな
なる間のことが結構描かれるんで時間もね本当この時の1年2年って大きいと思うので そういう時間経過を感じることができる話だったなと思います
これはもう長女も一緒で 長女もどんどん大きくなっていくけどそれに伴って自分の感情も変わっていくし
家族との付き合い方も変えていくっていうところは読んでて ありで言えば思春期とかなんかっていう言葉で片付けられてしまうのかもしれないんだけれども
丁寧に描いてるなって印象はすごいあって迫ってきましたね 全体的には両親も含めてなんだと思うんですけど
やっぱり最後の末っ子の部分もそうなんですけど この家族が成長していく話だったなと思っていて
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この感情はもう本当読み手も一緒に追体験できるので 自分も一つなんか気持ちが強くなったような気がしましたね 読み終わった時に
すごい読んでて自分の話ではないんですけど やっぱりちょっと心が重くなるようなところがありましたし
でもやっぱりちょっとこの作品の終わりのところの話になるんですけども 一番最後のお母さんのセリフがすごい印象残っていてですね
一番最後のやつでしょ もう一番最後ですよね もうミゲーすぎるよあれは
一人一人の子供について一言ずつ述べていくんですけど これすごい最後感動しましたし
やっぱその子供をそのように見れるっていうのがすごいちょっと希望を持ってたんですね これはちょっと読んだ人となんか共有できそうな話になるかもしれないんですけど
読んでない人はちょっとイメージしづらいと思うんですけど 本当これ読んでその最後のお母さんのこのセリフを読んで
なんかすごくねその希望を持てるようなところもあったし でもそこまではやっぱりちょっと大変だなと思いながら読んでいましたし
これ本当さ冷静に考えたら家族崩壊してもおかしくないような状況だからね
しかも長女は実際に反抗的な子供になっちゃってましたし 完全にヤンキー化しましたからね一時期ね
で長男も子供への弟への愛情が強すぎてちょっと依存傾向にあって なんかちょっとバランスが崩れていたと思うんですね
なんかその社会となんていうか よくそうですよね崩壊しなかったなって本当に思いますね
それはちゃんと丁寧に描かれるからすごい作品だなって思いましたね
あの丁寧というところではやっぱりあの長男の第一章 僕意外とですねちょっと読むのに時間がかかりましたね
長男がなんかなんていうか子供の頃からちょっと大人びているというかですね ちょっと人生を択感しているようなところがあって
長男のその第二章はすごく読みやすかったんですよ なんか長女のノリがわかるというか
自分ももしかしたらこういう時は長女みたいな傾向になるんじゃないかなと思いながら
わかると思いながら読んでいたんですが 長男の方はですねそういうふうに長男成長していくのかとか
そういうふうな考え方に持つようになったのかって思いながら ちょっと自分とは違うような人物像が長男かなと思っていて
この辺でちょっと1章2章の読むスピードちょっと自分の中では違いがありましたね
あーなるほど 個人的には長男がまた3章で末っ子の視点から大人になった時の長男が描かれるんですけど
なんかそこまで含めてすごくまあ私は惹かれてしまう人物で おそらく諦めもあったし
自分の大切にしていたもの愛情を注いだものがなくなってしまったっていう感覚があるから きっと彼はちょっと孤独に生きようとしてるじゃないですか
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それもきっとどっかでまた変わるんだろうなみたいなのもちょっと見えるし このねあの末っ子の登場でね
そういうのも含めてすごく長男には惹かれたなぁ 僕は長男で感動的だったのは将来何になりたいかっていうところで
職業とかかな 学校でとられた時に長男は長男って答えてたんですね
あーねあったねそのシーンね 長男としてのプライドを持って
それはもう絶対プライドを持ってたと思いますし それはまあ小学生の時の話かな確か
その後は大人になっても最後長男はいつまで経っても永遠に長男だったっていうようなですね
そういうようなことが書かれていて ずっと長男は長男としての振る舞いを続けていたっていうの
なんかそういうのにすごいその長男の人間性というか すごいやっぱりグッとくるものありましたね
あと僕は個人的には長女の話 第2章から一番感動ポイントが多かったなぁと思っていてですね
長女がそれまでの反抗的な人から 家族が本当にバラバラになりそうでピンチになった時に
家族を何とかしようと心を入れ替えるところがすごい印象的でしたし
長女のところでいろいろ触れたいところはあるんですけども まずですねちょっと強いてここというところでは
これあの97ページで書かれていたんですけども 長女がですね大人になってからその回想を振り返った時に
もし自分の子供に問題があると思ったら 家族の他の子供たちにも常に目を向けているべきだと思うの
というセリフを言っていてですね これも長女が現体験ですね
末っ子が障害があってちょっとみんなそこに注目をしてしまうけども そうなると注目されなくなった他の子供たちはやっぱり反抗心を持ったりとかですね
なんか拗ねたりとか言ってしまうので そういうのも分かって長女が常に問題がない子にも目を向けるのが大事だっていう
これはもうおばあちゃんが言ってたことなんですけども それをね語っているところとかすごい心に残りましたね
ここはでもいいですよね なんかあんまり今まで我々話ないですけど この祖母の存在っていうのがね本当にね
この長女にとってねすごく大きくて 祖母がいなかったらちょっと危なかったっすよ
危なかったっすよ 僕はすごい感動したのは長女が高校生の時
ちょっとヤンキーみたいになってたんですけども 週に1回は祖母の家に行って 祖母が人生で1回だけ海外旅行行ったことがあってですね
それはハネムーンでポルトガルに行ってたんですけども その時の写真をですね2人で眺めるっていうですね
それを週に1回行うと 祖母がポルトガルに関する話をするっていう ちょっとした描写があるんですけど
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そこのところはなんてことはないんですけど泣きそうになりましたね
いいっすよねここで 長女はすごいおばあちゃんのことが大好きだった
ここで出てくるあれですよね このオレンジ風味のゴーフルが その後ね結構パンチ効いてくるからね
伏線になってね なんかね長女はこの環境の中で 長男とは違う択感の仕方をしていくなと思ってて
その関係の持ち方とか でまぁあの実際に彼女はその後海外で男性と知り合う
恋に落ちるけれどもね その一連までのなんか自分と人との関係みたいなのに関して
なんかあの まあ普通の人にはこのいろんなことを感じるようになってっていうのをすごくそういう成長の
仕方をするから個人的には あのまぁさっき一番最後みたいなことを言ったんですけど全然別にあの長女のことが
なんかあのどうでもいいと思ってるわけじゃなくてすごく長女の成長もですね あの迫ってくるものがありますよね
そうですねでちょっともうさっきストーリー紹介では出てこなかったんですけど結構末っ子が やっぱりこの亡くなってしまった自分の兄の存在を
何だろう常に意識していてこうちょっと辛いところで言うと自分が生きていてみたいな 兄さんの場所を奪ってしまってごめんなさいみたいなことも考えたりしたりしてるけれども
でもやっぱりこの代わりにまた改めて家族を繋ぎ止める存在にも多分なってるなと 兄とのねシーンとかもあるし
兄はねもう亡くなっちゃった子に執着してるんだけどでもやっぱそれを多分この末っ子が 少しずつでもなんか入っていけそうな感じもするし
そういうのがちょっと描かれるからこう やっぱり個人的には末っ子の章がもうなんかいろいろ泣きたくなるのが多かったですね
そうですねいや末っ子の章も本当にもうすごい考えさせられましたね なんかその長男長女だけがなんかやっぱり全てじゃないというか
やっぱりその先にも末っ子のような存在が出てくるとまた全然違った光景になっていくっていう
じゃあ最後いつも通り感想とどんな人に読んでもらいたいかお話しして終わりたいと思います じゃあ私の方から200ページ切ってる作品なので
短いなと思ったんですけれども結構濃厚な話なので結構一気読みにはもってこいかなと思う ので半日くらい集中して読める時間があるっていう時にですね
ぜひ読んでもらいたいなと思います 1章2章3章とですね結構違った感情が味わえるけれども最後すべて繋がってくるので
あのぜひですねこうグッと分けずに読んでもらえたらいいんじゃないかなと思いました ラストは本当家族の絆というものがですね
感じられる一冊なのでぜひ家族もの好きな方にはおすすめだなと思っております そうですね僕は文章がすごく良かったなと思って
いながらのすっしっかり噛み締めて読んだというだけ読み方ができました ここ私が数日ぐらいかけて読みましたね
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やっぱり長男長女末っ子もですけども それぞれの子供たちのその心の変化が感じれてすごく感情が動きました
高校生が選ぶコンクール賞受賞しただけあって やっぱり高校生の人とかが読むと本当にすごく
どんぴしゃな作品なのかなと思いますし まあでも大人向けなのかなと思います
人によってはですねやっぱり読むと人生振り返ることになりそうだし 家族を見る目が変わるかもしれないというですね
それくらい考えさせてくれる小説だと思ってますので これはもう高校生から大人まで読んでほしいなと思いました
次回はですねケビンチェンの亡霊の地をご紹介いたします お楽しみに
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