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2025-01-28 17:40

04|「進路」わたしの場合 その3

西日本新聞のこども記者やその卒業生などがトークを繰り広げるポッドキャストです。こども記者とは、毎年8月から1年間の任期で活動する公募の小学4~中学3年生の子どもたち。年間を通して各地に取材に出向き、記事を書き、その成果を朝刊「こどもタイムズ」面に掲載しています。活動は2010年に始まり、卒業生は2024年時点で800人を超えました。




「進路」をテーマにしたトークの3回目。進学先を選択するにあたり、高校3年生と大学3年生のこども記者卒業生の2人が進学先を選んだ理由、その際に悩んだことや乗り越えた経験、後輩へのアドバイスなどを語ります。




◆出演:中野慧(こどもタイムズ編集部記者)、あさひ(第6期こども記者)、ゆうひ(第9期こども記者) /音声編集:中富一史(販売部)/映像編集:井上知哉(ビジネス開発部)




◆収録日:2024年12月21日




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#西日本新聞 #こども記者 #こどもタイムズ #西日本新聞me #西日本新聞ポッドキャスト #西ポキャ #進路

サマリー

子ども記者の卒業生が自身の高校や進路選びについての体験を語ります。福岡県内の調理専門学校に進学するゆうひさんと、佐賀県内の国立大学の経済学部を選んだあさひさんの物語を通じて、進路選びの重要性や自己に合った道を見つける意義が考えられます。進路についての悩みや就職活動の準備が語られ、会計業界や相互学科の授業選択による進路の模索が中心テーマとなっています。

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西日本新聞Podcast
西日本新聞子ども記者Podcast
この番組は、西日本新聞の子ども記者や、その卒業生が中心になっておしゃべりをするPodcastです。
子ども記者とは、毎年8月から1年間の任期で活動する、高校の小学4年生から中学3年生の子どもたち。
現在は、15期74人が元気に活動中です。
子ども記者は、年間を通して各地に取材に出向き、記事を書いて、長官の子どもタイムズ名にその成果を掲載しています。
活動は今年で15年になり、卒業生は計837人になります。
こんにちは、西日本新聞子どもタイムズ編集部の中野恵です。
進路選びのきっかけ
さて、今回も引き続き、進路、わたしの場合、そのワと題しまして、子ども記者卒業生の2人に進路について話してもらいます。
自己紹介をお願いします。
第9期子ども記者のゆうひです。小学6年生から中学1年生にかけて子ども記者をしていました。
今は福岡県内の公立高校に通う3年生です。
第6期子ども記者のあさひです。小学6年生から中学1年生にかけて子ども記者をやっていました。
現在は佐賀県内の国立大学に通う3年生です。
ゆうひさんは、昨年11月に卒業後の進路が決まったということなんですけれども。
福岡県内の調理専門学校の推薦入試に合格しました。
おめでとうございます。
ゆうひさんとは、これまでいろいろな取材を一緒にしてきましたよね。
小学生の頃は、子ども病院に取材に行ってお医者さんになりたいと言っていましたし、高校生になると看護師を志望していた記憶があるんですけれども、
なぜ調理の専門学校ということになったんでしょうか。
もともと料理に興味はあったんですけど、幼稚園ぐらいの頃から父親が薬剤師だったというのもあって、お医者さんになると言い続けてきたんですけど、
お医者さんになるのがだんだん無理だなって中学生ぐらいで気づいて、じゃあ看護師にしようかなと思って高校まで進みました。
2年生の最終進路決定しますよという時期になって、本当にやりたいことじゃないかもしれないというのを思い出して、
卒業して看護学校に行って、看護師として働いている姿が想像できないと母に言われて、
本当にやりたいことをすればと言われて、じゃあやっぱり料理に行きたいなと思って専門学校に行くことにしました。
なるほど。これから卒業をする、入学をするということなんですか。どんな気持ちですか。
早く卒業したくて仕方なくて、ワクワクしています。
思い切った進路変更良かったですね。ワクワクできる進路を見つけられたことが私も嬉しいなと思います。
商業高校との出会い
朝日さんの方は大学の経済学部を選んだということなんですが、その学部を選んだ理由はあるんでしょうか。
出身高校が商業高校だったということが一番大きな理由です。
商業高校で母規とかビジネスについて学んできたので、大学でも高校で学んだことが生きるような学部に行きたいなと思って、
経済学部とか小学部に焦点を当てながら進路を考えました。
なるほど。そもそも商業高校を選んだのには特別な理由があったんでしょうか。
はい。結論から申し上げますと、特別な理由は何もないです。
高校受験の時、第一志望高校は商業とは正反対で、工業系の高校に行きたいと考えていました。
ただ、残念ながら工業系の高校が不合格になってしまって、第二志望高校を受験しようとなったんですけど、
その時に第二志望高校をはっきり決めていなかったんです。
なので、出願間際になって決めなきゃってなって、その時決めた条件、決めるために考えたことが、
浅川街という福岡県内であるゼロ時間目みたいな授業があるんですけど、浅川街の開始時間が少しでも遅いこと、
私の家から近いこと、3分でも1分でもいいから数学距離が短いっていうことを条件に選びました。
入学式を終えて教科書を受け取りする時に、教科書をパラパラって見たら、ボキとかビジネス基礎っていう文字が見えてきて、
ここって商業高校なんだっていうことを入学後に知りました。
最初は商業高校なんだって驚いたんですけど、勉強しているうちに楽しくなってきたので、入学したことを後悔したことはないです。
すごく楽しい高校生活でした。
なるほど。そういうことがきっかけで大学も経済学部ということで、運命的な高校との出会いでしたけど、
自分が思っても見なかった分野も意外と好きになるっていうことのいい例かなと思って聞いていました。
後輩の子供記者たちに先輩たちに聞きたいことありますかって聞いたところ、
中学3年生から自分に合った高校の選び方を知りたいということで質問があったんですけども、
ゆうひさんはどうやって高校を選んだんですか。
私は学力に見合ったところだったからっていうのがあるんですね。
経済的に私立高校に行くのが難しくて、確実に受かる公立高校にしようということで今の高校を選びました。
中学3年生の時、高校選びをするときは苦しかったです。
選び方は様々なんですけど、行く高校によって将来の自分が変わると思っています。
受験勉強に疲れて投げやりになってもういいやって受験高校の志望校のレベルを下げて目標より下の高校に入学してしまうというのはよくある話で、
私の周りにもいっぱいいたんですけど、そうすると入学してからすごく後悔します。
私も看護師に最初なると言ってた時に、やっぱり看護師になるとちゃんとした学校、専門学校もしくは大学に行く必要があるんですけど、
私立の大学4年間はやっぱり高いな学費がと思って国立大に行きたいって先生に言ったんですけど、
言ってましたね。覚えてます。そこ。
1年生の時に、うちから国立は無理だとはっきり先生から言われまして、今まで一人もその国立に行った人がいなくて、
うちは対応してない、共通テストで受ける国立大に対応してないから無理だ、諦めなさいと言われたので、
もうなんでここにしたんだろうって激しく後悔したんですね。
だからやっぱり高校を決める時に受験勉強は最後まで諦めないで進路実績とか交付を見て、もやもやが残らないようにして欲しいなと思います。
高校を選ぶよ、ただ後悔したところから、ゆうひさんの場合は新たな目標を見つけ、ワクワクして春を待っているということで、
高校が合わないっていうのはないに越したことはないですけど、ゆうひさんのようなことだってあるし、朝日さんのような運命的な高校との出会いもあるし、
それにとらわれすぎないっていうのも大事なのかなと2人の話を聞いていて思いました。
子ども記者の経験
はい、ちょっと話は変わって、2人の子供喫茶時代の経験が今の進路に生きていることって何かありますか。ゆうひさんどうでしょう。
私はさっき言った子供病院の取材とか本当にいろんな取材に行ったんですけど、その中でも大きな農園で育てた野菜を料理に使っているホテルのシェフと農園を取材しました。
当時は食べるのが好きだったから、なんかおいしい料理が食べられるって聞いて参加したんですけど、今改めて行ってよかったな、いい経験だったなと思います。
最近はよく料理をするだけではなく、食と土台となる農業とも向き合っていたシェフの方々の姿を思い出します。
卒論があるとさっき前に言ったんですけど、その卒論でも日本の農業と食料自給率の関係というテーマで卒論を書いたんですけど、
その時もシェフの姿を思い出して、料理といってもいろんな道があるんだなと感じました。
卒論ね、まだ看護師を目指していた時は違うテーマで書くっていうのを聞いたのを覚えてますが、
変わりました。
面白そう、読んでみたいです。
朝日さんはどうでしょうか。今の進路に生きている子供記者時代の経験ありますか。
これは大学入試の話になるんですけど、私の出身の商業高校はですね、多くの生徒が共通試験とかじゃなくて推薦入試で進路を決めるような学校なんです。
推薦入試の科目に私、小論文があって、そこで子供記者の経験が生きたなと思ってます。
子供記者の時の文章を書くのって、締め切りまでに自分の感想文とか書かなきゃいけないっていうのがあるんですけど、
そういう経験があったから、時間内に小論文500文字とか400文字とか自分の考えをまとめるっていうのがあまり苦じゃなくて、
小論文対策、友達と一緒にやってて、友達がなかなかまとめきれないって時に、
私逆に考えがありすぎて、縮めるのをどうしようみたいな悩みはあったんですけど、文章を書けないっていう悩みはなくて、
そういう時にあまり苦戦しなかったなっていうのが、すごい自信にもつながりました。
今の小中学生の子供記者たちも結構苦戦しながら、締め切りギリギリ、真夜中に届いたりすることもありますけども、
それが後々良い経験になって役立つんだよっていうのは教えてあげたいですね。
2人は就職とか次のステップへのイメージ、どんなことを考えていますか。ゆうひさんどうでしょう。
私の4月から入学する調理専門学校では、栄養学や食品衛生学、料理に合う飲み物、ビバレチロなどの知識も学んでいきます。
今は入学前に何かできることはないかなと考えて、高校の自習時間もだいたい授業が終わったので、その多い自習時間でフランス語の勉強を始めました。
フランス料理に行きたいなと思っているわけじゃないんですけど、やっぱりフランス料理は料理名がフランス語なので、少しでもかじっておいた方が役に立つかなと思ってやっています。
自分の持っているスキルが多ければ多いほど、今後の選択肢も広がると思うので、これからもいろいろ頑張っていきたいなと思っています。
ワクワクしているのがよく伝わってきます。スキルといえば、天字ですね。
目の見えない方が使う天字も実は読めるんですよ。そんな特技も持っているので、こちらも引き続きスキルとして持っていってほしいなと思います。
朝日さんはどんな将来へのイメージを持っていますか。
就職活動の準備
はい、現在大学3年生なんですけど、大学卒業後は就職を考えています。
就職活動って年々早期化していて、早い人では2年生からインターンシップに参加したりとか、業界研究とかエントリーシートの練習をしたりとかっていう人が多くいます。
私は結構早い段階から会計業界に進みたいなっていうことを決めていたので、現在は募金とか財務会計っていう分野に力を入れています。
もちろん私も就職活動をちょこちょこ始めている段階ではあるので、大学側でエントリーシートを添削してくれるサポートだったり、インターンシップ先のあっせんをしてくれたりするっていうことがあるので、そういうのを活用しています。
ただ、情報量が膨大なんですよね。こういうところもありますよ、こういうサービスありますよっていろいろあるので、その中から自分に必要なものだけを選んで活用するっていうのはちょっと大変ではあるんですけど、そういうところを頑張っています。
いいものは活用しつつ、振り回されないようにしていきたいなっていうところですね。ここで進路に悩んでいる人へのアドバイスがあれば、2人とも結構いろいろ悩みながらここまでやってきたなっていうのが伝わってきたのであれば教えていただきたいんですけど、ゆいさんはどうでしょうか。
ゆいさんはどうでしょうか。
相互学科っていうのは、私の通っているところは料理、それから看護、幼児、それから副職、情報、いろんな分野があるんですけど、その中で自分の取りたい授業のコマを取って、自分の時間割を組み立てていく学校なんですね。
それで自分のやりたいことが決まってない人は、その中からあれもやってこれもやって料理もやって、でもちょっと副職もやってみたいな、そうやっていろんな進路に目を向けて、そこから自分のやりたいことを見つけていく同級生もたくさんいます。
そういう環境の中で自分のやりたいことを見つけるのもいいんじゃないかなと思っています。
なるほど、高校でも全然まだ間に合いますということですね。朝日さんはどうですか。
進路は先生や先輩とか友達とかに相談すると、悩んでいる時って気分は軽くなるかもしれないんですけど、最終的にどういう道に進むかっていう決定をするのは自分ということを多分皆さんわかっていると思うんですけど、
人それぞれいろんな道があるっていうことを理解しているからこそ、進路について悩む時間ってとても苦しいと思います。でも悩んで誰かに相談して、それを踏まえてまた悩んで、そういう時間を乗り越えた時って、悩んだ時間も悪くないかもなぐらいに思えると思うんですよね。
悩みを乗り越えた時は思うことありますね。
なのでその相談するって結構勇気がいる難しいことだと思うんですけど、とても大切なことだと思っていて、私自身結構何でも一人で抱え込むタイプなんですよ。相談してみたいのはあっても、相談された側が私の話を聞いて疲れちゃわないかなとか考えたらなかなか言い出せなくて。
でももう本当に苦しくてどうしようもないってなってしまって、友達に吐き出してみたことがあって、そしたらその友達も同じようなことで悩んでて、あ、同志いたわみたいな感じで、結果的にお互いに悩みを話せるような関係になって、悩んでるの一人じゃないなっていうことに気づけました。
仲間が見つかると、どうしたらいいんだ、もう終わりだみたいな、一人で落ち込んでたことを一緒にどうしたらいいんだよ、もうやってらんないよとか大騒ぎできるので、他人に迷惑をかけるような大騒ぎじゃなくて、二人で盛り上がるみたいな感じで。そういう時間があると気持ちは軽くなるかなって思います。
で、中学とか高校とか受験がある学校では、だいたい受験は団体戦だとかいう言葉を聞いたことあると思うんですけど、結構その通りだなと思ってて。
実際に試験を受ける、面接をするのは自分でもお昼ご飯を用意してくれたりとか、会場まで送ってくれる人がいるとか、合格するといいなって願ってくれる友達がいるとか、決して一人でやってるわけじゃないなっていうのを思うので、受験ってそういう周りの人の支えに気づける機会でもあるのかなって思ってます。
で、またそういうことに気づけると、ちょっと元気になれるかなって思います。
なんか二人とも自分の悩んできたことをしっかり振り返って整理して言葉にしているので、立派だなと思って、これからもますます楽しみになってきました。
ありがとうございました。今日は子ども記者卒業生のゆうひさんとあさひさんでした。ありがとうございます。現役子ども記者の記事は西日本新聞長官子どもタイムズメンの火曜・水曜の紙面を中心にお読みいただけます。ぜひ子ども記者たちの活躍をご覧いただければ嬉しいです。
また子ども記者は毎年5月から6月にかけて募集しています。詳しくは西日本新聞子ども記者ウェブと検索してみてください。それではありがとうございました。次回をお楽しみに。バイバイ。
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