2023-09-04 17:17

「バービー」が良かった!

PIU
PIU
Host

映画「バービー」を観てきて、ここが良かった!をお話してます。

ネタバレには気をつけたつもりですが、気になる方は、ぜひ観た後にお聴きいただけたら嬉しいです!

【今回の内容】

映画の値上げ/観る人の価値観が試される/コメディタッチなのに、つつつーっと涙…/人形の世界を純粋に楽しめる/自虐する企業の戦略が鮮やか

☆44話目「親子で、スーパーマリオ万歳!」はこちらからhttps://open.spotify.com/episode/1msfcbOA1mqnBEHhIolsYd?si=FKjZDmneTCCcuMDZliiCuw

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迫真のイドバタ番組、職業、主婦です。主婦の目線で世間を見る、イドバタ会議的な番組です。
縁の下から社会を支えている、けど意外と知られていない主婦の世界を、都内で子育て中の私、PIUがご案内します。
主婦の方だけでなく、主婦のパートナーの方にもヒントになればというのと、主婦が身近にいないという方にも楽しんでもらえたら嬉しいです。
今回のテーマは、映画バービーが良かった。皆さん映画って映画館に見に行きますか?
私はね、そんな頻繁には行けてなくて、以前スーパーマリオブラザーズの映画見に行ったっていう話をしたんですけど、それ以来映画を見に行ってなかったんですね。
そもそもね、スーパーマリオブラザーズの時は子供たちと行ったし、子供たちがね、見て楽しいだろうなっていうのがきっかけだったんですね。
だから夫婦でゆっくり映画を見に行くっていうのがね、何ヶ月なかったっていう感じなんですけど。
久々にね、映画バービーが話題になってるっていうのを見て、たまたま夫の方から言ってきたんですけど、夫もバービー気になってるから見たいなっていうことで、子供たちが2人ともね、それぞれの予定があって用事があっていないですっていう夏休みのある日に夫婦で行くことにしたんですね。
でもね、最近って大人が映画を見に行くとね、2000円するんですよね。1人2000円。いやー、ちょっとずつ上がりしてますよね。で、2人となると4000円っていうことで、ちょっとね、おいっそれとはいけないというか、本当に行きたいのかっていう。
一旦考えてからっていう感じにはちょっとなっちゃうんですけどね。本だったらね、ちょっと本も上がりしてるけど、でも本だったらもう一回読めるし、でも映画はね、一旦見てそこで体感したらそれで終わりだしなーと思ったりとか、そういうね、ちょっとケチくさい思いも出てきたりもするんですけど。
でもね、結論から言いますと、もうこの映画ね、本当に行って良かったなと思いました。内容的にね、本当に良かったなと思ったんですね。値段的にも夫がね、ちょっと安いプランを探してくれて、何百円かね、お得に見ることもできたんですけどね。
なるべくね、今回これネタバレをしないようにお話をしようと思うんですね。詳しいあらすじなんかは言わないで、私が受け取ったメッセージとか思ったこととかをお話しすることで、まだ見てないっていう方はぜひ機会があったら見てほしいなっていうのがあってね、ご紹介することにします。
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けど、どうしてもね、どこまでがネタバレかっていうのはちょっと人によって違ったりっていうのもあるし、どうしてもそれはネタバレちゃうところもあると思うんですね。
だからもしもう見る前にね、何にも知りたくないっていう方はぜひ見てからもう一度聞いていただけたら嬉しいですね。
けども、私が話したことを知った上で見ていただいても、実際の映画にはね、全く私が語り尽くせない魅力が多々あるっていう、そこだけはお伝えした上でお話ししようと思います。
この映画は簡単に言うと、笑えるのに涙がどんどん出てくる。隅々まで現代的なメッセージが詰まった映画だった。
簡単にあらすじをご紹介しますと、主人公はバービー、人形ですね。スタイルが抜群で、本人がここは完璧だって言ってるね、この人形の世界で楽しく暮らしてたわけですね。
毎日のようにね、パーティー、ドライブ、サーフィン、そんなことをやってるわけですよ。
この世界では女性がとにかく輝いてて、活躍しててね。男性は数も少ないし、立場も弱いんですよ。
その中の男性であるケン、彼はね、バービーとボーイフレンドというか、この二人の関係性も映画のメッセージの肝の一つなんですけど、
バービーの体に異変があったんですね。その異変があったっていうことをきっかけに、ケンと二人で人間の世界へ行くことになったんですね。
このバービーたちが人間の世界でね、いろんな衝撃を受けるんですね。
今までのバービーランドとは、周りの人々の様子も違うし、その人たちがかけてくる言葉も予想外の言葉をかけてくるわけですよ。
視線も違うし、社会の状況も違う。何もかも違うわけですね。
そういう違いに、バービーはバービーで驚くし、男性であるケンはケンで驚きの連続衝撃を受けるわけですね。
その後、人間界でも人形界の方でもね、様々な変化、波乱、変革も巻き起こっていくわけなんですね。
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その中で、見ている私たちがね、次々と本当にね、いろんな点で自分の価値観を試されるんですね。
まずね、男性と女性の立場だったり、力関係だったり、フェミニズムに関してとかね、そういうことを問いかけてくるわけなんですけども。
単に女性の権利が第一とか、そういう描き方は一切してなくてね、複雑な見方を提示してくるんですね。
これがね、本当に考えさせられました。皮肉たっぷり、いろんなところに細かく皮肉が込められてるんだけど、男性に向けてだけじゃなくて女性に向けてもね。
これがね、全体的に見るとすごく笑えるんですよ。コメディとして上手い作りなんですね。
人間界は男性優位社会として、人形界は女性優位社会として描かれてるんですけど、これね、これまでも何かしら目にしたり耳にしたりしてたね。
男性優位社会、女性優位社会、それぞれの良さと異常さっていうのが、映像で見るとね、これまで理解したつもりになってた価値観もかなり揺さぶられたんですね。
表面的だとしても多少理解していると思い込んでた社会の構造、これもね、結局私自身の過去の経験に基づいた土台があっての主観的なものの見方だったなっていう、そういうことも思ったんですね。
そういう社会で、それぞれの性、女性がどんな複雑な気持ちを抱くか、逆に男性がどんな苦悩があるのか、そういうのをちゃんと描いてて、コメディタッチでね、描いてて、男性と女性と、そうは言ってもね、やっぱり特徴の違いみたいなのがあると思うんですけど、そこもね、上手に描いてて。
女性が見ても男性が見てもわかるわかるとかね、励まされているように感じたり、自分の生き方を問い直すきっかけになったりするんじゃないかなと思うんですね。
これね、人形界っていう架空の世界を交えて表現されてるっていうことでね、変な嫌味みたいなのも減って楽しく納得できるっていう、そういう感じがしました。
もっと言うと、男性女性だけじゃなくてね、LGBTQの方だったりマイノリティの性のこと以外でも、社会でちょっと生きづらさを感じることがある人とかね、いろんなモヤモヤを抱えている人が、それぞれの思いを投影できる、そういう場面が作ってあるなと思いました。
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だからね、見た人それぞれが違う見方で見る、違う感想を持つんじゃないかなっていうのがありましたね。それは映画はみんなそうなんですけど、何を見てもそうですけど、なんかね、より違う視点でいろんな角度から考えられるんじゃないかなと思ったんですね。
それから老い、老化、老いというものも描いてましたし、肩書きを重視しがちなこの社会、そこへの指摘とか、あとね、自分の頭で考えることの大事さとかね、とにかく自分、自分というものを見つめるっていうことをね、いかにおろそかにしがちかとかね、
そういういろんなメッセージをね、私が見ただけでもね、受け取りました。
楽しくコメディータッチで作ってあるにもかかわらず、私ね、途中からつつつっと涙が出てきたんですね。
最後までそういう涙のシーンも多かったんですけど、私自身は明確にこのセリフ以降、涙が出てきたっていうシーンがあったんですけど、内容としては、女性は男性からも女性からも嫌われてるっていう、そういう内容のセリフだったんですけど、
女性がね、社会からどういうふうに見られてるか、それを改めて突きつけられたっていうのがね、なんかショックを受けたんですね。
で、後半にかけて、どんどん泣けてきたんですね。
でもね、悲しいとか悔しいとか落ち込みみたいな不の感情だけじゃなくて、すごくね、見た後に勇気、自己肯定感みたいな励ましのメッセージをね、強く受け取って、最後には肯定的な感情があふれるんですね。
それからね、この映画ね、単純にこれはね、人形の世界を純粋に楽しめる。
私はね、バービー人形で遊んだことはないと思うんですけど、リカちゃん人形はね、一応うちにあったんですよ。
映画にもね、ひどいことをする例として出てくるんだけど、髪の毛を切ったら伸びてくるのかなっていうね、本当にバカなことを考えて、美容師さんになった気分でリカちゃんの金髪をカットするっていうね、ひどいことをしたこともあるんですね。
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もちろんね、髪の毛は伸びてこないしね、悪いことをしたっていう意識が今でもあるんですね。
そんな感じで、リカちゃん人形の思い出はあるんですけど、バービーの世界で、ああ、あれ、昔遊んだやつみたいな、そういう具体的な感動っていうのはなかったんですけど、
でもね、懐かしさっていうのはすごい感じて、うまく人形の世界を再現してあって、すごい夢があるなと思いました。
映画ではね、人形の世界っていうのは、あえて全部セットで表現してあるんですね。
ベッドとかコップとかね、全部人の大きさに合わせてあるんだけど、それはそれとしてね、空がね、本当の空じゃなくてセットの空なんですよ。
そういうことでね、人形の世界なんだっていう表現がしてあったんですけど、その世界観が逆に現実的というかね、ちょっとうまく言えないんですけど、
この人形の世界に行ってみたいなっていうのを思わせられるね、素敵な世界でした。
すごい細かいところまで凝ってあってね、遊び心が満載でしたね。
現実的っていうのは、俳優さんの演技によるところもあると思うんですけどね、人形っぽい動きをすごいうまく取り入れてたんですね。
それもね、見どころの一つかなと思います。
それとこの映画でね、すごいなと思ったのが、バービーへの現代社会からの批判。
金髪でスタイル良くてみたいなのが、かえってルッキズモを助長したみたいな、そういう批判を逆手に取ってね、そこから新しい価値観を提示してるっていうところですね。
時代に逆行していると捉えられるような、マイナスのところをね、自虐ネタにして、バービーを生み出した企業へのイメージとかね、バービー人形への考え方をマイナスからプラスにひっくり返す。
このやり方、企業の戦略みたいなのがね、結果ね、バービーをまた好きになる人が増えるやり方っていうのが鮮やかなんですね。
バービーを作った会社自体への皮肉っていうのも出てくるんですね。男性役員がズラッと集まってね、女性は一人もいない。男性だけがズラッと集まって役員会をして、みんなで囁き合ってみたり、すごいね、コミカルに描かれてるんですね。
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この映画を作るっていう企画自体はね、どうなんだろう、企業からなのか、映画制作側からそういう企画、こういうコンセプトでやりませんかって言ったのかわからないんですけど、いずれにせよね、こういうやり方でバービーを取り上げるっていうことをバービーを売る側の企業が結果賛同して、それが世に出された。
そこがあっぱれという感じがしたし、希望があるなと思いました。
というわけで、こんな感じの感想だったんですけど、ぜひ皆さん見たっていう方は、自分はこう思ったっていうのを私への否定とかアドバイスみたいなのも含めて教えていただけたら嬉しいです。
最後まで聞いてくださってどうもありがとうございました。
この映画を見た後、ロビーで若い女性たちが集まってて、バービーに合わせたピンク色のコーディネートを取り入れた格好をしてたんですね。
ピンクのハットをかぶった子がいたり、ピンクのスカートを履いてたり、それぞれみんなで交代で写真を撮り合って、めっちゃいい!なんて言い合ってやってたんですね。
すごい楽しそうだったし、みんなピンクが似合ってて、すごい素敵でした。
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