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2023-09-11 17:08

ジャニーズ性加害問題を、子どもと話す

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ジャニーズ事務所の会見が大ニュースになったことを受けて、我が家では、子どもたちと性被害について話しました。今回はそのほかに、性教育をどうしたか、子育てにおけるスタンス、なども話題にしています。

【今回の内容】

無かったものとはできない/我が家の性教育/ジャニーズ性加害問題をどのように話したか/子どもは対等な人間/私が私を信じない/兄弟の子育て


 *おたよりはこちらから https://forms.gle/UpMpXFsNVJiJeyhp8

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迫真のイドバタ番組、職業、主婦です。主婦の目線で世間を見る、イドバタ会議的な番組です。
縁の下から社会を支えている、けど意外と知られていない主婦の世界を、都内で子育て中の私、PIUがご案内します。
主婦の方だけでなく、主婦のパートナーの方にもヒントになればというのと、主婦が身近にいないという方にも楽しんでもらえたら嬉しいです。
今回は、最近事務所が会見をしました、ジャニーズ性加害問題についてお話したいと思うんですね。
これ繊細な話題ではあるんですけど、大事かなと思います。
私はジャニーズに推しがいるわけでもないし、いたこともないんですけど、光源寺から始まって、多くのジャニーズ事務所のタレントさんはテレビを中心によく見てきたんですよ。
本当にここ数年で、時代というか社会が変わっていってるっていうのを体感するんですけど、これまでずっとないものとしてきた、見ないようにしてきたものを直視して、乗り越えていかないといけないっていう、そういうフェーズですよね。
性被害の被害者の方っていうのは、中学生、高校生、そんな10代の頃にね、被害を受けて、何十年経ってもね、そのせいで心身を病んでる。これは本当につらいことだなと思います。
我が家もね、中学生と小学校、高学年の男の子がいまして、これ全く人事ではないっていうのがね、まずありまして、それに加えて今回ニュースでもね、すごく会見も取り上げられてて、子供も目にして耳にしてるんですよ。
だから我が家の中でもね、これはなかったものとはできない。親も直視して、子供とどう向き合っていくか、これを考えて行動しないといけないっていうことで、今回はね、我が家がどのようにしたかっていう話を中心にお話ししたいと思いました。
もしかしたらこの話をね、子供とはしてないっていう、そういうご家庭が大半かもしれないんですけど、我が家は我が家なりに考えて行動したんですね。
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まず我が家の性教育についてお話ししておきますと、これはね、まだ上の子が小学校低学年で、下の子が幼稚園とか、それくらいのときに性教育についてちょっと学ぶというかね、講演みたいなのを私が聞く機会がありまして。
内容としては、性教育は2歳からでも早くない、したほうがいいっていうようなね、そういう感じだったと思うんですけど、とにかくそのときに、我が家も今すぐ子供と話さないといけないなと思ったんですね。
その後、その話を夫にもして、3冊くらいね、性教育の本を絵が多い、子供が親しみやすいような絵本みたいなのを借りてきて、それを子供に見せて話したんですね。
まずは水着ゾーンの話。水着で隠す場所っていうのはプライベートな場所だから、ここは大事にしようねっていう話ですね。
それから大人になるとどういうふうに体が変わって、どういうふうに赤ちゃんができてっていう。
これね、かえって子供が大きくなった後にそういう話をすると、親子お互いに抵抗がある、そういうようなお話もそのときに聞いたんですね。
すごく納得して踏み切ったんですね。
やっぱりね、お父さんお母さんはっていうような、そういう話にもなるんですけど、冷静に話すようにするんですね。
最初はね、絵本の絵を見て、何これっていう感じで、茶化すというか照れてというかね、そういう反応をしていたんですけど、子供たちも。
でもこちらも冷静に話す、そうすると向こうも冷静にそうなんだっていうふうになったんですね。
それはそうとしても、今回の話はまたね、より踏み込んだ複雑な事案ですよね。
犯罪でもあるし、私自身も報道が増えるにつれて、いろんな詳しいことを知るようになって、かなりショックを受けたんですね。
今回会見があって、ずっとニュースでもやってるし、そこに出てきたね、東山さんのことも子供たちは知ってるんですね。
これ何?何これ?何があったの?どうしたの?っていうことになるんですね。
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それに加えてニュースではね、性被害問題でっていうことを繰り返すんですけど、その言葉を繰り返すばかりで、被害者の訴えを具体的に目にしていないと、何を言ってるか子供はわかんないですよね。
何が起こって、何が問題で、今どういう状況なのか、私自身は新聞記事で見たりとか、他の媒体でもね見たりしてますけど、
同じような内容で子供が読んでるものには現れないので、子供としては知るチャンスがないわけですね。
そこで我が家では、まず私が説明をしたんですね。ジャニーズ事務所っていう日本でもね、相当大きな芸能人の事務所があって、男性タレントがいっぱい所属していると。
そこには200人くらいの子供たちが所属するスクールみたいなものがあって、小学生の子から中学生、高校生、そういう子でデビューをするために、アイドルとしてデビューするために踊りなんかを一生懸命練習している子たちがいて。
そこには合宿所っていうのがあってね、そこで性被害が起きたと。ジャニーっていう事務所を作ったおじいさんがいるんだけど、この人が何十年もの間ね、少年たちに性加害をしていた。
このおじいさんはもう今亡くなっていない。そういう話をしたんですね。ここで子供たちからは当然質問が来るわけですね。性加害って何?これはさすがに言い淀んでしまったんですけど。
具体的にね、夫が説明したんですね。これ性加害と言われただけだと意味がわからないからリアリティもないし、だからこう自分にも関わってくることだっていうのを感じられないと思ったんですね。だから話さないといけないと思いました。
それから実際に子供たちにはね、何かあったらちゃんと親に言うようにねっていうことを言ったんですね。お母さんに言いにくかったらお父さんに言ってねっていうことを言ったんですね。
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そうは言ってもね、実際もし何かあったらやっぱり親には言いにくいっていうことを思うと思うし、そういうようなことも言ってました。でも言ってほしいっていうふうに伝えました。
今回の問題はね、親がどれだけ逃げずに向き合うかっていうのも試されてるように感じたんですね。だから我が家では、これが正しいかどうかはわからないですけど、我が家ではそういう行動をしたんですね。
この時はね、子供たちにどうして今こういうことが報道されるようになったかっていうことも聞かれたんですよ。
だから私の把握してる範囲でね、イギリスのBBCが報道したこととかね、社会の認識がここ数年で大きく変わったことなんかをね、これまでは当事者が声を上げづらかった状況。もちろん今もですけど。
たくさんの男の子たちが辛い思いを隠して我慢して押し殺してきて、ここまで来てるっていうこととかね、メディアの状況なんかをね、話したんですよ。
我が家はそもそものスタンスとして、子供も一人の人格を持った人間っていうの、こういうのがあるんですね。
だから今回の問題も、そこはある意味対等にというか、言わないのはフェアじゃないし、おかしいと思ったんですね。
特にね、うちは兄弟それぞれで全然性格も違うんですよ。同じ男の子でも全然性格も違うから、それぞれが違う人間っていうのを日々ね、意識せざるを得ないっていうところがあるんですね。
だからより人格を持った人間、それって当たり前なんだけど、しっかり意識して過ごしていないと、親ってつい子供を守ってやる存在的な、上から目線でね、子供を自分の付属物、言うことを聞くのが当たり前みたいな態度になりかねないと思うんですね。
確かにまだいろんな未熟なところがあって、保護しないといけないっていう面はあって、助けてあげないといけない。もちろん助けるんですけど、でも子供の意思とか考えは大事にしたいんですよ。
だからなるべく本当に対等な存在としてね、付き合いたいというのがあります。そうすると、実際可愛いし、すごい可愛がるんだけど、ある意味での付き話も必要となってくるかなと思います。
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例えば将来について、特定の職業を進めるオスみたいなことは絶対にしない。これは子供たちで考えてほしいんですね。
私、医者になった方で、小さい頃からね、医者はいいぞっていうことを親にずっと言われて、そうだなと思って、医学部に行って医者になってっていう、そういうパターンをね、何人か知ってるんですね。
実際そういう方は親に感謝してるから、それはそれで幸せなパターンかもしれない。それは本当にそのうちそれぞれの考えなんですけど、私はそういうことを絶対にしたくないんですね。
第一、時代は移り変わってるわけなんですよね。私の価値観っていうのが、既にして古いものだっていう、そういう自覚があるし、実際子供たちが大人になる頃には、働き方も当然新しくなりますよね。
だから価値観を押し付けたくない。私が私のことを信じていない。そういうこともあるのかなと思います。
ここまで言ってきたことが、どれだけ実行に移せているかっていうのは、ちょっとわかんないですけど、こんなそうやって言ってても、子供に言うことを聞かせようとしてるっていう場面も、客観的に見たらもしかしたら多いかもしれないし、実際起こっちゃうっていうのは、大人の理不尽というときもないとは言えないわけですね。
でも、対等な人間っていうのを意識しているっていうことが大事だっていうのは、信じてるんですね。
意識しているっていうことで言えば、ちょっと今回の話とはずれちゃうかもしれないんですけど、子育てにおいて兄弟を平等に扱う。これもすごい意識してますね。
本当に性格が違うから、それぞれでもちろん対応は変わってくるし、変えることも必要だとは思うんですけど、子供たちが不平等感を抱かないように、2人が2人とも本当に大事な存在なんだっていうことは、これは普段から伝えてます。
私は一人っ子で、一人っ子は兄弟が羨ましいっていうのもあるにはあるんですけど、一人っ子は比べられないっていう良さもあるんですね。親の愛を疑わないというか。
でも兄弟って、すごいいろいろですよね。仲が良くて助け合ってっていうふうにうまくいってる兄弟ばかりではない。だから少なくとも親にできることは、2人とも素晴らしい存在でお互いを思いやってほしい。それを伝える。
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それにはなるべく平等ってものを常に意識する。それかなと思ってます。
今のところ子供たちは本当にお互いがお互いを大好きで仲良くやってまして、たまにいがみ合いもあるんですけど。
親は先に死にます。その時にお互いで力になってくれればと思います。最後まで聞いてくださってどうもありがとうございました。
最初の本題に戻るとジャニーズ事務所の会見のことですけど、あれを見て、もう私ずっと見てたわけじゃなくて、切り取られた映像を見てるから隅々まで理解してるわけではないんですけど、
とにかくそれを見て、今後被害に遭って苦しんでる方たちがその苦しみを少しでも減らしていけるような、本当にそういう方向に進んでほしいなと心から思いました。
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それではまた。
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