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2024-12-23 14:32

09|写真記者が振り返る2024年③~柳田サヨナラ弾と星野記者の悔し涙~

西日本新聞が取材の裏側やニュース解説、福岡の街のあれやこれやをお話しする「西日本新聞me・ポッドキャスト」です。 シリーズ「写真記者が振り返る2024年」の3回目はホークス編です。今シーズン、開幕から絶好調だったホークスが、4月に3戦連続サヨナラ勝ちをしたことを覚えてますか? 柳田選手がサヨナラホームランを打ち、歓喜に沸くドームで星野さんは「今年一番悔しかった・・・」と涙。その訳は? ◆西日本新聞me(無料ダウンロード)




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◆出演・スタッフ ・出演:星野楽(写真部)、佐藤雄太朗(写真部)、横山智徳(MC/メディア戦略局)

・音声編集:中富一史(販売部) ・映像編集:井上知哉(ビジネス開発部)、三笘真理子(報道センター)

◆収録日 ・2024年11月28日 ◆西日本新聞Podcast情報 ・Xの公式アカウントです。フォローをお願いします。メッセージは「#西ポキャ」をつけて投稿お願いします。




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この番組は、西日本新聞が取材の裏側やニュース解説、福岡の街のあれやこれやをお話しするPodcastです。
こんにちは。福岡のニュースアプリ、西日本新聞meの横山智則です。
前回に引き続き、今回も写真記者が振り返る2024。スタジオには、星野さんと佐藤さんに来てもらっています。どうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
さあ、今日はホークス。
はい。今年を象徴する。
そうですね。
そうですね。
星野さんは一般部門だけど、ホークスの写真も撮りに行くんですね。
そうですね。大体月に1回行かせてもらってて、そこで入れさせてもらってるんですけど。
私が今年のホークスの強さを一番痛感したというか、何でしょうね。印象を受けた3連戦がありまして。
それが4月27日から29日だった。3試合連続さよなら勝ちという。
ありましたね。
はい。その時の。
開幕して結構すぐでしたよね。
そうですね。はい。その時にちょうど取材に行かせてもらってて。
3日間とも?
はい。そうなんですよ。
まあ普段行かないのに、なんでお前が行く時はこう習ってるんだというような先輩たちからも言われたりとか。
やっぱそういう話聞くと写真部の記者さん羨ましいよね。
それが仕事ですとか言って。野球見て、いやもちろん大変なのはわかるけど。
そんな余裕はなかった。
そんな余裕はなかった。
そうですか。その話をじゃあ聞きましょうか。
はい。ちょうどまあこの3試合ともまあいろんなポジションから取らせてもらったんですけど。
最後の29日ですね。の第3戦の柳田が9回サヨナラ3ランを打った時。
この試合の取材はですね、まあ今年で一番忘れられない日。良くも悪くも。
良くも。
そうなんですよね。
良くもと言うなら柳田がサヨナラを打ったか。
はい。もともと私は野球ファンだったので、もうちっちゃい頃からホークスの試合も見に福岡ドームとかに来てましたね。
当時福岡ドームとかに来てましたので、まあそういうファン目線としてはすごく嬉しい。
まあやってくれたというような引き上がる感情でしたし。
ニコニコしてる。
この話終わりたいくらい。
そうですよ。特に今年は柳田途中から休んでるから、ある意味今シーズンとしては貴重な一発を見てるわけですね。
そうですね。だからっていう話の反面、やっぱり仕事だぞと言えるような現実にも戻されるという感じでしたね。
細かい話で言うと、この日は私はセンターポジションから、だからバックスクリーンのあたりですね、からバッターをひたすら取っていくというような。
球場に来られた方は分かると思うけど、大きなレンズを、なんていうか、なんだろう自分の大きなレンズでバッターを狙うんですよ。
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そうですね。
テレビ中継の映像画面を思い浮かべていただけると非常に分かりやすいと思います。
あそこですね。
で、このセンターからのポジションというのは、仕事もいろいろあらゆる仕事があるんですけど、撮らないといけない写真があるんですけど、
マストとしてはバッターが打った瞬間、それからガッツポーズやったり、喜び、性感とか、それからベンチの様子、これは両チームともベンチの様子がセンターポジションから見えるので、
湧き上がっていたりとか、がっくりきていたりとか、そういうベンチの様子も撮らないといけないというような仕事なんですよね。
あんな遠くから撮れるものなんて考えてみたらすごいですよね。
まあこれは技術じゃなくてカメラの性能ですね。
だからあんなに大きなレンズですよね。
そうですね。この日はですね、センターからずっと構えておりまして、2アウト1-2類でしたね。
で、柳田、ここで打ったらまあもうスーパースターらしいヒーロー、もう私もやっぱり興奮するから構えてて、
で、打った瞬間も感性で大体わかるんですよね。これはホームランになりそうだなという流れで、柳田が打ったところを写真で撮って、
こう柳田を追っていながら、
いわゆるダイヤモンドのワールド。
ワールドの時に打った瞬間バットを投げて、ベンチの前に通る時に私も何思ったか、ベンチの湧き上がる様子も撮りたいと思って、
ベンチが湧き上がる様子の方にピントをパッと持っていってカシャカシャッと撮ったんですよね。
そしたらその瞬間柳田がガッツポーズをしていて、柳田がガッツポーズしてる背景に湧き上がるチームメイト、
その一番必要だった、その日を象徴する写真を私は撮り逃すという大失態をしてしまったという日だったんですよね。
相当コピレコおられたんですか。
相当ですね。撮った瞬間にガッツポーズが見えてるんですよね。ピントが合ってない柳田のガッツポーズが私のファインダーから見えるわけですよ。
これはもうやってしまったと。会社に帰りたくないなと思いまして、ただトボトボと帰りましたら、当日は佐藤デスクではなかったんですけど、
なんだこれはと。どうしたんだと。心配されまして仲間。
怒る気にならないボードになってるわけですね。
お前は何かどうしたんだと。先輩もいたんですけど、先輩の写真記者もいたんですけど、そこでもうずっと1時間ぐらい信じられないねと。
この瞬間の柳田を追ってない、柳田の写真を撮ってないというのは考えられないと。何でか教えてくれ。頼むからということを。
今台本の中にも小さく写真を入れて柳田確かにガッツポーズしてるんですよ。この台本の大きさじゃ正直ちょっとわかんないけど、よく見たら柳田がボケてて、後ろの喜んでる選手にピンが張ってるんです。
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そうですね。そこで上司に言われたのは、ベンチの様子であったりとか、それはセンターポジションがやるべき仕事はあるけれども、お前じゃまだ無理だと。そんな、もうあらゆることをやりすぎだと。
というような話をして、結果的に何が一番ダメだったのかというのは、その日何の写真が一番必要かということを私は分からずに、仲間ルーティンのようにベンチも撮らないといけないとか、そういうふうにやってしまったから、一番大事な瞬間を逃してしまったというようなことなんですよね。
その瞬間っていうのは、そりゃ結果論だから誰でも言えるさって話だけど、他は何も撮らなくてもこの一枚だけ撮って帰ってこいっていう日だったってことですよね。
そうですね。
痛いですね。
他のデスクの言葉を一言一句覚えてるってことは、相当深く胸に刻まれたんだろうなって思うし。
さっきホチノ君が言ったように、全てをやろうとしてると、失敗か正解かと言われた場合に、仮にこの写真にしてみても柳田がガスポーズしなかったら、それも全てありだろう。
打った瞬間を撮ってるわけですもんね。
先輩に一つ言われたのは、ここで例えばベンチの国母監督が柳田を見てるというような、そういう撮り方だったらまだ100歩を譲ってわかると。
今年就任1年目で、こんな劇的なシーンを、しかも背番号もついている。
っていうのはわかるけれども、ベンチの盛り上がりなんてニュースなのかと、その日の。
なるほどね。
だから次の日の新聞に載る写真をちゃんと想像して撮ってないよねというような感じがするんですよね。
これが結構大きな問題で、以前うちの会社でも西日本スポーツという写真出てましたけど。
今デジタルに変わりましたけどね。
私たちが普段撮るときに何がニュースなのか、1面2面3面埋める中で強弱があるんですよね。
その時にあれがもう必要、これも必要って。
やはり撮りながら場を経験しながら積み重ねて現場で撮影していくんですけども、
彼の場合そういう経験がなかなか詰めてない。
西スポーはあった?
やっぱり1年ぐらいはありましたね。
ただ途中でもスポーツ担当になる前にはもうなかったので。
日本紙だったらですね、1枚きちんとその日の象徴の写真をバンと、
センターからこの写真があります、どうですかと。
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はい、できた。
柳田ちゃんと売ってますけど、さよなら劇的なもう。
ベンチ柳田君にピンとちゃんとあって、劇的さよならの勝利だって言ったのがね。
やっぱりもう私の悔しいです、今年一番の悔しいです。
今年一番の悔しいです。
何が悔しかったっていうのは野球が好きで、
やっぱり柳田選手も応援してるし好きで、
やっぱりそんな中次の日の紙面でファンの方が一番喜ぶような写真が届けられなかったっていうその不甲斐なさ。
不甲斐なさ。
がもう本当に悔しかったですね。
その時ちょうど一通り1時間ぐらい、いろいろ土吉からの問答が終わった後に先輩が缶コーヒーをおごってくれたんですよね。
飲めと。
社会人だって初めて目から水が流れてきました。
涙が。
涙が流れてきましてね。
何で福岡マラソンの時も泣いてたでしょ。
あの時はまだ流してなかった。
流してなかった。
溜めてた。
溜めてた。
溢れるというのは。
そっか。
口に塩を塗るようですが、せっかくだって福岡マラソンの話も。
福岡マラソンも以前お話しした桜と一緒でした。
私が用意したプリントを全く見ずに取材に載せてどうなってんだね。
この日はもう速報で写真を出していきますよというようなことを言われていたにも関わらず、
なぜか私はもう当日バタバタしながら写真も送らずに、資料も読まずに違う取材現場に行きみたいな感じでしたね。
他の部員と一緒に星野君とじっくりネタを突き詰めて話して、
こっちも言うことも終わったので、後は後輩前で言ったら先輩だけどもフォローしてもらおうと思ってフェードアウトして。
デスクがいる中で言いにくいこともあるだろうと思って。
そしたら1時間ぐらいかね、ずっと喋ってたよね。
ただ先輩も優しいので、そばにいてくれるだけだったんですよね。
だから何か声をかけるとかも最小限で。
よく先輩ですね。
私が静かにこううつむいてるのをそばにいてくれるだけという。
フォークスファンが歓喜に湧いたあの夜、星野記者は泣いていたと。
そうですね、はい。
いやもうこれフォークス今年、日本一はちょっと逃しましたね、フリーグループで。
先日もパレードもあって賑やかになりましたけど、
どうしても柳田宏覧がよぎってしまいますもんね、頭に。
もう多分一生忘れない取材になったと思いますね。
12:00
早いね。
いやもう忘れない。
もう忘れられない。
もう忘れられないですね。
いやなかなかやっぱ野球仕事で見に行けていいですねって言ったものの厳しいですね。
いやあるよそんなことも、本当に。
よく私も友人にその野球取材の話をしたら羨ましがられるんですよね。
そうですよね。
ただそんな余裕は全くないという。
第一やっぱり野球の試合を写真を撮りながら、
もうその場で写真をその会社にいる上司に送らないといけないので。
もう次から次を送っていくんですね。
仕上げが終わってとかじゃないんですね。
イニングの途中であったりとか、
もう次のバッターが入るその短い時間で写真を選んで、
トリミングというか自分なりの切り方をして写真を送るという作業があるので、
ゆっくり感染している間がないという感じなんですね。
そうですね。
一応ですねこの柳田にピントが合ってない写真は、
西日本新聞Bで今も見ていただくことができますので。
本当?
前回の桜の写真は良い方の写真が残ってますが、
今回の柳田の写真はそのピントが合ってない写真が、
ちゃんとBでご確認いただけますので。
ただこれも他の写真があって、
これだったらある意味あってもいいかなという感じです。
そうですね。ありがとうございます。
フォローすれば。
ありがとうございます。
フォローすれば。
はい。
ありがとうございました。
エンディングです。
一つだけお知らせをさせてください。
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どうぞよろしくお願いします。
ここまで聞いていただきありがとうございます。
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いよいよ次回が西日本新聞MEポッドキャストの年収めの回になりまして、
この振り返るシリーズの最終回になりますので、
星野さんの成長の記録、そして佐藤デスクとの知ってい合いの物語を。
どうぞ。
知ってい合い。
知ってい合いの物語を。
どうぞご期待ください。
本日はありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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