1. エンタメ夜明かしトーク【ピカピカFM】
  2. #4 カービィの音楽の世界の魅力
2021-05-05 46:34

#4 カービィの音楽の世界の魅力

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星のカービィシリーズの音楽の魅力について、コンポーザーによる違いなどに触れつつ話しました。

■ Show Notes:

・KIRBY CAFÉ / カービィカフェ 公式サイト

https://kirbycafe.jp/

・ハル研究所

https://www.hallab.co.jp/

・シリーズヒストリー | 星のカービィポータル

https://www.kirby.jp/history/

・石川淳 - Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E5%B7%9D%E6%B7%B3

・安藤浩和 - Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E8%97%A4%E6%B5%A9%E5%92%8C

・酒井省吾 - Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%92%E4%BA%95%E7%9C%81%E5%90%BE

・「サウンド・オブ・カービィカフェ」特設サイト

https://www.hallab.co.jp/products/kirbycafecd/

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■ 使用楽曲

・ オープニング・エンディングBGM

modus 『ピコピコダンス』

https://dova-s.jp/bgm/play11308.html

・テーマトークBGM

しゃろう 『Cassette Tape Dream』

https://dova-s.jp/bgm/play13982.html

00:09
はい、というわけで始まりました。ピカピカFMの大城です。
カズキです。よろしくお願いします。
ピカピカFMは…え?何?
えい!
えいって何?
どうぞ。
ピカピカFMは、仲良し二人が映画、漫画、アニメ、ゲーム、音楽など
最近気になっていることを、自由気ままにおしゃべりする娯楽番組です。
うん。というわけで、今日はカズキがお題を持ってきてくれたんよね。
はい。話せるかな。
題して。
カービィの音楽の世界の魅力、です。
さっぱりわからんよね。
いやいやいや。こんなにわかりやすいテーマはないでしょ。
いや、わかりやすいけど、最初聞いた時に、これやろうと思うんやけどっていう話したやん。
聞いた時に、あーなるほどね、とは思ったよ。あーあれね、と思ったけど、だから?みたいな。
なんでなんで。いやいやいやいや。すごいんだから。
今日はね、カービィ、みんな知ってる人の方がね、もう今多いと思うんだけど、
カービィの魅力、特にその音楽の魅力を伝えていきたいなと思って、ぜひね、今日しゃべらせてもらいたいなと思っているよ。
めっちゃピンポイントやもんな。
いやいや、めっちゃいいんだって、これが。
あーそう。
だから今日はね、頑張って最後までしゃべれるかね、俺もちょっと不安だけども、頑張りたいと思うからよろしくお願いします。
はい。
じゃあね、まずカービィが音楽について触れる前にね、俺がどれくらいカービィが好きかっていうのを話しておいた方がいいと思うから、
それをそこから話そうかなって思ってるんだけど、どうやったらそれが伝わるかなって思って考えたんだけど、
2016年にね、東京スカイツリーでカービィの世界を表現したコンセプトカフェっていうの、カービィカフェっていうカフェが期間限定で開設されてたんだよ。
で、もうそれが開設されるってなって、聞いてさ、絶対それ行くしかないわって思ったんだけど、
いやもうそうなんだよ、カービィファンとしてはね。なんだけど、もう連日行列なわけ。大人気で。
03:03
で、一応生理券が配られるんだけど、これもう前日に入らないと間に合わないわって思ってさ。
だから、スカイツリーのそばのカラオケ屋で前日入りして、朝まで過ごして、始発組よりも前に並ぶっていうので、確実にこれなら入るでしょっていうことをしたぐらい好きだね、カービィが。
まってまってまって、ごめんね、下に見てるわけではないんだけどさ、そんなに混んでんの?
むっちゃ混んでるよ。激混みよ。
マジで?
この時、期間限定開設だったんだけど、あまりの人気でなのか、今もう常設店になったからね、スカイツリーに行けば。
そうなんだ。
もういつでもカービィに会えるようになってからも結構人気で入れなかったりするんだけど。
そうなんだ。
そう、むちゃくちゃ人気で、もう大行列、スカイツリーのふもとっていうのをぐるーっと取り囲むように列を増してた。
あー、そんなに人気だったんや。
そう、人気だった。だからね、俺は幸せだったよ、その時は。
もう、そんだけ頑張って、ようやくその入場ゲートを開けた瞬間にその世界があって満足と。
いや、違う違う違う、違うのよ。うわ、ここにいる人たちみんなカービィ好きなんだと思って。
うわ、すごい、ここ全員こんな並んでる人たちみんな同じ思いでいるんだって思ってね。
うわ、すごいな、これ、この場、感動的だなって思ってた。
どうしてかここにおると。
そう、いや、すごかったよ、よかったわ。
なるほどね。
っていう感じぐらい好きなのよ。
俺はそんだけ好きなんだぞと。
そうそうそう、っていう中で、今日はね、カービィなんじゃそりゃみたいなお城に説明していくから、安心して。
逆に不安になったかもしれないけど。
お前がそれほど大好きなんだぞっていうのと、カービィの音楽の世界がどれだけすぎるのかっていうのは話は別よ。
いやいやいや、ちゃんと伝えてくから、そこも。
ほんと?OKOK。
大丈夫、大丈夫。
じゃあ、早速紹介に移っていこうと思うんだけど、
まず、そもそもなんだけど、カービィってどの会社が作ってるか知ってる?
知らんわ。
ほんと?
じゃあ、当ててみて、どこって思うとこがある?
06:04
それこそ、任天堂とかカプコンとかだな。
そうね、そうね。任天堂って思われがちなんだけど、実は違うんだよね。
カービィを作ってる会社っていうのは、ハル研究所っていう名前の、通称ハルケンって相性で呼ばれてるんだけど、山梨に本社がある会社で作られてるんだよね。
任天堂はそのパブリッシャーとして、任天堂から発売はされるんだけど、製作会社はハルケンっていう会社で作られてる。
だからね、カービィは実は山梨生まれなんだよ。
何が山梨?このリンゴは山梨県産ですみたいな感じ?
そうそう、カービィは山梨産だったんで知らんかったでしょ?
知らんかった。
本社がね、天気の晴れた良い日はね、本社の社屋から綺麗な富士山が見えるらしいよ。
だからね、カービィのゲーム内でもよく富士山っぽい絵が描かれてるのは多分彼の影響だと思ってる。
俺は勝手に思ってるだけだけど。
なるほどね。
歴史なんだけど、初めてカービィが出てきたのが1992年にゲームボーイで初めて登場したんだよね。
ゲームボーイなんだ。
そうそう。当時はどんどんゲームがマニア向けっていうの、難しいゲームがどんどん作られていく傾向にあったんだけど、
その中でもそれだといかんよねっていうので、シンプルな操作と、あとああいう見た目、ちょっとポップな世界観で作られて、
その間口がすごい広くて、世界中で受けて今では500万本以上かな、の売り上げが当時初代の星野カービィでは売り上げだって言われてる。
その1年後に1993年から続編の2作目、星野カービィ夢の泉の物語っていうのがファミコンで発売するんだけど、
その時に初めてカービィのコピー能力が登場するんだよね。
そうなんだ。最初は全然違ったんだ。
そうそう。一番最初は実はコピーの能力っていうのはなくて、敵を吸い込んで吐き出して攻撃するっていうスタイルだったんだよ。
で、2番目で初めてコピー能力っていうのが出てきて、ゲームの内容がすごく豊かになったって言われてる。
それ以降はどんどんシリーズ化されて、今だと最新だとスイッチかな、出てるまでメインのアクションだと12本出てて、
それ以外の派生のカービィの主役なんだけど、アクションゲームじゃないゲームとかもいろいろ出てるんだけど、
リメイクとかも含めると30作以上、今では出続けてる、世界で愛されてるシリーズ。
09:04
それがカービィのシリーズの簡単な概要になるかな。
なるほどね。
今日はその中でも音楽について話していきたいと思ってるんだけど、
カービィの音楽の特徴っていうのがあると思ってて、
いろいろあるんだけど、簡単に言うと3つかなって思ってるんだけど、
それがね、音楽を使わずにどう説明するかっていうのをちょっといろいろ考えてきたんだけど、
まず1つがすごくシンプルなメロディーで、かつポップな世界の騒がしさっていうのが音楽に現れてるんだよね。
なるほどね。
このシンプルなメロディーっていうのはさっきも言ったけどさ、カービィって初代がゲームボーイで発売されてるんだよ。
だからあんまり実は複雑なフレーズをそもそも作ることができなかったんだよ。
確かに確かに、そうかそうか。
その中で何回もプレイするからさ、プレイヤーには親しみを持って覚えてるんだよね。
カービィの世界だとね、カービィって空を飛べるからさ、上空の方を動いて移動することが多いんだけど、
それだからかわかんないんだけど、上下に動いて攻撃してくる敵が多いんだよね。
だから画面中、ぴょんぴょこぴょんぴょこ、敵が跳ねてることが多くて、すごいせわしなく動いてるんだよね、画面の中が。
だからそれに合わせてなんだと思うんだけど、音楽もね、カービィの世界だとね、
すごくピコピコ上下左右になってるものっていうのがすごい多いっていうのが特徴の一つ目かな。
なるほどね、確かに、ゲームボーイから考えると、ターンって言ったらいいのかな、音楽を聴かせられた方が技術面って言ったらいいのかな、
その方がいいし、それが単純にポップに聞こえた方が確かにいいなっていうところの作り方、音楽の作り方っていう点ではそうだし、
それが確かにカービィやってる人だったらイメージがつくっていうところだと確かにそうだなっていうふうには思うね。
そう、一度聴くと結構頭に残るようなフレーズっていうのが多いのが特徴。
なんかピアノで弾けそうだもん。
2話目の特徴がね、これは巷で言われてるっていうよりは、俺がそう感じてるっていう話になるんだけど、初めて聴くんだけど、なんだかちょっと懐かしいみたいなフレーズが使われることが多いなって思ってるのね。
12:20
もちろん曲にもよるはよるんだけど、カービィってアクションゲームだから特に水辺ステージっていうのかな、水を扱うステージが各作品よく出てくるんだけど、に多いパターン。
で、そういうなんだかちょっと懐かしいみたいな、もちろんさっき言ったみたいなポップな曲調っていうのはそのまま残してるんだけど、バラードな曲調で歌えてくるっていう意味じゃなくて、楽曲の構成自体はすごく賑やかなんだけど、ちょっと切ない響きが含んでるっていうのが多いんだよね。
だからその水系で多いっていうのが、現実の世界でさ、海に行った時に海を眺めて、ちょっとなんかすごい海って広いなみたいな雄大さを感じるとともに、なんかちょっと切ないなみたいな感じに似てるっていうのかな。そういう曲が結構あるかな。
何だろう懐かしいっていうのは、日本人だと例えば歌謡曲とか、なんか日本人の染み付いてるなんかその教習感、ノスタルジーとか、そういったところの懐かしさみたいな感じってことなのか、
なんかカービィってこういうのだよねみたいな感じの、みんなが想像できるような音楽にフィットした曲のことなのかどっちなのか。
それで言うと前者の方かな。日本人に染み付いたって言われるとちょっと若干違う気もするんだけど、なんだろうね、昭和歌謡の曲とかでさ、別にその昭和歌謡の曲を知ってたわけではないんだけど、聞くとなんか懐かしい響きだなって思う曲ってあると思うんだよ。
そういう感じにもしかしたら近いかもしれない。なんとなく切ない響きがあるんだよね。そのきらびやかみたいな感じだけじゃなくて、なんかちょっと儚いっていうか、物悲しさがちょっと入ってるみたいな感じがする。
そういう曲が特に水系のステージに多いかな。
15:03
なるほどね。
っていうのが魅力の一つでもある。なかなか他のゲームをやってるとさ、やっぱりアクションゲームだからイケイケドンドンみたいな、メタルみたいな曲が多かったりすると思うんだよ。
なんだけど、カービィはね、なんというかその、賑やかなんだけど、ちょっとやってて、なんだろう、音楽だけなんかちょっと寂しさがあるような感じがするんだよね。
ポップで敵がワンサーコーで騒がしい感じのイメージとは裏腹にっていうわけじゃないかもしれないけど、そういったノスタルジーみたいな一面もあるよっていうところは他ではあんまないところがあるっていうのが独自解説。
そうだね、そうだね。まさにノスタルジーって感覚が近いかもしれない。そのカービィって聞くとピンクでさ、まんまるでポップでキュートなんでしょみたいなイメージがあるかもしれないんだけど、それだけじゃないんだよっていうのをちょっと今回伝えておきたいかな。
なるほどね。ちょっと聞き直してみたいよね。
3つ目の特徴になんだけど、これ特徴っていうか、一つの特徴っていうわけではなくて、今言った2つ、ポップな世界でかつシンプルなメロディーラインっていうのと懐かしさを覚えるようなフレーズがあるよねと言いつつも、実は何でもありなんだよね。
カービィの音楽ってステージによっては世界観がすごいバラバラだったりするのね。例えば水のステージもあれば機械でできた惑星みたいなステージもあるし、マグマのステージみたいな灼熱地獄みたいなステージもいろいろあって、特にステージによって音楽が結構使い分けられてるようなゲームなんだよね。
だからポップスももちろんあるんだけど、ジャズだったりロックだったり、あとテクノとかハードコアだったりみたいなジャンルっていうのも結構多い。
特にラスボス吹きになってくると、ガヤガヤした音楽っていうのかな、が多くなってくるんだよね。だからカービィをやったことがない人に各シリーズのラスボス曲っていうのかなを聞かせたとして、多分これ何のゲームって聞いても当たらないと思う。カービィってならないと思うんだよね。
だから割とハードなことをやってるんだよっていうのを伝えておきたいかな。
18:05
なるほどね。
なんかその、俺自身そんなにカービィ自体をやってないけど、カービィのイメージって言ったらこんな感じの曲っていうのはあるはあるんだけど、多分今かずきが言ったのだと、実はそれだけじゃないんだよねみたいな。
そうだね。
他にもこういった曲章もあったりするんだよみたいな。
例えばカービィの曲って多分イメージするのって、カービィっていうよりはスマブラのカービィのステージの曲が一番イメージされるんじゃないかなって思ってるんだけど、それだけじゃないんだよっていう感じかな。
あんな楽しげでポップな感じだけじゃなくて、バリバリのテクノみたいな曲も実は多い。
なるほどなあ。
それが思いつかないんだよね。
なるほどね。
っていうのがカービィの音楽の魅力っていう感じかな。
確かに。それを踏まえて聴くとまたイメージが変わるかもしれないね。
っていうのが前座。
前座。
前座前座。ここからだから。今んとこついてこれてる?
うん、大丈夫よ。
だんだんカービィの音楽の聴きどころっていうか、こういうところなんだなっていう、今までのイメージと実はこうだったんだみたいなのが見えてきたところかなって思ってるんだけど、
それを理解した上でというか、俺が今日本当に話したかったのは、ここから話すところなんだけど、
カービィの音楽の世界を作ってきた人たちっていうのを話したくて、
今までカービィシリーズ30作以上出てるんだけど、複数人の人が実は曲を作ってるんだよね。
その中でも特にとりわけ2人っていうか、歴代カービィ音楽を作り続けてきてる人みたいなメインの人はもちろんいるんだけど、それ以外にも何人かいらっしゃって。
それぞれの音の作り方っていうのが、全員カービィの音楽をもちろん、さっき言った3つの特徴みたいなところは表してるんだけど、だけど微妙に違う。
21:02
だからその違いを今日は解説したいと思ってて、それを言うことで、より魅力がわかってくるんじゃないかなと俺は信じてるんだけど。
だからカービィの曲を作ってきたコンポーザーっていうのを、よく言われてる2人、プラス今日はもう1人ぐらい紹介したいなと思ってるんだけど。
まず1人目が石川潤さんっていう方。石川潤さんっていうのは、初代星野カービィやゲームボーイの時から携わられている作曲者の方で、いわゆるカービィミュージックの生みの親みたいな位置にあたる人。
代表曲は、それこそさっきスマブラで流れてるって言ったようなグリーングリーンズっていう曲だったり、あとグルメレースの曲ももしかしたら知ってる人もいるかもしれないんだけど、っていう曲を作ってる人かな。
多分、いわゆるカービィの音楽って言われた時にイメージするのはこの人の曲なんじゃないかなって思う。石川さん。
2人目が安藤博一さんっていう方。安藤さんは2作目の星野カービィ夢の泉の物語、ファミコンで発売されたカービィ、さっき言ったコピー能力がついた時のカービィから参加してる方。
さっきの方が石川さんが生みの親だとすれば、育ての親っていうのもちょっと変かもしれないけれど、カービィミュージックの幅をすごく広げられた方っていう感じかな。
横に広げたみたいな感じなのかな。
そうだね。石川さんがまず骨格を作って、安藤さんが育月を作ったみたいなイメージが近いかもしれない。
代表曲はちょっと言ってもわかんないかもしれないけれど、星野カービィWiiのスカイタワーとかはかなり名曲っていうので、ファンの間では知られたりするかな。
あとグレーブガーデンとかっていう曲があるんだけど。
この2人がよく紹介されてるカービィミュージックを作ってこられた方っていう感じかな。
カービィの音楽って言ったらもうほぼこの2人って考えて間違いないと思う。
俺的にもう1人だけ紹介しておきたくて、坂井翔吾さんっていう方がいるんだけど、夢の泉デラックス、ゲームボーイアドバンス以降によく参加されてる方で、
どっちかっていうとメイン系っていうよりは外伝系っていうのかな。カービィのアクションゲームじゃないレースゲームだったりとか、
そういう派生系ゲームによく参加されてるコンポーザーの方。
24:06
代表曲で言うとカービィのエアライドっていうレースゲームがあるんだけど、
それのサンドーラっていう砂漠のステージがあるんだけどの曲だったり、
あとコルダっていう氷でできたステージがあるんだけど、すごい冷たい感じの曲を書かれてる方。
この石川さん、安藤さん、それと坂井さん、この3人の違いを見ていくことで、より魅力が伝わるんじゃないかなって思ってる。
この3人の音楽性の違いなんだけど、流せない中でどうやったら伝わるんだろうって考えて、
今回考えてきたのがね、料理に例えて言おうと思ってるんだけど、
俺が考えてきたやつだから、これ多分他で見たことないから、ここでしか聞けないフレーズだと思うんだけど、
まず石川さんその初代というか、産みの親の石川さんのカービィの曲は、
イメージね、頑固親父の頑固一徹ラーメン屋が作った曲みたいな感じかな。
頑固親父のラーメン屋みたいな感じ。
安藤さんはフレンチシェフのフルコースっていう感じかな。
坂井さんは世界各国のふるさとの母の味っていうイメージ。
多国籍屋だよね。
ちょっと意味わからないと思うから一個ずつ話していくけど、
まず石川さんはラーメン屋の親父、頑固親父っていうのはどういうことかっていうと、
石川さんって音源に対するこだわりっていうのがものすごい強い方なのよ。
初代の音楽に携わられてるんだけど、
ゲームボーイでどうしても出したい音があったんだけど、
出ないから音源の波形を作るっていうところからやったりしてるんだよね。
それ以降も制作環境がどんどん整っていくと、
実際のリアルの音っていうのを録音して流したりとかできるようになっていくんだけど、
全然いい音が出ねえって言って、
納得いい音を出すために老眼鏡をギターに挟んで流したりとか、
27:02
空き瓶を拭いたりとか、空き缶を殴って音を録音するみたいな偽りがいろいろあって、
そういう音作りに対するこだわりがすごいある方なんだよね。
曲もかなりそれゆえなのか、パンチのある曲がすごい多くて、
さっきラーメン屋で例えて言ったけど、
例えば、平野町行って出されて食べてさ、
これむちゃくちゃうまいですねみたいな。
これ何入ってるんですかと聞いたら、
溶岩とか岩ですかねみたいなこと言われる感じかな。
その例えは合ってるのかどうか。
いやいや、そうなんだよ。
曲で言うと、さっき言ったの、
エアライドにスチールオーガンっていう鉄道の惑星で作られた機械惑星みたいなステージがあるんだけど、
そこの音楽がとてつもない曲で、
カービィの音楽を知らない人に聴かせて、
もはや何かわからんっていう状態になる。
もはやこれが音楽なのかわからんみたいな状態になると思うんだけど、
ぜひ調べてほしい。
スチールオーガンBGMとかで調べたら出てくると思うからね。
それ聴いてほしい。
それ最初に聴いちゃうとかなり面食らっちゃうかもしれないんだけど。
そういう感じ。
ガツンっていう曲を作る方なんだよね。
に対して、2番目の安蔵さんっていうのは、
フレンチシェフのフルコースって言ったんだけど、
この方はね、石川さんと違ってというか、
ハーモニーがすごい特徴のある方で、
出汁をとったというか、
ソースを絡めていい感じのまとまり感を出すのが
すごい上手い方なんだよね。
石川さんが素材1本で勝負みたいな感じだとしたら、
安蔵さんは全体のまとまりがきれいな方と言えばいいのかな。
石川さんの方がカービィの世界をガチッと切り取って入って出してきた感じだとしたら、
安蔵さんの方はもうちょっと物語を口ずさむみたいな感じで、
きれいな感じでまとめてくれるみたいな。
そういう感じかな、イメージだけど。
曲全体で楽しんでもらうみたいな感じなのかな。
30:06
サビだけ聴くみたいな感じじゃなくて、
全体を通して楽しむっていう感じだね、たぶん。
そうだね、安蔵さん本人が言われてるんだけど、
やりたいのが、
音っていうよりはフレーズだったり、
楽曲で聴かせられるようにしたいっていうことにすごいこだわりがある方で、
複雑な構成とかがすごい好きな方なんだよね。
フランス料理みたいな感じで、
一口食べてじわーって味わっていくと深みが増すみたいな。
そういう曲をよく作られる方っていう特徴があるかな。
なるほどな。
この2人がKaiby Musicのメインとして作られてて、
方向性結構違うんだけど、
2人ともコンピューター音楽っていうのをかなり使われる方で、
機械だからこその演奏ができるみたいな。
リアルでも演奏できなくないんだけど、
むしろ機械だからこそ表現できるものもあっていいよねって考えられてる方で、
特に安藤さんもそうなんだけど。
だからピコピコしてるっていうか、
ちょっとこれ人間技じゃないよねみたいな曲も全然平気で作るような、
うまけりゃいいじゃんみたいな、そういう方なんだよね。
で、に対してその3番目の坂井さんの方は結構真逆で、
この方が作る音楽はね、さっき料理で世界各地のふるさとの味って言ったけど、
リアリティがすごい方なんだよね。
坂井さんの作る曲を聞いてると、人間愛をすごく感じる。
だから誤解を恐れずに言うと、あんまりカービィっぽい曲ではないのよ。
カービィの世界って人間は基本的にいないよね。
だからちょっとポップな曲だったり、
おかしいなフレーズって言ったらかなり失礼だけど、
人間さを感じられなくても全然大丈夫というか、
むしろそっちの方が合ってるというかっていう感じなんだけど、
坂井さんが作る曲はむしろ人間のドラマを感じるような曲構成だったり、
33:04
曲の弾き方になってたりするんだよね。
坂井さんってカービィの音楽も作ってるんだけど、
マザー3とかの曲を作ってる方で。
そっちのヒューマンドラマとかの曲を作るのに長けてらっしゃる方で。
だからそういう人間見あふれる音楽が結構得意な方なんだけど、
結構2人と違う感じかな。
なんか今の聞くとさ、
それってカービィの世界観に合うのかとはちょっと疑問には思うけどね。
思うでしょ。
実際カービィのエアライドっていうレースゲームに参加した時にスタッフから言われてて、
さっき言ったサンドーラっていう曲がこの方の代表曲って言ったらいいのかな。
砂漠の中でエスニカルな音楽を奏でられてるんだけど、
まあカービィっぽくないのよ。
全然アジアンな感じ。
アラブとかそっちの地方のアジアなテイストで、
コーラスとか出てくるんだけど、
コーラス出てくるとさ、すごく人間っぽさがあるのよ。
ちなみにその人の声は佐藤さん自身が多重録音した声らしいんだけど、
生身感が半端ないんだよね。
全然これカービィっぽくないよねみたいな話になったらしいんだけど、
でも聞いてると何というか、
それが味があっていいというか、
逆にカービィなんだけど、そういうのを受け入れられる広さ。
最初の方に言ったバラエティ豊かな曲をカービィっていろいろ扱ってるからさ。
だからそういう曲が出てきても、
こういうのもあるんだっていうちょっと驚きみたいなところからの、
何回も聞いてるとすごくいい曲だなって思えるような曲を作ってくれるんだよね。
坂井さんは。
それこそ世界の郷土料理みたいな言い方をしたけどさ、
36:01
たぶん日本人が変皮な土地に行って料理食べると、
えっ何これって思う料理普通にいっぱいあると思うんだよ。
なんだけどその日本人の感覚で食べちゃうから、
現地の気持ちに思いを馳せて食べると深みが出てくるというかさ。
そういうちょっと1回飲み込む必要があるんだけど、
飲み込んでじんわり噛み締めると、
すごくいい曲だなみたいな曲を作られる方かな。
なるほどね。
最初のお二人が作った音楽、要はカービィってこういうイメージだよねっていう植え付けられたものって言ったらいいかな。
がみんなにあるのに対してその人、その3人目の人の音楽を聞くと、
違和感には感じるかもしれんけど、でもそのカービィの本質って言ったらいいのかな。
何でも実はやるのが本来のスタンスなんだよっていうことを考えると受け入れられるっていうのかな。
これも含めてカービィなんだよっていうところっていうことかね。
そうだね。そのイメージが近いかもしれない。
なるほどね。
そういう感じ。他にもこの3人だけじゃなくて、最近ではいろんな新しい人とかも入ってきて、
新しいカービィミュージックの風を吹かせたりはするんだけど、
でも基本的にはその3人、もしくは前者2人がカービィの音楽を作っていることが多いから、
だから今後カービィの音楽に触れるときに、
これは溶岩の味がするみたいな、そういうことを思いながら聴いてみると、
より面白いんじゃないかなって思っているかなっていうのが今日の紹介だった感じかな。
なるほどね。
なんか自分のさ、俺自身の似たようなところで言うと、
五つ監督って言う、五つ監督じゃねえ、五つ監督だ。
トリックだとかスペックとかの人のやる作品ってまあ癖あってさ、
うちら世代、上野世代とかすごく好きな人多いんだけどさ、
全部が全部あの人やってるわけじゃないんだよね、ドラマとかは。
39:01
ドラマっていろんな監督さんがいてできてるっていうのがあるんだけど、
つつみさんに名乗るときって、基本的には総監督だったり、
つつみさん自身をプッシュする感じのスタートの切り口だったりするんだけど、
意外とちゃんと見てみると、その回その回によってもちろんディレクターが違うから、
なんかつつみさんじゃない瞬間とかもやっぱ、ドラマのテイストはこれだけど、
つつみさんだけど、でも監督が違うと、こういう方向でアプローチするんだとか、
あったりするから、そういった違いがやっぱり同じ作品でも、
その回その回によって違うことって音楽の世界でもあるんだなと思ったね。
全然ね、三者三様のアプローチだからね。
しかも同じカービィの中でもそういう感じだから、すごく面白いなと思って、
毎シリーズ楽しみに描いてるんだけど。
それは楽しみね、毎回描いてる度に。
今回はこの人が作ってるんだ、こういう方向性かっていう楽しみ方がある。
音楽で、ゲームの音楽っていうのは正直自分の中にはなかった。
本当?
あの、強いて言うんだったら、アニメ音楽とかはすごく聞いたりはするよ。
ああ、なるほどね。
劇犯と呼ばれるやつなんだけど、好きな作家さんとか何人かいたりするんだけど、
そういう人たちの聞いたりするのはちょっと自分の中では、
他の人と比べたらマニアックな部類にはなると思うけど、
もっとマニアックだわ。
ゲームの音楽はすごく奥が深い。
曲自体もそうだし、あと細かいところで言うと、
特に春研究所の場合はそうなんだけど、
BGM以外にも、SEっていって効果音。
要は敵を倒したりとか、コピーの技の能力を使ったりするときって効果音が鳴るじゃん。
それも実はこの人たちが作ってるんだよね。
同じ曲と一緒に。
で、いわくBGMを考慮して効果音を作らないといけないと同時になっちゃうからさ。
だからそれが鳴ったときにも、世界観を壊さないようにみたいな音作りをされていて。
大事だね。
結構職人芸っていうか、そういうところのこだわりも含めて作られてるから、
一つ一つの音に対する思いっていうのは相当強いと思う。
そうだね。
なるほどとは思ったわ。
42:01
それを踏まえた上で、俺もそうだけどみんなも改めて、
ゲームするなりYouTubeで検索するなりして聴いてみると楽しいね。
そうですね。カービィン音楽っていうのは一番最初に言ったけど素晴らしいから、
ぜひみんな聴いて、あわよくば遊んでみて、その魅力っていうのに深まってくれると嬉しいなっていう感じかな。
あれな、アルバムとか出てるの?
サントラはね、出てるやつもあるし、ないほうが多いかなっていう感じだけど、
ただ、実情的に聴くんだったら、それこそ俺が最初に好きで並んだって言ったカービィカフェのカフェでかかってるアルバムが出てるんだよ。
それはゲームの音楽を元にしたカフェアレンジアルバムなんだけど、
さっき言った3人もアレンジャーとして入ってるから、
ここからがもしかしたらちょっと、ゲームとはだいぶ違うんだけど聴きやすいかもしれない。
普段の作業BGMとかに全然しやすいから、カービィカフェの音楽っていうので調べてもらえると出てくると思うからね。
それから聴いてみると入りやすいかもしれないかな。
なるほどね。ここまで喋れるとは思わなかったわ。
今回めっちゃ資料作って、でもまだまだだな。もっと喋れるかな。
もうこの辺にストップしとこう。入り口はこれくらいでいいと思う。
ぜひみんなに魅力を知ってもらえると嬉しいなっていう感じ。
みんなもスカイツリーの下に一緒に並びましょうっていう。
いや、ほんまに混んでるんか。それ以外だったら。
はい。
今日は星野カービィの音楽の世界でした。
はい。
これを聴いてくださる方も興味を持ってもらえればすごく嬉しいなと思います。
最後まで聴いてくださってありがとうございます。
今日の感想やこんなことを今後話してほしいなどいれば、
TwitterのアカウントピカピカFMまで、もしくはハッシュタグピカピカFMをつけていただけると
僕たちが見つけやすいので、ぜひよろしくお願いします。
お願いします。
来週やることなんですけども、
来週はおすすめの漫画2021春の陣をやりたいと思います。
45:02
気になっている漫画とか。
比較的僕は漫画読んでる方だと思うので、
その中でも面白いな、気になってるなっていったものを紹介できたらなと思います。
来週は多分俺はあんまり話せないので、
どこが面白いのっていう魅力を突っ込みながら探っていけるといいかなって思ってます。
とりあえずこれを聴いておけば、先取りできますよっていう案件漫画ですね。
案件漫画?
少し前だと約束のネバーランドとか、
鬼滅とか、これ読んでおけば間違いなく俺知ってるよアピールできるようなものを確実に押さえつつも、
他にもあんまり実は知られてないような、
ちゃんと漫画読みの人たちでは知られは当たってるけど、
世間では知られてないような、でもちゃんと面白いっていうものを紹介できたらなと思ってます。
いいな、楽しみだな。
はい、といった感じでよろしくお願いします。
来週もぜひ聴いてください。
お願いします。
ではでは、ピカピカFMでした。
ではまたねー。
はい、じゃあねー。
46:34

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